JP4844498B2 - 除湿空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿空調装置に関し、室内への外気導入による換気、除湿、空気調和の各機能を有する除湿空調装置の改良に関する。
従来、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター等の店舗等に適用される除湿空調装置として、除湿ロータ、空気供給手段および空気放出手段を備えたものが知られている。
除湿ロータは、円柱状の水分吸着体がその中心軸を軸心として軸心回りに回転可能に設けられて構成されている。この除湿ロータは、2つに仕切られて区画され、かつ空気の流路を構成する水分吸着領域と水分放出領域とを水分吸着体の一部が交互に通過する態様で回転する。このように水分吸着体が回転すると、水分吸着領域に位置していた部分は水分放出領域に移動し、次いで再び水分吸着領域に移動することを順次繰り返す。
空気供給手段は、例えば外気等の処理空気を取り入れ、取り入れた処理空気を冷却器で冷却し、冷却した処理空気を水分吸着領域に通過させることにより、通過する処理空気水分を除湿ロータの水分吸着体に吸着させて該空気を除湿し、かかる水分吸着領域を通過した処理空気を対象室内に供給するものである。
空気放出手段は、例えば外気等の再生空気を取り入れ、取り入れた再生空気を加熱器で加熱し、加熱した再生空気を水分放出領域に通過させることにより、除湿ロータの水分吸着体に水分を放出させて該水分吸着体を乾燥し、かかる水分放出領域を通過した再生空気を外部に放出するものである。
そのような除湿空調装置においては、除湿ロータの回転数、すなわち水分吸着体の回転数、あるいは加熱器による加熱量を調整することにより除湿量を制御するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−003349号公報
ところで、除湿空調装置では、除湿ロータによる水分吸着体の回転により除湿処理と再生処理を繰り返すために、水分吸着体の回転数と処理空気の除湿量との関係においては、図9に示すように、極大点が存在していることが知られている。そのため、ある目的の除湿量を得ることのできる水分吸着体の回転数は2つ存在する場合があり、この場合に、回転数が大きい方を選択してしまうと、消費エネルギーの増大を招来し、非効率的な運転が行われることになる。
従って、特許文献1に提案されているような除湿空調装置では、より少ない回転数、あるいはより少ない再生空気の温度で目的の除湿量が得られるにもかかわらず、必要以上に高い回転数、あるいは必要以上に高い再生空気温度で除湿量の制御を行っている可能性がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、良好な運転効率で所望の除湿量に調整することにより、省エネルギー化を図ることができる除湿空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る除湿空調装置は、区画された水分吸着領域と水分放出領域との間で水分吸着体を循環移動させる除湿ロータと、導入した処理空気を冷却器にて冷却し、前記水分吸着領域を通過させて対象室内に供給する空気供給手段と、導入した再生空気を加熱器にて加熱し、前記水分放出領域を通過させて外部に放出する空気放出手段とを備えた除湿空調装置において、前記水分吸着領域の上流域に配設され、該水分吸着領域を通過する直前の処理空気の温度および湿度を検知する温湿度検知手段と、湿度調整指令が与えられた場合に、該湿度調整指令に含まれる湿度情報と、前記温湿度検知手段により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出し、算出した目標除湿量と、前記温湿度検知手段により検知された温度情報と、予め設定してある再生空気の温度毎の前記除湿ロータの回転数と除湿量との関係情報とから必要エネルギー量を演算し、演算した必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択して、前記除湿ロータの回転数および前記加熱器による加熱量の制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る除湿空調装置は、上述した請求項1において、前記制御手段は、前記湿度調整指令に含まれる湿度情報と、前記温湿度検知手段により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出する算出部と、前記再生空気の温度毎の除湿ロータの回転数と除湿量との関係情報を記憶する記憶部と、前記算出部で算出された目標除湿量と、前記記憶部に記憶された関係情報と、前記温湿度検知手段により検知された温度情報とから必要エネルギー量を演算する演算部と、前記演算部で演算された必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択する選択部と、前記選択部による選択結果に応じて前記除湿ロータの回転数を調整する回転数調整部と、前記選択部による選択結果に応じて前記加熱器による加熱量を調整する加熱量調整部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る除湿空調装置によれば、制御手段が、湿度調整指令が与えられた場合に、該湿度調整指令に含まれる湿度情報と、温湿度検知手段により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出し、算出した目標除湿量と、温湿度検知手段により検知された温度情報と、予め設定してある再生空気の温度ごとの除湿ロータの回転数と除湿量との関係情報とから必要エネルギー量を演算し、演算した必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択して、除湿ロータの回転数および加熱器による加熱量の制御を行うので、良好な運転効率で所望の除湿量に調整することにより、省エネルギー化を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る除湿空調装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。ここに例示する除湿空調装置10は、当該除湿空調装置10の対象室(以下、単に対象室という)内部への外気導入による換気、除湿および空気調和を行うものであり、除湿ロータ20、空気供給ユニット(空気供給手段)30および空気放出ユニット(空気放出手段)40を備えて構成してある。
除湿ロータ20は、円柱状に形成した例えば紙やゼオライト系等の水分吸着体21が設けてある。水分吸着体21は、モータ22(図2参照)の駆動によりその中心軸を軸心として軸心回りに回転するものである。より詳細に説明すると、水分吸着体21は、互いに区画され、かつ空気の流路を構成する水分吸着領域32と水分放出領域42との間を交互に通過する態様で回転するものである。すなわち、除湿ロータ20は、区画された水分吸着領域32と水分放出領域42との間で水分吸着体21を循環移動させるものである。これにより水分吸着体21が回転すると、水分吸着領域32に位置した部分は水分放出領域42に移動し、次いで再び水分吸着領域32に移動することを順次繰り返すことになる。
空気供給ユニット30は、導入した処理空気(外気)を対象室内部に供給するためのものであり、空気供給路300を有している。
空気供給路300は、除湿空調装置10を構成する筐体の内部に設けてあり、処理空気取入口301から取り入れた処理空気を、処理空気吐出口302を通じて対象室の内部に供給するための経路であり、冷却器31、水分吸着領域32および供給ファン33が処理空気取入口301側から順に設けてある。
冷却器31は、処理空気取入口301を通じて取り入れた処理空気を冷却するものである。この冷却器31は、圧縮機34、凝縮器35および電子膨張弁36と冷媒配管を通じて接続されて冷媒循環回路37を構成している。より詳細に説明すると、圧縮機34は、冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものである。凝縮器35は、圧縮機34より供給された冷媒、すなわち圧縮機34で高温高圧の状態に圧縮された冷媒を凝縮(放熱)させるものである。電子膨張弁36は、凝縮器35より供給された冷媒、すなわち凝縮器35で凝縮させた冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態に調整するものである。冷却器31は、電子膨張弁36で低温低圧の状態に断熱膨張させた冷媒を蒸発させるものである。この冷媒が蒸発することにより、冷却器31の周囲を通過する処理空気は、熱が奪われて冷却される。
水分吸着領域32は、通過する処理空気、すなわち冷却器31の周囲を通過して冷却された処理空気の水分を水分吸着体21に吸着させるための領域である。これにより、通過する処理空気は、水分吸着領域32で除湿されることになる。
供給ファン33は、処理空気取入口301を通じての処理空気の導入、並びに対象室内部への処理空気の送出(供給)の送風源となるものである。従って、供給ファン33の駆動により、空気供給路300を通過した処理空気は、処理空気吐出口302を通じて対象室内部に供給されることになる。
空気放出ユニット40は、空気放出路400を有している。空気放出路400は、除湿空調装置10を構成する筐体の内部に設けてあり、上記空気供給路300とは区画された態様で該空気供給路300に並設してある。かかる空気放出路400は、再生空気取入口401から取り入れた再生空気(外気)を、再生空気吐出口402を通じて外部に放出するための経路であり、加熱器41、水分放出領域42および放出ファン43が再生空気取入口401側から順に設けてある。
加熱器41は、再生空気取入口401を通じて取り入れた再生空気を加熱するものである。この加熱器41は、配管を通じて加熱源44およびポンプ45に接続することにより、例えば湯等の熱媒体が循環する熱媒体循環回路46を構成している。加熱源44は、熱媒体循環回路46を流れる熱媒体を加熱するものである。ポンプ45は、熱媒体が熱媒体循環回路46を流れるための動力源となるものである。加熱源44で加熱された熱媒体がポンプ45の作用によって熱媒体循環回路46を流れることにより、加熱器41の周囲を通過する再生空気を加熱することになる。
水分放出領域42は、加熱器41の周囲を通過して加熱された再生空気が通過することにより、水分吸着体21に水分を放出させるための領域である。
放出ファン43は、再生空気取入口401を通じての再生空気の導入、並びに外部への再生空気の再生空気の送出(放出)の送風源となるものである。従って、放出ファン43の駆動により、空気放出路400を通過した再生空気は、再生空気吐出口402を通じて外部に放出されることになる。
図2は、図1に示した除湿空調装置の制御系を示すブロック図である。尚、この図2には、上記除湿空調装置10において本願の発明の特徴的な制御を実施する構成要素のみを示しており、その他の構成要素についての例示は割愛している。ここに例示するように、除湿空調装置10は、温湿度センサS1、温度センサS2、入力部15およびコントローラ50を備えている。
温湿度センサS1は、図1に示すように、空気供給路300における水分吸着領域32の上流域、つまり冷却器31と水分吸着領域32との間に配設してある。この温湿度センサS1は、冷却器31で冷却された処理空気、すなわち水分吸着領域32を通過する直前の処理空気の温度および湿度を検知する温湿度検知手段である。温湿度センサS1で検知された温度および湿度に関する情報は、コントローラ50に送出される。
温度センサS2は、図1に示すように、空気放出路400における加熱器41の下流域、つまり加熱器41と水分放出領域42との間に配設してある。この温度センサS2は、加熱器41で加熱された再生空気の温度を検知する温度検知手段である。温度センサS2で検知された温度に関する情報は、コントローラ50に送出される。
入力部15は、各種入力を行うものであり、後述する除湿調整指令も行われる。この入力部15で入力された情報や指令は、コントローラ50に送出される。
コントローラ50は、メモリ60とともに除湿空調装置10の動作の一部を統括する制御手段を構成しており、入力処理部51、算出処理部52、演算処理部53、選択処理部54、モータ駆動処理部(回転数調整部)55および加熱源駆動処理部(加熱量調整部)56を備えている。
メモリ60は、各種情報を記憶する記憶部であり、本発明に特に関連するものとしては、図3に示すような、再生空気の温度ごとの除湿ロータ20の回転数(水分吸着体21の回転数)と、除湿量との関係情報(回転数除湿量関係情報)が記憶してある。ここに、図3に示すものは、水分吸着領域32を通過する直前の処理空気の湿度(絶対湿度)が例えば14g/kg−DAの場合における、再生温度(加熱器41で加熱された再生空気の温度、すなわち水分放出領域42を通過する直前の再生空気の温度)が50℃、60℃および65℃のそれぞれの場合における関係情報である。尚、図3に示すものは一例であって、メモリ60には、種々の処理空気の湿度に対応して、再生空気の温度ごとの除湿ロータ20の回転数と除湿量との関係情報が記憶してある。
入力処理部51は、温湿度センサS1、温度センサS2および入力部15からの各種情報の入力処理を行うものである。
算出処理部52は、入力処理部51を通じて入力処理された情報、すなわち除湿調整指令に含まれる湿度情報と、温湿度センサS1により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出処理を行うものである。
演算処理部53は、メモリ60に記憶されている回転数除湿量関係情報を読み出し、算出処理部52を通じて算出された目標除湿量に対応する各必要エネルギー量の演算処理を行うものである。ここで演算処理部53が行う演算処理の一例について説明する。かかる説明において、処理空気の絶対湿度は14g/kg−DAで、温度は25℃であったものとする。また、再生空気の温度は50℃、60℃および65℃のいずれかに設定されるものとする。更に、算出処理部52で算出された目標除湿量は、4g/kg−DAであったものとする。
演算処理部53は、温湿度センサS1を通じて検知された湿度に対応する回転数除湿量関係情報を読み出す。そして、算出処理部52を通じて算出された目標除湿量に対応する各点(イ、ロ、ハ、ニ)の熱エネルギーQ(kJ/kg)を下記式(1)から求める。ここで、点イは、再生温度が65℃で回転数が13rph、点ロは、再生温度が60℃で回転数が15rph、点ハは、再生温度が50℃で回転数が21rph、点ニは、再生温度が50℃で回転数が35rphである。
式(1) Q=1.005×(T2−T1)+1.846×(T2−T1)×N
ここで、Qは熱エネルギー(kJ/kg)、T1は検知温度(例えば25℃)、T2は再生空気温度(例えば50℃、60℃、65℃)、Nは絶対湿度(例えば14g/kg−DA)を示している。
その結果、温度25℃、絶対湿度14g/kg−DAの空気を50℃、60℃および65℃に上げるのに必要な熱エネルギーは、それぞれ25kJ/kg(点ハおよび点ニの場合)、36kJ/kg(点ロの場合)および41kJ/kg(点イの場合)となる。ここで、空気重量を1.2kg/m、空気の流量を80m/hrとすると、それぞれ設定の再生空気の温度を得るために必要なエネルギーは、670W(点ハおよび点二の場合)、960W(点ロの場合)および1100W(点イの場合)となる。
次に、各点(イ、ロ、ハ、ニ)での回転数を得るのに必要なエネルギーを下記式(2)より求める。ここで下記式(2)は、モータ22の定格の入力および回転速度から、入力と回転速度が比例しているものとして導き出された式である。
式(2) W=3×F
ここで、Wは入力のエネルギー(W)、Fは回転数を示している。
その結果、回転数13rph、15rph、21rphおよび35rphを得るのに必要なエネルギーは、39W(点イの場合)、45W(点ロの場合)、63W(点ハの場合)および105W(点ニの場合)となる。
そして、再生空気の温度を得るために必要なエネルギーと、回転数を得るのに必要なエネルギーとを各点ごとに加算して、それぞれの点における必要なエネルギーを演算する。つまり、点イの場合には1100Wに39Wを加算して必要エネルギー量は1139W、点ロの場合には960Wに45Wを加算して必要エネルギー量は1005W、点ハの場合には670Wに63Wを加算して必要エネルギー量は733W、点ニの場合には670Wに105Wを加算して必要エネルギー量は775Wと演算することになる。
選択処理部54は、演算処理部53を通じて演算された必要エネルギー量、例えば1139W(点イの場合)、1005W(点ロの場合)、733W(点ハの場合)、775W(点ニの場合)のうち、最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択する処理を行うものである。今回の場合には、点ハ、すなわち回転数が21rph、再生空気温度が50℃の組み合わせを択一的に選択することになる。
モータ駆動処理部55は、除湿ロータ20を構成するモータ22の駆動処理を行うものであり、加熱源駆動処理部56は、加熱源44の駆動処理を行うものである。
以上のような構成を有する除湿空調装置10では、次のようにして対象室内部を換気、除湿する。
運転指令が与えられることにより、モータ22、圧縮機34、供給ファン33、加熱源44、ポンプ45および放出ファン43のそれぞれが駆動すると、水分吸着体21が回転するとともに、供給ファン33および放出ファン43が駆動する。また、圧縮機34で圧縮された冷媒が冷媒循環回路37を循環し、加熱源44で加熱された熱媒体がポンプ45の作用により熱媒体循環回路46を循環する。
供給ファン33の駆動により、処理空気が処理空気取入口301を通じて取り入れられ、取り入れられた処理空気は、冷却器31に至る。冷却器31に至った処理空気は、該冷却器31の内部を流れる冷媒が蒸発することにより冷却され、水分吸着領域32に至る。
水分吸着領域32において、冷却器31で冷却された処理空気、すなわち湿潤空気は、水分吸着体21を通過することにより水分が吸着され、これにより、処理空気の湿度が低下する。すなわち処理空気は除湿される。また、水分吸着体21の水分吸着領域32に対応する部分に吸着された水分は、水分吸着体21の回転とともに、水分吸着領域32から水分放出領域42に移動する。
水分吸着領域32で除湿された処理空気は、供給ファン33の駆動により下流側に流れ、その後処理空気吐出口302を通じて対象室内部に供給される。
一方、放出ファン43が駆動することにより、再生空気取入口401を通じて再生空気が取り入れられ、取り入れられた再生空気は、加熱器41に至る。加熱器41に至った再生空気は、加熱器41の内部を流れる熱媒体により加熱されて高温度の空気になり、水分放出領域42に至る。
水分放出領域42において、加熱器41で加熱された再生空気が通過することにより、水分吸着体21の対応する部分から水分が放出され、該再生空気の湿度が上昇する。その後、水分放出領域42を通過した再生空気は、放出ファン43の駆動により、再生空気吐出口402を通じて外部に送出される。
水分吸着体21の水分放出領域42に対応する部分は、水分が放出されて乾燥するとともに、温度が上昇する。この温度が上昇し、かつ乾燥した水分吸着体21の対応部分は、水分吸着体21の回転とともに、水分放出領域42から水分吸着領域32に移動し、上述した動作を繰り返す。
つまり、上記除湿空調装置10において、空気供給ユニット30は、導入した処理空気を冷却器31で冷却し、冷却した処理空気を水分吸着領域32に通過させることにより水分吸着体21に水分を吸着させて除湿し、除湿した処理空気を対象室内部に供給している。また、空気放出ユニット40は、再生空気を加熱して水分放出領域42に通過させることにより水分吸着体21から水分を放出させている。これにより、対象室内部を換気、除湿している。
このような除湿運転を行う除湿空調装置10では、更に次のような駆動制御(除湿量調整制御)が行われる。図4は、除湿空調装置10を構成するコントローラ50が実施する処理内容を示すフローチャートである。この図4を適宜参照しながら、除湿空調装置10が除湿運転を行う際の除湿量調整制御について説明する。
除湿量調整制御においてコントローラ50は、目標除湿量算出処理を行う(ステップS100)。この目標除湿量算出処理について説明する。
図5に示すように、コントローラ50は、入力部15を通じて入力された湿度調整指令が入力処理部51を通じて入力処理されたか否かを判断し(ステップS101)、入力処理されていない場合(ステップS101:No)には、後述する処理を実施せずに手順をリターンさせて今回の処理を終了する。一方、入力処理された場合には(ステップS101:Yes)、入力処理部51を通じて温湿度センサS1にて検知された温度および湿度に関する情報を入力処理する(ステップS102)。
入力処理部51を通じて温湿度センサS1より温度および湿度に関する情報を入力処理したコントローラ50は、算出処理部52を通じて、入力処理部51を通じて入力処理された湿度調整指令に含まれる湿度情報と、同じく入力処理部51を通じて入力処理された温湿度センサS1の検知湿度情報とから目標除湿量を算出する(ステップS103)。より詳細には、検知湿度情報、すなわち水分吸着領域32を通過する直前の処理空気の湿度値から湿度調整指令に含まれる湿度値を減算して目標除湿量を算出する。かかるステップS103を実施したコントローラ50は、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このようにして目標除湿量算出処理を実施したコントローラ50は、図4に示すように、回転数・再生空気温度選択処理を行う(ステップS200)。この回転数・再生空気温度選択処理について説明する。尚、以下の説明においては、上記説明との整合性を図る観点から、ステップS102で検知された処理空気の湿度は14g/kg−DAで、温度は25℃であったものとし、ステップS103で算出された目標除湿量は、4g/kg−DAであったものとする。また、再生空気の温度は、50℃、60℃および65℃のいずれかに設定されるものとする。
図6に示すように、コントローラ50は、目標除湿量を算出したか否かを判断し(ステップS201)、目標除湿量を算出していない場合には(ステップS201:No)、後述する処理を実施することなく手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、目標除湿量を算出した場合には(ステップS201:Yes)、演算処理部53を通じてメモリ60から回転数除湿量関係情報の読み出しを行う(ステップS202)。より詳細には、ステップS102で入力処理部51を通じて入力処理された温湿度センサS1の検知湿度(14g/kg−DA)に対応する関係情報の読み出しを行う(図3参照)。
メモリ60から回転数除湿量関係情報の読み出しを行ったコントローラ50は、同じく演算処理部53を通じて必要エネルギー量の演算を行う(ステップS203)。かかる必要エネルギー量の演算について説明する。
コントローラ50は、まず、ステップS103で算出した目標除湿量(4g/kg−DA)に対応する各点(イ、ロ、ハ、ニ)の熱エネルギーQ(kJ/kg)を上記式(1)から求める。これにより、温度25℃、絶対湿度14g/kg−DAの空気を50℃、60℃および65℃に上げるのに必要な熱エネルギーは、点イの場合は41kJ/kg、点ロの場合は36kJ/kg、点ハおよび点ニの場合は25kJ/kgとなり、空気重量を1.2kg/m、空気の流量を80m/hrとすると、それぞれ設定の再生空気の温度を得るために必要なエネルギーは、点イの場合は1100W、点ロの場合は960W、点ハおよび点ニの場合は670Wとなる。
次に、各点(イ、ロ、ハ、ニ)での回転数を得るのに必要なエネルギーを上記式(2)より求める。これにより、点イの場合は39W、点ロの場合は45W、点ハの場合は63W、点ニの場合は105Wとなる。
そして、再生空気の温度を得るために必要なエネルギーと、回転数を得るのに必要なエネルギーとを各点ごとに加算して、それぞれの点における必要なエネルギーを演算する。つまり、点イの場合には1100Wに39Wを加算して必要エネルギー量は1139W、点ロの場合には960Wに45Wを加算して必要エネルギー量は1005W、点ハの場合には670Wに63Wを加算して必要エネルギー量は733W、点ニの場合には670Wに105Wを加算して必要エネルギー量は775Wと演算する。
必要エネルギー量を演算したコントローラ50は、選択処理部54を通じて、必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択する(ステップS204)。すなわち、必要エネルギー量が最小となるのは、点ハの場合であり、これにより、回転数は21rph、再生空気温度は50℃と選択する。かかる選択を実施したコントローラ50は、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このようにして回転数・再生空気温度選択処理を実施したコントローラ50は、図4に示すように、回転数調整処理および加熱量調整処理を行う(ステップS300,ステップS400)。これら回転数調整処理および加熱量調整処理について説明する。回転数調整処理を先に説明する。
図7に示すように、コントローラ50は、回転数・再生空気温度を選択したか否かを判断し(ステップS301)、回転数・再生空気温度を選択していない場合には(ステップS301:No)、後述する処理を実施することなく手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、回転数・再生空気温度を選択した場合には(ステップS301:Yes)、モータ22駆動処理を通じて選択された回転数でモータ22を駆動させ(ステップS302)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、水分吸着体21は、新たに設定された回転数(21rph)で回転することになる。
図8に示すように、コントローラ50は、回転数・再生空気温度を選択したか否かを判断し(ステップS401)、回転数・再生空気温度を選択していない場合には(ステップS401:No)、後述する処理を実施することなく手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、回転数・再生空気温度を選択した場合には(ステップS401:Yes)、加熱源駆動処理部56を通じて加熱源44を駆動させる(ステップS402)。そして、入力処理部51を通じて温度センサS2より検知温度に関する情報を入力処理したか否かを確認し(ステップS403)、検知温度に関する情報を入力処理した場合には(ステップS403:Yes)、検知温度がステップS204で選択された再生空気温度(50℃)に達しているか否かを確認し(ステップS404)、検知温度が再生空気温度に達していない場合には(ステップS404:No)、ステップS402およびステップS403の手順を繰り返す。
検知温度が再生空気温度に達している場合には(ステップS404:Yes)、加熱源44の駆動状態を保持して(ステップS405)、手順をリターンさせて今回の処理を終了させる。これによれば、水分放出領域42を通過する直前の再生空気の温度を、新たに設定された温度(50℃)にすることができる。
このようにして回転数調整処理および加熱量調整処理を実施したコントローラ50は、今回の処理を終了する(図4参照)。
以上説明したように、本発明の実施の形態における除湿空調装置10では、コントローラ50が、湿度調整指令が与えられた場合に、該湿度調整指令に含まれる湿度情報と、温湿度センサS1により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出し、算出した目標除湿量と、温湿度センサS1により検知された温度情報と、メモリ60に予め設定してある再生空気の温度ごとの除湿ロータ20の回転数と除湿量との回転数除湿量関係情報とから必要エネルギー量を演算し、演算した必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択して、除湿ロータ20の回転数および加熱器41による加熱量の制御を行うので、良好な運転効率で所望の除湿量に調整することができ、これにより、省エネルギー化を図ることができる。尚、本制御におけるエネルギー算出式はこれに限ったものではなく、装置の大型化、構成変更等をした場合には、熱エネルギー算出式、除湿ロータの駆動エネルギー算出式を適宜設定する必要がある。
以上のように、本発明は、規模に応じて算出式を適宜設定することにより、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター等の店舗に適用され、店舗内への外気導入による換気、除湿、空気調和の各機能を有する除湿空調装置として有用である。
本発明の実施の形態における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。 図1に示した除湿空調装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 メモリに記憶される回転数除湿量関係情報の一例を示す図表である。 図2に示したコントローラが実施する除湿用調整制御の処理内容を示すフローチャートである。 図4に示した目標除湿量算出処理の処理内容を示すフローチャートである。 図4に示した回転数・再生空気温度選択処理の処理内容を示すフローチャートである。 図4に示した回転数調整処理の処理内容を示すフローチャートである。 図4に示した加熱量調整処理の処理内容を示すフローチャートである。 除湿ロータの回転数と除湿量との一般的な関係を示す図表である。
符号の説明
10 除湿空調装置
20 除湿ロータ
21 水分吸着体
22 モータ
30 空気供給ユニット
32 水分吸着領域
40 空気放出ユニット
41 加熱器
42 水分放出領域
44 加熱源
50 コントローラ
51 入力処理部
52 算出処理部
53 演算処理部
54 選択処理部
55 モータ駆動処理部
56 加熱源駆動処理部
60 メモリ
S1 温湿度センサ
S2 温度センサ

Claims (2)

  1. 区画された水分吸着領域と水分放出領域との間で水分吸着体を循環移動させる除湿ロータと、
    導入した処理空気を冷却器にて冷却し、前記水分吸着領域を通過させて対象室内に供給する空気供給手段と、
    導入した再生空気を加熱器にて加熱し、前記水分放出領域を通過させて外部に放出する空気放出手段と
    を備えた除湿空調装置において、
    前記水分吸着領域の上流域に配設され、該水分吸着領域を通過する直前の処理空気の温度および湿度を検知する温湿度検知手段と、
    湿度調整指令が与えられた場合に、該湿度調整指令に含まれる湿度情報と、前記温湿度検知手段により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出し、算出した目標除湿量と、前記温湿度検知手段により検知された温度情報と、予め設定してある再生空気の温度ごとの前記除湿ロータの回転数と除湿量との関係情報とから必要エネルギー量を演算し、演算した必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択して、前記除湿ロータの回転数および前記加熱器による加熱量の制御を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする除湿空調装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記湿度調整指令に含まれる湿度情報と、前記温湿度検知手段により検知された湿度情報とに基づいて目標除湿量を算出する算出部と、
    前記再生空気の温度ごとの除湿ロータの回転数と除湿量との関係情報を記憶する記憶部と、
    前記算出部で算出された目標除湿量と、前記記憶部に記憶された関係情報と、前記温湿度検知手段により検知された温度情報とから必要エネルギー量を演算する演算部と、
    前記演算部で演算された必要エネルギー量が最小となる回転数および再生空気温度を択一的に選択する選択部と、
    前記選択部による選択結果に応じて前記除湿ロータの回転数を調整する回転数調整部と、
    前記選択部による選択結果に応じて前記加熱器による加熱量を調整する加熱量調整部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除湿空調装置。
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