JP4843524B2 - 情報集計支援装置およびそれに用いられるプログラム - Google Patents

情報集計支援装置およびそれに用いられるプログラム Download PDF

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この発明は、ファイル処理装置と連携して情報の集計作業を支援する情報集計支援装置および、その情報集計支援装置を構成するために用いられる情報集計支援プログラムに関するものである。
情報収集者が一覧表ファイルを作成してそこに複数の情報提供者から収集した情報を集計する場合に、ファイル処理装置を構成するためにコンピュータにインストールして用いられるソフトウェアとして従来、例えばマイクロソフト株式会社のエクセル(登録商標Excel)(非特許文献1参照)や、アドビシステムズ株式会社のアクロバット(登録商標Acrobat)(非特許文献2参照)等が知られている。
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel/default.aspx http://www.adobe.com/jp/products/acrobatpro/
しかしながら、図16(a)に示すように、これらのソフトウェアで作成した一覧表ファイルで情報を集計する場合、情報提供者のうちの誰かが一覧表ファイルを開いていると、他の情報提供者は情報の書き込みや更新ができないという問題があり、また、一覧表ファイルに集計された情報を情報収集者以外に情報提供者からも見えてしまって不都合が生ずる場合があるという問題がある。
そして、この問題の解決のためには、図16(b)に示すように、複数の情報提供者が各々単票ファイルを作成して情報収集者に渡し、情報収集者がそれらの単票ファイル内の情報を一覧表ファイルに書き込むようにするということも考えられるが、このようにすると、情報の書き込みのために情報収集者の作業負担が嵩むとともに、一覧表上で情報を訂正した場合にその訂正結果が単票ファイルに反映されないという問題が生ずる。
ところで、例えばマイクロソフト株式会社のアクセス(登録商標Access)やビジュアルベイシック(登録商標Visual Basic)等の、ファイル同士を連携されるソフトウェアも従来から知られているが、このようなソフトウェアを用いる場合でも、図16(c)に示すように、単票ファイルを一覧表ファイルに結びつけるプログラムと、逆に一覧表ファイルを単票ファイルに結びつけるプログラムと、情報を関連付ける中間ファイル(データベース)とをわざわざ作成する必要があって、情報の集計作業が容易ではないという問題があった。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の情報集計支援装置は、所定の記憶領域へのファイルの登録およびその記憶領域内のファイルの更新を行うファイル登録・更新手段と、前記所定の記憶領域内のファイルの情報を参照するファイル参照手段と、を具えるファイル処理装置と連携して、情報の集計作業を支援する情報集計支援装置において、前記所定の記憶領域内の複数のファイル内の各領域を各ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた名前でも識別し、前記名前が予約名である場合にその予約名に対応する属性に従って領域を配置し、前記名前が任意名である場合に互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ複数の領域内の情報を一致させる連携処理を行う連携処理手段と、前記連携処理手段の連携処理に基づき前記所定の記憶領域内の所定のファイルの所定の領域から情報を抽出する情報抽出手段と、前記連携処理手段の連携処理に基づき前記所定の記憶領域内の所定のファイルの所定の領域へ情報を書き込む情報書き込み手段と、具えることを特徴とするものである。
そして上記装置を構成するために用いられるこの発明の情報集計支援プログラムは、コンピュータを、所定の記憶領域へのファイルの登録およびその記憶領域内のファイルの更新を行うファイル登録・更新手段、および、前記所定の記憶領域内のファイルの情報を参照するファイル参照手段、として機能させるファイル処理プログラムと連携して、情報の集計作業を支援する情報集計支援プログラムにおいて、コンピュータを、前記所定の記憶領域内の複数のファイル内の各領域を各ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた名前でも識別し、前記名前が予約名である場合にその予約名に対応する属性に従って領域を配置し、前記名前が任意名である場合に互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ複数の領域内の情報を一致させる連携処理を行う連携処理手段、前記連携処理手段の連携処理に基づき前記所定の記憶領域内の所定のファイルの所定の領域から情報を抽出する情報抽出手段、および、前記連携処理手段の連携処理に基づき前記所定の記憶領域内の所定のファイルの所定の領域へ情報を書き込む情報書き込み手段、として機能させることを特徴とするものである。
この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムにあっては、利用者があらかじめ、登録する単票ファイルや一覧ファイルに識別子を付けるとともに、それらのファイル内の、情報を格納する領域に任意名または予約名を付け、あるいはファイルの識別子については当該情報集計支援装置が付けておき、ファイル登録・更新手段が、所定の記憶領域にそれらのファイルを登録し、または所定の記憶領域内に既に登録してあるファイル内の情報を更新すると、連携処理手段が、その所定の記憶領域内の複数のファイル内の各領域を各ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた名前でも識別し、前記名前が予約名である場合にその予約名に対応する属性に従って領域を配置し、前記名前が任意名である場合に互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ複数の領域内の情報を一致させる連携処理を行い、情報抽出手段が、連携処理手段の連携処理に基づき前記所定の記憶領域内の所定のファイルの所定の領域から情報を抽出し、情報書き込み手段が、連携処理手段の連携処理に基づき前記所定の記憶領域内の所定のファイルの所定の領域へ情報を書き込む。
従って、この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、例えば、利用者としての情報提供者がファイル登録・更新手段により、単票ファイルの任意名を付けた領域に情報を書き込んで所定の記憶領域内に登録したり、あるいはその情報提供者がファイル登録・更新手段により、あらかじめファイル情報記憶手段の記憶領域内に登録してある単票ファイルの任意名を付けた領域に格納されている情報を書き換えたりした場合や、利用者としての情報収集者がファイル登録・更新手段により、単票ファイル中の領域に付けられた任意名と同一の任意名を付けた領域を一覧表示する属性の予約名を付けた一覧ファイルを登録したり、あるいはその情報収集者がファイル登録・更新手段により、あらかじめファイル情報記憶手段の記憶領域内に登録してある一覧ファイルの任意名を付けた領域に格納されている情報を書き換えたりした場合に、単票ファイル内の任意名を付けた領域に格納された情報と、一覧ファイル内の同じ任意名を付けた領域に格納された情報とが、それらのファイルの識別子とその領域の任意名とを手掛かりにして連携されて、それらの情報を一致させる処理が行われ、その結果が領域情報記憶手段の所定の記憶領域内に登録してある単票ファイルおよび一覧ファイルに反映されることから、単票ファイルと一覧ファイルとの何れか一方で新たに登録されたり更新されたりした情報が自動的に他方でも新たに登録されたり更新されたりするので、情報収集者がファイル参照手段により一覧ファイルの新たに登録されたり更新されたりした情報を参照し得るとともに、情報提供者もファイル参照手段により単票ファイルの新たに登録されたり更新されたりした情報を参照することができる。
それゆえ、この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、情報提供者のうちの誰かが単票ファイルを開いて情報を書き込んでいても、他の情報提供者は情報の書き込みや更新が自由にでき、また、情報提供者は単票ファイルを開くだけで済むので、一覧表ファイルに集計された情報が情報収集者以外に情報提供者からも見えてしまって不都合が生ずることもない。
しかも、この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、情報の書き込みのためには、複数の情報提供者が所用に応じて各々単票ファイルを登録・更新し、あるいは情報収集者が所用に応じて一覧ファイルを登録・更新するだけで済むので情報収集者の作業負担が嵩むことがなく、また、一覧表上で情報を訂正した場合もその訂正結果を直ちに単票ファイルに反映させることができる。
なお、この発明の情報集計支援装置においては、前記予約名に対応する属性は、領域を縦並びに配置するか横並びに配置するかを示す機能と、前記識別子を前記領域の配置に従って並べる機能とを含んでいても良い。このようにすれば、一覧ファイルにおいて、各々情報を格納する複数の領域を縦並びに配置するか横並びに配置するかを選択することができるので、一覧ファイルの表示方法の自由度を高めることができる。
また、この発明の情報集計支援装置においては、前記予約名に対応する属性は、領域を任意の縦横の組合せで配置する機能をさらに含んでいても良く、このようにすれば、一覧ファイルにおいて、各々情報を格納する複数の領域を任意の縦横の組合せで配置したり、その配置を繰り返したりすることができるので、一覧ファイルの表示方法の自由度をさらに高めることができる。
さらに、この発明の情報集計支援装置においては、前記ファイル登録・更新手段は、前記所定の記憶領域内へのファイルの登録およびその記憶領域内のファイルの更新と連動して所定の手順で導出情報を求め、その記憶領域内のファイルの任意名を持つ所定の導出領域内にその導出情報を格納するかまたはその導出領域内に既に格納されている導出情報を更新する処理も行い、前記予約名に対応する属性は、前記導出領域を示す機能を含み、前記連携処理手段は、前記導出領域と互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ領域内の情報をその導出領域内の導出情報と一致させる連携処理も行うこととしても良く、このようにすれば、ファイル処理装置の導出情報の登録・更新機能と連携処理手段とを連携させて、多段階に情報を集計することができる。
そして、この発明の情報集計支援装置においては、前記ファイル情報記憶手段の所定の記憶領域内の複数のファイルを包含する情報空間を一または複数定義する情報空間定義手段を具え、前記連携処理手段は、前記情報空間毎に前記連携処理を行うこととしても良く、このようにすれば、連携処理を行うファイルを同一情報空間内のものに限定することができるので、同じ任意名を別の内容で使用したり、記憶領域内に同じ任意名で連携処理を行わない領域を持つファイルを設けたり残したりすることができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムの一実施例の構成をそれと連携するファイル処理装置の構成とともに示すブロック線図、図2(a),(b)は、この実施例の情報集計支援装置が取り扱う単票ファイルおよび一覧ファイルを例示する説明図、図3(a),(b)は、この実施例の情報集計支援装置が取り扱う情報空間をツリー構造的および集合的にそれぞれ示す説明図、図4は、この実施例の情報集計支援装置が実行するファイルの登録処理を示すフローチャート、図5は、この実施例の情報集計支援装置が実行するファイルの変更(更新)処理を示すフローチャート、そして図6は、この実施例の情報集計支援装置が実行するファイルの削除処理を示すフローチャートであり、図1中、符号1はファイル処理装置、2はそのファイル処理装置と連携する上記実施例の情報集計支援装置、3はそれらファイル処理装置と情報集計支援装置とを接続するインターネットやLAN等のネットワ−クをそれぞれ示す。
図1に示すファイル処理装置1は、具体的には例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータにより構成されるもので、ファイル登録・更新手段としてのファイル更新・登録処理部4と、ファイル参照手段としてのファイル参照処理部5とを具えている。ここで、ファイル更新・登録処理部4は、ユーザの操作に従って上記実施例の情報集計支援装置2の、所定の記憶領域としての後述するファイル格納領域6内への、図2(a),(b)に例示するようなファイルの登録および、そのファイル格納領域6内のファイルの更新を行い、ファイル参照処理部5は、ユーザの操作に従って上記ファイル格納領域6内のファイルの情報を参照して出力する。なお、これら処理部4,5の機能は、上記パーソナルコンピュータ等のコンピュータが、あらかじめインストールされているかまたはディスクドライブ装置にセットされたディスク等の情報媒体から逐次読み込まれる例えばマイクロソフト株式会社のエクセル(登録商標Excel)等の通常の表計算ソフトウェアあるいはアドビシステムズ株式会社のアクロバット(登録商標Acrobat)等の通常の帳票作成ソフトウェア等のプログラムを実行することによって実現される。
また、図1に示すこの実施例の情報集計支援装置2は、具体的には例えばネットワークサーバ等のコンピュータにより構成されるもので、上記ファイル格納領域6と、情報空間記憶領域7と、識別子記憶領域8と、名称定義記憶領域9とを具えており、ここで、ファイル格納領域6は、後述する空間定義処理部12が定義して情報空間記憶領域7が記憶している、図3(a),(b)に例示するような情報空間毎に分類して、後述する単票ファイルや一覧ファイル等の複数のファイルを格納し、情報空間記憶領域7は、上記のようにファイル格納領域6内に定義された一つまたは複数の情報空間を記憶し、識別子記憶領域8は、ファイル格納領域6内に格納されるファイルにここでは後述の名称情報管理部14が上記一つまたは複数の情報空間の内外に亘って一義的に自動的に付与する識別子(ID)を、対応するファイル内の領域と関連付けて記憶し、そして名称記憶領域9は、各ファイル内の領域の名称すなわち後述する複数種類の予約名または任意名を記憶する。なお、これら格納領域6および記憶領域7〜9は、上記ネットワークサーバ等のコンピュータに内装または外付けされた、例えばハードディスクドライブ装置との記憶装置によって実現される。
この実施例の情報集計支援装置2はさらに、情報抽出処理部10と、情報反映処理部11と、空間定義処理部12と、情報連携処理部13と、名称情報管理部14とを具えており、ここで、情報抽出処理部10は、上記ファイル格納領域6内の所定の情報空間内の複数のファイルのうち、情報の変更があったファイルの、情報の変更があった領域からそこに書かれた情報を抽出し、情報反映処理部11は、上記ファイル格納領域6内の所定の情報空間内から情報連携処理部13が後述の如くして探し出した、上記情報の変更があったファイルの情報の変更があった領域に対応する領域に、上記変更後の情報を書き込みまたは上書きして反映させ、そして空間定義処理部12は、ファイル処理装置1の図示しないインターフェースを介する画面表示での指示等により、ユーザに上記情報空間を定義させてそれをユーザの操作で入力させ、そのユーザが入力した情報空間の定義を情報空間記憶領域7内に記憶させる。
また、情報連携処理部13は、名称情報管理部14が管理している各ファイルの識別子および各ファイル内の領域の名称すなわち複数種類の予約名または任意名を手掛かりにして、複数のファイル内の複数の領域のうち、互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ領域同士を相互に関連付け、そして名称情報管理部14は、ユーザがファイル処理装置1のファイル更新・登録処理部4を操作してファイルを登録する際に、上記のようにファイルに識別子(ID)を持たせてそれをそのファイル内の領域と関連付けて識別子記憶領域8内に記憶させるとともに、ファイル処理装置1の図示しないインターフェースを介する画面表示での指示等により、そのファイル中の各領域が後述の任意名または予約名を持つようにユーザに設定させてそれをユーザの操作で入力させ、そのユーザが入力した領域の名称を、その領域を持つファイルの上記識別子と関連付けて名称記憶領域9内に記憶させる。なお、これら処理部10〜13および管理部14の機能は、上記ネットワークサーバ等のコンピュータが、あらかじめインストールされているかまたはディスクドライブ装置にセットされたディスク等の情報媒体から逐次読み込まれる所定のプログラムの、図4〜図6に示す処理を実行することによって実現される。従って、これら図4〜図6に示す処理は、上記実施例の情報集計支援プログラムを構成する。
すなわち、図4に示すファイルの登録処理(ファイルを情報空間に登録する処理)では、先ず、ステップS1の前にユーザが、上記表計算ソフトウェア等を用いて単票ファイルまたは一覧ファイルを作成するとともに、図7の上部に示すように所望のファイルを含む情報空間をファイル格納領域6内に設定し、その設定した情報空間を、図示しないステップで上記ネットワークサーバ等のコンピュータ(当該コンピュータ)が情報空間記憶領域7内に記憶する。単票ファイルまたは一覧ファイルを作成する際にユーザは、単票ファイルには、図2(a)に示すように、任意のファイル名(#等)を付けるとともに、情報が入る領域を一または複数設定し、各領域には任意名として、その領域内の情報の種類、性質等に対応する任意の名前(例えばN1:会社名、N2:担当者名、N3:連絡先、N4:訪問日、N5:課題)を付ける。また一覧ファイルには、図2(b)に示すように、ファイル名(#)をつけるとともに、情報の集計のために、同じ種類の情報を入れる領域を複数並べた領域群を一または複数設定し、各領域群にその情報の種類、性質等に対応する任意の名前(例えばN1:会社名、N2:担当者名、N3:連絡先、N4:訪問日、N5:課題)を付け、その一または複数設定した領域群の全体に、予約名としての予約名縦または予約名横または予約名段組等を付ける。
ここで、予約名縦と名付ける場合は、図7の中央部に示すように、各領域群の複数の領域を縦(行)に並べて一覧表にする場合であり、予約名横と名付ける場合は、図8の下部に示すように、各領域群の複数の領域を横(列)に並べて一覧表にする場合であり、予約名段組と名付ける場合は、図9の下部に示すように、各領域群の複数の領域を縦(行)および横(列)に適宜並べたものを、予約名縦または予約名横の領域内にその予約名に応じた配置で繰り返して複数設定する場合である(図9では予約名縦の領域内に予約名段組の領域群を設けている)。
一覧ファイルにはさらに、領域群内の一または複数の領域にそれぞれ対応する領域を持つ単票ファイルのIDのみを格納する領域を複数並べた領域群を一つ設定し、その領域群には、予約名としての予約名IDを付ける。予約名IDの領域群における複数の領域の並び方は、その予約名IDの領域群に対応する通常の領域群における領域の並び方に倣い、予約名IDの領域群における複数の領域の配置も、その領域内のIDを持つ単票ファイルに対応する領域群の複数の領域に並ぶ配置に設定する。このような領域への名前付けは、例えば通常の表計算ソフトウェアにおいて、領域を囲う枠線を指定してそこにコメントを挿入する等の方法によって行うことができる。
ステップS1で当該コンピュータは、ユーザが作成した上記ファイルをファイル格納領域6へ登録するのと併せて、上記のようにしてファイルの各領域にユーザが名付けた任意名または予約名を名称記憶領域9内に記憶する。
次のステップS2では当該コンピュータが、ステップS1で登録したファイル(登録ファイル)に、例えば登録順の番号等の固有の識別子(ID)を自動的に付けて、そのIDを識別子記憶領域8に記憶し、続くステップS3では当該コンピュータが、上記登録ファイル中に予約名縦の領域が含まれているか否かを判断し、予約名縦の領域が含まれている場合は登録ファイルが一覧ファイルであると判断して、ステップS4へ進む。
ステップS4では当該コンピュータが、登録ファイル内の予約名縦の領域内に定義されている領域群の名称(任意名)と同一名称の領域を持った既存単票ファイルが、同一情報空間内にあるか否かをチェックし、既存単票ファイルが存在した場合にはステップS5からステップS6へ進んで当該コンピュータが、その既存単票ファイルから当該名称で定義された領域にある情報を抽出し、続くステップS7で既存単票ファイルの識別子(ID)を抽出する。そして続くステップS8では、登録ファイル内の予約名縦の領域に含まれる各領域群に空いている領域がない場合は空いている領域(行)を追加し、当該名称を持つ領域群の最初に空いている領域(行)に、その既存単票ファイルの当該名称を定義された領域から抽出した情報を書き込んで設定するとともに、登録ファイル内の予約名IDを持つ領域群の、その行に対応する領域(行)に、その既存単票ファイルのIDを書き込んで設定する。
続くステップS9では当該コンピュータが、その他の既存単票ファイルが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS6へ戻って次の既存単票ファイルについて上記処理を繰返し、ステップS9でその他の既存単票ファイルが存在しない場合と、ステップS3で登録ファイル中に予約名縦の領域が含まれていない場合および、ステップS4で既存単票ファイルが存在しない場合は、ステップS3からS9までと同様の処理を予約名横および予約名段組についても繰り返した後、ステップS10へ進む。
そしてステップS10では当該コンピュータが、登録ファイル中に予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域があるか否かを判断し、ある場合には登録ファイルが単票ファイルであると判断してステップS11で、その登録ファイルの該当する任意名と同一の任意名付きの領域群を予約名縦の領域内に持った既存一覧ファイルが、同一情報空間内にあるか否かをチェックし、既存一覧ファイルが存在した場合にはステップS12からステップS13へ進んで当該コンピュータが、その既存一覧ファイルの予約名縦の領域内の、登録ファイルの該当する任意名と同一の任意名付きの領域群の最初に空いている領域(行)に、その登録ファイルの当該任意名を定義された領域から抽出した情報を書き込んで設定するとともに、その既存一覧ファイル内の予約名IDを持つ領域群の、その行に対応する領域(行)に、その登録ファイルのIDを書き込んで設定する。
続くステップS14では当該コンピュータが、その他の既存一覧ファイルが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS13へ戻って次の既存一覧ファイルについて上記処理を繰返し、ステップS14でその他の既存一覧ファイルが存在しない場合と、ステップS10で登録ファイル中に予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域がない場合および、ステップS12で既存一覧ファイルが存在しない場合には、ここでは図示しないが、ステップS10からS14までと同様の処理を予約名横および予約名段組についても繰り返した後、ここでの処理を終了する。
また、図5に示すファイルの変更処理(情報空間に既に登録されているファイルの情報を更新する処理)では、先ず、ステップS21の前にユーザが、上記表計算ソフトウェア等を用いて所望の情報空間内の単票ファイルまたは一覧ファイルを参照してそのファイル内の情報を変更し、次いで当該コンピュータが、ステップS21で、ユーザによって変更されたファイルを入力して、そのファイルから、変更された情報(変更情報)とその変更情報を格納した領域の名称(任意名)とを抽出し、続くステップS22で、変更されたファイル(変更ファイル)を元の情報空間に格納する。
次いで当該コンピュータは、ステップS23で、変更ファイルに付与されている識別子(ID)を求め、続くステップS24で、変更情報を格納した領域は予約名縦の領域に含まれているか否かを判断し、予約名縦の領域に含まれている場合は一覧ファイルが変更されたと判断してステップS25で、変更情報が格納されていた領域(行)と同一行の、当該一覧ファイルの予約名IDの領域群中の領域より識別子(ID)を求め、そのIDを基に、そのIDを持つ既存単票ファイルを特定し、その既存単票ファイル内の、変更情報が格納されていた領域の名称と同一名称(任意名)の領域の情報を、その変更情報に一致させるように変更する。
続くステップS26では当該コンピュータが、その他の変更情報が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS25へ戻って次の変更情報について上記処理を繰返し、ステップS26でその他の変更情報が存在しない場合および、ステップS24で変更情報を格納した領域が予約名縦の領域に含まれていない場合には、ここでは図示しないが、ステップS24からS26までと同様の処理を予約名横および予約名段組についても繰り返した後、ステップS27へ進む。
そしてステップS27では当該コンピュータが、変更情報を格納した領域が予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域であるか否かを判断し、ある場合には単票ファイルが変更されたと判断してステップS28で、その変更情報が格納された領域の任意名と同一の任意名付きの領域群を予約名縦の領域内に持った既存一覧ファイルが、同一情報空間内にあるか否かをチェックし、既存一覧ファイルが存在した場合にはステップS29からステップS30へ進んで当該コンピュータが、その既存一覧ファイルの予約名IDの領域群中からその変更情報を格納した領域を持った単票ファイルのIDを探し、そのIDを格納した領域と同じ行の、予約名縦の領域内の、単票ファイルの該当する任意名と同一の任意名付きの領域群の領域(行)の情報を、その変更情報に一致させるように変更する。その後、図示しないステップでステップS26と同様に、その他の変更情報が存在するか否か判断して、全ての変更情報について既存一覧ファイルの更新を行ってから、ステップS31へ進む。
続くステップS31では当該コンピュータが、この既存一覧ファイルの変更がこの既存一覧ファイルに含まれている単票ファイル等の他の領域に影響するか否かを判断する。これは、表計算ソフトウェア等が、あるファイル内の領域の情報から導出される計算結果等の情報(導出情報)を他の領域に自動的に記入する機能を持つ場合があるからであり、このようにして他の領域に影響する場合は当該コンピュータがステップS32で、この既存一覧ファイルの予約名縦の領域に含まれていない任意名付き領域のうちの変更部分を格納した領域の名称を当該名称とした後、ステップS28へ戻って上記処理を繰返し、ステップS31で影響のある他の領域がない場合と、ステップS27で変更情報を格納した領域が予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域でない場合および、ステップS29で既存一覧ファイルが存在しない場合には、ここでは図示しないが、ステップS27からS32までと同様の処理を予約名横および予約名段組についても繰り返した後、ここでの処理を終了する。
そして、図6に示すファイルの削除処理(情報空間に既に登録されているファイルを削除する処理)では、一覧ファイルの削除の場合はそのファイルだけを削除すれば良いが、単票ファイルの削除の場合はそのファイルの削除に加えて、関連する一覧ファイル内の関連する領域およびIDも削除する必要があるので、先ず、ステップS41の前にユーザが、上記表計算ソフトウェア等を用いて所望の情報空間内の削除する単票ファイルまたは一覧ファイルを参照し、次いで当該コンピュータが、ステップS41で、削除するファイル(削除ファイル)に付与されている識別子(ID)を求め、続くステップS42で、上記削除ファイル中に予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域があるか否かを判断し、予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域がある場合は削除ファイルが単票ファイルであると判断して、ステップS43で、その削除ファイル中の任意名と同一の任意名付きの領域群を予約名縦の領域内に持った既存一覧ファイルが、同一情報空間内にあるか否かをチェックし、既存一覧ファイルが存在した場合にはステップS44からステップS45へ進んで当該コンピュータが、その既存一覧ファイルの予約名IDの領域群中からその削除ファイルのIDを探し、そのIDを格納した領域と同じ行の、予約名縦の領域内の、削除ファイルの該当する任意名と同一の任意名付きの領域群の領域(行)の情報を削除する。その後、図示しないステップでステップS26と同様に、その他の削除ファイル中に他の任意名が存在するか否か判断して、削除ファイル中の全ての任意名についてそれと同一の任意名を持つ領域を既存一覧ファイル中から削除してから、ステップS46へ進む。
ステップS46では当該コンピュータが、ステップS31と同様に、この既存一覧ファイルの変更がこの既存一覧ファイルに含まれている単票ファイル等の他の領域に影響するか否かを判断し、他の領域に影響する場合は当該コンピュータが図5の変更処理に進み、ステップS46で影響のある他の領域がない場合と、ステップS42で削除ファイル中に予約名縦の領域に含まれていない任意名付きの領域がない場合および、ステップS33で既存一覧ファイルが存在しない場合には、ここでは図示しないが、ステップS42からS46までと同様の処理を予約名横および予約名段組についても繰り返した後、削除ファイルは一覧ファイルであると判断してステップS47に進み、当該コンピュータが、その削除ファイルを情報空間中から削除して、ここでの処理を終了する。
従って、ステップS1は、空間定義処理部12に相当し、ステップS1およびS2は、名称情報管理部14に相当し、ステップS6,S7,S21,S23,S25,S30,S41,S45は、情報抽出処理部10に相当し、ステップS8,S13,S25,S30,S45は、情報反映処理部11に相当し、ステップS3〜S5,S9〜S12,S14,S24,S26〜S29,S31,S32,S42〜S44,S46は、情報連携処理部13に相当する。そしてそれら情報連携処理部13および名称情報管理部14は、連携処理手段に相当し、情報抽出処理部10は、情報抽出手段に相当し、情報反映処理部11は、情報書き込み手段に相当する。
図7は、予約名縦の領域を持つ一覧ファイルと単票ファイルとの連携を示す説明図であり、上述の処理により、図7に示すように、任意名(N1〜N5)を付けられた複数の領域を持つ単票ファイルと、その単票ファイル内の複数の領域の任意名と同一の任意名を持った領域群を予約名縦の領域内に持つとともにその単票ファイルのIDを格納した予約名IDの領域群を持つ、情報を格納す領域を縦に並べた一覧ファイルとの間で、一方のファイルの領域に情報を追加したりその領域に格納された情報を変更あるいは削除したりすると、同じ任意名を持つ、他方のファイルの領域に対しても同じ情報を追加、変更あるいは削除することができる。
また、図8は、予約名横の領域を持つ一覧ファイルと単票ファイルとの連携を示す説明図であり、上述の処理により、図8に示すように、任意名(N1〜N5)を付けられた複数の領域を持つ単票ファイルと、その単票ファイル内の複数の領域の任意名と同一の任意名を持った領域群を予約名横の領域内に持つとともにその単票ファイルのIDを格納した予約名IDの領域群を持つ、情報を格納する領域を横に並べた一覧ファイルとの間でも相互に、一方のファイルの領域に情報を追加したりその領域に格納された情報を変更あるいは削除したりすると、同じ任意名を持つ、他方のファイルの領域に対しても同じ情報を追加、変更あるいは削除することができる。
そして、図9は、予約名段組の領域を持つ一覧ファイルと単票ファイルとの連携を示す説明図であり、上述の処理により、図9に示すように、任意名(N1〜N5)を付けられた複数の領域を持つ単票ファイルと、その単票ファイル内の複数の領域の任意名と同一の任意名を持った領域群を予約名縦の領域の予約名段組の領域内に持つとともにその単票ファイルのIDを格納した予約名IDの領域群を持つ、情報を格納する領域を縦横に並べて繰り返す一覧ファイルとの間でも相互に、一方のファイルの領域に情報を追加したりその領域に格納された情報を変更あるいは削除したりすると、同じ任意名を持つ、他方のファイルの領域に対しても同じ情報を追加、変更あるいは削除することができる。
従って、一覧ファイルから単票ファイルへの情報の反映を示す説明図である図10に示すように、例えば処理Op1で、一覧ファイルの予約名縦の領域中の任意名N3(連絡先)の領域の情報を更新すると、処理Op2で、同じ任意名N3(連絡先)を持つ、単票ファイルの領域の情報を、一覧ファイルでの更新と一致させるように更新することができる。また例えば単票ファイルから一覧ファイルへの情報の反映を示す説明図である図11に示すように、例えば処理Op3で、単票ファイル中の任意名N1(会社名)の領域の情報を更新すると、処理Op4で、一覧ファイルの予約名縦の領域中の、同じ任意名N1(会社名)を持つ領域群の、単票ファイルのIDに対応する領域(行)の情報を、単票ファイルでの更新と一致させるように更新することができる。そして単票ファイルから複数の一覧ファイルへの情報の反映を示す説明図である図12に示すように、例えば処理Op5で、一つの単票ファイル中の任意名N2(担当者名)の領域の情報を更新すると、処理Op6およびOp7で、複数の一覧ファイルの予約名縦の領域中の、同じ任意名N2(担当者名)を持つ領域群の、単票ファイルのIDに対応する領域(行)の情報をそれぞれ、単票ファイルでの更新と一致させるように更新することができる。
さらに、多段の連携を示す説明図である図13に示すように、例えば一覧ファイル#a中に予約名縦(あるいは横、段組)の領域の他、予約名縦(あるいは横、段組)の領域に含まれない、単票ファイルと同様の任意名付き領域N6,N7,N8があり、それらのうちに、予約名縦(あるいは横、段組)の領域内の任意名付き領域群の内容の変更を反映する情報を格納するもの、例えば任意名N7(登録件数)の領域があって、その任意名N7(登録件数)付き領域と、別の一覧ファイル#0中の予約名縦(あるいは横、段組)の領域内の任意名付き領域とが同一名称N7(登録件数)である場合に、処理Op8で、識別子ID2の単票ファイル#2を登録して、その単票ファイル#2内の情報が一覧ファイル#a中の予約名縦(あるいは横、段組)の領域に書き加えられると、その内容の変更を反映して任意名N7(登録件数)付き領域の情報が2になるので、処理Op9で、その情報を別の一覧ファイル#0中の予約名縦(あるいは横、段組)の領域内の任意名N7(登録件数)付き領域にも反映させることができる。すなわちこの実施例によれば、ファイル間での多段の連携も行うことができる。
さらに、導出情報の処理を示す説明図である図14に示すように、表計算ソフトウェア等が、ファイルの変更から導出される情報(導出情報)を別の領域に自動的に記入する機能として、例えばファイルを更新した日時とその更新を行ったユーザ名とを別の領域にそれぞれ自動的に記入する機能を持つ場合に、その更新日時の領域に予約名更新日を付けるとともに、その更新を行ったユーザ名の領域に予約名ユーザを付けておき、例えば処理Op10で、単票ファイル#1を更新した際に、処理Op11で、その単票ファイル#1と連携する一覧ファイル#aの、それらの予約名を付けた領域内の任意名付き領域群に、それらの予約名に基づき、ファイルを更新した日時とその更新を行ったユーザ名とをそれぞれ書き込むこともできる。
従って、図15(a)に示すように、この実施例の情報集計支援装置(PD)および情報集計支援プログラムによれば、例えば、利用者としての情報提供者が、単票ファイルの任意名を付けた領域に情報を書き込んで登録したり、あるいはその情報提供者が、あらかじめ登録してある単票ファイルの任意名を付けた領域に格納されている情報を書き換えたりした場合や、利用者としての情報収集者が、単票ファイル中の領域に付けられた任意名と同一の任意名を付けた領域を一覧表示する属性の予約名を付けた一覧ファイルを登録したり、あるいはその情報収集者が、あらかじめ登録してある一覧ファイルの任意名を付けた領域に格納されている情報を書き換えたりした場合に、単票ファイル内の任意名を付けた領域に格納された情報と、一覧ファイル内の同じ任意名を付けた領域に格納された情報とが、それらのファイルの識別子とその領域の任意名とを手掛かりにして連携されて、それらの情報を一致させる処理が行われ、その結果が単票ファイルおよび一覧ファイルに反映されることから、単票ファイルと一覧ファイルとの何れか一方で新たに登録されたり更新されたりした情報が自動的に他方でも新たに登録されたり更新されたりするので、情報収集者が一覧ファイルの新たに登録されたり更新されたりした情報を参照し得るとともに、情報提供者も単票ファイルの新たに登録されたり更新されたりした情報を参照することができる。
それゆえ、この実施例の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、情報提供者のうちの誰かが単票ファイルを開いて情報を書き込んでいても、他の情報提供者は情報の書き込みや更新が自由にでき、また、情報提供者は単票ファイルを開くだけで済むので、一覧表ファイルに集計された情報が情報収集者以外に情報提供者からも見えてしまって不都合が生ずることもない。
しかも、この実施例の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、図15(b)に示すように、情報の書き込みのためには、複数の情報提供者が所用に応じて各々単票ファイルを登録・更新し、あるいは情報収集者が所用に応じて一覧ファイルを登録・更新するだけで済むので、情報収集者の作業負担が嵩むことがなく、また、一覧表上で情報を訂正した場合もその訂正結果を直ちに単票ファイルに反映させることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発明の情報集計支援装置は、ネットワークサーバでなく通常のパーソナルコンピュータで構成しても良い。また、ファイル処理装置を構成するソフトウェアとしては、表計算ソフトだけでなく、例えば、マイクロソフト株式会社のビジオ(登録商標Visio)等の図形編集ソフトやエムエス・プロジェクト(登録商標MS-project)等の工程管理ソフトを用いても良い。
かくしてこの発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、情報提供者のうちの誰かが単票ファイルを開いて情報を書き込んでいても、他の情報提供者は情報の書き込みや更新が自由にでき、また、情報提供者は単票ファイルを開くだけで済むので、一覧表ファイルに集計された情報が情報収集者以外に情報提供者からも見えてしまって不都合が生ずることもない。
しかも、この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムによれば、情報の書き込みのためには、複数の情報提供者が所用に応じて各々単票ファイルを登録・更新し、あるいは情報収集者が所用に応じて一覧ファイルを登録・更新するだけで済むので情報収集者の作業負担が嵩むことがなく、また、一覧表上で情報を訂正した場合もその訂正結果を直ちに単票ファイルに反映させることができる。
かかるこの発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムにおいては、帳票の形式は利用者が自由に設定できるので、この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムは、以下に例示するように、単票と一覧表の組合せのあらゆるケースに適用することができる。
課題管理では、個々の問題点とそれらの一覧の管理ができる。
案件管理では、個々の案件状況とそれらの一覧の管理ができる。
資産管理では、個々の資産情報とそれらの組織等を纏りとした一覧の管理ができる。
顧客管理では、個々の顧客情報とそれらの一覧の管理ができる。
工程進捗管理では、個々のタスク進捗と一覧の集計による全体進捗管理ができる。
アンケート集計では、複数のアンケート用紙を一覧に集計できる。
業績管理では、個々の案件の予実績と全体集計ができる。
人事管理では、個人情報と組織での一覧管理やさらにその上位での集計ができる。
日報管理では、個々の日報と一覧の管理ができる。一覧表上で記入すると、個々のファイルに反映される。
成績管理では、個々のテスト結果などの成績情報とそれらの一覧の管理ができる。例えば一覧上での順位付けが個々に反映される。
請求管理では、個々の請求項目とそれらの一覧による一括請求ができる。
同様にして、受注管理、発注管理、入荷管理、在庫管理、工事管理等にも適用することができる。
この発明の情報集計支援装置および情報集計支援プログラムの一実施例の構成をそれと連携するファイル処理装置の構成とともに示すブロック線図である。 (a),(b)は、上記実施例の情報集計支援装置が取り扱う単票ファイルおよび一覧ファイルを例示する説明図である。 (a),(b)は、上記実施例の情報集計支援装置が取り扱う情報空間をツリー構造的および集合的にそれぞれ示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置が実行するファイルの登録処理を示すフローチャートである。 上記実施例の情報集計支援装置が実行するファイルの変更(更新)処理を示すフローチャートである。 上記実施例の情報集計支援装置が実行するファイルの削除処理を示すフローチャートである。 上記実施例の情報集計支援装置における予約名縦の領域を持つ一覧ファイルと単票ファイルとの連携を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における予約名横の領域を持つ一覧ファイルと単票ファイルとの連携を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における予約名段組の領域を持つ一覧ファイルと単票ファイルとの連携を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における一覧ファイルから単票ファイルへの情報の反映を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における単票ファイルから一覧ファイルへの情報の反映を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における単票ファイルから複数の一覧ファイルへの情報の反映を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における多段の連携を示す説明図である。 上記実施例の情報集計支援装置における導出情報の処理を示す説明図である。 (a),(b)は、上記実施例の効果をそれぞれ示す説明図である。上記圧力容器内のジェットポンプを示す斜視図である。 (a),(b),(c)は、従来技術の問題点をそれぞれ示す説明図である。
符号の説明
1 ファイル処理装置
2 情報集計支援装置
3 ネットワ−ク
4 ファイル更新・登録処理部
5 ファイル参照処理部
6 ファイル格納領域
7 情報空間記憶領域
8 識別子記憶領域
9 名称記憶領域
10 情報抽出処理部
11 情報反映処理部
12 空間定義処理部
13 情報連携処理部
14 名称情報管理部

Claims (6)

  1. 所定の記憶領域へのファイルの登録およびその記憶領域内のファイルの更新を行うファイル登録・更新手段と、
    前記所定の記憶領域内のファイルの情報を参照するファイル参照手段と、
    を具えるファイル処理装置と連携して、情報の集計作業を支援する情報集計支援装置において、
    前記ファイルは、一覧表ファイルと単票ファイルを構成し、
    前記所定の記憶領域内の一覧表ファイル内の各領域を単票ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた予約名でも識別し、
    前記所定の記憶領域内の単票ファイル内の各領域を、各単票ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた任意名でも識別し、
    予約名で識別した場合にその予約名に対応する属性に従って一覧表ファイル内に領域を配置し、前記領域内の任意名と同じ任意名を持つ単票ファイル内の領域を探索し、
    任意名で識別した場合に互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ一覧表ファイル内の領域を探索する連携処理手段と、
    前記連携処理手段の探索に基づき前記所定の記憶領域内の所定の一覧表ファイルまたは単票ファイルの所定の領域から情報を抽出する情報抽出手段と、
    前記連携処理手段の探索に基づき前記所定の記憶領域内の所定の一覧表ファイルまたは単票ファイルの所定の領域へ情報を書き込む情報書き込み手段と、
    を具え
    前記情報抽出手段が、所定の一覧表ファイルの所定の領域から情報を抽出した場合、前記情報書き込み手段は、所定の単票ファイルの所定の領域へ情報を書き込むことにより、所定の一覧表ファイルの所定の領域の情報と、所定の単票ファイルの所定の領域内の情報とを一致させ、
    前記情報抽出手段が、所定の単票ファイルの所定の領域から情報を抽出した場合、前記情報書き込み手段は、所定の一覧表ファイルの所定の領域へ情報を書き込むことにより、所定の単票ファイルの所定の領域の情報と、所定の一覧表ファイルの所定の領域内の情報とを一致させる、
    ことを特徴とする、情報集計支援装置。
  2. 前記予約名に対応する属性は、領域を縦並びに配置するか横並びに配置するかを示す機能と、前記識別子を前記領域の配置に従って並べる機能とを含むことを特徴とする、請求項1記載の情報集計支援装置。
  3. 前記予約名に対応する属性は、領域を任意の縦横の組合せで配置する機能をさらに含むことを特徴とする、請求項2記載の情報集計支援装置。
  4. 前記ファイル登録・更新手段は、前記所定の記憶領域内へのファイルの登録およびその記憶領域内のファイルの更新と連動して所定の手順で導出情報を求め、その記憶領域内のファイルの任意名を持つ所定の導出領域内にその導出情報を格納するかまたはその導出領域内に既に格納されている導出情報を更新する処理も行い、
    前記予約名に対応する属性は、前記導出領域を示す機能を含み、
    前記連携処理手段は、前記導出領域と互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ領域内の情報をその導出領域内の導出情報と一致させる連携処理も行うことを特徴とする、請求項1から3までの何れか記載の情報集計支援装置。
  5. 前記所定の記憶領域内の複数のファイルを包含する情報空間を一または複数定義する情報空間定義手段を具え、
    前記連携処理手段は、前記情報空間毎に前記連携処理を行うことを特徴とする、請求項1から4までの何れか記載の情報集計支援装置。
  6. コンピュータを、
    所定の記憶領域へのファイルの登録およびその記憶領域内のファイルの更新を行うファイル登録・更新手段、および、
    前記所定の記憶領域内のファイルの情報を参照するファイル参照手段、
    として機能させるファイル処理プログラムと連携して、情報の集計作業を支援する情報集計支援プログラムにおいて、
    前記ファイルは、一覧表ファイルと単票ファイルを構成し、
    コンピュータを、
    前記所定の記憶領域内の一覧表ファイル内の各領域を単票ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた予約名でも識別し、
    前記所定の記憶領域内の単票ファイル内の各領域を、各単票ファイルに付けられた識別子で識別するとともに各領域に付けられた任意名でも識別し、
    予約名で識別した場合にその予約名に対応する属性に従って領域を配置し、前記領域内の任意名と同じ任意名を持つ複数の領域内の情報を一致させる連携処理および
    任意名で識別した場合に互いに同じ識別子と同じ任意名とを持つ複数の領域内の情報を一致させる連携処理を行う連携処理手段と、
    前記連携処理手段の探索に基づき前記所定の記憶領域内の所定の一覧表ファイルまたは単票ファイルの所定の領域から情報を抽出する情報抽出手段と、
    前記連携処理手段の探索に基づき前記所定の記憶領域内の所定の一覧表ファイルまたは単票ファイルの所定の領域へ情報を書き込む情報書き込み手段と、
    として機能させ
    前記情報抽出手段が、所定の一覧表ファイルの所定の領域から情報を抽出した場合、前記情報書き込み手段は、所定の単票ファイルの所定の領域へ情報を書き込むことにより、所定の一覧表ファイルの所定の領域の情報と、所定の単票ファイルの所定の領域内の情報とを一致させ、
    前記情報抽出手段が、所定の単票ファイルの所定の領域から情報を抽出した場合、前記情報書き込み手段は、所定の一覧表ファイルの所定の領域へ情報を書き込むことにより、所定の単票ファイルの所定の領域の情報と、所定の一覧表ファイルの所定の領域内の情報とを一致させる、
    ことを特徴とする、情報集計支援プログラム。
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