JP4843296B2 - 情報誤送信防止システム - Google Patents
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送信者が入力する送信先の固有情報に基づいて受信者へ情報を送信するにあたって、該情報の誤送信を防止するシステムであって、
前記情報が前記受信者へ到達する前に、前記送信者が入力した送信先の固有情報と正確な固有情報とを比較するチェック手段と、
前記送信者が入力した送信先の固有情報が前記正確な固有情報と異なる場合には、前記情報を前記受信者へ送信せず、前記送信者が入力した送信先の固有情報が前記正確な固有情報と一致する場合には、前記情報を前記受信者へ送信する送信可否判断手段とを有する、情報誤送信防止システム。
更に、前記送信者が前記情報を送信するにあたって送信記号を発行する送信記号発行手段を有し、
前記チェック手段は、前記送信記号発行手段が発行する送信記号に基づいて、前記送信者が入力した送信先の固有情報と正確な固有情報とを比較する、
上記[第1の発明]に記載する情報誤送信防止システム。
更に、前記送信先の正確な固有情報を登録する登録手段を有し、
前記チェック手段は、
前記送信先の正確な固有情報と関連付けて前記送信記号を前記登録手段に登録し、また、前記送信者が送信する情報内に前記送信記号を組み込んで、前記送信者が入力した送信先の固有情報と共に当該送信記号を受信することにより、
前記送信者から受信した送信記号と共に受信した送信先の固有情報と、前記登録手段に送信記号と関連付けて登録されている正確な固有情報とを比較して、前記送信者が入力した送信先の固有情報と正確な固有情報とを比較する、
上記[第2の発明]に記載する情報誤送信防止システム。
更に、前記送信者が送信する情報内への前記送信記号の組み込みのため、前記送信者に対して前記送信記号を組み込んだ送付状を生成する送付状生成手段を有する、
上記[第3の発明]に記載する情報誤送信防止システム。
更に、前記送信者から送信された送付状から前記送信記号を光学的に読み取る光学的文字読取手段を有する、
上記[第4の発明]に記載する情報誤送信防止システム。
更に、前記送信者が入力した送信先の固有情報が前記正確な固有情報と異なる場合には、前記情報を前記送信者及び/又は前記情報誤送信防止システムの管理者に送信する手段を有する、
上記[第1の発明]ないし[第5の発明]のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。
更に、前記送信者が入力した送信先の固有情報が前記正確な固有情報と異なる場合には、前記情報を廃棄する手段を有する、
上記[第1の発明]ないし[第5の発明]のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。
前記送信先の固有情報はファックス番号であって、前記送信はファックス送信である、上記[第1の発明]ないし[第7の発明]のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。
前記送信可否判断手段の一つの機能である、前記受信者への前記情報の送信は、前記情報誤送信防止システム内に設けられた、前記受信者がアクセス可能な私書箱への送信である、
上記[第1の発明]ないし[第8の発明]のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。
前記送信可否判断手段の一つの機能である、前記受信者への前記情報の送信は、前記受信者が有する情報受信手段への送信である、
上記[第1の発明]ないし[第8の発明]のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。
前記受信者が有する情報受信手段は、パーソナルコンピュータ又はファックス機である、上記[第10の発明]に記載する情報誤送信防止システム。
図1は、本発明の実施形態に係るファックス誤送信防止システムの概略構成図である。同図に示すように、ファックス送信者10及びファックス受信者20がインターネット回線などで本実施形態に係るファックス誤送信防止システム1にアクセスすることにより、該システム1を利用できるようになっている。
図2は、本発明の実施形態に係るファックス誤送信防止システムにおける各ステップを説明するフローチャートである。また、図3、4、5及び6は、本発明の実施形態に係るファックス誤送信防止システムにおける各ステップにおける表示画面の例である。これらの図及び図1を用いて、本実施形態に係るファックス誤送信防止システムにおける各ステップについて説明する。
まず、ファックス送信者10は、送信相手20を決定し、ファックス送信したい紙情報16を用意しておく。ステップS1では、送信先(送信相手)の登録を行う。例えば、図3(a)に示すように、ファックス受信者20がファックス情報を受信するためにアクセスする私書箱と関連付けて、ファックス受信者20の情報を登録する。この登録作業は、ファックス送信者10のパーソナルコンピュータ13により、インターネット回線11を介してファックス誤送信防止システム1に対して行われ、登録情報は登録情報DB6に記録される。この登録作業は初回の送信時のみに行えばよく、2回目以降の該送信相手へのファックス送信は、既に登録された登録情報DB6の中から登録情報を選択することから始まる。
次に、ステップS2では、送付状15の生成を行う(送付状生成工程)。ファックス送信者10は、図3(b)に示す送付状の生成画面において、送付状のタイトル、送付状を含む送信する紙情報の枚数、ファックス送信先である宛先、及びファックス送信者の名称を入力する。宛先は、例えばプルダウン表示により、上述するようにして登録されたファックス受信者が一覧として表示されるようになっており、この一覧の中からファックス情報を送信したい相手を選択する。
次に、ステップS3では、ファックス送信者10がステップS2において入手した送付状15とファックス送信したい紙情報16とをまとめて、ファックス機14により電話回線12を用いてイメージデータとしてファックス送信する。この際のファックス送信作業は、図3(a)に示したファックス受信者20のファックス番号をファックス機14に入力することにより行われるため、ファックス送信者10は従来のファックス送信を行うのと同様の手順で作業を行うことができる。なお、このとき使用されるファックス番号は、ファックス受信者10の有するファックス機14へ直接、ファックス情報を送信するための番号ではなく、ファックス誤送信防止システム1へファックス情報を送信するための番号である。図1におけるファックス送信者10で囲んだ点線内には、このファックス送信作業を模式的に示してある。
ステップS4では、ファックス誤送信防止システム1に送信されたファックス情報のうち、送付状15のイメージデータから送信記号17を抽出する。この抽出の方法としては、例えばイメージデータをOCR処理することにより、送信記号17を光学的に読み取る方法があげられる(光学的文字読取手段、工程)。なお、ファックス送信をファックス機14によらず、例えばスキャナを備えたパーソナルコンピュータで行う場合には、送付状生成手段により生成されファックス送信者10に送信された送付状15はテキストファイルであるため、OCR処理をせずに送信記号17を抽出することができる。
ステップS5では、ステップS4において送付状15から抽出した送信記号17に基づいて、誤送信のチェックを行う(チェック工程)。具体的には、登録情報DB6に記録されているファックス番号及び送信記号と、ファックス送信者10よりファックス機14を介して送信された、ファックス送信者10が入力したファックス番号及び送付状15からOCR処理により抽出した送信記号とを比較することにより、ファックス送信者10が入力したファックス番号が間違っていないかどうかをチェックする。
ステップS6では、ファックス送信者10から送信されたファックス情報をストレージサーバ7内の適切な私書箱へ振り分ける。具体的には、ステップS5において、CPU4は、OCR処理により送付状15から抽出した送信記号17を登録情報DB6の中から検索し、該送信記号17と関連付けられたファックス番号を抽出しているが、この際に「私書箱 No.」を同時に抽出しておく。この抽出された「私書箱 No.」を基にして、ファックス情報を該私書箱に振り分けることができる。
ステップS7では、ファックス送信者10からのファックス情報がファックス受信者20の有する固有の私書箱に振り分けられたことを、ファックス受信者20へ通知する。この通知は、例えば、電子メールによりファックス誤送信防止システム1からインターネット回線22を介してファックス受信者20へ通知するようにしてもよいし、システム管理者が電話によりファックス受信者20へ通知するようにしてもよい。このステップS7は任意のステップであり、なくてもよい。
ステップS8では、ファックス送信者10からのファックス情報が誤って送信されることなく、ファックス受信者20の有する固有の私書箱に振り分けられたことを、ファックス送信者10へ通知する。この通知は、例えば、電子メールによりファックス誤送信防止システム1からインターネット回線11を介してファックス送信者10へ通知するようにしてもよいし、システム管理者が電話によりファックス送信者10へ通知するようにしてもよい。このステップS8は任意のステップであり、なくてもよい。また、ファックス送受信者間において、予めファックス受信者20がファックス情報を受信した場合には、この旨をファックス送信者10に通知するように取決めしておくことも考えられる。
ステップS9では、送信エラー処理を行い、そして、ステップS8に進み、ファックス送信者10の入力したファックス番号に誤りがあったことを通知する。送信エラー処理としては、例えば、誤って送信されたファックス情報を廃棄したり、ストレージサーバ7内に設けられたファックス送信者10のエラーフォルダ内に蓄積したりする。誤送信のファックス情報がファックス送信者10のエラーフォルダ内に振り分けられた場合には、この振り分けをもってファックス送信者10への誤送信の通知とすることもできる。
上述する実施形態には以下のような機能を追加することができる。例えば、ステップS6における私書箱への振り分け処理を行う前に、ファックス送信者10の上司による最終承認を行うようにしてもよい。すなわち、上司の最終的な承認が得られてから、私書箱へファックス情報の振り分けを行う。図6は承認画面の一例である。図6(a)に示すように、承認画面には「私書箱No.」、タイトル、送信枚数、宛先、送信者などの基本情報に加えて、「内容表示」ボタンをクリックすることにより、図6(b)に示すようなファックス情報のイメージデータが表示されるようになっている。これらのファックス情報の内容を確認して、送信先へ送信してもよいと判断した場合には「承認」ボタンをクリックしてステップS6において私書箱への振り分け処理へ進ませる。一方、送信内容に不備があるなどして送信してはいけないと判断した場合には「取消」ボタンをクリックしてファックス送信を中断する。
2 送受信装置
3 RAM(ランダムアクセスメモリー)
4 中央演算処理装置(CPU)
5 記憶装置
6 登録情報DB(データベース)
7 ストレージサーバ
10 ファックス送信者
11 インターネット(IN)回線
12 電話回線
13 パーソナルコンピュータ(PC)
14 ファックス機
15 送付状
16 ファックス送信する紙情報
17 送信記号
20 ファックス受信者
21 パーソナルコンピュータ(PC)
22 インターネット回線
Claims (6)
- 送信者と受信者との間に設置され、送信者からのFAX情報又は電子メール情報が誤った受信者へ誤送信されるのを防止する情報誤送信防止システムであって、
送信者が受信者へFAX情報又は電子メール情報を送信するのに先立ってインターネット回線により前記システムへ送信した、受信者のFAX番号又は電子メールアドレスを含む受信者情報を受信して、これを登録する登録手段と、ここで、当該FAX番号又は電子メールアドレスは送信者からのFAX情報又は電子メール情報を受信者が直接、受信できる番号又はアドレスではなく、前記システムが受信する番号又はアドレスであり、
前記受信者のFAX番号又は電子メールアドレスを含む受信者情報と関連付けた送信記号を発行する送信記号発行手段と、
当該送信記号を組み込んだ送付状を生成し、インターネット回線により送信者へ送信する送付状生成手段と、
送信者が前記FAX番号又は電子メールアドレスを入力することにより電話回線又はインターネット回線により送信した、前記送付状とFAX情報又は電子メール情報とを受信した後、当該受信した送付状に組み込まれた送信記号を抽出し、当該送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとを比較して、これらが同じかどうかをチェックするチェック手段と、
前記送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとが異なる場合には、前記FAX情報又は電子メール情報を受信者へ送信せず、前記送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとが一致する場合には、前記FAX情報又は電子メール情報を受信者へ送信する送信可否判断手段とを有する、
情報誤送信防止システム。 - 前記送付状に組み込まれた送信記号を抽出するため、前記送信記号を光学的に読み取る光学的文字読取手段を有する、請求項1に記載する情報誤送信防止システム。
- 前記情報誤送信防止システムは、
更に、前記送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとが異なる場合には、前記FAX情報又は電子メール情報を前記送信者及び/又は前記情報誤送信防止システムの管理者に送信する手段を有する、
請求項1又は2に記載する情報誤送信防止システム。 - 前記情報誤送信防止システムは、
更に、前記送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとが異なる場合には、前記FAX情報又は電子メール情報を廃棄する手段を有する、
請求項1又は2に記載する情報誤送信防止システム。 - 前記送信可否判断手段は、前記送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとが一致する場合には、前記FAX情報又は電子メール情報を、前記情報誤送信防止システム内に設けられた受信者がアクセス可能な私書箱へ送信する、
請求項1ないし4のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。 - 前記送信可否判断手段は、前記送信記号に関連付けられた受信者のFAX番号又は電子メールアドレスと、送信者が入力したFAX番号又は電子メールアドレスとが一致する場合には、前記FAX情報又は電子メール情報を、受信者が所有するファックス機又はパーソナルコンピューターへ送信する、
請求項1ないし4のいずれかに記載する情報誤送信防止システム。
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