JP4842797B2 - 内継手及びそれを有する軒樋の接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、断面外形が略コ字形で開口を上方に向けて軒先に設置される2本の軒樋を接続する内継手及びそれを有する軒樋の接続構造に関するものである。
従来から、一対の軒樋を相互に接続するには、接続すべき軒樋の長手方向の端部同士を対向させ、それらの軒樋の端部の外面側に外継手を被嵌して、それらの軒樋を挟持することにより、軒樋を接続する軒樋の接続構造が提案されている。
しかしながら、従来の軒樋の接続構造においては、外継手が所々に見えるので、外観が悪くなる、という問題があった。軒樋の持つ美しい水平線は、住宅を彩る重要な要素として近年重視されるようになってきたが、このようなニーズに外継手で対応することは、非常に難しいことであるので、外継手を用いない軒樋接続構造が待ち望まれていた。外継手を用いることなく、内継手を用いた軒樋の接続構造としては、図6に示すように、軒樋aの後耳部eと内継手bの後側壁cの上端とが把持具dを介して保持されており、軒樋aの後耳部eは後側壁gの上端から後方もしくは前方に向けて膨出した係止突起部fが形成され、把持具dは係止突起部fを冠着する開口溝iが設けられ、該開口溝iに前記係止突起部fが冠着されて軒樋aの後側壁gと開口溝iの溝縁との間に係合溝jが形成され、該係合溝jに内継手bの後側壁cの上端に形成された後耳係止部hが係合されたもの(特許文献1を参照。)が提案されている。
特開2004−176377号報
前記特許文献1に記載された軒樋の接続構造においては、軒樋の後耳部と内継手の後側壁の上端とが把持具を介して保持させるときに、軒先に取付けられた軒樋と鼻隠し板との間が狭い空間となるので、取り付け時に把持具が係合できないこと、所定の位置まで係合したと勘違いしてそのまま使われた場合には、内継手を係合させる際に把持具が外れて軒樋の端部から雨水が漏れる場合があること、等の問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、軒樋の意匠性を損なうことなく軒樋を接続でき、且つ、軒樋端部からの漏水を防止することのできる内継手及びそれを有する軒樋の接続構造を低コストで提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、(a)前壁板、該前壁板に対抗して設けられた後壁板、及び、該前壁板の下端と後壁板の下端とを連結する底板で構成された内継手本体と、(b)前壁片、該前壁片に対抗して設けられた後壁片、及び、該前壁片と後壁片板とを連結する連結板で構成された、前記内継手本体を軒樋に抑えるための、抑え片と、を有する内継手において、
(イ)前記内継手本体の前壁板の内側部分に長さ方向に伸びる前壁凹部が設けられ、前記内継手本体の後壁板の内側部分に長さ方向に伸びる後壁突起が設けられていると共に、前記内継手本体の後壁板の上端における長手方向の両端部分からそれぞれ後方に向けて膨出した後耳抱持部が設けられ、
(ロ)前記両後耳抱持部の長手方向の内端部分における外側にそれぞれヒンジ部が設けられると共に、前記両後耳抱持部の下方部分にそれぞれ内側に膨出した操作片が設けられ、そして、
(ハ)前記内継手における一方の後耳抱持部と他方の後耳抱持部との間の後壁板の上端を覆うように、前記抑え片の後壁板の上端からその外側に張り出して形成された張り出し片が設けられると共に、その張り出し片の両端の外側部分にヒンジ嵌合部が設けられている
ことを特徴とする内継手である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記抑え片における前壁片が前記内継手本体における前壁板に押圧されながら前記前壁凹部の上面に係止されると共に、前記抑え片における後壁片が前記内継手本体における後壁板に押圧されながら前記後壁突部の上面に係止され、そして、前記抑え片におけるヒンジ嵌合部が前記内継手本体のヒンジ部に嵌合されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記抑え片の前壁片上面に前側目印が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、一対の軒樋の長手方向の端部同志が対向され、それらの軒樋の端部の内面に沿って内継手が装着された軒樋の接続構造において、請求項1〜3のいずれか1項に記載された内継手を有していることを特徴とする軒樋の接続構造である。
請求項5に記載された発明は、請求項4に記載された発明において、前記抑え片における前壁片が前記内継手本体における前壁板に押圧されながら前記前壁凹部の上面に係止されると共に、前記抑え片における後壁片が前記内継手本体における後壁板に押圧されながら前記後壁突部の上面に係止され、かつ、前記抑え片におけるヒンジ嵌合部が前記内継手本体のヒンジ部に嵌合されて、前記ヒンジ部を介して内継手本体と抑え片とが連結されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、(a)前壁板、該前壁板に対抗して設けられた後壁板、及び、該前壁板の下端と後壁板の下端とを連結する底板で構成された内継手本体と、(b)前壁片、該前壁片に対抗して設けられた後壁片、及び、該前壁片と後壁片板とを連結する連結板で構成された、前記内継手本体を軒樋に抑えるための、抑え片と、を有する内継手において、(イ)前記内継手本体の前壁板の内側部分に長さ方向に伸びる前壁凹部が設けられ、前記内継手本体の後壁板の内側部分に長さ方向に伸びる後壁突起が設けられていると共に、前記内継手本体の後壁板の上端における長手方向の両端部分からそれぞれ外側に向けて膨出した後耳抱持部が設けられ、(ロ)前記両後耳抱持部の長手方向の内端部分における外側にそれぞれヒンジ部が設けられると共に、前記両後耳抱持部の下方部分にそれぞれ内側に膨出した操作片が設けられ、そして、(ハ)前記内継手における一方の後耳抱持部と他方の後耳抱持部との間の後壁板の上端を覆うように、前記抑え片の後壁板の上端からその外側に張り出して形成された張り出し片が設けられると共に、その張り出し片の両端の外側部分にヒンジ嵌合部が設けられているので、軒樋の意匠性を損なうことなく軒樋を接続でき、且つ、軒樋端部からの漏水を防止することのできる内継手を低コストで提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記抑え片における前壁片が前記内継手本体における前壁板に押圧されながら前記前壁凹部の上面に係止されると共に、前記抑え片における後壁片が前記内継手本体における後壁板に押圧されながら前記後壁突部の上面に係止され、そして、前記抑え片におけるヒンジ嵌合部が前記内継手本体のヒンジ部に嵌合されているので、軒樋と内継手とがより確実に接続でき、そのために、積雪、台風等による外力が軒樋にかかっても内継手が軒樋から外れることがない。
請求項3に記載された発明によれば、前記抑え片の前壁片上面に前側目印が設けられているので、この目印が一対の軒樋の端部に内継手を取付ける際の範囲を示すものとなる。
請求項4に記載された発明によれば、一対の軒樋の長手方向の端部同志が対向され、それらの軒樋の端部の内面に沿って内継手が装着された軒樋の接続構造において、請求項1〜3のいずれか1項に記載された内継手を有しているので、軒樋の意匠性を損なうことなく軒樋を接続でき、且つ、軒樋端部からの漏水を防止することのできる軒樋の接続構造を低コストで提供することができる。
請求項5に記載された発明によれば、前記抑え片における前壁片が前記内継手本体における前壁板に押圧されながら前記前壁凹部の上面に係止されると共に、前記抑え片における後壁片が前記内継手本体における後壁板に押圧されながら前記後壁突部の上面に係止され、かつ、前記抑え片におけるヒンジ嵌合部が前記内継手本体のヒンジ部に嵌合されて、前記ヒンジ部を介して内継手本体と抑え片とが連結されているので、軒樋と内継手とがより確実に接続でき、そのために、積雪、台風等による外力が軒樋にかかっても内継手が軒樋から外れることがない。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す内継手の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態を示す内継手の分解斜視図である。図3は、本発明の一実施形態を示す軒樋の接続構造の斜視図である。図4は、図3におけるA−A断面図である。図5は、抑え板の動きを示す断面説明図である。
図1〜5に示されているように、内継手2は、(a)前壁板212、該前壁板212に対抗して設けられた後壁板213、及び、該前壁板212の下端と後壁板213の下端とを連結する底板211で構成された内継手本体21と、(b)前壁片222、該前壁片222に対抗して設けられた後壁片223、該前壁片222と後壁片223とを連結する連結板221で構成された、前記内継手本体21を軒樋1に抑えるための、抑え片22と、を有している。そして、前記内継手2においては、(イ)前記内継手本体21の前壁板212の内側部分に長さ方向Iに伸びる前壁凹部214が設けられ、前記内継手本体21の後壁板213の内側部分に長さ方向Iに伸びる後壁突起215が設けられていると共に、前記内継手本体21の後壁板213の上端における長手方向Iの両端部分からそれぞれ外側、即ち、後方に向けて膨出した後耳抱持部216,216が設けられ、(ロ)前記両後耳抱持部216,216の長手方向Iの内端部分における外側にそれぞれヒンジ部216a,216aが設けられると共に、前記両後耳抱持部216,216の下方部分にそれぞれ内側に膨出した操作片216b、216bが設けられ、そして、(ハ)前記内継手2における一方の後耳抱持部216と他方の後耳抱持部216との間の後壁板213の上端を覆うように、前記抑え片22の後壁片223の上端からその外側に張り出して形成された張り出し片223aが設けられると共に、その張り出し片223aの両端の外側部分にヒンジ嵌合部224,224が設けられている。
本発明においては、前記内継手2は、前記内継手本体21と前記抑え片22とで構成されているが、その外面形状は、前記軒樋1の内面形状とほぼ合致する形状となっている。前記内継手本体21は、平坦な底板211と、この底板211の両側部から立設された前壁板212、及び、後壁板213とで構成されているが、その形状は、全体として溝形状となっている。前記内継手本体21の前壁板212は、前記底板211から外側に向けて若干傾斜して形成され、その途中で、段部が前方に若干膨出して形成されている。前記内継手本体21の後壁板213は、前記底板211に対して略直角に形成されている。前記内継手本体21は、前記後壁板213の上端から後方に向け膨出した後耳抱持部216,216を保持し、その後耳抱持部216,216にヒンジ部216a,216aを形成し、前記軒樋1の後耳部15に嵌着して取付けられるもので、図1に示すように、後耳部15を容易に嵌入できるよう、操作片216b,216bを設けている。
このように、(a)前壁板212、該前壁板212に対抗して設けられた後壁板213、及び、該前壁板212の下端と後壁板213の下端とを連結する底板211で構成された内継手本体21と、(b)前壁片222、該前壁片222に対抗して設けられた後壁片223、該前壁片222と後壁片223とを連結する連結板221で構成された、前記内継手本体21を軒樋1に抑えるための、抑え片22と、を有している内継手2において、(イ)前記内継手本体21の前壁板212の内側部分に長さ方向Iに伸びる前壁凹部214が設けられ、前記内継手本体21の後壁板213の内側部分に長さ方向Iに伸びる後壁突起215が設けられていると共に、前記内継手本体21の後壁板213の上端における長手方向Iの両端部分からそれぞれ後方に向けて膨出した後耳抱持部216,216が設けられ、(ロ)前記両後耳抱持部216,216の長手方向Iの内端部分における外側にそれぞれヒンジ部216a,216aが設けられると共に、前記両後耳抱持部216,216の下方部分にそれぞれ内側に膨出した操作片216b、216bが設けられ、そして、(ハ)前記内継手2における一方の後耳抱持部216と他方の後耳抱持部216との間の後壁板213の上端を覆うように、前記抑え片22の後壁板223の上端からその外側に張り出して形成された張り出し片223aが設けられると共に、その張り出し片223aの両端の外側部分にヒンジ嵌合部224,224が設けられていると、軒樋の意匠性を損なうことなく軒樋を接続でき、且つ、軒樋端部からの漏水を防止することのできる内継手を低コストで提供することができる。
本発明においては、前記抑え片22における前壁片222が前記内継手本体21における前壁板212に押圧されながら前記前壁凹部214の上面に係止されると共に、前記抑え片22における前記後壁片223が前記内継手本体21における後壁板213に押圧されながら前記後壁突部215の上面に係止され、そして、前記抑え片22における前記ヒンジ嵌合部224,224が前記内継手本体21のヒンジ部216a,216aに嵌合されている。
前記抑え片22は、前記内継手本体21の前壁凹部214、及び、前記後壁突部215に係合されるもので、前記内継手本体21の前記後耳抱持部216の上端外側に設けられた前記ヒンジ部216aに架設される。また、前記後壁片223には、前記内継手本体21の前記後耳抱持部216に係合する前記ヒンジ嵌合部224が架設されている。
このように、前記抑え片22における前壁片222が前記内継手本体21における前壁板212に押圧されながら前記前壁凹部214の上面に係止されると共に、前記抑え片22における後壁片223が前記内継手本体21における後壁板213に押圧されながら前記後壁突部215の上面に係止され、そして、前記抑え片22におけるヒンジ嵌合部224,224が前記内継手本体21のヒンジ部216a,216aに嵌合されていると、軒樋1と内継手2とがより確実に接続でき、そのために、積雪、台風等による外力が軒樋1にかかっても内継手2が軒樋1から外れることがない。
前記抑え片22の前壁片222上面には、前側目印23が設けられていてもよい。前側目印23は、内継手2の軒樋長手方向Iについて略中央に、例えば、リブによって形成される。前側目印23は範囲を示す為に2本のラインによって形成される。このように、前側目印23が設けられていると、この目印が一対の軒樋1,1の端部に内継手を取付ける際の範囲を示すものとなる。
図3〜5に示されているように、本発明の軒樋の接続構造3は、一対の軒樋1,1の長手方向の端部同志が対向され、それらの軒樋1,1の端部の内面に沿って内継手2が装着されたものとなっている。そして、前記軒樋1,1の接続構造においては、請求項1〜3のいずれか1項に記載された内継手を有している。このように、請求項1〜3のいずれか1項に記載された内継手を有していると、軒樋1の意匠性を損なうことなく軒樋1,1を接続でき、且つ、軒樋1,1の端部からの漏水を防止することのできる軒樋の接続構造3を低コストで提供することができる。
本発明においては、前記抑え片22における前壁片222が前記内継手本体21における前壁板212に押圧されながら前記前壁凹部214の上面に係止されると共に、前記抑え片22における後壁片223が前記内継手本体21における後壁板213に押圧されながら前記後壁突部215の上面に係止され、かつ、前記抑え片22におけるヒンジ嵌合部224,224が前記内継手本体21のヒンジ部216a,216aに嵌合されて、前記ヒンジ部216a,216aを介して内継手本体21と抑え片22とが連結されている。
このように、前記抑え片22における前壁片222が前記内継手本体21における前壁板212に押圧されながら前記前壁凹部214の上面に係止されると共に、前記抑え片22における後壁片223が前記内継手本体21における後壁板213に押圧されながら前記後壁突部215の上面に係止され、かつ、前記抑え片22におけるヒンジ嵌合部224,224が前記内継手本体21のヒンジ部216a,216aに嵌合されて、前記ヒンジ部216a,216aを介して内継手本体21と抑え片22とが連結されていると、軒樋1と内継手2とがより確実に接続でき、そのために、積雪、台風等による外力が軒樋1にかかっても内継手2が軒樋1から外れることがない。
前記軒樋1及び内継手2は、好ましくは、硬質塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、及び、AES樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂で構成されるが、本発明の目的に反しない限り、それらの樹脂以外の建材に用いられる公知の樹脂であってもかまわない。
本発明における軒樋1は、好ましくは、押出成形によって形成される。かかる押出成形によって成形されれた軒樋1は、図1に示されているように、平坦な底板11の前側部から前側壁12が立設され、かつ、底板11の後側部から後側壁13が立設されて、全体として溝形断面に形成されている。また、前側壁12は外側に向けて段部が形成されると共に、若干膨出して形成され、前記後側壁13は、底板11に対して略直角に形成されている。
また、前記前側壁12の上端には、前耳部14が形成されているが、この前耳部14には、内面側に開口した係合溝141が形成されている。この係合溝141の開口部上縁には、係止爪142が下向きに形成されている。さらに、後側壁13の上端には、後耳部15が形成されている。
本発明の軒樋構造3において、内継手2で軒樋1、1を接続するには、図2に示すように、内継手本体21の外周面に必要に応じて接着剤を塗布して、内継手本体21の後壁板213の上端に形成された後耳抱持部216を、軒樋1、1の後耳部15に嵌着して、内継手本体21を軒樋1、1の内周面に合わせる。そして、抑え片22のヒンジ嵌合部224を内継手本体21のヒンジ部216aに嵌着させ、抑え片22の前壁片222を下向きに可動させると、前壁片222の下端が内継手本体21の前壁凹部214に係止されると共に、後壁片223の下端が内継手本体21の後壁突部215に係止される。このように、内継手本体21の底板211を軒樋1内面に突っ張った状態に保持して軒樋1の内面に密着することにより、抑え片22の前壁片222の上端部を軒樋1の前耳部係合溝141に係合させる。内継手本体21の前壁板212の先端は、抑え片22の可動を円滑にするよう略Rに形成されている。
抑え片22の前壁片上面222aには、軒樋1,1と内継手2を接続する際の軒樋端部の取り付け位置を示す前側目印23を設けてもよい。前側目印23は、内継手2の軒樋長手方向Iについて略中央に、例えばリブによって形成される。この時の前側目印23は軒樋1,1端部を取付ける際の範囲を示すものとする。又、前側目印23は範囲を示す為に2本のラインによって形成される。
本発明の軒樋構造3においては、内継手本体21の前壁中間突部214aと後壁突部215とが軒樋長手方向Iに形成されているので、軒樋1,1の剛性を確保でき、そのために、取り付け後の軒樋1,1の垂れ下がりを防止できる。本発明の内継手2は、抑え片22の前壁片222上端部と軒樋1の前耳部係合溝141との係合、内継手本体21の前壁凹部214と抑え片22の前壁片222の下端との係合、内継手本体21の後耳抱持部216と軒樋1の後耳部15との係合により、例えば積雪などの外力が軒樋1に掛かった際に、内継手2が外れることなく非常に堅固に軒樋1,1を接続できる。
本発明の一実施形態を示す内継手の斜視図である。 本発明の一実施形態を示す内継手の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示す軒樋の接続構造の斜視図である。 図3におけるA−A断面図である。 抑え板の動きを示す断面説明図である。 従来の軒樋の接続構造の側面図である。
符号の説明
1 軒樋
11 底板
12 前側壁
13 後側壁
14 前耳部
141 係合溝
142 係止爪
15 後耳部
2 内継手
21 内継手本体
211 底板
212 前壁板
213 後壁板
214 前壁凹部
214a 前壁中間突部
215 後壁突部
216 後耳抱持部
216a ヒンジ部
216b 操作片
22 抑え片
221 連結板
222 前壁片
222a 前壁片上面
223 後壁片
223a 張出し片
224 ヒンジ嵌合部
23 前側目印
3 軒樋の接続構造

Claims (5)

  1. (a)前壁板、該前壁板に対抗して設けられた後壁板、及び、該前壁板の下端と後壁板の下端とを連結する底板で構成された内継手本体と、(b)前壁片、該前壁片に対抗して設けられた後壁片、及び、該前壁片と後壁片板とを連結する連結板で構成された、前記内継手本体を軒樋に抑えるための、抑え片と、を有する内継手において、
    (イ)前記内継手本体の前壁板の内側部分に長さ方向に伸びる前壁凹部が設けられ、前記内継手本体の後壁板の内側部分に長さ方向に伸びる後壁突起が設けられていると共に、前記内継手本体の後壁板の上端における長手方向の両端部分からそれぞれ内側に向けて膨出した後耳抱持部が設けられ、
    (ロ)前記両後耳抱持部の長手方向の内端部分における外側にそれぞれヒンジ部が設けられると共に、前記両後耳抱持部の下方部分にそれぞれ内側に膨出した操作片が設けられ、そして、
    (ハ)前記内継手における一方の後耳抱持部と他方の後耳抱持部との間の後壁板の上端を覆うように、前記抑え片の後壁板の上端からその外側に張り出して形成された張り出し片が設けられると共に、その張り出し片の両端の外側部分にヒンジ嵌合部が設けられている
    ことを特徴とする内継手。
  2. 前記抑え片における前壁片が前記内継手本体における前壁板に押圧されながら前記前壁凹部の上面に係止されると共に、前記抑え片における後壁片が前記内継手本体における後壁板に押圧されながら前記後壁突部の上面に係止され、そして、前記抑え片におけるヒンジ嵌合部が前記内継手本体のヒンジ部に嵌合されていることを特徴とする請求項1に記載の内継手。
  3. 前記抑え片の前壁片上面に前側目印が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内継手。
  4. 一対の軒樋の長手方向の端部同志が対向され、それらの軒樋の端部の内面に沿って内継手が装着された軒樋の接続構造において、請求項1〜3のいずれか1項に記載された内継手を有していることを特徴とする軒樋の接続構造。
  5. 前記抑え片における前壁片が前記内継手本体における前壁板に押圧されながら前記前壁凹部の上面に係止されると共に、前記抑え片における後壁片が前記内継手本体における後壁板に押圧されながら前記後壁突部の上面に係止され、かつ、前記抑え片におけるヒンジ嵌合部が前記内継手本体のヒンジ部に嵌合されて、前記ヒンジ部を介して内継手本体と抑え片とが連結されていることを特徴とする請求項4に記載の軒樋の接続構造。
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