JP4842753B2 - シリンダ装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。なお、以下の説明では、図1(a)に示す右側をシリンダ装置1の伸長側とし、図1(a)に示す左側をシリンダ装置1の引き込み側としている。
ロッド部4は、磁気バネ機構9によって伸長方向に付勢されており、図示しない加圧装置(例えば、コンプレッサ)から加圧ポート61に空気が供給されていない時は、図1(a)に示すように、ロッド部4は、シリンダチューブ2から最大に突出する。そして、シリンダ装置1は、ピストン部3に作用する空気圧がロッド部4に作用する磁気バネ機構9からの磁力より小さい間は、この状態が保持される。
(1)磁気バネ機構9は、ロッドパイプ40と同軸状となるように配置され、ピストン部3とロッド部4とは一直線状に配置されている。そして、ピストン部3は、空気圧が作用するとロッド部4をシリンダチューブ2内に引き込むように移動するとともに、磁気バネ機構9は、ピストン部3に作用する空気圧に抗しロッド部4がシリンダチューブ2から突出するように付勢する。このため、磁気バネ機構9とピストン部3及びロッド部4とが並設されることはないため、シリンダ装置1における軸方向と直交する幅方向及び奥行き方向の寸法を小さくすることができ、シリンダ装置1を複数並列に配置した場合でも高密度に配置することができ、全体としてサイズをコンパクトにすることができる。また、シリンダ装置1の配列方向が制限されることがなく、複数のシリンダ装置1を自在な方向に配列することができる。
次に第2実施形態を図4にしたがって説明する。この実施形態では、ピストン部の構成及びロッド部4が最大引き込み位置に配置された状態において、圧力作用室11内の圧縮空気がキャップ5の孔5aから外部に排出されるのを防止する漏れ防止手段としてのシール部材90を備えている点が主に第1実施形態と異なっている。その他の構成は、前記第1実施形態とほぼ同じであり、第1実施形態と同様の構成部分は同一符号を付して説明を省略又は簡略する。
シリンダ装置1は、圧力作用室11に空気が供給されると、ピストン部3に空気圧が作用し、ピストン部3は、シリンダチューブ2の内周面を摺動しつつ引き込み側に移動する。そして、図4(b)に示すように、ピストン部3の引き込み側端部94がキャップ5に当接すると、ピストン部3と共にロッド部4が停止する。この時、シール部材90は、凹部95の周縁とピストン部3とによって押圧されて潰れる。そして、シール部材90によって、圧力作用室11に供給された空気が外部に流出することを防止することができる。
(10)シールリング92が摺動抵抗の小さい摺動用樹脂材料(例えば、ポリアセタール(POM)、ポリエーテルエーテルケント(PEEK)、ポリイミド(PI)、四フッ化エチレン(PTFE)、又はこれらの複合樹脂)によって構成されているため、ピストン部3の移動時にシールリング92がシリンダチューブ2の内周面に接触しても、ピストン部3とシリンダチューブ2とのかみこみを回避できる。したがって、ピストン部3及びロッド部4が往復動する際に、シリンダチューブ2に対してシールリング92が摺動しても、シールリング92の摩耗は少なくなり、シリンダ装置の耐久寿命を延ばすことができる。
○ 第2実施形態において、漏れ防止手段としてのシール部材90をOリングからその他のシール部材に変更してもよい。シール部材として用いる部材は、規制部とピストン部とによって挟まれた時にキャップ5とピストン部3に密着してシール可能な部材であればよく、例えば、シール部材として樹脂リングやゴムパッキンを用いてもよい。
○ シリンダ装置1を真空吸着装置として用いる場合にヘッド部100に装着される複数のシリンダ装置1の配列態様を変更してもよい。複数列状に複数のシリンダ装置1を等間隔にならべる代わりに、例えば、図6に示すように、ヘッド部100に複数の装着孔を千鳥状に並ぶように設けて、その装着孔に各シリンダ装置1を装着することで、シリンダ装置1を千鳥状に配列してもよい。
○ 前記ピストン部は、前記圧力作用室に供給された空気が前記圧力作用室から外部へ漏れることを抑制する漏れ防止手段を備える請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のシリンダ装置。
Claims (4)
- シリンダチューブ内部に区画されたシリンダ室と、
作動流体が供給される圧力作用室と外部に連通している常圧室とに前記シリンダ室を区画するとともに、外周部に前記圧力作用室と前記常圧室との間をシールするシール部を備えたピストン部と、
前記シリンダチューブ内の前記ピストン部に対して前記圧力作用室側において往復動可能に挿入されるとともに一端が前記シリンダチューブから突出するロッド部と、
前記ロッド部の軸方向に作用する荷重を緩和する弾性手段とを備え、
前記弾性手段と、前記ピストン部と、前記ロッド部とは、同軸状に配置され、
前記ピストン部と前記ロッド部とは、一体的に移動可能に構成され、
前記ピストン部は前記圧力作用室に作動流体が供給された状態で前記ロッド部を前記シリンダチューブ内に引き込むように移動可能に構成され、
前記弾性手段は、前記シリンダチューブの内周に固定された第1永久磁石と、前記第1永久磁石と対向するように前記ロッド部に固定された第2永久磁石とで構成された磁気バネであって、前記ピストン部に作用する作動流体圧に抗して前記ロッド部を前記シリンダチューブから突出する方向に付勢し、
前記シール部は、多孔質材料で形成されるとともに、前記圧力作用室と前記常圧室との間を隙間シールするように設けられ、前記シール部の外周面から前記圧力作用室に供給された作動流体の一部が吐出されることを特徴とするシリンダ装置。 - シリンダチューブ内部に区画されたシリンダ室と、
作動流体が供給される圧力作用室と外部に連通している常圧室とに前記シリンダ室を区画するとともに、外周部に前記圧力作用室と前記常圧室との間をシールするシール部を備えたピストン部と、
前記シリンダチューブ内の前記ピストン部に対して前記圧力作用室側において往復動可能に挿入されるとともに一端が前記シリンダチューブから突出するロッド部と、
前記ロッド部の軸方向に作用する荷重を緩和する弾性手段とを備え、
前記弾性手段と、前記ピストン部と、前記ロッド部とは、同軸状に配置され、
前記ピストン部と前記ロッド部とは、一体的に移動可能に構成され、
前記ピストン部は前記圧力作用室に作動流体が供給された状態で前記ロッド部を前記シリンダチューブ内に引き込むように移動可能に構成され、
前記弾性手段は、前記シリンダチューブの内周に固定された第1永久磁石と、前記第1永久磁石と対向するように前記ロッド部に固定された第2永久磁石とで構成された磁気バネであって、前記ピストン部に作用する作動流体圧に抗して前記ロッド部を前記シリンダチューブから突出する方向に付勢し、
前記シール部は、樹脂材料で形成されるとともに、前記圧力作用室と前記常圧室との間を隙間シールすることを特徴とするシリンダ装置。 - 前記シリンダチューブには、前記ロッド部を軸方向に往復動可能に支持する軸受が装着されており、前記ロッド部と前記ピストン部とは別体に形成されるとともに連結手段によって離間した状態で連結されている請求項1又は請求項2に記載のシリンダ装置。
- 前記シリンダチューブには、前記常圧室の前記ピストン部の端面と対向する箇所に、前記ロッド部を引き込む方向に移動する前記ピストン部の移動を規制する規制部が設けられ、前記ピストン部及び前記規制部のいずれか一方には、前記規制部と前記ピストン部の端面とに圧接されて前記常圧室と外部とを連通する孔からの作動流体の漏れを防止するシール部材が取り付けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシリンダ装置。
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