JP4842723B2 - 車両搭載用流体圧制御装置 - Google Patents

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本発明は車両搭載用流体圧制御装置に係り、特に、車両に搭載される流体圧サーボシリンダを含む車両搭載用流体圧制御装置に関する。
最近の都市交通あるいは高速大量輸送手段としての軌道車両においては、車体の軽量化ならびに振動の少ない良好な乗心地を確保するために、車体を空気ばね又はコイルばねによって台車上に支持する構造が広く用いられている。このような車体支持装置においては、車体を支持する空気ばね又はコイルばねに対して常時車体重量が加わるので、縦方向には常に最適剛性の支持力を発揮することができ、この結果車両の走行速度の増加要求に対しても十分に対応することができる。
一方、車両がカーブを通過する際には、車体に横方向変位あるいは横方向動揺が生じ、特に車両編成が長い場合にその傾向が著しくなる。この横方向変位あるいは横方向動揺に対し、空気ばね又はコイルばねはその横方向剛性が不足する。そこで、特許文献1では、振り子車両においてカーブによる遠心力により車体が横方向に傾き過ぎないように、車体を支持する振り子はりと台車枠との間に空気圧サーボシリンダを配設することが開示されている。ここでは、車両が走行中に軌道から受け取るカーブ情報に応じて空気圧シリンダを制御して台車枠と振り子はりの間の距離を変えることで、振り子はりの振り子中心を中心として車体を適正にその横方向に傾斜させ、カーブ通過時の遠心力の影響を減少させる技術が提案されている。
また、特許文献2には、車両用気体圧サーボシリンダにおいて、シリンダ本体部のピストンリングの外側に第1仕切りピストンと第2仕切りピストンとを設け、ピストンリングの前後の各内側圧力室には横方向の動揺の大きさに応じた気体圧を供給し、ピストンリングが過度に移動すると、各仕切りピストンが、ピストンリングの外側の各外側圧力室側にピストンリングとともに移動することが開示され、この車両用気体圧サーボシリンダを用いて車両動揺防止装置が構成される。
特開平10−129478号公報 特開2005−075278号公報
このように、気体圧サーボシリンダ等の流体圧サーボシリンダを用いて、空気ばね又はコイルばねでは不足する車両の横方向の剛性を補って、車両の横方向動揺に対して対応することができる。
流体圧サーボシリンダを用いて車両の動揺に的確に対応するには、いくつかの関連要素が必要である。例えば、車両の動揺の程度に対応した制御圧の流体の供給が必要であるので、そのために元流体圧から制御された流体圧を作りだす流体圧制御弁が用いられる。また、流体圧制御弁への元流体圧の供給を停止することのできるストップ弁も一般的に用いられる。また、車両の動揺の程度を検出するためのセンサが必要になる。さらに、センサの検出に応じて流体圧制御弁とストップ弁とを駆動するための電気回路が必要である。そしてこれらの要素を全体として制御する制御部が必要となる。
これらの中で、流体圧サーボシリンダは、例えば、車両の台車と車体との間の距離の変更に用いられるので、台車上、あるいは台車と車体の間の梁であるボルスタの上、あるいは台車と車体との間の空間に設けられる。その他の要素は、適当に配置されることが可能であるが、上記のように多くの要素があるので、ばらばらの配置の場合には、メンテナンス等が大変である。そこで、これらの要素をコンパクトにまとめることが望まれる。
本発明の目的は、車両に用いられる流体圧サーボシリンダに関連する要素をコンパクトにまとめることを可能にする車両搭載用流体圧制御装置を提供することである。
本発明に係る車両搭載用流体圧制御装置は、車両の台車部または車体部のいずれか一方に取り付けられるシリンダ筐体と、シリンダ筐体内部を摺動可能なピストンリングと、ピストンリングに一方端が接続され他方端が台車部又は車体部のいずれか他方に固定されるピストンロッドと、を有するピストンと、ピストンとシリンダ筐体との協働によりピストンリングの前後に形成される4つの圧力室であって、予め定められた作動範囲でピストンリングが移動可能なように配置された仕切りピストンによってピストンリング側の2つの内側圧力室とその外側の2つの外側圧力室とにそれぞれ仕切られる圧力室と、を含む流体圧サーボシリンダと、元流体圧に基づいて、流体圧サーボシリンダの2つの内側圧力室にそれぞれ供給される制御流体圧を生成する制御弁と、流体圧サーボシリンダの外側圧力室と、制御弁とに対し、元流体圧の供給又は供給停止を行うストップ弁と、シリンダ筐体に取り付けられ、外側に、制御弁と、ストップ弁と、車体部の加速度を検出する加速度センサと、制御弁の駆動電気信号とストップ弁の駆動電気信号とを供給する電気回路部とが一体的に取り付けられ、元流体圧供給口と、排気口と、内部に、流体圧サーボシリンダと制御弁とストップ弁と元流体圧供給口と排気口との間を所定の関係で相互に接続する複数の流体流路とを配管プレートと、を備え、電気回路部は、車両に備えられる制御部の指令により、ストップ弁に対し、元流体圧を供給させる制御信号を与え、制御弁に対し、加速度センサの検出値に応じて、ピストンリングの前後の内側圧力室へそれぞれ供給する制御流体圧を調整して、各内側圧力室へ供給する流体圧の差である差圧によって、車両の動揺に抗する力を生じさせる制御信号を与え、制御部からのトラブル指令があるときは、ストップ弁に対し、元流体圧の供給を停止させる制御信号を与え、制御弁および流体圧サーボシリンダが流体圧によらず自由移動できるものとすることを特徴とする。
また、本発明に係る車両搭載用気体圧制御装置において、仕切りピストンは、ピストンリングが作動範囲を超えて過度に移動したときにピストンリングの移動につれて外側圧力室の高い流体圧力を受けることが好ましい
また、本発明に係る車両搭載用気体圧制御装置において、仕切りピストンは、ピストンリングが作動範囲を超えて過度に移動したときにピストンリングの移動につれて、外側圧力室の高い流体圧力に抗して外側圧力室側に移動することが好ましい。
また、本発明に係る車両搭載用気体圧制御装置において、車体部は、車両の2次ばねの上方の車体又はボルスタであることが好ましい。
上記構成により、流体圧サーボシリンダの筐体に配管プレートが取り付けられ、これに制御弁とストップ弁とが一体的に取り付けられる。そして、配管プレートには元流体圧供給口と、排気口とが設けられ、内部に、流体圧サーボシリンダと制御弁とストップ弁と、元流体圧供給口と排気口との間を所定の関係で相互に接続する複数の流体流路が配置される。したがって、配管プレートを介して、流体圧サーボシリンダに関する要素を一体的にコンパクトにまとめることができる。
また、流体圧サーボシリンダのシリンダ筐体が車両の車体部に取り付けられる場合は、車体部の加速度を検出する加速度センサを配管プレートに取り付け、コンパクトにまとめることができる。また、配管プレートに電気回路部を搭載することで、これも流体圧サーボシリンダ周りにコンパクトにまとめることができる。
また、流体圧サーボシリンダのシリンダ筐体が車両の車体部に取り付けられる場合、配管プレートに流体圧制御弁、ストップ弁、加速度センサ、電気回路部を集めて筐体に取り付け、車両に備えられる制御部の指令により、加速度センサの検出値に応じて電気回路部が制御弁とストップ弁とを駆動し、流体圧サーボシリンダの作動が制御されるので、流体圧サーボシリンダ周りがコンパクトにまとめられ、例えば、メンテナンス等が容易となる。
また、上記構成により、流体圧サーボシリンダは、ピストンとシリンダ筐体とによって形成される圧力室は、都合4つの圧力室を備える。すなわち、もともとピストンリングの前後に形成される2つの流体室があり、その2つの流体室がそれぞれ別個の仕切りピストンによってピストンリング側の内側圧力室とその外側の外側圧力室とにそれぞれ仕切られる。そして、ピストンリングの両側における2つの内側圧力室に動揺の大きさに応じた流体圧が供給される。つまり、各仕切りピストンは、ピストンとシリンダ筐体とによって形成される圧力室を仕切り、動揺の抑制のために用いられる圧力室の容積を小さくする機能を有している。
また、仕切りピストンは、通常は仕切り機能を有しているだけであるが、ピストンリングが過度に移動したときにピストンリングの移動につれて外側圧力室の高い流体圧力を受け、さらに外側圧力室側に移動する機能を有する。つまり、仕切りピストンは、衝撃等のときに、ピストンリングの過度の動きを受け止め、さらに外側圧力室の容積を減らしつつ移動する機能も有している。このようにして、衝撃等のときに、ピストンリングの過度の動きを可能にしつつ、動揺の抑制のために用いられる圧力室の容積を小さくできるので、流体圧サーボシリンダにおいて作動流体流量を少なくすることができる。
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。なお、以下において、車両搭載用流体圧制御装置に用いられる流体を気体として説明する。ここで気体としては空気、窒素、不活性ガス等を用いることができる。もちろん、場合によっては、気体以外の流体、例えば油、水等を用いるものとしてもよい。したがって、以下では、車両搭載用流体制御装置を、車両搭載用気体制御装置として、流体圧サーボシリンダを気体圧サーボシリンダとして説明するが、もちろん、気体以外の流体を用いる場合にも本発明が適用できる。
また、車両用気体圧制御装置が適用される軌道車両としては、1次ばねとしてのコイルばねが台車部と車軸との間に設けられ、2次ばねとしての空気ばねが台車部と車体部との間に設けられる構造のものとして説明するが、これ以外のばね構造、例えば、板ばね等のばねを用いてもよく、またこれ以外のばねの取り付け位置であってもよい。また、車両として、車体部を支持する振り子はりと傾斜手段を通じて振り子はりを傾斜可能にレール上で支持する台車部とを備える振り子車両であってもよい。
また、車両用気体圧制御装置が設けられる車両上の位置としては、台車部と車体部との間の空間とし、特に気体圧サーボシリンダのシリンダ筐体が車体部に、ピストンロッドが台車部に接続される構成として説明するが、これ以外の配置構成であってもよい。たとえば、気体圧サーボシリンダのシリンダ筐体が台車部に、ピストンロッドが車体部に接続される構成であってもよい。この場合には、車体の加速度を検出するための加速度センサを車体部に別途設けることが好ましい。なお、上記のように、台車部とは、車両の1次ばねより上方の台車枠等の台車構造の部分を指し、車体部とは、車両の2次ばねより上方の車体又はボルスタの構造部分を指している。
また、以下では、気体圧サーボシリンダとして、ピストンとシリンダの筐体とによって形成される圧力室が、都合4つの圧力室を備えるものとして説明するが、これ以外の構造であっても車両に搭載される気体圧サーボシリンダであればよい。
図1は、本発明に係る車両搭載用気体圧制御装置30が適用される車両10の構成図である。なお、図1では、車両10が、カーブを通過するために傾いている状態が示されている。車両10は、車体部12と、台車部14と、車体部12と台車部14との間に設けられた2次ばねとしての空気ばね16と、車体部12に取り付けられた中心ピン18とを備える。また、車両10は、車輪20を支持する車軸と、車軸と台車部14との間に設けられた1次ばねとしてのコイルばね22を備える。車輪20はレール24の上を走行可能である。そして、車体部12と一体の中心ピン18と台車部14との間に、車体部12の横方向変位を引き戻すためのセンタリングシリンダ26と、車体部12の横方向動揺を防止するための一体化された車両搭載用気体圧制御装置30とを備える。車体部12には、車両運行のための制御部28が設けられ、特に、車両10の動揺を検出してその動揺を抑制するように車両搭載用気体圧制御装置30の作動を制御する。
図2は、車両搭載用気体圧制御装置30の正面図、平面図、側面図である。車両搭載用気体圧制御装置30は、車体の動揺時の横方向剛性を補う機能を有する気体圧サーボシリンダ40と、気体圧サーボシリンダ40に供給される気体圧を制御する制御弁60と、制御弁60への元気体圧の供給を制御するためのストップ弁70と、気体圧サーボシリンダ40の筐体に取り付けられる配管プレート80と、加速度センサ92と電気回路部94とを収納する回路ボックス90とを含んで構成される。ここで、配管プレート80には、制御弁60、ストップ弁70、回路ボックス90が取り付けられ、気体圧サーボシリンダ40と一体化して、1つの車両搭載用気体圧制御装置30をなしている。
車両搭載用気体圧制御装置30を構成する各要素は、図2に示されるように、3次元的に一体化されて組み立てられている。図3は、これらの要素の間の関係を説明するために、平面的に並べた模式図である。以下に、図2と図3とを用いて、これらの要素の構造と作用とを説明する。
図3には、気体圧サーボシリンダ40の断面図が示されている。気体圧サーボシリンダ40は、後述する制御弁60から2つの制御された気体圧PとPの供給を受けて、車体部と一体の中心ピン18と台車部14との間に、車両の動揺を抑制する力を発生する機能を有するピストン・シリンダ機構である。
気体圧サーボシリンダ40におけるシリンダ筐体42は、概略円筒状の形状をなし、内面はピストンリング44が摺動可能な仕上げ面を有し、その一端には、ピストンリング44に固定されたピストンロッド46が出し入れされる開口部を有する。ピストンリング44は、概略円板状の形状をなし、その外周はシリンダ筐体42の内面と気密な状態で摺動可能な仕上げ面を有する。ピストンリング44とピストンロッド46とは、いわゆるピストンを構成する。シリンダ筐体42は車体部と一体の中心ピン18に取り付けられ、ピストンロッド46は台車部14に取り付けられる。
第1仕切りピストン48と第2仕切りピストン50とは、概略つばつきの円板状の形状を有し、ピストンリング44の両側に配置される。すなわち、シリンダ筐体42の中心ピン18側端部とピストンリング44の間に第1仕切りピストン48が、シリンダ筐体42の台車部14側端部とピストンリング44の間に第2仕切りピストン50が配置される。シリンダ筐体42の内面には、第1仕切りピストン48及び第2仕切りピストン50のつばの部分に対応する段差が設けられ、その段差部分で第1仕切りピストン48及び第2仕切りピストン50のピストンリング44側への移動が制限される。第1仕切りピストン48と第2仕切りピストン50のつば部分でない円板部分の外周はシリンダ筐体42の内面と気密な状態で摺動可能な仕上げ面を有する。
したがって、シリンダ筐体42とピストンリング44との協働により、ピストンリング44の前後に2つの圧力室が形成されるが、その2つの圧力室は、さらに第1仕切りピストン48と第2仕切りピストン50によって2つずつに仕切られる。すなわち、ピストンリング44と第1仕切りピストン48との間に第1内側圧力室52が、ピストンリング44と第2仕切りピストン50との間に第2内側圧力室54が、第1仕切りピストン48の外側とシリンダ筐体42の中心ピン18側端部との間に第1外側圧力室56が、第2仕切りピストン50の外側とシリンダ筐体42の台車部14側端部との間に第2外側圧力室58が、それぞれ形成される。
ここで、第1内側圧力室52には第1制御気体圧Pが、第2内側圧力室54には第2制御気体圧Pが、第1外側圧力室56及び第2外側圧力室58には作動気体圧Pが、それぞれ供給される。なお、作動気体圧Pは、制御弁60の制御を受けない生の気体圧であるが、後述するストップ弁70の制御を受けるので、元気体圧Pと区別した表記としているが、実質的には元気体圧Pと同じものである。これらの気体圧は、気体圧サーボシリンダ40のシリンダ筐体42に設けられる各供給口ポートに、配管プレート80の内部に設けられる気体流路86を介して、制御弁60から供給される。図3には、4つの供給口ポートが示されている。
制御弁60は、シリンダ筐体42に取り付けられる配管プレート80に適当な取り付け手段によって固定されて配置される気体圧制御弁である。制御弁60は、スリーブ62と、スプール64と、制御部28の制御の下でスプール64を軸方向に移動駆動するアクチュエータ66とを含んで構成される。スリーブ62は、例えば円筒状の内面を有する筐体ケースである。スプール64は、スリーブ62の筐体内面と摺動する隙間をもって支持される複数のランド部と、隣接するランド部の間を接続するランド部より小径の複数のステム部とが軸方向に沿って配置される部品で、その一方端はアクチュエータ66に接続され、他方端はアクチュエータ66の駆動力に釣り合わせられる適当な付勢手段が接続される。
スプール64の隣接するランド部に挟まれたステム部と、スリーブ62の内壁との間には空間が形成され、気体室と呼ばれる。各気体室には、気体が出入りするためのポートが設けられる。また、スリーブ62の内壁には、スプール64の各ランド部の幅よりやや狭い幅の制御圧取出溝が設けられ、そこから制御圧が取り出される負荷口ポートが設けられる。図3の例では、スプール64は4つのランド部と3つのステム部とを有する。この中で、両端のランド部はアクチュエータ66と付勢手段に接続される機能を有するもので、気体圧制御のためには、その間の2つの左右ランド部と、左右ランド部に挟まれた中央気体室、左右ランド部のそれぞれ外側に配置される左右気体室が用いられる。
ここで、図3において示されるX方向の符号を用いれば、−X側から+X側の方向に、左気体室−左ランド部−中央気体室−右ランド部−右気体室の順にX方向に沿って配置されている。そして、スリーブ62において、中央気体室に対応する位置に作動気体圧Pが供給される供給口ポート、左気体室及び右気体室に対応する位置にそれぞれExとして示されている排気口ポート、左ランド部に対応する位置に第1制御気体圧Pが導かれる第1負荷口ポート、右ランド部に対応する位置に第2制御気体圧Pが導かれる第2負荷口ポートが設けられる。このように、制御弁60は、合計5つのポートを有するいわゆる5方弁である。
制御弁60は、制御部28からの制御によってアクチュエータ66が駆動され、それによってスプール64がX軸方向に移動し、左右ランド部の外周とこれに対応するスリーブ62の内壁に設けられる各制御圧取出溝との位置関係が変化する。例えば、+X方向にスプール64を移動させると、左ランド部の外周の位置が、第1負荷口ポートに接続する制御圧取出溝の位置より+X方向にずれるので、この制御圧取出溝は、作動気体圧Pが供給されている中央気体室との連通が閉じられ、排気口ポートに接続される左気体室と連通する。したがって+X方向の移動に応じて、制御圧取出溝の気体圧、すなわち第1負荷口ポートの第1制御気体圧Pが低下する。−X方向の移動の場合にはこれと逆で、第1負荷口ポートの第1制御気体圧Pが上昇する。このようにして、アクチュエータ66の制御された移動駆動によって、第1負荷口ポートの第1制御気体圧Pが制御される。同様に、アクチュエータ66の制御された移動駆動によって、第2負荷口ポートの第2制御気体圧Pが制御される。この場合、第1負荷口ポートの第1制御気体圧Pが低下すると、第2負荷口ポートの第2制御気体圧Pが上昇し、逆に、第1負荷口ポートの第1制御気体圧Pが上昇すると、第2負荷口ポートの第2制御気体圧Pが低下する関係となる。
第1制御気体圧Pと第2制御気体圧Pは、図2で説明した加速度センサ92の検出データに基づき、以下のようにして制御部28が算出する。なお、作動気体圧Pは、制御弁60の制御を受けない生の気体圧で、例えば800kPaとすることができる。すなわち、制御部28は、横方向の動揺の大きさを検出する加速度センサ92の出力に応じ、制御弁60のアクチュエータ66への入力信号を生成する機能を有する。具体的には、横方向の動揺に抗するための必要な力をFとし、ピストンリング44の気体圧を受ける片側の面積をAとして、F/A=2ΔPを算出し、バイアス気体圧Pに±ΔPの差動圧を重畳させ、一方を第1制御気体圧P=P+ΔPとし、他方を第2制御気体圧P=P−ΔPとする。バイアス気体圧Pは、例えば作動気体圧Pの1/2である400kPaとすることができ、P+ΔPは作動気体圧Pを超えないようにする。このようにして、加速度センサ92の出力に応じ第1制御気体圧P及び第2制御気体圧Pを求め、この気体圧に対応するアクチュエータ66への入力信号を発生させる。
制御弁60は、上記のように、作動気体圧Pを供給し、制御部28の制御の下でアクチュエータ66を移動駆動して、第1負荷口ポートに第1制御気体圧P、第2負荷口ポートに第2制御気体圧Pを導き出す機能を有する5方弁である。制御弁60に供給される作動気体圧Pは、ストップ弁70から導かれる。
ストップ弁70は、シリンダ筐体42に取り付けられる配管プレート80に適当な取り付け手段によって固定されて配置され、制御弁60に対し、作動気体圧Pの供給又は停止を行う機能を有する気体圧制御弁である。ストップ弁70は、例えばシステムに何かのトラブルが生じ、作動気体圧Pの供給を停止し、これによって制御弁60及び気体圧サーボシリンダ40が気体圧によらず、自由移動できるようにするためのものである。したがって、気体圧の値自体の制御を行うのではなく、単に、制御部28の指示の下で、制御弁60に、作動気体圧Pを供給するか、その供給を停止するか、の切換制御を行う機能を有する。
ストップ弁70は、上記制御弁60が1つの供給口ポート、2つの排気口ポート、2つの負荷口ポートを有している5方弁であるのに対し、1つの元気体圧供給口ポート、1つの排気口ポート、1つの取出口ポートを有する3方弁である。その構成は、ランド部とステム部の数が異なるのみで、制御弁60と基本的に同様である。
すなわち、ストップ弁70は、スリーブ72と、スプール74と、制御部28の制御の下でスプール74を軸方向に移動駆動するアクチュエータ76とを含んで構成される。スリーブ72と、スプール74の内容は、制御弁60の場合と同様である。スリーブ72の一方端はアクチュエータ76に接続され、他方端はアクチュエータの駆動力に釣り合わせられる適当な付勢手段が接続されることも同様である。また、スリーブ72の内壁には、スプール74のランド部の幅よりやや狭い幅の作動気体取出溝が設けられ、そこから作動気体圧Pが取り出される取出口ポートが設けられる。
図3の例では、スプール74は3つのランド部と2つのステム部とを有する。この中で、両端のランド部はアクチュエータ76と付勢手段に接続される機能を有するもので、気体圧制御のためには、その間の中央ランド部と、中央ランド部のそれぞれ外側に配置される左右気体室が用いられる。ここで、図3において示されるX方向の符号を用いれば、−X側から+X側の方向に、左気体室−中央ランド部−右気体室の順にX方向に沿って配置されている。そして、スリーブ72において、左気体室に対応する位置に元気体圧Pが供給される元気体圧供給口ポート、右気体室に対応する位置にExとして示されている排気口ポート、中央ランド部に対応する位置に作動気体圧Pが導かれる取出口ポートが設けられる。
ここで、制御部28の制御の下で、アクチュエータ76によってスプール74を+X方向に移動させると、中央ランド部の外周の位置が、取出口ポートに接続する作動気体取出溝の位置より+X方向にずれるので、作動気体取出溝は、元気体圧Pが供給されている左気体室と連通する。したがって取出口ポートには、元気体圧Pがそのまま作動気体圧Pとして取り出される。逆に、アクチュエータ76によってスプール74を−X方向に移動させると、中央ランド部の外周の位置が、取出口ポートに接続する作動気体取出溝の位置より−X方向にずれるので、作動気体取出溝は、排気口ポートに接続されている右気体室と連通する。したがって取出口ポートは、大気圧に解放されることになる。このように、アクチュエータ76の移動駆動の制御により、取出口ポートの状態について、作動気体圧Pが取り出されるか、あるいは大気圧に解放されるかの2つの状態の間の選択切換を行うことができる。
このように、ストップ弁70の動作は、2つの状態の切換にあるので、制御弁60のようにスプールの精密な移動制御が不要で、したがって、付勢手段の作用を用いて、単にアクチュエータ76のオン・オフで2つの状態を切り換えるものとすることができる。例えば、通常状態を大気圧解放とし、気体圧サーボシリンダ40を作動させるときに作動気体圧Pを供給するものとするときは、図3の構成において、アクチュエータ76を通常はオフとし、付勢手段によってスプール74を−X方向に付勢するものとすればよい。もちろん、逆の設定も可能である。
次に配管プレート80について説明する。配管プレート80は、板部材であって、その一方側の面が気体圧サーボシリンダ40のシリンダ筐体42の外側に沿って取り付けられ、他方側の面に、制御弁60、ストップ弁70、回路ボックス90がそれぞれ固定して取り付けられる取付部材としての機能を有する。また、配管プレート80は、気体圧サーボシリンダ40、制御弁60、ストップ弁70との間の気体流路86を内部に有する配管部材としての機能も有する。その機能のために、図示されていない元気体圧源と適当な配管で接続される配管接続部材である元気体圧供給部82と、適当な配管部材と消音装置とを介して大気に解放される配管接続部材である排気部84とが配管プレート80の他方側の面に取り付けられ、これらは内部の気体流路と接続される。
配管プレート80は、図2の例では、角型外形を有する気体圧サーボシリンダ40の外形の2つの面に沿って配置されるL字型板材として示されている。もちろん、気体圧サーボシリンダ40の1つの面に沿って配置される平板形状であってもよく、あるいは3つ以上の面に沿って配置される形状であってもよい。また気体圧サーボシリンダ40の外形が円筒形等であれば、その外形に合わせた形状とすることができる。
配管プレート80の一方側の面には、気体圧サーボシリンダ40の各供給ポートに対応して、各接続口が設けられる。図3の例では、気体圧サーボシリンダ40には4つの供給ポートが示されているので、配管プレート80が気体圧サーボシリンダ40の外形に合わせて位置決めされて取り付けられたときに、これらの各供給ポートの位置に対応する位置に各接続口が来るように、各接続口の配置関係が設定される。
配管プレート80の他方側の面には、制御弁60の第1負荷口ポート、第2負荷口ポート、供給口ポート、2つの排気口ポートに対応して、各接続口が設けられる。また、ストップ弁70の元気体圧供給口ポート、取出口ポート、排気口ポートに対応して、各接続口が設けられる。また、元気体圧供給部82、排気部84に対応して、それぞれ各接続口が設けられる。そして、配管プレート80上に、制御弁60、ストップ弁70、元気体圧供給部82、排気部84がそれぞれ位置決めされて取り付けられたときに、これらの各ポート等の位置に対応する位置に各接続口が来るように、各接続口の配置関係が設定される。
各ポートと各接続口との接続においては、接続構造を簡単にするため、ポートとこれに対応する接続口とを直接向かい合わせて接続することが好ましい。この際に、気体が漏れないように、はめあい構造、シール部材の使用、接続部材の使用等が行われることが望ましい。
図3には、配管プレート80におけるこれらの各ポート等と各接続口との接続関係、及び、これらの間の気体流路86の様子を模式的に示してある。具体的な各接続口及び各気体流路86の配置関係は、各要素の形状、寸法等に応じて設計することができる。
また、配管プレート80には、上記のように、回路ボックス90が配置されて取り付けられる。回路ボックス90は、図2で説明した加速度センサ(α)と、電気回路部(D)が収納される収納箱である。電気回路部は、制御弁60のアクチュエータ66を駆動するドライバ回路を搭載した回路基板である。回路ボックス90は、制御部28と接続される。
図4は、車両搭載用気体圧制御装置30の電気制御系統を説明する図である。ここで示されるように、加速度センサ92の検出データは制御部28に出力される。なお、加速度センサ92が収納される回路ボックス90は、図3で説明したように気体圧サーボシリンダ40のシリンダ筐体42と一体の配管プレート80に取り付けられ、シリンダ筐体42は、車体部と一体構造の中心ピン18と一体化しているので、加速度センサ92は、車体部の加速度を検出することができる。
制御部28は、加速度センサ92の検出データに基づき、制御弁60、気体圧サーボシリンダ40の作動を制御する機能を有する。具体的には、加速度センサ92の検出データに基づいて車体部の横方向の動揺を計算する機能と、その動揺を抑制するために必要な気体圧サーボシリンダ40の第1制御気体圧Pと第2制御気体圧Pの大きさを算出する機能と、その第1制御気体圧Pと第2制御気体圧Pを制御弁60で作り出すために必要なアクチュエータの移動量を求める機能と、それに相当する駆動電流を出力する指令をドライバ回路に与える機能とを有する。なお、電気回路部94への電源供給も、制御部28から電源ラインを介して行われる。
ドライバ回路は、制御弁60のアクチュエータに接続されているので、これにより制御弁60のアクチュエータは、制御部28の指示の下で駆動制御され、スプールを所定の移動量だけ移動駆動し、これにより第1制御気体圧Pと第2制御気体圧Pを作り出すことができる。作り出された第1制御気体圧Pと第2制御気体圧Pは、気体圧サーボシリンダ40に供給される。
また、制御部28は、加速度センサ92の検出データ及びその他の車両状態センサ等の検出データに基づき、必要なときにストップ弁70に作動気体圧Pの供給を停止する指示を与える機能を有する。実際には、ストップ弁70に対するオン・オフ指令を与える機能を有する。オン・オフ指令は、例えば18V〜24V程度のアクチュエータ76の駆動電圧のオン・オフで実行することができる。
かかる構成の作用を以下に説明する。車両10が走行中カーブを曲がるとき等において、横方向の動揺を受けると、その大きさは、車体部12と一体構造の中心ピン18に取り付けられる気体圧サーボシリンダ40のシリンダ筐体42と一体の加速度センサ92により検出される。検出された加速度信号は制御部28に入力され、その大きさに応じ、第1制御気体圧P及び第2制御気体圧Pに対応する制御信号が生成され、制御弁60のアクチュエータ66に供給される。制御弁60では、作動気体圧Pから第1制御気体圧P及び第2制御気体圧Pが生成され、それぞれ気体圧サーボシリンダ40の第1内側圧力室52及び第2内側圧力室54に供給される。この第1制御気体圧P及び第2制御気体圧Pの圧力差である差動圧ΔPにより、ピストンリング44が駆動され、ピストンロッド46に横方向の動揺に抗する力が発生する。
このとき、第1外側圧力室56及び第2外側圧力室58には、作動気体圧Pが供給される。作動気体圧Pは第1制御気体圧P及び第2制御気体圧Pのいずれよりも高圧であるので、第1仕切りピストン48も第2仕切りピストン50もピストンリング44側に押され、そのつば部分で止まっている状態にある。すなわち第1制御気体圧P及び第2制御気体圧Pが変動しても、±ΔPの範囲ならば、第1仕切りピストン48も第2仕切りピストン50の位置は変わらない。したがって、動揺の抑制のためのピストンリング44の作動範囲に要する作動気体流量は、第1仕切りピストン48と第2仕切りピストン50の間の容積で規制することができる。
車体部12が横方向に変位しても、それが緩やかな変位のときは、センタリングシリンダ26により車体部12が中立位置に引き戻される。しかし、例えば急カーブや衝撃等の急激な変位においてはセンタリングシリンダ26の応答の前に、中心ピン18が大きく変位し、ピストンリング44が大きく移動することが起こる。このような場合には、ピストンリング44が過度に中心ピン18側に移動し、第1仕切りピストン48に衝突し、第1仕切りピストン48ごと第1外側圧力室56側に移動する。または逆に、ピストンリング44が過度に台車部14側に移動し、第2仕切りピストン50に衝突し、第2仕切りピストン50ごと第2外側圧力室58側に移動する。このように、ピストンリング44が過度に移動するときは、各仕切りピストンは、ピストンリング44の移動につれ、外側圧力室の高い圧力、すなわち800kPaの作動気体圧Pを受け、さらに移動することになる。このように、仕切りピストンを設けることで、衝撃等のときに、ピストンリングの過度の動きを可能にしつつ、動揺の抑制のために用いられる圧力室の容積を小さくでき、作動気体流量を少なくすることができる。
また、気体圧サーボシリンダ40のシリンダ筐体42に配管プレート80が取り付けられ、これに制御弁60とストップ弁70とが一体的に取り付けられる。そして、配管プレート80には元気体圧供給部82と、排気部84とが設けられ、内部に、気体圧サーボシリンダ40と制御弁60とストップ弁70と、元気体圧供給部82と排気部84との間を所定の関係で相互に接続する複数の気体流路86が配置される。さらに、加速度センサ92、電気回路部94も配管プレート80に取り付けられる。したがって、配管プレート80を介して、気体圧サーボシリンダ40に関する要素を一体的にコンパクトにまとめることができ、メンテナンス等が容易となる。
本発明に係る実施の形態の車両搭載用気体圧制御装置が適用される車両の構成図である。 本発明に係る実施の形態における車両搭載用気体圧制御装置の正面図、平面図、側面図である。 本発明に係る実施の形態における車両搭載用気体圧制御装置を構成する各要素の間の関係を説明するために、これらの要素を平面的に並べた模式図である。 本発明に係る実施の形態における車両搭載用気体圧制御装置の電気制御系統を説明する図である。
符号の説明
10 車両、12 車体部、14 台車部、16 空気ばね、18 中心ピン、20 車輪、22 コイルばね、24 レール、26 センタリングシリンダ、28 制御部、30 車両搭載用気体圧制御装置、40 気体圧サーボシリンダ、42 シリンダ筐体、44 ピストンリング、46 ピストンロッド、48,50 仕切りピストン、52 第1内側圧力室、54 第2内側圧力室、56 第1外側圧力室、58 第2外側圧力室、60 制御弁、62,72 スリーブ、64,74 スプール、66,76 アクチュエータ、70 ストップ弁、80 配管プレート、82 元気体圧供給部、84 排気部、86 気体流路、90 回路ボックス、92 加速度センサ、94 電気回路部。

Claims (4)

  1. 車両の台車部または車体部のいずれか一方に取り付けられるシリンダ筐体と、シリンダ筐体内部を摺動可能なピストンリングと、ピストンリングに一方端が接続され他方端が台車部又は車体部のいずれか他方に固定されるピストンロッドと、を有するピストンと、ピストンとシリンダ筐体との協働によりピストンリングの前後に形成される4つの圧力室であって、予め定められた作動範囲でピストンリングが移動可能なように配置された仕切りピストンによってピストンリング側の2つの内側圧力室とその外側の2つの外側圧力室とにそれぞれ仕切られる圧力室と、を含む流体圧サーボシリンダと、
    元流体圧に基づいて、流体圧サーボシリンダの2つの内側圧力室にそれぞれ供給される制御流体圧を生成する制御弁と、
    流体圧サーボシリンダの外側圧力室と、制御弁とに対し、元流体圧の供給又は供給停止を行うストップ弁と、
    シリンダ筐体に取り付けられ、外側に、制御弁と、ストップ弁と、車体部の加速度を検出する加速度センサと、制御弁の駆動電気信号とストップ弁の駆動電気信号とを供給する電気回路部とが一体的に取り付けられ、元流体圧供給口と、排気口と、内部に、流体圧サーボシリンダと制御弁とストップ弁と元流体圧供給口と排気口との間を所定の関係で相互に接続する複数の流体流路とを配管プレートと、
    を備え
    電気回路部は、車両に備えられる制御部の指令により、
    ストップ弁に対し、元流体圧を供給させる制御信号を与え、
    制御弁に対し、加速度センサの検出値に応じて、ピストンリングの前後の内側圧力室へそれぞれ供給する制御流体圧を調整して、各内側圧力室へ供給する流体圧の差である差圧によって、車両の動揺に抗する力を生じさせる制御信号を与え、
    制御部からのトラブル指令があるときは、ストップ弁に対し、元流体圧の供給を停止させる制御信号を与え、制御弁および流体圧サーボシリンダが流体圧によらず自由移動できるものとすることを特徴とする車両搭載用流体圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両搭載用流体圧制御装置において、
    仕切りピストンは、ピストンリングが作動範囲を超えて過度に移動したときにピストンリングの移動につれて外側圧力室の高い流体圧力を受けることを特徴とする車両搭載用流体圧制御装置。
  3. 請求項に記載の車両搭載用流体圧制御装置において、
    仕切りピストンは、ピストンリングが作動範囲を超えて過度に移動したときにピストンリングの移動につれて、外側圧力室の高い流体圧力に抗して外側圧力室側に移動することを特徴とする車両搭載用流体圧制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1に記載の車両搭載用流体圧制御装置において、
    車体部は、車両の2次ばねの上方の車体又はボルスタであることを特徴とする車両搭載用流体圧制御装置。
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