JP4842720B2 - ストレージシステム及びデータ複製方法 - Google Patents

ストレージシステム及びデータ複製方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークに接続されたストレージ装置に関し、当該ストレージ装置間でデータのみならず、構成情報をも複製する技術に関する。
従来、2台のストレージ装置間において、データの複製を作成し、複製状態を維持するデータレプリケーション技術が知られている。このデータレプリケーション技術は、予め指定した2個のボリューム間において、プライマリボリュームで行われたデータ変更をセカンダリボリュームにも反映することで、複製状態を維持している。
データレプリケーション技術は、ディザスタリカバリにおいて主に利用されている。例えば、データレプリケーション技術では、プライマリサイトで災害が発生した場合に、セカンダリサイトにおいてレプリケーションされたボリュームを使って業務を再開することにより、業務を継続することができる(例えば特許文献1参照)。
一方、ストレージ装置の構成に関する構成情報を複数のストレージ装置間で複製する技術も知られている。例えば、集中管理サーバは、複数のストレージ装置に対して、例えば、同様の論理ボリュームの数、論理ボリュームの容量等の同様の構成情報の変更を要求することで、複数のストレージ装置間で構成情報を一致させることができる(例えば特許文献2参照)。
特開2000−132343号公報 特開2005−44199号公報
しかしながら、従来の技術では、データのレプリケーション及び構成情報を一致させることを同時に行わせることができなかった。
すなわち、データレプリケーション技術の場合、2台のストレージ装置間でデータの複製を行う前に、当該2台のストレージ装置間で同一容量の論理ボリュームが既に構成済みであることを前提としている。ストレージ装置の管理者は、データの複製を行う前に、当該2台のストレージ装置間で同一容量の論理ボリュームを作成し、両ボリューム間でペア構成を設定する必要があった。このようにデータレプリケーション技術は、構成情報の変更と連携できないという課題がある。
一方、集中管理サーバが複数のストレージ装置に対して、同様の構成情報の変更を要求する場合、ストレージ装置の管理者は、データの複製の進捗状況によって、構成情報の変更を行えるかどうか判断する必要がある。例えば、2台のストレージ装置それぞれで論理ボリュームを削除するときに、セカンダリボリュームへのデータの複製が完了していない場合、プライマリボリュームが削除可能であっても、当該プライマリボリュームの削除の実施を待つ必要がある。このように、集中管理サーバによる構成情報を一致させる技術は、データの複製と連携できないという課題がある。
そこで、2台のストレージ装置間でデータと構成情報の両方の複製を作成し、複製状態を維持する技術を提供することができれば、ストレージ装置の管理者に対して、当該ストレージ装置を簡易に運用させることができるものと考えられる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、管理者に対して簡易に運用させ得るストレージシステム及びデータ複製方法を提案するものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、上位装置に接続され、上位装置から送信されるデータを記憶する第1のストレージ装置と、第1のストレージ装置に接続され、第1のストレージ装置のバックアップデータを記憶する第2のストレージ装置とを有するストレージシステムであって、第1のストレージ装置は、上位装置から送信される要求のうち、データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を識別する識別部と、識別部により識別されたデータ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更する第1の変更部と、データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を第2のストレージ装置に送信する送信部とを備え、第2のストレージ装置は、送信部により送信されたデータ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、第1のストレージ装置と同様に第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更する第2の変更部を備えることを特徴とする。
従って、ストレージ装置の管理者に、データの複製を行う前に、第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で同一容量のデータ格納場所を作成し、当該データ格納場所の間でペア構成を設定させ、又はデータの複製の進捗状況によって、構成情報の変更を行えるかどうか判断させるといった煩雑な作業を未然かつ有効に防止しながら、データの複製を実行することができる。
また、本発明においては、上位装置に接続され、上位装置から送信されるデータを記憶する第1のストレージ装置と、第1のストレージ装置に接続され、第1のストレージ装置のバックアップデータを記憶する第2のストレージ装置とを有するストレージシステムのデータ複製方法であって、上位装置から送信される要求のうち、データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を識別する第1のステップと、第1のステップにおいて識別したデータ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更する第2のステップと、データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を第2のストレージ装置に送信する第3のステップと、第3のステップにおいて送信したデータ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、第1のストレージ装置と同様に第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更する第4のステップとを備えることを特徴とする。
従って、ストレージ装置の管理者に、データの複製を行う前に、第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で同一容量のデータ格納場所を作成し、当該データ格納場所の間でペア構成を設定させ、又はデータの複製の進捗状況によって、構成情報の変更を行えるかどうか判断させるといった煩雑な作業を未然かつ有効に防止しながら、データの複製を実行することができる。
本発明によれば、上位装置から送信される要求のうち、データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を識別し、当該識別したデータ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更して、データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を第2のストレージ装置に送信し、当該送信したデータ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、第1のストレージ装置と同様に第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更することにより、ストレージ装置の管理者に、データの複製を行う前に、第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で同一容量のデータ格納場所を作成し、当該データ格納場所の間でペア構成を設定させ、又はデータの複製の進捗状況によって、構成情報の変更を行えるかどうか判断させるといった煩雑な作業を未然かつ有効に防止しながら、データの複製を実行することができ、かくして、管理者に対して簡易に運用させ得るストレージシステム及びデータ複製方法を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1は、第1の実施の形態によるストレージシステム1の構成を示している。このストレージシステム1は、プライマリストレージ装置2、セカンダリストレージ装置3、管理サーバ4及びアプリケーションサーバ5がネットワーク6〜8を介して接続されることにより構成されている。
プライマリストレージ装置2は、アプリケーションサーバ5のデータを格納するためのストレージ装置である。プライマリストレージ装置2は、外部と接続するための入出力インタフェース11A〜13A、管理サーバ4及びアプリケーションサーバ5からの要求処理と当該プライマリストレージ装置2内部の制御とを実行するディスクコントローラ14A、データを一時的にキャッシュするキャッシュメモリ15A及びデータを格納するディスクドライブ群16Aから構成されている。
セカンダリストレージ装置3は、プライマリストレージ装置2と同様に構成されている。図1では、セカンダリストレージ装置3の各構成要素について、プライマリストレージ装置2の構成要素と同一部分に、同一符号に添え字「A」に代えて添え字「B」を付している。この場合、入出力インタフェース数やディスクコントローラ数、キャッシュメモリ量、ディスクドライブの台数などのハード構成は、プライマリストレージ装置2とセカンダリストレージ装置3とで一致させることが前提である。
管理サーバ4は、プライマリストレージ装置2の構成管理を指示するサーバである。管理サーバ4は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成されている。管理サーバ4は、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、モニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置(図示せず)と、入出力インタフェース21とを備えており、入出力インタフェース21及びネットワーク6をそれぞれ介してプライマリストレージ装置2の入出力インタフェース11Aに接続されている。
アプリケーションサーバ5は、プライマリストレージ装置2にデータを書き込み、又はプライマリストレージ装置2からデータを読み出すサーバである。アプリケーションサーバ5は、CPUやメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成されている。アプリケーションサーバ5は、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、モニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置(図示せず)と、入出力インタフェース31とを備えており、入出力インタフェース31及びネットワーク7をそれぞれ介してプライマリストレージ装置2の入出力インタフェース12Aに接続されている。
プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3は、それぞれ入出力インタフェース13Aと入出力インタフェース13Bとがネットワーク8を介して接続されている。プライマリストレージ装置2は、このネットワーク8を介してプライマリストレージ装置2内のデータをセカンダリストレージ装置3に複製し、又はセカンダリストレージ装置3の構成をプライマリストレージ装置2に一致させるように構成を変更する。
ネットワーク6〜8は、例えば、SAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線又は専用回線などから構成される。このネットワーク6〜8を介したプライマリストレージ装置2、セカンダリストレージ装置3、管理サーバ4及びアプリケーションサーバ5間の通信は、例えば、ネットワーク6〜8がSANである場合には、ファイバーチャネルプロトコルに従って行われ、ネットワーク6〜8がLANである場合には、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。
図2は、プライマリストレージ装置2における内部の論理構成を示している。プライマリストレージ装置2は、要求受領処理部41A、要求キュー42A、要求処理部43A、要求複製処理部44A、同期化処理部45A、装置ペア設定部46A、カーネル47A、障害検出処理部48A、構成情報49A及びデータ格納部50Aから構成されている。
データ格納部50Aは、ディスクコントローラ14AによりRAID(Redundant Array of Independent Disks)方式で運用される。1又は複数のディスクドライブにより提供される物理的な記憶領域上に、1又は複数の論理的なボリューム(以下、これを論理ボリュームと呼ぶ)が設定される。そしてデータは、この論理ボリューム内に所定大きさのブロック(以下、これを論理ユニット(Logical Unit:LU)と呼ぶ)単位で記憶される。また、1又は複数の論理ボリューム上に、さらに、1又は複数の論理ボリュームが設定されることもある。
構成情報49Aは、物理的な構成情報51A、装置固有の論理的な構成情報52A及びデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aから構成されている。
物理的な構成情報51Aの例としては、RAIDグループ(RAID Group)がどのディスクドライブから構成されているかという情報や、スペアのディスクドライブがどれかという情報、各部品の障害に関する情報などがある。
装置固有の論理的な構成情報52Aの例としては、ストレージ装置間の上下関係、つまりプライマリストレージ装置2かセカンダリストレージ装置3かの区別や、性能モニタリング情報、ログ情報などがある。
データ格納場所に関する論理的な構成情報53Aの例としては、論理ボリュームの構成情報、論理ボリュームから入出力インタフェース11A〜13Aへのパス情報、論理ボリュームへのアクセス制御情報、スナップショットボリュームの複製などボリューム間の複製関係に関する情報などがある。
図3は、セカンダリストレージ装置3における内部の論理構成を示している。セカンダリストレージ装置3は、プライマリストレージ装置2と同様の内部構成により構成されている。図3では、セカンダリストレージ装置3の各構成要素について、プライマリストレージ装置2の構成要素と同一部分に、同一符号に添え字「A」に代えて添え字「B」を付している。ただし、セカンダリストレージ装置3は、データ及び構成情報の複製先であるため、本発明を実施する上で、要求複製処理部44B、同期化処理部45B、装置ペア設定部46Bを動作することができないようになされている。
ここで、本実施の形態における動作概要について説明する。まず、管理サーバ4は、プライマリストレージ装置2に対して、セカンダリストレージ装置3が装置ペアの相手装置であることを指示する。続いて、プライマリストレージ装置2は、自装置の構成情報49Aのうち、データ格納場所に関する論理的な構成情報53Aをセカンダリストレージ装置3に送信する。この結果、データ格納場所に関する論理的な構成情報53Aがデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Bとして複製され、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間のデータ格納場所に関する論理的な構成情報53A、53Bが一致することとなる。
次に、プライマリストレージ装置2は、自装置内の全論理ボリューム54Aについて、セカンダリストレージ装置3の対応する論理ボリューム54Bとペアを組み、プライマリストレージ装置2内の全論理ボリューム54Aの全データをセカンダリストレージ装置3に送信する。この結果、全論理ボリューム54Aがセカンダリストレージ装置3の対応する論理ボリューム54Bに複製される。以上で、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3の初期における複製が完了する。
プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3は、初期コピー完了後、装置状態をペア(PAIR)状態に遷移させる。プライマリストレージ装置2は、データ更新要求や構成情報の変更要求に基づいて、当該データ更新要求や構成情報の変更要求をその順番でセカンダリストレージ装置3に対して送信する。この場合の順序性は、データ更新要求及び構成情報変更要求を1つの要求キュー(後述)で管理することにより保障することができるようになされている。これは、プライマリストレージ装置2が受領した要求を、プライマリストレージ装置2がセカンダリストレージ装置3に対して要求することで行う。これにより、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間でデータ及び構成情報の複製状態を維持することができる。
プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3は、何らかの障害が発生し、データ又は構成情報が一致しなくなった場合には、装置状態をペア状態からサスペンド(SUSPEND)状態に遷移させ、それ以降の複製状態の維持を一時的に停止する。プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3は、障害が発生した要因が取り払われた後、再び上述の初期における複製を行うことで複製状態を再び維持することができる。ただし、このときすべてのデータの複製は不要である。データに関しては、書込み要求のログ情報を使うことで、サスペンド状態中に更新された論理ボリューム54Aのデータのみ、セカンダリストレージ装置3に複製するようにすれば良い。
次に、上述の動作を実現するための詳細を以下に説明する。図4は、装置ペア管理テーブル60を示している。装置ペア管理テーブル60は、装置固有の論理的な構成情報52A、52Bに含まれている。装置ペア管理テーブル60は、装置ペア種別61、相手装置62、装置ペア状態63、論理ボリュームペア状態64から構成されている。
装置ペア種別61は、自装置がプライマリストレージ装置2であるかセカンダリストレージ装置3であるかを区別する。「PRIMARY」であれば、プライマリストレージ装置2であることを示しており、「SECONDARY」であれば、セカンダリストレージ装置3であることを示している。相手装置62は、装置ペアの相手先の装置を識別するユニークなIDである。例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやDNS(Domain Name System)名、WWN(World Wide Name)などが利用できる。装置ペア状態63は、装置ペアの状態を示している。「PAIR」であれば、ペア状態であり複製状態が維持されていることを示しており、「SUSPEND」であれば、サスペンド状態であり障害などの原因によって複製状態を維持できず、複製が一時的に中断していることを示している。なお、「SMPL」であれば、SMPL状態でありどの装置とも装置ペア状態の関係がないことを示しており、装置ペアを作成する前は、「SMPL」に設定されている。論理ボリュームペア状態64は、装置内の全論理ボリュームのペア状態を示している。この場合、全論理ボリュームがペア状態に遷移されていることを示している。
図5及び図6は、要求キュー42Aで管理されている個々の要求管理テーブル70を示している。要求管理テーブル70は、装置固有の論理的な構成情報52Aに含まれている。要求管理テーブル70は、要求ID71、要求時刻72、要求種別73、コマンド名74、パラメータ75から構成されている。
要求ID71は、各要求を識別するために割り当てられているユニークなIDである。要求時刻72は、プライマリストレージ装置2がアプリケーションサーバ5から要求を受領した時刻である。要求種別73は、要求の種別である。例えば、要求の種別としては、論理ボリュームのデータ更新要求を示す「DATA_WRITE」、論理ボリュームのデータ参照要求を示す「DATA_READ」、物理的な構成情報を更新する要求を示す「PHISICAL_INFO」、装置固有の論理的な構成情報を更新する要求を示す「LOGICAL_DEV_INFO」及びデータ格納場所に関する論理的な構成情報を更新する要求を示す「LOGICAL_VOL_INFO」がある。
コマンド名74は、要求の内容を示している。要求の内容は様々であるため、それらをすべてここで示すことはできないが、例えば、データ格納場所に関する論理的な構成情報を更新する要求として、新しい論理ボリュームを作成する「CREATE_LUN」コマンドがある。また、別の例として、論理ボリュームのデータ更新を行う「WRITE」コマンドがある。パラメータ75は、コマンドに付属する引数である。これによってコマンドの具体的な実施対象が決まる。例えば、新しい論理ボリュームを作成する場合、どのRAIDグループのどの位置にどのサイズの論理ボリュームを作成するかをパラメータとして指定する。また、別の例として、論理ボリュームへのデータ更新を行う要求の場合、どの論理ボリュームのどの位置にどのサイズのどのデータを書き込むのかを指定する。
なお、図5は、要求種別73が論理ボリュームの作成の場合における要求管理テーブル70を示しており、図6は、要求種別73が論理ボリュームのデータ更新を行う場合における要求管理テーブル70を示している。
ここで、プライマリストレージ装置2に対して、並行して複数の要求が発行される場合がある。プライマリストレージ装置2は、これらの要求を、その要求を受け取った時刻の順に要求キューによる順序管理を行い、その順序で要求を順番に処理していく。図7は、要求キュー42Aを示している。要求キュー42Aは、複数の要求管理テーブル70を表す要求55をキュー状に管理する。すなわち、新しい要求55は、要求キュー42Aの最後尾に接続され、要求キュー42Aの先頭にある要求55から順次処理されることとなる。このようにして、ストレージシステム1では、データの更新の順番と構成情報の変更の順番とが前後せず、矛盾が発生しないようにすることができる。
図8は、プライマリストレージ装置2の装置ペア設定部46Aの動作の詳細フローチャートについて示している。装置ペア設定部46Aは、初期時、管理サーバ4がネットワーク経由でプライマリストレージ装置2に対して装置ペアの設定変更を行った場合に、カーネル48Aから呼び出される。続いて、装置ペア設定部46Aは、図8に示す装置ペア設定処理手順RT1に従って、要求内容が新規装置ペア生成要求であるか否かをチェックする(S1)。
そして、装置ペア設定部46Aは、要求内容が新規装置ペア作成要求である場合(S1:YES)には、新規に装置ペア管理テーブル60を生成し、装置ペア管理テーブル60の装置ペア種別61及び相手装置62を設定する(S2)。この場合、相手装置62の識別子は、新規装置ペア作成要求に記述されている。
続いて、装置ペア設定部46Aは、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63をサスペンド状態に設定する(S3)。続いて、装置ペア設定部46Aは、装置ペア管理テーブル60の論理ボリュームペア状態64をサスペンド状態に設定する(S4)。続いて、装置ペア設定部46Aは、同期化処理部45Aを呼び出す(S5)。この結果、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間では、同期化処理部45Aによりデータ格納場所に関する論理的な構成情報53A及び全論理ボリューム54Aの全データの初期における複製が実施される。やがて、装置ペア設定部46Aは、データ格納場所に関する論理的な構成情報53A及び全論理ボリューム54Aの全データの初期における複製が完了すると、この後、図8に示す装置ペア設定処理手順RT1を終了する(S12)。
これに対して、装置ペア設定部46Aは、要求内容が新規装置ペア作成要求でない場合(S1:NO)には、要求内容が装置ペア削除要求であるか否かをチェックする(S6)。
そして、装置ペア設定部46Aは、要求内容が装置ペア削除要求である場合(S6:YES)には、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63及び論理ボリュームペア状態64がペア状態となっている論理ボリューム54A及び論理ボリューム54Bを削除する(S7)。続いて、装置ペア設定部46Aは、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63及び論理ボリュームペア状態64をSMPL状態に遷移させる(S8)。やがて、装置ペア設定部46Aは、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63及び論理ボリュームペア状態64をSMPL状態に遷移すると、この後、図8に示す装置ペア設定処理手順RT1を終了する(S12)。
これに対して、装置ペア設定部46Aは、要求内容が装置ペア削除要求でない場合(S6:NO)には、要求内容が装置ペア再同期要求であるか否かをチェックする(S9)。
そして、装置ペア設定部46Aは、要求内容が装置ペア再同期要求である場合(S9:YES)には、同期化処理部45Aを呼び出す(S10)。この結果、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間では、同期化処理部45Aによりデータ格納場所に関する論理的な構成情報53A及び論理ボリューム54Aのデータの再同期における複製が実施される。やがて、装置ペア設定部46Aは、データ格納場所に関する論理的な構成情報53A及び論理ボリューム54Aのデータの再同期における複製が完了すると、この後、図8に示す装置ペア設定処理手順RT1を終了する(S12)。
これに対して、装置ペア設定部46Aは、要求内容が装置ペア再同期要求でない場合(S9:NO)には、要求内容に対応する処理を実行する(S11)。やがて、装置ペア設定部46Aは、要求内容に対応する処理が完了すると、この後、図8に示す装置ペア設定処理手順RT1を終了する(S12)。
図9は、プライマリストレージ装置2の同期化処理部45Aの動作の詳細フローチャートについて示している。同期化処理部45Aは、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間のデータ及び構成情報を一致化させる同期化処理を実行する。プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間では、ペア構成を新たに組んだ場合や、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63がしばらくサスペンド状態であった場合には、データ内容や構成情報が大きく異なっている。このような差異を一致化させる処理が同期化処理である。同期化処理の間は、データの参照更新は可能であるが、構成変更要求は拒否する。
同期化処理部45Aは、初期時、装置ペア設定部46Aから呼び出される。続いて、同期化処理部45Aは、図9に示す同期化処理手順RT2に従って、構成変更要求の受け付けの拒否を開始する(S21)。同期化処理部45Aは、これ以降、拒否を終了するまで、管理サーバ4から発行された構成変更要求をすべてエラーで返すようになされている。続いて、同期化処理部45Aは、データ格納場所に関する論理的な構成情報53Aをファイル等の塊として確定する(S22)。続いて、同期化処理部45Aは、確定したデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aのファイル等をセカンダリストレージ装置3に送信する(S23)。この結果、確定したデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aのファイル等がセカンダリストレージ装置3に複製される。
この場合、セカンダリストレージ装置3では、確定したデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aの変更のファイル等の複製が完了すると、当該確定したデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aのファイル等を展開し、データ格納場所に関する論理的な構成情報53Bとして置き換える。
続いて、同期化処理部45Aは、論理ボリューム54Aのデータを複製する(S24)。この場合、同期化処理部45Aは、初期における複製の場合には、全論理ボリューム54Aの全データをセカンダリストレージ装置3に送信し、この結果、全論理ボリューム54Aの全データが、論理ボリューム54Bに複製される。また、同期化処理部45Aは、再同期における複製の場合には、書込み要求のログ情報によってデータの変更位置を記録しているため、変更があった論理ボリューム54Aのデータのみをセカンダリストレージ装置3に送信し、この結果、論理ボリューム54Aのデータが、対応する論理ボリューム54Bに複製される。
続いて、同期化処理部45Aは、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63をサスペンド状態からペア状態に遷移させる(S25)。続いて、同期化処理部45Aは、装置ペア管理テーブル60の論理ボリュームペア状態64をサスペンド状態からペア状態に遷移させる(S26)。続いて、同期化処理部45Aは、構成変更要求の受け付けの拒否を終了する(S27)。やがて、同期化処理部45Aは、構成変更要求の受け付けの拒否を終了すると、この後、図9に示す同期化処理手順RT2を終了する(S27)。
図10は、プライマリストレージ装置2の要求受領処理部41Aの動作の詳細フローチャートについて示している。要求受領処理部41Aは、入出力インタフェース11A、12Aから受領した、管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5からの要求を受領し、要求キュー80に接続する処理を行う。
要求受領処理部41Aは、初期時、入出力インタフェース11A又は12Aにおいて何らかの要求を受領すると、カーネル48Aから呼び出される。続いて、要求受領処理部41Aは、図10に示す要求受領処理手順RT3に従って、入出力インタフェース11A又は12Aから当該要求を受領する(S31)。続いて、要求受領処理部41Aは、受領した要求の内容から要求管理テーブル70を作成し、作成した要求管理テーブル70を表す要求55を要求キュー80の最後尾に接続する(S32)。この場合、要求受領処理部41Aは、受領した要求の内容に応じて、要求管理テーブル70の要求種別73を設定する。
要求受領処理部41Aは、例えば、受領した要求が論理ボリューム作成要求であった場合、データ格納場所に関する論理的な構成情報53Aの変更要求であるため、要求種別73として「LOGICAL_VOL_INFO」を設定する。この要求種別73の情報は、要求処理部43Aにおいて、要求の内容をセカンダリストレージ装置3に反映させる必要があるか否かを識別する目的で利用される。やがて、同期化処理部45Aは、作成した要求管理テーブル70を表す要求55を要求キュー80の最後尾に接続すると、この後、図10に示す要求受領処理手順RT3を終了する(S33)。
図11は、プライマリストレージ装置2の要求処理部43Aの動作の詳細フローチャートについて示している。要求処理部43Aは、初期時、定期的にカーネル48Aから呼び出される。続いて、要求処理部43Aは、図11に示す要求処理手順RT4に従って、要求キュー80から要求55を取り出す(S41)。続いて、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_READ」であるか否かをチェックする(S42)。
そして、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_READ」である場合(S42:YES)には、対応する論理ボリューム54Aから対応するデータの読出し処理を実行し(S43)、この後、当該要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答し(S52)、やがて図11に示す要求処理手順RT4を終了する(S53)。
これに対して、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_READ」でない場合(S42:NO)には、要求管理テーブル70の要求種別73が「PHISICAL_INFO」又は「LOGICAL_DEV_INFO」であるか否かをチェックする(S44)。
そして、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「PHISICAL_INFO」又は「LOGICAL_DEV_INFO」である場合(S44:YES)には、対応する物理的な構成又は装置固有の論理的な構成の変更処理を実行し(S45)、この後、当該要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答し(S52)、やがて図11に示す要求処理手順RT4を終了する(S53)。
これに対して、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「PHISICAL_INFO」又は「LOGICAL_DEV_INFO」でない場合(S44:NO)には、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_WRITE」であるか否かをチェックする(S46)。
そして、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_WRITE」である場合(S46:YES)には、対応する論理ボリューム54Aに対応するデータの書込み処理を実行し(S47)、要求複製処理部44Aを呼び出すと(S50)、この後、当該要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答し(S52)、やがて図11に示す要求処理手順RT4を終了する(S53)。
これに対して、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_WRITE」でない場合(S46:NO)には、要求管理テーブル70の要求種別73が「LOGICAL_VOL_INFO」であるか否かをチェックする(S48)。
そして、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「DATA_WRITE」である場合(S48:YES)には、対応するデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aの変更処理を実行し(S49)、要求複製処理部44Aを呼び出すと(S50)、この後、当該要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答し(S52)、やがて図11に示す要求処理手順RT4を終了する(S53)。
これに対して、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73が「LOGICAL_VOL_INFO」でない場合(S48:NO)には、当該要求55に対応する処理を実行し(S51)、この後、当該要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答し(S52)、やがて図11に示す要求処理手順RT4を終了する(S53)。
このようにして、要求処理部43Aは、要求管理テーブル70の要求種別73によってセカンダリストレージ装置3に受領した要求55を反映させるか否かを識別するようになされている。
図12は、プライマリストレージ装置2の要求複製処理部44Aの動作の詳細フローチャートについて示している。この場合、図12では、同期方式における複製処理について示しており、非同期方式における複製処理については後述する。
同期方式とは、プライマリストレージ装置2での変更が完了すると、その延長でセカンダリストレージ装置3の変更も実行し、その変更が完了した後に、要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答する方式である。非同期方式とは、プライマリストレージ装置2の変更が完了すると、その時点で要求55を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答する。そして、この後、当該要求55とは非同期にセカンダリストレージ装置3の変更を実行する方式である。
同期方式は、常にプライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3の状態が一致するメリットがある反面、要求処理の応答性能が遅くなるデメリットがある。一方、非同期方式は、要求処理の応答性能が早くなるメリットがある反面、プライマリストレージ装置2側での変更内容がセカンダリストレージ装置3に反映されるのにタイムラグが発生し、その間にプライマリストレージ装置2が災害等で故障して利用できなくなると、変更内容をセカンダリストレージ装置3側で利用できなくなるデメリットがある。
要求複製処理部44Aは、プライマリストレージ装置2への要求内容をセカンダリストレージ装置3に反映させる要求複製処理を実行する。要求複製処理部44Aは、初期時、要求処理部43Aから呼び出される。続いて、要求複製処理部44Aは、図12に示す要求複製処理手順RT5に従って、装置ペア管理テーブル60を参照し、装置ペア状態63がペア状態であるか否かをチェックする(S61)。
そして、要求複製処理部44Aは、装置ペア状態63がペア状態でない場合(S61:NO)には、セカンダリストレージ装置3への要求55の反映が不要であるため、この後、図12に示す要求複製処理手順RT5を終了する(S68)。これに対して、要求複製処理部44Aは、装置ペア状態63がペア状態である場合(S61:YES)には、装置ペア管理テーブル60の相手装置62のセカンダリストレージ装置3に要求55を送信する(S62)。
続いて、要求複製処理部44Aは、送信した要求55に対する結果がセカンダリストレージ装置3から応答されるのを待機モードで持ちうける(S63)。そして、要求複製処理部44Aは、送信した要求55に対する結果がセカンダリストレージ装置3から応答されると(S63:YES)、送信した要求55に対する結果が成功であるか否かをチェックする(S64)。
そして、要求複製処理部44Aは、送信した要求55に対する結果が成功である場合(S64:YES)には、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間のデータ又は構成情報が一致したことを示しており、当該データ又は構成情報の一致に基づいて、対応する処理を実行する(S65)。
例えば、要求複製処理部44Aは、データ又は構成情報の一致に基づく対応する処理として、要求55の要求内容が新規論理ボリューム作成である場合には、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3で作成された新規論理ボリューム間で論理ボリュームのペアを作成する必要があるため、論理ボリュームのペアを作成する処理を実行する。また、要求55の要求内容が新規論理ボリューム削除である場合には、論理ボリュームのペアを削除する処理を実行する。
これに対して、要求複製処理部44Aは、送信した要求55に対する結果が成功でない場合(S64:NO)には、セカンダリストレージ装置3側で何らかの障害が発生し、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間のデータ又は構成情報が一致しなくなったことを示しており、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63をサスペンド状態に遷移させる(S66)。続いて、要求複製処理部44Aは、装置ペア管理テーブル60の論理ボリュームペア状態64をサスペンド状態に遷移させる(S67)。
やがて、要求複製処理部44Aは、この後、図12に示す要求複製処理手順RT5を終了する(S68)。
次に、非同期方式における複製処理について説明する。図13は、非同期方式におけるプライマリストレージ装置60における内部の論理構成を示している。プライマリストレージ装置80は、リモート要求キュー81Aが設けられていること及び要求複製部82Aにおける処理内容が異なることを除いて、前述のプライマリストレージ装置2と同様に構成されている。リモート要求キュー81Aは、要求キュー42Aと同様に、要求管理テーブル70を受領時刻順に並べてキュー状に管理する。
図14は、プライマリストレージ装置2の要求複製処理部82Aの動作の詳細フローチャートについて示している。この場合、図14では、非同期方式における複製処理について示している。要求複製処理部82Aは、初期時、同期方式と同様に要求処理部43Aから呼び出される。続いて、要求複製処理部82Aは、図14に示す第2の要求複製処理手順RT6に従って、プライマリストレージ装置2側で処理を実行した要求管理テーブル70等を表す要求55をリモート要求キュー81Aの最後尾に接続する(S71)。やがて、要求複製処理部82Aは、この後、図14に示す第2の要求複製処理手順RT6を終了する(S72)。この後、要求処理部43Aでは、当該要求を送信した管理サーバ4又はアプリケーションサーバ5に当該要求55に対する結果を応答する。ただし、この時点では、セカンダリストレージ装置3側へは、要求が反映されていないこととなる。
図15は、プライマリストレージ装置2の要求複製処理部82Aの動作の詳細フローチャートについて示している。この場合、図15では、非同期方式における複製処理について示している。要求複製処理部82Aは、初期時、リモート要求キュー81Aに要求81がある場合に、カーネル48Aから呼び出される。続いて、要求複製処理部82Aは、図15に示す第3の要求複製処理手順RT7に従って、前述の要求複製処理手順RT5におけるS61〜S68と同様の処理を実行する(S81〜S88)。
図16は、プライマリストレージ装置2の障害検出処理部48Aの動作の詳細フローチャートについて示している。障害検出処理部48Aは、当該プライマリストレージ装置2が障害を検出したときに、カーネル48Aから呼び出される。続いて、障害検出処理部48Aは、図13に示す障害検出処理手順RT8に従って、要求55に基づく複製処理を中断する(S91)。続いて、障害検出処理部48A、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63をサスペンド状態に遷移させる(S92)。続いて、障害検出処理部48Aは、装置ペア管理テーブル60の論理ボリュームペア状態64をサスペンド状態に遷移させる(S93)。やがて、障害検出処理部48Aは、この後、図16に示す障害検出処理手順RT8を終了する(S94)。
このようにして、ストレージシステム1では、データのみならず、構成情報をも複製ことで、ストレージ管理者がプライマリストレージ装置2を管理するだけで簡単にディザスタリカバリシステムを構築できるようになる。従って、ストレージ管理者に、プライマリストレージ装置2の構成変更に合わせて、セカンダリストレージ装置3の構成変更を行わせる必要がなくなることとなる。ストレージシステム1では、セカンダリストレージ装置3がプライマリストレージ装置2の複製であるため、災害発生時には、セカンダリストレージ装置3を用いて即座に業務を再開することができる。かくして、ストレージシステム1では、ディザスタリカバリ構成を組むための高度な技術スキルが無くても誰でもディザスタリカバリ構成を組むことができる。
(2)他の実施の形態
図17は、他の実施の形態によるストレージシステム90の構成を示している。このストレージシステム90は、セカンダリストレージ装置100がプライマリストレージ装置2に比して大型の装置となっており、入出力インタフェース数やディスクコントローラ数、キャッシュメモリ量、ディスクドライブの台数などのハード構成の数が多くなっている。そして、セカンダリストレージ装置100は、仮想ストレージ装置101が論理的に構成されている。そして、上述のプライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間での装置ペアの関係と同様に、プライマリストレージ装置2及び仮想ストレージ装置100間で装置ペアの関係を有する。プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置100間は、ネットワーク102を介して接続されている。このようなストレージシステム90においても、プライマリストレージ装置2及び仮想ストレージ装置100間で、上述と同様にデータ及び構成情報の複製処理を実行することができるようになされている。このように、上述の第1の実施の形態以外の種々の構成であっても、上述と同様にデータ及び構成情報の複製処理を実行することができる。
また、ストレージシステム1では、ディスクドライブ障害時にも複製状態を維持することができるようにしても良い。すなわち、RAIDグループは、物理的なディスクドライブから構成されている。上述のストレージシステム1では、ディスクドライブが故障した場合には、障害として扱い、装置ペア管理テーブル60の装置ペア状態63をサスペンド状態に遷移させる。しかしながら、RAIDグループ自体は正常に動作しているため、データの複製は、継続することができる。従って、ディスクドライブの障害については、障害と扱わずに、複製を継続するようにしても良い。
さらに、ストレージシステム1では、新規のRAIDグループを作成するときに、RAIDグループをデータ格納場所に関する論理的な構成情報53Aとして扱うようにしても良い。この場合、ストレージシステム1では、RAIDグループがどの筐体の何番目のディスクドライブから構成されるかを管理するのではなく、RAIDグループが何台のディスクドライブでどのRAIDレベルで構成されているかを管理することで対応する。例えば、ストレージシステム1では、プライマリストレージ装置2側において、ディスクドライブ4台を使ったRAID5構成のRAIDグループ作成要求を処理し、そのときのディスクドライブがディスクドライブA、B、C及びDを用いた場合、当該要求をセカンダリストレージ装置3に反映させるときに、セカンダリストレージ装置3に対して、「ディスクドライブ4台を使ったRAID5構成のRAIDグループ作成要求」を転送し、どのディスクドライブを用いるかは指示しないようになされている。
そして、ストレージシステム1では、セカンダリストレージ装置3側において、未使用で正常に稼動しているディスクドライブE、F、G及びHを選択し、当該ディスクドライブE、F、G及びHでRAID5構成のRAIDグループを構成するようになされている。ただし、この場合、ストレージシステム1では、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間でRAIDグループの識別子を一致させる。これにより、ストレージシステム1では、ディスクドライブが故障した場合に、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3間で利用できるディスクドライブが異なっていても、複製を維持することができるようになされている。
さらに、ストレージシステム1では、プライマリストレージ装置2側でのファームウェアのアップデートをセカンダリストレージ装置3にも反映させるようにしても良い。この場合、ストレージシステム1では、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3を2基以上のディスクコントローラから構成し、最初に一方のディスクコントローラでファームウェアを更新し、続いてもう一方のディスクコントローラでファームウェアを更新する。ファームウェア更新中は、当該ディスクコントローラへの要求を他のディスクコントローラ側で処理する。
さらに、ストレージシステム1では、プライマリストレージ装置2及びセカンダリストレージ装置3の2台でストレージシステム1を構成するのではなく、複数台のストレージ装置を1列に並べるように構成しても良い。この場合、ストレージシステム1では、中間のストレージ装置をプライマリストレージ装置2と同様に振舞わせることで、最初のプライマリストレージ装置2への変更内容を、最後尾のセカンダリストレージ装置3に反映することができる。
なお、本実施の形態においては、一連の処理をそれぞれの機能を有するハードウェアにより実行させるようにしても良く、ソフトウェアにより実行させるようにしても良い。このとき、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータに対して、各種プログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能となり、例えば記録媒体からインストールされることができるようになされている。そしてこの記録媒体は、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体を含むことは言うまでもない。また、例えば、インターネット等のネットワークを介してダウンロードすることによって、各種プログラムをインストールするようにしても良い。
本発明は、ディザスタリカバリ機能を有する種々の装置に適用することができる。
第1の実施の形態によるストレージシステムの構成を示す略線図である。 プライマリストレージ装置の内部の論理構成を示す略線図である。 セカンダリストレージ装置の内部の論理構成を示す略線図である。 装置ペア管理テーブルの構成の説明に供する概念図である。 要求管理テーブルの構成の説明に供する概念図である。 要求管理テーブルの構成の説明に供する概念図である。 要求キューの構成の説明に供する概念図である。 装置ペア設定処理手順の説明に供するフローチャートである。 同期化処理手順の説明に供するフローチャートである。 要求受領処理手順の説明に供するフローチャートである。 要求処理手順の説明に供するフローチャートである。 要求複製処理手順の説明に供するフローチャートである。 非同期方式におけるプライマリストレージ装置の内部の論理構成を示す略線図である。 第2の要求複製処理手順の説明に供するフローチャートである。 第3の要求複製処理手順の説明に供するフローチャートである。 障害検出処理手順の説明に供するフローチャートである。 他の実施の形態によるストレージシステムの構成を示す略線図である。
符号の説明
1……ストレージシステム、2……プライマリストレージ装置、3……セカンダリストレージ装置、4……管理サーバ、5……アプリケーションサーバ、41A,41B……要求受領処理部、42A,42B……要求キュー、43A、43B……要求処理部、44A、44B、82A……要求複製処理部、45A、45B……同期化処理部、46A、46B……装置ペア設定部、47A、47B……カーネル、48A、48B……障害検出処理部、49A、49B……構成情報、50A、50B……データ格納部、51A、51B……物理的な構成情報、52A、52B……装置固有の論理的な構成情報、53A、53B……データ格納場所に関する論理的な構成情報、54A、54B……論理ボリューム、60……装置ペア管理テーブル、63……装置ペア状態、64……論理ボリュームペア状態、70……要求管理テーブル、73……要求種別、81A……リモート要求キュー、

Claims (14)

  1. 上位装置に接続され、前記上位装置から送信されるデータを記憶する第1のストレージ装置と、前記第1のストレージ装置に接続され、前記第1のストレージ装置のバックアップデータを記憶する第2のストレージ装置とを有するストレージシステムであって、
    前記第1のストレージ装置は、
    前記上位装置から送信される要求のうち、RAIDグループを形成するディスクドライブの情報を含む前記第1のストレージ装置の物理的な構成情報、前記第1のストレージ装置がプライマリストレージ装置かセカンダリストレージ装置かを識別する情報を含む前記第1のストレージ装置固有の論理的な構成情報及びデータ格納場所に関する論理的な構成情報のうちいずれの構成情報の変更要求かを識別する識別部と、
    前記識別部により識別された、前記第1のストレージ装置の物理的な構成情報に基づいて前記第1のストレージ装置の物理的な構成を変更し、前記第1のストレージ装置固有の論理的な構成情報に基づいて前記第1のストレージ装置の論理的な構成を変更し、前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて前記第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成を変更する第1の変更部と、
    前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を前記第2のストレージ装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記第2のストレージ装置は、
    前記送信部により送信された前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、前記第1のストレージ装置と同様に前記第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更する第2の変更部
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記データ格納場所に関する論理的な構成情報は、
    論理ボリュームの構成情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記送信部は、
    前記上位装置から送信された順番で、前記上位装置から送信される前記データの更新要求及び前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を前記第2のストレージ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  4. 前記データの更新要求及び前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を同一のキューにおいて管理する管理部
    を備え、
    前記送信部は、
    前記管理部により管理された前記データの更新要求及び前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を前記第2のストレージ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。
  5. 前記第1の変更部及び前記第2の変更部は、
    新規に論理ボリュームを作成した場合に、その契機で前記第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で新規に作成された各論理ボリュームがペアを組むように前記論理ボリュームの構成情報を変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  6. 前記送信部は、
    前記第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で新規に関係を作成するときに、前記第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を1つのファイルとして確定し、当該ファイルを前記第2のストレージ装置に送信し、
    前記第2の変更部は、
    前記送信部により送信された前記ファイルに基づいて、前記第1のストレージ装置と同様に第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を置き換えることにより変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  7. 前記送信部は、
    ディスクドライブの数及びRAIDレベルにより構成される前記第1のストレージ装置のRAIDグループの構成情報を前記第2のストレージ装置に送信し、
    前記第2の変更部は、
    前記送信部により送信された前記RAIDグループの構成情報に基づいて、前記第1のストレージ装置と同様に前記第2のストレージ装置のRAIDグループの構成情報を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  8. 上位装置に接続され、前記上位装置から送信されるデータを記憶する第1のストレージ装置と、前記第1のストレージ装置に接続され、前記第1のストレージ装置のバックアップデータを記憶する第2のストレージ装置とを有するストレージシステムのデータ複製方法であって、
    前記上位装置から送信される要求のうち、RAIDグループを形成するディスクドライブの情報を含む前記第1のストレージ装置の物理的な構成情報、前記第1のストレージ装置がプライマリストレージ装置かセカンダリストレージ装置かを識別する情報を含む前記第1のストレージ装置固有の論理的な構成情報及びデータ格納場所に関する論理的な構成情報のうちいずれの構成情報の変更要求かを識別する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて識別した、前記第1のストレージ装置の物理的な構成情報に基づいて前記第1のストレージ装置の物理的な構成を変更し、前記第1のストレージ装置固有の論理的な構成情報に基づいて前記第1のストレージ装置の論理的な構成を変更し、前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて前記第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成を変更する第2のステップと、
    前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を前記第2のストレージ装置に送信する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて送信した前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求に基づいて、前記第1のストレージ装置と同様に前記第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を変更する第4のステップと
    を備えることを特徴とするデータ複製方法。
  9. 前記データ格納場所に関する論理的な構成情報は、
    論理ボリュームの構成情報である
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ複製方法。
  10. 前記第3のステップでは、
    前記上位装置から送信された順番で、前記上位装置から送信される前記データの更新要求及び前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を前記第2のストレージ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ複製方法。
  11. 前記第3のステップでは、
    同一のキューにおいて管理された前記データの更新要求及び前記データ格納場所に関する論理的な構成情報の変更要求を前記第2のストレージ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータ複製方法。
  12. 前記第2のステップ及び前記第4のステップでは、
    新規に論理ボリュームを作成した場合に、その契機で前記第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で新規に作成された各論理ボリュームがペアを組むように前記論理ボリュームの構成情報を変更する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ複製方法。
  13. 前記第3のステップでは、
    前記第1のストレージ装置及び第2のストレージ装置間で新規に関係を作成するときに、前記第1のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を1つのファイルとして確定し、当該ファイルを前記第2のストレージ装置に送信し、
    前記第4のステップでは、
    前記第3のステップにおいて送信した前記ファイルに基づいて、前記第1のストレージ装置と同様に第2のストレージ装置のデータ格納場所に関する論理的な構成情報を置き換えることにより変更する
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ複製方法。
  14. 前記第3のステップでは、
    ディスクドライブの数及びRAIDレベルにより構成される前記第1のストレージ装置のRAIDグループの構成情報を前記第2のストレージ装置に送信し、
    前記第4のステップでは、
    前記第3のステップにおいて送信した前記RAIDグループの構成情報に基づいて、前記第1のストレージ装置と同様に前記第2のストレージ装置のRAIDグループの構成情報を変更する
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ複製方法。
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