JP5091704B2 - ストレージ構成回復方法及びストレージ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、仮想化構成における障害発生の際のストレージ構成回復方法及びストレージ管理システムに関する。
近年、SAN(Storage Area Network)環境に存在する様々なベンダの異機種ストレージ装置を1つに統合し、ストレージ運用の柔軟性や効率向上を実現するストレージ仮想化技術が普及しつつある。例えば、特許文献1では、ストレージ装置において仮想化機能を実現するストレージコントローラベースの仮想化技術を提供しており、外部接続機能により、異機種ストレージ装置の統合を実現している。
特開2006−24215号公報
しかしながら、仮想化装置を利用したシステム構成では、仮想化装置がシステム全体のSingle Point of Failureとなり、仮想化装置を二重化しないシステム構成で、仮想化装置における障害が発生した場合、業務を速やかに再開できるように回復するのが困難となる。これは、(1)回復に必要なシステム構成情報が失われる、(2)異機種ストレージを柔軟に統合していた仮想化装置の機能が損なわれてしまうためストレージ機種に依存した回復手段を適切に選択する必要があり、その組み合わせが膨大である、などの理由があるためである。なお、Single Point of Failureとは、コンピュータの構成要素(ハードウェアの部品)が1つしかないために、その個所で障害が起きると業務が止まってしまう弱点のことをいう。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、仮想化装置が二重化されていないSAN環境における仮想化装置の障害発生時に、仮想化装置を介さないストレージ構成へ変更し、速やかに業務を再開できるストレージ構成回復方法及びストレージ管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下の手段を用いて、ボリューム回復を実現する。管理サーバ(例えば、ストレージ管理サーバ100)は、(1)仮想化装置が保持するシステム構成情報のバックアップを取得する。(2)仮想化装置に障害が発生した場合、仮想化装置と外部記憶装置の構成情報である、ボリューム位置情報、キャッシュ構成情報、及びペア構成情報を総合的に判断し、適切な方法で、実ボリューム及びペア構成、データの回復を行った上で、回復した実主ボリュームへアクセスパスを切り替える。これにより、障害が発生した仮想化装置を経由しない構成への短時間でのシステム構成変更、及び回復と継続稼動を可能とする。
本発明によれば、仮想化装置が二重化されていないSAN環境における仮想化装置の障害発生時に、仮想化装置を介さないストレージ構成へ変更し、速やかに業務を再開できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したストレージ管理システムの一例を示す図である。ストレージ管理システムは、管理サーバ(以下、「ストレージ管理サーバ」という。)100、複数のホスト計算機(以下、「業務ホスト」という。)500、ストレージの仮想化機能を有する複数のデータ記憶装置(以下、「仮想化装置」という。)600、仮想化装置600に外部接続された複数のデータ記憶装置700(以下、「外部記憶装置」(ストレージ)という。)を含んで構成されている。なお、図1において、仮想化装置600は、二重化されていないことを明確化するために、ひとつの仮想化装置600として表現している。二重化されていない仮想化装置600であれば、複数の仮想化装置600が存在してもよい。
複数の業務ホスト500、仮想化装置600、及び複数の外部記憶装置700は、FC(Fibre Channel)プロトコルあるいはTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)プロトコルによるSANあるいはIP−SAN等のネットワーク(第1のネットワーク)300で接続されている。また、ストレージ管理サーバ100、複数の業務ホスト500、仮想化装置600、及び複数の外部記憶装置700は、TCP/IPプロトコルによるLAN等のネットワーク(第2のネットワーク)310で接続されている。なお、第1のネットワーク300がIP-SANである場合、第1のネットワーク300と第2のネットワーク310とを同一のネットワークとしてもよい。
業務ホスト500は、第1のネットワーク300とのインタフェースであるHBA(Host Bus Adapter)980bを有している。HBA980bは、第1のネットワーク300と接続する。各業務ホストの主メモリ890bに格納されているパス管理プログラム510は、仮想化装置600及び外部記憶装置700内の仮想ボリュームもしくは実ボリュームに対してI/O(Input/Output)要求を発行する。ボリュームの詳細は、図19を用いて後記する。
仮想化装置600は、第1のネットワーク300とのインタフェースであるCHA(Channel Adapter)990cとHBA980cを有している。このCHA990c及びHBA980cは、第1のネットワーク300と接続する。また、仮想化ディスクコントローラ850cは、CHA990c経由で到達したボリュームのI/O要求をディスク装置860c上の適切な実ボリュームに対して送信する。また、仮想化ディスクコントローラ850cは、仮想化装置600内部のボリューム及び外部記憶装置700内部の実ボリュームを仮想ボリュームとして管理し、業務ホスト500からのアクセス制御を行う。さらに、仮想化装置600は、キャッシュメモリ620の管理を行う。
外部記憶装置700は、第1のネットワーク300とのインタフェースであるCHA990dを有している。CHA990dは、第1のネットワーク300と接続する。また、ディスクコントローラ850dは、CHA990d経由で到達したボリュームのI/O要求をディスク装置860d上の適切な実ボリュームに対して送信する。
図19は、ストレージ管理システムにおける論理的なボリューム構成の一例を示す図である。図1を適宜参照して説明する。なお、図を見やすくするために、説明に不要な一部の物理装置やネットワーク等を省略し、論理的なボリューム及びパスを中心に示している。外部記憶装置700のディスクコントローラ850dは、ディスク装置860dのディスク上に論理的なアクセス単位である実ボリューム900d(900)を作成する。仮想化装置600の仮想化ディスクコントローラ850cは、ディスク装置860cのディスク上に論理的なアクセス単位である実ボリューム900c(900)を作成する。
また、仮想化ディスクコントローラ850cは、仮想化装置600及び外部記憶装置700内の実ボリューム900を仮想ボリューム630として管理し、業務ホスト500からのアクセス制御を行う。仮想化ディスクコントローラ850cは、キャッシュメモリ620上に論理的なアクセス単位であるキャッシュボリューム640を作成する。このキャッシュボリューム640は、仮想ボリューム630毎に0個もしくは1個割り当てられる。
仮想化ディスクコントローラ850cは、図19に示されるように、仮想ボリューム630にキャッシュボリューム640が割り当てられている場合、仮想ボリューム630に対するI/O要求は、一旦高速なキャッシュボリューム640に蓄積しておき、キャッシュボリューム中の蓄積データが満杯となったタイミングで、まとめて実ボリューム900へのI/O要求を反映することでI/O要求処理の高速化を図る。仮想化ディスクコントローラ850cは、各仮想ボリューム630にキャッシュボリューム640を割り当てるか否かのキャッシュの有効/無効の切り替え処理を提供する。
また、仮想化ディスクコントローラ850cは、仮想ボリューム630同士でのペアを作成する。以降、ペアを構成する仮想ボリューム630のうち主ボリューム(PVOL)となる仮想ボリュームを仮想主ボリューム(仮想PVOL)630p、仮想主ボリュームの実体となる実ボリュームを実主ボリューム(実PVOL)という。また、ペアを構成する仮想ボリューム630のうち副ボリューム(SVOL)となる仮想ボリュームを仮想副ボリューム(仮想SVOL)630s、仮想副ボリュームの実体となる実ボリュームを実副ボリューム(実SVOL)という。
業務ホスト500のパス管理プログラム510は、マルチパスボリューム530を業務アプリケーション520(図3参照)に提供する。マルチパスボリューム530は、パス管理プログラム510により、仮想化装置600が有する特定の仮想ボリューム630、もしくは外部記憶装置700が有する実ボリューム900と一対一で関連付けされている。このマルチパスボリューム530から、HBA980bを経由し、仮想化装置600のCHA990cもしくは外部記憶装置700のCHA990dを経由し、仮想ボリューム630もしくは実ボリューム900へ到達する経路のことを、パスという。このパスは、仮想化装置600の仮想化ディスクコントローラ850cもしくは外部記憶装置700のディスクコントローラ850dにより、作成される。業務ホスト500からマルチパスボリューム530に対して発行されたI/O要求は、パスを経由して、仮想化装置600もしくは外部記憶装置700に対して送信される。
次に各装置の構成について、図2〜図5を参照して詳細に説明する。
図2は、ストレージ管理サーバの構成の一例を示す図である。ストレージ管理サーバ100は、システムバス940aに接続された、主メモリ890a、ディスク装置860a、中央処理装置(CPU)930a、ネットワークインタフェースカード(NIC)920a、映像出力装置(モニタ)880a、入力装置870aを有している。
主メモリ890aには、ストレージ管理プログラム170、ネットワーク通信プログラム950a、システムプログラム960aが格納されている。また、主メモリ890aには、プログラムの実行時に一時的に必要となるデータを記憶するために用いられるワークエリア970aが確保されている。システムプログラム960aは、周辺装置との間のデータの入出力等、ストレージ管理プログラム170を含む各種プログラムを実行する基本処理機能を提供する。
ストレージ管理プログラム170は、後記するストレージ運用管理処理S180、構成回復処理S190、及び、管理者が入力装置870aから仮想化装置600に対して投入した運用管理操作を仮想化装置600の障害発生時に外部記憶装置700の運用管理操作(実運用管理操作)に変換するストレージ運用操作処理S250を有している。
構成回復処理S190は、仮想化装置600及び外部記憶装置700の保持するストレージ構成情報の収集、仮想化装置600の障害検知、及び仮想化装置600の障害発生時にストレージシステムの構成を回復する構成回復処理を行う。
構成回復処理S190には、各ペアを構成する各ボリュームが回復できるか否かを判定するボリューム回復可否判定処理S200、回復可能と判定された各ペアを構成する各ボリュームに対して適用可能な回復候補一覧を算出するボリューム回復方法決定処理S210、各ボリューム回復方法を用いた場合、ボリューム内のデータを回復できるか否かを判定するデータ回復可否判定処理S220、回復可能なデータに対して適用可能な回復候補を算出するデータ回復方法決定処理S230、回復実行処理S240が含まれる。S210・S230の処理で算出した回復方法一覧をモニタ880aに表示され、管理者に入力装置870aを利用して選択させたのち、回復実行処理S240は、実際にボリューム及びデータの回復処理を実行する。
ディスク装置860aには、ストレージ構成情報であるボリューム位置情報800a(800)、ペア構成情報810a(810)、キャッシュ構成情報820a(820)、アクセスパス構成情報830a(830)、提供運用管理操作情報840a(840)が格納される。なお、これらのストレージ構成情報の詳細については後記する(図6〜図10参照)。
CPU930aは、主メモリ890aに格納されているストレージ管理プログラム170、ネットワーク通信プログラム950a、システムプログラム960a等の各種プログラムを実行する。NIC920aは、ネットワーク通信プログラム950aから要求された第2のネットワーク310に対する通信を制御する。モニタ880aは、主メモリ890aに格納されているプログラムの実行状態等を管理者に通知するための装置である。入力装置870aは、主メモリ890aに格納されているプログラムに対して、管理者が運用管理操作を投入するための装置である。
ストレージ管理サーバ100は、ストレージ管理プログラム170によって、各仮想化装置600及び外部記憶装置700の状態を管理し、仮想化装置600の障害発生時に構成回復処理S190を実行する。また、ストレージ管理サーバ100に対して、管理者が任意の操作を実行すると、ストレージ運用操作処理S250を実行する。
ストレージ管理システムにおける動作の概要は次の通りとなる。
ストレージ管理サーバ100は、ストレージ運用管理処理S180を実行する。ストレージ運用管理処理S180の詳細は後記する(図11参照)が、ここでは概要を説明する。ストレージ運用管理処理S180は、次の処理を行う。まず、ストレージ管理サーバ100は、一定の間隔で定期的に、もしくは、仮想化装置600の構成情報が変更されたタイミングで、つまり、所定のタイミングで構成情報の変更に関する通知を受信すると、各仮想化装置600から第2のネットワーク(LAN)310経由でストレージ構成情報を収集し、ディスク装置860aに保存する。
次に、ストレージ管理サーバ100は、一定の間隔で定期的に、もしくは、仮想化装置600が内部の障害を検知したタイミングで、障害の検知に関する通知を受信すると、各仮想化装置600の障害確認を行う。障害確認とは、例えば、仮想化装置600に第2のネットワーク310経由で状態返信要求を一定間隔で複数回送信し、その返信が1つも返ってこなかった場合、あるいは状態返信が返ってきたがその状態が障害と診断されていた場合、障害が発生したと判定する動作である。
ストレージ運用管理処理S180は、障害が発生したと判定した場合、仮想化装置600に対して構成回復処理S190を実行する。構成回復処理S190の詳細は後記(図12参照)するが、ここでは概要を説明する。
構成回復処理S190は、ディスク装置860aに保存したストレージ構成情報を利用し、仮想化装置600が管理していた各ペアに対するボリューム及びデータ回復方法の候補一覧を算出する。
ボリュームの回復方法は、ペア構成情報810aとボリューム位置情報800aを利用して、ペアを構成する仮想主ボリュームと仮想副ボリュームの実体が、それぞれ仮想化装置600または外部記憶装置700のどちらに存在するのか、その組み合わせから判定される。(1)例えば、仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが仮想化装置上に存在し、仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが仮想化装置上に存在する場合、該ペアは回復不可能と判定される(図21参照)。(2)仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが仮想化装置上に存在し、仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが外部記憶装置上に存在する場合、一例として、外部記憶装置上に実主ボリュームを作成し、ローカルペアを構築する方法を回復候補とする(図24参照)。(3)仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが外部記憶装置上に存在し、仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが仮想化装置上に存在する場合、一例として、外部記憶装置上に実副ボリュームを作成し、ローカルペアを構築する方法を回復候補とする(図23参照)。(4)仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが外部記憶装置上に存在し、仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが仮想主ボリュームと異なる外部記憶装置に存在する場合、一例として、両外部記憶装置間でリモートペアを構築する方法を回復候補とする(図26A参照)。(5)仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが外部記憶装置上に存在し、仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが仮想主ボリュームと同一の外部記憶装置上に存在する場合、一例として、ローカルペアを構築する方法を回復候補とする(図25参照)。
データの回復方法は、ペア構成情報810aとキャッシュ構成情報820aを利用して、ペアを構成する仮想主ボリュームと仮想副ボリュームのキャッシュ有効状態の組み合わせから判定される。キャッシュが有効であるボリュームは、仮想化装置の障害が発生したことによりキャッシュ情報が失われてしまい、実ボリュームのデータの整合性が失われる。(1)例えば、仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームのキャッシュが有効である場合、該ペアは回復不可能と判定される(図27参照)。(2)仮想主ボリュームのキャッシュが有効であり、仮想副ボリュームのキャッシュが無効であった場合、実副ボリュームのデータから実主ボリュームのデータを回復する。このとき、実主ボリュームと実副ボリュームが同一の外部記憶装置上に存在する場合は、ローカルコピーによる回復をデータ回復候補とする(図28(а)参照)。(3)一方、異なる外部記憶装置上に存在する場合は、リモートコピーによる回復をデータ回復候補とする(図28(b)参照)。(4)仮想主ボリュームのキャッシュが無効であり、仮想副ボリュームのキャッシュが有効である場合、仮想主ボリュームのデータから仮想副ボリュームのデータを回復する。このとき、実主ボリュームと実副ボリュームが同一の外部記憶装置上に存在する場合は、ローカルコピーによる回復をデータ回復候補とする(図28(c)参照)。(5)一方、異なる外部記憶装置上に存在する場合は、リモートコピーによる回復をデータ回復候補とする(図28(d)参照)。
次に、構成回復処理S190は、回復方法の候補一覧を管理者に提示し、任意の一つの回復方法を選択させる。回復方法が決定した後、構成回復処理S190は、外部記憶装置700に実ボリュームの作成、ペアの作成、アクセスパスなどのシステム再構築要求を送信する。
また、ストレージ管理サーバ100は、ストレージ運用操作処理S250を実行する。ストレージ運用操作処理S250の詳細は後記(図18参照)するが、ここでは概要を説明する。
仮想化装置600に障害が発生していない場合、ストレージ管理サーバ100は、管理者が投入したストレージ運用管理操作指示を仮想化装置600に対して送信する。一方、仮想化装置600に障害が発生していた場合、ストレージ運用操作処理S250は、次の処理を行う。
まず、管理者が投入したストレージ運用管理操作の操作対象ボリュームである仮想ボリュームが、どの外部記憶装置700上に存在するのかと、及び該外部記憶装置上のどの実ボリュームに相当するのかについて、ディスク装置860aに格納しておいたストレージ構成情報を利用して判定する。
次に、ストレージ運用操作処理S250は、ストレージ運用管理操作の指示を仮想化装置600の命令から外部記憶装置700の命令に変換する。その後、操作対象の仮想ボリュームの識別子を外部記憶装置700上の実ボリュームの識別子に変換し、外部記憶装置700に対してLAN経由でストレージ運用管理操作指示を送信する。
図3は、業務ホストの構成の一例を示す図である。業務ホスト500は、システムバス940bに接続された、主メモリ890b、CPU930b、NIC920b、HBA980bを有している。主メモリ890bには、パス管理プログラム510、業務アプリケーション520、ネットワーク通信プログラム950b、システムプログラム960bが格納されている。また、主メモリ890bには、プログラムの実行時に一時的に必要となるデータを記憶する記憶領域であるワークエリア970bが確保されている。業務アプリケーション520は、管理者が本システムにおいて、業務を実行するために運用しているプログラムである。パス管理プログラム510は、業務ホスト500、及び、仮想化装置600内部の仮想ボリューム630または外部記憶装置700内部の実ボリューム900とのパスに関する情報の収集、I/Oの負荷に応じてパスを選択する負荷分散を行う。
CPU930bは、主メモリ890bに格納されているパス管理プログラム510、業務アプリケーション520、ネットワーク通信プログラム950b、システムプログラム960b等の各種プログラムを実行する。NIC920bは、ネットワーク通信プログラム950bから要求された第2のネットワーク310に対する通信を制御する。HBA980bは、第1のネットワーク300と接続するための装置である。
図4は、仮想化装置の構成の一例を示す図である。仮想化装置600は、システムバス940cに接続された、主メモリ890c、仮想化ディスクコントローラ850c、ディスク装置860c、キャッシュメモリ620c、NIC920c、CHA990c、HBA980cを有している。主メモリ890cには、仮想化装置管理プログラム610、ネットワーク通信プログラム950cが格納されている。また、主メモリ890cには、プログラムの実行時に一時的に必要となるデータを記憶する記憶領域であるワークエリア970cが確保されている。
仮想化装置管理プログラム610は、ストレージ構成情報であるボリューム位置情報800c(800)、ペア構成情報810c(810)、キャッシュ構成情報820c(820)、アクセスパス構成情報830c(830)、提供運用管理操作情報840c(840)を保持する。なお、これらのストレージ構成情報の詳細については後記する。
また、仮想化装置管理プログラム610は、ディスク装置860cを論理的なアクセス単位である実ボリュームとして作成する処理、外部記憶装置700内の実ボリューム及び仮想化装置600内の実ボリュームを仮想ボリュームとして管理する処理、仮想ボリューム同士でのペア作成処理、仮想ボリューム毎のキャッシュの有効/無効の設定切り替え処理、業務ホスト500と仮想化装置600との間に論理的なパスを作成する処理、仮想化装置内に障害が発生しているか否かを判定する処理を行う。
仮想化ディスクコントローラ850cは、主メモリ890cに格納された各種プログラムの実行制御を行う。また、仮想化ディスクコントローラ850cは、いくつかのディスク装置860cで構成されたRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)グループを制御している。更に、このRAIDグループを構成する複数のディスク装置860cの記憶領域を所定の領域に分割し、論理的なアクセス単位である実ボリュームを形成している。また、仮想化ディスクコントローラ850cは、CHA990cから受けた仮想ボリュームへのI/O要求を、ディスク装置860c上に構築されている実ボリューム、もしくは外部記憶装置700上の実ボリュームに送信する。このとき、仮想ボリュームに対応する実ボリュームが外部記憶装置700上にあった場合、HBA980cに対してI/O要求を発行し、第1のネットワーク300を経由して外部記憶装置700に送信する。
キャッシュメモリ620cは、仮想ボリュームに対してI/O要求が送付された場合、そのI/O一時データを格納する領域を提供する。NIC920cは、ネットワーク通信プログラム950cから要求された第2のネットワーク310に対する通信を制御する。CHA990c及びHBA980cは、第1のネットワーク300と接続する。
図5は、外部記憶装置の構成の一例を示す図である。外部記憶装置700は、システムバス940dに接続された、主メモリ890d、ディスクコントローラ850d、ディスク装置860d、NIC920d、CHA990dを有している。主メモリ890dには、外部記憶装置管理プログラム710、ネットワーク通信プログラム950dが格納されている。また、主メモリ890dには、プログラムの実行時に一時的に必要となるデータを記憶する記憶領域であるワークエリア970dが確保されている。
外部記憶装置管理プログラム710は、ストレージ構成情報である提供運用管理操作情報840d(840)を保持する。なお、このストレージ構成情報の詳細については、図10を用いて後記する。また、外部記憶装置管理プログラム710は、ディスク装置860dを論理的なアクセス単位である実ボリュームとして作成する処理、実ボリューム同士でのペア作成処理、業務ホスト500と外部記憶装置700との間に論理的なパスを作成する処理を行う。
ディスクコントローラ850dは、主メモリ890dに格納された各種プログラムの実行制御を行う。また、ディスクコントローラ850dは、いくつかのディスク装置860dで構成されたRAIDグループを制御している。更に、このRAIDグループを構成する複数のディスク装置860dの記憶領域を所定の領域に分割し、論理的なアクセス単位である実ボリュームを形成している。また、ディスクコントローラ850dは、CHA990dから受けた実ボリュームへのI/O要求を、ディスク装置860d上に構築されている実ボリュームに送信する。NIC920dは、ネットワーク通信プログラム950dから要求された第2のネットワーク310に対する通信を制御する。CHA990dは、第1のネットワーク300と接続する。
図6は、ボリューム位置情報のテーブルの一例を示す図である。ボリューム位置情報800(800a及び800c)は、各仮想化装置600内部で管理する仮想ボリュームと実ボリュームとの対応情報であり、仮想化装置600の仮想化装置管理プログラム610により作成され、ストレージ管理サーバ100が集約し、バックアップする情報である。
ボリューム位置情報800は、仮想化装置600を一意に示す識別子である仮想化装置識別子80001、仮想化装置識別子80001が管理する仮想ボリュームを一意に示す識別子である仮想ボリューム識別子80002、仮想ボリュームに対応する実ボリュームが格納されているデータ記憶装置を一意に示す識別子である実装置識別子80003、仮想ボリュームに対応するデータ記憶装置識上の実ボリュームを一意に示す識別子である実ボリューム識別子80004を含む。
仮想化装置識別子80001及び実装置識別子80003は、仮想化装置及び外部記憶装置製造ベンダが出荷時に装置に対して、全世界でユニークとなるように割り当てたシリアル番号(例えば、NIC920のMAC(Media Access Control address)アドレス)から導出する。仮想ボリューム識別子80002は、仮想化装置600が仮想ボリューム630を作成するたびに、仮想ボリュームに対して付与するシリアル番号から導出する。この識別子は仮想化装置600内で一意である。実ボリューム識別子80004は、仮想化装置600もしくは外部記憶装置700が実ボリューム900を作成するたびに、実ボリュームに対して付与するシリアル番号から導出する。この識別子は、該装置内で一意である。
なお、ストレージ管理サーバ100に保存されているボリューム位置情報800は、構成回復処理S190の実行により、仮想化装置600を利用しないボリューム構成に書き換えられる。具体的には、実装置識別子80003と実ボリューム識別子80004の値が、全て外部記憶装置700の識別子となる。ここで、回復方法が存在しなかったボリュームに関しては、実装置識別子80003及び実ボリューム識別子80004の値が共に空となる(図6では、便宜的に「−」で示す)。図6のボリューム位置情報800の各エントリである80050、80051、80052、80053、80054、80055、80056、80057、80058は、それぞれ80060、80061、80062、80063、80064、80065、80066、80067、80068に書き換えられている。
具体的には、80050の仮想ボリュームは、回復方法が存在しないため、80060の実装置識別子及び実ボリューム識別子は、共に空となる。また、80051の実装置識別子の値である仮想化装置「USP1」と実ボリューム識別子の値である仮想化装置内の実ボリューム「R−VOL2」は、回復後の80061では、回復前と異なる実装置識別子の値である外部記憶装置「DF1」と実ボリューム識別子の値である外部記憶装置内の実ボリューム「R−VOL2」となる。また、80056の実装置識別子の値である外部記憶装置「DF1」と実ボリューム識別子の値である仮想化装置内の実ボリューム「R−VOL3」は、回復後の80066では、回復前と異なる実装置識別子の値である外部記憶装置「DF2」と実ボリューム識別子の値である外部記憶装置内の実ボリューム「R−VOL4」となる。
図7は、ペア構成情報のテーブルの一例を示す図である。ペア構成情報810(810a及び810c)は、各仮想化装置600で作成したペアの仮想主ボリュームと仮想副ボリュームの識別子情報であり、仮想化装置600の仮想化装置管理プログラム610(図4参照)により作成され、ストレージ管理サーバ100が集約し、バックアップする情報である。
ペア構成情報810c(図4参照)は、仮想化装置600を一意に示す識別子である仮想化装置識別子81001、該ペアの主ボリュームとなる仮想ボリュームを一意に示す識別子である仮想主ボリューム識別子81002、該ペアの副ボリュームとなる仮想ボリュームを一意に示す識別子である仮想副ボリューム識別子81003を含む。ここで、ペアを構築していないボリュームに関しては、該ボリュームの識別子を仮想主ボリューム識別子81002として示し、仮想副ボリューム識別子81003は空となる(図7では、便宜的に「−」で示す)。
ペア構成情報810a(図2参照)は、ストレージ管理サーバ100が集約し、バックアップする情報であるため、仮想化装置識別子81001、仮想主ボリューム識別子81002、仮想副ボリューム識別子81003のほかに、回復候補81004を含む。回復候補は、複数列挙して登録され、登録の書式は、(ボリューム回復方法,データ回復方法)である。
ここで、ペアを構築していないボリュームに関しては、該ボリュームの識別子を仮想主ボリューム識別子81002として示し、仮想副ボリューム識別子81003は空(図7では、便宜的に「−」で示す。)となる。
仮想化装置識別子81001は、仮想化装置製造ベンダが出荷時に装置に対して、全世界でユニークとなるように割り当てたシリアル番号(例えば、NIC920のMACアドレス)から導出する。仮想主ボリューム識別子81002及び仮想副ボリューム識別子81003は、仮想化装置600が仮想ボリューム630を作成するたびに、仮想ボリュームに対して付与するシリアル番号から導出する。この識別子は仮想化装置600内で一意である。
図8は、キャッシュ構成情報のテーブルの一例を示す図である。キャッシュ構成情報820(820a及び820c)は、各仮想化装置600が管理する各仮想ボリュームがキャッシュ有効/無効のいずれで運用されているかを管理する情報であり、仮想化装置600の仮想化装置管理プログラム610により作成され、ストレージ管理サーバ100が集約し、バックアップする情報である。このキャッシュ構成情報820は、仮想化装置600を一意に示す識別子である仮想化装置識別子82001、仮想化装置600で管理されている仮想ボリュームを一意に示す識別子である仮想ボリューム識別子82002、キャッシュ有効/無効のフラグをyes/noで示すキャッシュ利用82003を含む。
仮想化装置識別子82001は、仮想化装置製造ベンダが出荷時に装置に対して、全世界でユニークとなるように割り当てたシリアル番号(例えば、NIC920のMACアドレス)から導出する。仮想ボリューム識別子82002は、仮想化装置600が仮想ボリューム630を作成するたびに、仮想ボリュームに対して付与するシリアル番号から導出する。この識別子は仮想化装置600内で一意である。キャッシュ利用82003は、仮想ボリューム識別子82002のボリュームのキャッシュが有効であればyes、キャッシュが無効であればnoとなる。
図9は、アクセスパス構成情報のテーブルの一例を示す図である。アクセスパス構成情報830(830a及び830c)は、各仮想化装置600と各業務ホスト500間で構築されているパスの情報であり、仮想化装置600の仮想化装置管理プログラム610により作成され、ストレージ管理サーバ100が集約し、バックアップする情報である。このアクセスパス構成情報830は、仮想化装置600を一意に示す識別子である仮想化装置識別子83001、仮想化装置600で管理されている仮想ボリュームを一意に示す識別子である仮想ボリューム識別子83002、該仮想ボリュームを利用する業務ホストを一意に示す識別子である業務ホスト識別子83003を含む。
仮想化装置識別子83001は、仮想化装置製造ベンダが出荷時に装置に対して、全世界でユニークとなるように割り当てたシリアル番号(例えば、NIC920のMACアドレス)から導出する。仮想ボリューム識別子83002は、仮想化装置600が仮想ボリューム630を作成するたびに、仮想ボリュームに対して付与するシリアル番号から導出する。この識別子は仮想化装置600内で一意である。業務ホスト識別子80003は、業務ホスト製造ベンダが出荷時に装置に対して、全世界でユニークとなるように割り当てたシリアル番号(例えば、NIC920のMACアドレス)から導出する。
図10は、提供運用管理操作情報のテーブルの一例を示す図である。提供運用管理操作情報840(840a、840c、840d)は、データ記憶装置である仮想化装置600及び外部記憶装置700がそれぞれ提供する運用管理操作の情報であり、各データ記憶装置の管理プログラムにより作成され、ストレージ管理サーバ100が集約し、バックアップする情報である。この提供運用管理操作情報840は、データ記憶装置を一意に示す識別子である実装置識別子84001、該データ記憶装置で提供する運用管理操作を示す識別子である提供操作名84002、提供操作名に対応する仮想操作名である仮想提供操作名84003を含む。
実装置識別子84001は、仮想化装置及び外部記憶装置製造ベンダが出荷時に装置に対して、全世界でユニークとなるように割り当てたシリアル番号(例えば、NIC920のMACアドレス)から導出する。提供操作名84002は、仮想提供操作名84003に対応する操作名を示す。仮想化装置及び外部記憶装置製造ベンダが出荷時に提供操作名一覧を登録する。仮想提供操作名84003に対応する操作を提供していない場合、空(図中では−で示す)となる。仮想提供操作名84003は、仮想化された提供操作名を示す。例えば、SNIA(Storage Networking Industry Association)により標準化されたストレージ提供操作名を利用する。
図11は、ストレージ管理サーバにおけるストレージ運用管理処理を示すフローチャートである。ストレージ運用管理処理S180は、ストレージ管理サーバ100を起動時にデーモンとして実行するストレージ管理プログラム170の処理の一部である。一度、ストレージ運用管理処理S180が実行されると、ストレージ管理サーバ100を終了しない限り、実行は停止しない。ストレージ運用管理処理S180は、本発明の主処理を提供し、主として仮想化装置600の監視処理及び障害検出時に仮想化装置600を経由しないシステム構成に回復する処理を実行する。ストレージ運用管理処理S180は、CPU930a(図2参照)により実行される。
最初に、ストレージ運用管理処理S180は、ストレージ管理サーバ100の管理対象であるデータ記憶装置である仮想化装置600もしくは外部記憶装置700を任意に一つ選択し(S18001)、選択したデータ記憶装置の情報をワークエリア970aに格納する。次に、第2のネットワーク310を経由して、選択したデータ記憶装置に対してストレージ構成情報を取得するために返信要求を送信する。選択したデータ記憶装置が仮想化装置600である場合、仮想化装置管理プログラム610は、ボリューム位置情報800c、ペア構成情報810c、キャッシュ構成情報820c、アクセスパス構成情報830c、提供運用管理操作情報840cを返信する。一方、選択したデータ記憶装置が外部記憶装置700である場合、外部記憶装置管理プログラム710は、提供運用管理操作情報840dを返信する。ストレージ運用管理処理S180は、そのストレージ構成情報を取得する(S18002)。
次に、ストレージ管理サーバ100がLAN経由で受信した、ストレージ構成情報をディスク装置860aに保存する(S18003)。具体的には、ストレージ管理サーバ100は、仮想化装置が提供する仮想ボリュームと、実ストレージ及び実ボリュームとの、マッピング関係を示したボリューム位置情報800と、仮想化装置上で作成されているペアの構成を示したペア構成情報810と、仮想ボリューム毎のキャッシュの利用状況を示したキャッシュ構成情報820と、業務ホストと仮想化装置間とのアクセスパスの構成を示したアクセスパス構成情報830とを保存する。
次に、選択したデータ記憶装置が仮想化装置600であるか否かワークエリア970aの情報から判定する(S18004)。仮想化装置600でなければ(S18004,No)、即ち外部記憶装置700であった場合、S18001のステップに戻る。仮想化装置600である場合(S18004,Yes)、ステップS18005に移行する。次に、第2のネットワーク310を経由して、選択したデータ記憶装置である仮想化装置600に対して状態返信要求を送信する(S18005)。
仮想化装置600の仮想化装置管理プログラム610は、仮想化装置600に障害が発生しているか否かを検査し、その結果をストレージ管理サーバ100に対して返信する。このとき、仮想化装置600に仮想化装置管理プログラム610が実行できない状態であった場合、例えば、仮想化ディスクコントローラ850cの故障、電源の故障、主メモリ890cの故障等の障害が発生していた場合、仮想化装置はストレージ管理サーバ100に対して返信を返すことはできない。ストレージ運用管理処理S180は、仮想化装置600からの返信が返って来ない場合、返信が得られるまで複数回(例えば、5回)、一定時間(例えば、10分)の待ち時間を設けた上、再度状態返信要求を送信する。
次に、ストレージ運用管理処理S180は、仮想化装置から返信された情報を検査し、返信が返ってきており、かつ返信内容は障害未発生であるか否かを判定する(S18006)。返信情報が障害未発生の状態を示していた場合(S18006,Yes)、S18001のステップに戻る。一方、返信が返ってこなかった、あるいは返信情報が障害発生の状態を示していた場合(S18006,No)、ステップS18007に移行する。
最後に、障害の発生した仮想化装置を利用しないストレージ構成にストレージ管理システムを回復するために、構成回復処理S190を実行する(S18007)。構成回復処理S190の詳細は、図12を参照して説明する。
図12は、構成回復処理を示すフローチャートである。構成回復処理S190は、ストレージ運用管理処理S180にて選択した任意のデータ記憶装置である仮想化装置600に障害が発生したと判定された場合に呼び出されるものである。構成回復処理S190は、仮想化装置600が管理する全ペアを順番に走査していき、ペア毎の回復方法の候補一覧を算出する処理であり、CPU930a(図2参照)により実行される。
最初に、構成回復処理S190は、ペア構成情報810aから仮想化装置に関連するペア情報を抜粋し、その中から一つ選択し(S19001)、選択したペアの情報をワークエリア970aに格納する。次に、S19001で選択したペアに対する回復方法一覧を格納するためのメモリ領域をワークエリア970a中に確保する(以降、メモリ領域に格納した選択したペアに対する回復方法一覧を候補リストという。)(S19002)。
次に、S19001で選択したペアに対応する仮想主ボリューム識別子81002及び仮想副ボリューム識別子81003をペア構成情報810aから取得する。次に、S19001で選択したペアを構成する仮想主ボリューム識別子81002及び仮想副ボリューム識別子81003の仮想ボリュームに対応する実ボリュームの位置情報である実装置識別子80003及び実ボリューム識別子80004をボリューム位置情報800aから取得し(S19003)、ワークエリア970aに格納する。なお、S19001で選択したペアがペアを構成していないボリュームのみである場合、実副ボリュームの位置情報は空となる。
次に、ワークエリア970aに格納した実主ボリューム(実PVOL)及び実副ボリューム(実SVOL)の実装置識別子80003で識別される実装置が提供する操作情報(運用管理操作の情報)を、提供運用管理操作情報840aから取得し(S19004)、ワークエリア970aに格納する。次に、S19001で選択したペアの情報をペア構成情報810aから取得し、S19001で選択したペアを構成する仮想主ボリューム識別子81002及び仮想副ボリューム識別子81003の各ボリュームのキャッシュを有効にして運用していたか否かをキャッシュ構成情報820aから取得し(S19005)、ワークエリア970aに格納する。
次に、失われてしまったペア及びボリュームを再構成できるか否か判定する処理であるボリューム回復可否判定処理S200を実行し、ボリュームの回復が可能か否かを判定する(S19006)。ボリューム回復可否判定処理S200の詳細は、図13を用いて後記する。ボリューム回復可否判定処理S200で、回復不可能と判定された場合(S19006,No)、S19001で選択したペアは回復できないとし、ステップS19013へ移行する。S19001で選択したペアの回復が可能であると判定された場合(S19006、Yes)、次のステップS19007へ移行する。
次に、S19006でボリュームが回復可能であると判定された場合、ペア及びボリュームの再構築方法の候補一覧を算出する処理であるボリューム回復方法決定処理S210を実行する(S19007)。ボリューム回復方法決定処理S210の詳細は、図14を用いて後記する。ボリューム回復方法決定処理S210で計算したボリューム回復候補一覧情報は、ワークエリア970aに確保した候補リストに追加される。
次に、S19007で算出した候補リストを順番に走査していき、それぞれのボリューム回復方法に対するデータ回復方法を算出する。まず、候補リストから一つボリューム回復候補を選択し(S19008)、S19001で選択したペアの情報をワークエリア970aに格納する。
次に、ボリューム内のデータの回復が可能であるか判定する処理であるデータ回復可否判定処理S220を実行し、データの回復が可能か否かを判定する(S19009)。データ回復可否判定処理S220の詳細は、図15を用いて後記する。データ回復可否判定処理S220で、回復不可能と判定された場合(S19009,No)、該ペア及びボリュームを回復したとしても、そのデータを回復できないため、候補リストからS19008で選択したボリューム回復方法候補を削除する(S19011)。一方、データ回復可否判定処理S220で、回復可能と判定された場合(S19009,Yes)、実際のデータ回復方法を算出するため、データ回復方法決定処理S230を実行する(S19010)。データ回復方法決定処理S230の詳細は、図16を用いて後記する。
次に、S19001で選択したペアに対する候補リストの中に、データ回復方法が未処理のボリューム回復候補が含まれているか否かを判定する(S19012)。未処理のボリューム回復候補が含まれている場合(S19012,Yes)、S19008のステップに戻り、データ回復方法の算出を繰り返す。未処理のボリューム回復候補が含まれていない場合(S19012,No)、次に、S19001で選択したペアに対する候補リストから実際に任意の一つを管理者に選択させ、それを実行する処理である回復実行処理S240を実行する(S19013)。回復実行処理S240の詳細は、図17を用いて後記する。
最後に、仮想化装置が管理していたペアにおいて、未処理のペアが存在するか否かを判定する(S19014)。未処理のペアが存在していた場合(S19014,Yes)、S19001のステップに戻り、処理を繰り返し、未処理のペアが存在しない場合(S19014,No)、一連の処理を終了する。
図13は、ボリューム回復可否判定処理を示すフローチャートである。図20及び図21は、図13における回復不可能なストレージ構成の一例を示す説明図である。ボリューム回復可否判定処理S200は、ワークエリア970aに格納されているS19001で選択したペア及びそのペアを構成するボリュームが回復可能であるか判定する処理であり、CPU930a(図2参照)により実行される。
最初に、ボリューム回復可否判定処理S200は、ワークエリア970aに格納されている実主ボリューム90001(図20参照)と実副ボリュームの情報を参照し、実副ボリュームが空である、即ちペアを構築していないボリュームであり、かつ実主ボリューム90001の実装置識別子80003が仮想化装置600である場合(S20001,Yes)、S19001で選択したペアは回復不可能であると判定し、処理を終了する(S20004)。ペアを構築していないボリュームであり、かつ実主ボリューム90001の実装置識別子80003が仮想化装置600でない場合(S20001,No)は、ステップS20002に移行する。なお、図20には、回復前の構成(S20001,Yes)と、回復不可能の判定状態(図において斜線で示す。)とが示されている。
次に、実主ボリューム90002(図21参照)及び実副ボリューム90003(図21参照)の実装置識別子80003が共に仮想化装置600である場合(S20002,Yes)、S19001で選択したペアは回復不可能であると判定し、処理を終了する(S20004)。図21には、回復前の構成(S20002,Yes)と、回復不可能の判定状態とが示されている。
最後に、S20001、S20002のいずれの場合にも該当しなかった場合(S20002,No)、即ち、実主ボリューム及び実副ボリュームの実装置識別子80003のいずれか一方、もしくは両方が外部記憶装置700である場合、S19001で選択したペアは回復可能であると判定し、処理を終了する(S20003)。
図14A、図14B、及び図14Cは、ボリューム回復方法決定処理を示すフローチャートである。図22、図23、及び図24は、図14Aにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。図25は、図14Bにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。図26A、図26B、及び図26Cは、図14Cにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。ボリューム回復方法決定処理S210は、ワークエリア970aに格納されている任意のS19001で選択したペア及びそのペアを構成するボリュームの回復方法の候補一覧を算出する処理であり、CPU930a(図2参照)により実行される。
最初に、ボリューム回復方法決定処理S210は、ワークエリア970aに格納されている実主ボリューム90004(図22参照)と実副ボリュームの位置情報を参照し、実主ボリューム90004の実装置識別子80003が外部記憶装置700であり、かつ実副ボリュームが空である、即ちペアを構築していないボリュームでないか否かを判定する(S21001)。条件が真である場合(S21001,Yes)、ステップS21003Aに移行し、条件が偽である場合(S21001,No)、ステップS21002に移行する。
ステップS21003Aでは、実主ボリュームの装置がローカルコピーを提供し、かつ回復用副ボリュームが作成可能か否かを判定する。具体的には、ワークエリア970aを参照し、実主ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、該外部記憶装置がローカルコピーを提供しているか否か検査する。もしも該外部記憶装置がローカルコピーを提供している場合、第2のネットワーク(LAN)310経由で、該外部記憶装置に実主ボリュームと同容量のボリュームが作成可能であるか否かを問い合わせる。該外部記憶装置からボリュームが作成可能であると返信を受けた場合(S21003A,Yes)、ステップS21004Aに移行する。一方、ステップS21003の判定処理で偽と判定された場合(S21003A,No)、ステップS21005Aを実行する。
ステップS21004Aでは、外部記憶装置上に実主ボリューム90004(図22参照)もしくは90006と同容量の実副ボリューム90005(以降、ボリューム回復として作成した実副ボリュームを回復用実副ボリュームという。)を作成する。そして、実主ボリューム90004と回復用実副ボリューム90005間でローカルペアを構築し、業務ホスト500は、実主ボリューム90004にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加し、ステップS21002に移行する。
ステップS21005Aでは、業務ホストは実主ボリューム90004をそのまま利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加し、ステップS21002に移行する。なお、図22には、回復前の構成(S21002,Yes)と、S21004Aに対応する回復候補の構成、及び、S21005Aに対応する回復候補の構成が示されている。
ステップS21002において、実主ボリューム90006(図23参照)の実装置識別子80003が外部記憶装置であり、かつ実副ボリューム90007(図23参照)の実装置識別子80003が仮想化装置であるか否かを判定する。条件が真である場合(S21002,Yes)、ステップS21003Bに移行する。条件が偽である場合(S21002,No)、ステップS21006に移行する。
ステップS21003Bでは、実主ボリュームの装置がローカルコピーを提供し、かつ回復用実副ボリュームが作成可能か否かを判定する。具体的には、ワークエリア970aを参照し、実主ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、該外部記憶装置がローカルコピーを提供しているか否か検査する。もしも該外部記憶装置がローカルコピーを提供している場合、第2のネットワーク(LAN)310経由で、該外部記憶装置に実主ボリュームと同容量のボリュームが作成可能であるか否かを問い合わせる。該外部記憶装置からボリュームが作成可能であると返信を受けた場合(S21003B,Yes)、ステップS21004Bに移行する。一方、ステップS21003Bの判定処理で偽と判定された場合(S21003B,No)、ステップS21005Bを実行する。
ステップS21004Bでは、外部記憶装置上に実主ボリューム90006(図23参照)と同容量の実副ボリューム(回復用実ボリューム)90008を作成する。そして、実主ボリューム90004と回復用実副ボリューム90008間でローカルペアを構築し、業務ホストは実主ボリューム90006にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加し、ステップS21006に移行する。
ステップS21005Bでは、実副ボリューム90007(図23参照)の回復及びペアを構築せず、業務ホストは実主ボリューム90006をそのまま利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加し、ステップS21006に移行する。なお、図23には、回復前の構成(S21002,Yes)と、S21004Bに対応する回復候補の構成、及び、S21005Bの対応する回復候補の構成が示されている。
ステップS21006において、実主ボリューム90009(図24参照)の実装置識別子80003が仮想化装置であり、かつ実副ボリューム90010(図24参照)の実装置識別子80003が外部記憶装置であるか否かを判定する。条件が真である場合(S21006,Yes)、S21007のステップに移行し、条件が偽である場合(S21006,No)、ステップS21010(図14B参照)に移行する。
ステップS21007では、実副ボリュームの装置がローカルコピーを提供し、かつ回復用実主ボリュームが作成可能か否かを判定する。具体的には、ワークエリア970aを参照し、実副ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、該外部記憶装置がローカルコピーを提供しているか否か検査する。もしも該外部記憶装置がローカルコピーを提供している場合、LAN経由で、該外部記憶装置に実副ボリュームと同容量のボリュームが作成可能であるか否かを問い合わせる。該外部記憶装置からボリュームが作成可能であると返信を受けた場合(S21007,Yes)、S21008のステップに移行する。一方、ステップS21007の判定処理で偽と判定された場合(S21007,No)、ステップS21009を実行する。
ステップS21008において、外部記憶装置上に実主ボリューム90009(図24参照)と同容量の実主ボリューム90011(以降、実主ボリュームの回復用に作成したボリュームを回復用実ボリュームという。)を作成する。そして、回復用実主ボリューム90011と実副ボリューム90010間でローカルペアを構築し、業務ホストは回復用実主ボリューム90011にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加し、ステップS21010に移行する。
ステップS21009において、実主ボリューム90009の回復及びペアを構築せず、実副ボリューム90010を回復用実主ボリューム90010Aに切り替え、業務ホストは回復用実主ボリューム90010Aを利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21010に移行する。
ステップS21010(図14B参照)において、実主ボリューム90012(図25参照)の実装置識別子80003が外部記憶装置であり、かつ実副ボリューム90013(図25参照)の実装置識別子80003が外部記憶装置であり、かつ実主ボリューム90012と実副ボリューム90013が同一の外部記憶装置であるか否かを判定する。条件が真である場合(S21010,Yes)、ステップS21011に移行し、条件が偽である場合(S21010,No)、ステップS21015に移行する。
ステップS21011において、実主ボリュームの装置がローカルコピーをサポートしているか否かを判定する。具体的には、実主ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、外部記憶装置がローカルコピーをサポートしているか否か検査し、提供していると判定された場合(S21011,Yes)、ステップS21012に移行し、そうでない場合(S21011,No)、ステップS21013に移行する。
ステップS21012において、実主ボリューム90012と実副ボリューム90013との間でローカルコピーを構築し、業務ホストは実主ボリューム90012にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21015に移行する。
ステップS21013において、実副ボリューム90013の回復及びペアを構築せず、業務ホストは実主ボリューム90012をそのまま利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21014に移行する。
ステップS21014において、実主ボリューム90012の回復及びペアを構築せず、実副ボリューム90013を回復用実主ボリューム90013Aに切り替え、業務ホストは回復用実主ボリューム90013Aを利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21015に移行する。なお、図25には、回復前の構成(S21010,Yes)と、S21012に対応する回復候補の構成、S21013に対応する回復候補の構成、及びS21014に対応する回復候補の構成、が示されている。
ステップS21015(図14C参照)において、実主ボリューム90014(図26A)の実装置識別子80003が外部記憶装置であり、かつ実副ボリューム90015の実装置識別子80003が外部記憶装置であり、かつ実主ボリューム90014と実副ボリューム90015が異なる外部記憶装置であるか否かを判定する。条件が真である場合(S21015,Yes)、ステップS21016に移行し、条件が偽である場合(S21015,No)、ボリューム回復方法決定処理S210を終了する。
ステップS21016において、実主ボリュームと実副ボリュームの装置が共にリモートコピーをサポートしているか否かを判定する。具体的には、実主ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報と実副ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、これらの情報が共にリモートコピーをサポートしているか判定する。条件が真と判定された場合(S21016,Yes)、ステップS21017に移行し、条件が偽である場合(S21016,No)、ステップS21018に移行する。
ステップS21017において、実主ボリューム90014と実副ボリューム90015との間にリモートコピーを構築し、業務ホストは実主ボリューム90014にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21018に移行する。なお、図26Aには、回復前の構成(S21015,Yes)と、S21017に対応する回復候補の構成が示されている。
ステップS21018において、実主ボリュームの装置がローカルコピーを提供し、かつボリュームの作成が可能か否かを判定する。具体的には、ワークエリア970aを参照し、実主ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、該外部記憶装置がローカルコピーを提供しているか否か検査する。もしも該外部記憶装置がローカルコピーを提供している場合、LAN経由で、該外部記憶装置に実主ボリュームと同容量のボリュームが作成可能であるか否かを問い合わせる。該外部記憶装置からボリュームが作成可能であると返信を受けた場合(ステップS21018,Yes)、ステップS21019に移行する。一方、判定処理で偽と判定された場合(ステップS21018,No)、ステップS21020に移行する。
ステップS21019において、外部記憶装置上に実主ボリューム90014と同容量の回復用実副ボリューム90016(図26C参照)を作成し、実主ボリューム90014と回復用実副ボリューム90016間でローカルペアを構築し、業務ホストは実主ボリューム90014にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21021に移行する。
ステップS21020において、実副ボリューム90015の回復及びペアを構築せず、業務ホストは実主ボリューム90014(図26B参照)をそのまま利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、ステップS21021に移行する。
ステップS21021において、実副ボリュームの装置がローカルコピーを提供し、かつボリューム作成が可能か否かを判定する。具体的には、ワークエリア970aを参照し、実副ボリュームの外部記憶装置が提供する運用管理操作情報を参照し、該外部記憶装置がローカルコピーを提供しているか否か検査する。もしも該外部記憶装置がローカルコピーを提供している場合、LAN経由で、該外部記憶装置に実副ボリュームと同容量のボリュームが作成可能であるか否かを問い合わせる。該外部記憶装置からボリュームが作成可能であると返信を受けた場合(S21021,Yes)、ステップS21022に移行する。一方、判定処理で偽と判定された場合(S21021,No)、ステップS21023に移行する。
ステップS21022において、外部記憶装置上に実副ボリューム90015と同容量の回復用実主ボリューム90017(図26C参照)を作成し、回復用実主ボリューム90017と実副ボリューム90015間でローカルペアを構築し、業務ホストは回復用実主ボリューム90017にアクセスすることをボリューム回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、処理を終了する。
ステップS21023において、実主ボリューム90014の回復及びペアを構築せず、実副ボリューム90015を回復用実主ボリューム90015A(図26B参照)に切り替え、業務ホストは回復用実主ボリューム90015Aを利用することをボリュームの回復方法として決定し、候補リストに本回復方法を追加する。そして、処理を終了する。
なお、図26Bには、回復前の構成(S21015,Yes)と、S21020に対応する回復候補の構成、及び、S21023に対応する回復候補の構成が示されている。また、図26Cには、回復前の構成(S21015,Yes)と、S21019に対応する回復候補の構成、及び、S21022に対応する回復候補の構成が示されている。
図15は、データ回復可否判定処理を示すフローチャートである。図27は、図15における回復不可能なストレージ構成を示す説明図である。データ回復可否判定処理S220は、ボリューム回復方法決定処理S210で計算した各ボリューム回復候補に対して実行し、該ボリューム回復方法を適用した場合に、データが回復できるか否かを判定する処理であり、CPU930aにより実行される。
最初に、データ回復可否判定処理S220は、ワークエリア970aに格納されている仮想主ボリューム63013(図27(a)参照)と仮想副ボリュームのキャッシュ情報と実主ボリューム90018(図27(a)参照)と実副ボリュームの位置情報を参照し、実副ボリュームの位置情報が空である、即ちペアを構築していないボリュームであり、かつ仮想主ボリューム63013のキャッシュが有効であるか否かを判定し(S22001)、判定結果が真である場合(S22001,Yes)、S19001で選択したペアのデータは回復不可能である判定する(S22006)。判定結果が偽である場合(S22001,No)、ステップS22002に移行する。
ステップS22002において、仮想主ボリューム63014(図27(b)参照)と仮想副ボリューム63015(図27(b)参照)が共にキャッシュ有効である場合(S22002,Yes)、S19001で選択したペアのデータは回復不可能である判定する(S22006)。判定結果が偽である場合(S22002,No)、ステップS2203に移行する。
ステップS22003において、実副ボリューム90022(図27(c)参照)の実装置識別子80003が仮想化装置上であり、かつ仮想主ボリューム63016(図27(c)参照)のキャッシュが有効である場合(S2203,Yes)、S19001で選択したペアのデータは回復不可能である判定する(S22006)。判定結果が偽である場合(S22003,No)、ステップS22004に移行する。
ステップS22004において、実主ボリューム90023(図27(d)参照)の実装置識別子80003が仮想化装置上であり、かつ仮想副ボリューム63019(図27(d)参照)のキャッシュが有効である場合(S22004,Yes)、S19001で選択したペアのデータは回復不可能であると判定する(S22006)。判定結果が偽である場合(S22004,No)、ステップS22005に移行する。
最後に、ステップS22005(S22001、S22002、S22003、S22004のいずれの場合にも該当しなかった場合)において、S19001で選択したペアのデータは回復可能であるとして、処理を終了する。
図16は、データ回復方法決定処理を示すフローチャートである。また、図28は、図16におけるストレージ構成と回復方法を示す説明図である。データ回復方法決定処理S230は、データ回復可否判定処理S220でデータの回復が可能であると判定されたボリューム回復候補に対して、データの回復方法を算出する処理であり、CPU930aにより実行される。
最初に、データ回復方法決定処理S230は、ペアが存在しないか否かを判定し(S23001)、ペアが存在しない場合、即ち、ペアを再構築せず、単独のボリュームのみでボリュームを回復するボリューム回復方法である場合(S23001,Yes)、データの回復は不要とし、そのまま処理を終了する。ペアが存在する場合(S23001,No)、ステップS23002に移行する。
ステップS23002において、仮想副ボリュームのキャッシュが無効か否かを判定し、偽であった場合(キャッシュが有効であった場合)(S23002,No)、ステップS23003に移行し、真であった場合(キャッシュが無効であった場合)(S23002,Yes)、ステップS23006に移行する。
ステップS23003において、実主ボリュームと実副ボリュームの実装置識別子80003が共に同一の外部記憶装置か否かを判定し、真であった場合(S23003,Yes)、ステップS23004に移行し、偽であった場合(S23003,No)、ステップS23005に移行する。
ステップS23004(図28(c)参照)において、実主ボリューム90029から実副ボリュームもしくは回復用実副ボリューム90030をローカルコピーで回復するデータ回復方法と決定し、候補リストに該ボリュームのデータ回復方法を追記する。そして、処理を終了する。
ステップS23005(図28(d)参照)において、実主ボリューム90031から実副ボリュームもしくは回復用実副ボリューム90032をリモートコピーで回復するデータ回復方法と決定し、候補リストに該ボリュームのデータ回復方法を追記する。そして、処理を終了する。
ステップS23006において、実主ボリュームと実副ボリュームの実装置識別子80003が共に同一の外部記憶装置か否かを判定し、真であった場合(S23006,Yes)、ステップS23007に移行し、偽であった場合(S23006,No)、ステップS23008に移行する。
ステップS23007(図28(a)参照)において、実副ボリューム90026から実主ボリュームもしくは回復用実主ボリューム90025をローカルコピーで回復するデータ回復方法と決定し、候補リストに該ボリュームのデータ回復方法を追記する。
ステップS23008(図28(b)参照)において、実副ボリューム90028から実主ボリュームもしくは回復用実主ボリューム90027をリモートコピーで回復するデータ回復方法と決定し、候補リストに該ボリュームのデータ回復方法を追記する。
図17は、回復実行処理を示すフローチャートである。回復実行処理S240は、ワークエリア970aに格納されている任意のステップS19001(図12参照)で選択したペアに対する回復方法の候補一覧から任意の一つを選択し、実際に構成回復を実行する処理であり、CPU930aにより実行される。
最初に、ステップS19001で選択したペアに対する回復候補が存在するのかワークエリア970aに格納されている候補リストを検査し、回復方法が一件も存在しないか否かを判定する(S24001)。回復候補が一件も存在しない場合(S24001,Yes)、ステップS24002に移行する。ステップS24002では、回復実行前のS19001で選択したペアを構成する仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームに対応するボリューム位置情報800aのエントリにおいて、仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームの実装置識別子80003(図6参照)及び実ボリューム識別子80004(図6参照)の値をそれぞれ削除し、実主ボリュームと実副ボリュームの情報を更新する。そして、処理を終了する。
ステップS24003において、候補リストに保存されている回復候補一覧をモニタ880aに表示し、管理者に対して、入力装置870aを利用して、任意の一つの回復方法を選択することを要求する。管理者が入力装置870で回復方法を選択した場合、ワークエリア970aにその回復方法を格納する。そして、ステップS24004に移行する。
ステップS24004において、ワークエリア970aに格納されている管理者が選択した回復方法を実際に実行するために、管理者が選択した回復方法で決定された外部記憶装置に対して、LAN経由で管理者が選択した回復方法の実行要求を送信する。次に、アクセスパス構成情報830aを利用して、ステップS19001で選択したペアの回復前に、ステップS19001で選択したペアの実主ボリュームを利用していた業務ホスト500を取得する(S24005)。そして、管理者が選択した回復方法の実主ボリュームとステップS24005で取得した業務ホスト間にアクセスパスを構築するように、実主ボリュームの外部記憶装置に対して、アクセスパス構築要求を送信する(S24006)。
最後に、回復実行前のステップS19001で選択したペアを構成する仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームに対応するボリューム位置情報800aのエントリを更新し、仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームの実装置識別子80003及び実ボリューム識別子80004の値をそれぞれ回復後のものに上書きし(S24007)、処理を終了する。
図18は、ストレージ運用操作処理を示すフローチャートである。仮想化装置を適用したSAN環境において、ストレージ運用管理サーバの管理者は、実データ記憶装置(仮想化装置及び外部記憶装置)が提供する運用管理操作指示ではなく、仮想化装置600で仮想化された仮想運用管理操作指示でSAN環境を運用する。また、運用操作指示には、操作対象の装置及びボリュームを指定する。通常、実データ記憶装置の識別子及び実ボリュームの識別子ではなく、仮想化装置の識別子及び仮想ボリュームの識別子を指定する。ストレージ運用操作処理S250は、管理者が入力装置870aを利用してストレージ管理システムの運用管理操作指示をストレージ管理サーバ100に対して投入したタイミングで実行される。
ストレージ運用操作処理S250は、仮想化装置が障害によって利用不可能な状態になった場合に、ストレージ管理サーバの管理者により投入された仮想運用管理操作指示及び仮想ボリューム識別子を、実データ記憶装置の提供運用管理操作指示及び実ボリューム識別子に変換することで、今まで通りの運用管理を可能にするための処理であり、CPU930aにより実行される。
最初に、ストレージ運用操作処理S250は、管理者が運用管理操作対象として指定したデータ記憶装置の識別子が仮想化装置であるか否かを、ボリューム位置情報800aの仮想化装置識別子80001のいずれかのエントリと一致するか否かで判定する(S25001)。一致する場合(S25001,Yes)は、ステップS25002に移行する。一致しない場合(S25001,No)、即ち、仮想化装置への要求でない場合、マッピング処理が不要であるため、ステップS25004に移行する。
ステップS25002において、操作対象の仮想ボリュームに対応する実ボリュームが実際に存在するか否かを、ボリューム位置情報800aを利用して検査する。該仮想ボリュームに対応する実ボリュームを保有する実データ記憶装置の実装置識別子80003の値が空である場合(S25002,No)、即ち、仮想ボリュームに対応する実ボリュームは回復できなかった場合、管理者により投入された運用管理操作指示は実行不可能と判定し、処理を終了する。実ボリュームが存在する場合(S25002,Yes)は、ステップS25003に移行する。
ステップS25003において、仮想化ボリュームの識別子に対応する実ボリュームの識別子と実装置の識別子を取得する。具体的には、投入された運用管理操作対象である仮想化装置の識別子と、仮想ボリュームの識別子の値をそれぞれ、ボリューム位置情報800aを参照することで、実装置識別子80003の値と、実ボリューム識別子80004の値に変換する。
次に、管理者によって投入された仮想運用管理操作を該実データ記憶装置が提供しているか否かを判定する(S25004)。具体的には、提供運用管理操作情報840aを参照して取得する。ステップS25003で取得した実装置識別子80003の値と実装置識別子84001(図10参照)を一致させる。その後、投入された仮想提供操作名を84003の値と一致させ、提供操作名84002を取得する。入力された運用管理操作名画が実装置で提供されていない場合(S25004,No)、即ち、提供操作名84002が空である場合、管理者により投入された運用管理操作指示は実行不可能と判定し、処理を終了する。入力された運用管理操作名画が実装置で提供されている場合(S25004,Yes)、ステップS25005に移行する。
最後に、ステップS25005において、LAN経由で、管理者により投入された仮想運用操作指示、仮想化装置の識別子、及び仮想ボリュームの識別子を、実データ記憶装置の提供運用操作指示、実データ記憶装置の識別子、及び実ボリュームの識別子に変換した後、該データ記憶装置に対して、運用管理操作の実行要求を送信する。そして、処理を終了する。
本実施形態では、ストレージ管理サーバ100が、仮想化装置600の構成情報と外部記憶装置(ストレージ)700の構成情報とを定期的に取得する構成情報取得ステップ(S18001〜S18003)と、仮想化装置600の障害発生を検出する障害発生検出ステップ(S18004〜S18006)と、障害発生が検出された際に、実ボリューム及びペアの回復可否を判定し、ボリュームの回復方法の候補を決定するボリューム回復方法決定ステップ(S200及びS210)と、ボリューム回復方法決定ステップでのボリュームの回復方法の候補についてデータの回復可否を判定し、データの回復方法の候補を決定するデータ回復方法決定ステップ(S220及びS230)と、ボリュームの回復方法の候補と、データの回復方法の候補との組合せの回復方法の候補のうちのいずれかの組み合わせが選択されると、選択された組合せの回復方法を実行するとともに、組合せの回復方法に該当する外部記憶装置(ストレージ)700に対して、業務ホスト500とパスを構築する要求を行う回復実行ステップ(S240)と、を含んで実行する。これにより、仮想化装置600が故障した際に、仮想化装置600を経由しない構成へのシステム構成変更し、業務ホスト500の業務を速やかに再開できる。
本発明を適用したストレージ管理システムの一例を示す図である。 ストレージ管理サーバの構成の一例を示す図である。 業務ホストの構成の一例を示す図である。 仮想化装置の構成の一例を示す図である。 外部記憶装置の構成の一例を示す図である。 ボリューム位置情報のテーブルの一例を示す図である。 ペア構成情報のテーブルの一例を示す図である。 キャッシュ構成情報のテーブルの一例を示す図である。 アクセスパス構成情報のテーブルの一例を示す図である。 提供運用管理操作情報のテーブルの一例を示す図である。 ストレージ管理サーバにおけるストレージ運用管理処理を示すフローチャートである。 構成回復処理を示すフローチャートである。 ボリューム回復可否判定処理を示すフローチャートである。 ボリューム回復方法決定処理を示すフローチャートである。 ボリューム回復方法決定処理を示すフローチャートである。 ボリューム回復方法決定処理を示すフローチャートである。 データ回復可否判定処理を示すフローチャートである。 データ回復方法決定処理を示すフローチャートである。 回復実行処理を示すフローチャートである。 ストレージ運用操作処理を示すフローチャートである。 ストレージ管理システムにおける論理的なボリューム構成の一例を示す図である。 図13における回復不可能なストレージ構成の一例を示す説明図である。 図13における回復不可能なストレージ構成の一例を示す説明図である。 図14Aにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図14Aにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図14Aにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図14Bにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図14Cにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図14Cにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図14Cにおけるストレージ構成及びその回復候補を示す説明図である。 図15における回復不可能なストレージ構成を示す説明図である。 図16におけるストレージ構成と回復方法を示す説明図である。
符号の説明
100 ストレージ管理サーバ(管理サーバ)
170 ストレージ管理プログラム
300 SAN(第1のネットワーク)
310 LAN(第2のネットワーク)
500 業務ホスト
510 パス管理プログラム
520 業務アプリケーション
530 マルチパスボリューム
600 仮想化装置
610 仮想化装置管理プログラム
620 キャッシュメモリ
630 仮想ボリューム
640 キャッシュボリューム
700 外部記憶装置(ストレージ)
710 外部記憶装置管理プログラム
800 ボリューム位置情報
810 ペア構成情報
820 キャッシュ構成情報
830 アクセスパス構成情報
840 提供運用管理操作情報
850 ディスクコントローラ
860 ディスク装置
870 入力装置
880 モニタ
890 主メモリ
900 実ボリューム
920 NIC
930 CPU
940 システムバス
950 ネットワーク通信
960 システムプログラム
970 ワークエリア
980 HBA
990 CHA
S180 ストレージ運用管理処理
S190 構成回復処理
S200 ボリューム回復可否判定処理
S210 ボリューム回復方法決定処理
S220 データ回復方法可否判定処理
S230 データ回復方法決定処理
S240 回復実行処理
S250 ストレージ運用操作処理

Claims (19)

  1. 複数のホストと、複数のボリュームを有する複数のストレージと、前記ボリュームである実ボリュームを、仮想ボリュームと対応付けて管理する仮想化装置とが、第1のネットワークを介して通信可能にされており、前記ホストと、前記ストレージと、前記仮想化装置とが、第2のネットワークを介して管理サーバと通信可能にされるストレージ管理システムにおいて、
    前記仮想化装置は、自装置に実ボリューム及びキャッシュを備えており、前記仮想化装置に障害が生じた場合に、前記仮想化装置を介ないで前記ホストから前記ストレージへ通信可能な構成に回復するストレージ構成回復方法であって、
    前記管理サーバが、
    前記仮想化装置の構成情報と前記ストレージの構成情報とを取得する構成情報取得ステップと、
    前記仮想化装置の障害発生を検出する障害発生検出ステップと、
    前記障害発生が検出された際に、前記仮想化装置の障害により失われてしまった実ボリューム及びペアを再構成できるか否かの実ボリューム及びペアの回復可否をボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて判定し、前記実ボリューム及びペアの回復が可能であると判定された場合、ボリュームの回復方法の候補を決定するボリューム回復方法決定ステップと、
    前記ボリューム回復方法決定ステップでの前記ボリュームの回復方法の候補についてボリューム位置情報とペア構成情報及びキャッシュの有効の可否に基づいてデータの回復可否を判定し、前記データの回復が可能であると判定された場合、データの回復方法の候補を決定するデータ回復方法決定ステップと、
    前記ボリュームの回復方法の候補と、前記データの回復方法の候補との組合せの回復方法を表示部に表示し、入力部からの入力により前記組合せの回復方法が選択されると、選択された前記組合せの回復方法を実行するとともに、前記組合せの回復方法に該当する前記ストレージに対して、前記ホストとパスを構築する要求を行う回復実行ステップと、を含んで実行する
    ことを特徴とするストレージ構成回復方法。
  2. 前記仮想化装置は、
    前記ストレージが有する実ボリューム及び前記仮想化装置自身が有する実ボリュームを、前記ホストに対して仮想ボリュームとして提供し、
    前記ストレージが提供する実運用管理操作及び前記仮想化装置自身が提供する実運用管理操作を、仮想運用管理操作として提供し、
    複数の前記仮想ボリューム間でペアを作成し、
    前記仮想ボリュームにキャッシュ機能を有しているならば、前記仮想ボリューム毎にキャッシュ機能の有効と無効との切り替えを可能とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  3. 前記管理サーバは、前記仮想化装置の障害発生が検出された際、前記仮想化装置により実現していた仮想運用管理操作を、前記ストレージが提供する実運用管理操作に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  4. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、
    ペアを構成していない仮想ボリュームであり、かつ、実ボリュームが前記仮想化装置に存在する場合、
    または、ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームに対応する、実主ボリューム及び実副ボリュームが共に前記仮想化装置に存在する場合、
    ボリュームの回復が不可能と判定された際、
    前記回復実行ステップにおいて、
    前記ペアを構成していない仮想ボリュームの場合、対応する実ボリュームの位置情報のエントリを削除し、
    または、前記ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームの場合、対応する実主ボリューム及び実副ボリュームの位置情報のエントリを削除する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  5. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームのうち、前記仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが前記仮想化装置に存在し、前記仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが前記ストレージに存在する場合、ボリュームの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  6. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、ペアを構成していない仮想ボリュームに対応する実ボリュームが前記ストレージに存在する場合、ボリュームの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  7. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームのうち、前記仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームが前記ストレージに存在し、前記仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームが前記仮想化装置に存在する場合、ボリュームの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  8. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームに対応する、実主ボリューム及び実副ボリュームが共に前記ストレージに存在する場合、ボリュームの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  9. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、ボリュームの回復が可能と判定した際に、
    前記管理サーバは、
    前記ストレージに前記実副ボリュームと同サイズ及び同特性の実主ボリュームを作成でき、かつ、前記ストレージがペアの構築運用管理操作を提供しているか否かを判定し、
    前記判定の条件を満たす場合、前記ストレージに存在する前記実副ボリュームと同サイズ及び同特性の回復用実主ボリュームを前記ストレージに作成し、前記回復用実主ボリュームと前記実副ボリュームとの間でローカルペアを構築し、前記ホストは前記回復用実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定し、
    前記判定の条件を満たさない場合、前記実副ボリュームを回復用実主ボリュームとみなし、前記ホストは前記回復用実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のストレージ構成回復方法。
  10. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、ボリュームの回復が可能と判定した際に、
    前記管理サーバは、
    前記ストレージに前記実主ボリュームと同サイズ及び同特性の実副ボリュームを作成でき、かつ、前記ストレージがペアの構築運用管理操作を提供しているか否かを判定し、
    前記判定の条件を満たす場合、前記ストレージに存在する実主ボリュームと同サイズ及び同特性の回復用実副ボリュームを作成し、前記実主ボリュームと前記回復用実副ボリュームとの間でローカルペアを構築し、前記ホストは前記実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定し、
    前記判定の条件を満たさない場合、前記ホストは前記実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のストレージ構成回復方法。
  11. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、ボリュームの回復が可能と判定した際に、
    前記管理サーバは、
    実主ボリュームと実副ボリュームが共に同一のストレージに存在し、かつ、前記ストレージがペアの構築運用管理操作を提供しているか否かを判定し、
    前記判定の条件を満たす場合、前記実主ボリュームと前記実副ボリュームとの間でローカルペアを構築し、前記ホストは前記実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定し、
    前記判定の条件を満たさない場合、前記実主ボリュームを唯一の実主ボリュームとする、もしくは、前記実副ボリュームを回復用実主ボリュームとみなし、前記ホストは前記回復用実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定する
    ことを特徴とする請求項8に記載のストレージ構成回復方法。
  12. 前記ボリューム回復方法決定ステップにおいて、ボリュームの回復が可能と判定した際に、
    前記管理サーバは、前記実主ボリュームと前記実副ボリュームが異なるストレージに存在している場合であって、
    前記異なるストレージがリモートペアの構築運用管理操作を提供している場合、前記異なるストレージ間で前記実主ボリュームと前記実副ボリュームとの間でリモートペアを構築し、前記ホストは前記実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定し、
    片方あるいは両方のストレージがリモートペアの構築運用管理操作を提供していない場合、前記実主ボリュームが存在するストレージに前記実主ボリュームと同サイズ及び同特性の回復用実副ボリュームを作成し、前記実主ボリュームと前記回復用実副ボリュームとの間でローカルペアを構築し、前記ホストは前記実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定し、
    または、前記実副ボリュームが存在するストレージに実副ボリュームと同サイズ及び同特性の回復用実主ボリュームを作成し、前記回復用実主ボリュームと前記実副ボリュームとの間でローカルペアを構築し、前記ホストは前記回復用実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定し、
    ストレージがローカルペアの構築運用管理操作を提供していない場合、前記実主ボリュームを唯一の実主ボリュームとする、もしくは、前記実副ボリュームを回復用実主ボリュームとみなし、前記ホストは前記回復用実主ボリュームを利用することをボリュームの回復方法として決定する
    ことを特徴とする請求項8に記載のストレージ構成回復方法。
  13. 前記データ回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、キャッシュ構成情報とペア構成情報とに基づいて、
    ペアを構成していない仮想主ボリュームのキャッシュが有効である場合、前記仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームのデータの回復が不可能と判定し、
    ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームのキャッシュが共に有効である場合、前記仮想主ボリュームに対応する実主ボリューム及び前記仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームのデータの回復が不可能と判定された際、
    前記回復実行ステップにおいて、
    前記ペアを構成していない仮想主ボリュームの場合、対応する実主ボリュームの位置情報のエントリを削除し、
    または、前記ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームの場合、対応する実主ボリューム及び実副ボリュームの位置情報のエントリを削除する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  14. 前記データ回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリュームの位置情報、キャッシュ構成情報、及びペア構成情報に基づいて、実副ボリュームが前記ストレージに存在し、かつ、前記実副ボリュームのキャッシュが無効であり、かつ、前記実副ボリュームがボリューム回復方法決定において構築されたものではなく、かつ、実主ボリュームが前記ストレージに存在する場合、前記実主ボリュームのデータの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  15. 前記データ回復方法決定ステップにおいて、
    前記管理サーバは、ボリュームの位置情報、キャッシュ構成情報、及びペア構成情報に基づいて、実主ボリュームが前記ストレージに存在し、かつ、前記実主ボリュームのキャッシュが無効であり、かつ、前記実主ボリュームがボリューム回復方法決定において構築されたものではなく、かつ、実副ボリュームが前記ストレージに存在する場合、実副ボリュームのデータの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ構成回復方法。
  16. 前記データ回復方法決定ステップにおいて、データの回復が可能と判定した際に、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、
    ペアがローカルペアとして構築してある場合、ローカルコピーを利用して、前記実副ボリュームから前記実主ボリュームのデータ回復を実施することをデータの回復方法として決定し、
    ペアがリモートペアとして構築してある場合、リモートコピーを利用して、前記実副ボリュームから前記実主ボリュームのデータ回復を実施することをデータの回復方法として決定する
    ことを特徴とする請求項14に記載のストレージ構成回復方法。
  17. 前記データ回復方法決定ステップにおいて、データの回復が可能と判定した際に、
    前記管理サーバは、ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、
    ペアがローカルペアとして構築してある場合、ローカルコピーを利用して、前記実主ボリュームから前記実副ボリュームのデータ回復を実施することをデータの回復方法として決定し、
    ペアがリモートペアとして構築してある場合、リモートコピーを利用して、前記実主ボリュームから前記実副ボリュームのデータ回復を実施することをデータの回復方法として決定する
    ことを特徴とする請求項15に記載のストレージ構成回復方法。
  18. 複数のホストと、複数のボリュームを有する複数のストレージと、前記ボリュームである実ボリュームを、仮想ボリュームと対応付けて管理する仮想化装置とが、第1のネットワークを介して通信可能にされており、前記ホストと、前記ストレージと、前記仮想化装置とが、第2のネットワークを介して管理サーバと通信可能にされるストレージ管理システムにおいて、
    前記仮想化装置は、自装置に実ボリューム及びキャッシュを備えており、
    前記管理サーバが、
    前記仮想化装置の構成情報と前記ストレージの構成情報とを取得する構成情報取得手段と、
    前記仮想化装置の障害発生が検出された際に、前記仮想化装置の障害により失われてしまった実ボリューム及びペアを再構成できるか否かの実ボリューム及びペアの回復可否をボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて判定し、前記実ボリューム及びペアの回復が可能であると判定された場合、ボリュームの回復方法の候補を決定するボリューム回復方法決定手段と、
    前記ボリューム回復方法決定ステップでの前記ボリュームの回復方法の候補についてボリューム位置情報とペア構成情報及びキャッシュの有効の可否に基づいてデータの回復可否を判定し、前記データの回復が可能であると判定された場合、データの回復方法の候補を決定するデータ回復方法決定手段と、
    前記ボリュームの回復方法の候補と、前記データの回復方法の候補との組合せの回復方法を表示部に表示し、入力部からの入力により前記組合せの回復方法が選択されると、選択された前記組合せの回復方法を実行するとともに、前記組合せの回復方法に該当する前記ストレージに対して、前記ホストとパスを構築する要求を行う回復実行手段と、を有する
    ことを特徴とするストレージ管理システム。
  19. 前記ボリューム回復方法決定手段において、
    前記管理サーバは、
    ボリューム位置情報とペア構成情報とに基づいて、ペアを構成している仮想主ボリューム及び仮想副ボリュームのうち、前記仮想主ボリュームに対応する実主ボリュームと、前記仮想副ボリュームに対応する実副ボリュームとのどちらか一方あるいは両方が前記ストレージに存在する場合、ボリュームの回復が可能と判定する
    ことを特徴とする請求項18に記載のストレージ管理システム。
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