JP4841572B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、地上デジタルハイビジョン放送を車両等の移動体で視聴する用途に用いて好適なデジタル放送受信装置に関するものである。
高性能な移動受信を実現するためには受信機の受信性能を上げることが最も重要な設計事項となる。移動体で受信機の受信性能を上げる方法として、車両に搭載した複数本のアンテナで受信した信号を合成するダイバーシチ受信がある。
このダイバーシチ受信によれば、妨害を受けて電波が歪み、あるいは受信レベルが極端に低かった場合、それぞれの受信アンテナの出力を集めるとともに、変動を少なくするようなデジタル処理を行うことで固定受信と同じような受信環境を作り出すことができる。
一方、地上デジタルハイビジョン放送の浸透により多様の受信形態が普及しつつあり、放送に多重されて伝送されるデータ放送番組も視聴することもできるようになり、これら固定受信向けの放送が車両等の移動体においても視聴できるようになった。
上記したデータ放送番組を受信する放送受信装置の性能向上を目的とした提案について、従来から多数の特許出願がなされ、例えば、番組視聴用と放送サーチ用の2個のチューナと、1個のデータ放送用デコーダを備え、番組視聴中に放送サーチ用のチューナで受信可能な放送局を探すとともに各放送に多重されるデータ放送情報を抽出して記憶しておき、画面の一部にデータ放送を表示し、先に記憶しておいたデータ放送情報をデコードしてデータ放送画面を表示することで、各方送局のデータ放送内容を迅速に検索する放送受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、2つのチューナと、1個または2個のデータ放送ブラウザとを備え、データ放送のクイズ等コンテンツに対してユーザが入力した内容を記憶しておき、データ放送への入力途中で別放送を見た後でも、データ放送の入力途中の状態に戻すことができる放送受信装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−233439号公報 特開2007−13712号公報
上記した特許文献1に開示された技術によれば、1個のデコーダを使用して複数のデータ放送番組を同時に視聴することができ、多画面テレビジョン受像機のようなシステムにおいても、信号抜き取り回路や誤り訂正回路を1組で賄うことができるのであり、文字放送のデコーダ部分の回路構成を簡易化して安価に構成可能である。
また、特許文献2に開示された技術によれば、受信中のデータ放送について保護しながら、他チャンネルのデータ放送も一時的に視聴することができる。
しかしながら、上記した特許文献1、特許文献2に開示された技術によれば、いずれも2個のチューナを備えているが、画面や操作入力手段が1個しか用意されないため、例えば、車両の前席と後席で異なる放送番組を同時に視聴し、前席と後席から独立してデータ放送を操作するといったアプリケーションに使用することができない。また、データ放送ブラウザがデータ放送を解析する際に大量のメモリ容量を必要とすることから、チューナの個数分だけデータ放送ブラウザを設けることは現実的ではなく、この場合、メモリ使用量が増大し、製造コストを増加させるという問題があった。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、デジタル放送を非同期に選局受信してそれぞれのチューナで再生するデジタル放送受信装置において、唯一個の放送ブラウザでデータ放送を共用するとともに独立した操作を可能とし、メモリ使用量の削減をはかった、デジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明のデジタル放送受信装置は、デジタル放送を選局受信し、前記選局受信したデジタル放送に含まれる映像と音声を再生する複数の放送受信再生部と、前記複数の放送受信再生部をそれぞれ非同期に操作する操作情報を入力する複数の操作情報入力部と、前記放送受信再生部の出力をそれぞれ非同期に表示する複数の表示部と、前記放送に含まれるデータ放送情報を解析して閲覧に供する唯一個のデータ放送処理部と、前記複数の放送受信再生部と、前記複数の操作情報入力部と、前記複数の表示部と、前記唯一個のデータ放送処理部とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記複数の操作情報入力部からの操作情報に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部の排他制御を行うように構成したものである。
この発明のデジタル放送受信装置によれば、デジタル放送を非同期に選局受信してそれぞれのチューナ(放送受信再生部)で再生するデジタル放送受信装置において、唯一個の放送ブラウザ(データ放送処理部)でデータ放送を共用するとともに独立した操作を可能とし、メモリ使用量の削減をはかることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。ここでは、デジタル放送受信装置1が乗用車やバス等の移動体に搭載されるものとして説明する。
図1に示されるように、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1は、制御部10と、操作情報入力部11,12(図示例は2つを例示したが、この操作情報入力部は1つでも2以上であってもよい。)と、放送受信再生部13,14と、データ放送処理部15と、表示部16,17により構成される。
制御部10は、デジタル放送受信装置1としての制御中枢となり、ここでは、特に、複数の操作情報入力部11,12からの操作情報に基づいて、唯一個のデータ放送処理部15の入出力対象となる放送受信再生部13,14の排他制御を行う。操作情報入力部11は、前席ユーザからの操作情報を制御部10に入力し、操作情報入力部12は、後席ユーザからの操作情報を制御部10に入力する。
放送受信再生部13は、前席ユーザ向けに放送を受信して番組の映像や音声を再生し、放送受信部131と、情報分離部132と、映像解析再生部133と、表示制御部134から構成される。放送受信再生部14は、後席ユーザ向けに放送を受信して番組の映像や音声を再生し、放送受信部141と、情報分離部142と、映像解析再生部143と、表示制御部144から構成される。
データ放送処理部15は、放送に重畳されて伝送されてくるデータ放送情報を抽出して閲覧に供し、データ放送入力切替部151と、データ放送解析部152と、データ放送ブラウザ153と、データ放送出力切替部154から構成される。表示部16は、前席ユーザ向けに番組の映像や音声を出力し、表示部17は、後席ユーザ向けに番組の映像や音声を出力する。
なお、制御部10と、データ放送処理部15は、ハードウェア的には、マイクロプロセッサ、メモリ、および周辺LSIが相当し、操作情報入力部11,12は、リモコン本体とその受信回路が相当し、放送受信再生部13,14は、受信回路、チューナやデジタル復調用のLSI、MPEG(Moving Picture Element Group)処理用LSIや映像・音声処理回路等が相当し、表示部16,17は、スピーカを内蔵したLCD(液晶等)の表示モニタが相当する。
上記構成において、前席向けの地上デジタル放送の受信は、放送受信再生部13(14)を構成する各部により実現される。すなわち、放送受信部131(141)は、UHF(Ultra High Frequency)帯の13〜62チャンネルで放送される地上デジタルテレビジョン放送波を受信し、所望のチャンネルを選局し、デジタル変調された信号をデジタル復調してトランスポートストリーム(以下、TS:Transport Streamという)を出力する。
情報分離部132(142)は、TS内に多重化されている各種情報を解析し、分離してデータ放送処理部15へ出力する。TSは、MPEG−2(Moving Picture Experts Group)規格と、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:社団法人電波産業界)標準規格に準拠して、映像・音声や番組情報等を多重化したデータ列である。
映像解析再生部133(142)は、情報分離部132(143)で分離した映像情報を解析し、映像に適した方式でデコードして表示制御部134(144)に番組映像として出力する。表示制御部134(144)は、映像解析再生部133(142)の出力である番組映像と、データ放送やメニュー等の複数のグラフィックス画面を重畳して、表示部16(17)に表示する。
なお、TSには映像以外にも、音声情報、番組表の元となる番組情報、字幕・文字スーパー等の情報も多重化されており、番組音声は、番組映像と同期してスピーカ出力され、番組情報や字幕文字スーパー等のグラフィックス画面も重畳して表示される。
一方、データ放送に関する処理は、データ放送処理部15を構成する各部により実現される。データ放送入力切替部151は、映像受信再生部13の情報分離部132、または、映像受信再生部14の情報分離部142で分離したDSM−CC(Digital Storage Media−Command and Control)形式のデータを入力し、データ放送解析部152へ出力する。
データ放送解析部152は、DSM−CC形式のデータを解析し、データ放送に必要なBML(Broadcast Markup Language)情報を抽出し、データ放送ブラウザ153へ出力する。データ放送ブラウザ153は、BML情報から閲覧可能なデータ放送用のグラフィックス画面を生成してデータ放送出力切替部154へ出力する。データ放送出力切替部154は、データ放送用のグラフィックス画面を、放送受信再生部13の表示制御部134、または、放送受信再生部14の表示制御部144へ出力する。
図2−1、図2−2は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図2−1、図2−2のフローチャートを参照しながら、図1に示すこの発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置(制御部10)の動作について詳細に説明する。
図2−1において、制御部10は、まず、データ放送の使用状態を記憶する変数にデータ放送の未使用状態を示す値を代入して初期化する(ステップST201)。また、制御部10は、データ放送処理部15の接続先を記憶する変数に未接続を示す値を代入して初期化する(ステップST202)。
続いて、制御部10は、データ放送処理部15を起動する(ステップST203)。データ放送処理部15は、大量のメモリを使用し、起動に時間がかかるため、デジタル放送受信装置1の電源投入時に一度だけ起動しておき、デジタル放送受信装置1の電源遮断時まで停止させない方法が一般的である。
次に、制御部10は、操作情報入力部11から前席ユーザによる操作情報の取得を試みる(ステップST204)。ここで、操作情報入力部11は、リモコンによる操作情報を時系列的に記憶しておく。
制御部10は、前席ユーザによる操作情報が取得できた場合(ステップST205“Yes”)、取得した操作情報を確認し、‘d’ボタン(データ放送の表示/非表示に用いるボタン)の押下であれば(ステップST206“Yes”)、データ放送の表示/非表示を試みるためにステップS207の処理に進み、‘d’ボタンの押下でなれければ(ステップST206“No”)、データ放送の表示/非表示は不要であるため、ステップST214の処理を行う。
データ放送表示/非表示を試みる場合、制御部10は、データ放送の使用状態を記憶する変数の値を確認して(ステップST207)、データ放送が前席で使用中なら(ステップST207“前席使用中”)、ステップST208の処理へ進み、後席で使用中なら(ステップST207“後席使用中”)、ステップST210の処理へ進み、未使用であれば(ステップST207“未使用”)、ステップST212の処理へ移行する。
前席でデータ放送を使用中の場合(ステップST207“前席使用中”)、前席でデータ放送を表示中に前席ユーザにより‘d’ボタンが押下されたため、制御部10は、データ放送を非表示にすべく、データ放送ブラウザ20に画面の非表示を指示するとともに、放送受信再生部13とデータ放送処理部15間の接続解除を指示する(ステップST208)。
この指示にしたがい、データ放送処理部15のデータ放送入力切替部151は、放送受信再生部13の情報分離部132からの入力を停止するとともに、データ放送処理部15のデータ放送出力切替部154は、表示制御部134への出力を停止する(データ放送画面の非表示については、ステップST214を処理するタイミングで実行される)。
続いて制御部10は、データ放送の使用状態を記憶する変数に未使用を示す値を代入するとともに、データ放送処理部17の接続先を記憶する変数に未接続を示す値を代入する(ステップST209)。その後、ステップST214の処理を実行する。
一方、後席でデータ放送を使用中の場合(ステップST207“後席使用中”)、後席でデータ放送を表示中に前席ユーザから‘d’ボタンが押下されたため、制御部10は、前席ユーザ向けの表示制御部134に対して、データ放送が使用できない旨を表示するよう指示する(ステップST210)。これにより、前席の表示部16には、例えば、図3に示す画面が表示される。その後、ステップST214の処理へ戻る。
図3は、他のユーザがデータ放送を使用中の場合における、番組映像の表示画面イメージを示した図である。図3において中央付近の船が選局中の番組映像を表し、右下の角丸矩形部分Aは番組映像に重畳表示するメッセージを表している。
続いて、制御部10は、後席でデータ放送を表示中に前席ユーザから‘d’ボタンが押されたため、後席ユーザ向けの表示制御部144に対して前席ユーザからデータ放送の視聴要求がある旨を表示するよう指示する(ステップST211)。これにより、後席の表示部17には、例えば、図4に示す画面が表示される。その後、ステップST214の処理へ戻る。
図4は、データ放送使用中に他のユーザからのデータ放送視聴要求が発生した場合における、データ放送の表示画面イメージを示した図である。図4において、右上の矩形部分Bは選局中の番組映像の縮小表示を表し、その周辺Cはデータ放送ブラウザが生成するGUI表示を表している。右下の角丸矩形部分Dは、データ放送画面に重畳表示するメッセージを表している。
一方、データ放送が未使用の場合(ステップST207“未使用”)、制御部10は、前席でデータ放送を表示するため、放送受信再生部13とデータ放送処理部15間の接続を指示するとともに、データ放送ブラウザ153に画面の表示を指示する(ステップST212)。なお、データ放送画面の表示については、ステップST214の処理を実行するタイミングで行われる。
続いて、制御部10は、データ放送の使用状態を記憶する変数に前席で使用中を示す値を代入し、データ放送処理部15の接続先を記憶する変数に前席を示す値を代入する(ステップST213)。その後、ステップST214の処理へ移行する。
ステップST214において、制御部10は、前席ユーザからの操作情報を放送受信再生部13の表示制御部134に通知し、表示制御部134が通知された操作情報に応じたGUI(Graphical User Interface)等の処理を行い、ステップST204の処理に戻る。
図2−2において、前席ユーザによる操作情報が無い場合(ステップST205”No“)、制御部10は、操作情報入力部12から後席ユーザによる操作情報の取得を試みる(ステップST215)。
後席ユーザによる操作情報が取得できれば(ステップST216“Yes”)、制御部10は、ステップST217の処理へ進み、取得できなければ(ステップST216“No”)、操作情報入力を待つためステップST204の処理へ戻る。
後席ユーザによる操作情報が取得できた場合(ステップST216“Yes”)、制御部10は操作情報を確認し(ステップST217)、‘d’ボタンの押下であれば(ステップST217“Yes”)、データ放送の表示/非表示を試みるため、ステップST218の処理へ進み、‘d’ボタンの押下でなければ(ステップST217“No”)、データ放送の表示/非表示は不要であるためステップST225の処理へ戻る。
後席向けにデータ放送の表示/非表示を試みる場合、制御部10は、データ放送の使用状態を記憶する変数の値を確認し(ステップST218)、データ放送が前席で使用中であれば(ステップST218“前席使用中”)、ステップST219の処理へ進み、後席で使用中であれば(ステップST218“後席使用中”)、ステップST221の処理へ進み、未使用なら(ステップST218“未使用”)、ステップST223の処理へ移行する。
前席でデータ放送を使用中の場合(ステップST218“前席使用中”)、前席でデータ放送を表示中に後席ユーザから‘d’ボタンが押下されるため、制御部10は、後席ユーザ向けの放送受信再生部14の表示制御部144に対して、データ放送が使用できない旨を表示するよう指示する(ステップST219)。これにより、後席の表示部17に表示される画面は、例えば、図3に一例が示される表示になる。
続いて、制御部10は、前席ユーザ向けの放送受信再生部13の表示制御部134に対して前席ユーザからデータ放送の視聴要求がある旨を表示するよう指示する(ステップST220)。これにより、前席の表示部16に表示される画面は、例えば、図4に一例が示される表示になる。その後、ステップST225の処理へ移行する。
後席でデータ放送を使用中の場合(ステップST218“後席使用中”)、制御部10は、後席でデータ放送を表示中に後席ユーザにより‘d’ボタンが押下されたため、データ放送処理部15のデータ放送ブラウザ153に対してデータ放送の非表示を指示するとともに(ステップST221)、放送受信再生部14とデータ放送処理部15間の接続解除を指示する。なお、データ放送の非表示については、ステップST225の処理を実行するタイミングで行われる。
この指示にしたがい、データ放送処理部15のデータ放送入力切替151は、放送受信再生部14の情報分離部142からの入力を停止するとともに、データ放送処理部15のデータ放送出力切替部154は、放送受信再生部14の表示制御部144への出力を停止する。続いて、制御部10は、データ放送の使用状態を記憶する変数に未使用を示す値を代入するとともに、データ放送処理部17の接続先を記憶する変数に未接続を示す値を代入する(ステップST222)。その後、ステップST225の処理へ移行する。
一方、データ放送が未使用の場合(ステップST218“未使用”)、制御部10は、後席でデータ放送を表示するため、放送受信再生部14とデータ放送処理部15間の接続を指示するとともに、データ放送処理部15のデータ放送ブラウザ153に画面の表示を指示する(ステップST223)。なお、データ放送の表示については、ステップST225の処理を実行するタイミングで行われる。
続いて制御部10は、データ放送の使用状態を記憶する変数に後席で使用中を示す値を代入し、データ放送処理部15の接続先を記憶する変数に後席を示す値を代入する(ステップST224)。その後、ステップST225の処理へ移行する。
ステップST225では、制御部10は、後席ユーザからの操作情報を放送受信再生部14の表示制御部144に通知し、表示制御部144が通知された操作情報に応じたGUI等の処理を行い、ステップST204の処理に戻る。
上記したこの発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置によれば、前席または後席からのデータ放送視聴要求に応じて、唯一個のデータ放送処理部15の入出力を前席側または後席側に切り替えるように構成したため、前席ユーザでも後席ユーザでもデータ放送を使用可能であるとともに、データ放送処理部15を前席用と後席用に2つ備えた場合に比べてメモリ使用量を抑制でき、デジタル放送受信装置を安価に構築できる効果が得られる。
また、前席または後席のいずれかでデータ放送を視聴中に、データ放送を視聴していない席の表示部16(17)にデータ放送が使用不可である旨を表示するように構成したため、ユーザは無駄な操作をしなくても済む効果が得られる。更に、データ放送を使用中に、他のユーザからのデータ放送の視聴要求がある旨を表示するように構成したため、漫然とデータ放送を占有し続けることを防止でき、データ放送を必要とするユーザは、希望する時にデータ放送を視聴できる効果が得られる。
なお、上記した実施の形態1では、図3、図4に、データ放送が使用できない旨と、他ユーザからのデータ放送の視聴要求がある旨を文字で表示する例を説明したが、同様の意味を表す図形や画像等を表示しても良い。また、表示する位置も右下以外の場所でも構わない。また、データ放送が使用できない旨と、他のユーザからのデータ放送の視聴要求がある旨を文字で表示する代わりに、音声で出力しても良い。同様に、音声と表示を両方出力しても良い。
また、操作情報入力部11,12として、リモコンを使用する代わりに、タッチパネル付きの表示器を用い、タッチパネルにリモコンボタンに相当するソフトウェアボタンを表示し、データ放送が使用できない場合には‘d’ボタン(ソフトウェアボタン)を使用不可とする方法でも同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、図1に示す実施の形態1との構成上の差異は、図1に示す実施の形態1が有する構成に、更に、デジタル放送受信装置1が搭載される移動体(例えば、車両)が、移動中か静止中かを監視する移動状態監視部22が付加されていることにある。他の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。
移動状態監視部22で車両が移動中か静止中かを監視するために、車両側では、サイドブレーキを引いた状態で接地されるように信号線を結線しておき、また、デジタル放送受信装置1側では、その信号電圧の検知回路を経由して制御部10(マイクロプロセッサの入力端子)に接続するように細工しておく。
移動状態監視部22は、ハードウェア割り込みを用いてこの入力端子の電圧を監視し、一定電圧値未満であればサイドブレーキを引いている状態(ON)であるため車両は停止中であると判定することができ、一定の電圧値以上であればサイドブレーキを解放した状態であるため車両は移動中であると判定することができる。
図6−1、図6−2は、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
図6−1、図6−2において、図2−1、図2−2で示した実施形態1との差異は、網掛けされた箇所(ステップST230〜ST232)のみであるため、以下は、この網掛けされた箇所を中心に制御部10の動作を詳細に説明する。
図6−1において、制御部10は、データ放送処理部15を起動した後(ステップST203)、移動状態監視部22から車両の移動状態に関する情報を取得し(ステップST230)、ステップST231の処理へ移行する。
ステップST231では、制御部10は、移動状態に基づいて車両が移動中か停止中かを判定し、停止中であれば、ステップST204で前席からの操作情報に基づいた処理を行い、移動中であればステップとST232の処理へ移行する。
ステップST232では、移動中であるため、運転席となる前席は番組の視聴が不可であり、制御部10は、前席でデータ放送を視聴中であればその視聴を中止させ、視聴中でなければ何もすることなくステップST215の処理へ移行する。なお、前席でデータ放送の視聴を中止させる方法は、実施の形態1で説明したステップST208の処理と同様である。
このため、前席は停止中であれば実施の形態1と同様にデータ放送を操作可能であるが、走行中であればデータ放送の操作が不可能になる。
一方、後席は停止中であれば実施の形態1と同様の動作になるが、走行中であれば前席に影響されることなくデータ放送の視聴が可能になる。制御部10は、ステップST214と、図6−2で示すステップST225の終了後は、図6−1に示すステップST230の処理に戻り、移動状態の監視を継続する。
上記した実施の形態2によれば、車両走行中には前席からデータ放送を操作不可能とするよう構成したため、後席は、走行中、前席に関係なくデータ放送を視聴することが可能になる。また、停車すれば、実施の形態1と同様に、前席または後席のいずれかでデータ放送を視聴可能になる。
なお、上記した実施の形態2によれば、移動状態監視部22は、サイドブレーキのON/OFF状態を利用することを例示したが、他に、GPS(Global Positioning System)アンテナと、GPS受信機とを用いて緯度経度を検出し、緯度経度の変化により移動状態を判定するようにしても良く、また、車速センサにより取得した速度情報により、あるいは、ナビゲーション装置とデジタル放送受信装置1を接続して、ナビゲーション装置が移動状態を判定した結果を利用するようにしても良い。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図7に示されるように、図1に示す実施の形態1との構成上の差異は、後席用の放送受信再生部14に表示部16が接続されていないことと、放送受信再生部13および放送受信再生部14から制御部10への出力(信号線71,72)が追加されていることにある。他の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。
ここでは、デジタル放送受信装置1(放送受信再生部13(14))と表示部16(17)とを接続するコネクタにおける信号線の一本を、表示部16(17)が接続されると接地レベルになるように結線しておき、デジタル放送受信装置1側では信号電圧の検知回路を経由してマイクロプロセッサの入力端子に接続しておく。そして、前席の放送受信再生部13と後席の放送受信再生部14は、ハードウェア割り込みを用いてこの入力端子の電圧を監視し、一定電圧値未満であれば表示部16(17)が接続されていると判定し、一定の電圧値以上であれば表示部16(17)が接続されていないと判定する。
図8−1、図8−2は、この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
図8−1、図8−2において、図2−1、図2−2で示した実施の形態1との差異は、図中、網掛けされた箇所(ステップST240〜ST245)のみであるため、以下は、この網掛けされた箇所を中心に制御部10の動作を詳細に説明する。
図8−1において、制御部10は、データ放送処理部15を起動した後、前席の放送受信再生部13から表示部16の接続状態に関する情報を取得し(ステップST240)、ステップST241の処理へ移行する。
続くステップST241では、制御部10は、表示部16が放送受信再生部13に接続されているか否かを判定し、接続されていれば(ステップST241“No”)、ステップST204以降で前席からの操作情報に基づいた処理を行い、未接続であれば(ステップST241“Yes”)、ステップST242の処理へ移行する。
表示部16が未接続の場合(ステップST241“Yes”)、前席ではデータ放送が表示可能であるため、制御部10は、前席でデータ放送を使用中であれば使用を中止させ、使用中でなければ何もしないで(ステップST242)、図8−2に示すステップST243の処理へ移行する。このため、前席は表示部16が接続されていれば実施の形態1と同様にデータ放送を操作可能であるが、未接続であればデータ放送を操作不可能になる。
ステップST243の処理において、制御部10は、後席の放送受信再生部14から表示部17の接続状態に関する情報を取得し、ステップST244の処理に移行する。
続くステップST244の処理において、制御部10は、表示部17が接続されているか否かを判定し、接続されていれば(ステップST244“No”)、ステップST215以降で後席からの操作情報に基づいて処理を行い、未接続であれば(ステップST244“Yes”)、ステップST245の処理へ移行する。
表示部17が未接続の場合(ステップST244“Yes”)、後席ではデータ放送を表示不可であるため、制御部10は、後席でデータ放送を使用中であればその使用を中止させ(ステップST245)、視聴中でなければ何もしないでステップST240の処理へ戻る。このため、後席は、表示部17が接続されていれば実施の形態1と同様にデータ放送を操作可能であるが、未接続であればデータ放送が操作不可能になる。
上記した実施の形態3によれば、表示部16(17)が未接続である状態ならばデータ放送を操作不可能とするよう構成したため、表示部16(17)を接続している座席側は、表示部17(16)を未接続の座席側に関係なくデータ放送を視聴可能になる効果が得られる。また、前席と後席ともに表示部16(17)を接続すれば、前席または後席のいずれかでデータ放送が視聴可能になる。
なお、上記した実施の形態3では、表示部16(17)の接続状態を検出するために、表示部16(17)とデジタル放送受信装置1(放送受信再生部13(14))間のコネクタにおける信号線を利用する例を示したが、コネクタの接合状態によりON/OFFするスイッチを設け、このスイッチのON/OFF状態から表示部16(17)の接続状態を判定するようにしても良い。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図9に示されるように、図1に示す実施の形態1との構成上の差異は、放送受信再生部13から信号線91を介して制御部10へ放送の受信状態を報知することと、後席の放送受信再生部14の放送受信部141の出力を情報分離部142へ出力する代わりに、前席の放送受信再生部13の放送受信部131へ出力し、合成ダイバーシチとして機能させることにある。他の構成は、実施の形態1と同様である。
非ダイバーシチ合成状態では、前席側の放送受信再生部13と後席側の放送受信再生部14は、別々の放送を受信して映像を再生するとともに、各々の受信状態を監視している。前席側の放送受信再生部13は、受信状態が悪化すると、その旨を制御部10に通知する。
ここで、受信状態を監視する方法として、放送受信部131で検出可能な電界強度やデジタル復調時のバケット誤り率、情報分離部132で検出可能なセクション単位での復号誤り率、映像解析再生部133で検出可能な映像デコード時の誤り率等を用いることが知られている。
制御部10は、前席側の放送受信再生部13から受信状態の悪化を通知されると、放送受信再生部13と放送受信再生部14に対して、ダイバーシチ合成を行うように指示する。この際、制御部10は、自ら保持する変数にダイバーシチ合成状態を記憶する。
ダイバーシチ合成を指示されると、後席側の放送受信再生部14は、放送受信部141から情報分離部142へのTS出力を中止し、放送受信部141から前席側の放送受信再生部13の放送受信部131へ受信データを出力させる。前席側の放送受信部131は、自身の受信データと、放送受信部141からの受信データを合成して、情報分離部142へTSを出力する。
なお、インターネットURL(http://www.nhk.or.jp/sttrl/results/activity/pdf/8209.pdf:2007年12月17日閲覧)には、複数のアンテナで受信したデジタル放送波を各々周波数分析し、各デジタル放送波に含まれる多数の搬送波の振幅レベルを各々算出し、合成後のC/N比を最大化するよう搬送波毎に重み付けを調整して、搬送波毎に位相を同期させて受信する、ダイバーシチ合成の原理が詳しく紹介されている。
図10−1、図10−2は、この発明の実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
図10−1、図10−2において、図2−1、図2−2で示した実施形態1との差異は、網掛けされた箇所(ステップST250〜ST252)のみであるため、以下は、この網掛けされた箇所を中心に制御部10の動作を詳細に説明する。
図10−1において、制御部10は、前席からの操作情報が無い場合において(ステップST205“No”)、上記したように自らが保持する変数からダイバーシチ合成状態を取得し(ステップST250)、ステップST251の処理へ移行する。
続くステップST251では、制御部10は、ダイバーシチ合成中か否かを判定し、ダイバーシチ合成中でなければ(ステップST251“No”)、後席からの操作情報に基づいてデータ放送を制御するためステップST215の処理へ進み、ダイバーシチ合成中であれば(ステップST251“Yes”)、ステップST252の処理へ移行する。
ダイバーシチ合成中の場合(ステップST251“Yes”)、後席側ではデータ放送を操作できない状態であるため、制御部10は、後席でデータ放送を視聴中であればその視聴を中止させ(ステップST252)、使用中でなければ何もしないで、ステップST204の処理に戻る。
このため、後席のユーザは、ダイバーシチ合成中でなければ実施の形態1と同様にデータ放送を視聴可能であるが、ダイバーシチ合成中にはデータ放送の視聴が不可能になる。
上記した実施の形態4によれば、受信状態に応じてダイバーシチ合成を行なうか否かを切替え可能とし、受信状態悪化時には、後席側のデータを前席側へ転送して合成するように構成したため、前席ではダイバーシチ合成により視聴可能範囲が拡大されるとともに、後席に関係なくデータ放送を視聴できるようになる。また、受信状態が改善されると、前席または後席のいずれかでデータ放送の視聴が可能になる。
なお、上記した実施の状態4に係るデジタル放送受信装置によれば、受信状態悪化時に前席のみ番組視聴可能とする例を示したが、後席のみ視聴可能とし、あるいは、ユーザの嗜好に応じて受信状態悪化時に視聴可能な座席を切替え可能としても良い。
また、受信状態が悪化するとダイバーシチ合成中に移行する例を示したが、後席で番組を視聴していない(後席側の電源がOFF)場合にダイバーシチ合成中へ移行しても良い。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図11において、図1に示す実施の形態1との構成上の差異は、後席の放送受信再生部14の映像解析再生部143から表示制御部144へ映像が伝達されないことにある。他の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。
後席ユーザが操作情報入力部12を介して電源OFF操作すると、放送受信再生部14は、後席の視聴用以外に利用できるようになる。
制御部10は、後席の放送受信再生部14の電源がOFF状態になったことを検知すると、放送受信再生部14に対して視聴用以外の受信動作を指示する。この際、制御部10は、自ら保持する変数に後席の受信動作状態を記憶する。視聴用以外の受信動作を指示されると、放送受信再生部14は、映像解析再生部143の映像を表示制御部144に出力しないよう制御するため、後席の表示部17には何も表示されなくなる(当然ながら、後席ではデータ放送の表示不可)。
視聴用以外の受信動作として、前席で視聴している放送の中継局や系列局の受信状態を監視する動作(受信状態の良い中継局や系列局へ切り替える)や、地域毎に受信可能な全放送局を探してリモコン番号にプリセット登録を更新する動作や、受信可能な放送局を順次選局し放送予定の番組情報を取得して番組表に記憶しておく動作等が想定される。
図12−1、図12−2は、この発明の実施の形態5に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
図12−1、図12−2において、図2−1、図2−2で示した実施形態1との差異は、網掛けされた箇所(ステップST260〜ST262)のみであるため、以下は、この網掛けされた箇所を中心に制御部10の動作を詳細に説明する。
図12−1において、前席からの操作情報が無い場合に(ステップST205“No”)、制御部10は、自ら保持する変数から後席の受信動作状態を取得し(図12−2のステップST260)、ステップST261の処理へ移行する。
続くステップST261では、制御部10は、後席が視聴動作中か否かを判定し、視聴中であれば(ステップST261“Yes”)、ステップST215以降の処理を実行して後席の操作情報に応じてデータ放送を制御し、視聴中でなければ(ステップST261“No”)、ステップST262の処理へ移行する。後席が視聴中でない場合(ステップST261“No”)、後席はデータ放送を表示不可であるため、制御部10は、後席でデータ放送を視聴中であればその視聴を中止させ(ステップST262)、使用中でなければ何もしないで、ステップST204の処理へ戻る。このため、後席は、視聴中の受信動作状態であれば、実施の形態1と同様にデータ放送を視聴可能であるが、視聴中以外の受信動作状態であれば、データ放送の視聴が不可能になる。
上記したこの発明の実施の形態5に係るデジタル放送受信装置によれば、後席の電源OFF状態の時に、後席の受信動作状態を視聴以外に切り替えるとともに、後席でのデータ放送の視聴を中止するように構成したため、前席は操作制限を受けることなく、中継局や系列局の受信状態監視、あるいは、地域に適したプリセット登録の自動更新や、番組情報の自動取得による恩恵を甘受できる効果が得られる。また、後席が視聴状態になると、実施の形態1と同様に、前席または後席のいずれかでデータ放送の利用が可能になる。
なお、上記した実施の形態5によれば、前席でデータ放送視聴中、かつ、後席で電源OFF時に、後席の受信動作を視聴中以外に変更する例を示したが、前席で電源OFF、かつ後席で視聴中に、前席の受信動作を視聴中以外に変更しても良い。
また、実施の形態5では、放送受信再生部14での視聴用以外の受信動作として、中継局や系列局の受信状態監視、地域に適したプリセット登録の自動更新、番組情報の自動取得を示したが、データ放送の操作性を向上させることも可能である。データ放送の操作性を向上させる例は、以下に実施の形態8、実施の形態9として示されている。
実施の形態6.
図13は、この発明の実施の形態6に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図13において、図1に示す実施の形態1との構成上の差異は、図1に示す実施の形態1が有する構成に、更に、中継表示監視部27が付加されたことにある。中継表示監視部27には、ナビゲーション装置2が接続されている。ナビゲーション装置2は、自車位置検知や経路探索等のナビゲーション機能を提供するナビゲーション処理部24と、ナビゲーション画面とデジタル放送受信装置1の画面とを切替える出力切替部25と、切替え指示された画面を表示する表示部26とから構成される。中継表示監視部27は、ナビゲーション装置2の表示部26にデジタル放送受信装置1により生成される画面(以下、DTV画面という)が中継表示されているか否かを監視して制御部10に通知する機能を有する。
ここで使用されるナビゲーション装置2は、ナビゲーション処理部24が生成するナビゲーション画面を表示部26に表示するだけでなく、出力切替部25経由でデジタル放送受信装置1からの映像入力を中継して表示部26に表示することができるものとする。表示画面を切り替える方法としては、リモコンやナビゲーションの操作画面に「映像ソース切替え」ボタン(または、これに類する名前のボタン)を用意して、これを押下する毎に、ナビゲーション画面とDTV画面とをトグル式に切替えるものとする。このような機能を備えたナビゲーション装置は広く市販されているため、詳細な説明を省略する。
中継表示監視部27による中継表示状態の監視は、デジタル放送受信装置1とナビゲーション装置2を接続する映像伝送用コネクタにおける信号線の一本をDTV画面の中継表示状態の通知用に割り当てることにより実現される。すなわち、ナビゲーション装置2の出力切替部25がDTV画面の表示/非表示に応じて信号線の電圧レベルをHigh/Lowに制御するように結線しておき、デジタル放送受信装置1側では信号電圧の検知回路を経由して制御部10のマイクロプロセッサの入力端子に接続しておく。中継表示監視部27は、ハードウェア割り込みを用いてこの入力端子の電圧を監視し、HighレベルであればDTV画面が表示中と判定し、Lowレベルであればナビゲーション画面が表示中であると判定するものである。
図14−1、図14−2は、この発明の実施の形態6に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
図14−1、図14−2において、図2−1、図2−2で示した実施形態1との差異は、網掛けされた箇所(ステップST270〜ST272)のみであるため、以下は、この網掛けされた箇所を中心に制御部10の動作を詳細に説明する。
図14−1において、制御部10は、データ放送処理部15を起動後(ステップST203)、中継表示監視部27からDTV画面の中継表示状態に関する情報を取得し(ステップST270)、ステップST271の処理へ移行する。
続くステップST271では、制御部10は、前席向けに設置されたナビゲーション装置2でDTV画面が表示中か否かを判定し、DTV画面が表示中であれば(ステップST271“Yes”)、ステップST204以降で前席からの操作情報に応じてデータ放送を制御し、DTV画面が非表示中、すなわち、ナビゲーション画面が表示中であれば(ステップST271“No”)、ステップST272の処理へ移行する。
DTV画面が非表示中の場合(ステップST271“No”)、前席でデータ放送を表示しても無駄であるため、制御部10は、前席でデータ放送を視聴中であればその視聴を中止させ(ステップST272)、視聴中でなければ何もしないで、図14−2に示すステップST215の処理(後席からの操作情報の取得)へ移行する。
上記の動作により、前席はナビゲーション画面の表示中であればデータ放送を操作不可となるが、DTV画面の表示中であればデータ放送の操作が可能になる。
上記したこの発明の実施の形態6に係るデジタル放送受信装置によれば、ナビゲーション画面の表示中には前席からデータ放送を操作不可能とするよう構成したため、後席ユーザは、ナビゲーション画面の表示中には前席に関係なくデータ放送を使用可能になる効果が得られる。また、前席でDTV画面を表示すれば、実施の形態1と同様に、前席または後席のいずれかでデータ放送を視聴することができる。
なお、上記した実施の形態6によれば、中継表示監視部27は、デジタル放送受信装置1とナビゲーション装置2とを接続する映像伝送用コネクタにおける信号線の一本を用いて、DTV画面が表示中か否かを監視するものとして説明したが、デジタル放送受信装置1とナビゲーション装置2との間でシリアル通信などの通信手段を設けて、通信によりDTV画面が表示中か否かを監視するように構成しても良い。
また、DTV受信機1とナビゲーション装置23を一体化して、両者のマイクロコンピュータ間を内部バスで接続し、内部バスでのデータ交換により監視するようにしても良い。
実施の形態7.
以下、実施の形態7の説明を行うが、図1に示す実施の形態1と同様の構成を用いるため、重複を回避する意味でここでの説明は省略する。
図15−1、図15−2は、この発明の実施の形態7に係るデジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。図15−1、図15−2において、図2−1、図2−2で示した実施形態1との差異は、網掛けされた箇所(ステップST280〜ST287)のみであるため、以下は、この網掛けされた箇所を中心に制御部10の動作を詳細に説明する。
図15−1において、制御部10は、前席からの操作情報が無い場合(ステップST205“No”)、前席の‘d’ボタン押下履歴を保持する変数の値に基づいて、前席の‘d’ボタン押下履歴の有無を判定する(ステップST280)。ここで、履歴があれば(ステップST280“Yes”)、データ放送の使用状態を判定する処理(ステップST207)に移行し、履歴がなければ(ステップST280“No”)、後席の‘d’ボタン押下履歴の有無を判定する処理(図15−2に示すステップST284)に移行する。
ステップST207の処理において、制御部10は、実施の形態1と同様に、データ放送の使用状態を判定し、前席で使用中であれば(ステップST207“前席使用中”)、ステップST208の処理へ移行して実施の形態1と同じ処理を行い、後席で使用中であれば(後席使用中)、ステップST210の処理へ進み、未使用であれば(ステップST207“未使用”)、ステップST281の処理に移行する。
後席でデータ放送を使用中の場合(ステップST207“後席使用中”)、制御部10は、前席の‘d’ボタン押下履歴がなければ、前席にデータ放送が使用不可である旨を通知し(ステップST210)、履歴があれば(データ放送が使用不可である旨を繰り返し表示しないために)何もせずにステップST283の処理へ移行する。
続くステップST283では、制御部10は、前席の‘d’ボタン押下履歴を保持する変数に履歴ありを示す値を設定するとともに、前席情報として‘d’ボタン押下があれば(無駄なデータ放送処理を避けるために)ユーザ操作情報を削除する。その後、ステップST214の処理(表示制御部134に前席からの操作情報を通知)へ移行する。
データ放送が未使用の場合(ステップST207“未使用”)、制御部10は、前席の‘d’ボタン押下履歴がなければ(ステップST281“No”)、前席でのデータ放送の表示を指示し(ステップST212)、前席の‘d’ボタン履歴があれば(ステップST281“Yes”)、ステップST282の処理へ移行する。すなわち、前席の‘d’ボタン押下履歴がある場合、前席でデータ放送が使用可能になったため、制御部10は、前席の‘d’ボタン押下履歴を保持する変数を履歴なしを示す値に変更するとともに(ステップST282)、データ放送画面を表示させるため、前席の操作情報に‘d’ボタン押下を設定する。その後、前席でのデータ放送の表示を指示する(ステップST212)。
図15−2において、制御部10は、後席の‘d’ボタン押下履歴を保持する変数の値に基づいて、後席の‘d’ボタン押下履歴の有無を判定し(ステップST284)、ここで、履歴があれば(ステップST284“Yes”)、データ放送の使用状態を判定するステップST218の処理へ移行し、履歴がなければ(ステップST284“No”)、後席からの操作情報を取得するステップST215の処理へ移行する。
ステップST218では、制御部10は、実施の形態1と同様に、データ放送の使用状態を判定し、前席で使用中であればステップST219へ、後席で使用中であればステップST221の処理へ移行して実施の形態1と同じの処理を実行し、未使用であれば、ステップST286の処理を実行する。
前席でデータ放送を使用中の場合(ステップST218“前席使用中”)、制御部10は、後席の‘d’ボタン押下履歴がなければ、後席にデータ放送が使用不可である旨を通知し(ステップST219)、後席の‘d’ボタン押下履歴があれば(データ放送が使用不可である旨を繰り返し表示しないために)何もせずにステップST285の処理へ移行する。
ステップST285では、制御部10は、後席の‘d’ボタン押下履歴を保持する変数に履歴ありを示す値を設定するとともに、後席の操作情報として‘d’ボタン押下があれば、(無駄なデータ放送処理を避けるために)ユーザ操作情報を削除する。その後、表示制御部144に対して後席からの操作情報を通知するステップST225の処理へ移行する。
データ放送が未使用の場合(ステップST218“未使用”)、制御部10は、後席の‘d’ボタン押下履歴を参照する(ステップST286)。
ここで、履歴が無ければ(ステップST286“No”)、制御部10は、後席でのデータ放送の表示を指示するステップST223の処理に移行し、履歴があれば(ステップST286“Yes”)、後席でデータ放送が使用可能になったため、後席の‘d’ボタン押下履歴を保持する変数に関して履歴なしを示す値に変更し(ステップST287)、データ放送画面を表示させるため、後席の操作情報に‘d’ボタン押下を設定する。その後、上記したステップST223の処理へ移行する。
上記した実施の形態7に係るデジタル放送受信装置によれば、他のユーザがデータ放送視聴中に、ユーザがデータ放送を操作しようと試みると、当該ユーザにデータ放送が使用不可である旨を報知するとともに、当該ユーザからのデータ放送視聴要求を記憶しておき、他のユーザがデータ放送の視聴を終了した時点で、データ放送を自動的に表示するように構成したため、当該ユーザはデータ放送が操作可能か否かを頻繁に確認し、あるいはデータ放送を手動で起動する必要がなくなるため、利便性が提供できるとともにユーザの操作負荷が軽減される。
実施の形態8.
図16は、この発明の実施の形態8に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図16に示されるように、図11に示す実施の形態5との構成上の差異は、放送受信再生部14の情報分離部142がデータ放送処理部15のデータ放送入力切替部151に接続され、データ放送入力切替部151が以下に説明する条件に応じて接続切替えする点にある。他の構成は、図11に示す実施の形態5と同様である。
以下、図16を参照しながらこの発明の実施の形態8に係るデジタル放送受信装置の動作について詳細に説明する。
制御部10は、前席または後席でデータ放送が表示される毎に、その時点で選局中の放送局とデータ放送表示回数を組みとして収集して内蔵のメモリに保存し、その中からデータ放送表示回数が最多の放送局を高視聴頻度の放送局として取得する。
具体的に、制御部10は、後席の放送受信再生部14の電源がOFFになった場合に、放送受信再生部14に高視聴頻度の放送局を選局させる。この状態で、前席ユーザが高視聴頻度の放送局以外を選択すれば、制御部10は、データ放送処理部15のデータ放送入力切替部151の入力元を放送受信再生部13の情報分離部132に接続する。これは、図11の実施の形態5で示した動作と同じである。
一方、前席ユーザが、高視聴頻度の放送局を選択すれば(放送受信再生部13と放送受信再生部14で同じ放送局を選局)、制御部10は、データ放送処理部15のデータ放送入力切替部151の入力元を放送受信再生部14の情報分離部142に接続するとともに、データ放送処理部15のデータ放送解析部152とデータ放送ブラウザ153にデータ放送画面の表示準備(データ放送画面の表示はしない)をさせる。
ここで、前席ユーザが、リモコンの‘d’ボタンを押下すると、制御部10はデータ放送ブラウザ153にデータ放送画面の表示を指示する。
上記したこの発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置によれば、高視聴頻度の放送局をユーザが選択すると、予め選局してデータ放送画面を準備しているため、短時間でデータ放送画面を表示でき、ユーザの待ち時間を低減できる効果がある。ちなみに、現在のデジタル放送受信装置ではデータ放送を表示するまでにかなりの時間を要する。
実施の形態9.
図17は、この発明の実施の形態9に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図17に示されるように、図11に示す実施の形態5との構成上の差異は、データ放送処理部15の中に、各方送局の放送中に含まれるデータ放送情報を記憶するデータ放送情報記憶部155を付加したことにある。その他の構成は、図11に示す実施の形態5と同じである。
以下、図17を参照しながらこの発明の実施の形態9に係るデジタル放送受信装置の動作について詳細に説明する。
なお、放送受信再生部14の受信動作を視聴中と視聴中以外に切り替える際の動作については、実施の形態5と同様であるため説明を省略し、ここでは、放送受信再生部14の視聴中以外の受信動作についてのみ説明する。
制御部10は、放送受信再生部14の視聴中以外の受信動作として、地域に適したプリセット登録の自動更新と同時にデータ放送情報の収集を指示すると、データ放送処理部15は、データ放送入力切替部151の入力元を放送受信再生部14の情報分離部142に設定し、データ放送出力切替部154の出力先を、放送受信再生部13の表示制御部134に設定する。
放送受信再生部14は、地上デジタル放送が送出されるUHFの13〜62チャンネルを順次選局し、受信可能なチャンネルであれば放送局情報を解析しリモコンのプリセット登録情報を更新する。このことは、図11に示した実施の形態5で説明したとおりである。
放送受信再生部14は同時に、データ放送情報の取得を試みる。
情報分離部142は、放送受信部141からTSを解析し、DSM−CCを抽出してデータ放送処理部15のデータ放送入力切替部151へ出力する。データ放送解析部152はDSM−CC中に含まれるデータ放送情報(BML情報)を抽出してデータ放送情報記憶部155に記憶する。この処理を受信可能な全チャンネルについて実行し、データ放送情報記憶部155に抽出したデータ放送情報を予め記憶しておく。
続いて、前席ユーザがデータ放送を表示するため、操作情報入力部11の‘d’ボタン押下すると、制御部10は、データ放送処理部15にデータ放送の表示を指示する。正確には、前席からのユーザ操作情報は、制御部10から表示制御部1を経由してデータ放送ブラウザ20に伝達される)。
データ放送ブラウザ153は、放送受信再生部13から選局中のチャンネル情報を取得し、データ放送情報記憶部155から該当するチャンネルのデータ放送情報を読み出して、データ放送画面を生成して出力する。
上記したこの発明の実施の形態9に係るデジタル放送受信装置によれば、データ放送情報記憶部155に受信可能な全チャンネルのデータ放送情報を予め記憶しておき、前席ユーザからデータ放送の表示が指示されると、該当チャンネルのデータ放送情報を読み出して表示するため、どのチャンネルを選局中にデータ放送の表示を指示されても、素早くデータ放送画面を表示可能であり、待ち時間の短縮に貢献することができる。
以上説明のようにこの発明の実施の形態に係るデジタル放送受信装置によれば、制御部10が、複数の操作情報入力部11,12からの操作情報に基づいて、唯一個のデータ放送処理部15の入出力対象となる放送受信再生部13,14の排他制御を行うことにより、例えば、車両の前席または後席からの操作要求に応じて、唯一個のデータ放送処理部15(1個のデータ放送ブラウザ153)を前席または後席から使用可能になるため、前席と後席で2つのデータ放送ブラウザを備えて使用する場合に比べて、使用メモリ量と処理負荷を削減することができる。
一方、車両の安全運転を確保するためには、走行中には前席での番組映像を表示不可(音声のみ出力)とする必要があり、走行中に前席でデータ放送を操作可能としても無駄である。この場合、制御部10が、移動状態監視部22の出力に基づいて、唯一個のデータ放送処理部15の入出力対象となる放送受信再生部13,14の排他制御を行い、走行中には後席でのみデータ放送を操作可能とすることで、1個のデータ放送ブラウザ153でもデータ放送の操作に支障はない。
また、移動中に受信状態が悪化して視聴中の番組が視聴できなくなることがあり、この対策として、前席と後席の放送受信信号をダイバーイチ合成して視聴可能な地域を拡大することが可能であるが、前席と後席の同時視聴は不可能となる。この場合に、ダイバーシチ合成入力用の放送受信再生部でデータ放送を操作可能としても無駄であるため、ダイバーシチ合成出力用の放送受信再生部13(14)でのみデータ放送を操作可能とすれば、1個のデータ放送ブラウザ153でもデータ放送の操作に支障が出難くなる。
また、例えば、車で移動中に視聴中の番組の放送地域から逸脱して行くと、番組の受信状態が悪化して最終的には視聴できなくなる。視聴状態が悪化する前に、受信状態の良い中継局や系列局を探して切り替えるためには、2個の放送受信再生部13,14を、放送視聴と放送視聴以外(中継局や系列局の監視)に使用する必要がある。この場合に、放送再生以外に使用する放送受信再生部13(14)でデータ放送を操作可能としても無駄であるため、放送視聴に使用する放送受信再生部13(14)からのみデータ放送を操作可能にすれば、1個のデータ放送ブラウザ153でもデータ放送の操作に支障が出難くなる。
また、ナビゲーション装置2等の外部装置とデジタル放送受信装置1とを接続し、前席の映像出力をナビゲーション装置2の表示部26に表示して、後席の映像をデジタル放送受信装置1の表示部16(17)に表示するケースを想定した場合、前席でナビゲーションの地図画面を表示している間に、データ放送を前席から視聴可能にしても無駄である。このため、後席からのみ再生可能とすることにより、1個のデータ放送ブラウザ153でもデータ放送の操作に支障が出難くなる。
また、例えば、車両走行中には前席でデータ放送を操作不可とするが、停車中には前席または後席のいずれかからデータ放送を操作可能に切り替えるため、1個のデータ放送ブラウザ152でもデータ放送の操作に支障が出難くなる。
また、例えば、後席に表示部17が接続されていない場合、後席でデータ放送を操作可能としても無駄である。この場合に、データ放送を前席でのみ操作可能とすることで、1個のテータ放送ブラウザ153でもデータ放送の操作に支障が出難くなる。
また、1個のデータ放送ブラウザ152の入出力対象でない複数の放送受信再生部13(14)に、データ放送が使用不可であることを示す表示を行わせることで、ユーザは、画面を見るだけでデータ放送が操作不可であることを容易に把握できるので、無駄な操作を行わなくても済む。
また、複数の操作情報入力部11,12から1個のデータ放送ブラウザ153の入出力対象でない放送受信再生部13(14)に対するデータ放送の操作要求を入力すると、データ放送を再生中の放送受信再生部13(14)に対し、データ放送の視聴要求があることを示す表示を行わせることで、ユーザは、画面を見るだけで他ユーザがデータ放送の使用を希望していることを容易に把握でき、漫然とデータ放送を占有し続けることを防止できる。これにより、データ放送を必要とするユーザは、希望する時にデータ放送を視聴できる。
なお、データ放送の表示を試みて他のユーザが使用中のために断念した場合、その後の状況変化によってデータ放送が操作可能になると、その時点で自動的にデータ放送が表示されるため、データ放送が操作可能か否かを頻繁に確認し、あるいはデータ放送を手動起動する必要がない。このため、使い勝手が向上する。
なお、上記したこの発明の実施の形態1〜実施の形態9に係るデジタル放送受信装置によれば、いずれも、普通乗用車を想定して前席と後席の2系統で同時視聴と同時操作する例について説明したが、ワゴン車等、3列シートで、前席/中席/後席の3系統で同時視聴と同時操作する場合も同様の構成により、同様の効果が得られるものである。また、運転席/助手席/後左席/後右席のように座席単位で同時視聴と同時操作を可能とする場合も同様である。
また、前席操作用と後席操作用に2個のリモコンを用いる代わりに、1個のリモコンに前席操作用と後席操作用の切替スイッチを設けて、このスイッチに応じて前席操作と後席操作を交互に切り替えるようにしても良い。
また、図1、図5、図7、図9、図11、図13、図16に示す制御部10が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、制御部10が、複数の操作情報入力部11,12からの操作情報に基づいて、唯一個のデータ放送処理部15の入出力対象となる放送受信再生部13,14の排他制御を行うデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の表示画面構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の表示画面構成の他の例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7に係るデジタル放送受信装置の動作(1)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7に係るデジタル放送受信装置の動作(2)を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態9に係るデジタル放送受信装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 デジタル放送受信装置、2 ナビゲーション装置(外部装置)、10 制御部、11,12 操作情報入力部、13,14 放送受信再生部、15 データ放送処理部、16,17 表示部、22 移動状態監視部、27 中継表示監視部、131,141 放送受信部、132,142 情報分離部、133,143 映像解析再生部、134,144 表示制御部、151 データ放送入力切替部、152 データ放送解析部、153 データ放送ブラウザ、154 データ放送出力切替部、155 データ放送情報記憶部。

Claims (10)

  1. デジタル放送を選局受信し、前記選局受信したデジタル放送に含まれる映像と音声を再生する複数の放送受信再生部と、
    前記複数の放送受信再生部をそれぞれ非同期に操作する操作情報を入力する複数の操作情報入力部と、
    前記放送受信再生部の出力をそれぞれ非同期に表示する複数の表示部と、
    前記放送に含まれるデータ放送情報を解析して閲覧に供する唯一個のデータ放送処理部と、
    前記複数の放送受信再生部と、前記複数の操作情報入力部と、前記複数の表示部と、前記唯一個のデータ放送処理部とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記複数の操作情報入力部からの操作情報に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部の排他制御を行うことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. デジタル放送を受信選局し、前記選局したデジタル放送に含まれる映像と音声を再生する複数の放送受信再生部と、
    前記放送再生部の出力をそれぞれ非同期に表示する複数の表示部と、
    前記放送に含まれるデータ放送情報を解析して閲覧に供する唯一個のデータ放送処理部と、
    前記複数の放送受信再生部と、前記複数の表示部と、前記唯一個のデータ放送処理部とを制御する制御部と、
    前記デジタル放送受信装置が搭載された移動体が移動中か否かを監視する移動状態監視部とを備え、
    前記制御部は、
    前記移動状態監視部の出力に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記報送受信再生部の排他制御を行うことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記複数の放送受信再生部と前記複数の表示部との間の各々の接続状態に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部の排他制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記複数の放送受信再生部に対し、ダイバーシチ合成入力用とダイバーシチ合成出力用のダイバーシチ合成動作を指示するとともに、前記それぞれの放送送受信再生部のダイバーシチ合成動作に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部の排他制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記制御部は、
    前記複数の放送受信再生部に対して放送再生と放送再生以外の受信動作を指示するとともに、前記それぞれの放送受信再生部受信動作に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部の排他制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記複数の放送受信再生部における少なくとも一部出力を中継して表示する外部装置と接続され、前記外部装置が前記放送受信再生部からの中継出力を表示中か否かを監視する中継表示監視部を備え、
    前記制御部は、
    前記中継表示監視部の出力に基づいて、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部の排他制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  7. 前記制御部は、
    前記複数の操作情報入力部からの操作情報、前記移動状態監視部の出力、前記放送受信再生部と前記表示部との間の各々の接続状態、前記放送受信再生部のダイバーシチ合成動作、前記放送受信再生部の受信動作、前記中継表示監視部の出力のうち、少なくとも一つが変化すると、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象となる前記放送受信再生部を変更することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記制御部は、
    前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象でない前記複数の放送受信再生部に、データ放送が使用不可であることを示す表示を行わせることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  9. 前記制御部は、
    前記複数の各操作情報入力部から前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象でない放送受信再生部に対するデータ放送の操作要求を入力すると、前記データ放送を再生中の放送受信再生部に対し、データ放送の視聴要求があることを示す表示を行わせることを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  10. 前記制御部は、
    前記操作情報入力部が、前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象でない放送受信再生部に対するデータ放送の操作要求を入力すると、前記操作要求を前記放送受信再生部ごとに記憶し、前記操作要求があった放送受信再生部を前記唯一個のデータ放送処理部の入出力対象に変更するタイミングで、前記唯一個のデータ放送処理部に対してデータ放送を表示するように指示することを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
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