JP4841486B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、排出条件の成立に基づき、所要数の遊技球を排出する排出装置を備えた遊技機に関する。
ソレノイドのプランジャに接続される可動部材を球排出流路内に侵入させる状態と離脱させる状態とに可動させることで遊技球を排出する球排出装置を備えた遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−293223号公報
従来の遊技機の球排出装置では、大当り中などでは大量に遊技球を排出する必要があるため、遊技球の排出速度を早くする必要がある。そのため、特許文献1に記載の球排出装置では、2つの球排出流路から遊技球を排出することで排出速度を担保するようにしている。しかしながら、2つの球排出流路にそれぞれ駆動源と可動部材を配置しているために、コストが増大するという問題点があった。さらに、球排出流路内から可動部材を離脱させ、遊技球を自由落下により排出させるために、少量の球を排出させるのが難しく、制御も複雑になってしまうという問題点もあった。
本発明の目的は、排出条件の成立に基づき、所要数の遊技球を排出する排出装置を備えた遊技機において、遊技球の高速な排出に対応した上で、コストの低減を図るとともに、少量の球の排出も確実に行えるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、所定の排出条件の成立に基づき、所要数の遊技球を排出する排出装置を備えた遊技機において、
前記排出装置は、
当該排出装置から排出される遊技球がそれぞれ1列で待機する並列に形成された第1流路及び第2流路と、
前記第1流路及び前記第2流路の下流端部に臨んで当該第1流路及び第2流路に待機する遊技球の流下制御を行うための可動部材と、
前記可動部材を前記第2流路側に動かした第1状態と前記第1流路側に動かした第2状態とに変換動作するための駆動源と、
前記第1流路側となる前記可動部材の側方に配設され、前記第1流路から排出された遊技球を当該可動部材が前記第2状態となることにより流下させる第1誘導流路と、
前記第2流路側となる前記可動部材の側方に配設され、前記第2流路から排出された遊技球を当該可動部材が前記第1状態となることにより流下させる第2誘導流路と、を備え、
前記可動部材は、
前記第1状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第2状態において前記第2流路とは反対に移動する第1球保持部と、
前記第2状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第1状態において前記第1流路とは反対に移動する第2球保持部と、
前記第2状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する一方、前記第1状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する規制部と、を備え、
前記第1球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第1誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第1状態で保持した遊技球を前記第2状態への変換に伴って前記第1誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、
前記第2球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第2誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第2状態で保持した遊技球を前記第1状態への変換に伴って前記第2誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、
前記第1誘導流路は、前記第2状態における前記第1球保持部に対向する部分が当該第1球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、
前記第2誘導流路は、前記第1状態における前記第2球保持部に対向する部分が当該第2球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、
前記駆動源により前記可動部材を前記第2状態と前記第1状態とに交互に変換することで、前記第1流路と前記第2流路とから交互に遊技球を排出するようにしたことを特徴とする。
ここで、「駆動源」は、ラッチングソレノイドやソレノイド、ロータリーソレノイド、モータなどである。
「下流端部」は、下流側の端部を意味する。以下、明細書中の随所に「下流側端部」の表現があるが、これと同じ意味である。同様に、「上流側端部」は上流側の端部を意味する。
請求項1に記載の発明によれば、可動部材は、前記第1状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第2状態において前記第2流路とは反対に移動する第1球保持部と、前記第2状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第1状態において前記第1流路とは反対に移動する第2球保持部と、前記第2状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する一方、前記第1状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する規制部と、を備え、前記第1球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第1誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第1状態で保持した遊技球を前記第2状態への変換に伴って前記第1誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、前記第2球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第2誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第2状態で保持した遊技球を前記第1状態への変換に伴って前記第2誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、前記第1誘導流路は、前記第2状態における前記第1球保持部に対向する部分が当該第1球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、前記第2誘導流路は、前記第1状態における前記第2球保持部に対向する部分が当該第2球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、前記駆動源により前記可動部材を前記第2状態と前記第1状態とに交互に変換することで、第1流路と第2流路とから交互に遊技球を排出するようにしたので、構成が簡略になりコストを削減できる。
すなわち、1つの可動部材を1つの駆動源により動作させることで排出の制御を行う簡略な構成であるので、製造のコストを削減できるとともに不具合の発生も防止できる。また、1つの可動部材で2つの流路の流下制御を行うことができ、遊技球の高速な排出にも対応できる。また、一旦球保持部に受け入れた遊技球を排出するようにしているので、排出する遊技球の個数を厳密に制御でき、少量の遊技球の排出でも確実に行うことができる。また、駆動源により正方向及び逆方向に交互に回動することで、第1流路と第2流路とで交互に排出可能状態に変換して、第1流路と第2流路とから交互に遊技球を排出するようにしたので、制御が非常に簡単である。
また、球保持部は、第1流路からの遊技球を保持可能な第1球保持部と、第2流路からの遊技球を保持可能な第2球保持部とからなり、第1球保持部及び第2球保持部を、回動軸よりも上方となる位置に可動部材の回動方向に沿って並ぶように配設するとともに、可動部材の上方及び排出可能状態への変換方向側に開口する凹状に形成して、排出可能状態への変換に伴って保持した遊技球を排出可能状態への変換方向(回動方向)に沿って排出可能としたので、遊技球の高速な排出に対応できる。すなわち、球保持部に保持された遊技球は、可動部材が回動して球保持部が傾くことに加え、排出可能状態に変換する際の勢いにより球保持部から排出されることとなるので、高速かつ確実な排出が可能となる。また、球保持部が排出可能状態への変換方向側に開口しているので、可動部材を大きく傾けなくても保持した遊技球の排出が可能となって、可動部材の回動範囲を狭くすることができ、高速かつ確実な排出が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記可動部材は、前記第1流路及び前記第2流路の並列方向に対して垂直な回動軸を中心に回動し、前記第1球保持部及び前記第2球保持部が前記回動軸よりも上方となる位置に前記規制部を挟んで当該可動部材の可動方向に沿って並ぶよう配設され、
前記駆動源は、コイルへの通電により駆動軸が往復動作するとともに永久磁石の保持力により駆動軸の動作後の状態を保持することが可能なラッチングソレノイドであり、
前記ラッチングソレノイドの駆動軸を往復動作させることで前記可動部材を前記第1状態と前記第2状態とに変換するよう構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、可動部材は、排出可能状態で、規制部に加わる遊技球の圧力が、回動軸に作用するようにした。また、駆動軸が伸張した状態もしくは退縮した状態を、内部に設けられた永久磁石の保持力により保持でき、第1状態と第2状態とに変換できるとともにその状態を保持できるので、駆動源に余計な負荷がかからなくなり、故障の発生や不具合の発生を防止できる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、前記可動部材は、前記流入可能状態で、前記球保持部で保持された遊技球及び該保持された遊技球の上方に待機する遊技球により前記球保持部に加わる圧力が、前記可動部材が次回移動する方向に作用するようにしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、可動部材は、流入可能状態で、球保持部で保持された遊技球及び該保持された遊技球の上方に待機する遊技球により球保持部に加わる圧力が、可動部材が次回移動する方向に作用するようにしたので、駆動源にかかる負荷を軽減できて動作が容易になるとともに、各部材に無理な力が加わることがなく、不具合の発生を防止できる。
本発明によれば、可動部材は、前記第1状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第2状態において前記第2流路とは反対に移動する第1球保持部と、前記第2状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第1状態において前記第1流路とは反対に移動する第2球保持部と、前記第2状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する一方、前記第1状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する規制部と、を備え、前記第1球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第1誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第1状態で保持した遊技球を前記第2状態への変換に伴って前記第1誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、前記第2球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第2誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第2状態で保持した遊技球を前記第1状態への変換に伴って前記第2誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、前記第1誘導流路は、前記第2状態における前記第1球保持部に対向する部分が当該第1球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、前記第2誘導流路は、前記第1状態における前記第2球保持部に対向する部分が当該第2球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、前記駆動源により前記可動部材を前記第2状態と前記第1状態とに交互に変換することで、第1流路と第2流路とから交互に遊技球を排出するようにしたので、構成が簡略になりコストを削減できる。
すなわち、1つの可動部材を1つの駆動源により動作させることで排出の制御を行う簡略な構成であるので、製造のコストを削減できるとともに不具合の発生も防止できる。また、1つの可動部材で2つの流路の流下制御を行うことができ、遊技球の高速な排出にも対応できる。また、一旦球保持部に受け入れた遊技球を排出するようにしているので、排出する遊技球の個数を厳密に制御でき、少量の遊技球の排出でも確実に行うことができる。また、駆動源により正方向及び逆方向に交互に回動することで、第1流路と第2流路とで交互に排出可能状態に変換して、第1流路と第2流路とから交互に遊技球を排出するようにしたので、制御が非常に簡単である。
また、球保持部は、可動部材の上方及び排出可能状態への変換方向側に開口する凹状に形成するとともに回動軸よりも上方に配設して、排出可能状態への変換に伴って保持した遊技球を排出可能状態への変換方向に沿って排出可能としたので、遊技球の高速な排出に対応できる。すなわち、球保持部に保持された遊技球は、可動部材が回動して球保持部が傾くことに加え、排出可能状態に変換する際の勢いにより球保持部から排出されることとなるので、高速かつ確実な排出が可能となる。また、球保持部が排出可能状態への変換方向側に開口しているので、可動部材を大きく傾けなくても保持した遊技球の排出が可能となって、可動部材の回動範囲を狭くすることができ、高速かつ確実な排出が可能となる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図9を用いて説明を行う。
図1,2に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、を有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に、図3に示すような遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144、音声を出力するスピーカ145,145などが設けられている。
また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。この鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置52(図4に図示)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
また、図2に示すように、前面枠本体130の裏面側には、遊技機100としての諸機能を実現するための機構として、例えば、島設備より供給される遊技球を貯留する貯留タンク101や、該貯留タンク101から、遊技球を流下誘導する遊技球誘導部材102,103が設けられている。また、球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う排出装置70や、該排出装置70から排出された遊技球を上皿153に誘導する排出流路104が設けられている。さらに、遊技盤1に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構などが設けられている。また、遊技盤1に設けた遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置30、液晶表示装置などを備え、変動表示ゲームなどを表示する演出表示装置13、球排出や打球の発射制御を行う排出発射制御装置50、各部へ所定の電源を供給する電源供給装置60等が設けられている。
遊技盤1は、図3に示すように、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材3,3,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1a内には、普通図柄始動ゲート4と、普通図柄変動表示ゲームの未処理回数を表示する普通図柄記憶表示器6(図4に図示)、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普通図柄表示器5(図4に図示)が設けられている。また、遊技領域1a内には、始動入賞口をなす普通変動入賞装置7と、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの未処理回数を点灯表示する特別図柄記憶表示器8、特別図柄変動表示ゲームを表示する特別図柄表示器9(図4に図示)が設けられている。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口12,12,…、打球方向変換部材としての風車(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
普通図柄始動ゲート4内には、該普通図柄始動ゲート4を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ4aが設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普通図柄始動ゲート4内を通過すると、普通図柄変動表示ゲームが行われる。また、普通図柄変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普通図柄変動表示ゲームが行われ、その普通図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、普通図柄変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普通図柄始動ゲート4を遊技球が通過すると、普通図柄始動記憶数の上限数未満でならば、普通図柄始動記憶数が1加算されて普通図柄始動記憶が1つ記憶されることとなる。なお、普通図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普通図柄記憶表示器6にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
普通図柄変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる普通図柄表示器5で実行されるようになっている。なお、演出表示装置13の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普通図柄変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普通図柄の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特別図柄の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいた閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普通図柄変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電開閉SOL7b、図4に図示)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。この普通変動入賞装置7は、特別図柄変動表示ゲームの始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた特図始動センサ7dによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特別図柄始動記憶)として記憶される。従って、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特別図柄変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特別図柄変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特別図柄変動表示ゲームが行われ、その特別図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特別図柄変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特別図柄変動表示ゲームが開始される。なお、特別図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特別図柄記憶表示器8にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
補助遊技としての特別図柄(特図、識別情報)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる特別図柄表示器9(図4に図示)で実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、演出表示装置13にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特別図柄変動表示ゲームの結果として、特別図柄表示器9の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して演出表示装置13の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に特別図柄表示器9を備えずに、演出表示装置13のみで特別図柄変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
また、遊技領域1aの略中央には、特別図柄変動表示ゲームの表示領域となる矩形状の表示窓部14を形成するセンターケース15が取り付けられている。このセンターケース15に形成された表示窓部14の後方には、演出表示装置13が配されるようになっている。この演出表示装置13は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な画像表示面13aがセンターケース15の表示窓部14を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。なお、演出表示装置13は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
変動入賞装置としての特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口開閉SOL10b、図4に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出する入賞球検出手段としてのカウントセンサ10cが配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口12には、一般入賞口12に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ12aが配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口12,12,…、普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出装置70によって排出される(払い出される)ようになっている。
また、図4に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40、排出装置70による賞球または貸球の払い出しの制御と、発射装置52による遊技球の発射の制御を行うサブ制御装置としての排出発射制御装置50、電力を供給する電源供給装置60を備えている。
遊技制御装置30は、CPU31a、RAM31b、ROM31c等を有する遊技用マイクロコンピュータ31を備えるとともに、入出力インタフェース(入出力I/F)33、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(CLK)32(発振器)等により構成されている。
CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特別図柄変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。RAM31bは、普通変動入賞装置7に設けられた特図始動センサ7dのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPU31aの作業領域等を備えている。ROM31cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特別図柄変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特別図柄変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェース33には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ7d、普図始動センサ4a、一般入賞口センサ12a,12a,…、カウントセンサ10c、などが接続されている。そして、入出力インタフェース33は、これらから入力された各種信号を中継し、CPU31aに対し出力する。さらに、入出力インタフェース33には、CPU30bから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、特別図柄表示器9、特別図柄記憶表示器8、普通図柄表示器5、普通図柄記憶表示器6、大入賞口開閉SOL10b、普電開閉SOL7b、遊技機外部の管理装置などと接続する外部出力端子16、演出制御装置40、排出発射制御装置50に出力される。
サブ制御装置としての演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)遊技機の制御を行うものである。演出制御装置40が制御を行うものとしては、例えば、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144の点灯、点滅や、スピーカ145,157から出力される効果音、並びに、演出表示装置13の表示内容がある。
サブ制御装置としての排出発射制御装置50は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30からの賞球制御指令(賞球数データの受信)や、球貸機(図示略)からの球貸制御指令に基づいて、排出装置70に所定数の遊技球(賞球、貸球)を排出させる制御を行う。また、発射装置52による遊技球の発射制御を行ようになっており、排出発射制御装置50には、遊技者が操作ハンドル156に触れることで、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されるようになっている。また、遊技者が操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53を操作することで、該発射停止スイッチ53からの入力信号がタッチセンサ54からの入力信号と併せて入力されるようになっている。
また、遊技制御装置30には、電源供給装置60から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置60から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置60には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源61が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
遊技制御装置30のCPU31aでは、普通図柄始動ゲート4に備えられた普図始動センサ4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普通図柄の当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、普通図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普通図柄表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普通図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普通図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普通図柄表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電開閉SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。なお、普通図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普通図柄表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、普通変動入賞装置7に備えられた特図始動センサ7dからの遊技球の検出信号の入力に基づき、特別図柄の大当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、特別図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号(演出制御データ)を、演出制御装置40に出力する。そして、特別図柄表示器9に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特別図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、演出表示装置13で特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームを表示する処理や、スピーカ145,157からの音の出力、枠装飾装置としての装飾ランプ、LED144を制御する処理を行う。
そして、遊技制御装置30のCPU31aは、特別図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特別図柄表示器9に特別の結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。この特別遊技状態を発生させる処理においては、例えば、大入賞口開閉SOL10bにより特別変動入賞装置10の開閉扉10aを開放し、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間か経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。なお、特別図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特別図柄表示器9にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、遊技制御装置30のCPU31aは、各種入賞口に設けられたセンサ(特図始動センサ7d、カウントセンサ10c、一般入賞口センサ12a)から入力される遊技球の検出信号に基づき、排出発射制御装置50に制御信号(賞球数データ)を出力する。排出発射制御装置50は、制御信号の入力に基づき排出装置70を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、排出発射制御装置50は、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されている間は、発射装置52を動作させて遊技球を発射する制御を行う。また、タッチセンサ54から信号が入力されている間であっても、操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53からの入力信号が入力されている場合は、発射装置52を停止させて遊技球の発射を停止する制御を行う。
次に、排出装置70の詳細について図5から9を参照して説明する。
図5から7に示すように、排出装置70は、略矩形箱状の第1ケース80、第2ケース90とから内部に各種部材を収容可能な空間を有する直方体状に形成されている。この第1ケース80、第2ケース90とから形成される内部の空間には、流路71の一側面を形成する仕切部材160、遊技球の流下を制御する可動部材170、該可動部材170を動作させるための駆動源180、排出発射制御装置50からの配線を中継するための中継基板182、排出される遊技球を検出する排出センサ183が設けられている。
図6に示すように、第1ケース80は、底壁81と該底壁81の周囲に沿って底壁81に対して垂直に形成された周囲壁82とを備え、該周囲壁82で囲まれた内部には、底壁81に対して垂直に流路形成壁83が形成されている。
この流路形成壁83は、所定の間隔をおいて対向するように形成された一対の板状の壁部であり、流路71の側壁をなすものであって、上側の周囲壁82から下側の周囲壁82にかけて形成されている。また、一対の対向する流路形成壁83の上端部は上側の周囲壁82に、下端部は下側の周囲壁82にそれぞれ接続している。そして、上側及び下側の周囲壁82における一対の対向する流路形成壁83との接続部に挟まれた部分は、周囲壁82が途切れ、一対の対向する流路形成壁83の間隙に通じる開口が形成されており、この部分が流路71の流入口71a及び排出口71bとなる。
また、所定間隔をおいて形成された一対の対向する流路形成壁83の間には、底壁81に対して垂直に第1隔壁85、第2隔壁86,86が形成されている。この第1隔壁85、第2隔壁86,86は流路71を区画するためのものであって、後述するように、流路形成壁83と平行に、遊技球の直径よりやや広い間隔をおいて形成されている。
そして、図7に示すように、第1ケース80の底壁81と対向する側には、底壁81と周囲壁82で形成された空間を閉鎖するように板状の仕切部材160が配される。これにより、仕切部材160と、第1ケース80の底壁81、流路形成壁83、第1隔壁85、第2隔壁86とで、排出装置70の上下方向に沿って延在する筒状の流路71及び可動部材170を配設する可動部材配設部76が形成されるようになっている。
なお、上述の周囲壁82、流路形成壁83、第1隔壁85の底壁81からの延出幅は等しく、遊技球の直径よりやや広い幅とされており、仕切部材160の第1ケース80側の面に先端が当接するようになっている。また、第2隔壁86,86は、仕切部材160の厚みの分だけ上述の周囲壁82などよりも延出幅が大きく、仕切部材160に形成された第2隔壁挿入部166,166に挿入されるようになっている。この第2隔壁86,86は、後述する可動部材170の回動範囲を規制する機能も有している。
このように形成される流路71の上流側部分には、図6に示すように、上下方向に沿って遊技球が一列に流下可能な第1流路72及び第2流路73が第1隔壁85を挟んで並列に形成されている。なお、仕切部材160が配される側から見て、第1隔壁85の左側が第1流路72であり、右側が第2流路73である。
この第1流路72と第2流路73の上流側端部は、第1ケース80の上部に開口した流入口71aとなっており、排出装置70を遊技機100に取り付けることで遊技球誘導部材103と接続し、第1流路72と第2流路73に遊技球が供給されるようになっている。この第1流路72、第2流路73が形成される部分では、一対の流路形成壁83が上下方向に沿うように形成されているとともに、対向する流路形成壁83の間に第1隔壁85が、遊技球の直径よりやや広い間隔をおいて流路形成壁83と平行となるように形成されている。
第1流路72、第2流路73の下流側には、後述するように、第1流路72、第2流路73から所定数の遊技球を流下させる制御を行うための可動部材170を配する可動部材配設部76が形成されている。また、この可動部材配設部76を挟むように、第1流路72から排出された遊技球が流下する第1誘導流路77、第2流路73から排出された遊技球が流下する第2誘導流路78が形成されている。なお、仕切部材160が配される側から見て、可動部材配設部76の左側に第1誘導流路77が形成され、右側に第2誘導流路78が形成されている。
この第1誘導流路77、第2誘導流路78が形成される部分では、一対の対向する流路形成壁83が第1ケース80の上下方向における中央部分にかけて互いの間隔が広がるように形成され、さらに第1ケース80の上下方向における中央部分では、側方の周囲壁82と一体となるように形成されている。また、流路形成壁83が側方の周囲壁82と一体に形成された第1ケース80の上下方向の中央部分には、第2隔壁86,86が一対の流路形成壁83のそれぞれに対応して形成されている。この第2隔壁86,86は、流路形成壁83から遊技球の直径よりやや広い間隔をおいて、流路形成壁83と平行に形成されており、この第2隔壁86,86により、可動部材配設部76と第1誘導流路77、第2誘導流路78が区画されるようになっている。
第1誘導流路77、第2誘導流路78の下流側には、第1誘導流路77、第2誘導流路78を流下した遊技球を集合する集合流路75が形成され、流下した遊技球を第1ケース80の下部に開口した排出口71bへ誘導するようになっている。この集合流路75が形成される部分では、一対の対向する流路形成壁83が、第1ケース80の下端部にかけて互いの間隔が徐々に狭まるように形成されている。
また、第1ケース80の下部に開口した排出口71bは遊技球が一列に流出する幅とされ、排出装置70を遊技機100に取り付けることで遊技機100に形成された排出流路104と接続するようになっており、排出装置70から排出された遊技球が上皿153に誘導されるようになっている。この第1ケース80の下部に開口した排出口71bの直上の集合流路75を形成する部分では、一対の対向する流路形成壁83が、排出口71bの幅と同じく遊技球の直径よりやや広い間隔となるように形成されており、遊技球を一列に排出口へ誘導するようになっている。また、この部分には排出センサ取付部87が形成され、排出される遊技球を検出する排出センサ183が取り付けられている。
可動部材配設部76に配設される可動部材170は、第1流路72、第2流路73から所定数の遊技球を流下させる制御を行うためのものであって、回動軸171を中心に回動可能に取り付けられている。この可動部材170は、回動軸171が設けられた部分を中心とする円の一部からなる扇形をしており、回動軸171の延在方向に沿って、上述の周囲壁82、流路形成壁83、第1隔壁85の底壁81からの延出幅と略等しい遊技球の直径よりやや広い厚みを有する。また、可動部材170は、円弧状の周面170aと扇形の径方向に沿った周面170b,170bとを有し、これらで囲まれた内部が一側面側に開口する凹部とされ、この凹部には補強部材172が形成されている。
この補強部材172は、回動軸171が設けられる部分と円弧状の周面170aとの間を結ぶように、径方向に沿って直線状に形成された部分172aと、この直線状に形成された部分172aと交差し、径方向に沿った周面170b,170bとの間を結ぶように円弧状に形成された部分172bとから十字状に形成されている。このうち、回動軸171が設けられる部分と円弧状の周面170aとの間を結ぶように、径方向に沿って直線状に形成された部分172aは、その延長線上に回動軸171の中心が位置しており、この部分172aにかかる回動軸171方向への荷重は回動軸171に対して垂直にかかるようになっている。
なお、可動部材170の径方向に沿った周面170b,170bは、それぞれ円柱状の回動軸171の接線上に位置し、延長線上には回動軸171の中心が位置していない。よって、この周面170b,170bにかかる回動軸171方向への荷重は、可動部材170を荷重のかかった方向へ回動するように作用するようになっている。
また、円弧状の周面170aの両端部にはそれぞれ、遊技球を保持可能な凹部である球保持部173が形成されている。この球保持部173は、回動軸171の延在方向に沿って、円弧状の周面170aと径方向に沿った周面170b,170bが交差する角部を切り取るように形成された凹状に形成され、略扇形の可動部材170の径方向及び周方向に開口するようになっている。また、この球保持部173を形成する面は、遊技球と同じ曲率を有する曲面とされており、受け入れた遊技球を確実に保持できるようになっている。また、可動部材170には、回動軸171が設けられた部分に隣設して駆動源180と接続するための接続部174が形成されている。この接続部174には回動軸171の延在方向と同じ方向に延在する接続軸174aが設けられており、この接続軸174aが接続部材181を介して駆動源180に接続するようになっている。
以上のような構成を有する可動部材170は、図8,9に示すように、円弧状の周面170aが第1流路72、第2流路73の下流側端部と対向するとともに、円弧状の周面170aの両端に形成された球保持部173が第1流路72、第2流路73の並列方向に沿って並び、かつ、回動軸171よりも上方に位置するように配される。この球保持部173のうち、第1流路72側に位置する球保持部173が第1流路72からの遊技球を受け入れる第1球保持部173aをなし、第2流路73側に位置する球保持部173が第2流路73からの遊技球を受け入れる第2球保持部173bをなす。また、第1流路72、第2流路73の下流側端部と対向する円弧状の周面170aは、第1流路72、第2流路73の何れか一方の流路からの遊技球の流出を規制可能となるように、第1流路72、第2流路73の下流側端部と近接して配される。すなわち、円弧状の周面170aが、第1球保持部173a、第2球保持部173bへの流入を規制する規制部175をなす。
そして、回動軸171が、第1流路72、第2流路73を区画する第1隔壁85の下方となる位置で、第1ケース80の底壁81に形成された支持部88と、仕切部材160に形成された支持部161とにより回動可能に支持されるようになっている。このとき、回動軸171は、第1ケース80の底壁81及び仕切部材160に対して垂直に、すなわち、第1流路72、第2流路73の並列方向に対して垂直に支持されるようになっている。これにより、可動部材170は、第1流路72、第2流路73の並列方向に沿って、底壁81及び仕切部材160と平行な面内で回動可能となる。
また、回動軸171が設けられた部分に隣設して形成された接続部174は、回動軸171に対して第2誘導流路78側に配されるようになっている。これにより、この接続部174を上方へ移動させると、仕切部材160が配される側から見て、可動部材170が反時計回り方向に回動し、逆に下方へ移動させると可動部材170が時計回り方向に回動するようになっている。なお、この可動部材170の動作の詳細については後述する。
仕切部材160は、図6,7に示すように、第1ケース80の底壁81と対向する側に第1ケース80の底壁81と周囲壁82で形成された空間を閉鎖するように配される板状の部材である。この仕切部材160には、可動部材170の回動軸171を支持する支持部161、駆動源180を配設するための駆動源配設部163、中継基板182を取り付ける基板取付部162、排出センサ183を取り付ける排出センサ取付部164が形成されている。
支持部161は、第1ケース80の底壁81に形成された、可動部材170の回動軸171を支持する支持部88と対向する位置に形成されている。この支持部161には、板状の仕切部材160を貫通するように回動軸171を挿通可能な挿通孔が形成され、さらに、第2ケース80側の面には、挿通孔を貫通した回動軸171を収容して支持する筒状の挿通部161aが形成されている。また、この支持部161に隣設する位置であって、可動部材170の回動軸171に隣設して形成された接続軸174aが位置する部分には、回動軸171と同じように延出する接続軸174aを挿通可能な接続用開口165が形成されており、ここから接続軸174aが仕切部材160の第2ケース90側に延出するようになっている。また、支持部161に隣設する位置であって、第1ケース80に形成され、可動部材配設部76と第1誘導流路77、第2誘導流路78を区画する第2隔壁86,86と対向する位置には、該第2隔壁86,86の先端を挿入可能な隔壁挿入部166,166が形成されている。
駆動源配設部163は、仕切部材160の第2ケース90側の面であって、上述の接続用開口165の下方となる位置に形成されており、駆動源180を固定するためのねじ穴163a,163aが形成されている。ここに取り付けられる駆動源180は、駆動源本体180aを貫通するように配されて両側面から突出する駆動軸180bを、その延在方向に沿って伸張した状態と退縮した状態とに往復動作するとともに、その状態を保持できるラッチングソレノイドであって、駆動軸180bの動作方向が可動部材170の上下方向に沿うように、駆動源配設部163に配されている。そしてこの駆動軸180bが、接続用開口165から延出する可動部材170の接続軸174aに、接続部材181を介して接続され、駆動源180により可動部材170を動作できるようにされている。
また、仕切部材160の下端部であって、第1ケース80の流路形成壁83に形成された排出センサ取付部87と対向する位置には、排出センサ取付部164が形成されており、排出センサ183が取り付けられるようになっている。また、駆動源配設部163の側方に隣設して、排出発射制御装置50からの配線や駆動源180と排出センサ183の配線を中継するための中継基板182を取り付けるための基板取付部162が形成されている。この基板取付部162は、後述する第2ケース90に形成された接続用開口94の位置に合わせて第2ケース90側に突出するように形成され、その突出方向の端部に中継基板182を仕切部材160と平行に固定するための係止部162aが形成されている。
図5,6に示すように、第2ケース90は、底壁91と該底壁91の周囲を囲むように底壁91に対して垂直な周囲壁92とから略矩形箱状に形成されており、内部の空間には仕切部材160に配設された駆動源180や、排出発射制御装置50からの配線や駆動源180と排出センサ183の配線を中継するための中継基板182が収納される。また、第2ケース90の駆動源180が収納される部分にあたる底壁91及び周囲壁92には、駆動源180の側面形状にあわせて開口93が形成されており、ここから駆動源180の側面が外部に露出するようになっている。また、第2ケース90の中継基板182が収納される部分にあたる底壁91には、中継基板182に設けられたコネクタ部182aの位置にあわせて接続用開口94が形成されており、ここからコネクタ部182aが外部に露出し、排出発射制御装置50と接続可能となっている。また、第2ケース90の底壁91の四隅には、ねじ止め部95,95,…が形成されており、第1ケース80の四隅に形成されたねじ孔84に挿通したねじを、ねじ止め部95に螺合することで第1ケース80と第2ケース90とを固着できるようになっている。
以上のような排出装置70は、図2に示すように、前面枠本体130の裏面側に配されており、遊技球を貯留する貯留タンク101から、遊技球を流下誘導する遊技球誘導部材102,103を介して遊技球が供給されるようになっている。遊技球誘導部材102,103の内部には、遊技球が一列に並んで流下する流下路が左右に二列並んで形成されており、その一方が第1流路72の上流側端部に接続し、他方が第2流路73の上流側端部に接続するようになっている。そして、排出装置70は、遊技制御装置30の制御の下、排出発射制御装置50により制御されて所定数の遊技球を排出し、排出された遊技球は排出流路104を通って上皿153へ誘導されるようになっている。
この排出装置70は駆動源180により可動部材170を駆動することで所定数の遊技球を排出するようになっている。駆動源180としてのラッチングソレノイドは、内部に設けられたコイルへの通電により駆動軸180bが伸張した状態と退縮した状態とに往復動作するようになっている。また、駆動軸180bが伸張した状態もしくは退縮した状態を、内部に設けられた永久磁石の保持力により保持できるようになっている。
この駆動源180により、可動部材170は所定の角度の範囲で正方向(例えば、第2ケース90側から見て反時計回り方向)および逆方向(例えば、第2ケース90側から見て時計回り方向)に回動されるようになっている。そして、図8に示すように、第2ケース90側から見て、可動部材170が最も時計回り方向に回動した第1状態と、図9に示すように、最も反時計回り方向に回動した第2状態とに変換できるとともに、その状態を保持できるようになっている。
図8に示すように、第1状態では、駆動源180の駆動軸180bが退縮して動作範囲における下端となる位置にあって、これに伴い、接続部材181を介して接続する可動部材170の接続部174が、動作範囲における下端となる位置に配される。これにより、可動部材170が第2ケース90側から見て、最も時計回り方向に回動した状態となる。
この第1状態では、第1流路72に対応した球保持部173である第1球保持部173aが第1流路72の下流側端部に臨む状態となり、第1流路72の最も下流側に位置する遊技球が第1球保持部173a内に流入可能な流入可能状態となる。また、この状態では、第1球保持部173aの端部であって可動部材170の径方向に沿った周面170bの側に位置する端部176と、流路形成壁83における第1流路72の下端部となる部分83aとの間隔が遊技球の直径以下の間隔となる。すなわち、第1流路72と第1誘導流路77の境界部分における流路の幅が遊技球の直径以下となり、遊技球が通過できない状態となる。これにより、第1球保持部173aで保持した遊技球の第1誘導流路77への流下が規制され、1個の遊技球を第1球保持部173aで保持可能となる。
なお、このとき、第1球保持部173aで保持された遊技球の重心位置は、第1球保持部173aの中央よりも可動部材170の径方向に沿った周面170bの側に位置している。よって、この径方向に沿った周面170bに、第1球保持部173aで保持した遊技球やその上方で待機する遊技球による荷重の大部分がかかるようになっている。
ここで、上述したように、可動部材170の径方向に沿った周面170bは、回動軸171の接線上に配されており、この周面170bにかかる回動軸171方向への荷重は、可動部材170を荷重のかかった方向へ回動するように作用する。すなわち、次回可動部材170が回動する方向である正方向(例えば、第2ケース90側から見て反時計回り方向)に回動するように作用する。これにより、次回の動作の際に駆動源180にかかる負担を軽減できて動作が容易になるとともに、各部材に無理な力が加わることがなく、不具合の発生を防止できる。
また、この第1状態では、第2流路73に対応した第2球保持部173bが、保持した遊技球を第2誘導流路78内へ排出可能な排出可能状態となる。この状態では、第2球保持部173bの端部であって可動部材170の径方向に沿った周面170bの側に位置する端部177と、流路形成壁83との間隔が遊技球の直径以上の間隔となる。すなわち、第2流路73と第2誘導流路78の境界部分における流路の幅が遊技球の直径以上となり、遊技球が第2誘導流路78へ流下可能となる。また、この状態では、第2球保持部173bにおいて、径方向に沿った周面170bの側に位置する端部177が第2球保持部173bにおける最下部となり、遊技球が曲面とされた第2球保持部173bの傾斜に沿って第2誘導流路78へ排出されるようになっている。
ここで、第2球保持部173bは、略扇形をした可動部材170の径方向及び周方向に開口しているが、周方向の開口の向きは、第2球保持部173bが排出可能状態へ変換する方向(第2ケース90側から見て時計回り方向)となっている。よって、可動部材170が、第2ケース90側から見て時計回り方向に回動してこの第1状態に変換される過程で、第2球保持部173bで保持された遊技球が周方向に沿って付勢され、その後、上述のように第2誘導流路78へ排出可能な状態となることで、遊技球が排出可能状態への変換方向に沿って、確実に第2誘導流路78内に排出されることとなる。排出された遊技球は、可動部材170による排出の勢いによって流路形成壁83に沿って第2誘導流路78を流下し、集合流路75によって排出71bへ誘導されて排出口71bから排出される。
また、この第1状態では、規制部175をなす可動部材170の円弧状の周面170aが第2流路73の下流側端部を閉鎖し、第2流路73からの遊技球の流出を規制して第2球保持部173bへの流入を規制する状態となる。なお、規制部175をなす円弧状の周面170bにおける遊技球が当接する部分には、円弧状の周面170aと回動軸171が設けられる部分との間を結ぶように、補強部材172における径方向に沿って直線状に形成された部分172aの一端が接続されており、この規制部175にかかる遊技球の荷重は回動軸171に作用するようになっている。これにより、流下規制される球の球圧を補強部材172と回動軸171により受けることができて、可動部材170に無理な力がかからなくなって、変形する等の不具合を防止できる。
以上のことから、可動部材170は、排出可能状態で、規制部175に加わる遊技球の圧力が、回動軸171に作用するようにしたこととなる。
また、可動部材170は、規制部175における遊技球が当接する位置から回動軸171へ向けて、回動軸171の径方向に沿った補強部材172を備えることとなる。
この第1状態から、駆動源180としてのラッチングソレノイドを一回動作させると、図9に示すような第2状態に変換される。第2状態は上述の第1状態とは逆に、駆動源180の駆動軸180bが伸張して動作範囲における上端となる位置にあって、これに伴い、接続部材181を介して接続する可動部材170の接続部174が、動作範囲における上端となる位置に配される。これにより、可動部材170が第2ケース90側から見て、最も反時計回り方向に回動した状態となる。
この第2状態では、第2流路73に対応した球保持部173である第2球保持部173bが第2流路73の下流側端部に臨む状態となり、第2流路73の最も下流側に位置する遊技球が第2球保持部173b内に流入可能な流入可能状態となる。また、この状態では、第2球保持部173bの端部であって可動部材170の径方向に沿った周面170bの側に位置する端部177と、流路形成壁83における第2流路73の下端部となる部分83bとの間隔が遊技球の直径以下の間隔となる。すなわち、第2流路73と第2誘導流路78の境界部分における流路の幅が遊技球の直径以下となり、遊技球が通過できない状態となる。これにより、第2球保持部173bで保持した遊技球の第2誘導流路78への流下が規制され、1個の遊技球を第2球保持部173bで保持可能となる。
このときの第2球保持部173bで保持された遊技球の重心位置は、第2球保持部173bの中央よりも可動部材170の径方向に沿った周面170bの側に位置している。よって、この径方向に沿った周面170bに、第2球保持部173bで保持した遊技球やその上方で待機する遊技球による荷重の大部分がかかるようになっている。
そして、上述したように、可動部材170の径方向に沿った周面170bは、回動軸171の接線上に配されており、この周面170bにかかる回動軸171方向への荷重は、可動部材170を荷重のかかった方向へ回動するように作用する。すなわち、次回可動部材170が回動する方向である逆方向(例えば、第2ケース90側から見て時計回り方向)に回動するように作用する。これにより、次回の動作の際に駆動源180にかかる負担を軽減できて動作が容易になるとともに、各部材に無理な力が加わることがなく、不具合の発生を防止できる。
以上のことから、可動部材170は、流入可能状態で、球保持部173(第1球保持部173a、第2球保持部173b)で保持された遊技球及び該保持された遊技球の上方に待機する遊技球により球保持部173に加わる圧力が、可動部材170が次回移動する方向に作用するようにしたこととなる。
また、この第2状態では、第1流路72に対応した第1球保持部173aが、保持した遊技球を第1誘導流路77内へ排出可能な排出可能状態となる。この状態では、第1球保持部173aの端部であって可動部材170の径方向に沿った周面170bの側に位置する端部176と、流路形成壁83との間隔が遊技球の直径以上の間隔となる。すなわち、第1流路72と第1誘導流路77の境界部分における流路の幅が遊技球の直径以上となり、遊技球が第1誘導流路77へ流下可能となる。また、この状態では、第1球保持部173aにおいて、径方向に沿った周面170bの側に位置する端部176が第1球保持部173aにおける最下部となり、遊技球が曲面とされた第1球保持部173aの傾斜に沿って第1誘導流路77へ排出されるようになっている。
第1球保持部173aも第2球保持部173bと同様に、略扇形をした可動部材の径方向及び周方向に開口しているが、周方向の開口の向きは、第1球保持部173aが排出可能状態へ変換する方向(第2ケース90側から見て反時計回り方向)となっている。よって、可動部材170が、第2ケース90側から見て反時計回り方向に回動してこの第2状態に変換される過程で、第1球保持部173aで保持された遊技球が周方向に沿って付勢され、その後、上述のように第1誘導流路77へ排出可能な状態となることで、遊技球が排出可能状態への変換方向に沿って、確実に第1誘導流路77排出されることとなる。排出された遊技球は、可動部材170による排出の勢いによって流路形成壁83に沿って第1誘導流路77を流下し、集合流路75によって排出71bへ誘導されて排出口71bから排出される。
すなわち、球保持部173に保持された遊技球は、可動部材170が回動して球保持部173が傾くことに加え、排出可能状態に変換する際の勢いにより球保持部173から排出されることとなるので、高速かつ確実な排出が可能となる。また、球保持部173が排出可能状態への変換方向側に開口しているので、可動部材170を大きく傾けなくても保持した遊技球の排出が可能となり、可動部材170の回動範囲を狭くすることができて高速かつ確実な遊技球の排出が可能となる。
また、この第2状態では、規制部175をなす可動部材170の円弧状の周面170aが第1流路72の下流側端部を閉鎖し、第1流路72からの遊技球の流出を規制して第1球保持部173aへの流入を規制する状態となる。この規制部175にかかる遊技球の荷重は補強部材172を介して回動軸171に作用するようになっており、流下規制される球の球圧を補強部材172と回動軸171により受けることができ、可動部材170に無理な力がかからなくなって、変形する等の不具合を防止できる。
つまり、第1流路72及び第2流路73のうち、何れか一方の流路で遊技球が球保持部173(第1球保持部173a、第2球保持部173b)へ流入可能な流入可能状態とすると、他方の流路では規制部175が球保持部173への遊技球の流入を規制するとともに球保持部173に保持されていた遊技球を排出可能な排出可能状態となるように構成されている。
このように、可動部材170を第1状態から第2状態へ変換する動作と、第2状態から第1状態に変換する動作とを交互に繰り返すことで、第1流路72と第2流路73とから交互に遊技球が排出される。第1流路72、第2流路73から排出された遊技球は、集合流路75により排出口71bに誘導され、排出口71bから排出装置70の外部へ排出される。
また、第1球保持部173a、第2球保持部173bは1個の遊技球を保持可能に構成されているので、可動部材170を第1状態から第2状態へ、もしくは第2状態から第1状態へ変換する毎に、遊技球が1個排出されることとなり、所定数の遊技球を排出することが可能となる。また、このように可動部材170を動作することで排出される遊技球は、排出口71bに設けられた排出センサ183により検出されるようになっており、この排出センサ183からの検出信号に基づき、排出された遊技球の個数を計数することができるようになっている。これにより所定数の遊技球を確実に排出することができる。
以上のことから、所定の排出条件の成立に基づき、所要数の遊技球を排出する排出装置70を備えた遊技機100において、排出装置70は、遊技球が待機する並列に形成された第1流路72及び第2流路73と、第1流路72及び第2流路73の下流側端部に臨む可動部材170と、可動部材170を駆動する駆動源180と、を備え、可動部材170は、遊技球を保持可能な球保持部173(第1球保持部173a、第2球保持部173b)と、該球保持部173への遊技球の流入を規制する規制部175と、を備え、第1流路72及び第2流路73の並列方向に対して垂直な回動軸171を中心に回動可能に配設され、第1流路72及び第2流路73のうち、何れか一方の流路で遊技球が球保持部173へ流入可能な流入可能状態とすると、他方の流路では規制部175が球保持部173への遊技球の流入を規制するとともに球保持部173に保持されていた遊技球を排出可能な排出可能状態となり、駆動源180により正方向及び逆方向に交互に回動することで、第1流路72と第2流路73とで交互に排出可能状態に変換して、第1流路72と第2流路73とから交互に遊技球を排出するように構成され、球保持部173は、第1流路72からの遊技球を保持可能な第1球保持部173aと、第2流路73からの遊技球を保持可能な第2球保持部173bと、からなり、第1球保持部173a及び第2球保持部173bを、回動軸171よりも上方となる位置に可動部材170の回動方向に沿って並ぶように配設するとともに、可動部材170の上方及び排出可能状態への変換方向側に開口する凹状に形成して、排出可能状態への変換に伴って保持した遊技球を排出可能状態への変換方向に沿って排出可能としたこととなる。
なお、以上の実施形態においては、駆動源180としてラッチングソレノイドを用いたが、これに限られるものではなく、ソレノイド、ロータリーソレノイド、モータなどを用いても良い。
また、第1球保持部173a、第2球保持部173bは遊技球を1個保持できるとしたが、2個以上保持できるようにしても良い。
以上のような遊技機100は、所定の排出条件の成立に基づき、所要数の遊技球を排出する排出装置70を備えた遊技機100であって、排出装置70は、遊技球が待機する並列に形成された第1流路72及び第2流路73と、第1流路72及び第2流路73の下流側端部に臨む可動部材170と、可動部材170を駆動する駆動源180と、を備え、可動部材170は、遊技球を保持可能な球保持部173(第1球保持部173a、第2球保持部173b)と、該球保持部173への遊技球の流入を規制する規制部175と、を備え、第1流路72及び第2流路73の並列方向に対して垂直な回動軸171を中心に回動可能に配設され、第1流路72及び第2流路73のうち、何れか一方の流路で遊技球が球保持部173へ流入可能な流入可能状態とすると、他方の流路では規制部175が球保持部173への遊技球の流入を規制するとともに球保持部173に保持されていた遊技球を排出可能な排出可能状態となり、駆動源180により正方向及び逆方向に交互に回動することで、第1流路72と第2流路73とで交互に排出可能状態に変換して、第1流路72と第2流路73とから交互に遊技球を排出するように構成され、球保持部173は、第1流路72からの遊技球を保持可能な第1球保持部173aと、第2流路73からの遊技球を保持可能な第2球保持部173bと、からなり、第1球保持部173a及び第2球保持部173bを、回動軸171よりも上方となる位置に可動部材170の回動方向に沿って並ぶように配設するとともに、可動部材170の上方及び排出可能状態への変換方向側に開口する凹状に形成して、排出可能状態への変換に伴って保持した遊技球を排出可能状態への変換方向に沿って排出可能としている。
したがって、可動部材170は、遊技球を保持可能な球保持部173と、該球保持部173への遊技球の流入を規制する規制部175と、を備え、第1流路72及び第2流路73の並列方向に対して垂直な回動軸171を中心に回動可能に配設され、第1流路72及び第2流路73のうち、何れか一方の流路で遊技球が球保持部173へ流入可能な流入可能状態とすると、他方の流路では規制部175が球保持部173への遊技球の流入を規制するとともに球保持部173に保持されていた遊技球を排出可能な排出可能状態となり、駆動源180により正方向及び逆方向に交互に回動することで、第1流路72と第2流路73とで交互に排出可能状態に変換して、第1流路72と第2流路73とから交互に遊技球を排出するようにしたので、構成が簡略になりコストを削減できる。
すなわち、1つの可動部材170を1つの駆動源180により動作させることで排出の制御を行う簡略な構成であるので、製造のコストを削減できるとともに不具合の発生も防止できる。また、1つの可動部材170で2つの流路の流下制御を行うことができ、遊技球の高速な排出にも対応できる。また、一旦球保持部173に受け入れた遊技球を排出するようにしているので、排出する遊技球の個数を厳密に制御でき、少量の遊技球の排出でも確実に行うことができる。また、駆動源180により正方向及び逆方向に交互に回動することで、第1流路72と第2流路73とで交互に排出可能状態に変換して、第1流路72と第2流路73とから交互に遊技球を排出するようにしたので、制御が非常に簡単である。
また、球保持部173は、第1流路72からの遊技球を保持可能な第1球保持部173aと、第2流路73からの遊技球を保持可能な第2球保持部173bとからなり、第1球保持部173a及び第2球保持部173bを、回動軸171よりも上方となる位置に可動部材170の回動方向に沿って並ぶように配設するとともに、可動部材170の上方及び排出可能状態への変換方向側に開口する凹状に形成して、排出可能状態への変換に伴って保持した遊技球を排出可能状態への変換方向(回動方向)に沿って排出可能としたので、遊技球の高速な排出に対応できる。すなわち、球保持部173に保持された遊技球は、可動部材170が回動して球保持部173が傾くことに加え、排出可能状態に変換する際の勢いにより球保持部173から排出されることとなるので、高速かつ確実な排出が可能となる。また、球保持部173が排出可能状態への変換方向側に開口しているので、可動部材170を大きく傾けなくても保持した遊技球の排出が可能となって、可動部材170の回動範囲を狭くすることができ、高速かつ確実な排出が可能となる。
また、可動部材170は、排出可能状態で、規制部175に加わる遊技球の圧力が、回動軸171に作用するようにしている。
したがって、可動部材170は、排出可能状態で、規制部175に加わる遊技球の圧力が、回動軸171に作用するようにしたので、駆動源180に余計な負荷がかからなくなり、故障の発生や不具合の発生を防止できる。
また、可動部材170は、規制部175における遊技球が当接する位置から回動軸171へ向けて、回動軸171の径方向に沿った補強部材172を備えている。
したがって、可動部材170は、規制部175における遊技球が当接する位置から回動軸171へ向けて、回動軸171の径方向に沿った補強部材172が形成されているので、流下規制される球の球圧を補強部材172と回動軸171により受けることができて、可動部材170に無理な力がかからなくなって、変形する等の不具合を防止できる。
また、可動部材170は、流入可能状態で、球保持部173(第1球保持部173a、第2球保持部173b)で保持された遊技球及び該保持された遊技球の上方に待機する遊技球により球保持部173に加わる圧力が、可動部材170が次回移動する方向に作用するようにしている。
したがって、可動部材170は、流入可能状態で、球保持部173で保持された遊技球及び該保持された遊技球の上方に待機する遊技球により球保持部173に加わる圧力が、可動部材170が次回移動する方向に作用するようにしたので、駆動源180にかかる負荷を軽減できて動作が容易になるとともに、各部材に無理な力が加わることがなく、不具合の発生を防止できる。
なお、本発明の遊技機100は、遊技機100として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の正面図である。 遊技機の裏面図である。 遊技盤の正面図である。 遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 排出装置の第2ケース側から見た斜視図である。 排出装置の第2ケース側から見た分解斜視図である。 排出装置の第2ケース側から見た図であって、第2ケースを取り外した状態を示す図である。 排出装置の動作を説明するための第2ケース側から見た図であって、可動部材が第1状態である状態を示す図である。 排出装置の動作を説明するための第2ケース側から見た図であって、可動部材が第2状態である状態を示す図である。
符号の説明
70 排出装置
72 第1流路
73 第2流路
100 遊技機
170 可動部材
171 回動軸
172 補強部材
173 球保持部
173a 第1球保持部
173b 第2球保持部
175 規制部
180 駆動源

Claims (3)

  1. 所定の排出条件の成立に基づき、所要数の遊技球を排出する排出装置を備えた遊技機において、
    前記排出装置は、
    当該排出装置から排出される遊技球がそれぞれ1列で待機する並列に形成された第1流路及び第2流路と、
    前記第1流路及び前記第2流路の下流端部に臨んで当該第1流路及び第2流路に待機する遊技球の流下制御を行うための可動部材と、
    前記可動部材を前記第2流路側に動かした第1状態と前記第1流路側に動かした第2状態とに変換動作するための駆動源と、
    前記第1流路側となる前記可動部材の側方に配設され、前記第1流路から排出された遊技球を当該可動部材が前記第2状態となることにより流下させる第1誘導流路と、
    前記第2流路側となる前記可動部材の側方に配設され、前記第2流路から排出された遊技球を当該可動部材が前記第1状態となることにより流下させる第2誘導流路と、を備え、
    前記可動部材は、
    前記第1状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第2状態において前記第2流路とは反対に移動する第1球保持部と、
    前記第2状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球を受け入れて1個保持する一方、前記第1状態において前記第1流路とは反対に移動する第2球保持部と、
    前記第2状態において前記第1流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する一方、前記第1状態において前記第2流路の下流端部に臨んで遊技球の流出を規制する規制部と、を備え、
    前記第1球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第1誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第1状態で保持した遊技球を前記第2状態への変換に伴って前記第1誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、
    前記第2球保持部は、前記可動部材の上方及び前記第2誘導流路側に向けて開口する凹状に形成され、前記第2状態で保持した遊技球を前記第1状態への変換に伴って前記第2誘導流路へ向けて側方に排出するよう構成され、
    前記第1誘導流路は、前記第2状態における前記第1球保持部に対向する部分が当該第1球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、
    前記第2誘導流路は、前記第1状態における前記第2球保持部に対向する部分が当該第2球保持部から側方に排出された遊技球を下流方向に向けて誘導する湾曲形状であり、
    前記駆動源により前記可動部材を前記第2状態と前記第1状態とに交互に変換することで、前記第1流路と前記第2流路とから交互に遊技球を排出するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動部材は、前記第1流路及び前記第2流路の並列方向に対して垂直な回動軸を中心に回動し、前記第1球保持部及び前記第2球保持部が前記回動軸よりも上方となる位置に前記規制部を挟んで当該可動部材の可動方向に沿って並ぶよう配設され、
    前記駆動源は、コイルへの通電により駆動軸が往復動作するとともに永久磁石の保持力により駆動軸の動作後の状態を保持することが可能なラッチングソレノイドであり、
    前記ラッチングソレノイドの駆動軸を往復動作させることで前記可動部材を前記第1状態と前記第2状態とに変換するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動部材は、前記ラッチングソレノイドの保持力により前記第1状態または前記第2状態が保持されるように、前記第1球保持部及び前記第2球保持部に保持された遊技球及び該保持された遊技球の上方に待機する遊技球の圧力が、前記可動部材が次回移動する方向に作用するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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