JP4841465B2 - 圧入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧入装置に関する。詳しくは、コイル状の分割巻線部をフレームに圧入する圧入装置に関する。
従来より、ハイブリッド車には、モータが用いられる。このようなモータは、例えば、円筒状のモータケースと、このモータケースの内部に回転可能に保持された回転子と、を備える。
回転子は、永久磁石が内蔵された略円柱状のヨークと、このヨークの中心軸を通る棒状のシャフトと、を備える。また、モータケースには、極性を切り替え可能なステータが設けられている。このモータは、ヨークに内蔵された永久磁石とステータとの磁力による反発力を利用して、回転子を回転させる。
以上のステータは、円環状のフレームと、このフレーム上に配列されて複数のコイルが巻かれた分割巻線部と、を備える。このステータは、例えば、複数の分割巻線部を円環状に配列しておき、この状態で、圧入装置を用いて分割巻線部をフレームに圧入した後、樹脂でモールドすることで製造される。
この圧入装置としては、例えば、ターンテーブルをモータの出力軸に圧入する圧入装置がある(例えば、特許文献1参照)。この圧入装置によれば、ターンテーブルの圧入方向の位置ずれを防止できる。
特開2004−139650号公報
しかしながら、ステータでは、フレームに対する分割巻線部の端面の高さを揃える必要がある。分割巻線部の端面の高さが揃っていないと、樹脂でモールドする際に、樹脂が漏れたり、モールドの高さが一定にならなかったり、分割巻線部を構成する電線を確実にヒュージングできなかったりするためである。
この問題を解決するため、特許文献1に示された圧入装置を適用しても、分割巻線部のように、圧入する部材が複数である場合には、これら複数の部材の端面の高さを揃えることはできない。
本発明は、複数の分割巻線部を端面の高さが揃うようにフレームに圧入できる圧入装置を提供することを目的とする。
本発明の圧入装置は、環状に配列された複数のコイル状の分割巻線部を環状のフレームに圧入する圧入装置であって、前記フレームが載置されるフレームセット部と、前記複数の分割巻線部が前記フレーム上に位置するように、当該複数の分割巻線部が環状に配列された状態で載置されるワークセット部と、前記複数の分割巻線部に対向する押圧基準面を有する押圧部と、前記ワークセット部に設けられ前記複数の分割巻線部を前記押圧部の押圧基準面に向かって付勢する付勢部と、前記押圧部を前記フレームに向かって移動させることで、前記押圧基準面で前記複数の分割巻線部を前記フレームに圧入する押圧駆動部と、前記ワークセット部を昇降させる昇降駆動部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、まず、フレームをフレームセット部に載置するとともに、複数の分割巻線部を環状に配列した状態でワークセット部に載置する。次に、押圧駆動部により、押圧部をフレームセット部に向かって移動させる。押圧部とフレームセット部との間には分割巻線部が配置されているから、押圧部の押圧基準面で分割巻線部を押圧して、フレームに圧入する。
このとき、昇降駆動部によりワークセット部を昇降させて、ワークセット部に設けられた付勢部により、分割巻線部を押圧部の押圧基準面に向かって付勢しながら、分割巻線部をフレームに圧入する。
よって、分割巻線部を押圧基準面で押圧しても、この分割巻線部が押圧基準面から離れることはないので、分割巻線部の端面の高さを押圧基準面の高さで揃えることができる。
この場合、前記ワークセット部および前記フレームセット部が載置されるスライド基板と、当該スライド基板を水平にスライドさせる水平駆動部と、をさらに備え、前記押圧部および前記昇降駆動部は、前記スライド基板の移動範囲の一部を挟んで設けられることが好ましい。
この発明によれば、まず、スライド基板にワークセット部およびフレームセット部をセットし、その後、水平駆動部によりスライド基板をスライドさせて、ワークセット部およびフレームセット部を、押圧部と昇降駆動部との間に配置する。次に、押圧駆動部で押圧部を駆動するとともに、昇降駆動部でワークセット部を駆動して、ワークセット部上の分割巻線部を、フレームセット部上のフレームに圧入して、払い出す。この分割巻線部をフレームに圧入して払い出す間に、スライド基板上に、次のワークセット部およびフレームセット部をセットする。
したがって、分割巻線部をフレームに圧入して払い出す工程と、ワークセット部およびフレームセット部をセットする工程と、を同時に行うことができるから、サイクルタイムを短縮できる。
本発明によれば、まず、フレームをフレームセット部に載置するとともに、複数の分割巻線部を環状に配列した状態でワークセット部に載置する。次に、押圧駆動部により、押圧部をフレームセット部に向かって移動させる。押圧部とフレームセット部との間には分割巻線部が配置されているから、押圧部の押圧基準面で分割巻線部を押圧して、フレームに圧入する。このとき、昇降駆動部によりワークセット部を昇降させて、ワークセット部に設けられた付勢部により、分割巻線部を押圧部の押圧基準面に向かって付勢しながら、分割巻線部をフレームに圧入する。よって、分割巻線部を押圧基準面で押圧しても、この分割巻線部が押圧基準面から離れることはないので、分割巻線部の端面の高さを押圧基準面の高さで揃えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る圧入装置1の正面図および平面図である。
圧入装置1は、ワーク25を加工して後述のステータ10を製造するものであり、搬送コンベア2に隣接して設けられ、床面3上に設置される基部20と、この基部20上に設けられた水平スライド機構21と、この基部20の内部に設けられた昇降駆動部としてのワーク昇降機構22と、この基部20の上方に設けられたワーク押圧機構23と、を備える。
水平スライド機構21は、ワーク25が載置される平板状のスライド基板211と、このスライド基板211を図1および図2中左右方向に水平にスライドさせる水平駆動部212と、を備える。
圧入装置1には、ワーク25をスライド基板211に投入する第1ワークセット位置(図4中一点鎖線Aで示す)と、ワーク25が加工されるワーク加工位置(図4中一点鎖線Bで示す)と、ワーク25をスライド基板211に投入する第2ワークセット位置(図4中一点鎖線Cで示す)とが設けられている。
ワーク昇降機構22およびワーク押圧機構23は、前記スライド基板の移動範囲の一部を挟んで設けられる。これらワーク昇降機構22およびワーク押圧機構23は、スライド基板211上のワーク25がワーク加工位置に位置すると、このワーク25を加工する。
図3および図4は、圧入装置1により製造されるステータ10の平面図および断面図である。
このステータ10は、図示しない円筒状のモータケース内部に取り付けられる。また、このモータケース内部には、永久磁石を有する回転子が回転可能に保持されており、このモータによれば、ステータの極性を切り替えることで、永久磁石とステータとの磁力による反発力を利用して、回転子を回転させることができる。
以上のステータ10は、複数(ここでは18個)の円弧状の分割巻線部11と、これら分割巻線部11が円環状に並んだ状態で取り付けられる円環状のフレームとしての巻線フレーム12と、この巻線フレーム12が取り付けられる環状のステータフレーム13と、を備える。
巻線フレーム12は、円環状のフレーム本体121と、このフレーム本体121の内端縁に立設された壁部122と、を備える。
この壁部122の先端は、外側に向かって僅かに傾斜している。
分割巻線部11は、電磁鋼板が積層されて形成された芯部111と、この芯部111を覆うカバー部112と、このカバー部112の外周面に電線が巻き回されてコイル状に形成された巻線部113と、を備える。
カバー部112は、断面コの字形状であり、芯部111の下面を覆う下部114と、この下部114に立設されて芯部111の側面を覆う壁部115と、この壁部115の先端に設けられ芯部111の上面を覆う上部116と、を備える。
下部114の壁部115側は、露出しており、後述のワークセット部31の巻線当接部411が当接する。
上部116の壁部115側は、露出しており、後述のワーク押圧機構23の巻線押圧部523が当接する。
以上の分割巻線部11は、円環状に並べられ、この状態で、巻線フレーム12に上方から圧入される。
すると、分割巻線部11のカバー部112の壁部115は、巻線フレーム12の壁部122に摺動しながら下方に移動する。このとき、壁部122の先端が外側に向かって僅かに傾斜しているため、分割巻線部11の壁部115を、巻線フレーム12の壁部122に圧入しやすくなっている。
また、図示しないが、巻線フレーム12の壁部122には突起が設けられており、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する際、この突起を基準とすることで、複数の分割巻線部11の位相を合わせることができるようになっている。
図5は、圧入装置1の部分拡大断面図である。
上述のワーク25は、上述の分割巻線部11、巻線フレーム12、およびステータフレーム13からなり、ステータ治具24にセットされた状態で取り扱われる。
このステータ治具24は、平板状の治具本体30と、この治具本体30上に設けられて複数の分割巻線部11が載置されるワークセット部31と、治具本体30上に設けられて巻線フレーム12およびステータフレーム13が載置されるフレームセット部32と、を備える。
フレームセット部32は、巻線フレーム12が載置されるフレーム当接部321と、ステータフレーム13が取り付けられて位置決めされるフレーム位置決め部322と、を備える。
ワークセット部31は、平板状であり、外周に沿って複数の(18個の)凹部311が形成されている。各凹部311には、1つの分割巻線部11が配置される。
各凹部311には、上方に向かって、つまり、後述の巻線押圧部523の押圧基準面523Aに向かって、分割巻線部11を付勢する付勢部40が設けられている。
付勢部40は、ワークセット部31を上下に貫通して昇降可能なガイドバー41と、このガイドバー41を上方に付勢するコイルばね42と、を備える。
ガイドバー41の上端は、分割巻線部11の下面に当接する巻線当接部411となっている。巻線当接部411が下方に押圧されると、コイルばね42が収縮し、押圧力に抵抗して、巻線当接部411を上方に付勢する。
ガイドバー41の下端は、ワークセット部31の下面に係止可能であり、これにより、ガイドバー41の上方への移動が規制されている。
ワークセット部31には、上下に延びる円筒状のボールブッシュホルダ312が4つ設けられている。
また、ワークセット部31の上面には、穴部313が形成され、ワークセット部31の下面中央には、下方に延びる昇降ピン314が設けられている。
治具本体30は、基部301と、この基部301に設けられてワークセット部31の昇降をガイドする4つの昇降ガイド部302と、基部301に設けられてワークセット部31の最下位置を規定する昇降幅調整板材303と、基部301に設けられてワークセット部31の最上位置を規定する昇降規制部304と、を備える。
昇降ガイド部302は、基部301から上方に延びて、ワークセット部31のボールブッシュホルダ312に挿入される。これにより、ワークセット部31は、昇降ガイド部302に沿って円滑に昇降可能となっている。
昇降幅調整板材303は、基部301上に敷設され、ワークセット部31の下面が当接可能となっている。この昇降幅調整板材303の厚みを調整することで、ワークセット部31の最下位置を調整できる。
昇降規制部304は、基部301から上方に延びてワークセット部31を貫通し、穴部313の底面に係止可能となっており、これにより、ワークセット部31の上方への移動を規制し、ワークセット部31の最上位置を決定する。
以上の昇降幅調整板材303および昇降規制部304により、ワークセット部31の昇降幅dが規定される。
基部301および昇降幅調整板材303の中央には、貫通孔305が形成されている。
この貫通孔305には、ワークセット部31の昇降ピン314が挿通される。
以上のようなステータ治具24では、図5に示すように、分割巻線部11は、当該分割巻線部11の上部116の上面が、ワークセット部31の上面よりも、寸法tだけ高くなるようにセットされる。この状態では、付勢部40の巻線当接部411は、分割巻線部11の下部114に当接し、ガイドバー41の下端は、ワークセット部31の下面に係止している。
さらに、ワークセット部31は、最上位置に位置しており、これにより、18個の分割巻線部11は、巻線フレーム12上に位置するように、環状に配列された状態となる。
ワーク押圧機構23は、基部20から上方に延びるスライドガイド50(図1参照)と、このスライドガイド50に沿って上下にスライド可能に設けられた上ラム51と、この上ラム51の下面に設けられた押圧部としての押圧基板52と、上ラム51を上下に昇降させる押圧駆動部53と、を備える。
押圧基板52は、基部521と、この基部521の下面に設けられた押圧基準部522と、基部521の下面から下方に延びる18個の巻線押圧部523と、を備える。
押圧基準部522の下面は、平滑な押圧基準面522Aとなっている。
巻線押圧部523の下端面は、押圧基準面522Aと同じ高さの平滑な押圧基準面523Aとなっている。巻線押圧部523の押圧基準面523Aは、ステータ治具24にセットされた分割巻線部11に対向している。
また、押圧基板52の基部521および押圧基準部522には、昇降ガイド部302が挿入される挿入穴524が形成されている。
押圧駆動部53は、上ラム51を上下に昇降させることで、押圧基板52の押圧基準面523Aをフレームセット部32の巻線フレーム12に向かって移動させる。
ワーク昇降機構22は、油圧式であり、ワークセット部31の昇降ピン314が係合可能となっている。
ワーク昇降機構22は、ワークセット部31の昇降ピン314が係合すると、この昇降ピン314を昇降させる。
以上の圧入装置1を用いてワーク25を加工する手順について、図1および図2を参照しながら説明する。
まず、スライド基板211を左側あるいは右側に移動させて、第1ワークセット位置または第2ワークセット位置から、スライド基板211上にワーク25を投入する。
次に、スライド基板211をスライドさせて、スライド基板211に載置したワーク25を、ワーク加工位置に位置させる。
続いて、ワーク昇降機構22およびワーク押圧機構23を駆動して、ワーク25を加工する。すなわち、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する。同時に、第1ワークセット位置または第2ワークセット位置から、スライド基板211上に、次のワーク25を投入する。
その後、加工されたワーク25を搬送コンベア2に払い出す。搬送コンベアに払い出されたワーク25は、次工程に搬送される。
次に、圧入装置1で分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する手順について、図6および図7を参照しながら説明する。
まず、図6に示すように、押圧駆動部53により上ラム51を下降させ、押圧基準部522の押圧基準面522Aを、ワークセット部31の上面に当接させるとともに、巻線押圧部523の押圧基準面523Aを、ワーク25の分割巻線部11の上面に当接させる。
すると、分割巻線部11の上部116の上面は、ワークセット部31の上面よりも、寸法tだけ高くセットされるため、巻線押圧部523は、分割巻線部11を押圧して、ワークセット部31の巻線当接部411を寸法tだけ下降させる。これにより、ガイドバー41が寸法tだけ下降するから、コイルばね42が寸法tだけ収縮し、このコイルばね42の復元力により、分割巻線部11は、巻線押圧部523の押圧基準面523Aに付勢される。
続いて、図7に示すように、押圧基準部522がワークセット部31に当接した状態を維持しながら、押圧駆動部53により上ラム51をさらに下降させつつ、ワーク昇降機構22により、ワークセット部31を下降させる。これにより、分割巻線部11は巻線フレーム12に圧入される。
このとき、分割巻線部11は巻線押圧部523の押圧基準面523Aに常時付勢されている。そのため、分割巻線部11が巻線フレーム12に圧入されても、分割巻線部11の上面の高さは、巻線押圧部523の押圧基準面523Aに等しくなる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)圧入装置1で分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する手順は、以下のようになる。まず、巻線フレーム12をフレームセット部32に載置するとともに、複数の分割巻線部11を環状に配列した状態でワークセット部31に載置する。次に、押圧駆動部53により、押圧基板52をフレームセット部32に向かって下降させる。押圧基板52とフレームセット部32との間には分割巻線部11が配置されているから、押圧基板52の押圧基準面523Aで分割巻線部11を押圧して、巻線フレーム12に圧入する。
このとき、ワーク昇降機構22によりワークセット部31を昇降させて、ワークセット部31に設けられた付勢部40により、分割巻線部11を押圧基板52の押圧基準面523Aに向かって付勢しながら、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する。
よって、分割巻線部11を押圧基準面523Aで押圧しても、この分割巻線部11が押圧基準面523Aから離れることはないので、分割巻線部11の端面の高さを押圧基準面523Aの高さで揃えることができる。
(2)圧入装置1を用いてワーク25を加工する手順は、以下のようになる。まず、スライド基板211に、ワークセット部31およびフレームセット部32を含むワーク25をセットし、その後、水平駆動部212によりスライド基板211をスライドさせて、ワーク25を押圧基板52とワーク昇降機構22との間に配置する。次に、押圧駆動部53で押圧基板52を駆動するとともに、ワーク昇降機構22でワークセット部31を駆動して、ワークセット部31上の分割巻線部11を、フレームセット部32上の巻線フレーム12に圧入して、払い出す。この分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入して払い出す間に、スライド基板211上に、次のワーク25をセットする。
したがって、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入して払い出す工程と、ワーク25をセットする工程と、を同時に行うことができるから、サイクルタイムを短縮できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る圧入装置の正面図である。 前記実施形態に係る圧入装置の平面図である。 前記実施形態に係る圧入装置により製造されるステータの平面図である。 前記実施形態に係るステータの断面図である。 前記実施形態に係る圧入装置の部分拡大断面図である。 前記実施形態に係る圧入装置で分割巻線部をフレームに圧入し始めた状態を示す部分拡大断面図である。 前記実施形態に係る圧入装置で分割巻線部をフレームに圧入した状態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 圧入装置
11 分割巻線部
12 巻線フレーム(フレーム)
22 ワーク昇降機構(昇降駆動部)
31 ワークセット部
32 フレームセット部
40 付勢部
52 押圧基板(押圧部)
53 押圧駆動部
522A 押圧基準面
523A 押圧基準面

Claims (2)

  1. 環状に配列された複数のコイル状の分割巻線部を環状のフレームに圧入する圧入装置であって、
    前記フレームが載置されるフレームセット部と、
    前記複数の分割巻線部が前記フレーム上に位置するように、当該複数の分割巻線部が環状に配列された状態で載置されるワークセット部と、
    前記複数の分割巻線部に対向する押圧基準面を有する押圧部と、
    前記ワークセット部に設けられ前記複数の分割巻線部を前記押圧部の押圧基準面に向かって付勢する付勢部と、
    前記押圧部を前記フレームに向かって移動させることで、前記押圧基準面で前記複数の分割巻線部を前記フレームに圧入する押圧駆動部と、
    前記ワークセット部を昇降させる昇降駆動部と、
    を備えることを特徴とする圧入装置。
  2. 請求項1に記載の圧入装置において、
    前記ワークセット部および前記フレームセット部が載置されるスライド基板と、
    当該スライド基板を水平にスライドさせる水平駆動部と、をさらに備え、
    前記押圧部および前記昇降駆動部は、前記スライド基板の移動範囲の一部を挟んで設けられることを特徴とする圧入装置。
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