JP4841445B2 - 電話不通連絡システム及び電話不通連絡方法 - Google Patents

電話不通連絡システム及び電話不通連絡方法 Download PDF

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Description

本発明は、警察や消防などの、緊急連絡を行う施設に電話の不通を連絡する電話不通連絡システム及び電話不通連絡方法に関する。
光電話は、光ファイバを利用した高品質なIP(Internet Protocol)電話サービスである(特許文献1参照)。光電話は、利用者宅の最寄りの局から多心の光ファイバによって提供されているが、光ファイバの心線が不足した場合には、迂回して隣の地区から心線を融通しているので、サービスの提供が行政区域とは必ずしも一致しない単位で行われている。
特開2003−125032号公報
ところで、通信事業者と、各警察や消防などとの取り決めの中で、障害などによって電話が不通となっていることの連絡(緊急電話として使用できないことを示す不通連絡)を行う旨が合意されている。例えば、東京消防庁が中心となった「消防通信に関する特別研究委員会」において、平成15年に「IP電話による119番通報基本接続条件について」という文書が取りまとめられており、この中に、回線障害時には連絡・復旧を確実に行うことが盛り込まれている。
しかしながら、光電話は行政区域とは異なる単位でサービスを提供しているため、局や光ファイバに障害があった場合に、障害の影響範囲と行政区域とが必ずしも一致しないので、当該地区管轄の警察や消防に対して「○○地区の緊急電話不通」という一律な不通連絡ができないという問題がある。これは、光電話に限らず、ケーブルテレビ会社などで提供されているIP電話なども同様である。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、電話に障害があった場合に、緊急連絡を行う施設に正確かつ迅速に不通連絡を行う手段を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電話不通連絡システムであって、電話機と、1以上の前記電話機を収容する電話局と、2以上の前記電話局に接続された中央制御装置と、所定の地域を管轄する施設に設置され、前記中央制御装置から前記電話機が緊急電話として使用できないことを示す不通連絡を受信するための端末とを備え、前記中央制御装置が、前記電話局の識別情報、前記電話機の識別情報及び前記電話機が設置された場所の住所を含む設備データと、前記端末の識別情報及び前記端末が設置された前記施設の管轄地域を含む端末データとを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記設備データに含まれる、前記識別情報で特定される前記電話局及び前記電話機に応答指示を送信し、所定時間内に応答がない場合に、応答がなかった電話局及び応答がなかった電話機を通信不可とする監視を定期的に行う処理部とを備え、前記処理部が、前記監視によって通信不可とした前記電話局又は前記電話機があった場合に、通信不可とした前記電話局に収容されている電話機又は通信不可とした前記電話機と、前回不通連絡を送信したときに通信不可とした電話機との差分を抽出し、前記設備データから、抽出した差分の電話機が設置された場所の住所を取得し、前記端末データから、取得した前記住所を前記管轄地域として含む前記施設の端末を特定し、特定した前記端末に、抽出した差分の前記電話機の不通連絡を送信することを特徴とする。
この構成によれば、電話機が設置されている場所の住所と、端末が設置された施設の管轄地域とを管理しているので、電話機の住所と、電話機が収容されている電話局とが一致しない場合であっても、通信不可となった電話機の不通連絡を、当該電話機の住所を管轄地域とする施設の端末に正確に送信することができる。また、今回通信不可とした電話機と、前回送信したときに通信不可とした電話機との差分について不通連絡を行うので、その内容が新たに通信不可となった電話機又は今回復旧した電話機に限られることになり、最新のデータに基づく必要最小限の連絡を迅速に行うことができる。ここで、差分の電話機には、前回送信したときに通信不可としなかったが、今回通信不可とした電話機、及び、前回送信したときに通信不可としたが、今回通信不可としなかった電話機が含まれる。
また、本発明は、電話不通連絡システムであって、前記記憶部が、前記設備データとして、前記電話機の利用者の氏名及び電話番号をさらに記憶し、前記処理部が、前記設備データから、前記電話機を収容する電話局を特定し、前記電話機の不通連絡に、前記記憶部に記憶された前記電話機の利用者の氏名、電話番号及び特定した前記電話局を追加して送信することを特徴とする。
この構成によれば、電話機の不通連絡に、当該電話機の利用者の氏名や電話番号、電話局などのデータを追加するので、施設の担当者は、それらのデータを端末で参照することで、緊急事態が発生した場合の、当該利用者への連絡方法について事前に検討し、対応の準備を行うことができる。
なお、本発明は、電話不通連絡方法を含む。また、請求項における設備データは、実施の形態における設備データ24A及び利用者データ24Bを含むものとする。その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、電話に障害があった場合に、緊急連絡を行う施設に正確かつ迅速に不通連絡を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る電話不通連絡システムは、中央制御装置が、光電話局及びその収容下にある光電話機の通信可否を監視し、それらの不通状況に関するデータを警察又は消防などの、地域に対して緊急事態の連絡を行ったり、地域の住民から緊急事態の連絡を受けたりする施設(以下、警察・消防という)にある端末に送信するものである。これによれば、光ファイバの心線の融通などによって光電話機の行政区域と、収容されている光電話局とが一致しない場合であっても、警察・消防への光電話の不通連絡を正確かつ迅速に行うことができる。なお、電話不通連絡システムは、光電話に限らず、ケーブルテレビ会社などで提供されているIP電話などにも適用可能である。
≪システムの構成と概要≫
図1は、電話不通連絡システム1の構成を示す図である。電話不通連絡システム1は、中央制御装置2、光電話局(電話局)3、光電話機(電話機)4及び端末5を含んで構成される。中央制御装置2と、光電話局3とは、二重化された回線を介して接続される。各光電話局3と、光電話機4とは、光ファイバの心線を介して接続される。さらに、中央制御装置2と、端末5とは、専用回線又はインターネットを介して接続される。インターネットを介する場合には、電子メールなどを使ってデータを送受信する。なお、光電話局3、光電話機4及び端末5は、それぞれ総称になっており、個々を指示する場合には、図1中に示すように、例えば、光電話局3Aなどと参照番号の後にアルファベットを付した符号で示す。
中央制御装置2は、複数の地域(例えば、a地域、b地域及びc地域)の光電話局3を相互接続する親局であり、さらに、他の地域の光電話局を相互接続する他の中央制御装置と相互にIPアドレスによる通信を行う。これによって、広範な地域に跨る光電話機4の間の通信を可能にする。例えば、a地域にある光電話機4Aと、b地域にある光電話機4Bとは、光電話局3A、中央制御装置2及び光電話局3Bを介して通信を行うことができる。また、中央制御装置2は、光電話局3や光電話機4の通信可否を監視し、それらの不通状況に関するデータを警察・消防の端末5に送信する。なお、中央制御装置2と光電話局3との間の通信は、中央制御装置2が光電話局3と直結するチャネルを選択することによって行われる。また、光電話局3と光電話機4との間では、MAC(Media Access Control)アドレスに基づくIP通信が行われる。
光電話局3は、基本的には所定の地域(例えば、a地域、b地域又はc地域)にある光電話機4を収容する子局であり、さらに複数の地域の光電話局3は、中央制御装置2によって相互接続される。光電話機4は、所定の地域に設置され、基本的には所定の地域を管轄する光電話局3によって収容される。図1に示すように、例えば、光電話機4Aは、a地域内に設置され、光電話局3Aによって収容される。ただし、光電話機4の行政区域と、収容されている光電話局3とは必ずしも一致しない。例えば、光電話機4Xは、a地域にあるが、b地域の光電話局3Bに収容されている。逆に、光電話機4Yは、b地域にあるが、a地域の光電話局3Aに収容されている。これは、光電話機4を新設した場合に、光ファイバの心線をa地域と、b地域との間で融通し合った結果である。
端末5は、所定の地域を管轄する警察・消防に設置されるPC(Personal Computer)などである。図1では、a地域、b地域及びc地域に1台ずつ設置されているように示したが、これに限定されることはない。例えば、警察と消防に1台ずつ設置されてもよいし、さらに同じ地域の他の警察・消防に設置されてもよい。端末5は、中央制御装置2から光電話局3や光電話機4の不通状態に関するデータを受信し、表示する。これによって、警察や消防の担当者は、緊急事態が発生した場合の、光電話が不通になっている箇所への対応(光電話以外の方法による連絡)を事前に準備することができる。なお、端末5Dについては後記する。
≪装置の構成≫
図2は、中央制御装置2の構成を示す図である。中央制御装置2は、光電話通信部21、不通連絡通信部22、処理部23及び記憶部24を備える。光電話通信部21は、光電話を実現するために光電話局3との通信や他の中央制御装置との通信を制御するものであり、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。光電話通信部21は、光電話局3及び光電話機4の通信可否の監視にも用いられる。不通連絡通信部22は、警察・消防に不通連絡を行うために端末5との通信を制御するものであり、NICなどによって実現される。
処理部23は、中央制御装置2内の他の各部の中心に位置し、中央制御装置2全体を制御する。具体的には、他の各部間のデータの受け渡しやデータの編集、加工などを行う。処理部23は、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部24は、処理部23からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりする。記憶部24は、フラッシュメモリやハードディスク装置などの不揮発性記憶装置によって実現される。
≪データの構成≫
図3は、記憶部24に記憶されるデータの構成を示す図である。記憶部24には、少なくとも設備データ24A、利用者データ24B、故障局データ24C、故障機データ24D及び端末データ24Eが記憶される。設備データ24Aは、中央制御装置2が相互接続する光電話局3や光電話機4に関するデータである。利用者データ24Bは、光電話機4の利用者に関するデータである。故障局データ24Cは、通信不可になっている光電話局3に関するデータである。故障機データ24Dは、通信不可になっている光電話機4に関するデータである。端末データ24Eは、警察・消防の端末5に関するデータである。
図4は、記憶部24に記憶される各データの構成を示す図である。図4(a)は、設備データ24Aの構成を示す。設備データ24Aは、光電話局ID(光電話局の識別情報)24A1、光電話機ID(光電話機の識別情報)24A2及び利用者ID24A3を含むレコードから構成される。光電話局ID24A1は、光電話局3に固有のコードである。具体的には、IPアドレスなどである。光電話機ID24A2は、光電話機4に固有のコードである。利用者ID24A3は、光電話機4の利用者に固有のコードである。具体的には、各家庭に設置されるルータのMACアドレスなどが考えられる。なお、ルータと、光電話機4とは、通常の電話コードによって接続される。
図4(b)は、利用者データ24Bの構成を示す。利用者データ24Bは、利用者ID24B1、氏名24B2、電話番号24B3及び住所24B4を含むレコードから構成される。利用者ID24B1は、光電話機4の利用者に固有のコードである。氏名24B2は、利用者の氏名である。電話番号24B3は、利用者の電話番号である。住所24B4は、利用者の住所である。
図4(c)は、故障局データ24Cの構成を示す。故障局データ24Cは、故障局ID24C1を含むレコードから構成される。故障局ID24C1は、通信不可になっている光電話局3に固有のコードである。なお、故障局データ24Cには、端末5に送信する差分内容の元データとして、前回送信分及び今回送信分が保持される。
図4(d)は、故障機データ24Dの構成を示す。故障機データ24Dは、故障機ID24D1を含むレコードから構成される。故障機ID24D1は、通信不可になっている光電話機4に固有のコードである。なお、故障機データ24Dには、端末5に送信する差分内容の元データとして、前回送信分及び今回送信分が保持される。
図4(e)は、端末データ24Eの構成を示す。端末データ24Eは、端末ID(端末の識別情報)24E1及び管轄地域24E2を含むレコードから構成される。端末ID24E1は、端末5に固有のコードである。管轄地域24E2は、端末5が設置された警察・消防が管轄する地域であり、例えば、利用者データ24Bの住所24B4のうち、町名が示す地域が該当する。
なお、以上説明した以外のデータとして、記憶部24には、光電話が不通になった場合に自動通知するか否かや、問い合わせに応じて通知するか否かなどを設定するフラグが記憶される。
≪システムの処理≫
続いて、電話不通連絡システム1の処理について説明する。この処理は、中央制御装置2を中心にして行われる。そこで、図5の中央制御装置2の処理を示すフローチャートに従って、説明を行う。
まず、中央制御装置2は、定期的に、各光電話局3及び各光電話機4の通信可否を監視する(S501)。具体的には、まず、処理部23が、光電話通信部21により光電話局3に直結するチャネルを選択し、選択したチャネルを通じて、光電話局3に応答指示を送信する。対象となる光電話局3は、設備データ24Aの光電話局ID24A1による。そして、所定時間内に応答があれば通信可とし、所定時間内に応答がなければ通信不可とする。次に、処理部23が、通信可とした光電話局3を介して、MACアドレスに基づくIP通信により、光電話機4に応答指示を送信する。対象となる光電話機4は、設備データ24Aの光電話局ID24A1のうち、通信可とした光電話局の収容下にある光電話機ID24A2による。そして、所定時間内に応答があれば通信可とし、所定時間内に応答がなければ通信不可とする。なお、監視の時間間隔は、不通連絡のリアルタイム性や、監視動作の効率性などから適宜設定される。
次に、中央制御装置2は、通信不可の光電話局3があれば(S502のYES)、故障局データ24Cを更新する(S503)。具体的には、処理部23が、S501で通信不可とした光電話局3のIDを、記憶部24の故障局データ24Cの故障局ID24C1に追加する。なお、通信不可の光電話局3がなければ(S502のNO)、S503の処理をスキップする。
続いて、中央制御装置2は、通信不可の光電話機4があれば(S504のYES)、故障機データ24Dを更新する(S505)。具体的には、処理部23が、S501で通信不可とした光電話機4のIDを、記憶部24の故障機データ24Dの故障機ID24D1に追加する。ここで追加する対象は、通信可とした光電話局3を介した監視の結果、通信不可と認識した個々の光電話機4であり、通信不可とした光電話局3に収容され、個々の通信可否チェックが行われていない光電話機4を含まない。なお、通信不可の光電話機4がなければ(S504のNO)、S505の処理をスキップする。
そして、中央制御装置2は、不通発生時に自動通知するか否かを判断する(S506)。記憶部24に記憶されたフラグの設定によって、通常は「自動通知する」と判断されるが、例えば、「問い合わせがあった場合にだけ通知する」という設定もある。自動通知しない場合には(S506のNO)、警察・消防の端末5から問い合わせがあった否かを判断する(S507)。問い合わせがない場合には(S507のNO)、S501の監視に戻る。自動通知する場合(S506のYES)又は警察・消防の端末5から問い合わせがあった場合(S507のYES)には、故障局に収容されている光電話機4及び故障機の利用者に関するデータの差分内容を警察・消防の端末5に送信する(S508)。
具体的には、まず、処理部23が、記憶部24の故障局データ24Cに設定されている故障局ID24C1について、設備データ24Aから故障局に収容されている光電話機ID24A2を抽出する。次に、抽出した光電話機ID24A2及び故障機データ24Dに設定されている故障機ID24D1について、前回送信したときのデータ(故障局データ24Cと故障機データ24Dの前回送信分)に対して追加されたものを抽出し、設備データ24Aから、抽出した故障機の利用者ID24A3を抽出する。そして、抽出した利用者ID24A3について、利用者データ24Bから氏名24B2、電話番号24B3及び住所24B4を取得し、警察・消防の端末5に送信する。この場合、端末5に送信する情報に、光電話機4が収容されている光電話局3を特定する情報を追加してもよい。これは、光電話機4の行政区域と、光電話機4の収容されている光電話局3とが一致しないときに、特に有用であると考えられる。
ここで、送信先の端末5は、住所24B4が端末データ24Eの管轄地域24E2に含まれるレコードを検索し、該当するレコードの端末ID24E1によって特定する。例えば、図1のa地域が「P市Q町」であるとし、光電話機4Xは、「P市Q町3丁目・・」を住所とする利用者に使われているとする。光電話機4Xは、a地域に設置されているが、b地域にある光電話局3Bに収容されている。そこで、光電話機4Xが通信不可になった場合に、中央制御装置2は、光電話局3Bを介して光電話機4Xの通信不可を検出した場合に、光電話機4Xの利用者の住所24B4と、端末5の管轄地域24E2との包含関係をチェックすることによって、光電話機4Xが設置されたa地域を管轄する警察・消防の端末5を送信先として特定することができる。これにより、光電話機4の行政区域と、光電話機4の収容されている光電話局3とが一致しない場合であっても、光電話機4の行政区域を管轄する警察・消防に正しく不通連絡を行うことができる。この場合、1つの端末5には、管轄地域内で新たに通信不可になった光電話機4について一括して不通連絡を行う。これにより、最新データに基づく不通連絡を迅速に行うことができるとともに、通信コストを節減することができる。
なお、故障局や故障機が復旧し、通信が可能になった場合には、故障局データ24Cや故障機データ24Dから該当するIDが抹消される。その場合の差分内容としては、前回送信したときのデータから削減されたものを抽出することによって、故障から復旧した光電話機4の利用者の氏名、電話番号及び住所が、当該地域を管轄する警察・消防の端末5に送信される。また、故障局に収容された光電話機4及び故障機の利用者に関するデータの差分内容ではなく、最新のデータそのものを端末5に送信するようにしてもよい。その場合、データの差分内容が必要であれば、端末5において前回受信分と、今回受信分との差分をとるようにしてもよい。
さらに、利用者に関するデータではなく、不通になった光電話機4に関するデータ(設置されている場所の住所や、収容されている光電話局3など)を端末5に送信するようにしてもよい。最低限のデータを早急に送信することが必要なときもあるからである。この場合、記憶部24は、設備データ24Aの光電話機ID24A2に対応させて、光電話機4が設置されている場所の住所を記憶する。なお、設備データ24Aの利用者ID24A3によってリンクしている利用者データ24Bの住所24B4を用いてもよい。処理部23は、故障局データ24C及び故障機データ24Dから、通信不可とした光電話局3に収容されている光電話機4又は通信不可とした光電話機4と、前回不通連絡を送信したときに通信不可とした光電話機4との差分を抽出する。次に、設備データ24Aから、抽出した差分の光電話機4が設置された場所の住所を取得し、端末データ24Eから、取得した住所を管轄地域とする警察・消防の端末5を特定する。そして、特定した端末5に、抽出した差分の光電話機4の不通連絡を送信する。なお、利用者に関するデータ及び不通になった光電話機4に関するデータをともに端末5に送信するようにしてもよい。
以上本発明の実施の形態について説明したが、図1に示す中央制御装置2を機能させるために、処理部23で実行されるプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、その記録したプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行させることにより、本発明の実施の形態に係る電話不通連絡システムが実現されるものとする。なお、プログラムをインターネットなどのネットワーク経由でコンピュータに提供してもよいし、プログラムが書き込まれた半導体チップなどをコンピュータに組み込んでもよい。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、光電話機4が設置されている場所の住所と、端末5が設置された警察・消防の管轄地域とを管理しているので、光電話機4の住所と、光電話機4が収容されている光電話局3とが一致しない場合であっても、通信不可となった光電話機4の不通連絡を、当該光電話機4の住所を管轄地域とする警察・消防の端末5に正確に送信することができる。また、今回通信不可とした光電話機4と、前回送信したときに通信不可とした光電話機4との差分について不通連絡を行うので、その内容が新たに通信不可となった光電話機4又は今回復旧した光電話機4に限られることになり、最新のデータに基づく必要最小限の連絡を迅速に行うことができる。
また、光電話機4の不通連絡に、当該光電話機4の利用者の氏名や住所などのデータを追加するので、警察又は消防の担当者は、それらのデータを端末5で参照することで、緊急事態が発生した場合の、当該利用者への連絡方法について事前に検討し、対応の準備を行うことができる。光電話を使わない連絡方法には、例えば、携帯電話や、屋外スピーカによる放送などが考えられる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(1)中央制御装置2の処理部23は、利用者が故意又は過失によりIP電話機器(光電話機を含む)の電源を切断した場合でも通信不可と判断するので、記憶部24の故障機データ24Dを更新する前に、必要に応じて、IP電話機器の電源を投入して使用可能な状態にするように要請する通知を当該利用者に別途行ってもよい。これによれば、電源断により通信不可となっているIP電話機器を故障機として取り扱うことを回避することができる。
(2) 警察・消防の端末5において、端末5が備える記憶部に記憶された地図データベースから、IP電話機器が使用できないエリアを含む地図データを読み出して、その地図データと、使用できないIP電話機器の位置(利用者の住所)とを同時に表示部に表示するようにしてもよい。これによれば、表示部において、使用できないIP電話機器の位置が地図上に表示されるので、IP電話機器が使用できないエリアを視覚的に把握することができる。
(3)図1に破線で示すように、中央制御装置2と、サービス提供会社の監視箇所の端末5Dとを回線で接続するようにしてもよい。この場合、中央制御装置2は、警察・消防の端末5A〜5Cに送信するデータを、同時に端末5Dにも送信する。これによれば、サービス提供会社の監視箇所では、端末5Dが、中央制御装置2からのIP電話機器の通信不可に関するデータをすべて受信できるので、通信不可のIP電話機器の位置や分布状況に応じて警報音を変えて、監視箇所の担当者に通知することができる。
電話不通連絡システム1の構成を示す図である。 中央制御装置2の構成を示す図である。 記憶部24に記憶されるデータの構成を示す図である。 記憶部24に記憶される各データの構成を示す図であり、(a)は設備データ24Aの構成を示し、(b)は利用者データ24Bの構成を示し、(c)は故障局データ24Cの構成を示し、(d)は故障機データ24Dの構成を示し、(e)は端末データ24Eの構成を示す。 中央制御装置2の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電話不通連絡システム
2 中央制御装置
23 処理部
24 記憶部
24A 設備データ
24A1 光電話局ID(電話局の識別情報)
24A2 光電話機ID(電話機の識別情報)
24B 利用者データ
24B2 氏名
24B3 電話番号
24B4 住所
24E 端末データ
24E1 端末ID(端末の識別情報)
24E2 管轄地域
3 光電話局(電話局)
4 光電話機(電話機)
5 端末

Claims (8)

  1. 電話機と、
    1以上の前記電話機を収容する電話局と、
    2以上の前記電話局に接続された中央制御装置と、
    所定の地域を管轄する施設に設置され、前記中央制御装置から前記電話機が緊急電話として使用できないことを示す不通連絡を受信するための端末と、
    を備え、
    前記中央制御装置は、
    前記電話局の識別情報、前記電話機の識別情報及び前記電話機が設置された場所の住所を含む設備データと、前記端末の識別情報及び前記端末が設置された前記施設の管轄地域を含む端末データとを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記設備データに含まれる、前記識別情報で特定される前記電話局及び前記電話機に応答指示を送信し、所定時間内に応答がない場合に、応答がなかった電話局及び応答がなかった電話機を通信不可とする監視を定期的に行う処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記監視によって通信不可とした前記電話局又は前記電話機があった場合に、
    通信不可とした前記電話局に収容されている電話機又は通信不可とした前記電話機と、前回不通連絡を送信したときに通信不可とした電話機との差分を抽出し、
    前記設備データから、抽出した差分の電話機が設置された場所の住所を取得し、
    前記端末データから、取得した前記住所を前記管轄地域として含む前記施設の端末を特定し、
    特定した前記端末に、抽出した差分の前記電話機の不通連絡を送信する
    ことを特徴とする電話不通連絡システム。
  2. 請求項1に記載の電話不通連絡システムであって、
    前記記憶部は、前記設備データとして、前記電話機の利用者の氏名及び電話番号をさらに記憶し、
    前記処理部は、前記設備データから、前記電話機を収容する電話局を特定し、前記電話機の不通連絡に、前記記憶部に記憶された前記電話機の利用者の氏名、電話番号及び特定した前記電話局を追加して送信する
    ことを特徴とする電話不通連絡システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電話不通連絡システムであって、
    前記施設は、警察又は消防の施設である
    ことを特徴とする電話不通連絡システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電話不通連絡システムであって、
    前記電話機は、光電話機であり、
    前記電話局は、光電話局である
    ことを特徴とする電話不通連絡システム。
  5. 電話機と、
    1以上の前記電話機を収容する電話局と、
    2以上の前記電話局に接続された中央制御装置と、
    所定の地域を管轄する施設に設置され、前記中央制御装置から前記電話機が緊急電話として使用できないことを示す不通連絡を受信するための端末と、
    を備えるシステムによる電話不通連絡方法であって、
    前記中央制御装置は、
    前記電話局の識別情報、前記電話機の識別情報及び前記電話機が設置された場所の住所を含む設備データと、前記端末の識別情報及び前記端末が設置された前記施設の管轄地域を含む端末データとを記憶する記憶部を備え、
    前記記憶部に記憶された前記設備データに含まれる、前記識別情報で特定される前記電話局及び前記電話機に応答指示を送信し、所定時間内に応答がない場合に、応答がなかった電話局及び応答がなかった電話機を通信不可とする監視を定期的に行うステップと、
    前記監視によって通信不可とした前記電話局又は前記電話機があった場合に、
    通信不可とした前記電話局に収容されている電話機又は通信不可とした前記電話機と、前回不通連絡を送信したときに通信不可とした電話機との差分を抽出するステップと、
    前記設備データから、抽出した差分の電話機が設置された場所の住所を取得するステップと、
    前記端末データから、取得した前記住所を前記管轄地域として含む前記施設の端末を特定するステップと、
    特定した前記端末に、抽出した差分の前記電話機の不通連絡を送信するステップと、
    を実行する
    ことを特徴とする電話不通連絡方法。
  6. 請求項5に記載の電話不通連絡方法であって、
    前記記憶部は、前記設備データとして、前記電話機の利用者の氏名及び電話番号をさらに記憶し、
    前記処理部は、前記設備データから、前記電話機を収容する電話局を特定し、前記電話機の不通連絡に、前記記憶部に記憶された前記電話機の利用者の氏名、電話番号及び特定した前記電話局を追加して送信するステップをさらに実行する
    ことを特徴とする電話不通連絡方法。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の電話不通連絡方法であって、
    前記施設は、警察又は消防の施設である
    ことを特徴とする電話不通連絡方法。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の電話不通連絡方法であって、
    前記電話機は、光電話機であり、
    前記電話局は、光電話局である
    ことを特徴とする電話不通連絡方法。
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