JP2017069863A - 通信システム、通信方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】災害時に特定の端末をより確実に接続することができる通信システムを提供する。
【解決手段】優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局であって、所定の災害が発生したか否かを判定する災害判定部と、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる災害対応部とを有する前記基地局とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局であって、所定の災害が発生したか否かを判定する災害判定部と、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる災害対応部とを有する前記基地局とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信システム、通信方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、災害発生時等に基地局で移動局の位置情報を収集するための通信システムが示されている。特許文献1に記載されている通信システムでは、災害発生が検出された場合、コアネットワーク内のノードの動作を基地局内で模擬することで、コアネットワークとの通信が切断されたときでも基地局内で移動局の認証および位置登録を可能とする。ここでノードはコンピュータや通信機器を意味する。
特許文献1に記載されている通信システムによれば上位のノードとの接続が切断された場合でも基地局と移動局との間の接続を可能とすることができる。ただし、位置情報を収集することを目的とするため、災害時に発生しやすい通信の輻輳については考慮されていない。そのため、例えば公共上の理由等から災害時に優先的に接続を認めたい端末を、一般利用者の災害時のトラフィックの急増によるネットワークの輻輳から保護するという課題については対応していない。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、災害時に特定の端末をより確実に接続することができる通信システム、通信方法およびプログラムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局であって、所定の災害が発生したか否かを判定する災害判定部と、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる災害対応部とを有する前記基地局とを備えた通信システムである。
また、本発明の一態様は、上記通信システムであって、前記特別端末は、前記基地局を介して上位の前記ノードから繰り返し得た更新用の情報に基づき前記記憶部に記憶した前記優先端末リストを繰り返し更新するリスト更新部をさらに有する。
また、本発明の一態様は、上記通信システムであって、前記優先端末リストは、災害時に接続を認める端末であるか否かを示す情報である災害端末属性を前記複数の端末毎に含み、前記災害対応部は、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合であって、前記基地局が非常用電源で動作しているとき、前記災害端末属性が災害時に接続を認める前記新たな端末からの接続要求のみを受け入れる。
また、本発明の一態様は、上記通信システムであって、前記災害対応部は、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストに含まれる2つ以上の前記端末であってかつ当該基地局が収容するものを互いに接続する。
また、本発明の一態様は、優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、災害判定部と災害対応部とを有し、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局とを用い、前記災害判定部によって、所定の災害が発生したか否かを判定し、前記災害対応部によって、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる通信方法である。
また、本発明の一態様は、優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、災害判定部と災害対応部とを有し、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局とを用い、前記災害判定部によって、所定の災害が発生したか否かを判定し、前記災害対応部によって、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる処理を前記基地局が備えるコンピュータに実行させるプログラムである。
更に、前記プログラムであって、その全部または一部をコンピュータ読取可能な記録媒体あるいは通信回線を介して頒布することができるプログラムである。
本発明によれば、災害時に特定の端末をより確実に接続することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の通信システム10の構成例を示すブロック図である。図1に示した通信システム10は、認証サーバ1と、コアネットワーク2と、基地局3と、端末4と、特別端末5とを備える。
認証サーバ1は、コンピュータであり、CPU(中央処理装置)と、記憶装置、通信装置等のそのCPUの周辺装置とを有する。認証サーバ1は、そのCPUで所定のプログラムを実行することで、機能的なブロックとして、データ処理部11とデータベース12とを構成する。データ処理部11は、データベース12を用いて、例えば端末4が基地局3に接続を求めた場合、コアネットワーク2を介して受信した基地局3からの問い合わせに応じて端末4に対する認証処理を実行する。データベース12は、端末管理用データ121と、優先端末リスト122とを記憶および管理する。端末管理用データ121は、例えば端末4毎に、端末識別情報、電話番号、ユーザ識別情報、接続の優先度等を表す情報等を記憶する。優先端末リスト122は、端末管理用データ121に含まれる端末4のうち、接続の優先度が高いものや、特に災害時に優先的にあるいは排他的に接続されるものを示す情報を表す。なお、優先端末リスト122は、端末管理用データ121にその一部として含まれていてもよい。
コアネットワーク2は、大容量の通信回線であり、基幹回線網、バックボーンとも呼ばれる。本実施形態では、認証サーバ1と基地局3とが、コアネットワーク2を介して接続される。コアネットワーク2には集中制御局ほかの複数のノードを含むことができる。
基地局3は、コンピュータと、記憶装置、有線通信装置等のそのコンピュータの周辺装置と、無線通信装置と、非常時にそれらを稼働させるための非常用電源等を備える。非常用電源は例えばバッテリや太陽電池を利用した補助電源である。基地局3は、そのコンピュータで所定のプログラムを実行することで、機能的なブロックとして、災害判定部31と、災害対応部32と、記憶部33とを構成する。
災害判定部31は、所定の災害が発生したか否かを判定する。所定の災害とは、例えば、外部から災害が発生した旨を示す所定の信号が配信されてくるような災害である。災害判定部31は、外部から所定の信号を受信した場合に所定の災害が発生したと判定することができる。
災害対応部32は、災害判定部31が所定の災害が発生したと判定した場合、後述する特別端末5が記憶する優先端末リスト531の内容に基づき認証サーバ1に接続することなしに、新たな端末4からの接続要求を受け入れる処理を行う。
また、災害対応部32は、優先端末リスト531が災害時に接続を認める端末であるか否かを示す情報である災害端末属性を複数の端末毎に含む場合、災害判定部31が所定の災害が発生したと判定した場合であって、基地局3が非常用電源で動作しているとき、認証サーバ1に接続することなしに、災害端末属性が災害時に接続を認める設定である新たな端末からの接続要求のみを受け入れることができる。すなわち、災害対応部32は、災害が発生したと判定され、基地局3が非常用電源で動作している場合に、災害端末属性が接続可となっている端末4からの接続要求のみを受け入れ、他の災害端末属性の端末4からの接続要求を拒否することができる。
また、災害対応部32は、災害判定部31が所定の災害が発生したと判定した場合、認証サーバ1に接続することなしに、優先端末リスト531に含まれる2つ以上の端末4であってかつ当該基地局3が収容するものを互いに接続することができる。
記憶部33は、災害判定部31や災害対応部32が処理で使用するデータを記憶する。
端末4は、例えば、移動体通信端末であり、コンピュータと、入出力装置、記憶装置、通信装置等のそのコンピュータの周辺装置と、バッテリとを備える。端末4は、所定の記憶装置に、電話番号やユーザ識別情報、端末識別情報等を記憶する。端末4は、ユーザの操作に応じ、基地局3に接続して他の端末4等との間で音声通話やデータ通信を行う。電話番号やユーザ識別情報は例えば端末4に対して着脱自在に装着されたUIM(ユーザ識別モジュール)に記憶しておくことができる。
特別端末5は、例えば、移動体通信端末であり、コンピュータと、記憶装置、通信装置等のそのコンピュータの周辺装置と、バッテリとを備える。特別端末5は、端末4と同一の端末であってもよいし、ユーザインタフェースが無い通信端末であってもよい。特別端末5は、そのコンピュータで所定のプログラムを実行することで、機能的なブロックとして、リスト更新部51と、リスト提供部52と、記憶部53とを構成する。
記憶部53は、優先端末リスト531を記憶する。優先端末リスト531は、優先的に接続する複数の端末を示すリストであり、複数のレコードからなるテーブルとして構成することができる。図2は、優先端末リスト531を複数のレコードからなるテーブルとして構成した場合の1つのレコードの構成例を示す。図2に示したレコード5310は、電話番号フィールド5311と、ユーザ識別情報フィールド5312と、災害端末属性フィールド5313と、優先度フィールド5314とを含む。電話番号フィールド5311は、1つの端末4の電話番号を記憶する。ユーザ識別情報フィールド5312は、同端末4のユーザ識別情報を記憶する。災害端末属性フィールド5313は、同端末4の災害端末属性を記憶する。そして、優先度フィールド5314は、同端末4の優先度を記憶する。
災害端末属性フィールド5313が記憶する災害端末属性は、災害時に接続を認める端末であるか否かを示す情報であり、災害時に接続可または接続不可を表す情報あるいは災害時に接続を認める場合の優先度を示す情報からなる。
優先度フィールド5314が記憶する優先度は、基地局3が端末4からの接続要求(発呼)を受け入れる優先順位を示す情報である。例えば基地局3と複数の端末4との間の現在の接続数が一定の限度を超えていた場合、優先度に基づいて端末4からの接続要求が制限される。例えば何回の接続要求に対してすべてを受け入れようとするのではなく実際に何回接続要求を受け入れるのかといった制限の度合いを優先度によって異ならせることができる。
なお、災害端末属性フィールド5313と優先度フィールド5314とは、例えば1つ情報にまとめることができる。例えば、優先度を複数段階で設定して優先度が最高の段階を有する端末4が災害時に接続を認める災害端末属性を有するものと定めることで、災害端末属性フィールド5313を省略することができる。
また、優先端末リスト531は、認証サーバ1が管理する優先端末リスト122と同一の構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。
リスト更新部51は、基地局3を介して上位のノードである認証サーバ1から定期的に繰り返し受信した更新用の情報に基づき、記憶部53に記憶した優先端末リスト531を繰り返し更新する。更新用の情報は、リスト更新部51からの要求に応じて認証サーバ1のデータ処理部11が送信してもよいし、要求なしで認証サーバ1から特別端末5のリスト更新部51に対して配信してもよい。更新用の情報は、優先端末リスト531全部の情報であってもよいし、現在の優先端末リスト531からの追加や削除あるいは変更する一部の情報であってもよい。
リスト提供部52は、基地局3の災害対応部32からの要求に応じて、優先端末リスト531の全部を一度に災害対応部32へ提供したり、一部を災害対応部32へ提供したりする。リスト提供部52は、例えば災害対応部32が電話番号とユーザ識別情報とを指定して情報の提供を求めた場合、優先端末リスト531内にその電話番号とユーザ識別情報とに対応するレコード5310が含まれていたとき、対応する災害端末属性と優先度を示す情報とを災害対応部32へ提供する。他方、含まれていないとき、リスト提供部52は、その旨を災害対応部32へ返信する。
なお、図1に示した構成例では、通信システム10が各1つの認証サーバ1と基地局3と特別端末5とを備えているが、通信システム10は認証サーバ1と基地局3と特別端末5とを複数備えることができる。また、基地局3を複数設ける場合、複数の基地局3間はコアネットワーク2を介して接続したり、コアネットワーク2を介さず直接接続したりすることができる。また、特別端末5は、1つの基地局3に対して複数設けてもよいし、複数の基地局3に対して基地局3の数より少なく設けて複数の基地局3で共用されるようにしてもよい。
次に、図3を参照して、図1に示した基地局3の動作例について説明する。図3は、基地局3における災害時復旧プロセスの流れの一例を示したフローチャートである。基地局3は、通常の動作において、一定周期毎に図3に示したステップS11の処理を開始する。ステップS11の処理が開始されると、図示していない接続判定部が、認証サーバ1等の上位のノードとの接続に問題があるか否かを判定する(ステップS11)。問題がない場合(ステップS11:OK)、図示していない接続判定部は、所定時間後にステップS11の判定処理を再び実行する(ステップS11)。
一方、通信ができない状態が一定時間以上継続するなど問題があった場合(ステップS11:NG)、災害判定部31が所定の災害が発生しているか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定処理は例えば次のように行うことができる。
例えば、特別端末5が、Lアラート(災害情報共有システム)、緊急地震速報等の災害情報サービスに平時から接続し、災害の可能性について把握し、災害可能性の指標に基準値を設定しておき、この基準値を超えた場合、災害の発生可能性があるものとして、スタンバイ状態(災害待機モード)に移行する。特別端末5が災害待機モードであることは、この特別端末5の属する基地局3から問い合わせがあった場合、災害待機モードであることを特別端末5が基地局3に伝える。基地局3(すなわち災害判定部31)は、特別端末5が災害待機モード状態で、基地局3等が上位ネットワークノード、集中制御局等に接続できない状況が一定時間続いた場合、災害状態であると判断する。
また、基地局3等が、上位ネットワークノード、集中制御局等に接続できない状況が発生した場合、基地局3等は、他のネットワーク手段(有線インターネット、無線LAN(構内ネットワーク)等)を利用して、Lアラート(災害情報共有システム)、緊急地震速報等の災害情報サービスに接続し、災害の発生の有無を確認する。災害の発生が確認された場合、もしくは基地局3自体の停電状態が発生した場合、補助電源の時間内で、所定の時間上位ネットワークノード、集中制御局等に接続できない状況が一定時間続いた場合、基地局3(すなわち災害判定部31)は、災害状態であると判断する。
災害判定部31が災害が発生していると判定した場合(ステップS12:Yes)、災害対応部32が、特別端末5へ接続し、特別端末5から優先端末リスト531を読み込み、記憶部33へ記憶する(ステップS13)。次に、災害対応部32は、機能回復可能なエリアを復旧する(ステップS14)。機能回復可能なエリアを復旧する処理とは、例えば次のような処理である。災害対応部32は、まず、自基地局3から接続可能な他の基地局3を確認する。次に、災害対応部32は、記憶部33に記憶した優先端末リスト531に基づく端末4からの接続要求の受け入れ処理を開始する。ここまでが機能回復可能なエリアを復旧する処理である。そして、端末4から接続要求があった場合、まず、災害対応部32は、記憶部33に記憶した優先端末リスト531を参照し、受け入れ可能な端末4か否かを判定する。災害判定部31は、接続要求を行った端末4の電話番号とユーザ識別情報とが優先端末リスト531に含まれていて、例えば災害端末属性フィールド5313が災害時に接続可であった場合、受け入れ可能であると判定する。そして、受け入れ可能であると判定した場合、災害対応部32は、相手先の端末4が自基地局3または接続可能な他の基地局3で収容されているか否かを確認する。そして、相手先の端末4が自基地局3または接続可能な他の基地局3で収容されていた場合、災害対応部32は、接続要求元の端末4と相手先端末4とを接続する処理(災害時接続処理)を開始する。
次に、ステップS14(および後述するステップS16)の後、図示していない接続判定部が、認証サーバ1等の上位のノードとの接続に問題があるか否かを判定する(ステップS15)。問題ない場合(ステップS15:OK)、図示していない接続判定部は、所定時間後にステップS11の判定処理を再び実行する(ステップS11)。他方、問題がある場合(ステップS15:NG)、図示していない接続判定部は、所定時間後にステップS15の判定処理を再び実行する(ステップS15)。
一方、災害判定部31が、災害が発生していないと判定した場合(ステップS12:No)、図示していない非災害対応部が、非災害時において上位ノードと接続できない場合の応答メッセージを返信する等の処理を行う(ステップS16)。
次に、図4を参照して、図1に示した通信システム10の動作例について説明する。まず、災害が発生していない場合、基地局3は、端末4から接続要求を受信した場合(ステップS101)、コアネットワーク2を介して認証サーバ1に対して認証要求を行う(ステップS102)。基地局3は、コアネットワーク2を介して認証サーバ1から認証結果を受信すると(ステップS103)、所定の接続処理を実行する(ステップS104)。
一方、特別端末5は、優先端末リスト531に係る更新情報の送信を、認証サーバ1に対して、基地局3およびコアネットワーク2を介して所定周期で要求する(ステップS201)。認証サーバ1は、更新すべき情報がある場合、更新情報を、コアネットワーク2および基地局3を介して、特別端末5へ送信する(ステップS202)。特別端末5は、受信した更新情報に基づき優先端末リスト531を更新する(ステップS203)。
また、例えばコアネットワーク2に障害が発生し、通信回線が接続された場合、基地局3は所定の災害が発生したか否かを判定する(ステップS301)。災害が発生したと判定した場合(ステップS301:災害)、基地局3は、特別端末5に対して優先端末リスト531の送信を要求する(ステップS302)。優先端末リスト531の送信要求に対し特別端末5は、優先端末リスト531を送信する(ステップS303)。この状態で端末4から接続要求が発生すると(ステップS401)、基地局3は受信した優先端末リスト531に基づき接続の可否を判定する(ステップS402)。ステップS402で接続不可と判定した場合(ステップS402:不可)、基地局3は、接続不可である旨の応答を端末4に対して返信する(ステップS403)。一方、ステップS402で接続可と判定した場合(ステップS402:可)、基地局3は、図3を参照して説明した災害時における接続処理を実行する(ステップS404)。
以上のように、本実施形態によれば、特定の端末を記載した優先端末リスト531を特別端末5に記憶し、特別端末5が優先端末リスト531の内容を随時更新する。したがって、基地局3は、認証サーバ1と接続できない場合でも、特別端末5から例えば受信した優先端末リスト531を参照することで、災害時に特定の端末をより確実に接続することができる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、特別端末5は、それに接続する基地局3もしくは他のネットワークノードに物理的に内蔵したり、同一基地局3内にあってもよく、また、基地局3の設置場所とは異なる耐災害性に富んだ場所に設置しても良い。また、電源設備等、必要な環境は、少なくとも特別端末5の属する基地局3、もしくはネットワークノード以上であることが望ましい。更に、セキュリティ対策を強化することが望ましい。
また、例えば、上記と同様の機能を実現するには、従来は基地局に基地局単体でも動作させるための認証等端末識別機能を各基地局に持たせたため、新たな基地局構成を必要とした。また、基地局として改修する場合、大規模な改修を必要とした。これに対し、本実施形態によれば、通信システムのシステム仕様を変更することなく、災害等のネットワークの分断が起こった際の復旧プロセスに、特別端末5との接続と、優先端末リスト531を基地局3にアップロードする操作を含めることにより、ネットワークが分断された際も接続された基地局3間で、特定の端末4の接続操作を優先的に行うことができる。
なお、本実施形態において基地局3等のコンピュータが実行するプログラムは、その全部または一部をコンピュータ読取可能な記録媒体あるいは通信回線を介して頒布することができる。
10 通信システム
3 基地局
31 災害判定部
32 災害対応部
33 記憶部
4 端末
5 特別端末
51 リスト更新部
52 リスト提供部
53 記憶部
531 優先端末リスト
3 基地局
31 災害判定部
32 災害対応部
33 記憶部
4 端末
5 特別端末
51 リスト更新部
52 リスト提供部
53 記憶部
531 優先端末リスト
Claims (7)
- 優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、
前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局であって、
所定の災害が発生したか否かを判定する災害判定部と、
前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる災害対応部と
を有する前記基地局と
を備えた通信システム。 - 前記特別端末は、前記基地局を介して上位の前記ノードから繰り返し得た更新用の情報に基づき前記記憶部に記憶した前記優先端末リストを繰り返し更新するリスト更新部をさらに有する
請求項1に記載の通信システム。 - 前記優先端末リストは、災害時に接続を認める端末であるか否かを示す情報である災害端末属性を前記複数の端末毎に含み、
前記災害対応部は、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合であって、前記基地局が非常用電源で動作しているとき、前記災害端末属性が災害時に接続を認める前記新たな端末からの接続要求のみを受け入れる
請求項1または2に記載の通信システム。 - 前記災害対応部は、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストに含まれる2つ以上の前記端末であってかつ当該基地局が収容するものを互いに接続する
請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。 - 優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、
災害判定部と災害対応部とを有し、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局とを用い、
前記災害判定部によって、所定の災害が発生したか否かを判定し、
前記災害対応部によって、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる
通信方法。 - 優先的に接続する複数の端末を示す優先端末リストを記憶した記憶部を有する特別端末と、
災害判定部と災害対応部とを有し、前記特別端末と他のノードを介さず接続可能な基地局とを用い、
前記災害判定部によって、所定の災害が発生したか否かを判定し、
前記災害対応部によって、前記災害判定部が前記所定の災害が発生したと判定した場合、前記特別端末が記憶する前記優先端末リストの内容に基づき新たな端末からの接続要求を受け入れる
処理を前記基地局が備えるコンピュータに実行させる
プログラム。 - 請求項6によるプログラムは、その全部または一部をコンピュータ読取可能な記録媒体あるいは通信回線を介して頒布可能なプログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019047304A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | ヤフー株式会社 | 通信制御装置、通信制御方法および通信制御プログラム |
KR102214825B1 (ko) * | 2019-09-26 | 2021-02-10 | 주식회사 유캐스트 | 고지 기지국 |
JP2021069085A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | Necプラットフォームズ株式会社 | 無線lanアクセスポイント、通信システム、制御方法および制御プログラム |
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