JP5666673B1 - 情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ受信端末に表示された電子コンテンツの実際の閲覧状況を効率よく把握可能な情報配信システムを提供する。【解決手段】ユーザ宅に設置されるTV端末1と、ネットワーク3を介してTV端末1が接続される集中管理装置2とを有する。装置2に、TV端末1ごとに所在地、電話番号等を記憶する。TV端末1で電子コンテンツを閲覧したユーザに向けて、TV端末1の画面上で所定入力操作を案内する。この操作実行を契機としてTV端末1が応答情報を装置2へ送信する。装置2は、応答情報の受信に失敗したTV端末1に対応の電話番号を特定し、この電話番号に自動発信する。このように、電子コンテンツを閲覧したユーザには所定入力操作を促して装置2で自動的に閲覧済みと確認できるユーザ数の増大を図り、自動確認できないユーザに限って閲覧状況の電話確認を行えるようにした。【選択図】図2

Description

この発明は、電子コンテンツを配信する情報配信システムに関し、特にユーザ宅に設置されているテレビ受信端末に電子コンテンツを表示するものに関する。
電子コンテンツを広く一般住宅に配信するため、テレビ受信端末が利用されている(例えば、特許文献1〜3)。テレビ受信端末は、電子コンテンツの受信に用いる通信インターフェースと、受信情報を画面に表示するための信号処理手段とを備えている。電子コンテンツをテレビ受信端末に配信する通信媒体としては、ケーブルテレビ網、インターネット等の双方通信ネットワークが挙げられる。
特許文献1〜3のように、双方向通信ネットワークを採用する情報配信システムでは、配信サービスの提供を受ける各ユーザ宅のテレビ受信端末が、双方通信ネットワークを介して集中管理装置に接続される。集中管理装置は、配下のデータベースでテレビ受信端末の所在地を示す所在地、ネットワークアドレスといった各種ユーザ情報を管理している。電子コンテンツ、及びこの配信先の指定条件は、集中管理装置に入力される。例えば、地域別の電子コンテンツを配信する場合、その指定条件は、所在地、郵便番号等である。集中管理装置は、電子コンテンツをこの配信先に該当するテレビ受信端末へ送信する。テレビ受信端末は、受信した電子コンテンツを配下の自己の画面に表示する。特に、災害・避難情報のように、緊急かつ確実に知らせたい情報を電子コンテンツとして配信する場合、テレビ受信端末は、その受信を契機として電子コンテンツを表示するようになっている。この際、テレビ受信端末は、必要に応じて電源をONに切り替えるようになっている。
特開2011−61324号公報 特開平8−61324号公報 特開2003−303385号公報
しかしながら、情報配信システムによって電子コンテンツがテレビ受信端末に表示されたとしても、ユーザが当該表示を閲覧し得る状況にあるとは限らない。また、特許文献1〜3の情報配信システムでは、実際に当該表示がユーザに閲覧されたか否かを把握することができない。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、テレビ受信端末に表示された電子コンテンツの実際の閲覧状況を効率よく把握可能な情報配信システムを提供することである。
上記課題を解決するため、この発明は、ユーザ宅に設置されるテレビ受信端末と、双方向通信ネットワークを介して前記テレビ受信端末が接続される集中管理装置とを有し、前記集中管理装置は、電子コンテンツをこの配信先に該当する前記テレビ受信端末へ送信し、テレビ受信端末は、受信した電子コンテンツを表示する情報配信システムを前提とする。
特に、この発明は、集中管理装置に、テレビ受信端末のユーザとの連絡に用いる電話番号を記憶するユーザ情報記憶手段と、コールセンタとを備える。また、この発明は、前記電子コンテンツを閲覧したユーザに向けて、前記テレビ受信端末の画面上で所定入力操作を案内する入力ガイド手段を採用する。これにより、電子コンテンツの表示を閲覧したユーザに、同じくテレビ受信端末の画面上で案内された所定入力操作を促すことができる。この所定入力操作の実行を契機としてテレビ受信端末が所定の応答情報を集中管理装置へ送信する。集中管理装置が前記応答情報の受信に成功したとき、当該応答情報の送信元であるテレビ受信端末のユーザは、電子コンテンツを閲覧したものと見做せる。一方、通信障害による送信エラー、ユーザの負傷等の異常事態により、集中管理装置が前記応答情報を受信できない状況が起こり得る。このように前記応答情報の受信に失敗したテレビ受信端末のユーザは、電子コンテンツを閲覧したか否か不明なものと見做せる。集中管理装置は、前記応答情報の受信に失敗したテレビ受信端末に対応の前記電話番号を特定し、当該電話番号を配下のコールセンタにコール先として登録する。したがって、前記応答情報の受信に基づいて電子コンテンツの閲覧状況を把握できないユーザに対し、コールセンタから電話をかけて閲覧状況等を問い合わせることが可能である。前記応答情報の受信成否やコールセンタからの電話は、ユーザの安否を示す情報としても活用できるので、この発明は、災害発生時の安否確認に利用することも可能である。
すなわち、この発明は、ユーザ宅に設置されるテレビ受信端末と、双方向通信ネットワークを介して前記テレビ受信端末が接続される集中管理装置とを有し、前記集中管理装置は、電子コンテンツをこの配信先に該当する前記テレビ受信端末へ送信し、前記テレビ受信端末は、受信した前記電子コンテンツを表示する情報配信システムにおいて、前記集中管理装置に設けられ、前記テレビ受信端末ごとに電話番号を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記電子コンテンツを閲覧したユーザに向けて、前記テレビ受信端末の画面上で所定入力操作を案内する入力ガイド手段と、前記テレビ受信端末に設けられ、前記所定入力操作の実行を契機として所定の応答情報を前記集中管理装置へ送信する自動応答手段と、前記集中管理装置に設けられ、前記応答情報を受信する反応受信手段と、前記集中管理装置に設けられ、前記応答情報の受信に失敗した前記テレビ受信端末に対応の前記電話番号を特定する連絡先決定手段と、前記集中管理装置に設けられ、前記連絡先決定手段で特定された電話番号をコール先として登録するコールセンタと、を備える構成を採用することにより、電子コンテンツを閲覧したユーザに所定入力操作を促して集中管理装置で自動的に閲覧済みと確認できるユーザ数の増大を図り、自動確認できないユーザに限ってコールセンタから閲覧状況の電話確認を行うことが可能なので、テレビ受信端末に表示された電子コンテンツの実際の閲覧状況を効率よく把握することができる。
この発明に係る第1実施例のサービスフローを示すシーケンス図 第1実施例のネットワーク接続関係を示す概念図 第1実施例の主な機能を示すブロック図 第1実施例のユーザ情報記憶手段のテーブル構造を示す概念図 第1実施例のユーザ登録手段のテーブル構造を示す概念図 第1実施例の地域別の災害・避難情報及び入力案内の表示例を示す概念図 第1実施例の連絡先決定手段のテーブル構造を示す概念図 第1実施例の連絡先決定手段の他テーブル構造を示す概念図 第2実施例の主な機能を示すブロック図
この発明の第1実施形態は、地域別の電子ンコンテンツを配信可能としたものである。すなわち、前記電子コンテンツを前記テレビ受信端末へ送信する情報配信手段を備える。前記ユーザ情報記憶手段は、前記テレビ受信端末ごとにユーザ名、所在地及び電話番号を記憶する。前記情報配信手段は、地域別の前記電子コンテンツを配信するとき、前記所在地に基づいて該当地域の前記テレビ受信端末へ送信する。
この発明の第2実施形態は、第1実施形態において、複数の集中管理装置を同期運用し、発災時の耐故障性を向上させたものである。すなわち、第2実施形態は、同期運用される複数の前記集中管理装置を有する。第2実施形態は、前記電子コンテンツとして入力された地域別の災害・避難情報に基づいて被災エリアを求め、この被災エリア外に設置された前記集中管理装置を配信サービス及びコールセンタサービスの提供装置として選択するサービス管理手段を備える。これら集中管理装置は、互いに相異なる拠点に設置されている。ある拠点に設置された集中管理装置が被災しても、被災エリア外の他拠点の集中管理装置は、正常動作することを期待できる。第2実施形態によれば、被災エリア外の集中管理装置を使用して配信サービス及びコールセンタサービスを行うため、災害や輻輳の影響を受け難くすることができる。
この発明の第3実施形態は、第2実施形態において、被災地に災害・避難情報を配信するとき、コールセンタからの電話を繋がり易くしたものである。すなわち、第3実施形態に係るコールセンタは、前記コール先として登録された電話番号に繋がるまで自動発信を繰り返す自動再送手段を備える。第3実施形態は、被災地の電話回線が輻輳状態のときでも、ユーザまでの電話回線が生きている限り、コールセンタからの電話問い合わせを確実にすることができる。
この発明の第4実施形態は、コールセンタからの電話による情報収集を効率よく行えるようにしたものである。すなわち、第4実施形態に係るコールセンタは、音声案内の自動再生と電話相手の電話操作によって所定の回答を受け付ける自動音声応答手段を備える。第4実施形態は、電話相手であるユーザ側から自動的に所定の回答を収集することができるので、広域災害の発生時のように多数のユーザに電話を要する場合に好適である。第4実施形態は、第1実施形態〜第3実施形態と適宜の組み合わせで採用することができる。
以下、第1実施例に係る情報配信システムを添付図面に基づいて説明する。第1実施例は、図2に示すように、ユーザ宅に設置されたテレビ受信端末1(以下、「TV端末1」と略称する。)と、集中管理装置2(以下、「装置2」と略称する。)と、を有する。装置2は、双方向通信ネットワーク3(以下、「ネットワーク3」と略称する。)を介して1台以上のTV端末1と接続される。装置2は、電子コンテンツをこの配信先に該当するTV端末1へネットワーク3経由で送信する。TV端末1は、ネットワーク3経由で受信した前記電子コンテンツを表示する。装置2で管理可能な配信先の台数は、任意に定めることができる。
TV端末1は、ユーザ宅内に構築されたローカルエリアネットワーク(以下、「宅内LAN」と呼ぶ。)に接続されている。
ネットワーク3は、宅内LANと、宅内LANと装置2間に介在する外部ネットワークとからなる。図示例の外部ネットワークは、少なくともインターネット網と、宅内LANをインターネット網に接続するアクセス網とを含んでいる。
ユーザ宅には、固定電話端末4が設置されている。各装置2と固定電話端末4は、電話網でも接続されている。一般住宅に普及している固定電話サービスの状況を考慮すると、少なくともIP電話網と公衆交換電話網が相互接続された電話網を採用することが好ましい。
図3に示すように、TV端末1は、テレビ受像部11と、ユーザ宅内でテレビ受像部11に外部接続又は内部接続されたクライアント部12とからなる。
テレビ受像部11は、空中波テレビ放送を受信し、デコードして自己の画面13に表示する。一般住宅に普及している空中波テレビ放送サービスの状況を考慮すると、テレビ受像部11は、少なくとも地上波デジタルテレビ放送に対応していることが好ましく、衛星放送に対応していることがより好ましい。
クライアント部12は、ネットワーク3に接続し、装置2から配信サービスを受けるクライアントとなる。クライアント部12は、その配信サービスでダウンロードした電子コンテンツを所要にデコードしてテレビ受像部11に送信する処理、テレビ受像部11に対する各種制御コマンドを送信する処理等を適宜に行うことにより、画面13に電子コンテンツを表示する。その制御項目としては、電源ON/OFF、音量、TV端末1を操作するユーザインターフェース等が挙げられる。また、クライアント部12には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格、USB(Universal Serial Bus)規格、Bluetooth(登録商標)規格、Wi−Fi(Wireless Fidelity)規格等の外部インターフェースをアプリケーションで利用し易くするための拡張フレームワーク機能、アプリケーションをAndroid(登録商標)機器からインストールする機能、ユーザ宅に設置されたライト、スピーカの制御機能等が適宜に実装される。
図示のテレビ受像部11は、HDMI−CEC(HDMI-Consumer Electronics Control)規格に対応のテレビ受像機になっている。図示のクライアント部12は、デジタル放送テレビ受像機にHDMI規格ケーブルで接続され、かつ中継器(図示省略)にLANケーブル又は無線LANで接続されたセットトップボックスからなる。なお、中継器は、宅内LANと外部ネットワーク間に組み込むネットワーク機器からなる。中継器は、例えば、宅内LANと外部ネットワーク間でプロトコル変換を行うホームゲートウェイからなる。
TV端末1は、テレビ受像機にセットトップボックスを外付けしたものに限定されず、テレビ受像部11とクライアント部12を内部バス(bus)で接続したもの、例えば、テレビ一体型パーソナルコンピュータでもよい。
電子コンテンツは、クライアント部12でデコードしてテレビ受像部11に出力可能なデータからなる。例えば、電子コンテンツとして、映画、TV放送番組、地域別の電子コンテンツが挙げられる。
地域別の電子コンテンツは、配信先指定情報に地域指定を含んだ電子コンテンツである。例えば、地域別の電子コンテンツとして、地域コミュニティの回覧、地域別の災害・避難情報が挙げられる。
災害・避難情報は、国、自治体等の行政機関が地震、津波、台風、氾濫、原子力、戦争等の災害で避難勧告や避難指示を行う際に配信される情報である。例えば、災害・避難情報として、発災速報、ハザードマップ、避難経路の案内、進入禁止エリアの案内が挙げられる。
各TV端末1のクライアント部12には、ユーザ登録手段14と、入力ガイド手段15と、自動応答手段16とが設けられている。装置2には、ユーザ情報記憶手段21と、配信情報入力手段22と、情報配信手段23と、反応受信手段24と、連絡先決定手段25と、コールセンタ26とが設けられている。
ユーザ情報記憶手段21は、TV端末1ごとにユーザ名、所在地等の所定項目を記憶する顧客データベースとして、データベースサーバの配下に設けられている。
配信情報入力手段22は、外部入力情報に基づいて電子コンテンツ及びこの配信先指定情報を生成し、これらを対応付けて情報配信手段23に送信する依頼受付サーバになっている。
情報配信手段23は、配信先指定情報及びユーザ情報記憶手段21を利用して電子コンテンツの配信先に該当するTV端末1を把握し、これらTV端末1へ、当該電子コンテンツをネットワーク3経由で送信する配信サーバになっている。
反応受信手段24は、TV端末1に対する所定入力操作を契機として当該TV端末1から送信された所定の応答情報をネットワーク3経由で受信する応答受信サーバになっている。
連絡先決定手段25は、前記応答情報の受信に失敗したTV端末1に対応の電話番号を特定するアプリケーションとして前記データベースサーバに実装されている。
コールセンタ26は、前記データベースサーバと連携したCTI(Computer Telephony Integration)サーバを備える。
これらユーザ情報記憶手段21〜コールセンタ26が実装された各サーバは、拠点内ローカルエリアネットワークに接続されている。各サーバは、単台に限定されず、要求される規模に応じて拠点内に分散処理システムとして設置することができる。
ユーザ情報記憶手段21は、図4に概念的に示すように、「ユーザ名」、「所在地」、「送信先アドレス」、「電話番号」、「応答元アドレス」、「応答状況」、「応対記録」、「連絡先アドレス」及び「回線ID」の各項目をもったデータ集合体になっている。
「ユーザ名」は、TV端末1のユーザを実体的に特定するための名称である。例えば、「ユーザ名」には、自治体に住民登録された個人名、登記所に登録された法人名等、行政機関に登録された公称が記述される。公称を採用すれば、ユーザ名と行政機関の登録情報との照合、例えば自治体の住民登録簿との照合に支障が生じない。
「所在地」は、TV端末1の所在地を示す情報である。「所在地」は、地域別の電子コンテンツをネットワーク3経由で配信するために使用される。例えば、「所在地」には、住所や、郵便番号が記述される。住所は、住居表示法に関する法律に基づいた住居表示又は登記所が付した地番で示される。
「電話番号」は、コールセンタ26からユーザに電話をかけるための電話番号である。例えば、「電話番号」には、固定電話端末4の電話番号、ユーザに指定された携帯電話端末5の電話番号が記述される。
「送信先アドレス」は、ネットワーク3上でTV端末1を一意に特定するためのネットワークアドレスである。「送信先アドレス」は、情報配信手段23からネットワーク3経由でTV端末1へ電子コンテンツ等のデータを送信するために使用される。例えば、「送信先アドレス」には、TV端末1に割り当てられたグローバルIPアドレスが記述される。
「応答元アドレス」は、前記応答情報の送信元を一意に示す通信アドレスである。「応答元アドレス」は、装置2で前記応答情報の送信元を特定するために使用される。図示例の前記応答情報は電子メールで送信されるようになっているので、「応答元アドレス」として、電子メールアドレスが記述されている。「応答元アドレス」として、電子メールのヘッダに送信元として記述されるIPアドレスを採用してもよい。
「応答状況」は、前記応答情報を受信したか否かを示す情報である。「応答状況」は、連絡先決定手段25による電話番号の取得対象を特定するために使用される。例えば、「応答状況」には、前記応答情報が受信済みであることを示す符号「Y」が記述され、前記応答情報が未受信であることを示す符号「N」が記述される(なお、「N」は初期値になっている)。「応答状況」は、電子コンテンツごとに記述される。
「応対記録」は、コールセンタ26からユーザにコールして得られた反応を示す情報である。例えば、「応対記録」には、反応ごとに定義された情報が1又は複数記述される。図示例では、ユーザが電子コンテンツを閲覧済みであることを示す「A1」、電子コンテンツを未閲覧だったユーザに閲覧案内を行ったことを示す「A2」、ユーザが救助要請したことを示す「R1」、救助要請無しだったことを示す「R2」、ユーザが閲覧済みかつ救助要請無しだったことを示す「A1,R1」、電話が不通であったことを示す「E」等が記述される。「応対記録」は、電子コンテンツごとに記述される。
「連絡先アドレス」は、ユーザに指定された電子メールの送信先である。「連絡先アドレス」は、前記応答情報やコールセンタ26からの電話で把握できたユーザ状況を、ユーザが希望するユーザ宅以外の連絡先端末6へ電子メールで通知するために使用される。
「回線ID」は、ユーザを一意に特定するために割り当てられた固有情報である。例えば、「回線ID」には、アクセス網サービスを提供する通信事業者によってユーザに与えられる一意の番号が記述される。
TV端末1のユーザ登録手段14は、ユーザ情報をユーザ操作でクライアント部12の内部メモリに登録し、当該登録されたユーザ情報をネットワーク3経由で装置2へ定期的に送信するアプリケーションとして実装されている。ユーザ情報は、ユーザ情報記憶手段21の諸項目に対応している。この定期送信に用いる登録先アドレスは、予めクライアント部12の内部メモリに記憶されている。クライアント部12の内部メモリに記憶する情報を、図5に概念的に示す。登録先アドレスのクライアント部12に対する入力は、配信サービス提供者からの通知に基づいたユーザ登録、通信事業者の対向装置7からのインストール、供給するセットトップボックスへのプリセット等、適宜に行えばよい。
装置2の前記データベースサーバは、ユーザ登録手段14からネットワーク3経由で受信した情報をユーザ情報記憶手段21に反映させる更新処理を行う。ユーザ情報記憶手段21に対するTV端末1の新規登録は、ユーザ登録手段14による初回送信分の情報に基づいて実行される。
なお、ユーザ登録手段14が通信事業者の対向装置7にもユーザ情報をネットワーク3経由で定期的に送信し、通信事業者の管理システムが、自己のデータベースから回線IDに対応の最新の所在地等をユーザ情報記憶手段21に反映させるようにしてもよい。この場合、ユーザの転居、TV端末1の譲渡等によるTV端末1の移動に対応することができる。
配信情報入力手段22は、双方通信ネットワーク3経由で接続された配信依頼者の入力装置8に対して、地域別の災害・避難情報及びこの配信先指定情報の入力機能を提供するAPS(Application Service Provider)になっている。国、自治体等の行政機関は、入力装置8で配信情報入力手段22にログインする。配信情報入力手段22は、認証した入力装置8に対して、ユーザ情報管理手段21の所在地と照合可能な形式で地域の指定を入力するための画面を表示する。例えば、都道府県、市、区、町村、丁の各単位でウィンドウにリスト表示し、入力装置8のキーやポインティングデバイス操作により1又は複数の地域選択を入力するユーザインターフェースを採用することができる。また、経度・緯度の入力ウィンドウを表示し、入力装置8のキー操作等により入力された経度・緯度を中心として区、町村等の地域割りを電子マップ上にポリゴン表示し、入力装置8のキー操作等により1以上の地域選択を入力するユーザインターフェースを採用してもよい。また、郵便番号を7桁や先頭3桁の所定単位でウィンドウにリスト表示し、入力装置8のキー操作等により1以上の地域選択を入力するユーザインターフェースを採用してもよい。配信情報入力手段22は、入力された地域の指定に基づいて配信先指定情報を生成する。
配信情報入力手段22は、地域の入力後、入力装置8に対して、文字入力ウィンドウを表示する。行政機関は、配信先指定情報した該当地域に関する災害・避難情報を当該入力装置8のキー操作等により当該文字入力ウィンドウに文字入力する。配信情報入力手段22は、当該文字入力データに基づいて電子コンテンツを生成する。地域別の災害・避難情報を電子コンテンツとしてTV端末1の画面13に表示するレイアウトの一例を図6に示す。この画面表示例において、地域別の災害・避難情報は、前記文字入力データのテキスト表示31と、前記配信先指定情報に相当する該当地域を電子マップ上にポリゴン表示したエリア表示32とからなる。
なお、配信情報入力手段は、気象庁によって運用される緊急地震速報システム、津波警報システム、文部科学省によって運用される緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)等の外部システムからインターネット網、放送等の適宜の伝送媒体で地域別の災害・避難情報を受信し、この受信情報に基づいて電子コンテンツ、配信先指定情報を作成するようにしてもよい。
図3に示す配信情報入力手段22は、生成した電子コンテンツと配信先指定情報を対応付けて情報配信手段23に送信する。
情報配信手段23は、配信情報入力手段22から受信した配信先指定情報に基づいて、前記データベースサーバに対し、ユーザ情報記憶手段21から、その配信先指定情報の内容に該当するTV端末1に対応付けられている送信先アドレスを抽出するように要求する。情報配信手段23は、その抽出結果として回答された各送信先アドレス宛に、当該配信先指定情報に対応付けられた電子コンテンツを送信する。
ここで、情報配信手段23は、地域別の電子コンテンツを配信するとき、ユーザ情報記憶手段21の所在地に基づいて該当地域のTV端末1へ当該電子コンテンツを送信する。すなわち、情報配信手段23は、前記データベースサーバに対し、ユーザ情報記憶手段21から、配信先指定情報で示された地域に該当する所在地と対応付けられている送信先アドレスを全て抽出するように要求し、回答された各送信先アドレス宛にコンテンツ送信を行う。
TV端末1のクライアント部12は、情報配信手段23からネットワーク3経由で受信した電子コンテンツを画面13に表示する。
なお、情報配信手段23は、電子コンテンツの配信前に、テレビ受像部11の電源ON、音量調整、入力チャネル切替の各要求や、ランプ、スピーカ等のON要求をクライアント部12へ送信し、クライアント部12は、必要に応じて要求に対応の制御を実行するようになっている。テレビ受像部11の電源ON等の代わりに、ランプ、スピーカ等のONでユーザに災害・避難情報の発生を知らせ、テレビ受像部11の電源ONを実行させてもよい。
入力ガイド手段15は、画面13で電子コンテンツを閲覧したユーザに向けて、画面13上で所定入力操作を案内する。この案内は、定型的な内容なので、予めクライアント部12の内部メモリに案内表示用データやレイアウト情報として記憶されている。所定入力操作として、例えば、TV端末1に付属のリモートコントローラ操作により画面13に表示したボタン押下するユーザインターフェースを採用することができる。案内表示として、例えば、所定入力操作の内容説明と、その実行結果の説明とを含んだ定型文を採用することができる。入力ガイド手段15は、電子コンテンツの表示と一連の画像出力として前記所定入力操作の案内を画面13に表示する。
図6例では、クライアント部12が電子コンテンツを受信すると、これを表示する画面13に「了解」のボタン33を表示する。前記所定入力操作として、リモートコントローラのポインティングデバイスでボタン33にカーソルを合わせ、リモートコントローラの決定キーを押してボタン33を押下する操作を採用している。また、前記案内として、電子コンテンツ(地域別の災害・避難情報)を表示するテキスト表示31、エリア表示32、及びボタン33と一緒に画面13で閲覧される画面域34に「上記了解ボタンを押下すると」という所定入力操作の内容説明をテキスト表示し、「コールセンタおよび登録済みのメールアドレスにメールが送信されます。」という実行結果の説明をテキスト表示している。
なお、図3に示す入力ガイド手段15は、装置2及びTV端末1のいずれに設けられていてもよい。装置2に入力ガイド手段を設ける場合、例えば、配信情報入力手段22が入力ガイド手段に電子コンテンツを入力し、入力ガイド手段は、前記所定入力操作の案内を定型レイアウトに従って電子コンテンツと合成した1つの統合電子コンテンツを作成し、これを情報配信手段23に入力するアプリケーションとして前記配信サーバに実装することができる。
自動応答手段16は、前記所定入力操作の実行を契機として所定の応答情報をネットワーク3経由で装置2へ送信する。応答情報は、TV端末1単位で所定入力操作の実行を装置2側へ知らせる目的が達成可能な情報であればよい。応答情報の送信に用いる応答先アドレスは、予めクライアント部12の内部メモリに記憶されている。応答先アドレスのクライアント部12に対する入力は、前記登録先アドレスと同様に適宜に行えばよい。
応答情報は、電子メールで送信することが好ましい。電子コンテンツ送信のセッション内で応答情報を送信してもよいが、装置2側で持続的に接続を保持しなければならないセッション本数が多くなる。装置2が電子コンテンツの送信後に当該セッションを切断後、TV端末1側から接続確立を行うことも考えられるが、その際の認証処理が装置2の負担になる。電子メールで応答情報を送信すれば、電子コンテンツの配信後、装置2側からセッションを切断することができ、負担が少なくなる。
図示の自動応答手段16は、画面13のボタン33の押下という所定入力操作の実行を契機として、送信元を応答元アドレス、かつ送信先を応答先アドレスとした電子メールを生成し、ネットワーク3へ送出するアプリケーションになっている。この電子メールに記述された送信元アドレス(応答元アドレス)が応答情報になるので、電子メールに本文を記述する必要はない。
なお、自動応答手段16は、前記所定入力操作の実行を契機として、図5のユーザ指定の連絡先アドレスにも電子メールを自動送信する。連絡先アドレス宛てに送信する電子メールの本文は、予め定型文としてクライアント部12の内部メモリに記憶されている。これにより、ユーザの安否情報等を別居親族等のユーザ指定先へ自動的に知らせることができる。
図3に示す装置2の反応受信手段24は、ネットワーク3経由で前記応答情報を受信する。反応受信手段24は、受信した応答情報に送信元として記述されたアドレスを読み取る。反応受信手段24は、前記データベースサーバに対し、読み取ったアドレスに一致するユーザ情報記憶手段21の応答元アドレスと対応付けられている応答状況を更新するように要求する。図4例では、対応の応答状況を「Y」へ更新するようにしている。
図3に示す連絡先決定手段25は、所定の時期に、前記応答情報の受信に失敗したTV端末1に対応の電話番号を特定する。前記応答情報の受信に失敗したか否かは、基準時から規定時間が経過したときに前記応答情報を受信済みか否か(図4例では応答状況「Y」か「N」か)で判断することができる。基準時は、図3に示す配信情報入力手段22において電子コンテンツ及びこの配信先指定情報の確定以後の時点であって、装置2によって電子コンテンツ単位又はTV端末1単位で把握可能な時点である。規定時間は、予め装置2に登録された設定値である。
規定時間は、基準時からTV端末1への着信、閲覧、所定入力操作の実行、応答情報の受信までに要する待ち時間、電子コンテンツの内容、配信先件数等を考慮して、装置2の管理者側で適宜に設定することができる。災害・避難情報を配信する場合、その緊急かつ重要性から、一般に、規定時間を30分以内の値に設定することが好ましい。送信先アドレス単位、つまりTV端末1単位で規定時間の経過を監視するシステム負担が懸念される場合、電子コンテンツ単位で規定時間の経過を監視することが好ましい。
装置2が、電子コンテンツの内容、配信先件数等に応じて自動的に規定時間を決定するようにしてもよい。例えば、配信先件数の大小に応じて複数の設定値の中から規定時間を決定する手段を装置2に備えることができる。また、地域別の災害・避難情報の内容に被災予想時刻が含まれる場合、該当地域の被災予想時刻を取得し、この被災予想時刻よりも前の時刻に規定時間を決定する手段を装置2に備えてもよい。
一方、基準時は、配信情報入力手段22又は情報配信手段23において、例えば、電子コンテンツの入力、送信又は受信処理の開始又は終了時点に設定することができる。また、情報配信手段23において電子コンテンツを抽出した全配信先へ一斉送信を行う場合、一斉送信処理の開始又は終了時点を基準時とすることができる。
配信情報入力手段22又は情報配信手段23において基準時を確定する場合、配信情報入力手段22又は情報配信手段23は、基準時の時刻を内部クロックから取得し、配信先指定情報又は送信先アドレスと、基準時の時刻とを電子コンテンツに対応付けて連絡先決定手段25に送信する。連絡先決定手段25は、図7や図8に例示するように、それら受信した情報を管理する。図3に示す連絡先決定手段25は、電子コンテンツ又は送信先アドレスごとに基準時の時刻から規定時間が経過したか否かを監視する。経過時間は、前記内部クロックの定期参照で監視し、規定時間が経過したものにフラグを立てる(図7又は図8中「○」の記述)。
図3に示す連絡先決定手段25は、ユーザ情報記憶手段21から、規定時間が経過した電子コンテンツの配信先指定情報又は送信先アドレスに該当する所在地又は送信先アドレスをもち、かつ前記応答情報が未受信に該当する応答状況をもったTV端末1の電話番号を抽出する。この抽出により、連絡先決定手段25は、前記応答情報の受信に失敗したTV端末1に対応の電話番号を特定する。例えば、図4かつ図7に示す記憶状態を仮定したとき、図3に示す連絡先決定手段25は、図7に示すフラグ「○」の送信先アドレス「2001:DB8::8:800:1001:0001」、又は「2001:DB8::8:800:2001:0002」に該当し、かつ図4に示す応答状況が「N」であることを抽出条件とする。その結果、送信先アドレス「2001:DB8::8:800:2001:0002」に対応の電話番号「xx1-2yy-2zzz」だけが抽出される。また、図4かつ図8に示す記憶状態を仮定したとき、図3に示す連絡先決定手段25は、図8に示すフラグ「○」の配信先指定情報「A県D市全域」に該当し、かつ図4に示す応答状況が「N」であることを抽出条件とする。その結果、「A県D市」に該当する所在地が「A県D市G町1丁目」と「A県D市H町2丁目」に対応の電話番号「xx1-4yy-4zzz」及び「xx1-4yy-5zzz」だけが抽出される。なお、ユーザ情報記憶手段21に図7又は図8の諸項目を統合することも可能である。
図3に示す連絡先決定手段25において基準時を定めることもできる。例えば、連絡先決定手段25は、配信情報入力手段22又は情報配信手段23から電子コンテンツの配信先情報又は送信先アドレスを受信した時点、図7又は図8のテーブルに書き込んだ時点を基準時とすることもできる。図3に示す連絡先決定手段25は、当該受信又は書き込みを契機として内部タイマで経過時間の計測を開始し、規定時間が経過したときに、電話番号の抽出を行う。
連絡先決定手段25は、コールセンタ26のCTIサーバに対し、前記の抽出により特定された電話番号をコール先として登録するように要求する。
コールセンタ26のCTIサーバは、連絡先決定手段25で特定された電話番号を配下の業務系データベースに登録する。CTIサーバは、登録された電話番号に自動的に発信する。CTIサーバは、登録された電話番号に繋がるまで自動発信を繰り返す自動再送手段27を備える。
また、コールセンタ26のCTIサーバは、音声案内の自動再生とユーザ側の電話操作によって所定の回答を受け付ける自動音声応答(IVR)手段28を備える。自動音声応答手段28は、電子コンテンツの閲覧確認、救助要請の有無、ユーザ宅住人の安否確認等、適宜に定められた所定の項目について自動的に音声で電話相手に問い合わせ、電話相手の電話操作によって回答を得るようになっている。CTIサーバは、その回答を業務系データベースに蓄積し、また、ユーザ情報記憶手段21の応対記録に反映させる。コールセンタのオペレータ(人間)が問い合わせと回答入力を行うようにしてもよい。
自動音声応答手段又は人間による問い合わせにおいて、ユーザ名等の電話番号以外のユーザ情報が必要な場合、連絡先決定手段25が電話番号と共にCTIサーバに投入するか、CTIサーバが必要な時期にユーザ情報記憶手段21から取得するようにすればよい。
なお、CTIサーバは、業務系データベースに応対記録を記述から一定時間が経過したら、その電話相手先のTV端末1のクライアント部12に対し、テレビ受像部11の電源OFF、音量の再調整の各要求を送信する。クライアント部12は、この要求に対応の制御を実行する。ユーザに対する電話確認を終えた電子コンテンツの配信に先だって切り替えた電源、音量等を元に戻すためである。
また、コールセンタ26からの電話で取得した情報を電子メールの本文に入力し、ユーザ情報記憶手段21の連絡先アドレス宛に送信することができる。このメール送信は、コールセンタ26の人間による作成・送信作業、ユーザ情報記憶手段21の応対記録、応答状況等の記述内容に基づいて定型文を自動作成・送信処理を行うアプリケーションの実装のいずれで実現してもよい。
第1実施例は、上述のようなものであり、ユーザの初回登録から、電子コンテンツとして地域別の災害・避難情報を配信するまでのサービスフローを図1に示す。先ず、ユーザは、TV端末1のクライアント部12に対し、ユーザ登録手段14〜自動応答手段16のアプリケーションをインストールする(S1)。クライアント部12は、テレビ受像部11に対し、HDMI−CEC規格による電源ON/OFF、音量調整等の制御が可能か否か診断する(S2)。
次に、ユーザは、ユーザ登録手段14を活用し、住所、電話番号、ユーザ名等をクライアント部12に登録する(S3)。ユーザ登録手段14は、入力されたユーザ情報を装置2へ送信し、装置2は、ユーザ情報記憶手段21に新規登録する(S4)。以後、定期的に、ユーザ登録手段14によるユーザ情報の送信が繰り返される。この定期送信は、ユーザにアクセス網サービスを提供する通信事業者に対しても実施される。通信事業者は、自己の顧客データベースのユーザ情報に変動が生じた場合、随時、装置2に通知し、ユーザ情報記憶手段21に反映させる(S5)。
災害が発生すると、装置2に地域別の災害・避難情報が入力される。装置2は、該当する地域のTV端末1のクライアント部12に対し、テレビ受像部11の電源ON、音量UP、入力チャネル切替等の要求を送信する(S6)。クライアント部12は、テレビ受像部11に対応の制御命令を送信する(S7)。テレビ受像部11は、制御命令の実行結果をクライアント部12に応答し(S8)、クライアント部12は、実行完了を装置2に通知する(S9)。この通知を受けて、装置2は、クライアント部12に対し、地域別の災害・避難情報の送信処理を開始する(S10)。クライアント部12は、テレビ受像部11に地域別の災害・避難情報と、ボタン押下の所定入力操作の案内とを表示する(S11)。ユーザは、これらを閲覧する(S12)。閲覧したユーザがテレビ受像部11のリモートコントローラを用いてボタン押下の所定入力操作を実行する(S13)。テレビ受像部11は、所定入力操作の実行をクライアント部12に通知する(S14)。この通知を受けたクライアント部12は、電子メールで応答情報を装置2へ送信し(S15)、ユーザに指定された連絡先にメールを送信する(S16)。
装置2は、応答情報(電子メール)の受信を確認できないユーザのみに対し、自動的に電話を発信する(S17)。この際、装置2は、電話の自動再送、自動音声応答を所定プログラムに従って実行する。電話確認でユーザから得た回答は、装置2のユーザ情報記憶手段21に反映される。
また、装置2は、電話確認を終えたユーザのクライアント部12に対し、電源OFF、音量Downの要求を送信する(S18)。クライアント部12は、その要求に応えて、対応の制御命令をテレビ受像部11に送信する(S19)。テレビ受像部11は、その実行結果をクライアント部12に送信し(S20)、クライアント部12は、制御完了を装置2へ通知する(S21)。
このように、第1実施例は、電子コンテンツをTV端末1で閲覧したユーザに所定入力操作を促して装置2で自動的に閲覧済みと確認できるユーザ数の増大を図り、自動確認できないユーザに限ってコールセンタ26から閲覧状況等の電話確認を行うことが可能なので、TV端末1に表示された電子コンテンツの実際の閲覧状況を効率よく把握することができる。
以下、第2実施例を説明する。なお、以下、第1実施例との相違点を述べるに留める。図9に示すように、第2実施例は、複数の装置2を備える。これら装置2は、同期運用される。これら装置2は、互いに相異なる拠点に設置されている。拠点は、装置2の管理者によって設置された施設である。各装置2は、ネットワーク3を介して各TV端末1、入力装置8と接続される。
第2実施例は、前記電子コンテンツとして入力された地域別の災害・避難情報に基づいて被災エリアを求め、この被災エリア外に設置された集中管理装置2を配信サービス及びコールセンタサービスの提供装置として選択するサービス管理手段29をさらに備える。サービス管理手段29は、配信依頼者の入力装置8にアプリケーションとして実装されている。各装置2が設置されている拠点の所在地は、予め入力装置8に登録されている。第1実施例の配信情報入力手段に相当する機能は、入力装置8にアプリケーションとして実装されている。当該機能で入力された配信先指定情報は、サービス管理手段29に渡される。サービス管理手段29は、渡された配信先指定情報から被災エリアを求める。すなわち、配信先指定情報に示された地域の指定を読み取り、この地域を被災エリアとする。
サービス管理手段29は、予め入力装置8に登録されている各装置2の中から、求めた被災エリアから外れた所在地に該当する装置2を抽出する。サービス管理手段29は、抽出した装置2の中の1台を、配信サービス及びコールセンタサービスの提供装置として選択する。ここで、抽出した装置2が2台以上の場合、所定の優先ポリシーに従って1台を選択する。優先ポリシーは、例えば、被災エリアから拠点までの距離が遠い順にすることが好ましい。これは、被災エリアから遠い拠点程、装置2が被災し難く、コールセンタ26と最寄りの基地局間が輻輳し難い傾向があり、配信サービスやコールセンタサービスの実施可能な環境をより期待することができるためである。
TV端末1のクライアント部12の内部メモリには、各装置2の応答先アドレス及び配信元アドレスが予め記憶されている。配信元アドレスは、各装置2が電子コンテンツの送信元として記述するネットワークアドレスである。自動応答手段16は、電子コンテンツの送信元として記述されたアドレスを読み取り、該当する配信元アドレスに対応の応答先アドレス宛に前記応答情報を送信する。
このように、第2実施例は、被災エリア外の装置2を使用して配信サービス及びコールセンタサービスを行うため、災害や輻輳の影響を受け難くすることができる。この発明の技術的範囲は、上述の実施形態や実施例に限定されず、特許請求の範囲の記載に基く技術的思想の範囲内での全ての変更を含むものである。
1 テレビ受信端末
2 集中管理装置
3 双方向通信ネットワーク
4 固定電話端末
5 携帯電話端末
8 入力装置
11 テレビ受像部
12 クライアント部
13 画面
14 ユーザ登録手段
15 入力ガイド手段
16 自動応答手段
21 ユーザ情報記憶手段
22 配信情報入力手段
23 情報配信手段
24 反応受信手段
25 連絡先決定手段
26 コールセンタ
27 自動再送手段
28 自動音声応答手段

Claims (4)

  1. ユーザ宅に設置されるテレビ受信端末と、双方向通信ネットワークを介して前記テレビ受信端末が接続される集中管理装置とを有し、前記集中管理装置は、電子コンテンツをこの配信先に該当する前記テレビ受信端末へ送信し、前記テレビ受信端末は、受信した前記電子コンテンツを表示する情報配信システムにおいて、
    前記集中管理装置に設けられ、前記テレビ受信端末ごとに電話番号を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記電子コンテンツを閲覧したユーザに向けて、前記テレビ受信端末の画面上で所定入力操作を案内する入力ガイド手段と、
    前記テレビ受信端末に設けられ、前記所定入力操作の実行を契機として所定の応答情報を前記集中管理装置へ送信する自動応答手段と、
    前記集中管理装置に設けられ、前記応答情報を受信する反応受信手段と、
    前記集中管理装置に設けられ、前記応答情報の受信に失敗した前記テレビ受信端末に対応の前記電話番号を特定する連絡先決定手段と、
    前記集中管理装置に設けられ、前記連絡先決定手段で特定された電話番号をコール先として登録するコールセンタと、
    前記電子コンテンツを前記テレビ受信端末へ送信する情報配信手段と、
    を備え
    前記ユーザ情報記憶手段は、前記テレビ受信端末ごとにユーザ名、所在地及び電話番号を記憶し、前記情報配信手段は、地域別の前記電子コンテンツを配信するとき、前記所在地に基づいて該当地域の前記テレビ受信端末へ送信することを特徴とする情報配信システム。
  2. 同期運用される複数の前記集中管理装置を有し、これら集中管理装置は、互いに相異なる拠点に設置されており、
    前記電子コンテンツとして入力された地域別の災害・避難情報に基づいて被災エリアを求め、この被災エリア外に設置された前記集中管理装置を配信サービス及びコールセンタサービスの提供装置として選択するサービス管理手段を備える請求項に記載の情報配信システム。
  3. 前記コールセンタは、前記コール先として登録された電話番号に繋がるまで自動発信を繰り返す自動再送手段を備える請求項に記載の情報配信システム。
  4. 前記コールセンタは、音声案内の自動再生と電話相手の電話操作によって所定の回答を受け付ける自動音声応答手段を備える請求項1からのいずれか1項に記載の情報配信システム。
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