JP4840451B2 - 近赤外イメージセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、近赤外域に受光感度を有する近赤外イメージセンサに関するものである。
生体、食品などの吸収帯は、近赤外域にあるため、近赤外イメージセンサは多くの身近な分野で多様な利用が期待されている。近赤外域に感度を持ち、室温動作する化合物半導体ではInGaAsが知られているが、検出可能な波長は1.7μmまででそれより長波長域には感度はない。波長1.7μmを超える長波長域の光は、PbSやHgCdTe(MCT)により可能であるが、検出能力は低く、しかも冷却する必要がある(非特許文献1)。
可視光を用いた撮像装置など実際の装置においては、経済性および小型・軽量化が重要な要因になる。この小型・軽量化を目標に、上記のように波長範囲は限定されるものではあるが、これまでに多くの提案がなされてきた。そのうちのいくつかを以下に例示する。
(1)筒状筐体の内部に、CCD,CMOS等の撮像素子とレンズとを収納した固体撮像装置(特許文献1)
(2)構造を簡単にしてカラー認識を可能とするために、透明カバーにホログラムを添設する構成(特許文献2)
(3)小型化・軽量化のために、筐体のガラス蓋にサーキュラーゾーンプレートが形成された撮像装置(特許文献3)
上記の(1)〜(3)によれば、ある程度の小型・軽量化は可能である。
特開2002−247455号公報 特開平5−164922号公報 特開平5−110959号公報
中山雅夫,「赤外線検出素子の技術動向」センサー技術,Vol.9,No.3(1989年3月号),p.61−64
上記したこれまでの技術には未解決の問題があり、それは次のように要約される。
(1)および(2):(i)ここに開示されたイメージセンサでは光学レンズ、フィルタ等が必要となるため、撮像系が複雑になり、かえって大きくなる場合が生じる。(ii)部品点数が増大し、複雑な構造を組み立てる際の位置合わせ精度を高くする必要があるため、安定的な製造が難しく、歩留りが低下する。
(3):ガラス蓋の場合、OH基の振動由来の2μm帯の吸収がある。またガラスを用いたのでは、高精度の微細構造の作製が、困難となる。この結果、近赤外光は波長によって変動し、一様な透過を得ることができない。
本発明は、構造が簡単で、近赤外域の光を波長によらず一様に透過することができ、安定して高い製造歩留りを得ることができる、近赤外イメージセンサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の近赤外イメージセンサは、波長1.2μm〜3μmに受光感度をもつ受光素子アレイおよび信号読み出し回路を備え、筐体に収納されたセンサである。このセンサは、真空封止されていて、筐体の本体部の蓋部をなすリッドが、波長1.2μm〜3μmに透明な材料で形成されており、前記リッドにピエゾ抵抗をもつメンブレン構造を備えることを特徴とする。ここで、透明とは、その波長の光の透過率が50%以上のことをいう。
(E1)波長1.2μm〜3μmに対して透明なリッドを用いることで、生体、食品等の成分の検出で使用する波長域を一様に透過させることができる。(E2)また真空封止により水分を除去することで、水の吸収による非一様透過を防止することができる。水は、近赤外域において、第1の吸収帯(1.4μm付近に吸収のピークを持つ)、第2の吸収帯(1.9μm付近に吸収のピークを持つ)、および第3の吸収帯(2.9μm付近にピークを持ち、2.3μm〜3μm以上にわたっている広大な吸収帯)を持つ。真空封止によって、これらの吸収による、イメージセンサへの変動要因または誤差要因を除去することができる。
さらに、(E3)上記の構造は、簡単であり、安定して高い製造歩留りを得ることができる。
上記のリッドは、ピエゾ抵抗をもつメンブレン構造を備えている。このため、メンブレンのたわみ、またはメンブレンのピエゾ抵抗値の変化により、筐体内の内部圧力を検知することができる。これによって、真空封止の劣化を検知することができる。この結果、たとえば残留水分による近赤外像の劣化を防止することができる。
この結果、生体、食品等の検出装置の分野へ、常に好適な状態に保ちながら用いることができる。
筐体の本体部およびリッドを、非有機系材料で形成し、リッドを筐体の本体部に固定する接続剤に、有機系接着剤を用いない構成をとることができる。これによって、真空封止の状態において、筐体内壁からガスが放出されるのを避けることができる、有機系材料、たとえば樹脂材料では、水分を含めて、近赤外域に吸収帯をもつ気体を放出するものが多い。非有機系材料である金属、セラミックス等を用いることで、上記のような認知しにくい誤差要因を除去することができる。
リッドと筐体の本体部とは、共晶合金で接合され、該リッドおよび筐体の本体部が250℃以上の耐熱性をもつ材料で形成される構成をとることができる。たとえば220〜240℃で溶融するAg−Sn系共晶合金により接合することができる。この結果、光学系へ熱損傷を与えることなく、近赤外イメージセンサを製造することができる。
筐体の本体部は、Cu−W合金および/またはAlNによって形成するのがよい。Cu−W合金、AlNは、熱伝導率が高いため、受光素子アレイおよび読み出し回路に発生する熱を外部に放出するのを促進することができる。
上記のリッドをシリコンによって形成することができる。シリコンは波長域1.2μm〜3μmで透明なので、近赤外光を一様に透過させることができる。
シリコンのリッドの表面および/または裏面に、レンズおよびフィルタの少なくとも一方を形成することができる。樹脂やガラスに比べて屈折率が高いシリコンを用いることで、レンズを小型化することができる。また屈折率が高いことで、食品や薬品の異物検出などにおいて、インラインでの近接撮影方式で行うことが可能になる。また、シリコンについては、既存の汎用的な半導体プロセス技術を用いることで、微細な回折格子など高機能光学素子をリッドと一体物として形成することができる。このため、近赤外イメージセンサを小型化することができる。
受光素子アレイが、InP基板と、該InP基板上に形成され、バンドギャップ波長が1.65μm以上3.0μm以下である光吸収層(受光層)とを有し、光吸収層は、InP基板の格子定数との相違が0.2%以下の、GaInNAsP、GaInNAsSb、またはGaInNAsによって形成される構成をとることができる。
また、受光素子アレイが、InP基板と、該InP基板上に形成され、バンドギャップ波長が1.65μm以上3.0μm以下である光吸収層とを有し、光吸収層は、InP基板の格子定数との相違が0.2%以下の、GaAsSb/InGaAs、GaAsSb/InGaAsN、GaAsSb/InGaAsNP、またはGaAsSb/InGaAsNSb、のタイプ2の量子井戸構造によって形成されてもよい。
上記の2つの構成の受光素子アレイは、いずれも、波長1.2μm〜3μmに、高く、しかもフラットな受光感度(量子効率)を持つ。このため、波長1.2μm〜3μmの光を用いて、高精度で鮮明なイメージセンシングを遂行することができる。
本発明により、構造が簡単で、近赤外域の光を波長によらず一様に透過することができ、安定して高い製造歩留りを得ることができる、近赤外イメージセンサを得ることができる。
本発明の実施の形態における近赤外イメージセンサを示す断面図である。 図1の近赤外イメージセンサにおけるセンサチップ実装体の概略図である。 本発明の実施の形態における受光素子アレイの量子効率の波長依存性を示す図である。 水の吸収スペクトルを示す図である。 リッドに設けたメンブレン構造およびピエゾ抵抗を示す図である。 図2のセンサチップ実装体を示す断面図である。 リッドに設けたレンズを示し、(a)は通常のレンズを、(b)はフレネルレンズを、示す断面図である。 リッドに設けたフィルタを示し、(a)は光学多層膜を、(b)はMEMSファブリーペロー共振器を、示す図である。 リッドに設けた回折格子等を示し、(a)は同心円の回折格子を、(b)は波長オーダーピッチのドットパターンの回折格子を、(c)は回折光学素子を、示す図である。
図1は、本発明の実施の形態における近赤外イメージセンサ100を示す断面図である。受光素子アレイと、信号読み出し回路のマルチプレクサとで構成されるセンサチップ実装体70は、筐体本体部1の底部に固定されている。筐体本体部1は、たとえば底部を持つ筒であり、たとえば底部付きの円筒、角筒等である。筒状本体部1は光が入射される側が開口しており、リッド3が蓋をしている。リッド3は、Sn系共晶合金のはんだ等の固着材5によって、筐体本体部1に固着されている。内部空間7は、真空引きされて封止されているので、固着材5はこれに対応した強度および耐久性を持つ必要がある。リッド3はシリコン(Si)で形成されており、内部側の面に光学部品20が設けられている。
図2は、センサチップ実装体70を示す概略図である。センサチップ実装体70では、受光素子アレイ50と、信号読み出し回路(ROIC:Read Out IC)のマルチプレクサ71とが、バンプ61b(62b)を介在させて結合されている。受光素子アレイ50は、InP基板上に形成されており、バンドギャップ波長1.2μm〜3μmの受光層をもつ受光素子の一次元アレイまたは二次元アレイである。この受光素子は、図3に示す量子効率(受光感度)の波長依存性をもつ。波長1.2μm〜3μmに、幅広く一様な量子効率を持つことが大きな特徴である。このように近赤外域の長波長域にまで高い量子効率を持たせるためには、特別な受光層であることを必要とする。この受光素子アレイ50については、このあと詳細に説明する。
本実施の形態の近赤外イメージセンサの特徴の一つはつぎの点にある。
1.真空封止
内部空間7に水分を含まないように真空封止する。これによって、水分による近赤外光の吸収を避けることができる。図4は水の吸収スペクトルを示す図である。図4に示すように、水は、近赤外域において、第1の吸収帯(1.4μm付近に吸収のピークを持つ)、第2の吸収帯(1.9μm付近に吸収のピークを持つ)、および第3の吸収帯(2.9μm付近にピークを持ち、2.3μm〜3μm以上にわたっている広大な吸収帯)を持つ。図3に示すように、本実施の形態における受光素子アレイ50は、近赤外域にフラットで、かつ高い量子効率を有する。図4に示す水分による吸収は、受光素子アレイ50が本来持つ、図3の性能を阻害する。真空封止によって、水分の吸収による、近赤外イメージセンサ100への変動要因または誤差要因を除去することができる。
この作用を確実なものとするために、さらに、上記の真空封止を長期にわたって維持するために、本実施の形態の近赤外イメージセンサは、次の構成をもつ。
(1−i)リッド3を波長1.2μm〜3μmにおいて透明なシリコンで形成する。
(1−ii)リッド3と筐体本体部1とを共晶合金のAg−Snはんだ(合金)で接合し、かつリッド3および筐体本体部1を250℃以上の耐熱性をもつ材料で形成する。Sn系はんだであるAg−Snはんだ(合金)は、220℃〜240℃で溶融するために、上記の耐熱性をリッド3および筐体本体部1はもつ必要がある。
(1−iii)リッド3および筐体本体部1を、非有機系材料で形成する。これは、真空引きの内部空間7に、リッド3や筐体本体部1の内壁から有機成分が放出しないようにするためである。有機系材料は、室温より上昇すると有機成分を放出し、有機成分は、通常、波長1.2μm〜3μmに吸収帯をもつ。このような有機成分の内部空間への混入によって、検出精度は低下する。
上記の真空封止の長期間維持をモニタするために、本実施の形態の近赤外イメージセンサでは、次の構成要素をさらに備えることができる。
(1−iv)図5に示すように、リッド3の小部分にメンブレン構造27を設け、そこにピエゾ抵抗29を含む電気回路を設けて、メンブレン構造27におけるひずみをモニタする。真空封止をした直後のピエゾ抵抗を正常状態とする。真空度が低下するにつれて、内部空間7の圧力が増し、メンブレン27は外に凸となるようにひずむ。これをピエゾ抵抗29により検知して、真空度の劣化を知り、再真空封止などを行うことができる。図5では、メンブレン構造27を大きく設けるように図示されているが、あとで説明する光学部品を設けるので、リッド3に占める面積割合は小さくてよい。ただし、内部空間7の圧力を感度よく検知するためには、リッド3の中央部に配置するのがよい。
(1−v)真空封止を維持するための強度確保
真空封止を維持するためには、筐体本体部1は、所定レベル以上の強度を持つ必要がある。このため、筐体本体部1は型打ちの一体物で、厚み2.5mm程度のCu−W合金で形成する。またリッド3を形成するシリコンの厚みは1mm程度とする。Cu−Wは、熱伝導率が高く、センサチップ実装体70で発生する熱を外部へと放散する上で有益である。また、AlNも熱伝導率が高いので、センサチップ実装体70のまわりに用いて熱放散に役立ててもよい。センサチップ実装体70は、厚みが約1mm、巾(平面四角形の1辺)は10mm〜15mmである。
2.受光素子アレイ
つぎに本実施の形態の近赤外イメージセンサにおける二つ目の特徴である、図3に示す量子効率をもつ受光素子アレイ50について説明する。図6は、図2に示すセンサチップ実装体70の詳細構造を示す図である。本実施の形態の近赤外イメージセンサ100は、近赤外光用の検出装置である。このうちマルチプレクサ71については、一般に市販されているものを用いることができる。マルチプレクサ71の、図示しない読み出し電極と、受光素子アレイ50のp側電極61とははんだバンプ61bにより、また図示しない共通の接地電極と、接地電極であるn側電極62とははんだバンプ62bによって、接続されている。
(2−i)受光素子アレイの詳細構造
図6において、各画素の受光素子10は、InP基板51の上に次の構成のIII−V族半導体積層構造(エピタキシャルウエハ)を有する。
(InP基板51/n型InPバッファ層52/InGaAsまたはGaInNAsとGaAsSbとの多重量子井戸構造の受光層53/拡散濃度分布調整層54/InP窓層55)
InP窓層55から多重量子井戸構造の受光層53にまで届くように位置するp型領域56は、SiN膜の選択拡散マスクパターン36の開口部から、p型不純物のZnが選択拡散されることで形成される。各画素の周縁部の内側に、平面的に周囲限定されて拡散導入されることは、上記SiN膜の選択拡散マスクパターン36を用いて選択拡散することによって達せられる。選択拡散マスクパターン36は、ポリイミド保護膜43によって被覆されている。
p型領域56にはAuZnによるp側電極61が、またn型InPバッファ層52にはAuGeNiのn側電極62が、それぞれオーミック接触するように設けられている。n型InPバッファ層52にはn型不純物がドープされ、所定レベルの導電性を確保されている。InP基板51の裏面には、またSiONの反射防止膜35を設け、InP基板の裏面側から光を入射するようにして使用することもできるようになっている。
多重量子井戸構造の受光層53には、上記のp型領域56の境界フロントに対応する位置にpn接合65が形成され、上記のp側電極61およびn側電極62間に逆バイアス電圧を印加することにより、n型不純物濃度が低い側(n型不純物バックグラウンド)により広く空乏層を生じる。多重量子井戸構造の受光層53におけるバックグラウンドは、n型不純物濃度(キャリア濃度)で5×1015/cm程度またはそれ以下である。そして、pn接合の位置65は、多重量子井戸の受光層53のバックグラウンド(n型キャリア濃度)と、p型不純物のZnの濃度プロファイルとの交点で決まる。多重量子井戸構造の受光層53が、p型不純物の選択拡散導入によって、結晶性を損なわれないようにした上でp側電極61との電気伝導性を良好にするために、受光層53と窓層55との間に、拡散濃度分布調整層54が挿入される。拡散濃度分布調整層54内の窓層55の側の厚み部分では、Zn濃度を高くして、受光層53の側の厚み部分ではZn濃度を、上記のように低めにする。拡散濃度分布調整層54内では、InP窓層55の表面から選択拡散されたp型不純物の濃度が、InP窓層55側における高濃度領域から受光層53側にかけて急峻に低下するようにする。この拡散濃度分布調整層54はバンドギャップエネルギが比較的低いために不純物濃度が低い厚み部分(受光層側の所定厚み部分)があっても電気抵抗が大きくなりにくいInGaAsで形成するのがよい。
上記のような拡散濃度分布調整層54の配置によって、受光層53内では、Zn濃度は5×1016/cm以下の不純物濃度を容易に実現することができる。本発明が対象とする受光素子アレイ50は、図3に示すように、近赤外域からその長波長側に、高く、フラットな受光感度を有することを追求するので、窓層55には、受光層53のバンドギャップエネルギより大きいバンドギャップエネルギの材料を用いるのが好ましい。このため、窓層55には、通常、受光層53よりもバンドギャップエネルギが大きく、格子整合の良い材料であるInPが用いられる。InPとほぼ同じバンドギャップエネルギを有するInAlAsを用いてもよい。
受光層53は、タイプ2の多重量子井戸構造を用いるのがよい。タイプ1の量子井戸構造では、バンドギャップエネルギの小さい半導体層を、バンドギャップエネルギの大きい半導体層で挟みながら、近赤外域に受光感度を持たせる受光素子の場合、小さいバンドギャップエネルギの半導体層のバンドギャップにより受光感度の波長上限(カットオフ波長)が定まる。すなわち、光による電子または正孔の遷移は、小さいバンドギャップエネルギの半導体層内で行われる(直接遷移)。この場合、カットオフ波長をより長波長域まで拡大する材料は、III−V族化合物半導体内で、非常に限定される。これに対して、タイプ2の量子井戸構造では、フェルミエネルギを共通にして異なる2種の半導体層が交互に積層されたとき、第1の半導体の伝導帯と、第2の半導体の価電子帯とのエネルギ差が、受光感度の波長上限(カットオフ波長)を決める。すなわち、光による電子または正孔の遷移は、第2の半導体の価電子帯と、第1の半導体の伝導帯との間で行われる(間接遷移)。このため、第2の半導体の価電子帯のエネルギを、第1の半導体の価電子帯より高くし、かつ第1の半導体の伝導帯のエネルギを、第2の半導体の伝導帯のエネルギより低くすることにより、1つの半導体内の直接遷移による場合よりも、受光感度の長波長化を実現しやすい。
(2−ii)受光素子アレイの製造方法
上述のように、選択拡散マスクパターン36を用いて選択拡散により、受光素子10の周縁部より内側に、平面的に周囲限定してp型不純物を拡散導入するので、上記のpn接合65は受光素子の端面に露出しない。この結果、光電流のリークは抑制される。図6に示すように、画素部10が、複数個、素子分離溝なしに配列されている。上述のように、各画素部10の内側にp型領域56が限定され、隣接する画素部10とは、確実に区分けされている。
InP基板51上に、2μm厚みのn型InPバッファ層52またはn型InGaAsバッファ層52を成膜する。次いで、(InGaAs/GaAsSb)または(GaInNAs/GaAsSb)の多重量子井戸構造の受光層53を形成する。InPと格子整合するようInGaAsの組成はIn0.53Ga0.47Asとし、GaAsSbの組成はGaAs0.52Sb0.48とする。これにより格子整合度(|Δa/a|:ただし、aは格子定数、Δaは相互間の格子定数差)を0.002以下とする。
単位量子井戸構造を形成するInGaAs層(またはGaInNAs層)の厚みは5nmであり、ペア数(単位量子井戸の繰り返し数)は300である。次いで、受光層53の上に、Zn拡散導入の際の拡散濃度分布調整層54として、厚み1μmのInGaAs層をエピタキシャル成長し、次いで、最後に厚み1μmのInP窓層55をエピタキシャル成長する。上記の受光層53および拡散濃度分布調整層54は、ともにMBE(Molecular Beam Epitaxy)法によってエピタキシャル成長するのがよい。また、InP窓層55は、MBE法でエピタキシャル成長してもよいし、拡散濃度調整層54を成長させた後、MBE装置から取り出して、MOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)法によってエピタキシャル成長してもよい。
InP基板51は、Fe含有の半絶縁性基板を用いるのが、良好な結晶性を得やすいので好ましい。半絶縁性InP基板1を用いるので、n型InPバッファ層52またはn型InGaAsバッファ層52は、上述のようにn側電極12と良好な導電性のコンタクトをとるため、n型不純物を相当量ドープするのがよい。たとえばSiなどn型ドーパントを1×1017/cm程度ドープするのがよい。GaInNAs/GaAsSbの多重量子井戸構造の受光層53、InGaAsの拡散濃度分布調整層54、およびInP窓層55は、ノンドープが望ましいが、Siなどn型ドーパントを極微量(たとえば2×1015/cm程度)ドーピングしてもよい。また、InP基板51とバッファ層52との間に、n型ドーパントを1E18cm−3程度ドープしたn側電極を形成するための高濃度のn側電極形成層を挿入してもよい。
図6において、pn接合65は、次のように、広く解釈されるべきである。受光層53内において、p型不純物元素Znが選択拡散で導入される側と反対の面側の領域の不純物濃度が、真性半導体とみなせるほど低い不純物領域(i領域と呼ばれる)であり、上記拡散導入されたp型領域56と当該i領域との間に形成される接合をも含むものである。すなわち上記のpn接合は、pi接合などであってもよく、さらに、これらpi接合におけるp濃度が非常に低い場合も含むものである。
上述のように、InP窓層55の表面に形成したSiN選択拡散マスクパターン36を用いて、その開口部からZnを選択拡散してInGaAs/GaAsSb(またはGaInNAs/GaAsSb)多重量子井戸構造の受光層53内に届くようにp型領域56を形成する。p型領域56のフロント先端部がpn接合65を形成する。このとき、Zn濃度が1×1018/cm程度以上の高濃度領域は、InGaAs拡散濃度分布調整層54内に限定されるようにするのがよい。すなわち、上記高濃度不純物分布は、InP窓層55の表面から深さ方向に、InGaAs拡散濃度分布調整層54内にまで連続し、さらに拡散濃度分布調整層54内のより深い位置で5×1016/cm以下に低下する。そして、pn接合65の近傍におけるZn濃度分布は、傾斜型接合を示すような分布になっている。
受光素子アレイ50は、素子分離用のメサエッチングをすることなくZnの選択拡散(受光素子の周縁部の内側になるように平面的に周囲限定した拡散)によって、隣り合う受光素子どうし分離する。すなわち、Zn選択拡散領域66が1つの画素部10の主要部となるが、Znが拡散していない領域が、各画素10を分離する。このため、メサエッチングに付随する結晶の損傷などを受けることがなく、暗電流を抑制することができる。
不純物の選択拡散によってpn接合を形成する場合、拡散が深さ方向だけでなく横方向(深さ直交方向)にも進行するので、素子間隔を一定以上、狭くすることができない懸念があるが、実際にZnの選択拡散を行ってみると、最表面にInP窓層55があり、その下にInGaAs拡散濃度分布調整層54が配置された構造では、横方向の拡散は、深さ方向と同程度またはそれ以下に収まることが確認された。すなわち、Znの選択拡散において、Znはマスクパターンの開口径よりも横方向に広がるが、その程度は小さく、図6に示すように、マスクパターン開口部36よりも少し広がるだけである。
InP基板51は、(100)から[111]方向または[11−1]方向に5度〜20度傾斜したオフアングル基板とするのがよい。より望ましくは、(100)から[111]方向または[11−1]方向に10度〜15度傾斜させる。このような大きなオフ角基板を用いることにより、欠陥密度が小さく結晶性に優れたn型InPバッファ層52、タイプ2の量子井戸構造の受光層53、InGaAs拡散濃度分布調整層54およびInP窓層55を得ることができる。
次に本実施の形態の近赤外イメージセンサの三つ目の特徴について説明する。
3.シリコン製リッド3における光学部品20
(3−i)レンズ
図7は、シリコン製リッド3の面にレンズを設けた例を示し、図7(a)は、通常のレンズ21を示し、図7(b)はフレネルレンズ22を示す図である。イメージング対象を結像させる場合、1つまたは2つ以上のレンズは不可欠であり、リッド3と一体化してレンズ21またはフレネルレンズ22を用いることで、この近赤外イメージセンサ100を小型化することができる。フレネルレンズ22の形成によって、さらに軽量化を促進することができる。
(3−ii)フィルタ
特定の波長の近赤外光のイメージングをする場合、波長選択度が高いフィルタが不可欠となる。図8は、そのようなフィルタを示す断面図であり、図8(a)は光学多層膜24であり、図8(b)はMEMS(ミクロ電子力学系Micro-ElectroMechanical System)ファブリーペロー共振器25である。図8(a)の光学多層膜24は層数を多くすることで、選択する波長巾を狭くでき、選択度を高めることができる。また、図8(b)のMEMSファブリーペロー共振器25についても、寸法精度等を高めることで共振巾を狭くして、波長の選択巾を狭くすることができる。このような、フィルタをリッドと一体化することで、近赤外イメージセンサの構造の簡単化、小型化を推進することができる。
(3−iii)回折格子パターン
図9は、リッド3の外面または内面に設ける回折格子23を示す図である。入射する波長に応じて、光は異なるパターンで回折されるので、予め、その回折光が到達する受光素子アレイ50の位置を把握しておけば、各画素10における強度により波長依存性を検知することができる。
図9(a)は同心円の回折格子であり、環のピッチ、厚み、環の太さ(巾)を変えることで回折パターンを調整することができる。また図9(b)は波長オーダーピッチでドットが配置された回折格子である。このドットによる回折格子により、設計の自由度を大きくすることができる。すなわち、周辺部と中心部で任意にドットのピッチを設定することで適用波長を拡大することができる。また、図9(c)はリッド3の表面に回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Elements)を設けたものである。回折光学素子によれば、レンズ、分岐/合波、光強度分布変換、フィルタ、各種回折パターンなどの機能を持たせることができる。このため、一つの素子に複数の機能を複合化することができ、小型化・軽量化をより一層推進することができる。
本実施の形態における近赤外イメージセンサ100は、上記1.真空封止、2.受光素子アレイ、および3.シリコン製リッドにおける光学部品、に特徴を有する。これら特徴が生きるのは、受光素子アレイ70が、図3に示す量子効率の波長依存性を持つことが大きい。また、図3の量子効率の波長依存性を実現するのは、図6に示す構造を持つ受光素子アレイ70である。図6においては、タイプ2の多重量子井戸構造の受光層について詳細に説明したが、タイプ2の多重量子井戸構造だけでなく、Nを含有する、単層のGaInNAs、GaInNAsSb、GaInNAsPの受光層であってもよい。また実施の形態において、温度制御をしない近赤外イメージセンサを主体に説明をしたが、ペルチエ素子等を用いて温度制御をしたものであってもよい。
上記において、本発明の実施の形態および実施例について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態および実施例は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明によれば、構造が簡単で、近赤外域の光を波長によらず一様に透過することができ、安定して高い製造歩留りを得ることができる、近赤外イメージセンサを得ることができる。このため、生体、薬品、食品等の検出装置の分野で、簡易な装置で高精度検出ができる安価な装置を提供することが期待される。
1 筐体の本体部、3 リッド、5 共晶合金(固着材)、7 内部空間、10 画素(受光素子)、20 リッドに設けた光学部品、21 レンズ、22 フレネルレンズ、23 回折格子または回折光学素子、24 光学多層膜(フィルタ)、25 MEMSファブリーペロー共振器、27 メンブレン構造、29 ピエゾ抵抗、35 反射防止膜、36 選択拡散マスクパターン、43 ポリイミド保護膜、50 受光素子アレイ、51 InP基板、52 バッファ層、53 多重量子井戸構造の受光層、54 拡散濃度分布調整層、55 InP窓層、56 p型領域、61 p側電極、61b はんだバンプ、62 n側電極、62b はんだバンプ、65 pn接合、70 センサチップ実装体、71 マルチプレクサ、100 近赤外イメージセンサ。

Claims (8)

  1. 波長1.2μm〜3μmに受光感度をもつ受光素子アレイおよび信号読み出し回路を備え、筐体に収納されたセンサであって、
    真空封止されていて、
    前記筐体の本体部の蓋部をなすリッドが、波長1.2μm〜3μmに透明な材料で形成されており、
    前記リッドにピエゾ抵抗をもつメンブレン構造を備えることを特徴とする、請求項1に記載の近赤外イメージセンサ。
  2. 前記筐体の本体部およびリッドが、非有機系材料で形成され、前記リッドを前記筐体の本体部に固定する接続剤に、有機系接着剤を用いないことを特徴とする、請求項1に記載の近赤外イメージセンサ。
  3. 前記リッドと前記筐体の本体部とは、Ag−Sn合金で接合され、該リッドおよび筐体の本体部が250℃以上の耐熱性をもつ材料で形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の近赤外イメージセンサ。
  4. 前記筐体の本体部は、Cu−W合金および/またはAlNによって形成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の近赤外イメージセンサ。
  5. 前記リッドがシリコンによって形成されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の近赤外イメージセンサ。
  6. 前記シリコンのリッドの表面および/または裏面に、レンズおよびフィルタの少なくとも一方が形成されていることを特徴とする、請求項に記載の近赤外イメージセンサ。
  7. 前記受光素子アレイが、InP基板と、該InP基板上に形成され、バンドギャップ波長が1.65μm以上3.0μm以下である光吸収層とを有し、前記光吸収層は、InP基板の格子定数との相違が0.2%以下の、GaInNAsP、GaInNAsSb、またはGaInNAsによって形成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の近赤外イメージセンサ。
  8. 前記受光素子アレイが、InP基板と、該InP基板上に形成され、バンドギャップ波長が1.65μm以上3.0μm以下である光吸収層とを有し、前記光吸収層は、InP基板の格子定数との相違が0.2%以下の、GaAsSb/InGaAs、GaAsSb/InGaAsN、GaAsSb/InGaAsNP、またはGaAsSb/InGaAsNSb、のタイプ2の量子井戸構造によって形成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の近赤外イメージセンサ。
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