JP2002247455A - 撮像部材及び撮像装置 - Google Patents

撮像部材及び撮像装置

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JP2002247455A
JP2002247455A JP2001043746A JP2001043746A JP2002247455A JP 2002247455 A JP2002247455 A JP 2002247455A JP 2001043746 A JP2001043746 A JP 2001043746A JP 2001043746 A JP2001043746 A JP 2001043746A JP 2002247455 A JP2002247455 A JP 2002247455A
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imaging
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JP2001043746A
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English (en)
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Masuhiro Shoji
益宏 庄司
Katsuichi Machida
克一 町田
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Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置の小型化を可能にし、生産工程に掛
かる手間を軽減できる撮像部材及び撮像装置を提供す
る。 【解決手段】 撮像装置11は、撮像部31と機能フィ
ルター37とで閉止された筒状の筐体39の内部にレン
ズ35が配置されたものである。撮像部材32は、複数
の画素がアレイ状に配置されたCCD、CMOS等の撮
像素子31aを有する撮像部31上に、光学的ローパス
フィルター部33a、カラーフィルター部33b及びマ
イクロレンズ部33cが接合されて成るフィルター部3
3が実装されている。これにより、レンズバックが短縮
され、且つ、撮像素子31aが保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像部材及びその
撮像部材を備える撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCD、CMOS等の撮像素子
を用いた撮像装置は、被写体光の高空間周波数成分を制
限し、擬似信号の発生に伴う被写体光による光とは異な
る色光成分を除去するために、光学的ローパスフィルタ
ーを備えている。このような光学的ローパスフィルター
としては、水晶、液晶の複屈折現象を利用したもの叉は
位相格子の回折現象を利用したものが知られている。こ
のような光学的ローパスフィルターは、被写体からの光
が入射されるレンズと撮像素子との間に配置されること
が多い。
【0003】近年、撮像素子の高画素化及び小型化に伴
い、これを用いた小型カメラ、イメージセンサ等の撮像
装置が、電子機器、特に小型の情報端末機器、携帯機器
或いはウェアラブル型の機器、等へ搭載されるようにな
り、今後も更なる普及が期待されている。また、これら
の機器自体の小型化も急速に進んでおり、撮像素子を含
む光学系、カメラ、センサについても、更なる小型化
(コンパクト化)が熱望されている。一例を挙げれば、
レンズ系と撮像素子との間隔を約2mm程度叉はそれ以
下とするような市場の要求がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
要求に応えるべく、レンズと撮像素子との間にローパス
フィルターが配置された上記従来の撮像装置において
は、光学的ローパスフィルターの厚さを極力薄くする、
つまり薄層化、が試みられている。ただし、光学的ロー
パスフィルターとして水晶を用いた場合には、複屈折の
関係で所定のローパス効果を得られない場合が生じるお
それがあるので、薄層化に限界があり、上述のような要
求を満足させることは極めて困難である。
【0005】これに対し、光学的ローパスフィルターと
して樹脂を用いれば、フィルム叉は薄膜とするのが簡易
であり、水晶に比して格段に薄層化が可能である。しか
し、本発明者は、このような光学的ローパスフィルター
の薄層化について詳細に検討したところ、以下に示す問
題点があることを見い出した。
【0006】すなわち、光学的ローパスフィルターに樹
脂を用いてフィルム状とした場合、その形状を保持す
る、つまり、機械的な強度を担保する保持体が必要とな
る。このような保持体としては、撮像装置に一般に用い
られる近赤外光吸収性フィルター、NDフィルター等の
他のフィルターを使用できるものの、保持体として機能
させるためには、一定の厚さとしなければならない。こ
れにより、レンズと撮像装置との間隔を狭めるには限界
がある。
【0007】他方、フィルム状の光学的ローパスフィル
ターでレンズを被覆することも考えられる。しかし、曲
率を有するレンズ面をフィルムで被覆したり或いは貼付
するのは困難であり、光学的ローパスフィルターとして
の良好な特性を発現させ難い傾向にある。また、フィル
ムの被覆や貼付のための工程が必要であり、手間が掛か
ってしまう。
【0008】また、本発明者は、光学的ローパスフィル
ターの薄層化による光学系、ひいては撮像装置の小型化
とは異なる観点からも、従来構成について更なる検討を
行ったところ、以下に示す不都合な点を見出した。
【0009】一般に、撮像素子は、画素面への異物の混
入・付着を防ぐためにリッドと称するガラスカバー等で
覆われ、さらに筐体(遮光筐体)内に収容されている。
最近では、上述の如く撮像装置の小型化を図るため、ガ
ラスカバーを除去したベアチップ型の撮像素子も使用さ
れており、異物対策において筐体の果たす役割が重要で
ある。また、この筐体は、レンズ、フィルター等を坦持
することにも利用されている。
【0010】しかし、この筐体にレンズを組み付け、フ
ィルターや撮像素子を収容して撮像装置を組み立てるに
は、その工程に手間が掛かるだけでなく、筐体内への塵
埃や異物の侵入を防ぐための管理(例えば、クリーンル
ーム内での作業等)が必要となる。よって、工程数の増
大と相俟って生産性が低下してしまう傾向にあった。さ
らに、撮像素子の画素を構成する半導体素子の電荷転送
エラー、ビット反転等を抑止する観点から、筐体の品質
管理及び品質保証を行うことが重要であり、この点にお
いても、生産性の低下が認められた。
【0011】そこで、本発明は、以上のような事情に鑑
みてなされたものであり、撮像装置の更なる小型化を実
現できると共に、撮像装置の組立における手間を軽減し
て生産性をも向上できる撮像部材、及び、それを用いた
撮像装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による撮像部材は、複数の画素を有する撮像
部と、光学的ローパスフィルター部を有しており撮像部
上に接合されたフィルター部とを備えることを特徴とす
る。
【0013】このような構成を有する撮像部材において
は、被写体等からの光が光学的ローパスフィルター部を
通して撮像部に入射する。これにより、被写体の高空間
周波数成分が制限され、擬似信号に起因して撮像画像上
に生ずるおそれがあるモアレが防止される。このとき、
光学的ローパスフィルター部が撮像部上に接合されてい
るので、両者が隙間なく統合され、且つ、撮像部が光学
的ローパスフィルター部の保持体として機能する。よっ
て、撮像部の前方空間に光学的ローパスフィルター部の
保持体を別途設けずに、光学的ローパスフィルターの薄
層化(薄膜化)が達成される。
【0014】また、撮像部上にフィルター部が接合され
ているので、このフィルター部によって異物の侵入が防
止される。よって、撮像部材を用いた光学系や撮像装置
を組み立てる際に、厳格な異物管理が不要となり、しか
も、筐体等の他の部材の品質管理等も簡略化される。
【0015】また、光学的ローパスフィルター部が、好
ましくは光学的異方性樹脂、より好ましくは(メタ)ア
クリル酸エステル類叉は(メタ)アクリル酸エステル類
由来のものを含有して成ることが望ましい。
【0016】このようにすれば、光学的ローパスフィル
ター部として軽薄な複屈折型の樹脂製フィルターが平易
且つ確実に得られる。ここで、樹脂製のものでも、位相
格子型の光学的ローパスフィルターは、撮像部の画素
数、ナイキスト周波数、格子間隔、格子高さ等に応じ
て、撮像部までの距離がある程度必要とされる。これに
対し、複屈折型の光学的ローパスフィルター部とすれ
ば、撮像部と接合させて両者の間隔を実質ゼロとして
も、光学的ローパス機能が十分に発現される。
【0017】さらに、光学的ローパスフィルター部が、
所定の波長を含む光に対する吸収特性を有するものであ
るとより好ましい。このように構成すれば、光学的ロー
パスフィルター部によって、入射光に対する色純度等の
色調補正が有効に実施される。よって、そのような色調
補正用の機能フィルター(例えば、カラーフィルター、
カラーレンズフィルター等)を別途設置する必要がな
い。
【0018】またさらに、フィルター部が、カラーフィ
ルター部及び/叉はマイクロレンズ部を更に有してお
り、且つ光学的ローパスフィルター部、カラーフィルタ
ー部及びマイクロレンズ部が互いに接合されたものであ
っても有用である。加えて、更に他の機能フィルター、
例えば、NDフィルター等の光減弱フィルター、色調補
正フィルター、光増幅フィルター、UVカットフィルタ
ー等をフィルター部の構成要素としても構わない。こう
すれば、各種の機能フィルターが撮像部上に実装され得
るので、光学系及び撮像部全体としての更なるコンパク
ト化及び高機能化が達成され得る。なお、フィルター部
を構成する各種フィルターの接合順序(配置順序)は、
特に制限されず、屈折率の差異等を考慮して適宜設定す
ることができる。
【0019】また、本発明による撮像装置は、本発明の
撮像部材を用いて有効に構成されるものであり、光源叉
は被写体からの光が入射されるレンズ系と、そのレンズ
系の後段に配置された本発明の撮像部材とを備えるもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像部材及び撮像
装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳
細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の符号を
付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位
置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基
づくものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率
に限られるものではない。
【0021】図1は、本発明による撮像部材を備える本
発明の撮像装置の第1実施形態の要部を示す模式断面図
である。撮像装置11は、遮光筐体としての略筒状を成
す筐体39の両端部が、それぞれ撮像部材32及び機能
フィルター37によって少なくとも光学的に封止されて
おり、また、筐体39内の機能フィルター37の近傍に
レンズ35が配置されたものである。
【0022】この撮像部材32は、略板状を成してお
り、複数の画素が例えばアレイ状に配置されたCCD、
CMOS等の撮像素子31aが基体31b上に設けられ
たイメージセンサ31(撮像部)と、このイメージセン
サ31の撮像素子31a上に接合されたフィルター部3
3とから構成されている。また、撮像素子31aは、そ
の素子面が筐体39の内部空間に向かって、すなわち、
レンズ35及び機能フィルター37に対向するように配
置されている。さらに、撮像素子31aを含むイメージ
センサ31、フィルター部33、レンズ35、機能フィ
ルター37、及び筐体39は、レンズ35に入射する光
軸に沿って同軸状に設けられている。
【0023】また、フィルター部33は、樹脂製の光学
的ローパスフィルター部33a上に、所定波長に対して
吸収特性を有するカラーフィルター部33b、及び、例
えばフライズアイレンズ等から成るマイクロレンズ部3
3cが、この順に積層されたものである。このように、
撮像部材32は、光学的ローパスフィルター部33aを
含むフィルター部33が、撮像素子31a上に実装され
たもの、換言すれば、撮像素子31aを含むベアチップ
上に一体的に形成されたものである。
【0024】また、イメージセンサ31は、図示しない
信号処理回路系、ディスプレイ、記憶装置等に接続され
ており、機能フィルター37、レンズ35、フィルター
部33を通して撮像素子31a上に入射した被写体等か
らの光が電気的な強度信号に変換され、信号処理された
後、画像が取得されるようになっている。
【0025】ここで、本発明に用いられる光学的ローパ
スフィルター部33aとしては、樹脂製のもの、特に液
晶特有の配向特性を元来有する光学的異方性樹脂を主と
して含むものが好適である。このような光学的異方性樹
脂としては、好ましくは(メタ)アクリル酸エステル類
叉は(メタ)アクリル酸エステル類由来のもの、より具
体的には、本出願人による特開平8−122708号公
報等に記載の種々の樹脂が挙げられ、それらを単独で叉
は二種以上混合して用いることができる。
【0026】なお、本発明において、上記( )で囲ま
れた「メタ」の意味は、アクリル酸叉はその誘導体、及
び、メタクリル酸叉はその誘導体の両方を記載する必要
があるときに、記載を簡潔にするため便宜上一般的に使
用されている記載方法であり、本明細書においても採用
したものである。
【0027】また、撮像素子31a上に上述した樹脂か
ら成る光学的ローパスフィルター部33aを形成させる
方法としては、特に制限されるものではないが、以下に
示す方法が例示される。まず、撮像素子31aが形成さ
れた半導体ウェハを所定のチャンバ内に収容し、いわゆ
る後プロセスとして、上述した樹脂を構成するための単
量体組成物をその半導体ウェハ上に塗布等する。次い
で、チャンバ内に所定の磁場を導入し、樹脂成分を配向
させた状態で、半導体ウェハ上に紫外線を出射する。
【0028】紫外線が照射された単量体組成物は重合硬
化し、半導体ウェハ上に光学的異方性樹脂を含む薄膜が
形成される。次に、一般的なフォトリソグラフィーにお
けるレジスト形成と同様な方法を用い、その薄膜上に所
定のマスクパターンを転写した後、化学的叉は物理的な
エッチングを施し、更にマスクのみを除去して、個々の
撮像素子31aの領域上に光学的ローパスフィルター部
33aを形成せしめる。そして、必要に応じてカラーフ
ィルター部33b及びマイクロレンズ部33cを光学的
ローパスフィルター部33a上に形成させた後、各撮像
素子31aをダイシング等して分離する。
【0029】また、他の方法として、フィルム状の光学
的ローパスフィルター部33a等を予め形成しておき、
これを撮像素子31a上に貼付することも可能である。
ただし、この場合には、粘着剤が必要となる傾向にある
ため、光学的な信頼性を向上させる観点からは、先述の
如く、撮像素子31a上にフィルター部33を実装する
ことが望ましい。
【0030】一方、機能フィルター37としては、例え
ば、近赤外光吸収性フィルター、NDフィルター等の光
減弱フィルター、色調補正フィルター、光増幅フィルタ
ー、UVカットフィルター等が挙げられ、これらを単独
で叉は二種以上組合わせて構成できる。これらの中で
は、CCD等の撮像素子31aを用いる場合に視感度補
正を好適に行い得る点において、近赤外光吸収性フィル
ターを備えると特に好ましい。
【0031】このような近赤外光吸収性フィルターの材
料としては、特に限定されるものではないが、例えば、
本出願人による特開平6−118228号公報、同国際
公開WO9926952号明細書、等に記載されている
リン酸エステル化合物と銅イオン等の金属イオンとを含
有して成るもの、本出願人による特開平9−20877
5号公報等に記載されているホスホン酸モノエステル化
合物と銅イオン等の金属イオンとを含有して成るもの、
特開2000−98130号公報等に記載されているホ
スフィン酸化合物と銅イオンとを含有して成るもの、特
開2000−7687号公報等に記載されているホスホ
ン酸化合物と銅イオンとを含有して成るものが挙げられ
る。
【0032】また、ガラス製叉は樹脂製の透明基体上に
二酸化ケイ素層と酸化チタン層とを交互に形成したも
の、更にはリン酸ガラスに銅イオン等の金属イオンが導
入されたもの等を近赤外光カットフィルターとして用い
てもよい。
【0033】さらに、NDフィルターとしては、撮像対
象からの光の波長の略全域に対して光学濃度が実質的に
一様となるような吸光度特性、即ちND(Neutral Dens
ity)機能が発現されるように、各種の合成樹脂用着色
染料(黄色、橙色、赤色、青色、紫色等)を組み合わせ
て透明樹脂に添加したもの等を用いると好ましい。
【0034】またさらに、色調補正フィルターとして
は、発色性を有するフォトクロミック染料、具体的に
は、耐久性に優れるスピロオキサジン化合物、クロメン
化合物、フルギド化合物等を含んで成る樹脂等を適宜組
合わせて使用できる。さらにまた、光増幅フィルターと
しては、ユーロピウム、ネオジム等の希土類金属イオン
を含む透明部材が挙げられ、上述した銅イオン等を含む
近赤外光吸収性フィルターに、これらの希土類金属イオ
ンを適宜の含量で添加したものを用いると有用である。
【0035】このように構成された撮像装置11におい
ては、撮像対象である被写体、光源等からの光が入射す
ると、まず、機能フィルター37によって近赤外光成分
の吸収等が行われ、更にレンズ35を透過してフィルタ
ー部33のマイクロレンズ部33cに達する。次いで、
マイクロレンズ部33cのレンズアレイで撮像素子31
aの画素単位での集束等が行われ、カラーフィルター部
33bで色調・色度が補正された後、光学的ローパスフ
ィルター部33aによって、所望の高空間周波数成分が
除去される。撮像素子31aの各画素には、このような
光学的な処理が施された光が投射され、これらの光信号
が図示しない信号処理回路等で適宜処理されてディスプ
レイ等の表示装置に表示される。
【0036】このとき、光学的ローパスフィルター部3
3aを透過した後の光に基づいて撮像するので、擬似信
号に起因するモアレの発生が防止され、鮮明な画像を得
ることができる。また、機能フィルター37により視感
度補正等が行われるので、被写体等の真の色調が再現さ
れ易い。
【0037】また、撮像装置11によれば、光学的ロー
パスフィルター部33aが、撮像素子31a上つまりイ
メージセンサ31上に隙間なく接合され、イメージセン
サ31がフィルム状の光学的ローパスフィルター部33
aを含むフィルター部33の保持体として機能する。よ
って、レンズ35とイメージセンサ31との間に画成さ
れた空間(いわゆる‘レンズバック’)に、フィルター
部33の保持体を別途設ける必要がない。したがって、
光学的ローパスフィルター部33aを前出の樹脂を用い
て薄層化(薄膜化)しつつ、従来の保持体を用いなくて
もよいので、レンズバックを格段に短縮できる。よっ
て、撮像部材32の小型化による撮像装置11の小型化
が実現できる。
【0038】さらに、レンズバックを短縮できるので、
撮像装置11の光学設計、具体的には、レンズ35の形
状、焦点深度、フィルター部33の性状等の設計におけ
る自由度を増大できる。これにより、撮像装置11の小
型化のみならず、光学系の最適設計の裕度が増して高機
能化を図り得る。
【0039】またさらに、フィルター部33が撮像素子
31a上に接合されているので、撮像素子31aの各画
素における半導体面が保護される。よって、撮像装置1
1の筐体39内空間に塵埃等の異物が存在していても、
それらが撮像素子31aに付着する等の不都合が防止さ
れる。したがって、撮像装置11の組立時、特に、筐体
39内に撮像部材32を組み付ける際に厳格な異物管理
が不要となる。
【0040】しかも、α線等の放射線(荷電粒子線)が
イメージセンサ31上に到達しても、フィルター部33
で十分に遮へいされるので、筐体39等の周囲部材に含
まれる放射性物質(例えば、超ウラン元素等のα線源)
の許容含有量を過度に低く維持する必要がない。したが
って、筐体39等の品質管理等を緩和できる。これらの
結果、工程数及び部品点数の削減、並びに、製造組立に
掛かる手間の軽減を図ることができ、撮像装置11ひい
てはそれを備える機器の生産性を向上できる。
【0041】さらにまた、光学的ローパスフィルター部
33aの両側に、それぞれカラーフィルター部33b及
び撮像素子31aが密着されているので、光学的ローパ
スフィルター部33aの光の入出射面と空気との接触を
断つことができる。よって、光学的ローパスフィルター
部33aの屈折率が空気のそれと有意に異なる場合で
も、光学的ローパスフィルター部33aに反射防止膜
(ARコート)を施すことが不要となる。これにより、
そのための工程を削除できるので、生産性の更なる向上
が図られる。
【0042】加えて、光学的ローパスフィルター部33
aの材料として、上述の光学的異方性樹脂を用いた場合
には、撮像素子31a上への実装が簡易であるので、半
導体製造の前プロセスから後プロセスにおいて撮像部材
32の生産を一貫して行い得る。よって、撮像装置11
の製造における工程の煩雑さの解消に寄与できる。特
に、フィルター部33の少なくとも一部を撮像素子31
a上に貼付せずに、光重合等によって接合形成させれ
ば、粘着剤が不要となり、その光学的な影響を排除でき
るとともに、工程の簡略化が一層図られる。
【0043】図2は、本発明による撮像部材を備える本
発明の撮像装置の第2実施形態の要部を示す模式断面図
である。撮像装置12は、フィルター部33の代りに、
光学的ローパスフィルター部33aがカラーフィルター
部33bとマイクロレンズ部33cとの間に接合された
フィルター部43を備えること以外は、図1に示す撮像
装置11と同様に構成されたものである。このように構
成された撮像装置12によっても、撮像装置11により
奏される作用及び効果を得ることができる。なお、それ
らの作用・効果についての説明は省略する。
【0044】図3は、本発明による撮像部材を備える本
発明の撮像装置の第3実施形態の要部を示す模式断面図
である。撮像装置13は、フィルター部33の代りに、
光学的ローパスフィルター部33aがマイクロレンズ部
33cを介してカラーフィルター部33b上に接合され
たフィルター部53を備えること以外は、図1に示す撮
像装置11と同様に構成されたものである。また、光学
的ローパスフィルター部33aにおける非接合面(レン
ズ35に対向する面)には、反射防止膜33dが設けら
れていてもよい。この反射防止膜33dとしては、光学
的ローパスフィルター部33aを構成する物質よりも屈
折率の低い物質から成る単層膜叉は多層膜を用いると有
用である。
【0045】このように構成された撮像装置13におい
ては、空気と光学的ローパスフィルター部33aとの界
面で起こり得る入射光の反射が、反射防止膜33dによ
って有効に防止される。これにより、撮像画像の明度の
低下、コントラストの悪化、更には色ズレの発生を抑止
できる。なお、これ以外の作用・効果については、図1
に示す撮像装置11と同様であるので、ここでの説明は
省略する。
【0046】図4は、本発明による撮像部材を備える本
発明の撮像装置の第4実施形態の要部を示す模式断面図
である。撮像装置14は、フィルター部33の代りに、
光学的ローパスフィルター部63a上にマイクロレンズ
部33cが積合されて成るフィルター部63を備えるこ
と以外は、図1に示す撮像装置11と同様に構成された
ものである。
【0047】この光学的ローパスフィルター部63a
は、光学的ローパス機能に加えて所定波長の光に対する
吸収特性を有しており、換言すれば、図1に示す光学的
ローパスフィルター部33a及びカラーフィルター部3
3bの両方を兼ね備えるものである。このような光学的
ローパスフィルター部63aとしては、例えば種々の合
成樹脂用染料及び顔料を、上述の光学的異方性樹脂に適
宜添加することにより得ることができる。或いは、資質
としてカラーフィルター機能を元来発現し得る液晶性樹
脂材料を用いて形成してもよい。具体的には、液晶成分
に色素成分を混入して配向させた、いわゆるゲスト(色
素成分)ホスト(液晶成分)(GH)型の高分子重合体
等が挙げられる。この場合、多層化して各層の配向方向
を異なるようにすれば、偏光板を必要としないので好ま
しい。
【0048】このように構成された撮像装置14によれ
ば、光学的ローパスフィルター部63aによって、所定
の波長を含む光が吸収され、且つ所望の高空間周波数成
分が除去される。よって、カラーフィルター部33bを
別途設けなくとも色調補正等が可能となる。これによ
り、フィルター部63の更なる縮小を図ることができ、
その結果、撮像装置14を一層小型化できる。また、カ
ラーフィルター部33bを削除できるので、部品点数及
び組み立て時の手間をさらに軽減できる利点がある。な
お、その他の作用及び効果は、撮像装置11により奏さ
れるものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0049】図5は、本発明による撮像部材を備える本
発明の撮像装置の第5実施形態を摸式的に示す構成図で
ある。撮像装置90は、被写体Wからの被写体光Cが入
射されるレンズ系35と、その後段に配置された撮像系
40とを備えるものである。レンズ系35は、変倍レン
ズ、フォーカスレンズ等を含む前群35aと、結像レン
ズ等を含む後群35bとから構成されている。また、こ
れらの前群35aと後群35bとの間には、絞り機構5
0が設けられている。
【0050】撮像系40は、機能フィルター37が前段
に設けられ且つCCD、CMOS等の撮像素子31a
(図1参照)を有する撮像部材32の後段に、その撮像
素子31aを駆動する駆動回路42、電荷走査(掃引)
用のゲート操作回路47、電源回路44等から成る回路
系45が設けられたものである。また、この回路系45
は、絞り機構50の開口度(開度)を調節する絞り駆動
部60に接続された信号処理回路46に接続されてい
る。さらに、絞り駆動部6は、図示しない駆動モータを
有しており、且つ、絞り機構50に接続されている。な
お、レンズ系35、絞り機構50、機能フィルター37
及び撮像部材32は、被写体光Cの光軸と同軸状に配置
されている。
【0051】このように構成された撮像装置90におい
ては、被写体Wからの被写体光Cがレンズ系35に入射
すると、前群35aで変倍、フォーカス等され、所定の
開口度で開口する絞り機構50により光束が絞られる。
その被写体光Cは、レンズ系の後群35bにより所定の
焦点距離が得られるように調整され、機能フィルター3
7を通過して、撮像装置32に達し、CCD、CMOS
等の撮像素子31a(図1参照)上に結像叉は撮影され
る。
【0052】また、撮像素子31a上には、被写体光C
が電荷に変換されて蓄積され、回路系45によって所定
の走査間隔で走査され、受像信号として回路系45から
出力される。この出力信号は、信号処理回路46に入力
され、増幅、整形、AD変換等の所定の信号処理が行わ
れた後、例えば、図示しないテレビ受像機等の受像装
置、メモリ等のデータ格納装置に出力される。また、信
号処理回路46からの出力信号は、絞り駆動部60にも
入力され、例えば、この信号強度の大小に基づいて、絞
り機構50の開度が調節され、映像信号のレベルが所定
の範囲内となるように調整維持される。
【0053】このような撮像装置90によれば、本発明
の撮像部材32が用いられているので、レンズ系35の
後群35bと回路系45との画成される空間を縮小する
ことができ、撮像装置90の小型化を達成できるととも
に、これにより、光学設計の自由度を向上できる。ま
た、絞り機構50の開口度を制御して撮像部材32に到
達する光量を好適に調節することができるので、画像や
画質の低下を十分に抑制できる。
【0054】図6(A)は、本発明による撮像装置を備
える通信装置の好適な一実施形態を示す正面図であり、
図6(B)は、同側面図である。通信装置としての携帯
電話端末2は、操作時以外は、操作文字ボタン類が折畳
構造部に収納される構成を有しており、図6(A)及び
(B)は、その折畳構造部が開放された状態を示すもの
である。また、携帯電話端末2は、筐体7の内部に、電
波を送受信するための送受信部21と、この送受信部2
1で受信された電波に応じた電気信号を処理して音声に
変換する電気信号・音声変換部22と、話者が発した音
声を電気信号に変換して送受信部21へ出力する音声・
電気信号変換部23とを備えるものである。
【0055】また、筐体7の表面には、電波の送受信
や、受話時又は送話時に必要な入力操作を行うための操
作部24が設けられている。さらに、筐体7内には、こ
の操作部24からの入力に応じた操作内容や各種情報デ
ータを記憶するための記憶部25、及び、送受信部21
によって電波が受信された際に受信したことを伝えるた
めの受信伝達部26がそれぞれ配設されている。
【0056】またさらに、携帯電話端末2は、外部から
視認可能なように筐体7の表面に設けられた液晶表示画
面6と、その液晶表示画面6の背面に設けられた本発明
の撮像装置11を有しており、液晶表示画面6の近傍の
筐体7表面には、受光センサ10が外方に向けて設置さ
れている。
【0057】撮像装置11は、筐体7内に設置された信
号処理回路(図示せず)を介して液晶表示画面6に接続
されている。これにより、撮像画像を液晶表示画面6に
表示させることができる。また、上記の記憶部25は、
撮像装置11により取得された画像をも記憶するもので
ある。また、受光センサ10は、近赤外光吸収性フィル
ター61及びフォトダイオード62を有しており、フォ
トダイオード62から出力される光強度に促した電流量
に応じた電気信号を処理する点灯制御回路3aに接続さ
れている(図6(B)参照)。
【0058】この点灯制御回路3aは、フォトダイオー
ド62への入射光、すなわち視感度と略同等の分光成分
を有する可視光成分の強度が所定の強度以下のとき(人
間が暗いと感じるとき)に、点灯制御回路に接続された
バックライト4を点灯させる。これに対し、フォトダイ
オード62への入射光の強度がその所定の強度を超える
とき(人間が明るいと感じるとき)にバックライト4を
消灯させる。また、バックライト4、受光センサ10、
各種回路等の電力供給が必要な部位は、電源5に接続さ
れている。
【0059】このように構成された携帯電話端末2によ
れば、受光センサ10による液晶表示画面6の輝度調節
によって、人間の眼で感じる明暗の程度に応じた画面表
示の制御を行い得るので、表示される文字や画像等の視
認性が高められる。よって、携帯電話端末2が使用され
る場所の明るさが変化しても表示された文字叉は映像等
の情報を明瞭に認めることができる。
【0060】また、撮像装置11による撮像機能等によ
り、被写体の撮像、更には取得画像の記録を行うことが
できる。そして、撮像装置11が従来に比して小型とさ
れるので、筐体7内での設置スペースを削減できる。よ
って、携帯電話端末2の小型化に有意に寄与できる。さ
らに、受光センサ10による受光量に応じて撮像装置1
1の感度叉は露光を適宜調整することも可能である。加
えて、撮像装置11の高機能化に伴って、携帯電話端末
2の付加価値の向上を図り得る。
【0061】図7は、本発明の撮像装置を備える情報処
理装置の好適な一実施形態を示す斜視図である。情報処
理装置としてのコンピューター8は、筐体81が2分割
されて折り畳み可能な構造を有しており、一方の分割体
にはディスプレイ画面9が設けられており、他方の分割
体にはキーボード等の入力部82が設けられている。ま
た、筐体81内には、入力部82から入力された情報等
を処理するためのCPU、MPU等の演算処理部83
と、入力部82からの入力情報や演算処理部83による
処理結果、処理プログラム等を記憶するためのハードデ
ィスク、CD−ROM等の記憶部84等が格納されてい
る。
【0062】さらに、ディスプレイ画面9が設けられた
面の上縁部の中央付近には、本発明の撮像装置11が備
えられており、撮像画像がディスプレイ画面9上に表示
されるようになっている。また、ディスプレイ画面9が
設けられた面の側縁部に受光センサ10が2つ設置され
ており、ディスプレイ画面9上の照度に応じて、ディス
プレイ画面9の背部にあるバックライト(図示せず)が
調光され、これによりディスプレイ画面9の輝度が調節
される。
【0063】このようなコンピューター8においても、
撮像装置11によって得られる画像は極めて鮮明なもの
となり、しかも、それ自体の小型化が達成されているの
で、その設置エリアを縮小でき、ディスプレイ画面9の
表示面積を拡大し得る利点がある。また、受光センサ1
0による受光量に応じて撮像装置11の感度叉は露光を
適宜調整することも可能である。
【0064】さらに、ディスプレイ画面9の表示部の輝
度調整が、人間の眼で感じる明暗の程度に応じて行わ
れ、ディスプレイ画面9に表示された文字や映像等の視
認性が高められるため、コンピューター8が使用される
場所の明るさ(光度や照度)が種々変化しても、表示さ
れた文字又は映像等の情報を明瞭に認めることができ
る。しかも、撮像装置11の高機能化に伴って、コンピ
ュータ−8の付加価値の向上をも図り得る。
【0065】なお、上述した各実施形態においては、筐
体39は、円筒状、角筒状、或いは鏡筒を有する形状等
の種々の形状とすることができる。また、撮像装置11
〜14は、機能フィルター37、レンズ35を保持する
支持体を備え、光学的に封止されていれば、筐体39は
必ずしも必要ではない。さらに、撮像部31として、C
CD、CMOS等にイメージインテンシファイア等の光
電子増倍管を組み合わせたもの等を用いてもよい。さら
にまた、カラーフィルター部33b及びマイクロレンズ
部33cを設けなくても構わない。
【0066】また、撮像装置90において、機能フィル
ター37は、レンズ系35の前群35aの前、後群35
bの後、前群35a若しくは後群35bの中、叉は、前
群35aと後群35bとの間に配置されてもよい。さら
に、機能フィルター37は必ずしも必要ではない。また
さらに、携帯電話端末2叉はコンピューター8におい
て、撮像装置11が配置される位置と数量は図示のもの
に限定されない。さらにまた、撮像装置11によって得
られた画像は、画像データとして、所定のプロトコルに
従った転送手段によって、送受可能である。
【0067】また、撮像部材32を用いた撮像装置の具
体例としては、被写体の連続叉は断続撮影が可能なテレ
ビションカメラ、デジタルビデオカメラ等、或いは、ボ
ードカメラ、デジタルスチルカメラ等が挙げられる。さ
らに、撮像部材32及び撮像装置11〜14,90を適
用可能な機器としては、携帯電話端末2及びコンピュー
ター8の他に画面を備えたポケットベル(登録商標)等
が挙げられ、更にこれらに限定されるものではなく、小
型化が特に望まれる他のモバイル型或いはウェアラブル
型の機器、他の移動体電子機器、移動体端末機器、移動
体通信機器等を挙げることができ、これらに搭載される
デジタルカメラ、デジタルアイ等の撮像装置、撮影装置
等の用途に好適である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の撮像部材
及び撮像装置によれば、複数の画素を有する撮像部上に
光学的ローパスフィルター部を有するフィルター部が接
合されて保持されているので、撮像装置を構成するレン
ズ(系)と撮像部との間の距離を短縮でき、これにより
小型化が実現できる。さらに、このように小型化できる
ので、撮像部材叉は撮像装置が搭載された機器の小型化
に寄与できると共に、光学設計の自由度を増大できるの
で、高機能化を図り得る。また、部品点数や工程数、管
理上の手間を軽減して生産性を向上させることも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像部材を備える本発明の撮像装
置の第1実施形態の要部を示す模式断面図である。
【図2】本発明による撮像部材を備える本発明の撮像装
置の第2実施形態の要部を示す模式断面図である。
【図3】本発明による撮像部材を備える本発明の撮像装
置の第3実施形態の要部を示す模式断面図である。
【図4】本発明による撮像部材を備える本発明の撮像装
置の第4実施形態の要部を示す模式断面図である。
【図5】本発明による撮像部材を備える本発明の撮像装
置の第5実施形態を模式的に示す構成図である。
【図6】図6(A)は、本発明による撮像装置を備える
通信装置の好適な一実施形態を示す正面図であり、図6
(B)は同側面図である。
【図7】本発明による撮像装置を備える情報処理装置の
好適な一実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,12,13,14,90…撮像装置、31…イメージ
センサ(撮像部)、31a…撮像素子、32…撮像部
材、33,43,53,63…フィルター部、33a,63
a…光学的ローパスフィルター部、33b…カラーフィ
ルター部、33c…マイクロレンズ部、35…レンズ
(系)、37…機能フィルター、39…筐体、C…入射
光、W…被写体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/0232 H01L 27/14 D 5F088 H04N 9/07 31/02 D Fターム(参考) 2H048 BA02 BB02 BB10 BB42 2H049 BA42 BB62 BB66 BC22 4M118 AA10 AB01 BA10 BA14 GC07 GC17 GC20 GD02 GD04 5C024 CY47 CY48 CY49 EX22 EX42 EX43 EX51 5C065 AA00 BB42 BB44 DD02 DD15 EE03 EE11 EE14 EE17 HH04 5F088 BA15 BA18 BB03 JA12 JA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を有する撮像部と、 光学的ローパスフィルター部を有しており前記撮像部上
    に接合されたフィルター部と、を備える撮像部材。
  2. 【請求項2】 前記光学的ローパスフィルター部は、光
    学的異方性樹脂を含有して成るものである、請求項1記
    載の撮像部材。
  3. 【請求項3】 前記光学的異方性樹脂は、(メタ)アク
    リル酸エステル類叉は(メタ)アクリル酸エステル類由
    来のものである、請求項2記載の撮像部材。
  4. 【請求項4】 前記光学的ローパスフィルター部は、所
    定の波長を含む光に対する吸収特性を有するものであ
    る、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像部材。
  5. 【請求項5】 前記フィルター部は、 カラーフィルター部及び/叉はマイクロレンズ部を更に
    有しており、且つ、該光学的ローパスフィルター部、該
    カラーフィルター部及び該マイクロレンズ部が互いに接
    合されたものである、請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の撮像部材。
  6. 【請求項6】 光源叉は被写体からの光が入射されるレ
    ンズ系と、 前記レンズ系の後段に配置された請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載の撮像部材と、を備える撮像装置。
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