JP4840060B2 - ヘッドホン、ノイズ低減処理システム及びノイズ低減処理方法 - Google Patents

ヘッドホン、ノイズ低減処理システム及びノイズ低減処理方法 Download PDF

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本発明は、ヘッドホン、ノイズ低減処理システム及びノイズ低減処理方法に関し、例えばイヤホン等を含むヘッドホンのノイズキャンセリングを行う場合に適用して好適なものである。
従来、使用者の周囲の騒音を集音し、その騒音に対して逆位相の音を生成してヘッドホンのドライバーユニットから出力することにより、周囲の騒音を低減させた状態でユーザに聴取させる、いわゆるノイズキャンセリングヘッドホンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-330485公報
ところでかかる構成のノイズキャンセリングヘッドホンにおいては、ヘッドホンのハウジング部内にノイズキャンセリング処理を行うための電気回路が設けられており、ヘッドホンを小型化することが困難であるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成で小型化した使い勝手の良いヘッドホン、ノイズ低減処理システム及びノイズ低減処理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、集音手段によって集音されたノイズの雑音信号とは逆位相の低減信号を生成し、これを音声出力手段から出力することによりノイズを低減するための電気回路を具えた電子機器と接続されるヘッドホンであって、電子機器における第1調整手段により、電気回路における電気特性のばらつきを調整すると共に電子機器とヘッドホンとを接続する接続コードにおいて、ユーザに装着された際に当該ユーザの胸元付近に位置する所定サイズの分岐部に配される第2調整手段により、集音手段及び音声出力手段による音響特性のばらつきだけを調整する。
これにより、ヘッドホンとしては集音手段及び音声出力手段による音響特性のばらつきを調整するための第2調整手段だけを設ければよいので小型化し得ると共に、分岐部に設けられた第2調整手段が調整されたとき、結果的に電子機器及びヘッドホン全体のばらつきが吸収されるので、ノイズ低減効果を高めることができる。また、分岐部内部に第2調整手段を設けることによりヘッドホンを大型化させず且つ操作性を向上させることができる
また本発明においては、集音手段及び音声出力手段を有するヘッドホンと、集音手段によって集音されたノイズの雑音信号とは逆位相の低減信号を生成し、これを音声出力手段から出力することによりノイズを低減するための電気回路を有する電子機器とからなるノイズ低減処理システムであって、電子機器には電気回路における電気特性のばらつきを調整する第1調整手段を設け、ヘッドホンには電子機器とヘッドホンとを接続する接続コードにおいて、ユーザに装着された際に当該ユーザの胸元付近に位置する所定サイズの分岐部に配される第2調整手段を設けるようにする。
これにより、電子機器の電気特性とヘッドホンの音響特性とをそれぞれ個別に調整することが出来るので、任意の電子機器と任意のヘッドホンとが組み合わされたときであっても、十分なノイズ低減効果を得ることができる。
本発明によれば、ヘッドホンとしては集音手段及び音声出力手段による音響特性のばらつきを調整するための第2調整手段だけを設ければよいので小型化し得ると共に、分岐部に設けられた第2調整手段が調整されたとき、結果的に電子機器及びヘッドホン全体のばらつきが吸収されるので、ノイズ低減効果を高めることができると共に分岐部内部に第2調整手段を設けることによりヘッドホンを大型化させず且つ操作性を向上させることができ、かくして簡易な構成で小型化した使い勝手の良いヘッドホンを実現することができる。
また本発明によれば、電子機器の電気特性とヘッドホンの音響特性とをそれぞれ個別に調整することが出来るので、任意の電子機器と任意のヘッドホンとが組み合わされたときであっても、十分なノイズ低減効果を得ることができ、かくして簡易な構成で使い勝手の良いノイズ低減処理システムを実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ノイズキャンセリングの基本原理
ここでは、最初にノイズキャンセリングの基本原理を説明する。ユーザの耳近傍に位置するマイクロフォン1によって外部のノイズNZを集音し、そのノイズNZに応じた雑音信号S1をフィルタ2へ送出する。
フィルタ2は、雑音信号S1の位相を反転することにより逆位相の雑音低減信号S2を生成し、これを加算器3を介してアンプ4へ送出する。アンプ4は、ノイズNZを打ち消すために雑音低減信号S2の振幅レベルをノイズNZの振幅レベルに合わせるように増幅し、その結果得られる雑音低減信号S3に応じた音をスピーカ5から出力することにより、ユーザに聴取されるべきノイズNZを低減し得るようになされている。
なお、音源6から供給される音楽再生信号S4は、加算器3で雑音低減信号S2と合成され、その合成結果である合成信号S5がスピーカ5から出力されることになり、ユーザにとっては周囲のノイズNZだけが低減されたクリアな再生音を聴取し得るようになされている。
(2)ノイズキャンセリングシステム
次に、上述したノイズキャンセリングの原理を用いたノイズキャンセリングシステムについて説明する。
(2−1)ノイズキャンセリングシステムの全体構成
図2に示すように、10は全体として本発明のノイズ低減処理システムを実現する一実施の形態におけるノイズキャンセリングシステムを示し、ヘッドホン11と再生装置12とから構成されている。
ヘッドホン11は、一方側に右スピーカ部13R及び左スピーカ部13Lを有し、その右スピーカ部13R及び左スピーカ部13Lにおける右スピーカSPR及び左スピーカSPLの筐体部分表面には周囲のノイズ集音用の右側マイクロフォンMCR及び左側マイクロフォンMCLが設けられている。
またヘッドホン11は、当該ヘッドホン11と再生装置12とを接続する接続コード15を有し、接続コード15のうち右スピーカ部13R、左スピーカ部13Lへ分岐する箇所に例えば樹脂製でなる所定サイズの分岐部14が形成されており、ヘッドホン11がユーザに装着された際、その分岐部14がユーザの胸元近傍に位置するようになされている。
更にヘッドホン11は、右スピーカ部13R及び左スピーカ部13Lを有する一方側とは対極の他方側に、接続コード15のプラグ16が設けられており、プラグ16が再生装置12のジャック(図示せず)に差し込まれることにより、ヘッドホン11と再生装置12とが機械的及び電気的に接続されることになり、ノイズキャンセリングシステム10を構成し得るようになされている。
再生装置12は、音楽データの記録媒体として例えばハードディスクが用いられた構造の携帯型音楽プレーヤであり、その筐体12Aの表面内側に例えばFL(Fluorescent Lamp)管等でなる表示部17が設けられ、かつ筐体12Aの表面に再生、停止、その他の命令を入力するための各種操作ボタン18が配置された構成を有している。
(2−2)ノイズキャンセリングシステムの回路構成
図3に示すように、ノイズキャンセリングシステム10は、ヘッドホン11における接続コード15のプラグ16と再生装置12のジャック21とが電気的に接続された構成を有している。
具体的には、互いに対抗するプラグ16の端子T1〜T3と、ジャック21の端子T4〜T6とが接続されることにより、ヘッドホン11と再生装置12とが機械的及び電気的に結合され、ノイズキャンセリングシステム10が構築されることになる。
すなわち本発明におけるノイズキャンセリングシステム10では、ヘッドホン11と再生装置12とが電気的に接続された状態で初めて機能し、ヘッドホン11若しくは再生装置12単独ではノイズキャンセリングシステムとして機能することはない。
なお、この場合、ヘッドホン11の右スピーカ部13Rに対するノイズキャンセリング処理の流れを説明し、左スピーカ部13Lに対するノイズキャンセリング処理については便宜上その説明を省略するが、いずれにおいても同様の処理が行われる。
ヘッドホン11は、右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)によって周囲のノイズを集音し、その結果得られる雑音信号S1を端子T3及びT4を介して再生装置12のフィルタ22へ送出する。
再生装置12は、フィルタ22、マイクロフォンアンプ23、加算器27、ヘッドホンアンプ28、再生処理部29、表示部17、操作ボタン18及びCPU(Central Processing Unit)構成の制御部33によって構成されており、当該制御部33がROMから読み出した基本プログラム及びアプリケーションプログラムに従って全体を統括制御すると共に、各種処理を実行するようになされている。
フィルタ22は、雑音信号S1の位相を反転することにより逆位相の雑音低減信号S2を生成し、これをマイクロフォンアンプ23へ送出する。
マイクロフォンアンプ23は、増幅部26によって雑音低減信号S2の信号レベルを所定レベルに増幅し、その結果得られる雑音低減信号S3を、加算器27を介してヘッドホンアンプ28へ送出する。
このとき再生装置12は、再生処理部29のフラッシュメモリ31から再生した音楽データD1をディジタルアナログ変換器32によりアナログの音楽再生信号S4に変換し、これを加算器27により雑音低減信号S3と加算することにより合成信号S5を生成し、ヘッドホンアンプ28へ送出する。
ヘッドホンアンプ28は、合成信号S5に対して増幅処理することにより、雑音信号S1の信号レベルと同程度の振幅レベルにまで増幅し、その結果得られる合成信号S6をジャック21の端子T5及びヘッドホン11におけるプラグ16の端子T2を介して右スピーカSPR(左スピーカSPL)へ出力することにより、雑音信号S1を相殺したノイズのない再生音声だけを右スピーカSPR(左スピーカSPL)からユーザへ聴取させるようになされている。
ところで再生装置12は、マイクロフォンアンプ23に設けられたゲイン調整部25に対して、制御部33によりディジタル的に増幅部26のゲインを調整し得るようになされているが、ゲイン調整部25を介してゲイン調整処理を行えば、結果的に増幅部26及びヘッドホンアンプ28における電気特性(ゲイン)のバラツキを吸収し得、再生装置12から出力される合成信号S5の利得を一定にするようになされている。
なお再生装置12は、工場製造時において、作業者が制御部33を介してゲイン調整部25により直接ゲイン調整し、合成信号S5の利得を一定にした状態で出荷するようになされているが、その後は、購入者のユーザが表示部17を目視しながら操作ボタン18を介して増幅部26及びヘッドホンアンプ28における電気特性のバラツキを微調整し得るようになされている。
一方、ヘッドホン11は、再生装置12のヘッドホンアンプ28と、右スピーカSPR(左スピーカSPL)のコイルL1との間に半固定抵抗35が設けられており、工場製造時において、当該半固定抵抗35をネジ等で調整することにより、右スピーカSPR(左スピーカSPL)の音響特性及び右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)の感度特性に対するバラツキを調整し吸収し得るようになされている。
なお、以降の説明では、便宜上、右スピーカSPR(左スピーカSPL)の音響特性及び右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)の感度特性のことを、右スピーカSPR(左スピーカSPL)及び右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)による音響特性と呼ぶ。
但し、ヘッドホン11は、半固定抵抗35の調整値をその後のユーザに対して調整させることがないようにネジの上からステッカーを貼る等して封印し、その後に不用意に調整値が変更されてしまうことがないように考慮されている。
このように、再生装置12におけるマイクロフォンアンプ23のゲイン調整部25は、増幅部26及びヘッドホンアンプ28における電気特性(ゲイン)のバラツキを調整し吸収し得る一方、ヘッドホン11の半固定抵抗35は、右スピーカSPR(左スピーカSPL)及び右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)による音響特性に対するバラツキを調整し吸収し得るようになされており、ノイズキャンセリングシステム10では、それぞれの役割を分担させるようになされている。
なおヘッドホン11の半固定抵抗35は、右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)、マイクロフォンアンプ23、ヘッドホンアンプ28及び右スピーカSPR(左スピーカSPL)の接続経路中であって、ヘッドホンアンプ28と右スピーカSPR(左スピーカSPL)との間に設けられているため、工場製造時に半固定抵抗35が調整された場合、結果的に再生装置12とヘッドホン11とにおける全体のバラツキを吸収し得るようになされている。
従ってノイズキャンセリングシステム10としては、ヘッドホン11の半固定抵抗35を介して再生装置12とヘッドホン11とにおける全体のバラツキを調整することになるため、再生装置12におけるフィルタ22のバラツキや、ヘッドホン11における右スピーカ部13R及び左スピーカ部13Lの音響特性に影響を与える筐体形状のバラツキをも結果的に吸収し得るようになされている。
(2−3)半固定抵抗の配置場所
ところで、図4に示すようにヘッドホン11では、接続コード15のうち右スピーカ部13Rと左スピーカ部13Lとの左右分岐点である分岐部14の内部に半固定抵抗35を配置するようになされている。
これは分岐部14が、接続コード15の先端に設けられたプラグ16と、右スピーカSPR及び左スピーカSPLの筐体部分表面に設けられた右側マイクロフォンMCR又は左側マイクロフォンMCLとの間であって、プラグ16側寄りの位置であれば、工場製造段階で作業者が半固定抵抗35を調整するときに発生するノイズ等の影響を受けることがないように考えられたからである。
またヘッドホン11は、ヘッドホン11の装着時に分岐部14が作業者の胸元に位置するようになされている関係上、半固定抵抗35に対する作業者の操作性をも向上させ得るようになされている。
(2−4)マイクロフォンとスピーカとの組み合わせ
ところでヘッドホン11は、右側マイクロフォンMCR、左側マイクロフォンMCLと右スピーカSPR、左スピーカSPLとが必要であるが、これらの各素子もそれぞれ感度のバラツキを持っている。
例えば図5に示すように、0[dB]〜5[dB]程度の感度バラツキを有するマイクロフォンMC1と、5[dB]〜10[dB]程度の感度バラツキを有するマイクロフォンMC2とがあり、また0[dB]〜5[dB]程度の出力バラツキを有するスピーカSP1と、5[dB]〜10[dB]程度の出力バラツキを有するスピーカSP2とがある場合、ヘッドホン11を構成するため、これらのマイクロフォンMC1、MC2、スピーカSP1、SP2の中から2つの素子を選択しなければならない。
そのとき、ヘッドホン11の半固定抵抗35の調整範囲が15[dB]程度であった場合、ヘッドホン11を構成するために、破線で示すように、無作為に感度の高いマイクロフォンMC2と出力の高いスピーカSP2とが組み合わされた場合、図6(A)に示すように、最大調整範囲が20[dB]にまで拡大され、半固定抵抗35で調整可能な範囲(15[dB])を超えてしまう。
一方、一点鎖線で示すように、感度の低いマイクロフォンMC1と出力の低いスピーカSP1とが組み合わされた場合、その最大調整範囲は最大10[dB]程度になるため、半固定抵抗35の調整範囲内で収まることになる。
しかしながら、そのような感度の低いマイクロフォンMC1と出力の低いスピーカSP1とだけを組合せてヘッドホン11を構成しなければならないとすると、ヘッドホン11に用いる素子の選択自由度が狭くなり、コストアップ及び歩留まりの低下につながることになる。
そこで、このヘッドホン11では、半固定抵抗35の調整範囲内でかつ歩留まりの向上を図るべく、図5に示したように、感度の低いマイクロフォンMC1と出力の高いスピーカSP2との組合せや、感度の高いマイクロフォンMC2と出力の低いスピーカSP1とを組合せるように、その組み合わせパターンを考慮することにより、図6(B)に示すように、最大調整範囲が5[dB]〜15[dB]にまで拡大され、半固定抵抗35で調整可能な範囲(15[dB])内に収まることになる。
従って、ヘッドホン11では、感度の低いマイクロフォンMC1と出力の高いスピーカSP2とを組合せたり、感度の高いマイクロフォンMC2と出力の低いスピーカSP1とを組合せることにより、半固定抵抗35によってスピーカSP1、SP2の音響特性及びマイクロフォンMC1、MC2の感度特性に対するバラツキを調整し吸収し得ると共に、素子選択の幅を広げて歩留まりを大幅に向上させ得るようになされている。
実際上、ヘッドホン11では、例えば、感度の低い右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)と、出力の高い右スピーカSPR(左スピーカSPL)とが組合せられたり、感度の高い右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)と、出力の低い右スピーカSPR(左スピーカSPL)とが組合せられるように考慮された構成を有するようになされている。
(3)動作及び効果
以上の構成において、ノイズキャンセリングシステム1では、再生装置12の増幅部26及びヘッドホンアンプ28における電気特性(ゲイン)についてはマイクロフォンアンプ23のゲイン調整部25によってそのバラツキを調整し吸収させると共に、ヘッドホン11の右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)及び右スピーカSPR(左スピーカSPL)の音響特性については半固定抵抗35によってそのバラツキを調整し吸収させるように役割を分担する。
これにより再生装置12では、ゲイン調整部25を介して増幅部26及びヘッドホンアンプ28における電気特性(ゲイン)を調整することにより、当該再生装置12から出力する合成信号S6の利得を一定にすることができる。
またヘッドホン11では、右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)及び右スピーカSPR(左スピーカSPL)の音響特性に対するバラツキを半固定抵抗35によって調整することができる。
これにより製造者は、大量生産する複数のヘッドホン11毎のバラツキを無くし、その音響特性を全て均一化することができる。
従ってノイズキャンセリングシステム10では、任意の再生装置12と任意のヘッドホン11とを組合せて多数製造する場合であっても、個々のノイズキャンセリングシステム10毎にノイズキャンセリング性能が異なる事態を回避し、同等のノイズキャンセリング状態に設定し出荷することができる。
またノイズキャンセリングシステム10は、製造時、ヘッドホン11と再生装置12とを接続した状態で、ヘッドホン11の半固定抵抗35を調整すれば、結果的に再生装置12及びヘッドホン11による全体のバラツキを吸収することができる。従って製造者にとっては、多数製造する個々のノイズキャンセリングシステム10に対するノイズキャンセリング状態を完全均一化させることが出来る。
更にノイズキャンセリングシステム10では、増幅部26及びヘッドホンアンプ28に対する電気特性を調整するためのゲイン調整部25を再生装置12内に設け、かつ右側マイクロフォンMCR(左側マイクロフォンMCL)及び右スピーカSPR(左スピーカSPL)の音響特性に対するバラツキを調整するための半固定抵抗35をヘッドホン11の分岐部14内に設けるようにしたことにより、右スピーカ部13R及び左スピーカ部13Lを大型化せずに済むと同時に、システム全体としてもノイズキャンセル処理要素の存在を見かけ上なくすことができる。
なおノイズキャンセリングシステム1は、再生装置12に対して他のユーザが所持するヘッドホン11が接続されたような場合、その組み合わせで必ずしもノイズキャンセリング効果が最適にならないことがある。
そのような場合であっても、ノイズキャンセリングシステム10では、再生装置12の操作ボタン18を介して制御部33経由によりマイクロフォンアンプ23のゲイン調整部25をユーザに微調整させ得るようにしたことにより、ヘッドホン11と再生装置12との組合せが製造出荷時と変化しても、最大限のノイズキャンセリング効果を発揮させることができる。
以上の構成によれば、簡易な構成で大型化することなく常にノイズキャンセリング効果を十分に発揮し得る使い勝手の良いノイズキャンセリングシステム10を実現することができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、一般的なヘッドホン11を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、耳掛け式ヘッドホン、インナーイヤー式ヘッドホン、ヘッドバンド付きヘッドホン、ネックバンド式ヘッドホン等のその他種々の形状及び構造でなるヘッドホンや、イヤホン等を用いるようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、半固定抵抗35を分岐部14に設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、分岐部14内に設けた場合と同様の効果を期待するのであれば、調整時にノイズ等の影響を受けることがない接続コードのプラグ16内に半固定抵抗35を設けたり、或いは、分岐部14内に設けた場合と同様の効果を期待しないのであれば、右スピーカ部13R及び左スピーカ部13Lの筐体部内に半固定抵抗35を設けるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、ノイズキャンセリングシステム10を構成する電子機器として再生装置12を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生装置12の代わりに記録再生装置やラジオ受信機を用いたり、再生処理部29とは別体構成のアンプ装置を用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、フィルタ22、マイクロフォンアンプ23、加算器27及びヘッドホンアンプ28をハードウェアとして設け、これらを用いてノイズキャンセリング処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フィルタ22、マイクロフォンアンプ23、加算器27及びヘッドホンアンプ28を制御部33によりソフトウェア的に設け、当該制御部33がROMから読み出したノイズ低減処理プログラム等のアプリケーションプログラムによってノイズキャンセリング処理を実行するようにしても良い。
因みに、制御部33は、ノイズ低減処理プログラムをROMから読み出して実行するだけではなく、記録媒体からインストールしたノイズ低減処理プログラムや、インターネットからダウンロードしたノイズ低減処理プログラムに従ってノイズキャンセリング処理を実行することができる。
さらに上述の実施の形態においては、電子機器としての再生装置12にはマイクロフォンアンプ23内に第1調整手段としてのゲイン調整部26を設け、ヘッドホン11には調整手段及び第2調整手段としての半固定抵抗35を右スピーカSPR(左スピーカSPL)の前段に設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、同様の調整効果を得ることが出来るのであれば、ゲイン調整部25を増幅部26の後段に設けたり、半固定抵抗35を右スピーカSPR(左スピーカSPL)の後段に設ける等、その他種々の場所に設けるようにしても良い。
本発明のヘッドホン、ノイズ低減処理システム及びノイズ低減処理方法は、例えば再生装置12に相当する電子機器が車両や飛行機等に固定された移動体用のノイズキャンセリングシステムに適用することができる。
ノイズキャンセリングの基本原理の説明に供する略線的ブロック図である。 一実施の形態におけるノイズキャンセリングシステムの全体構成を示す略線的外観図である。 一実施の形態におけるノイズキャンセリングシステムの回路構成を示す略線的ブロック図である。 半固定抵抗の配置場所を示す略線図である。 マイクロフォンとスピーカとの組合せパターンを示す略線図である。 マイクロフォンとスピーカとを所定の組合せパターンで組み合わせたときのバラツキの変化を示す略線図である。
符号の説明
1、MC1、MC2……マイクロフォン、2、22……フィルタ、3、27……加算器、4……アンプ、5、SP1、SP2……スピーカ、6……音源、10……ノイズキャンセリングシステム、11……ヘッドホン、12……再生装置、13R……右スピーカ部、13L……左スピーカ部、MCR……右側マイクロフォン、MCL……左側マイクロフォン、SPR……右スピーカ、SPL……左スピーカ、14……分岐部、15……接続コード、16……プラグ、17……表示部、18……操作ボタン、21……ジャック、23……マイクロフォンアンプ、25……ゲイン調整部、26……増幅部、28……ヘッドホンアンプ、29……再生処理部、31……フラッシュメモリ、32……ディジタルアナログ変換器、33……制御部、35……半固定抵抗。

Claims (6)

  1. 集音手段によって集音されたノイズの雑音信号とは逆位相の低減信号を生成し、これを音声出力手段から出力することにより上記ノイズを低減するための電気回路を具えた電子機器と接続されるヘッドホンであって、
    上記電子機器における第1調整手段により、上記電気回路における電気特性のばらつきを調整すると共に上記電子機器と上記ヘッドホンとを接続する接続コードにおいて、ユーザに装着された際に当該ユーザの胸元付近に位置する所定サイズの分岐部に配される第2調整手段により、上記集音手段及び上記音声出力手段による音響特性のばらつきだけを調整する
    ヘッドホン。
  2. 上記ヘッドホンでは、感度の高い上記集音手段と出力の低い上記音声出力手段とを組み合わせて用いるか、又は、感度の低い上記集音手段と出力の高い上記音声出力手段とを組み合わせて用いる
    請求項1に記載のヘッドホン。
  3. 集音手段及び音声出力手段を有するヘッドホンと、上記集音手段によって集音されたノイズの雑音信号とは逆位相の低減信号を生成し、これを上記音声出力手段から出力することにより上記ノイズを低減するための電気回路を有する電子機器とからなるノイズ低減処理システムであって、
    上記電子機器は、上記電気回路における電気特性のばらつきを調整する第1調整手段を有し
    上記ヘッドホンは、上記電子機器と上記ヘッドホンとを接続する接続コードにおいて、ユーザに装着された際に当該ユーザの胸元付近に位置する所定サイズの分岐部に配される第2調整手段を有する
    ノイズ低減処理システム。
  4. 上記第1調整手段には、外部から調整可能な制御手段が設けられている
    請求項3に記載のノイズ低減処理システム。
  5. 上記ヘッドホンでは、感度の高い上記集音手段と出力の低い上記音声出力手段とを組み合わせて用いるか、又は、感度の低い上記集音手段と出力の高い上記音声出力手段とを組み合わせて用いる
    請求項3に記載のノイズ低減処理システム。
  6. ヘッドホンの集音手段によって集音されたノイズの雑音信号とは逆位相の低減信号を電子機器の電気回路により生成し、これを上記ヘッドホンの音声出力手段から出力することにより上記ノイズを低減するノイズ低減処理方法であって、
    上記電子機器に設けられた第1調整手段により上記電気回路における電気特性のばらつきを調整する第1調整ステップと、
    上記ヘッドホンにおける、上記電子機器と上記ヘッドホンとを接続する接続コードにおいて、ユーザに装着された際に当該ユーザの胸元付近に位置する所定サイズの分岐部に設けられた第2調整手段により上記集音手段及び上記音声出力手段による音響特性のばらつきを調整する第2調整ステップと
    を具えノイズ低減処理方法。
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