JP4839282B2 - アンテナの切換方法および通信端末 - Google Patents

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本発明は、複数のアンテナを備え該複数のアンテナのうちの一つのアンテナを選択して通信部に接続するアンテナ選択型のダイバーシティ方式の通信端末におけるアンテナ切換方法およびそのアンテナ切換方法を用いた通信端末に関する。
携帯電話機やPHS等の通信端末は、単一の通信部と複数のアンテナを持ち、この複数のアンテナのうち電波の受信状態が最も良いアンテナを選択して通信する、アンテナ選択型のダイバーシティ方式が広く用いられている。
このアンテナ選択型のダイバーシティ方式におけるアンテナ選択の判定は、アンテナ毎に受信電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、より受信電界強度が強い方のアンテナを選択する方法がある。
ところが、回折や反射の多い環境条件下などでは、混信や外来ノイズの発生しやすく、受信電界強度が高くても、受信データにおけるエラー率が高くなるので、このエラー率であるフレームエラーレート(FER:Frame Error Rate),ビットエラー率(BER:Bit Error Rate)などを測定して、受信データにおけるエラーの割合がより低い方のアンテナを選択する方法もある。
例えば、特許文献1に開示されたダイバーシティ受信機は、受信電界強度検出手段と、ビット誤り検出手段と、ビットエラー率測定手段と、タイミング信号発生手段を有し、受信電界強度が切り換えしきい値よりも低くても、ビットエラー率の値によってアンテナ切換判定を行うアンテナ切換判定手段を備える。(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−191305号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたダイバーシティ受信機によれば、データ通信からアンテナ切り換えを行う工程において、受信電界強度の測定と、受信データにおけるビットエラー率の測定とを行っている。
受信電界強度の測定は、瞬間的な値を測定すればよいので、測定時間が短くて済む。一方、受信データにおけるエラー率(ビットエラー率、フレームエラーレート等)の測定は、ある一定の時間内のデータを取得して受信データのエラー率を測定する。より正確なエラー率を出すためには、測定時間をある程度とる必要がある。
このため、上記特許文献1に開示されたダイバーシティ通信機では、アンテナ切り換えを行う工程における測定時間が長くなるという問題がある。更に、正確なエラー率を測定しようとすると、さらに測定時間が長くなってしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に着目してなされたものであり、アンテナ選択型のダイバーシティ方式の通信端末において、アンテナ選択の判定基準として受信データにおけるフレームエラーレートの測定値を使用しつつも、アンテナ選択の判定時間を短くすることを目的とする。
前記目的達成のために、本発明に係るアンテナの切換方法は、複数のアンテナを備え該複数のアンテナのうちの一つのアンテナを選択して通信部に接続する通信端末に対して、所定の時間間隔で挿入される受信完了の割り込み時に、前回のアンテナ切換判定フローで設定されたモードのアンテナ切換判定フローを順次実行するアンテナ切換方法であって、フレームエラー数のカウントを行い、カウントされた該フレームエラー数が、前回の受信完了の割り込み時に実行された第1のモードのアンテナ切換判定フローで測定されたフレームエラー数以上となった時点で、アンテナの切り換えを実行する第2のモードのアンテナ切換判定フローを含むことを特徴とする。
これにより、第2のモードにおけるフレームエラー数の測定時間は、第1のモードにおけるフレームエラー数の測定時間よりも短縮でき、最大でも同等であるので、通信端末の動作時におけるトータルの測定時間を短縮することができる。
また、本発明に係るアンテナの切換方法は、前記第1のモードのアンテナ切換判定フローは、フレームエラーレートの測定を行うステップと、フレームエラーレートが所定の閾値以上か否かを判定するステップと、フレームエラーレートが所定の閾値以上の場合に、受信した電波の受信電界強度を測定し、当該受信電界強度が所定の閾値以上か否かを判定するステップと、前記測定された受信電界強度が所定の閾値以上と判定された場合は、次回のアンテナ切り換え判定のモードを前記第2のモードに設定し、前記フレームエラーレート測定の際の一部期間のフレームエラー数を保存するステップと、アンテナの切り換えを実行するステップと、を含み、前記第2のモードのアンテナ切換判定フローは、前記第1のモードにおけるフレームエラーレート測定の際の一部期間と最大同じ期間のフレームエラー数のカウントをおこない、測定されたフレームエラー数が前記第1のモードの一部期間において測定されたフレームエラー数以上となった時点で、アンテナ切り換えを実行することを特徴とする。
これにより、第2のモードにおいては、第1のモードにおけるフレームエラーレート測定の際の一部期間と最大同じ期間のフレームエラー数のカウントを行い、測定されたフレームエラー数が第1のモードの一部期間において測定されフレームエラー数以上となった時点で、アンテナ切り換えを実行するので、第1のモードのフレームエラーレートの測定時間より時間を短くすることができる。
また、本発明に係るアンテナの切換方法は、前記第1のモードのアンテナ切換判定フローは、前記受信電界強度が所定の閾値未満と判定された場合は、次回のアンテナ切り換え判定のモードを第3のモードに設定し、前記受信電界強度の測定値を保存するステップと、を含み、前記第3のモードのアンテナ切換判定フローは、受信した電波の受信電界強度を測定し、今回の測定値が前回の第1のモードによる測定値以上であるか否かを判定して、今回の測定値が前回の第1のモードによる測定値未満の場合は、アンテナ切り換えを実行することを特徴とする。
これにより、第3のモードのアンテナ切換判定フローは、瞬間的な受信電界強度の値のみを測定すれば良いので、測定時間を短くすることができる。
本発明に係る通信端末は、複数のアンテナを備え、該複数のアンテナのうちの一つのアンテナを選択して通信部に接続するように制御する制御部を備える通信端末であって、前記制御部は、所定の時間間隔で挿入される受信完了の割り込み時に、複数のモードのうちの1つのモードのアンテナ切り換え判定フローを実行し、アンテナ切り換えの判定の基となる受信状態を判定する受信状態判定手段を有し、前記受信状態判定手段は、前記通信部で受信した電波の受信電界強度が、予め設定・保存された所定の閾値以上であるか否かの比較・判定、および、今回実行したアンテナ切り換え判定の受信電界強度の測定値が、前回実行したアンテナ切り換え判定時の受信電界強度の測定値以上か否かの比較・判定を実行する受信電界強度判定手段と、前記複数のアンテナを通して受信したそれぞれの受信信号のフレームエラーレートを測定し該フレームエラーレートが所定の閾値以上か否かの判定、および、前回のフレームエラーレート測定の際の一部期間のフレームエラー数が今回のアンテナ切り換え判定のフレームエラー数以上か否かの判定を実行するフレームエラー判定手段と、を備え、前記制御部は前記受信状態判定手段の判定結果に基づいて選択されたアンテナを前記通信部に接続するように制御することを特徴とする。
上記構成により、アンテナ選択型のダイバーシティ方式の通信端末において、アンテナ選択の判定基準として受信データにおけるフレームエラーレートの測定値を使用しつつも、アンテナ選択の判定時間を短くすることができる。
本発明によれば、アンテナ選択型のダイバーシティ方式の通信端末において、アンテナ選択の判定基準として受信データにおけるフレームエラーレートの測定値を使用しつつも、アンテナ選択の判定時間を短くすることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係る通信端末の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る通信端末は、携帯電話機やPHS等の移動体通信に用いる通信端末であり、単一の通信部と複数のアンテナを持ち、この複数のアンテナのうち電波の受信状態が最も良いアンテナを選択して通信するアンテナ選択型のダイバーシティ方式の通信端末である。
図1において、通信端末1は、通信や文字の入出力などを制御する制御部11を備えている。この制御部11には、操作部12、表示部13、メモリ部14、マイク/スピーカ15および通信部16がそれぞれ接続されている。通信部16には、アンテナ切換手段16aを介して複数のアンテナ17、18が接続されている。
制御部11は、通信端末1の各種機能に対する制御や演算を実行する。本実施の形態では、制御部11は、複数のアンテナ17、18アンテナのうちの、電波の受信状態が最も良いアンテナを判定する受信状態判定手段19を備えている。
制御部11は、所定の時間間隔(例えば、5mS間隔)で挿入される受信完了の割り込み時に複数のモード(後述の第1のモード「通常モード」,第2のモード「FER判定モード」,第3のモード「RSSI判定モード」)のうちの1つのモードのアンテナ切り換え判定フローを、受信状態判定手段19により実行させるように機能する。例えば、第1回目は第1のモードのアンテナ切換判定フローが実行され、次回のアンテナ切り換え判定時には、第1のモード実行時に条件により設定された次のモード(第1,第2,第3のモードのいずれかのモード)のフローを実行する。
また、制御部11は、受信状態判定手段19の判定結果に基づいたアンテナ切換の指令をアンテナ切換手段16aに送り、アンテナ17、18のいずれか1つを通信部16に接続するように切り換える。
受信状態判定手段19は、受信電界強度判定手段19aとフレームエラー判定手段19bとを有する。
受信電界強度判定手段19aは、通信部16で受信した電波の受信電界強度(RSSI)が、予めメモリ部14に設定・保存された所定の閾値以上であるか否かの比較・判定を実行する。また、今回実行したアンテナ切り換え判定の受信電界強度の測定値が、前回実行したアンテナ切り換え判定時の受信電界強度の測定値以上か否かの比較・判定を実行する。
なお、上記“前回実行したアンテナ切り換え判定時の受信電界強度の測定値”は、前回のアンテナ切換判定フロー実行時にメモリ部14に保存される。
フレームエラー判定手段19bは、各アンテナ17、18を通して受信した信号のフレームエラーレートの測定を行い、フレームエラーレートが所定の閾値以上か否かの判定を実行する。また、前回のフレームエラーレート測定の際の一部期間のフレームエラー数が今回のアンテナ切り換え判定のフレームエラー数以上か否かの判定を実行する。
なお、上記“前回のフレームエラーレート測定の際の一部期間のフレームエラー数”は、前回のアンテナ切換判定フロー実行時にメモリ部14に保存される。
操作部12は、ダイヤルキー(数字キー)、電源キー、通話キー、保留キー、方向指示キーなどの各種キーが配置されている。携帯通信端末では、配置できるキー数が限られているので、英字(アルファベット)、仮名文字、記号等を入力するためのキー(文字入力手段)は電話番号等の数字を入力するダイヤルキー(数字キー)と共通になっている。
表示部13は、電話番号、通信履歴、メール文、画像などを表示する液晶や有機EL等のディスプレイであり、送通信等において使用者が文字入力を行う際には、入力した文字列や予測変換候補の単語等が表示される。
メモリ部14は、受信電界強度(RSSI)の閾値、フレームエラーレート(FER)の閾値、次回のアンテナ切り換え判定モード、アンテナ切り換え判定時の受信電界強度の測定値、フレームエラーレート測定の際の一部期間のフレームエラー数等が保存される。
通信部16は、アンテナ切換手段16aを備え、このアンテナ切換手段16aに送受信兼用の2本のアンテナ17、18が接続されている。アンテナ切換手段16aは、制御部11の指令により、アンテナ17、18のいずれか1つを通信部16に接続するように切り換えるスイッチとして機能する。
次に、図2〜図4を用いて本実施の形態による通信端末1のアンテナ切換判定フローを説明する。
図2は本実施の形態における、割り込み処理時に第1のモード「通常モード」・第2のモード「FER判定モード」・第3のモード「RSSI判定モード」のいずれかへ分岐を行う受信割り込み処理のフローを示す図、図3は本実施の形態における第1のモード「通常モード」のアンテナ切換判定フローを示す図、図4は本実施の形態における第2のモード「FER判定モード」のアンテナ切換判定フローを示す図、図5は本実施の形態における第3のモード「RSSI判定モード」のアンテナ切換判定フローを示す図である。
本実施の形態による通信端末1のアンテナ切り換え判定は、所定の時間間隔(例えば、5mS間隔)で挿入される受信完了の割り込み時に実行される。図2に示す受信割り込み処理フローにより、第1回目は図3に示す「通常モード」のアンテナ切換判定フローが実行され、次回のアンテナ切り換え判定時には、「通常モード」実行時の条件により設定された次のモード(第1のモード「通常モード」,第2のモード「FER判定モード」,第3のモード「RSSI判定モード」のいずれかのモード)のフローを実行する。
通信端末1は、フレーム構成された信号のうち自分が受信すべきバースト信号を受信する。
あらかじめ通信端末1は、フレーム構成された信号を1バースト受信する間に、電界強度判定手段19aにより受信したバーストのRSSI値測定を行い、フレームエラー判定手段19bによりフレームエラー(例えばPHSであればUW:Unique Wordエラー又はCRC:Cyclic Redundancy Checkエラーいずれかを検出した際に1つの受信フレームがエラーとなる)の確認を行い、メモリ部14へ記憶される。
通信端末1は、この記憶が行われた時点で受信割り込みを発生する。これにより図2の受信割り込み処理が呼び出され実行される。
受信割り込み処理は、1バースト受信を終えた時点で得られたフレームエラーの有無を前記記憶から読み出し、メモリ部14に設けられたフレームエラーレート計算用の記憶領域である、フレームエラー記憶用FIFO(First In,First Out)型記憶領域を更新する(ステップS40)。このFIFOへの記憶方法には、例えばフレームエラーがあった場合“1”、無かった場合“0”を記憶更新する。なお、本発明における通信端末1に搭載するFIFOは、240回(バースト)分の記憶が可能な領域を有している。
次に、モード読み込み(ステップS41)を実行し、現在の受信割り込み処理モード(アンテナ切換のために予め設定されている、「状態」を示す値)を読み込む。なお、モードは、端末がアンテナ切換を行える状態になった最初の時点では、「通常モード」が設定されている。
次に、読み込んだモードが「RSSI判定モード」か否かを判定し(ステップS42)、YESであれば「RSSI判定モード」の定義済み処理(以下、サブルーチン)を呼び出し実行する(ステップS46)。
また、上記ステップS42にて判定がNOであれば、「FER判定モード」か否かの判定が実行される(ステップS43)。そして、このステップS43にてYESであれば、「FER判定モード」のサブルーチンを呼び出し実行する(ステップS45)。
また、上記ステップS43にてNOであれば、「通常モード」のサブルーチンを呼び出し実行する(ステップS44)。
なお、前述の「通常モード」、「FER判定モード」、「RSSI判定モード」のいずれかのサブルーチンが実行された後は、受信割り込み開始処理へ処理手順が戻ってくるので、この本受信割り込み処理にて終了する。これにより、本受信割り込み処理は、次に受信割り込みが発生するまでの間、待機状態となる。
以降、前述の「通常モード」、「FER判定モード」、「RSSI判定モード」のいずれかが本受信割り込み処理により呼び出され、実行される際の動作について説明する。
第1回目の受信完了割り込み時には図3に示す「通常モード」では、フレームエラー判定手段19bにおいてメモリ部14に所定時間(例えばバースト信号を過去240回受信した間)記憶されたフレームエラー数からFERを計算する(ステップS1)。
一方、メモリ部14には、フレームエラーレートの閾値が予め設定されており、フレームエラー判定手段19bは、例えば上記バースト信号を240回受信した間のフレームエラーレートが所定の閾値(例えば4%)以上か否かを判定する(ステップS2)。
前記判定の結果、フレームエラーレートが所定の閾値(例えば4%)未満である場合(ステップS2:NO)は、次回(第2回目)のアンテナ切り換え判定のモードを「通常モード」に設定し(ステップS3)、アンテナ切り換えを行わずにアンテナ切換判定フローを終了する。
一方、フレームエラーレートが所定の閾値(例えば4%)以上の場合(ステップS2:YES)は、続いて、受信した際、測定しメモリ部14に記憶した電波の受信電界強度(RSSI)を読み込み(ステップS4)、受信電界強度が所定の閾値(例えば40dBμV)以上か否かを判定する(ステップS5)。
そして、測定された受信電界強度が所定の閾値(例えば40dBμV)以上と判定された場合(ステップS5:YES)は、次回(第2回目)のアンテナ切り換え判定のモードを「FER判定モード」に設定し(ステップS6)、一部期間(例えば、バースト信号を10回受信する間)に相当するフレームエラー数をメモリ部14に設けられたフレームエラー記憶用FIFOにおいて計数し数えた結果を、メモリ部14に保存する(ステップS7)。なお、上記一部期間は、最新の期間であることが好ましい。これにより、アンテナ切換前のフレームエラー数を保持する。
また、次回受信割り込み発生時に「FER判定モード」の処理を実行する間、「FER判定モード」でのバースト受信回数を数えるカウンタ、およびフレームエラー数を数えるためのカウンタをリセットする(ステップS30)。
一方、受信電界強度が所定の閾値(例えば40dBμV)未満と判定された場合(ステップS5:NO)は、次回(第2回目)のアンテナ切り換え判定のモードを「RSSI判定モード」に設定し(ステップS8)、測定された受信電界強度の値をメモリ部14に保存する(ステップS9)。
上記のステップS7,ステップS31の実行後は、制御部11によりアンテナ切換手段16aを制御し、通信部16を例えばアンテナ17から18、あるいは、アンテナ18から17に切り換えて接続する(ステップS10)。そして、この第1回目のアンテナ切換判定フローを終了(呼び出し元へ戻る)する。
以上の「通常モード」のアンテナ切り換え判定を実行後、さらに所定の時間間隔(例えば、5mS間隔)経過すると、次の受信完了の割り込みが入り、次回(第2回目)のアンテナ切り換え判定が行われる。この次回(第2回目)のアンテナ切り換え判定は、前回(第1回目)のアンテナ切り換え判定時に設定されたモード(第1のモード「通常モード」,第2のモード「FER判定モード」,第3のモード「RSSI判定モード」のいずれかのモード)のフローによってアンテナ切り換え判定を行う。さらに、次回(第2回目)のアンテナ切換判定フローにより設定されたモードにより、その次の回(第3回目)のアンテナ切り換え判定を実行するというように、通信端末1の通信動作の実行中はこの処理を順次繰り返していく。
次に、第2のモード「FER判定モード」のアンテナ切換判定フローについて説明する。
図4において、所定の時間間隔(例えば、5mS間隔)で挿入される受信完了の割り込み時に、予めステップS30にてリセットされていたバースト受信回数を数えるカウンタを1カウント増加させる(ステップS32)。
次に、バースト信号を1回受信する間にフレームエラーが検出されればフレームエラー数をカウントし、ステップS31にてリセットしたフレームエラー数を数えるカウンタに加算する(ステップS11)。
そして、ステップS11で加算されたフレームエラー数が、前回のアンテナ切換判定フロー実行時にメモリ部14に保存されたフレームエラー数以上か否かを、フレームエラー判定手段19bが判定する(ステップS12)。
この結果、前回のアンテナ切換判定フロー実行時のフレームエラー数以上であった場合(ステップS12:YES)は、制御部11によりアンテナ切換手段16aを制御し、通信部16を例えばアンテナ17から18、あるいは、アンテナ18から17に切り換えて接続し(ステップS13)、次回のモードを「通常モード」に設定したうえ(ステップS14)、「FER判定モード」の処理を終了(呼び出し元へ戻る)する。
一方、ステップS12でフレームエラー数がアンテナ切換前のフレームエラー数未満と判定された場合(ステップS12:NO)は、本フローにおけるバースト信号の受信回数が前回の「通常モード」のフローにおけるステップS7にて参照した過去のフレーム数と同条件の回数(例えば、10回)となったか否かを判定する(ステップS15)。
バースト信号の受信回数が前回の「通常モード」のフローにおけるステップS7と同条件の回数(例えば、10回)に達した場合は、アンテナ切り換えを行わずに、次回のモードを「通常モード」に設定したうえ(ステップS14)、「FER判定モード」の処理を終了(呼び出し元へ戻る)する。
また、バースト信号の受信回数が前回の「通常モード」のフローにおけるステップS7と同条件の回数(例えば、10回)に達していない場合は、モード設定無しに、「FER判定モード」の処理を終了(呼び出し元へ戻る)する。
このように、「FER判定モード」のアンテナ切換判定フローでは、「通常モード」のステップS1で行った所定時間(例えばバースト信号を240回受信する間)のフレームエラーレート参照を行わない。
そして、「FER判定モード」においては、「通常モード」におけるフレームエラーレート測定の際の一部期間(例えば、バースト信号を10回受信する間)と最大同じ期間のフレームエラー数のカウントをおこない、測定されたフレームエラー数が「通常モード」の一部期間において測定されフレームエラー数以上となった時点で、アンテナ切り換えを実行する。従って、「通常モード」のフレームエラーレートの測定時間より時間を短くすることができる(例えば、バースト信号10回分の時間以下に短縮できる)。すなわち、アンテナ切り換えの判定処理を迅速に実施できる。
次に、第3のモード「RSSI判定モード」のアンテナ切換判定フローについて説明する。
図5において、所定の時間間隔(例えば、5mS間隔)で挿入される受信完了の割り込み時に、受信した電波の受信電界強度(RSSI)を読み込み(ステップS21)、受信電界強度判定手段19aは今回の測定値が前回の測定値(S9にて保存)以上であるか否かを判定する(ステップS22)。
今回の測定値が前回の測定値以上(ステップS22:YES)の場合は、アンテナ切り換えを行わずに「RSSI判定モード」のアンテナ切換判定フローを終了する(ステップS23)。そして、次回(第3回目)のアンテナ切り換え判定のモードを「通常モード」とする。
一方、今回の測定値が前回の測定値未満(ステップS22:NO)の場合は、制御部11によりアンテナ切換手段16aを制御し、通信部16を例えばアンテナ17から18、あるいは、アンテナ18から17に切り換えて接続し(ステップS24)、そして、次回(第3回目)のアンテナ切り換え判定のモードを「通常モード」とし、(ステップS23)、「RSSI判定モード」の処理を終了(呼び出し元へ戻る)する。
このように、「RSSI判定モード」のアンテナ切換判定フローは、瞬間的な受信電界強度の値のみを測定すれば良いので、測定時間を短くすることができる。
以上、詳述したように、本実施の形態にかかる通信端末1は、複数のアンテナ17,18を備え、該複数17,18のアンテナのうちの一つのアンテナ(17または18)を選択して通信部16に接続するように制御する制御部11を備えており、制御部11は、所定の時間間隔で挿入される受信完了の割り込み時に、複数のモード(第1のモード「通常モード」,第2のモード「FER判定モード」,第3のモード「RSSI判定モード」)のうちの1つのモードのアンテナ切り換え判定フローを実行し、アンテナ切り換えの判定の基となる受信状態を判定する受信状態判定手段19を有し、受信状態判定手段19は、通信部16で受信した電波の受信電界強度が、予め設定・保存された所定の閾値以上であるか否かの比較・判定、および、今回実行したアンテナ切り換え判定の受信電界強度の測定値が、前回実行したアンテナ切り換え判定時の受信電界強度の測定値以上か否かの比較・判定を実行する受信電界強度判定手段19aと、複数のアンテナ17,18を通して受信したそれぞれの受信信号のフレームエラーレートを測定し該フレームエラーレートが所定の閾値以上か否かの判定、および、前回のフレームエラーレート測定の際の一部期間のフレームエラー数が今回のアンテナ切り換え判定のフレームエラー数以上か否かの判定を実行するフレームエラー判定手段と19b、を備え、受信状態判定手段19の判定結果に基づいて選択されたアンテナ(17または18)を通信部16に接続するように切り換えるものである。
これにより、アンテナ選択型のダイバーシティ方式の通信端末において、アンテナ選択および選択したアンテナが元のアンテナより不利であった場合の切り戻りの判定基準として受信データにおけるフレームエラーレートの測定値を使用しつつも、アンテナ選択の判定時間を短くすることができる。
本発明の実施の形態による通信端末の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における受信割り込み時に処理の分岐を行うフローを示す図である。 本発明の実施の形態における第1のモード「通常モード」のアンテナ切換判定フローを示す図である。 本発明の実施の形態における第2のモード「FER判定モード」のアンテナ切換判定フローを示す図である。 本発明の実施の形態における第3のモード「RSSI判定モード」のアンテナ切換判定フローを示す図である。
符号の説明
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 メモリ部
16 通信部
16a アンテナ切換手段
17、18 アンテナ
19 受信状態判定手段
19a 受信電界強度判定手段
19b フレームエラーレート判定手段

Claims (3)

  1. 複数のアンテナのいずれか一方にてフレーム構成された信号を複数受信する通信部と、
    前記通信部が受信した複数の信号のフレームエラー数を測定する測定部と、
    を備えた通信端末の通信に用いるアンテナの切換方法であって、
    一方のアンテナによって受信された所定数の信号のフレームエラー数が前記測定部によって測定された後に、信号を受信するアンテナを他方のアンテナに切り換えるステップと、
    当該他方のアンテナによって受信された前記所定数以下の複数の信号のフレームエラー数が、前記一方のアンテナによって受信された所定数の信号のフレームエラー数を超えた時、信号を受信するアンテナを前記一方のアンテナに切り換えるステップと、
    を備えるアンテナの切換方法。
  2. 複数のアンテナのいずれか一方にてフレーム構成された信号を複数受信する通信部と、
    前記通信部が受信した複数の信号のフレームエラー数を測定する測定部と、
    一方のアンテナによって受信された所定数の信号のフレームエラー数が前記測定部によって測定された後に、信号を受信するアンテナを他方のアンテナに切り換え、
    当該他方のアンテナによって受信された前記所定数以下の複数の信号のフレームエラー数が、前記一方のアンテナによって受信された所定数の信号のフレームエラー数を超えた時、信号を受信するアンテナを前記一方のアンテナに切り換える制御部と、
    を備える通信端末。
  3. 請求項2に記載の通信端末であって、
    前記制御部は、前記一方のアンテナが前記所定数よりも多い回数、信号を受信した場合、当該一方のアンテナによって直近に受信された前記所定数の信号のフレームエラー数を前記測定部に測定させる通信端末。
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