JP4839098B2 - 移動体無線通信システム - Google Patents

移動体無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4839098B2
JP4839098B2 JP2006055126A JP2006055126A JP4839098B2 JP 4839098 B2 JP4839098 B2 JP 4839098B2 JP 2006055126 A JP2006055126 A JP 2006055126A JP 2006055126 A JP2006055126 A JP 2006055126A JP 4839098 B2 JP4839098 B2 JP 4839098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
call
terminal
exchange
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006055126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007235587A (ja
Inventor
一郎 村田
淳彦 佐藤
健次郎 高谷
拓馬 鈴木
博文 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006055126A priority Critical patent/JP4839098B2/ja
Priority to CN 200710084771 priority patent/CN101031155B/zh
Publication of JP2007235587A publication Critical patent/JP2007235587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4839098B2 publication Critical patent/JP4839098B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無線通信技術に係わり、特に、公衆モードで使用するPHS(第2世代デジタルコードレス電話)用の基地局および基地局を制御する基地局制御技術に関する。
従来、第2世代コードレス電話システム(以下PHSと呼ぶ。)の基地局は、社団法人電波産業会より平成9年11月発行の標準規格第3版(以下RCR−STD28)により、標準規格化さている。
PHSは、エアインタフェースとなる空中線、基地局、移動局(以下端末)などの無線通信制御装置と、PHS用交換機、ISDN網制御装置などのネットワーク装置と、から構成される。基地局と移動局との間の無線アクセス方式は、4マルチチャネルキャリアの時分割多重アクセス方式(以下TDMA方式)が用いられ、基地局は一つの制御チャネルと三つの通信用チャネルを持つ。
基地局は複数の無線装置を備え、各無線装置において3通話と1制御チャネルの送信を可能にしている。すなわち、基地局は、通信用チャネルを用いて同時に3個の端末と通話ができる。無線区間は1通話チャネルで32kbit/sのデータ(音声デジタルデータ)を送受信する。端末、基地局ともに同一の仕組みで音声データを符号化して音声デジタルデータとする符号化装置を持つ。
PHSの公衆サービスは、ISDN網にPHS基地局を接続し、デジタルデータ化した音声をISDN網で交換する。基地局とISDN網間のインタフェース仕様は社団法人電信電話技術委員会の標準規格JT−Q931−b、およびJT−Q932−aにて規定されている。複数の基地局を制御する交換機は交換機間のインタフェースに従って他の交換機と接続され、複数の交換機で全体のPHSネットワークを構成する。
PHSでは、端末の位置情報を端末から受信する。端末の位置は、それぞれの基地局がカバー(管理、制御)するエリアで認識される。即ち、端末は、電源立ち上がり時、または、エリア間を移動して新規のエリアに入ったとき、エリア内にいることを示す位置の情報をネットワークへ送信する。これを位置登録と称する。この位置登録情報はネットワーク内の位置情報制御局(HLR:Home Location Register)に蓄積され、管理される。端末に着信がかかる場合、ネットワークは、この端末の位置情報に基づいて端末の存在する交換機とその制御基地局内のエリアを特定し、そのエリアをカバーする基地局から着信信号を端末に送信する。
一方、PHSではこの公衆用のサービス(以下、公衆モードと呼ぶ。)の他に、限られたユーザ、例えば、事業所内部とか、ホテル、病院などの私設網内部でサービスを行う仕様が上記のRCR−STS28において規格化されている。これを前述の公衆モードに対して自営モードと称する。自営モードの場合、PHSは上記私設網の内線交換として用いられ、基地局は構内のPBXに接続される。
公衆モードと自営モードとは、無線周波数帯、および上記で述べたようなTDMA方式は共通であるが、制御用の周波数、および通話チャネル接続までにいたるソフトウェア上のプロトコルが異なる。基地局と端末とを結ぶ空中線のインタフェースが公衆用と自営用とで異なるため、公衆モードで動作する端末は自営モードで動作するこの私設網の中では動作できない。自営モードでの運用では、自営モードで動作する端末を必要とする。端末には、私設網では自営モード、公衆では公衆モードと両方のモードをサポートする機種もあり、これをデュアルモード対応端末と称する。しかし、自営モードと公衆モードは同時に使用することはできす、端末を使いたい環境により排他的に選択される。
社団法人電波産業会より平成9年11月発行の標準規格第3版(RCR−STD28)5頁〜18頁
2000年より中国でこのPHSのサービスが開始された。中国では公衆のモードでのサービスを専らとして、自営モードでのサービスの対応が考慮されていない。このため中国ではPHS用に用いられる端末(移動局)は公衆モードでのみ動作するタイプが主流となっている。このような環境において、システムの付加価値を高めるため、自営モードのサービスも求められつつある。
また、PHSは基地局からの電波出力が他の通信システムに比べ弱いマイクロセルシステムを採用しているため、一般的に屋外に設置される基地局の電波がビルの屋内の奥まで届きにくい。このため、屋内のエリアには、屋外の基地局で完全にカバーされないエリアらが存在する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、屋内エリアの電波環境を改善しつつ、PHSの公衆モード用の端末を使用して自営モードのサービスを一部提供することを目的とする。
本発明は、基地局とPHS交換機との間に基地局制御装置を設置する。基地局制御装置は、その配下の基地局とその端末との間で自営モードのサービスを提供し、PHS交換機を介して外部の通信システムと公衆モードのサービスを提供する。
具体的には、複数の交換機と、前記複数の交換機と接続され、該交換機を介して回線交換される移動体端末からの位置登録を受けて、登録された該移動体端末の位置情報を管理する位置情報制御局と、前記交換機と接続され、前記交換機を介して回線交換される移動体端末と無線で通信を行う複数の基地局と、を有する移動体無線通信システムにおいて、前記交換機と、前記基地局との間に基地局制御装置を設け、該基地局制御装置に複数の基地局を接続し、前記基地局制御装置に、該基地局制御装置が管理する前記移動体端末のデータが登録された加入者データベースと、該基地局制御装置に接続された前記基地局に関する位置情報を前記位置情報制御局から受信して登録する位置登録データベースと、を備え、前記基地局制御装置は、該基地局制御装置に接続された前記基地局を介して呼接続要求を受信すると、該呼接続要求に含まれる発信者番号および着信者番号を抽出し、前記加入者データベースへの発信者番号および着信者番号の登録の有無および、前記位置登録データベースに、前記着信者番号に該当する前記移動体端末の位置情報の登録の有無に基づいて、該基地局制御装置に接続された前記基地局、または、前記交換機への回線交換を行うことを特徴とする移動体無線通信システムを提供する。
本発明によれば、屋内エリアの電波環境を改善しつつ、PHSの公衆モード用の端末を使用して自営モードのサービスを一部提供できる
以下、本発明を適用した実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態のPHSによる移動体無線通信システムの概要図である。本図に示すように、本実施形態の移動体無線通信システムは、無線移動体端末101と、基地局102と、基地局制御装置103と、保守制御装置104と、PHS交換機105と、位置情報制御局(HLR)106と、を備える。なお、本図において、基地局107は、通常のPHSによる移動体無線通信システムで用いられる基地局である。
無線移動体端末101(以下、端末101)は、本システムに加入する端末として予め登録されている(加入者データを持つ)。
基地局102は、端末101の受信機であり、無線インタフェースにより端末101と基地局制御装置103とを接続し、データを中継する。基地局102は、例えば、屋内に設置され、端末101との間の無線インタフェースには、公衆通信プロトコルを利用する。
基地局制御装置103は、配下の複数の基地局102を制御する。また、基地局102が中継したデータを中継するとともに基地局制御装置103配下の基地局102間で付加サービスを提供する。
保守制御装置104は、基地局制御装置103を管理者が保守するためのインタフェースである。保守制御装置104は、基地局制御装置103にデータを書き込むなどの処理を行い、基地局制御装置103内の情報を使用可能な状態に維持する。すなわち、保守制御端末104は、管理者から受け付けた上記加入者制御DB3091に対する登録、更新の指示を受付、基地局制御装置103に送信する。保守制御端末104と基地局制御装置103とのインタフェースは、RS232Cなどのシリアルインタフェースで実現される。
PHS交換機105は、複数でPHSの公衆網(PHSネットワーク)を形成し、本ネットワーク側での回線交換を実施する。PHS交換機105は、基本的に通常のPHS交換機105と同等の機能を有するものである。
位置情報制御局(HLR)106は、各端末101の位置情報を管理する。HLR106は、各端末101が、どのPHS交換機105に接続されているどの基地局のエリアにいるのかを管理し、移動する端末101に着信を実行する。本実施形態の位置情報制御局(HLR)106は、基本的に通常の位置情報制御局(HLR)106と同等の機能を有するものである。しかし、基地局制御装置103に係る位置登録情報に変更があった場合、基地局制御装置103に通知する機能を備える。なお、本機能は、基地局制御装置103側から所定のタイミングで問合せ、問合せに応じて基地局制御装置103に通知するよう構成してもよい。
なお、本実施形態の移動体無線通信システムにおいては、端末数101、基地局数102、PHS交換機105の数は問わない。
次に、上記基地局102、基地局制御装置103の構成について説明する。
図2は、本実施形態の基地局102の内部構成図である。本図に示すように、本実施形態の基地局102は、送信系無線装置202と、受信系無線装置203と、無線制御部204と、制御用CPU205と、メモリ206と、回線制御部207と、を備える。基地局102は、通常のPHSによる移動体無線通信システムで用いられる基地局107と基本的に同じものである。ただし、これらの基地局102は屋内専用でも可能なため、基地局107に比べ送信出力を小さくできる、また、回線インタフェース仕様に関し、基地局制御装置103との間インタフェースは独自なものを設定できる。
送信系無線装置202および受信系無線装置203は、それぞれ無線による送信および受信を制御する。無線制御部204は、送信系無線装置202から送信するデータおよび受信系無線装置203において受信するデータを処理する。回線側制御部207は、基地局制御装置103とのインタフェースであり、外部回線208を介して基地局制御装置103と接続する。
制御用CPU205は、基地局102の全体を制御する。メモリ206は、制御用CPU205が処理を行うために必要なデータ等が格納される。なお、基地局102の後述する各機能は、メモリ206に格納されたプログラムを制御用CPU205が実行することにより、実現される。
図3は、基地局制御装置103の内部構成図である。基地局制御装置301は、回線制御部302と、基地局側回線制御部303と、内部バス304と、装置制御部305と、データ入力制御部306と、記憶部309と、を備える。
回線制御部302は、基地局間との回線307を介してPHS交換機105に接続し、PHS交換機105との回線制御を行う。なお、回線制御部302は、PHS交換機105毎に備える。基地局側回線制御部303は、外部交換機との回線308を介して基地局102と接続し、基地局102側との回線制御を行う。基地局側回線制御部303も、基地局102ごとに備える。
装置制御部305は、制御用CPU305aおよびメモリ305bを備え、基地局制御装置301全体の動作の制御を行う。後述する基地局制御装置301の各機能は、CPUがメモリにロードされたプログラムを実行することにより実現される。
また、記憶部309には、加入者制御データベース(DB)3091と位置登録データベース(DB)3092と通話データベース(DB)3093とが格納される。
加入者制御DB3091は、本移動体無線通信システムに加入している端末101の加入者データが登録される。加入者制御DB3091の一例を図4に示す。本図に示すように、本実施形態の加入者制御DB3091は、端末を識別する加入者番号3091aと、各端末に予め割り当てられている本移動体無線通信システム内での内線番号3091bとが対応づけて登録される。なお、内線番号3091bは、着信側の端末101に発信元端末101の内線番号を提供するためのものである。従って、内線番号3091bは必ずしも登録されていなくてもよい。以下、加入者制御DB3091登録されている端末101を、基地局制御装置103が管理する端末101と呼ぶ。
また、位置登録DB3092には、端末101が現在どの基地局102の配下に存在するかを示すデータが登録される。ここで、位置登録について説明する。位置登録はPHS交換機105からの着信を行う為に、システムに端末101の位置を通知するものである。本実施形態では、端末101と未登録端末とを問わず、PHS交換機105を経由して位置情報制御局106に対し位置登録を行う。図5は、本実施形態の基地局102と基地局制御装置103との間の位置登録のシーケンス図である。端末101は電源をONした際および新規のエリアに入った際、基地局102に向けて位置登録要求(801)を送信する。本実施形態では、基地局102は受け取った位置登録要求を基地局制御装置103に転送する(802)。また、基地局制御装置103は、それをPHS交換機105に中継する。PHS交換機105は位置登録情報を位置情報制御局106に転送する。(803)。その後、通常の位置登録時同様の送受信制御データフレームが基地局制御装置103を介して送受信され、PHS交換機105を経由して位置情報制御局106に登録される(804)。
なお、基地局102、基地局制御装置103、PHS交換機105の間のインタフェースは、従来のRCR−STS28、JT−Q931−bおよびJT−Q932−aに準拠した基地局、PHS交換機のインタフェースとする。基地局制御装置103は、PHS交換機105を経由して位置情報制御局106から、自身が管理している基地局102に関する位置登録情報を受け取り、位置登録DB3092として保持する。なお、位置登録DB3092の詳細は、従来のPHSにおいて位置情報制御局が管理する各端末の位置情報と同じであるため、ここでは説明しない。なお、基地局制御装置103内が単一のページングエリアである場合、基地局制御装置103自体は位置登録DBは必要としない。基地局制御装置103が、その配下に複数のページングエリアを持ち、それぞれのエリアで着信する場合は、基地局制御装置103内の位置登録DBにより、位置情報を管理する。例えば、2つのビルを1つの基地局制御装置103の制御範囲とすると、2つのビルをそれぞれ別々のページングエリアとする運用も可能である。
通話DB3093は、現在基地局制御装置103で中継または回線交換を行っている通話の、発信者番号と着信者番号と後述する通話の種別を登録保持する。
また、装置制御部305は、通話種別判断機能311と、中継機能312と、内線交換機能313と、内線サービス機能314と、位置登録機能315と、を実現する。
通話種別判断機能311は、基地局側回線制御部303を介して、基地局制御装置103が管理する端末101から呼設定のための送受信制御データフレームであるSETUPメッセージを受け取ると、SETUPメッセージ内の発信者番号と着信者番号とを抽出する。そして、それぞれ加入者制御DB3090に格納されているか否かを判別する。両者がともに格納されている場合、基地局制御装置103が管理する端末101間の通話(内線通話)と判断する。それ以外の場合は、外線発信と判断する。ここで、外線発信と判断されるものには、基地局102配下の端末101であって加入者制御DB3090に登録されている端末101から、外部の公衆網の端末への発信と、基地局102配下の端末101ではあるが、加入者制御DB3090に未登録の端末101が発信側または着信側であるものとがある。また、回線制御部302を介して、外線からの発信を受け取った場合、外部の公衆網の端末から端末101への着信(外線着信)と判断する。
なお、ここで、通話種別判断機能311は、各発着信毎に、発信者番号と着信者番号とその判断した種別と対応づけて通話データベース3093として記憶部309に記憶する。このとき、いずれかが内線番号である場合は、加入者制御DB3090に登録されている対応する加入者番号を登録する。
中継機能312は、通話種別判断機能311が外線発信または外線着信と判断した場合、受け取った送受信制御データフレームをそれぞれPHS交換機105、基地局102に中継する。このとき、PHS交換機105側から受け取った送受信制御データフレームは、位置登録機能315に問い合わせ、着信先の端末101を管理する基地局102の通知を受け、当該基地局102に中継する。
内線交換機能313は、通話種別判断機能311が内線通話と判断した場合、回線交換を行う。SETUPメッセージ内の発信者番号で特定される端末101と着信者番号で特定される端末101との間で、所定の発着信シーケンス処理を行い、通信路を開設する。送受信制御データフレームの送付先の基地局102は、位置登録機能315に問合せて通知を受ける。位置登録DB3092を参照して決定する。すなわち、本実施形態では、内線交換機能313と位置登録機能315とにより、交換機能を実現する。
内線サービス機能314は、内線通話において、付加サービスとして、一般の内線通話で提供されているサービスを提供する。ここでは、例えば、3者通話、保留、転送などである。
位置登録機能315は、位置登録DB3092を管理する。具体的には、位置情報制御局(HLR)106から、位置登録DB3092の更新があったことをとその更新内容を受け取ると、受け取った更新内容に従って、位置登録DB3092を更新する。また、中継機能312および内線交換機能313に位置登録DB3092に変更があったことを通知する。これらの機能から端末101を特定する番号とともに管理する基地局102の問合せを受け付けると、位置登録DB3092を検索して該当する基地局102を通知する。位置登録情報は、主として後述するハンドオーバにより更新される。
データ入力制御部306は、保守制御端末309からのデータの入力を受けつけ、処理を行う。
次に、本実施形態の移動体無線通信システムにおける発着信時の各装置間の制御シーケンスを、基地局制御装置103内の各機能の詳細な動作とともに説明する。
ここでは、端末101Aと端末101Bと外部の公衆網の端末601とを用いて説明する。端末101Aの加入者番号はA−a、内線番号はA−b、端末101Bの加入者番号はB−a、内線番号はB−bとし、加入者制御DB3091にそれぞれ登録されているものとする。端末101Aと端末101Bとは、公衆網配下ではそれぞれ加入者番号A−aと加入者番号B−aとして網に登録され、外線発着信ではこの番号で回線交換が実施される。端末601を特定する電話番号は601aとする。
図6は、外線発信時、図7は、外線着信時、図8は、内線通話時の発信時のシーケンスである。ここで、以後の各シーケンス図において、SETUPは呼を要求するメッセージ、CallProcはSETUPを受信網に接続したことを通知するメッセージ、ALERTは相手側を呼び出していることを示すメッセージ、CONNは相手側に接続したことを通知するメッセージ、CONN−ACKは接続CONN信号を確認したことを応答するメッセージ、DISCは切断を要求するメッセージ、RELは切断が了解され、呼が開放されたことを示すメッセージ、RELCOMPはRELの確認応答を示すメッセージである。上記メッセージ自体および各発着信時の各メッセージの送受信シーケンスは、上述のRCR−STS28およびJT−Q931−b、JT−Q932−a、に準拠しているものであるため、ここでは説明しない。以下においては、呼設定のためのSETUPメッセージの流れについてのみ説明する。
図6、図7に示すように、端末101Aと外線との発着信は、PHS交換機105において回線交換を実施する。すなわち、基地局制御装置103は中継のみを行う。
具体的には、図6に示すように、外線発信の場合、端末101Aが端末601の電話番号601aを用いて発信動作を行うと、発信者番号としてA−a、着信者番号として601aが記述されたSETUPメッセージが送信される(401)。
基地局102を経由して基地局制御装置103が当該SETUPメッセージを受け取ると(402)、通話種別判断機能311がSETUPメッセージから発信者番号と着信者番号とを抽出する。そして、それぞれ、位置登録DB3092に登録されているか否かを判断する。この場合、発信者番号のみ登録されているため、通話種別判断機能311は、外線発信と判断する。そして、処理を中継機能312に受け渡す。
中継機能312は、受け取ったSETUPメッセージをPHS交換機105に送信する(403)。
以後、PHS交換機105は、基地局制御装置103を中継装置として従来どおりの手順で回線交換を行う(404)。基地局102と端末101Aとの間の処理も同様である。
また、図7に示す外線着信の場合、PHS交換機105から、発信者電話番号が601a、着信者電話番号がA−aと記述されたSETUPメッセージ(この場合は、UI(Un−Identifier)−SETUP)を受け取ると(501)、通話種別判断機能311は、外線着信と判断する。そして、そのまま中継機能312に処理を受け渡す。
中継機能312は、配下の全ての基地局102にUI−SETUPメッセージを送信する(502)。ここで、通常、制御信号情報は、受信側の受け取りを確認するため、受信確認信号を相手側から受信する。しかし、UI−SETUPについては、各基地局102から受信確認信号を受けることとすると、オーバーヘッドが高くなるため、受信確認不要としている。また、端末101は、応答する場合、基地局102からのページング信号に対し、着信応答信号を返送する。この後、着信応答信号を受け取った基地局102は、着信応答信号発信元の端末101BにSETUPメッセージを送信する(503)その後、基地局制御装置103を中継装置として従来どおりの手順で回線交換のシーケンスが行われる(504)。
端末101Aでは、発信者番号としてSETUPメッセージに記述されている端末601の電話番号601aが発信元として表示される。
次に、図8に示す内線通話の場合の処理を具体的に説明する。ここでは、端末101Aから端末101Bに発信する場合を例にあげて説明する。図8に示す内線通話の場合のシーケンスのイメージ図を図9に示す。
端末101Aが端末101Bの内線番号B−bを用いて発信動作を行うと、発信者番号としてA−aが、着信者番号としてB−bが記述されたSETUPメッセージが送信される(図8の601、図9の701)。
基地局102を経由して基地局制御装置103が当該SETUPメッセージを受け取ると(602)、通話種別判断機能311がSETUPメッセージから発信者番号と着信者番号とを抽出する。そして、それぞれ、位置登録DB3092に登録されているか否かを判断する。この場合、両方登録されているため、内線通話と判断する。通話種別判断機能311は、内線通話と判断すると、次に処理を内線交換機能313に受け渡す。このとき、通話種別判断機能311は、メッセージ内に記述されている加入者番号A−aに対応づけて加入者制御DB3091に登録されている、端末101Aの内線番号A−bも抽出する。また、メッセージ内に記述されている内線番号B−bに対応づけて登録されている加入者番号B−aも抽出する。そして、発信者側を特定する情報として加入者番号A−aと内線番号A−bとを、着信者側を特定する情報として加入者番号B−aと内線番号B−bとを、内線交換機能313に受け渡す。
内線交換機313は、通話種別判断機能311から受け取った着信者側を特定する情報の中の加入者番号B−aを用い、位置登録DB3092を参照して、現在端末101Bが存在するエリアの基地局を特定する。そして、SETUPメッセージ内に、発信者番号として端末101Aの内線番号A−bを、着信者番号として端末101Bの加入者番号B−aを記述する(図9の702)。その後、特定した基地局102に向けてSETUPメッセージを送信する(図8の603、図9の703)。なお、着信者番号として端末101Bの加入者番号を記述するのは、端末101Bは、基地局制御装置103の配下では内線番号B−bと認識されるが、基地局102が認識できるのは、端末101Bの加入者番号B−aだからである。
受け取った基地局102では、メッセージ内の着信者番号を有する端末101BにSETUPメッセージを送信する(604)。その後、従来どおりの手順で基地局制御装置130を交換機として回線交換のシーケンスが行われる(605)。
端末101Bでは、発信者番号としてSETUPメッセージに記述されている端末101Aの内線番号A−bが発信元として表示される。なお、内線番号は、加入者番号と区別可能な体系で付与されることが望ましい。例えば、内線番号の前には**をつけるなどである。
なお、上述したように、加入者制御DB3091に加入者データを設定していない端末101Cとの間での発着信は、基地局制御装置103は、外線発信時と同様の動作を行う。すなわち、図6、図7に示すように、PHS交換機105との間の中継処理のみを行う。
また、上述したように、本実施形態によれば、基地局制御装置103に未登録の端末から端末101への発信は外線着信として、端末101から未登録端末への発信は外線発信として処理される。従来の自営モードの内線交換では、制御装置に登録されていない端末はシステム内での発着信の動作は不可能であった。しかしながら、本実施形態によれば、未登録の端末であっても、発着信の動作が可能となる。従って、内線対応として本実施形態の基地局制御装置103、基地局102を屋内に設置することにより、加入者以外の端末(未登録端末)との間でも通話が可能となり、公衆でのエリアの屋内における改善が実現される。
次に、上記構成を有する移動体無線通信システムにおけるハンドオーバについて説明する。ハンドオーバとは、無線状況が悪く、正常な通信状態を続行できない場合に、端末、基地局間の空中線インタフェースを別基地局間で設定し直す動作で、これもRCR−STD28により標準化されている。図10に本実施形態のハンドオーバシーケンスを示す。
図10において、ケース1は、内線通話中で基地局制御装置103の配下の基地局102へハンドオーバする場合のシーケンスである。
この場合、基地局制御装置103には、発着信シーケンス時に当該通話が内線通話であるとの制御データ(通話DB3093)が記憶されている。また、外部のPHS交換機105とは接続されていないため、内部での交換設定を変更するだけで実現ができる。具体的には、ハンドオーバが行われると、位置登録情報が変更される。変更された位置登録情報を位置情報制御局(HLR)106から受け取ると、位置登録機能315は、位置登録DB3092を更新するとともに、位置登録情報が変更された端末101との通話が行われているか、およびその種別を、通話DB3093にアクセスし、確認する(901)。この場合は、内線通話が行われているため、加入者番号と変更先の基地局102との情報を内線交換機能313に通知する。
内線交換機能313は、通知を受けた加入者番号を有する端末101の交換の交換設定を変更する(902)。
ケース2は、基地局制御装置103の配下外での外線通話中に、基地局制御装置103の配下にハンドオーバする場合のシーケンスである。
この場合は、ハンドオーバシーケンスをPHS交換機105に対し、トランスペアレントに行うことで、外部での回線交換として実現できる。すなわち、位置情報制御局(HLR)106から変更された位置登録情報を受け取ると、位置登録機能315は、位置登録DB3092を更新する。この場合、基地局制御装置103の配下外で外線通話中であったため、通話対象の端末の位置情報は新規に登録されることとなる。位置登録機能315は、新規に登録された端末の加入者番号とその存在するエリアを管理する基地局102の情報を中継機能312と通話種別判断機能311とに通知する。
中継機能312は、当該端末との中継を行う。一方通話種別判断機能311は、発信者番号か着信者番号のいずれかに加入者番号を登録し、それぞれ、外線発信または外線着信として通話DB3093に登録する。この場合は、発信者番号と外線発信、着信者番号と外線着信のいずれの組み合わせを登録してもよい。
ケース3は基地局制御装置103の配下から外線通話中に、基地局制御装置103の配下外の公衆網の基地局(公衆基地局)へハンドオーバするシーケンスを示す。この場合、外部の公衆基地局へ通常のルートでハンドオーバを行い、ハンドオーバ成功時点で、ハンドオーバ前の基地局に対しては切断シーケンスが実行される。
すなわち、位置情報制御局(HLR)106から変更された位置登録情報を受け取ると、位置登録機能315は、位置登録DB3092を更新する。この場合、基地局制御装置103の配下で外線通話中から、公衆基地局にハンドオーバするため、位置登録DB3092の当該端末の加入者番号に係るデータが削除されることとなる。位置登録機能315は、さらに、位置登録情報が削除された端末101との通話が行われているか、およびその種別を、通話DB3093にアクセスし、確認する。位置登録機能315は、外線発信または外線着信で通話が行われていると登録されていることを確認すると、位置登録DB3092から削除された端末101の加入者番号と削除されたことを示す情報を中継機能312と通話種別判断機能311とに通知する。
中継機能312は、当該端末との中継処理を終了(切断)する。一方通話種別判断機能311は、発信者番号か着信者番号のいずれかに受け取った加入者番号を有するデータを通話DB3093から削除する。
なお、基地局制御装置103の配下の基地局102内で内線通話中に、基地局制御装置130配下外の基地局へハンドオーバするケースがある。この場合は、上記において、位置登録機能315は、位置登録情報が削除された端末101との通話が行われているか、およびその種別を、通話DB3093にアクセスして確認した場合、内線通話が行われていると登録されていることを確認することとなる。位置登録DB内から端末101の情報が削除され、かつ、当該端末101の加入者番号が内線通話として通話DB3093に登録されている場合、位置登録機能315は、端末101を特定する加入者番号と削除されたことを示す情報を通話種別判断機能311と内線交換機能313とに通知する。
内線交換機能313は、受け取った加入者番号が発信者番号かまたは着信者番号である回線の交換処理を中止(切断)する。通話種別判断機能311は、受け取った加入者番号が発信者番号または着信者番号に登録されている通話DB3090のデータの通話種別を、それぞれ外線発信または外線着信とし、中継機能312に通知する。以後、中継機能312が外線発信または外線着信として中継を行う。
次に、基地局制御装置103内での付加サービスとしてサービスへの開始、終了、制御などを通知するPB信号の送出シーケンスを図11に示す。これにより、本実施形態においても、一般の内線通話でPB信号により制御される付加サービスを可能とする。PB信号は一般に端末から発生し、通話状態でインバンドまたは音声データとして転送する方式と、制御信号として網側の制御装置に転送してそこで所定のPB信号に変換する方式とがある。本実施形態の移動体無線通信システムでは後者の方式をとる。
図11において端末101から基地局102へはPB信号を示す制御信号が送信される(1001)。この制御信号は基地局102を通じて基地局制御装置103に送信される(1002)。基地局制御装置103では、PB信号を受信すると、内線サービス機能314が受信した制御信号をPB信号に変換する。そして、内線通話時は、内線交換機能313に受け渡す。内線交換機能313は、通話相手の端末101に送信する。その他の場合は、中継機能312に受け渡す(1003)。中継機能312は、PHS交換機105へ転送する。
このPB信号で制御される内線で付加サービスとして、3者通話、保留、転送について以下に説明する。
図12に保留および保留解除のシーケンスを示す。また、図13に転送のシーケンスを示す。これらの制御を行う制御信号にはフッキング信号が用いられる。フッキング信号送出の端末操作は、個々の端末仕様に依存する。例えば、通信中にアスタリスクを2回(**)の入力を受け付けた場合、それを基地局102側でフッキング信号に変換するなどの方法がある。以下、アスタリスク2回の押下により送出される信号など、個々の端末仕様に依存する信号であって、基地局102側でフッキング信号に変換される信号も含めて、本実施形態では、フッキング信号と呼ぶ。
図12において、内線通話中に端末101から基地局102に送信されたフッキング信号は、基地局102を通して基地局制御装置103に送信される(1101、1102)。基地局制御装置103では、内線通話中にフッキング信号を受け取ると、内線交換機能313が保留指示の信号と判断し、送信元の端末101が行っている内線通話の保留動作を行う。また、保留中に保留の指示を行った端末101から基地局102を介してフッキング信号を受け取ると(1103、1104)、今度は、内線交換機能313は、保留解除指示の信号と判断する。
保留動作とは通信中の相手側との回線接続状態を維持したまま、端末間の通話、データ交換を停止するものである。この間、端末101には基地局制御装置103から保留音、また保留メロディが音声データとして送信される。
本実施形態では、内線交換機能313が基地局102からフッキング信号を受け取る。その後、所定期間、転送先の端末101を特定する情報を受け取らなかった場合、内線交換機能313は、保留の指示を受けたものと判断し、内線サービス機能314に保留の指示を受けたことを通知する。内線サービス機能314が保留音または保留メロディを生成し内線交換機能313により相手先端末101に送信する。なお、フッキング信号を受け取ってから保留と判断するまで所定期間待機するのは、後述するように、転送の指示の場合があるからである。
また、保留中に再度フッキング信号を受け取ると、内線交換機能313は、内線サービス機能314に保留解除の支持を受けたことを通知する。内線サービス機能314は、保留音または保留メロディの生成および送出を停止する。内線交換機能313は、保留状態を解除してもとの通信状態に復帰させる。
次に、転送の指示を受けた場合の処理について説明する。ここでは、保留の指示と同じフッキング信号を用いる場合を例に挙げて説明する。これは。転送の初期動作は、回線制御上、保留の場合と同じであるため、このような実施形態が可能である。もちろん、転送の指示を示す信号として保留の指示を示す信号と異なるものを用意してもよい。
図13において、内線通話中に端末101から基地局102に送信されたフッキング信号は、基地局102を通して基地局制御装置103に送信される(1201、1202)。基地局制御装置103では、内線通話中にフッキング信号を受け取り、続いて、転送先の端末101を特定する情報(加入者番号または内線番号)を所定期間内に受け取ると(1203、1204)、転送と判断し、転送先の端末101を着信先として呼設定処理を行う(1205)。
具体的には、内線交換機能313が基地局102からフッキング信号を受け取る。その後、所定期間内に転送先の端末101を特定する情報(加入者番号または内線番号)を受け取ると、内線交換機能313は転送の指示を受けたものと判断する。内線交換機能313は、加入者制御DB3091にアクセスし、転送指示元の端末101の内線番号と、転送先の端末101の加入者番号を抽出し、それぞれ発信者番号および着信者番号として記述したSETUPメッセージを生成する。また、位置登録DB3092により、転送先の端末101を管理している基地局102を特定する。そして、生成したSETUPメッセージを当該基地局102に送出する。
受け取った基地局では、メッセージ内の着信者番号を有する端末101にSETUPメッセージを転送する。その後所定のシーケンスを行い、基地局制御装置103の内線交換機能313は、転送を依頼した端末101と転送先の端末101との間に呼制御のパスを張る。呼制御のパスを張ることができた後、内線交換機能313は、保留状態を解除し、転送先との通信状態に移行させる。また、転送前の呼制御パスを解除する。
なお、3者通話サービスは、この転送時と同様のシーケンスにより新規の呼を設定した後、転送前の呼制御パスを解除しない。そして、基地局制御装置103は、旧来の呼の相手、および、新規の呼の相手の両者との間で音声データ交換を実現するよう制御する。
なお、上記の実施形態では、基地局制御装置103は、加入者制御DB3091に、加入者番号3091aと内線番号3091bとを対応付けて登録している。しかし、内線番号3091bは、着信側の端末101に発信元端末101の内線番号を提供するためのものであり、内線番号3091bは必ずしも登録されていなくてもよい。この場合、通話種別判断機能311が内線通話と判断した後、内線交換機能313は、SETUPメッセージ内の発信者番号および着信者番号の置き換えは行わず、そのまま回線交換を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、既存のPHS交換網を変更することなく、既存の公衆モード用の端末を用いて、基地局制御装置の配下で転送、保留、3者通話などの新たな付加サービスを実現することができる。
さらに、上述したように、従来の自営モードの内線交換では不可能であった未登録端末との発着信動作も可能となるため、屋内での無線エリアの改善の実施ができる。副次的な屋内エリアの電波環境の改善により、屋内でも通話可能エリアが充実するため、エリア化されていれば高いトラヒックを処理可能であったにも係わらず、電波が届かないためにデッドスポットとなっていたエリアを低減することができ、ネットワーク全体のトラヒック収容量を高めることができる。
本実施形態のシステムは、例えば、基地局制御装置、基地局はキャリアの設備として設置し、配下の端末は固定料金で付加サービスを提供するなどの方式で実現することができる。
また、本実施形態のシステム導入による設備保持者のメリットは、1)エリアの改善、拡大が実現で一般端末より通話料収入の増加がはかれること、2)これにより法人向けユーザの取り込みが可能になることである。
実施形態のPHSによる移動体無線通信システムの概要図である。 実施形態の基地局の内部構成図である。 実施形態の基地局制御装置の内部構成図である。 実施形態の加入者制御DBの一例を示す図である。 本実施形態の位置登録のシーケンス図である。 本実施形態の外線発信時のシーケンス図である。 本実施形態の外線着信時のシーケンス図である。 本実施形態の内線通話時の発信時のシーケンス図である。 本実施形態の内線通話発信時のイメージ図である。 本実施形態のハンドオーバシーケンス図である。 本実施形態のPB信号の送出シーケンス図である。 本実施形態の保留および保留解除のシーケンス図である。 本実施形態の転送のシーケンス図である。
符号の説明
101:移動体端末、102:基地局、103:基地局制御装置、104:保守制御装置、105:PHS交換機、106:位置情報制御局、107:基地局、202:送信系無線装置、203;受信系無線装置、204:無線制御部、205:制御用CPU、206:記憶装置メモリ、207:回線制御部、208:外部回線。302:回線制御部、303:基地局側回線制御部、304:内部バス、305:装置制御部、306:データ入力装置:307:基地局間との回線、308:外部交換機との回線、309:保守制御装置、3091:加入者制御データベース、3092:位置登録データベース、3093:通話データベース、311:通話種別判断機能、312:中継機能、313:内線交換機能、314:内線サービス機能、315:位置登録機能

Claims (5)

  1. 複数の交換機と、
    前記複数の交換機と接続され、該交換機を介して回線交換される移動体端末からの位置登録を受けて、登録された該移動体端末の位置情報を管理する位置情報制御局と、
    前記交換機と接続され、前記交換機を介して回線交換される移動体端末と無線で通信を行う複数の基地局と、を有する移動体無線通信システムにおいて、
    前記交換機と、前記基地局との間に基地局制御装置を設け、該基地局制御装置に複数の基地局を接続し、
    前記基地局制御装置に、
    該基地局制御装置が管理する前記移動体端末を識別する公衆通信用の加入者番号が登録された加入者データベースと、
    該基地局制御装置に接続された前記複数の基地局配下存在する移動体端末について、どの基地局配下に存在するかを示す位登録情報を前記位置情報制御局から受信して登録する位置登録データベースと、を備え、
    前記基地局制御装置は、
    該基地局制御装置に接続された前記基地局を介して公衆通信プロトコルによる呼接続要求を受信すると、該呼接続要求に含まれる発信者番号および着信者番号を抽出し、
    前記抽出した発信者番号および着信者番号が前記加入者データベースに登録されている場合には、前記位置登録データベースを参照して、前記基地局制御装置が回線交換を行い、前記発信側移動体端末と着信側移動体端末との間に通信路を接続することで内線交換機能を実現する
    ことを特徴とする移動体無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の移動体無線通信システムにおいて、
    前記基地局制御装置は、
    前記抽出した発信者番号および着信者番号の一方または両方が前記加入者データベースに登録されていない場合には、前記呼接続要求を前記交換機に中継することにより公衆モードの交換機能を実現する
    ことを特徴とする移動体無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の移動体無線通信システムにおいて、
    前記位置情報制御局は、前記基地局制御装置に接続された前記複数の基地局配下存在する移動体端末の位置登録情報に変更があった場合に、該基地局制御装置に通知する機能、
    または、前記基地局制御装置が、所定のタイミングで前記位置情報制御局に前記基地局制御装置に接続された前記複数の基地局配下存在する位置登録情報を問い合わせる機能を有する
    ことを特徴とする移動体無線通信システム。
  4. 複数の交換機と、
    前記複数の交換機と接続され、該交換機を介して回線交換される移動体端末からの位置登録を受けて、登録された該移動体端末の位置情報を管理する位置情報制御局と、
    前記交換機と接続され、前記交換機を介して回線交換される移動体端末と無線で通信を行う複数の基地局と、を有する移動体無線通信システムに用いられる、前記交換機と、前記基地局との間に設けられ、複数の基地局が接続される基地局制御装置であって、
    該基地局制御装置が管理する前記移動体端末を識別する公衆通信用の加入者番号が登録された加入者データベースと、
    該基地局制御装置に接続された前記複数の基地局配下存在する移動体端末について、どの基地局配下に存在するかを示す位置登録情報を前記位置情報制御局から受信して登録する位置登録データベースと、を備え、
    該基地局制御装置に接続された前記基地局を介して公衆通信プロトコルによる呼接続要求を受信すると、該呼接続要求に含まれる発信者番号および着信者番号を抽出し、
    前記抽出した発信者番号および着信者番号が前記加入者データベースに登録されている場合には、前記位置登録データベースを参照して前記基地局制御装置が回線交換を行い、前記発信側移動体端末と着信側移動体端末との間に通信路を接続することで内線交換機能を実現する
    ことを特徴とする基地局制御装置。
  5. 請求項4に記載の基地局制御装置において、
    前記抽出した発信者番号および着信者番号の一方または両方が前記加入者データベースに登録されていない場合には、前記呼接続要求を前記交換機に中継することにより公衆モードの交換機能を実現する
    ことを特徴とする基地局制御装置。
JP2006055126A 2006-03-01 2006-03-01 移動体無線通信システム Expired - Fee Related JP4839098B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055126A JP4839098B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 移動体無線通信システム
CN 200710084771 CN101031155B (zh) 2006-03-01 2007-02-28 移动体无线通信系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055126A JP4839098B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 移動体無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007235587A JP2007235587A (ja) 2007-09-13
JP4839098B2 true JP4839098B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=38555708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006055126A Expired - Fee Related JP4839098B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 移動体無線通信システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4839098B2 (ja)
CN (1) CN101031155B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5525759B2 (ja) * 2009-05-28 2014-06-18 株式会社Nttドコモ 通信システム
JP5402540B2 (ja) * 2009-11-06 2014-01-29 日本電気株式会社 通信システム及び中継制御方法
CN102932749B (zh) * 2011-08-10 2016-05-11 北京信威通信技术股份有限公司 一种组呼的跨交换机实现方法
US9210260B2 (en) * 2012-10-15 2015-12-08 Qualcomm Incorporated Controlling communications between a mobile device and a base station

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0472949A (ja) * 1990-07-13 1992-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd コードレス電話装置
KR970008946B1 (en) * 1994-08-04 1997-06-03 Sk Telecom Co Mobile communication system having atm flooding network
JPH0937314A (ja) * 1995-07-17 1997-02-07 Canon Inc 構内交換装置
US6148201A (en) * 1997-08-06 2000-11-14 Nortel Networks Corporation Scalable wireless network architecture based on subscriber distribution
JPH11187464A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Nec Yonezawa Ltd 構内公衆phs回線接続制御方法および構内無線基地局制御装置
JP2974019B1 (ja) * 1998-08-26 1999-11-08 日本電気株式会社 移動通信システム、並びにソフトハンドオーバー処理方法及びこれが書き込まれた記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007235587A (ja) 2007-09-13
CN101031155B (zh) 2010-10-27
CN101031155A (zh) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3229953B2 (ja) 構内加入者を接続する構内交換機にrfで接続する方法および装置
US7058415B2 (en) System for providing unified cellular and wire-line service to a dual mode handset
TWI362198B (en) Alternative network selection for a communication device
CA2275307A1 (en) Use of isdn to provide wireless office environment connection to the public land mobile network
JPH089042A (ja) 無線電話システム
WO1996039786A2 (en) Apparatus for providing a mobility adjunct for the public switched telephone network
US8509786B2 (en) Systems and methods for handling calls in a wireless enabled PBX system using mobile switching protocols
JPH0723443A (ja) 移動加入者接続方式
JP5232550B2 (ja) フェムトセル基地局、移動通信システム、フェムトセル基地局の制御方法、フェムトセル基地局制御プログラムおよび移動通信端末
JP4839098B2 (ja) 移動体無線通信システム
JP2003319454A (ja) 呼接続制御方法及び呼接続制御システム
JPH10294789A (ja) 知能無線アクセスシステムを提供するためのシステムおよび方法
JPH10504165A (ja) 通信システム及び通話確立方法
WO2007061246A1 (en) Apparatus and method for registering location of convergence terminal with multiple interfaces
KR100323757B1 (ko) 이동 통신 시스템에서 광역 근거리 착신 서비스 운용 방법
JP2910655B2 (ja) 移動体通信システム
KR100420690B1 (ko) 무선 가입자 회선 액세스 네트워크 시스템
KR100430614B1 (ko) 블루투스 억세스 포인트를 이용한 사설 자동 교환망 시스템
KR20050092615A (ko) 이동통신망과 무선 VoIP망을 결합한 원폰 서비스시스템 및 방법
KR20020001980A (ko) 유,무선 복합구내 통신 시스템에서 호전환 방법
JP2010200073A (ja) 通信システム
KR20050104139A (ko) 구내 무선 통신망에서의 프리젠스 서비스 제공 시스템 및 방법
KR100233914B1 (ko) 개인 이동 통신 교환기에서의 호 보류 처리 방법
JP5257161B2 (ja) ネットワークシステム、通信制御方法及び通信制御プログラム
WO2005055625A1 (ja) 構内移動通信システムおよび構内基地局装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081114

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees