JP4837533B2 - フリーストップヒンジ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両前方の運転席と助手席との間のセンターコンソールに、開閉可能に取付けられたリッドを、所定の開き角度で停止可能とするための、フリーストップヒンジに関する。
例えば、車両前方の運転席と助手席の間にはセンターコンソールが設けられている。このセンターコンソールの内部に、小物等を収納可能な収納部が形成されたものが広く用いられており、前記収納部にはリッドが開閉可能に取付けられている。このようなセンターコンソールとして、下記特許文献1には、コンソールボックス本体に、ヒンジを介して、リッド(蓋体)が開閉可能に連結された構造が開示されている。また、上記リッドは、例えば、手で持上げることにより開くことができるが、開いた後に手を離してもリッドが閉じることがなく、任意の開き角度で停止させることができる、いわゆるフリーストップヒンジが採用される場合がある。
図11,12に示す従来のフリーストップヒンジ100は、ヒンジベース110と、該ヒンジベース110の両側に支軸130を介して回動可能に連結された一対のヒンジアーム120,120とを備え、前記ヒンジベース110の両側には、第1軸孔111aを有する軸受板111,111がそれぞれ立設していて、各ヒンジアーム120の基端部には、第3軸孔121aを有する軸受板121が設けられている。
そして、ヒンジベース110の軸受板111の外側に、樹脂ワッシャ140を介してヒンジアーム120の軸受板121を配設し、同ヒンジベース110の軸受板111の内側に他の樹脂ワッシャ140を配設し、更に、ヒンジアーム120の軸受板121の外側に、もう一つの樹脂ワッシャ140、金属ワッシャ145及び皿バネ150を配設する。
この状態で支軸130の先端部を第1軸孔111a、第3軸孔121a、及び、各ワッシャに形成された挿通孔にそれぞれ挿通させ、ナット155により締め付け固定することにより、一対のヒンジアーム120,120がヒンジベース110の両側に回動可能に連結される。
そして、図12に示すように、ナット155の締め付けにより潰された皿バネ150の押圧力によって、金属ワッシャ145及び外側の樹脂ワッシャ140を介してヒンジアーム120の軸受板121が押圧される。その結果、ヒンジアーム120に固定されたリッドが回動したときに、軸受板111,121間の樹脂ワッシャ140によって、各軸受板に摩擦力による回動抵抗が作用し、リッドが、自身の重さ等によって閉じる方向に回動しようとしても停止させ、リッドを任意の開き角度で保持させることができる。
特開2001−97128号公報
上記従来のフリーストップヒンジでは、ナット155の締め付け位置を調整することにより、皿バネ150の押圧力が設定されるようになっているが、皿バネ150は、ばね定数が極めて高く、ナット155の締め付け位置の変動により、押圧力が大きくばらついて所望の押圧力に設定することが難しく、その調整作業も容易ではないという問題があった。例えば、ナット155を強く締めた場合には、皿バネ150の押圧力が強くなり、フリーストップを確実に図ることができるが、その一方、リッドを持上げる際に大きな力が必要となるという不都合が生じる。それに対して、ナット155を緩く締めた場合には、簡単にリッドが持上げることができるが、その反面、摩擦力が弱くなり、フリーストップが確実になされないという問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、押圧手段による押圧力のばらつきを少なく設定でき、その調整も簡単なフリーストップヒンジを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、本体部に対して開閉部材を開閉可能に、かつ、任意の開き角度で停止できるように連結するフリーストップヒンジにおいて、前記本体部又は開閉部材のいずれか一方に固定されるヒンジベースと、前記本体部又は開閉部材の他方に固定され、前記ヒンジベースに支軸を介して回動可能に連結されるヒンジアームとを備え、前記ヒンジベース及び前記ヒンジアームのそれぞれに軸孔を有する軸受板が設けられ、これらの軸受板の間に、軸孔を有する摩擦板が配設され、前記支軸は前記各軸孔に挿通されて、前記ヒンジベースに対して前記ヒンジアームを回動可能に支持しており、前記一対の軸受板の一方を、前記摩擦板を介して、前記軸受板の他方に押し付けるように付勢する圧縮コイルバネが配設されており、前記圧縮コイルバネと、該圧縮コイルバネによって押圧される前記一方の軸受板との間には、前記支軸が挿通される軸孔を有する樹脂カバーが介在されており、この樹脂カバーは、他方の軸受板を有する、前記ヒンジベース又は前記ヒンジアームに対して回り止めされており、前記樹脂カバーは、前記支軸と同心的に延出された外筒部と、その内側に同じく前記支軸と同心的に延出された内筒部とを有しており、前記内筒部と前記外筒部との間に前記圧縮コイルバネが配置されていることを特徴とするフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、ヒンジベースとヒンジアームのそれぞれの軸受板の間に摩擦板が配設され、軸受板の一方を、摩擦板を介して、軸受板の他方に押し付ける圧縮コイルバネが設けられているので、軸受板どうしが摩擦板によって回動抵抗を受け、開閉部材を任意の開き角度で保持させることができる。また、押圧手段として圧縮コイルバネを用いることにより、圧縮コイルバネの巻き数や、ばね定数等を選択することによって、押圧力をばらつくことなく正確に設定できるため、回動時の摩擦力を、フリーストップが可能で、しかも回動に大きな力を必要としない範囲に調整することが容易となり作業性を向上させることができる。
また、圧縮コイルバネは、一対の軸受板の一方を他方に押し付けるように配設されているので、一端は一方の軸受板に、他端は他方の軸受板に当接することとなっており、一方の軸受板が他方の軸受板に対して回動すると、圧縮コイルバネは両端で捩られることになるところ、一方の軸受板が他方の軸受板に対して回動しても、樹脂カバーが他方の軸受板を有する、ヒンジベース又はヒンジアームに対して回り止めされているので、樹脂カバーと圧縮コイルバネとの間で相対回転が起こらず、圧縮コイルバネが捩られることを抑制することができる。その結果、圧縮コイルバネの弾性付勢力を、安定して軸受板に作用させることができる。
更に、圧縮コイルバネが内筒部と外筒部との間に配置されることにより、圧縮コイルバネの軸心と支軸の軸心とが一致しやすくなり、より安定した荷重を樹脂カバーに付与することができる。また、圧縮コイルバネを外筒部の端部から挿入する際に、内筒部が伸びていることにより、内筒部をガイドにして圧縮コイルバネを挿入しやすくすることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記支軸は、前記各軸孔に挿通される軸部と、この軸部の基端に形成されたフランジ状の受座とを有し、前記圧縮コイルバネは、前記支軸の外周に装着されて、その基端部が前記受座に当接し、先端部が前記一方の軸受板に直接又は前記樹脂カバーを介して当接されているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、支軸の受座によって圧縮コイルバネの一端部が支持されると共に、その状態で圧縮コイルバネの内周に軸部が挿通されるので、圧縮コイルバネを安定して支持することができる。また、受座及び軸部によって、予め支軸外周に圧縮コイルバネを仮保持させることができるので、組付け作業性を向上させることができる。
本発明の第3は、前記第2の発明において、前記軸部は、前記各軸孔の内径に適合する外径で伸び、前記各軸孔に挿通される挿通軸部と、該挿通軸部の端部から前記受座に向かって伸び、前記挿通軸部よりも大径とされ、前記支軸を前記各軸孔に挿通させたときに、前記樹脂カバーの内筒部から挿出されて、前記圧縮コイルバネの内周を支持する拡径部とから形成されているフリーストップヒンジを提供するものである。
本発明の第4は、前記第2又は第3の発明において、前記ヒンジベースには、前記軸受板に対して所定間隔離れて対向して配置された受板が設けられ、前記支軸は、一端が前記軸受板に形成された第1軸孔に挿入係止され、他端が前記受板に形成された前記第2軸孔に挿入係止されているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、支軸の両端部がヒンジベースの軸受板と受板とに支持されるので、支軸が安定して取付けられ、該支軸を介して支持されたヒンジアームのガタ付きや傾きが抑制され、回動が安定してなされる。
本発明の第5は、前記第1〜4の発明のいずれか1つにおいて、前記外筒部の外周に捩りコイルバネが配置されており、この捩りコイルバネは、前記ヒンジベースに対して前記ヒンジアームを、前記開閉部材が開く方向に回動付勢しているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、開閉部材が所定の重量を有しており、前記摩擦板による摩擦力だけでは、開閉部材を支持できない場合でも、捩りコイルバネの付勢力と合わせて、開閉部材の重量を支持することにより、フリーストップを実現することができる。また、圧縮コイルバネと、捩りコイルバネとを同心的に配置して、ヒンジの幅方向を短縮して小型化を図ることができると同時に、筒部によってバネどうしの干渉による異音や磨耗等が発生することを防止できる。
本発明の第6は、前記第1〜5の発明のいずれか1つにおいて、前記ヒンジベースには、前記軸受板に対して所定間隔離れて対向して配置された受板が設けられ、前記支軸は、一端が前記軸受板に形成された第1軸孔に挿入係止され、他端が前記受板に形成された前記第2軸孔に挿入係止されており、前記樹脂カバーの前記外筒部先端には、端面の一部から軸方向に延出された1つ以上の突片が形成されており、前記第2軸孔の周縁には、前記突片が嵌入する切欠き部が設けられており、かつ、前記圧縮コイルバネの外径は、前記第2軸孔の内径よりも小さくされているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、樹脂カバーの筒部先端に形成された突片が、第2軸孔の周縁に形成された切欠き部に嵌入して、前記樹脂カバーが前記ヒンジベースに対して回り止めされるので、前記筒部外周に装着された捩りコイルバネが、該筒部の回転によって捻られてバネ荷重が不安定になることを防止できる。また、樹脂カバーの筒部先端に形成された突片が、第2軸孔の周縁に形成された切欠き部に嵌入されているので、筒部外周に装着された捩りコイルバネの端部が、筒部外周と第2軸孔との隙間に落ち込むことを防止でき、圧縮コイルバネと捩りコイルバネとの干渉や、異音、磨耗の発生を防止できる。更に、突片を第2軸孔の切欠き部に嵌入することにより、第2軸孔の中心と筒部の中心とをほぼ整合させることができるので、圧縮コイルバネを支軸外周に装着した状態で、第2軸孔から筒部内周に挿入する作業が容易になる。
本発明の第7は、前記第1〜6の発明のいずれか1つにおいて、前記ヒンジベースが前記本体部に固定され、前記ヒンジアームが前記開閉部材に固定されており、前記ヒンジベースの軸受板は、前記ヒンジベースの両側に配置され、それらの内側に所定間隔を置いてそれぞれ受板が配置されており、前記支軸は、一端を前記軸受板に形成された第1軸孔に挿入係止され、他端を前記受板に形成された第2軸孔に挿入係止されており、前記ヒンジアームは一対設けられていて、それらの軸受板は、前記ヒンジベースの軸受板の内側に前記摩擦板を介して圧接されるように配置されているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、ヒンジアームを一対設けて、その軸受板を、ヒンジベースの両側に設けられた軸受板の内側に、摩擦板を介して圧接されるように配置したことにより、ヒンジベースに対して一対のヒンジアームができるだけ大きな間隔で配置され、これらによって支持される開閉部材を安定して保持することができる。
本発明の第8は、前記第1〜7の発明のいずれか1つにおいて、前記ヒンジベースには、前記軸受板に対して所定間隔離れて対向して配置された受板が設けられ、前記圧縮コイルバネは、前記軸受板と前記受板との間に押し縮められて装着されているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、圧縮コイルバネの両端部が、ヒンジベースに設けられた軸受板と受板とに支持されるので、圧縮コイルバネを安定して保持でき、また、圧縮コイルバネのセット長は、バネの加工精度で決まるので、荷重も安定させることができる。なお、ヒンジアームに受板を設けることも可能であるが、回転軌跡が膨らむため、ヒンジ設置スペースが大きくなるという不利点がある。
本発明の第9は、前記第3の発明において、前記内筒部は、前記外筒部よりも短い長さで延出され、前記内筒部から挿出された前記拡径部が次第に拡径するテーパ状をなしているフリーストップヒンジを提供するものである。
上記発明によれば、支軸の一端は内筒部に挿入され、他端は内筒部から挿出されて次第に拡径されているため、圧縮コイルバネの一端は内筒部の外周に支持され、他端は支軸の拡径部の外周に支持されることになり、圧縮コイルバネを傾きなく支持することができる。また、組み立て時に圧縮コイルバネを支軸外周に装着する際、圧縮コイルバネが支軸の拡径部に沿って移動して位置決めされるので、組立作業が容易となる。
本発明のフリーストップヒンジによれば、ヒンジベース又はヒンジアームの各軸受板の一方が、圧縮コイルバネにより摩擦板を介して軸受板の他方に押し付けられるため、軸受板どうしが摩擦板によって回動抵抗を受け、開閉部材を任意の開き角度で保持できる。また、巻き数や、ばね定数等を選択することによって、圧縮コイルバネの押圧力をばらつきなく正確に設定できるため、回動時の摩擦力を、フリーストップが可能で、しかも回動に大きな力を必要としない範囲に調整でき、作業性を向上させる。
以下、図1〜8を参照して、本発明のフリーストップヒンジの一実施形態について説明する。
このフリーストップヒンジ10(以下、「ヒンジ10」という)は、例えば、図8に示すように、車両前方の運転席と助手席との間に設けられた、センターコンソール1の内部に形成された収納部3に、取付けられたリッド7の開閉に用いられ、特にリッド7を任意の開き角度で停止できる、いわゆるフリーストップを図るためのものである。
図1及び図8を併せて参照すると、このヒンジ10は、センターコンソール1内に形成された収納部3の取付壁5に固定されるヒンジベース20と、該ヒンジベース20の両側に支軸50を介して、基端部を回動可能に連結されると共に、先端部が前記リッド7の裏側の両側にそれぞれ固定される一対のヒンジアーム40,40とを備えている。そして、図8に示すように、収納部3の取付壁5の背面側にヒンジベース20が取付けられて、ヒンジアーム40を介して固定されたリッド7が、収納部3の開口部上方に配設されて、収納部3を開閉可能となっている。この実施形態においては、前記リッド7が本発明における開閉部材をなしており、前記収納部3が本発明における本体部をなしている。
図2を併せて参照すると、ヒンジベース20は、金属製の板材から形成され、帯状の基部プレート21と、該基部プレート21の両側から直角方向に、かつ、互いに平行に延設された一対の側部プレート25,25とを有しており、正面から見て略H字状をなしている(図2参照)。また、各プレートの所定箇所には、複数の取付孔23が形成されており、これにより収納部3の取付壁5に取付け可能となっている。
更に、各側部プレート25の下方の外側縁には、前記収納部3の取付壁5に対する取付面とは反対側に向けて、複数の固定板27が立設されており、取付壁5の背面側に設けられた図示しないブラケットに固定される部分となる。また、側部プレート25の長さ方向中間からやや下方よりの位置には、コ字状スリット28aを介して、取付壁5に対する取付面側に向かって、位置決め片28が折曲形成され、これが取付壁5の図示しない位置決め孔に差し込まれて、ヒンジベース20の位置決めが図られている。
また、側部プレート25の上端部から、前記取付壁5に対する取付面とは反対側に向かって支持板30が折曲され、該支持板30は、側部プレート25の外側縁よりも長く伸びて外方に突出しており、更に、その先端部が下方に折曲されて、支軸50を挿通するための第1軸孔31aが中央に形成された軸受板31が設けられている。この軸受板31に対応して、前記側部プレート25の上方内側縁からは、受板33が、前記軸受板31から所定長さ離れて対向した位置となるように、取付壁5の取付面とは反対側に向けて折曲形成されている。この受板33と前記軸受板31との間に後述する樹脂カバー70が配置される。
また、受板33の中央部には、前記第1軸孔31aの軸中心に対して、整合する軸中心でもって第2軸孔33aが形成されている。この第2軸孔33aの内径は、後述する圧縮コイルバネ80の外径よりも大きく、かつ、後述する支軸50の受座53の外径とほぼ適合する内径で形成され、圧縮コイルバネ80を、受板33の外側から挿入可能であると共に、支軸50の受座53を支持可能となっている。また、第2軸孔33aに連通して、その周縁部には一対の切欠き部33b,33bが対向して形成されており、後述する樹脂カバー70の一対の突片79,79が嵌入して、該樹脂カバー70をヒンジベース20に対して回り止めする部分となっている。なお、切欠き部33b,33bは、前記支持板30に対して所定角度で傾斜して形成されている。また、受板33の上端縁の一箇所には、後述する捩りコイルバネ85の端部から延出した一方の脚部87が係合する溝部36が形成されている。
以上説明したヒンジベース20は、例えば、一枚の金属板を所定形状に打抜き後、曲げ加工が施されて形成されるが、このとき、打抜き加工された部分の周縁には、打抜き方向に沿ってバリが生じる。この実施形態では、第1軸孔31aの内周縁に生じるバリが、対向する受板33側に向かって突出するように、軸受板31が折り曲げ形成されている。
上記ヒンジベース20の左右両側に形成された軸受板31,31の内側には、合成樹脂製の摩擦板60,60がそれぞれ配設されており、各摩擦板60,60を挟み込むようにして、一対のヒンジアーム40,40の軸受板45,45(後述する)が配設される。軸受板31,45の間に配設される摩擦板60は、圧縮コイルバネ80の付勢力を間接的に受けて、各軸受板31,45との接触面に摩擦力を作用させる部材で、略円板状をなしており、その中央には支軸50が挿通される第4軸孔61が設けられている。図5を併せて参照すると、摩擦板60の一側面には、所定深さの円形状のバリ受溝63が、前記第4軸孔61に連通して設けられており、これに前述した第1軸孔31aの内周縁に生じるバリが受け入れられて、摩擦板60の軸受板31からの浮き上りが防止され、軸受板31の内側面に摩擦板60の一側面を密接させて配置させることができる。また、第4軸孔61のバリ受溝63とは反対側には、摩擦板60の端面に向かって次第に拡径するテーパ面65が形成されており、支軸50の挿入性を高めている。
そして、上記摩擦板60,60を介して、ヒンジベース20の一対の軸受板31,31の内側に、一対のヒンジアーム40,40が配設されている。図1に示すように、このヒンジアーム40は、前記ヒンジベース20と同様、金属板から形成されており、その上端部に軸受板45が形成され、そこから下方に向かって垂直に伸び、更にその下端部から斜め上方に湾曲して伸びて、側方から見て略レの字状をなす腕部41と、該腕部41の先端部から内側に屈曲し、そこから斜め上方に伸びる取付部43とから構成されている。また、軸受板45の中央には、後述する樹脂カバー70の挿入筒部77の外径に適合する内径で形成され、この挿入筒部77を介して支軸50が挿通される部分となる、第3軸孔45aが形成されている。
更に、腕部41の軸受板45の近傍であって、前記取付部43とは反対側の外側面には、捩りコイルバネ85の端部から延出した他方の脚部88が係合する溝部47が形成されている。また、同腕部41の軸受板45近傍の、取付部43側の内側面には、ストッパ部48が突設されており、これがヒンジアーム40を最大限開いたときに、ヒンジベース20の支持板30の一側縁に当接し、これによりヒンジアーム40のヒンジベース20に対する開き角度の規制が図られている。また、取付部43には複数の取付孔43aが形成され、これによりヒンジアーム40の先端部がリッド7の裏面に固定される。
上記ヒンジアーム40は、ヒンジベース20の軸受板31の内側に配設されるが、該ヒンジベース20の受板33と、ヒンジアーム40の軸受板45との間には、圧縮コイルバネ80及び捩りコイルバネ85の両者を支持するための、樹脂カバー70が配設される。
図6を併せて参照すると、この樹脂カバー70は、前記摩擦板60と同様、合成樹脂から形成されており、中央に支軸50が挿通される第5軸孔71aが形成された円形状の基板71と、該基板71の第5軸孔71aの外周から、第5軸孔71aに対して同心的に延出された外筒部73と、この外筒部73の内側であって、前記基板71の第5軸孔71aの内側周縁から、第5軸孔71aに同心的に延出した内筒部75とを有しており、軸方向に見たとき二重筒構造をなしている。
前記外筒部73の外周に、捩りコイルバネ85が装着されると共に、その一端面が基板71の一側面に当接して支持される。また、前記内筒部75の外周に、圧縮コイルバネ80が装着されると共に、その一端面が基板71の一側面に当接して支持される。また、図7に示すように、前記内筒部75は、外筒部73よりも短い長さで形成されており、支軸50の軸部51の同一径で伸びる挿通軸部51a(後述する)が挿入支持される。更に、前記内筒部75の先端部の外周及び内周には、外側テーパ面75a及び内側テーパ面75bがそれぞれ形成され、前者により内筒部75に圧縮コイルバネ80を装着させる際に、その内周に引っ掛からずに装着しやすくなっており、後者により支軸50を内筒部75内に挿入しやすくなっている。また、樹脂カバー70は、外筒部73及び内筒部75の二重筒構造により、圧縮コイルバネ80及び捩りコイルバネ85が同心的に配置されるので、ヒンジ10全体の小型化を図れ、バネどうしの干渉による異音や磨耗等の発生も防止できる。
更に、前記基板71の第5軸孔71aの外側周縁からは、前記内筒部75とは反対側に向かって、前記ヒンジベース20の第1軸孔31aに挿入される挿入筒部77が突設しており、これにより樹脂カバー70の軸中心を、各軸孔の軸中心に整合できるようになっている。なお、挿入筒部77の先端部外周には、先端に向かって次第に縮径するテーパ面77aが形成され(図7参照)、軸受板45の第3軸孔45aへの挿入性が確保されている。また、基板71の外周一箇所には、所定幅で延出片78が外径方向に突設しており、この延出片78の先端部から前記外筒部73の延出方向と同じ方向に、突き当て部78aが延設されている。この突き当て部78aが、ヒンジベース20の支持板30の内側面に突き当たって、ヒンジベース20に対して樹脂カバー70の回り止めが図られている。
更に、外筒部73の先端部の端面からは、一対の突片79,79が対向して突設している。各突片79,79は、前記突き当て部78aを支持板30に突き当て支持させたときに、ヒンジベース20の受板33の各切欠き部33b,33bに整合する位置となるように、突き当て部78aに対して斜めに形成されている。そして、各突片79,79は、切欠き部33b,33bに嵌入して、前記突き当て部78aと同様に、ヒンジベース20に対して樹脂カバー70の回り止めを図る部分となる。また、各突片79は、基板71が圧縮コイルバネ80により、ヒンジアーム40の軸受板45に押付けられときに、図7に示すように、前記切欠き部33bから抜け出ず、嵌入した状態を維持可能な長さで形成されている。更に、各突片79の外側周縁には、テーパ面79aが形成されており、前記切欠き部33bに嵌入される際の挿入性が高められている。
なお、前述した2つのバネのうち、圧縮コイルバネ80は、その一端部が樹脂カバー70の基板71に支持され、他端部が後述する支軸50の受座53に支持されて、圧縮された状態でヒンジベース20の受板33及びヒンジアーム40の軸受板45の間に配置されるようになっており、ヒンジアーム40側の軸受板45を、摩擦板60を介してヒンジベース20の軸受板31に押し付ける、押圧手段として機能する。また、図1に示すように、捩りコイルバネ85は、コイル巻部86と、該コイル巻部86の両端部からL字状に延出した脚部87,88とからなり、一方の脚部87が前記ヒンジベース20の溝部36に係合し、他方の脚部88が前記ヒンジアーム40の溝部47に係合して、ヒンジベース20に対してヒンジアーム40を開く方向に回動付勢する。この捩りコイルバネ85により、リッド7が重く、摩擦板60による摩擦力だけでは支持できない場合でも、捩りコイルバネ85の付勢力と合わせて、リッド7の重量を支持してフリーストップが図れるようになっている。
上記各部材に形成された各軸孔には、支軸50が挿通されることにより支持される。この金属製の支軸50は、各軸孔に挿通される軸部51と、この軸部51の基端に連結されて、圧縮コイルバネ80の他端部を支持するフランジ状の受座53とから形成されている。図1及び図7を併せて参照すると、軸部51は、各軸孔の内径に適合する外径でもって一定径で伸びて、各軸孔に挿通される挿通軸部51aと、該挿通軸部51aの基端部から前記受座53に向かって次第に拡径するテーパ状をなし、支軸50を各軸孔に挿通させたときに、前記樹脂カバー70の内筒部75から挿出されて、圧縮コイルバネ80の内周を支持する拡径部51bとから形成されている。また、受座53は、ヒンジベース20の受板33の、第2軸孔33aの内径に適合する外径で形成され、更に、その端部周縁から外径方向に広がって、第2軸孔33aの外側周縁に係合する係合リブ53a(図7参照)が形成されている。
上記支軸50は、図7に示すように、圧縮コイルバネ80及び捩りコイルバネ85が装着された樹脂カバー70を、ヒンジアーム40の軸受板45及びヒンジベース20の受板33間にセットされた状態で軸受板45の外側から挿入される。そして、支軸50の受座53の係合リブ53aを、受板33の第2軸孔33aの外側周縁に係合させると共に、軸部51を、樹脂カバー70の第5軸孔71a、ヒンジアーム40の第3軸孔45a、摩擦板60の第4軸孔61、ヒンジベース20の第1軸孔31aを挿通させて、軸受板31の外側に突き出し、その先端部をかしめ等によって押圧して、第1軸孔31aの外側周縁に係合する留め部52が形成されることにより、支軸50が各軸孔に対して抜け止め固定される。これにより、支軸50の受座53及び樹脂カバー70の基板71の両者により両端部が支持された、圧縮コイルバネ80が圧縮状態で保持されるので、前記基板71を介して、ヒンジアーム40の軸受板45が押圧され、更に、摩擦板60を介して、ヒンジベース20の軸受板31が押圧された状態となると共に、ヒンジアーム40がヒンジベース20に対して回動可能に連結される。
次に、上記構成からなる本発明のヒンジ10の組付け方法について説明する。
まず、樹脂カバー70の外筒部73をコイル巻部86内に挿入して、外筒部73外周に捩りコイルバネ85を装着する。そして、ヒンジベース20の軸受板31及び受板33の間に、樹脂カバー70を配設し、外筒部73先端の突片79,79を、受板33に形成された切欠き部33b,33bに整合させて、受板33に対して樹脂カバー70を押し込む。すると、各突片79が切欠き部33bに嵌入され、その先端部が受板33の外側から突き出て、外筒部73の先端部が、第2軸孔33aの内側周縁に突き当たって係止されると共に、基板71外周の突き当て部78aが支持板30の内側面に突き当たって、樹脂カバー70がヒンジベース20に仮保持される。
上記状態では、樹脂カバー70の基板71及びヒンジベース20の軸受板31間に、比較的大きな隙間が形成されるが、この隙間に、取付部43を内方に向けた状態で、ヒンジアーム40の軸受板45を配設し、その第3軸孔45aに、前記工程でヒンジベース20に仮組みされた樹脂カバー70の挿入筒部77を挿入させる。その後、ヒンジベース20の軸受板31と、ヒンジアーム40の軸受板45との間に、摩擦板60を、バリ受溝63側を軸受板31側に向けて配設する。その状態で、前記樹脂カバー70及びヒンジアーム40を、ヒンジベース20の軸受板31側に移動させて、ヒンジアーム40の軸受板45及びヒンジベース20の軸受板31の間に摩擦板60を挟持させ、また、各軸孔を整合させておく。
なお、上記のように、樹脂カバー70を軸受板31側に移動させた場合には、図7に示すように、外筒部73と受板33との間に隙間が形成されることとなるが、突片79が切欠き部33bに嵌入されているので、捩りコイルバネ85の端部が、その隙間に落ち込むことを防止できる。その結果、圧縮コイルバネ80と捩りコイルバネ85との干渉や、異音、磨耗の発生を防止できる。
そして、支軸50を各軸孔に挿通するのであるが、その前段階として、支軸50外周に圧縮コイルバネ80を装着させる。すなわち、支軸50の軸部51を圧縮コイルバネ80内周に挿入すると共に、その一端部を受座53に当接支持させることにより、支軸50外周に、圧縮コイルバネ80を装着させることができる。このように、受座53及び軸部51によって、予め支軸50外周に圧縮コイルバネ80を仮保持でき、その結果、組付け作業性を向上させると共に、圧縮コイルバネ80を安定して支持することができる。また、このとき、支軸50の軸部51には、受座53側に向かって次第に拡径する拡径部51bが形成されているので、圧縮コイルバネ80が拡径部51bに沿って移動して位置決めされて、支軸50外周に装着されるので、組立作業が容易となる。
次に、圧縮コイルバネ80を外装した支軸50を、その先端部をヒンジベース20の受板33の外側から、第2軸孔33aに挿入していく。このとき、上記工程で各突片79が第2軸孔33a周縁の切欠き部33bに嵌入されていて、その結果、第2軸孔33aの中心と外筒部73の中心とがほぼ整合されているので、圧縮コイルバネ80が外装された支軸50であっても、外筒部73内に容易に挿入できるようになっている。第2軸孔33aに挿入された支軸50は、外筒部73内に挿入されて、その後、内筒部75内に挿入される。
それと共に、圧縮コイルバネ80も外筒部73内に押し込まれるが、このとき、基板71から内筒部75が伸びているので、この内筒部75によって、圧縮コイルバネ80がガイドされて、内筒部75外周に圧縮コイルバネ80をスムーズに装着させることができる。
また、内筒部75に挿入された支軸50の挿通軸部51aは、基板71の第5軸孔71aを介して挿入筒部77に挿通され、更に、摩擦板60の第4軸孔61、及び、ヒンジベース20の軸受板31の第1軸孔31aに挿入されて、その先端部が軸受板31の外側に突き出される。それと共に、支軸50の受座53が受板33の第2軸孔33a内に挿入され、前記係合リブ53aが同第2軸孔33aの外側周縁に係合されて、この状態で、軸受板31の外側に突き出た支軸50の先端部を、かしめて留め部52を形成することにより、この留め部52が第1軸孔31aの外側周縁に係合して、支軸50が各軸孔に対して抜け止めされて固定され、この支軸50によってヒンジアーム40がヒンジベース20に回動可能に連結される。
また、上記状態では、圧縮コイルバネ80の両端部が、支軸50の受座53及び樹脂カバー70の基板71の両者によって支持されて、圧縮コイルバネ80が圧縮状態で保持されるので、その結果、樹脂カバー70の基板71を介して、ヒンジアーム40の軸受板45が押圧され、摩擦板60を介して、ヒンジベース20の軸受板31が押圧されることとなる。更に、捩りコイルバネ85の一方の腕部87を、ヒンジベース20の溝部36に係合させ、他方の腕部88をヒンジアーム40の溝部47に係合させることにより、ヒンジベース20に対してヒンジアーム40を、リッド7を開く方向に回動付勢される。
次に、上記構成からなる本発明のヒンジ10の使用方法について説明する。
上記ヒンジ10は、図8に示すように、取付壁5の背面側にヒンジベース20を固定することにより、センターコンソール1の収納部3に取付けることができる。更に、一対のヒンジアーム40,40の各取付部43を、リッド7の裏側の幅方向両端に近接する両側部にそれぞれ固定する。これにより、ヒンジベース20に対して一対のヒンジアーム40,40を大きな間隔で配置できるので、リッド7を安定して保持できるようになっている。
そして、リッド7の先端部を把持して、図8に示すように、リッド7を上下に回動させて収納部3の開口部を開閉することができる。このとき、圧縮コイルバネ80によって、樹脂カバー70の基板71を介して、ヒンジアーム40の軸受板45が押圧されると共に、摩擦板60を介して、ヒンジベース20の軸受板31が押圧されているので、リッド7の上下回動によって、軸受板31,45どうしが摩擦板60によって回動抵抗を受け、リッド7を任意の開き角度で保持させることができる。
また、本発明においては、押圧手段として圧縮コイルバネ80を用いているので、圧縮コイルバネ80の巻き数や、ばね定数等を選択することによって、押圧力をばらつくことなく正確に設定できる。更に、リッド7の回動時の摩擦力を、フリーストップが可能で、しかも回動に大きな力を必要としない範囲に調整することが容易となるので、図11,12に示す従来のヒンジ100のように、皿バネ150等によって逐次調整する必要がなく、作業性を向上させることができる。
更に、リッド7を開閉させることにより、ヒンジベース20に対してヒンジアーム40を回動する場合であっても、この実施形態では、樹脂カバー70の突き当て部78aがヒンジベース20の支持板30の内側面に突き当たっていると共に、同ヒンジベース20の受板33に設けた切欠き部33b,33bに、一対の突片79,79が嵌入しているので、樹脂カバー70は、ヒンジベース20に対して両端で回り止めされている。その結果、樹脂カバー70と圧縮コイルバネ80との間で相対回転が起こらず、圧縮コイルバネ80が捩られることを抑制でき、圧縮コイルバネ80の弾性付勢力を、樹脂カバー70の基板71を介して、安定してヒンジアーム40の軸受板45に作用させることができる。
また、この実施形態では、支軸50の先端部が、軸受板31の第1軸孔31aに支持されると共に、基端部が受板33の第2軸孔33aに支持されているので、支軸50をヒンジベース20に安定して取付けることができ、更に、この支軸50を介して支持されたヒンジアーム40のガタ付きや傾きも抑制されて、その回動動作が安定してなされるようになっている。
図9には、本発明のヒンジの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態のヒンジ10aは、前記実施形態のヒンジ10と比べて、圧縮コイルバネ80が支軸により支持されていない点が異なっている。すなわち、このヒンジ10aのヒンジベース20は、支軸50aが挿入される第1軸孔31aが形成された軸受板31が形成され、該軸受板31から所定長さ離れて対向した位置に受板33が設けられており、この受板33の内側面によって、圧縮コイルバネ80の一端部が支持されている。なお、前記実施形態のヒンジ10の受板33に形成されたような、支軸を挿通するための第2軸孔33aは設けられていない。また、樹脂カバー70aには、内筒部75が形成されておらず、この樹脂カバー70aの基板71の内側面に、前記圧縮コイルバネ80の他端部が支持されている。
そして、樹脂カバー70aの、外筒部73の外周に捩りコイルバネ85を装着し、外筒部73の内側に圧縮コイルバネ80を配設した状態で、挿入筒部77をヒンジアーム40の軸受板45の第3軸孔45aに挿入し、支軸50aを、基板71の内側から第5軸孔71aに挿入して、摩擦板60の第4軸孔61、及び、ヒンジベース20の軸受板31の第1軸孔31aを通して、軸受板31の外側に突き出して、その先端部にCリング90を装着する。その結果、Cリング90と支軸50aの受座53により、支軸50aが各軸孔に抜け止め固定されると共に、ヒンジアーム40がヒンジベース20に回動可能に連結される。
また、この状態では、圧縮コイルバネ80の一端部は、ヒンジベース20の受板33内側面に支持されると共に、他端部は樹脂カバー70aの基板71の内側面に支持されて、その結果、ヒンジベース20の軸受板31及び受板33の間に、押し縮められて配置されることとなる。そして、圧縮コイルバネ80が、樹脂カバー70aの基板71を介して、ヒンジアーム40の軸受板45を摩擦板60に向けて押圧し、軸受板31との間で摩擦板60を挟持するので、ヒンジアーム40の回動に対して適度な摩擦力を付与し、フリーストップを実現している。
また、この実施形態では、圧縮コイルバネ80の両端部が、ヒンジベース20に設けられた軸受板31と受板33との間に支持されるので、圧縮コイルバネ80を安定して保持でき、また、圧縮コイルバネ80のセット長は、バネの加工精度で決まるので、荷重も安定させることができる。
図10には、本発明のヒンジの更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態のヒンジ10bは、図9に示すヒンジ10aと比べて、樹脂カバーの形状が異なっている。すなわち、この樹脂カバー70bは、外筒部73が延設されておらず、そのため、捩りコイルバネ85も装着されていない。なお、圧縮コイルバネ80は、図9に示す実施形態と同様に、一端部がヒンジベース20の受板33内側面に支持されると共に、他端部が樹脂カバー70bの基板71の内側面に支持されて、ヒンジベース20の軸受板31及び受板33の間に、圧縮コイルバネ80が押し縮められて配置されている。
この実施形態では、摩擦板60と軸受板60と軸受板45との摩擦力だけで、ヒンジアーム40をフリーストップで回動できるようにしている。そして、この実施形態においても、圧縮コイルバネ80をヒンジベース20の軸受板31及び受け板33の間に、押し縮められて配置することにより、圧縮コイルバネ80を安定して保持できる。また、比較的軽いリッド7に好適に適用することができ、更に、構造が簡単で、組付け作業も容易であるという利点も得られる。
本発明のフリーストップヒンジの一実施形態を示す分解斜視図である。 同フリーストップヒンジの正面図である。 同フリーストップヒンジの平面図である。 同フリーストップヒンジの右側面図である。 同フリーストップヒンジを構成する摩擦板の断面図である。 同フリーストップヒンジを構成する樹脂カバーの斜視図である。。 同フリーストップヒンジの要部断面図である。 同フリーストップヒンジの動作を示す説明図である。 本発明のフリーストップヒンジの他の実施形態を示す要部断面図である。 本発明のフリーストップヒンジの更に他の実施形態を示す要部断面図である。 従来のフリーストップヒンジの分解斜視図である。 同フリーストップヒンジの要部断面図である。
符号の説明
3 収納部(本体部)
7 リッド(開閉部材)
10 フリーストップヒンジ
20 ヒンジベース
31 軸受板
31a 第1軸孔
33 受板
33a 第2軸孔
33b 切欠き部
40 ヒンジアーム
45 軸受板
45a 第3軸孔
50 支軸
51 軸部
53 受座
60 摩擦板
61 第4軸孔
70 樹脂カバー
71a 第5軸孔
73 外筒部
75 内筒部
79 突片
80 圧縮コイルバネ
85 捩りコイルバネ

Claims (9)

  1. 本体部に対して開閉部材を開閉可能に、かつ、任意の開き角度で停止できるように連結するフリーストップヒンジにおいて、
    前記本体部又は開閉部材のいずれか一方に固定されるヒンジベースと、前記本体部又は開閉部材の他方に固定され、前記ヒンジベースに支軸を介して回動可能に連結されるヒンジアームとを備え、
    前記ヒンジベース及び前記ヒンジアームのそれぞれに軸孔を有する軸受板が設けられ、これらの軸受板の間に、軸孔を有する摩擦板が配設され、前記支軸は前記各軸孔に挿通されて、前記ヒンジベースに対して前記ヒンジアームを回動可能に支持しており、
    前記一対の軸受板の一方を、前記摩擦板を介して、前記軸受板の他方に押し付けるように付勢する圧縮コイルバネが配設されており、
    前記圧縮コイルバネと、該圧縮コイルバネによって押圧される前記一方の軸受板との間には、前記支軸が挿通される軸孔を有する樹脂カバーが介在されており、
    この樹脂カバーは、他方の軸受板を有する、前記ヒンジベース又は前記ヒンジアームに対して回り止めされており、
    前記樹脂カバーは、前記支軸と同心的に延出された外筒部と、その内側に同じく前記支軸と同心的に延出された内筒部とを有しており、前記内筒部と前記外筒部との間に前記圧縮コイルバネが配置されていることを特徴とするフリーストップヒンジ。
  2. 前記支軸は、前記各軸孔に挿通される軸部と、この軸部の基端に形成されたフランジ状の受座とを有し、前記圧縮コイルバネは、前記支軸の外周に装着されて、その基端部が前記受座に当接し、先端部が前記一方の軸受板に直接又は前記樹脂カバーを介して当接されている請求項1記載のフリーストップヒンジ。
  3. 前記軸部は、前記各軸孔の内径に適合する外径で伸び、前記各軸孔に挿通される挿通軸部と、該挿通軸部の端部から前記受座に向かって伸び、前記挿通軸部よりも大径とされ、前記支軸を前記各軸孔に挿通させたときに、前記樹脂カバーの内筒部から挿出されて、前記圧縮コイルバネの内周を支持する拡径部とから形成されている請求項2記載のフリーストップヒンジ。
  4. 前記ヒンジベースには、前記軸受板に対して所定間隔離れて対向して配置された受板が設けられ、前記支軸は、一端が前記軸受板に形成された第1軸孔に挿入係止され、他端が前記受板に形成された前記第2軸孔に挿入係止されている請求項2又は3記載のフリーストップヒンジ。
  5. 前記外筒部の外周に捩りコイルバネが配置されており、この捩りコイルバネは、前記ヒンジベースに対して前記ヒンジアームを、前記開閉部材が開く方向に回動付勢している請求項1〜4のいずれか1つに記載のフリーストップヒンジ。
  6. 前記ヒンジベースには、前記軸受板に対して所定間隔離れて対向して配置された受板が設けられ、前記支軸は、一端が前記軸受板に形成された第1軸孔に挿入係止され、他端が前記受板に形成された前記第2軸孔に挿入係止されており、
    前記樹脂カバーの前記外筒部先端には、端面の一部から軸方向に延出された1つ以上の突片が形成されており、前記第2軸孔の周縁には、前記突片が嵌入する切欠き部が設けられており、かつ、前記圧縮コイルバネの外径は、前記第2軸孔の内径よりも小さくされている請求項1〜5のいずれか1つに記載のフリーストップヒンジ。
  7. 前記ヒンジベースが前記本体部に固定され、前記ヒンジアームが前記開閉部材に固定されており、前記ヒンジベースの軸受板は、前記ヒンジベースの両側に配置され、それらの内側に所定間隔を置いてそれぞれ受板が配置されており、前記支軸は、一端を前記軸受板に形成された第1軸孔に挿入係止され、他端を前記受板に形成された第2軸孔に挿入係止されており、前記ヒンジアームは一対設けられていて、それらの軸受板は、前記ヒンジベースの軸受板の内側に前記摩擦板を介して圧接されるように配置されている請求項1〜6のいずれか1つに記載のフリーストップヒンジ。
  8. 前記ヒンジベースには、前記軸受板に対して所定間隔離れて対向して配置された受板が設けられ、前記圧縮コイルバネは、前記軸受板と前記受板との間に押し縮められて装着されている請求項1〜7のいずれか1つに記載のフリーストップヒンジ。
  9. 前記内筒部は、前記外筒部よりも短い長さで延出され、前記内筒部から挿出された前記拡径部が次第に拡径するテーパ状をなしている請求項3記載のフリーストップヒンジ。
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