JP4836565B2 - 壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法 - Google Patents
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水平な床用型枠と一連に設けた鉛直な一対の壁用型枠を間に挟む配置で前記床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内及び床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材が形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする。
水平な床用型枠と一連に設けた鉛直な一対の壁用型枠を間に挟む配置で前記床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内に高強度コンクリートを打設し、床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材が形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする。
長尺の壁用型枠と短尺の壁用型枠とから成る鉛直な一対の壁用型枠について、前記短尺の壁用型枠に一連に設けた床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内及び床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記プレキャストコンクリート部材と、相対向する配置の前記長尺の壁用型枠の上端部とが形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする。
長尺の壁用型枠と短尺の壁用型枠とから成る鉛直な一対の壁用型枠について、前記短尺の壁用型枠に一連に設けた床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内に高強度コンクリートを打設し、床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記プレキャストコンクリート部材と、相対向する配置の前記長尺の壁用型枠の上端部とが形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする。
また、請求項2及び請求項4に係る壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法によれば、壁板を高強度コンクリートで構築するので、上記効果に加えて、更に強度上優れた壁式鉄筋コンクリート構造物を構築することができる。
I)前記プレキャストコンクリート部材に設けた鉄筋の定着を十分に図ることができる。よって、地震力を受けた場合でも、前記鉄筋の端部が壁床接合部(プレキャストコンクリート部材)から抜け出す虞はなく、長期的に所要の大きな耐力を発揮できる。
II)前記壁床接合部のせん断設計を容易に成立させることができる。よって、地震力を受けた場合でも、前記壁床接合部にひび割れが生じて破壊する虞はなく、長期的に所要の大きな耐力を発揮できる。
III)壁板や床板の板厚を大きくして強度を高める必要がなく、壁床接合部にハンチを設けたり、複雑な配筋を施す必要もない。よってシンプルな架構形式で実施することができ、施工性と経済性に優れている。
IV)床板のスパンを小さくしたり、構造物の階数を制約する等して、壁床接合部に生じる応力を小さくする工夫を施す必要が一切ないし、床板の長スパン化、構造物の高層化を図ることができる。また、壁板と直角方向に耐震補強用の壁板を配設する必要がない。よって、居室空間や建物規模に対する設計の自由度を向上させることができる。
V)壁板及び床板にはそもそも、壁床接合部に必要とされるような高強度のコンクリートが特には必要でないため、壁床接合部のみを高強度のコンクリートとする(請求項1及び請求項3記載の発明)ことは極めて合理的且つ経済的である。
2 床用型枠
2a 床用型枠の端部
3 高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材
4 空間部
5 鉄筋
6 壁筋
7 床筋
8 普通強度のコンクリート
9 高強度コンクリート
10 (フラットスラブ)壁式鉄筋コンクリート構造物
11 壁板コンクリート
12 床板コンクリート
13 サポート材
Claims (7)
- 鉄筋コンクリート造の壁板と床板とで構成するフラットスラブ壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法において、
水平な床用型枠と一連に設けた鉛直な一対の壁用型枠を間に挟む配置で前記床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内及び床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材が形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする、壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。 - 鉄筋コンクリート造の壁板と床板とで構成するフラットスラブ壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法において、
水平な床用型枠と一連に設けた鉛直な一対の壁用型枠を間に挟む配置で前記床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内に高強度コンクリートを打設し、床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材が形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする、壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。 - 鉄筋コンクリート造の壁板と床板とで構成するフラットスラブ壁式鉄筋コンクリート構造物の端部の構築工法において、
長尺の壁用型枠と短尺の壁用型枠とから成る鉛直な一対の壁用型枠について、前記短尺の壁用型枠に一連に設けた床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内及び床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記プレキャストコンクリート部材と、相対向する配置の前記長尺の壁用型枠の上端部とが形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする、壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。 - 鉄筋コンクリート造の壁板と床板とで構成するフラットスラブ壁式鉄筋コンクリート構造物の端部の構築工法において、
長尺の壁用型枠と短尺の壁用型枠とから成る鉛直な一対の壁用型枠について、前記短尺の壁用型枠に一連に設けた床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲内に、水平な鉄筋を串刺し状に設けた高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材を、前記壁用型枠の間口を塞がない大きさで設置し、前記壁用型枠内に高強度コンクリートを打設し、床用型枠上に普通強度のコンクリートを打設し、その後、前記プレキャストコンクリート部材と、相対向する配置の前記長尺の壁用型枠の上端部とが形成する空間部へ高強度コンクリートを打設して前記プレキャストコンクリート部材と壁板コンクリート及び床板コンクリートとの一体的結合を行うことを特徴とする、壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。 - 前記一対の高強度コンクリート製プレキャストコンクリート部材は、つなぎ部分を設けて一体化した構造として用いることを特徴とする、請求項1又は2に記載した壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。
- 前記プレキャストコンクリート部材、及び打設する高強度コンクリートは、前記普通強度のコンクリートよりも2倍以上の強度を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。
- 床用型枠上の高強度コンクリートを必要とする範囲は、壁板厚さの1.5〜4.0倍の領域であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した壁式鉄筋コンクリート構造物の構築工法。
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