JP4836184B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤の裏面側に画像制御基板アッセンブリと主基板アッセンブリが取り付けられた遊技機に関し、特に詳細には、後面視において、画像制御基板アッセンブリの一部分を主基板アッセンブリの一部分が覆うように配置されるとともに、主基板アッセンブリを遊技盤に対して後方に揺動させ、画像制御基板アッセンブリを遊技盤に対して着脱可能に構成した遊技機に関する。
パチンコ機等に代表される遊技機は、遊技における演出効果を高めるために遊技盤の中央部に画像表示装置を備え、遊技の進行状況に応じて表示される画像を変化させるものがある。このような遊技機においては、画像表示装置に表示される画像を制御する画像制御基板アッセンブリや遊技機全体を制御する主基板アッセンブリ等のユニットが用いられており、これらを遊技機内に効率よく配置するために、遊技盤の裏側に配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−52448号公報(第2図)
しかしながら、遊技機による演出効果を高めるために、近年では画像表示装置が大型化する傾向にあり、それにともない画像制御基板アッセンブリも大型化しているため、遊技盤の裏面側に主基板アッセンブリを配置するスペースが制限されるという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、遊技盤の裏面に取り付けられた画像制御基板アッセンブリの一部部を主基板アッセンブリの一部分が覆うように配置し、遊技盤に対して主基板アッセンブリを後方に揺動させることにより画像制御基板アッセンブリを遊技盤から着脱可能に構成した遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る遊技機は、前面に遊技領域が形成された遊技盤の裏面側に、左右方向に並んで取り付けられた左ユニット取付部および右ユニット取付部(例えば、実施形態における、左右主基板取付部15,16)と、これらの左右ユニット取付部に取り付けられる板状部材(例えば、実施形態における金属板17)と、これらの左右ユニット取付部に揺動可能に取り付けられるユニット(例えば、実施形態における主基板アッセンブリ30)とを有して構成される。
このような遊技機において、左ユニット取付部が、ユニットを揺動可能に支持する左支持面部を有する左支持部と、この左支持部から右方向に段状に延び、板状部材が取り付けられる左取付面部を有する左板取付部(例えば、実施形態における左金属板取付部15c)と、この左板取付部の左取付面部から外方に突出する左係合突起部と、左板取付部の下側の側面に突出するように形成された左下突起部とを有して構成され、また、右ユニット取付部が、左支持面部と略同一平面上に位置し、ユニットを揺動可能に支持する右支持面部を有する右支持部と、この右支持部から左方向に段状に延び、左取付面部と略同一平面上に位置し、板状部材が取り付けられる右取付面部を有する右板取付部(例えば、実施形態における右金属板取付部16c)と、右板取付部の右取付面部から外方に突出する右係合突起部と、右板取付部の下側の側面に突出するように形成された右下突起部とを有して構成され、さらに、板状部材が、左右板取付部の左右取付面部と当接する取付面部と、この取付面部の上下端部が折曲されて形成され、左右板取付部の上下の側面を覆う上下側面部と、取付面部に形成され、前記左右係合突起部の各々が挿入される左右係合孔と、これらの左右係合孔の各々の上側縁部に形成され、左右係合孔内に突出する左右嵌合部とを有して構成される。
そして、左右板取付部に板状部材を取り付けて、この板状部材の取付面部と左右板取付部の左右取付面部とが当接するときに、板状部材の下側面部が左右下突起部により下方に押され、左右係合突起部と左右係合孔の嵌合部とが嵌合するように構成される。
このような本発明の遊技機において、ユニットを揺動可能に支持する左右軸受部が、左右支持部の各々の下端に形成され、ユニットを左右支持部に対して揺動させたときに、このユニットの下側端部と左右板取付部の下側端部との間に間隙が形成されることが好ましい。
また、板状部材が導電性材料で形成され、ユニットが取り付けられたときに、この板状部材がユニットをシールドするように構成されることが好ましい。
本発明に係る遊技機を以上のように構成すると、左右ユニット取付部に板状部材を取り付けにおいて、左右ユニット取付部の左右取付面部と板状部材の取付面部とが当接するときに、左右下突起部により板状部材の下側面部が下方に押され、これにより、左右係合突起部と左右係合孔の嵌合部とが嵌合するため、この板状部材を左右ユニット取付部に簡単な操作で固定することができる。
また、この左右ユニット取付部の左右軸受部を中心にユニットを揺動させたときに、このユニットの下側端部と左右板取付部の下側端部との間に間隙が形成されると、ユニットを揺動させた状態で、左右ユニット取付部に対して金属板の着脱を行うことができる。
また、左右ユニット取付部とユニットとの間に位置する板状部材をシールドとして用いると、ユニットに対するノイズを低減させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1に示し、この図面を参照してパチンコ機PMの全体構成について説明する。ここで、図1はパチンコ機PMの正面図である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、常には右側縁部に設けられた施錠機構4を利用して外枠1に閉鎖施錠された状態で保持される。
前枠2の各部には、パチンコ遊技を展開する遊技展開部材として、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5および球皿6が正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉および着脱が可能に組付けられ、球皿6の右側下部には遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が装備されている。前枠2の中央部から上部にかけて後方に突出する方形枠状の収容枠(図示せず)が前枠2と一体に形成されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤10の正面の遊技領域PAを臨ませている。
なお、遊技盤10は、板厚19mm程度の積層合板を図示する所定形状に切断およびルーター加工して、その表面に所定意匠のセルを貼り付けた化粧板(ベニヤ板とも称される)11を基板として構成される。また、前枠2には、帯状の案内レール12が円弧状に固設され、この案内レール12で囲まれた内側に上述の遊技領域PAが区画される。
遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともにランプ風車や一般風車等の風車21、一般入賞具や始動具並びに大入賞口を備えたアタッカー等の入賞具22、および、遊技の進行状況に応じて所定の画像を表示させる画像表示装置23が取り付けられ、遊技領域PAの下端には入賞具22に入賞せずに落下した遊技球(「アウト球」という)を遊技盤10の裏面に排出させるアウト口24が設けられている。各入賞具22に落入した遊技球(「セーフ球」という)は、これらの入賞具22に設けられた入賞口スイッチおよび始動口スイッチにより検出され、化粧板11を貫通するセーフ球通路を通って遊技盤10の裏面に排出される。また、アウト口24に集められたアウト球は化粧板11を貫通するアウト球通路孔を通って遊技盤10の裏面側に排出される。
以上のように構成されたパチンコ機PMは、前枠2、ガラス扉5および球皿6がともに閉止され施錠された状態で遊技に供され、球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハンドル8が回動操作されると、球皿6に貯留された遊技球が打球発射装置により1球ずつ遊技盤10の遊技領域PAに打ち出され、以降パチンコゲームが展開される。
遊技盤10の裏面側には、パチンコ機PM全体の制御を行う主制御基板が収容された主基板アッセンブリ30や、画像表示装置23に表示される画像の制御を行う画像制御基板が収容された画像制御基板アッセンブリ40が取り付けられている。それでは、図2〜図8を参照して、遊技盤10に取り付けられた主基板アッセンブリ30および画像制御基板アッセンブリ40について説明する。ここで、図2は遊技盤10の背面図であり、図3は遊技盤10を背面側から見た斜視図であり、図4は遊技盤10に取り付けられた左右主基板取付部15,16および金属板17の分解斜視図であり、図5は左主基板取付部15の背面図および底面図であり、図6は右主基板取付部16の背面図および底面図であり、図7は金属板17の背面図および側面図であり、図8は左右主基板取付部15,16に金属板17を取り付けた状態の要部の背面図である。なお、以降の説明においては、図2〜図4の状態を基準にして前後左右、および、上下を定義する(図3参照)。
遊技盤10の中央部には画像表示装置23を取り付けるための開口部13が形成されており、この開口部13を挟むように遊技盤10の裏面側の左右縁部に画像アッセンブリ取付部14a,14bが配設されている。画像制御基板アッセンブリ40の左右両側部の上下には合計4個の取付突起部40a,40bが形成されており、この取付突起部40a,40bがネジ締結等で画像アッセンブリ取付部14a,14bに取り付けられて画像制御基板アッセンブリ40が遊技盤10に固定される。
また、遊技盤10の下部における裏面側の左右縁部には、それぞれ左主基板取付部15と右主基板取付部16とが配設されている。まず、左主基板取付部15は、図5に示すように、遊技盤10に固定される左基部15aと、この左基部15aの後部に形成され、主基板アッセンブリ30の左側を支持する左支持部15bと、この左支持部15bから右方に延びて形成され、金属板17が取り付けられる左金属板取付部15cとから構成される。この左支持部15bは、背面側に位置し、主基板アッセンブリ30を揺動可能に支持する左支持面部15dを有している。また、左金属板取付部15cは、背面側に位置し、後述する金属板17が取り付けられる左取付面部15eと、この左取付面部15eの上端から前方に延びる左上側面部15fと、左取付面部15eの下端から前方に延びる左下側面部15gとを有している。
また、右主基板取付部16は、図6に示すように、遊技盤10に固定される右基部16aと、この右基部16aの後部に形成され、主基板アッセンブリ30の右側を支持する右支持部16bと、この右支持部16bから左方に延びて形成され、金属板17が取り付けられる右金属板取付部16cとから構成される。このとき、右支持部16bは、背面側に位置し、主基板アッセンブリ30を揺動可能に支持する右支持面部16dを有している。また、右金属板取付部16cは、背面側に位置し、金属板17が取り付けられる右取付面部16eと、この右取付面部16eの上端から前方に延びる右上側面部16fと、右取付面部16eの下端から前方に延びる右下側面部16gとを有している。
ここで、左右支持部15b,16bの左右支持面部15d,16dは略同一平面上に位置している。また、左右金属板取付部15c,16cは、左右支持部15b,16bよりも前後方向幅および上下方向幅が小さく形成されて、全体として階段状に構成されており、左右取付面部15e,16eは略同一平面上に位置している。
左主基板取付部15の左取付面部15eには、後方に突出して上下方向に延びる左外側突起部15hと左内側突起部15iとからなる左係合突起部15jが形成されている。同様に、右主基板取付部16の右取付面部16eには、後方に突出して上下方向に延びる右外側突起部16hと右内側突起部16iとからなる右係合突起部16jが形成されている。また、左支持部15bの右端部には、左支持面部15dから左取付面部15e上に突出するように上下に並んだ2個の突起部15kが形成され、同様に、右支持部16bの左端部には、右支持面部16dから右取付面部16e上に突出するように上下に並んだ2個の突起部16kが形成されている。さらに、左金属板取付部15cの左下側面部15gには下方に突出する左下突起部15mが形成され、右金属板取付部16cの右下側面部16gには下方に突出する右下突起部16mが形成されている。
一方、このような左右金属板取付部15c,16cに取り付けられる金属板17は、図7に示すように、平板状の金属板の上端部と下端部を折り曲げて形成されており、左右金属板取付部15c,16cと当接する取付面部17a、この取付面部17aの上端から前方に延びる上側面部17b、および、取付面部17aの下端から前方に延びる下側面部17cを有している。そして、取付面部17aには、左右の縁部近傍にそれぞれ前後方向に貫通した左取付孔17dと右取付孔17eが形成されている。また、左右取付孔17d,17eの上端部には、この取付孔内に突出する左右嵌合部17f,17gが形成されている。
なお、図5〜図7に示すように、左金属板取付部15cの左上側面部15fから左下突起部15mまでの上下方向の幅D1、右金属板取付部16cの右上側面部16fから右下突起部16mまでの上下方向の幅D2、および、金属板17の上側面部17bから下側面部17cまでの内側の上下方向の幅D3は、略同一大きさに形成されている。
この金属板17を左右金属板取付部15c,16cに取り付けると、図8に示すように、左係合突起部15j(左外側および内側突起部15h,15i)が左取付孔17dに挿入され、右係合突起部16j(右外側および内側突起部16d,16e)が右取付孔17eに挿入される。そして、金属板17の取付面部17aの前面側が左右金属板取付部15c,16cの左右取付面部15e,16eと当接するとき、この金属板17の下側面部17cが、左右金属板取付部15c,16cの左右下側面部15g,16gに形成された左右下突起部15m,16mにより下方に押し下げられ、金属板17の上側面部17bが左右金属板取付部15c,16cの左右上側面部15f、16fと当接するとともに、左右取付孔17d,17eに形成された左右嵌合部17f,17gが、それぞれ、左外側および内側突起部15h,15iの上端側の間と、右外側および内側突起部16h,16iの上端側の間とに挿入されて嵌合する。また、金属板17の取付面部17aの左右端部が、それぞれ、突起部15k,16kに当接する。そのため、金属板17と左右金属板取付部15c,16cとの上下方向ガタが左右下突起部15m,16mで抑えられ、左右方向ガタが、突起部15k,16kと左右嵌合部17f,17gとで抑えられる。
なお、このように金属板17を左右主基板取付部15,16に取り付けることにより、この左右主基板取付部15,16の強度を上げることができる。
次に主基板アッセンブリ30について図9を用いて説明する。ここで、図9は主基板アッセンブリ30の分解斜視図である。主基板アッセンブリ30は、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御基板31と、この主制御基板31を内部に収容する主基板ケースとから構成される。ここで主基板ケースは、遊技盤10の裏面側に着脱されるケース本体部材50と、このケース本体部材50に着脱自在に取り付けられるケース蓋部材60とから構成される。この主基板アッセンブリ30は、主制御基板31がケース蓋部材60の内面側に取り付けられた状態で、このケース蓋部材60をケース本体部材50に装着可能に構成される。
主制御基板31は、中央部に配置されたCPU32や左右に配設された接続コネクタ33等の電子部品を有して構成される。この主制御基板31の四隅には、基板取付孔34が形成されており、基板取付ネジ61をこの基板取付孔34に挿入し、ケース蓋部材60の内側面に形成された基板取付部(図4においては図示せず)に対して螺挿することにより、主制御基板31をケース蓋部材60に対してネジ締結するように構成されている。
ケース本体部材50は、前面側に開口を有する矩形箱状の形状を有しており、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により一体的に成形される。このケース本体部材50の内面側底部51には、補強リブ52が
縦横に形成されており、ケース本体部材50の強度を向上させている。また、ケース本体部材50の側壁部(図9においては、底部51の上下の縁部から前方に延びる側壁部)53,53のそれぞれには、複数の蓋部材取付溝54が形成されている。
ケース蓋部材60は、ケース本体部材50の開口を覆う矩形箱状の形状を有しており、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により一体的に成形される。このケース蓋部材60の上下方向縁部に位置する側壁部69には、外方(図9においては上下方向)に突出する係止突起部62が複数形成されている。この係止突起部62は、上述の蓋部材取付溝54と同じ数だけ形成されており、その配置間隔も蓋部材取付溝54と対応している。そのため、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60を取り付けるときは、ケース本体部材50の開口側から、蓋部材取付溝54に係止突起部62を挿入し、その後、ケース蓋部材60を左右方向(この実施例においては左方向)にスライド移動させることで、係止突起部62と蓋部材取付溝54とを嵌合させ、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60を取り付ける。
ここで、ケース本体部材50の左端側には本体側仮止部55が形成されており、ケース蓋部材60の左端側には蓋側仮止部63が形成されている。ケース本体部材50にケース蓋部材60が取り付けられたとき、すなわち、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60が左方向にスライド移動して取り付けられたときに、これらの本体側仮止部55と蓋側仮止部63との位置は一致して係合し、ケース蓋部材60がケース本体部材50に対して右方向にスライド移動するのを規制する。なお、ケース本体部材50およびケース蓋部材60は、上述のように、樹脂材料で形成されており、これらの本体側仮止部55および蓋側仮止部63は薄く形成されているため、容易に撓めることができる。そのため、蓋側仮止部63の左端側を本体側仮止部55から離すように撓めることにより本体側仮止部55と蓋側仮止部63の係合は解除され、ケース本体部材50に対して、ケース蓋部材60を右方にスライド移動して、このケース蓋部材60をケース本体部材50から取り外すことができる。
このように、主制御基板31が収容される主基板ケースを、互いに分離できるケース本体部材50とケース蓋部材60とに分けて構成することにより、主制御基板31をケース蓋部材60に取り付けるときは、このケース蓋部材60の開口部を上方に向けて作業机等に載置した状態で行うことができるので、取り付け作業が容易になり組み立ての効率が向上する。また、ケース蓋部材60をケース本体部材50に取り付けるときも、スライド移動だけで取り付けることができるので、この作業も容易である。また、このようにケース本体部材50にケース蓋部材60をスライドして取り付ける構成にすると、ケース本体部材50側に蓋部材取付溝54を形成し、ケース蓋部材60に係止突起部62を形成することで取り付け構造ができるため、ケース本体部材50およびケース蓋部材60の構造を簡単にすることができる。
以上のように、主制御基板31は、主基板ケース(ケース本体部材50およびケース蓋部材60)内に格納されているため、主制御基板31に対する不正行為を防止することができる。また、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60をスライド移動できなくして不正操作を防止するために、この主基板アッセンブリ30には不正開放防止機構70が設けられている。
この不正開放防止機構70は、ケース本体部材50に形成された本体側係合部56と、ケース蓋部材60に形成された蓋側係合部64と、この蓋側係合部64に挿入されて用いられるストッパ部材71とから構成される。このストッパ部材71には係合爪部が形成されており、ケース本体部材50にケース蓋部材60が取り付けられたときに、この係合爪部が本体側係合部56と係合することによりケース本体部材50とケース蓋部材60とがロックされ、ケース蓋部材60から蓋側係合部64を切断しない限りケース本体部材50に対してケース蓋部材60をスライド移動できないように構成されている。
このように構成された主基板アッセンブリ30は、左右主基板取付部15,16に取り付けられており、左右主基板取付部15,16は、画像アッセンブリ取付部14a,14bよりも後方に突出するように形成されているため、図2および図3に示すように、主基板アッセンブリ30の上部が、後面視において、画像制御基板アッセンブリ40の下部を後方から覆うように遊技盤10に取り付けられる。このように、主基板アッセンブリ30が画像制御基板アッセンブリ40の一部を覆う(後面視において一部が重なる)ように配置することにより、画像制御基板アッセンブリ40の大型化に対して遊技盤10の上下方向寸法を大きくすることなく、これらのアッセンブリ30,40をこの遊技盤10の裏面側に配設することができる。
それでは、主基板アッセンブリ30と画像制御基板アッセンブリ40の遊技盤10に対する取り付けおよび取り外し方法について図10および図11を合わせて用いて説明する。ここで、図10は、遊技盤10に対して主基板アッセンブリ30を揺動させて傾けた場合の斜視図であって、金属板17を取り付けた状態であり、図11は、金属板17を取り外した状態である。
遊技盤10の裏面に取り付けられた左右主基板取付部15,16の左右支持部15b,16bにおける左右支持面部15d,16dの下端部には、それぞれ後方に突出し、上方が開口したU字状の左右軸受部15n,16nが設けられている。また、主基板ケースのケース本体部材50には、左右の両側部の下部から左右方向に突出して同軸上に延びる取付軸57a,57bが設けられている。遊技盤10に主基板アッセンブリ30を取り付けるときは、図10に示すように、左右主基板取付部15,16に対して主基板アッセンブリ30を斜めにして、取付軸57a,57bを上方から左右軸受部15n,16nの開口に挿入した後、取付軸57a,57bを中心に主基板アッセンブリ30を前方に揺動させる。
なお、左右主基板取付部15,16に対する主基板アッセンブリ30の固定は、ケース本体部材50の左側部から外方に延びた左側固定部58に取り付けられた左ナイラッチ36と、ケース蓋部材60の右側部から外方に延びた右側固定部68に取り付けられた右ナイラッチ37とが用いられる。ナイラッチとは、上部に位置する操作部を下方に押し下げると、下部に位置する張出部が外周方向に張り出してその径が大きくなり、操作部を上方に引き上げると、張出部が内周方向に格納されてその径が小さくなるように構成された係止部材である。
左右ナイラッチ36,37の操作部が引き上げられた状態で、上述のように、主基板アッセンブリ30が取付軸57a,57bを中心に上方に揺動されると、左右主基板取付部15,16における左右支持部15b,16bの左右ナイラッチ36,37に対向する位置に係合孔15p,16pが形成されており、この係合孔15p,16pに左右ナイラッチ36,37の張出部が挿入される。この状態で左右ナイラッチ36,37の操作部を押し下げると張出部が張り出して係合孔15p,16pと係合し、主基板アッセンブリ30が左右主基板取付部15,16に固定される。
このとき、左右主基板取付部15,16の左右支持部15b,16bに形成された左係合突起部15j(左外側および内側突起部15h,15i)と、右係合突起部16j(右外側および内側突起部16h,16i)とが、ケース本体部材50の裏面側(図2等においては、前面側)に形成されたリブ59により作られる格子に挿入されるため、主基板アッセンブリ30の荷重は、取付軸57a,57bと左右ナイラッチ36,37に加えてこの左右係合突起部15j,16jとで支えられるように構成されている。
また、なお、左右金属板取付部15c,16cに金属板17が取り付けられたときの、この金属板17の取付面部17aの後面と左右支持部15b,16bの左右支持面部15d,16dとは略同一平面上に位置するように構成されている。そのため、主基板アッセンブリ30が左右主基板取付部15,16に取り付けられると、ケース本端部材50の裏面側(図10においては前方側の面)が左右支持部15b,16bの左右支持面部15d,16dおよび金属板17の取付面部17aに当接するため、この金属板17の前後方向のガタが抑えられ固定される。
このように、左右軸受部15n,16nに対して取付軸57a,57bを中心に揺動させることにより、主基板アッセンブリ30を後方に揺動させると、画像制御基板アッセンブリ40の後方側に作業空間を形成することができる。そのため、画像制御基板アッセンブリ40を後方から覆うように主基板アッセンブリ30が取り付けられていても、この作業空間を利用して、画像制御基板アッセンブリ40を遊技盤10に対して着脱することができ、作業が容易になる。特に、画像制御基板アッセンブリ40や画像表示装置23は交換・保守作業が必要となる場合があるため、このように主制御基板アッセンブリ30を容易に揺動可能にすることにより、これらの作業の効率化を図ることができる。
ところで、図11等に示すように遊技盤10において、左右主基板取付部15,16の間には例えば、画像制御基板アッセンブリ40に電源や信号を送るためのコネクタ等が設けられている。そのため、主基板アッセンブリ30を左右主基板取付部15,16に対して後方に揺動させた状態で金属板17の取り付けおよび取り外しを行う必要がある。
このとき、左右金属板取付部15c,16cは、左右軸受部15n,16nが設けられている左右支持部15b,16bよりも上下方向および前後方向幅が小さく形成されており、かつ、左右軸受部15n,16nは左右支持部15b,16bの下端に設けられているため、この金属板取付部15c,16cの後側の下端部と主基板アッセンブリ30の前側の下端部との間に間隙18が形成される。そのため、この間隙18を利用することにより、主基板アッセンブリ30が左右主基板取付部15,16に前方に揺動された状態で取り付けられていても、金属板17の取り付けおよび取り外しを行うことができる。すなわち、金属板17を左右の金属板取付部15c,16cに取り付けるときは、金属板17の下側面部17cの端部が間隙18にあるため、この下側面部17cを左右金属板取付部15c,16cの左右下側面部15g,16gに当接するように挿入し、最後に左右下突起部15m,16mによりこの下側面部17cを下方に押すことによりこの金属板17を固定することができる。取り外すときも同様である。
なお、主基板アッセンブリ30を構成するケース本体部材50およびケース蓋部材60は透明な素材で形成されているため、内部に装着された主制御基板31の状態を外部から視認することができるが、ABS樹脂やPC等の樹脂材料を用いた場合、シールド効果は期待できず、例えば、前方側に位置する画像制御基板アッセンブリ40からのノイズの影響を主制御基板31が受けてしまう。しかしながら、上述のように、左右主基板取付部15,16と主基板アッセンブリ30との間に導電性の金属板17が取り付けられているため、この金属板17がシールドとなり、主制御基板31に対するノイズを低減することができる。
以上説明した本発明の実施形態において、達成される主要な効果を整理すれば、下記のようになる。
第1に、左右主基板取付部15,16の間に金属板17を取り付けることにより、この左右主基板取付部15,16の強度を高くすることができる。
第2に、左右金属板取付部15c,16cの左右下側面部15g,16gに、左右下突起部15m,16mを設けることにより、この左右主基板取付部15,16に金属板17を取り付ける場合において、左右主基板取付部15,16の左右取付面部15e,16eと金属板17の取付面部17aとが当接するときに、左右下突起部15m16mにより金属板17の下側面部17cが下方に押され、これにより、左右係合突起部15j,16jと左右係合孔17d,17eの左右嵌合部17f,17gとが嵌合するため、この金属板17を左右主基板取付部15,16に簡単な操作で固定することができる。
また、第3に、この左右主基板取付部15,16の左右軸受部15n,16nを中心に主基板アッセンブリ30を揺動させたときに、この主基板アッセンブリ30の下側端部と左右金属板取付部15c,16cの下側端部との間に間隙18が形成されることにより、主基板アッセンブリ30を揺動させた状態で、左右主基板取付部15,16に対して金属板17の着脱作業を行うことができる。
さらに、第4に、左右主基板取付部15,16と主基板アッセンブリ30との間に位置する金属板17をシールドとして用いると、この主基板アッセンブリ30に対するノイズを低減させることができる。
本発明に係る遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 上記パチンコ機に設けられた遊技盤の背面図である。 上記遊技盤の背面側の斜視図である。 上記遊技盤に取り付けられる左右主基板取付部と金属板との分解斜視図である。 左主基板取付部を示す図であって、(a)は背面図であり、(b)は底面図である。 右主基板取付部を示す図であって、(a)は背面図であり、(b)は底面図である。 金属板を示す図であって、(a)は背面図であり、(b)は側面図である。 上記遊技盤に取り付けられた状態の左右主基板取付部と金属板の背面図である。 上記パチンコ機に設けられた主基板アッセンブリの分解斜視図である。 主基板アッセンブリを左右主基板取付部に対して揺動させた状態であって、金属板を取り付けた状態を示す背面側から見た斜視図である。 主基板アッセンブリを左右主基板取付部に対して揺動させた状態であって、金属板を取り外した状態を示す背面側から見た斜視図である。
符号の説明
PM 遊技機
PA 遊技領域
10 遊技盤
15 左主基板取付部(左ユニット取付部)
15b 左支持部
15c 左金属板取付部(左板取付部)
15d 左支持面部
15e 左取付面部
15j 左係合突起部
15m 左下突起部
15n 左軸受部
16 右主基板取付部(右ユニット取付部)
16b 右支持部
16c 右金属板取付部(右板取付部)
16d 右支持面部
16e 右取付面部
16j 右係合突起部
16m 右下突起部
16n 右軸受部
17 金属板(板状部材)
17a 取付面部
17b 上側面部
17c 下側面部
17d 左係合孔
17e 右係合孔
17f 左嵌合部
17g 右嵌合部
18 間隙
30 主基板アッセンブリ(ユニット)

Claims (3)

  1. 前面に遊技領域が形成された遊技盤の裏面側に、左右方向に並んで取り付けられた左ユニット取付部および右ユニット取付部と、
    前記左右ユニット取付部に取り付けられる板状部材と、
    前記左右ユニット取付部に揺動可能に取り付けられるユニットと、を有する遊技機であって、
    前記左ユニット取付部が、
    前記ユニットを揺動可能に支持する左支持面部を有する左支持部と、
    前記左支持部から右方向に段状に延び、前記板状部材が取り付けられる左取付面部を有する左板取付部と、
    前記左板取付部の前記左取付面部から外方に突出する左係合突起部と、
    前記左板取付部の下側の側面に突出するように形成された左下突起部と、を有して構成され、
    前記右ユニット取付部が、
    前記左支持面部と略同一平面上に位置し、前記ユニットを揺動可能に支持する右支持面部を有する右支持部と、
    前記右支持部から左方向に段状に延び、前記左取付面部と略同一平面上に位置し、前記板状部材が取り付けられる右取付面部を有する右板取付部と、
    前記右板取付部の前記右取付面部から外方に突出する右係合突起部と、
    前記右板取付部の下側の側面に突出するように形成された右下突起部と、を有して構成され、
    前記板状部材が、
    前記左右板取付部の前記左右取付面部と当接する取付面部と、
    前記取付面部の上下端部が折曲されて形成され、前記左右板取付部の上下の側面を覆う上下側面部と、
    前記取付面部に形成され、前記左右係合突起部の各々が挿入される左右係合孔と、
    前記左右係合孔の各々の上側縁部に形成され、前記左右係合孔内に突出する左右嵌合部と、を有して構成され、
    前記左右板取付部に前記板状部材を取り付けて、前記板状部材の前記取付面部と前記左右板取付部の前記左右取付面部とが当接するときに、前記板状部材の下側面部が前記左右下突起部により下方に押され、前記左右係合突起部と前記左右係合孔の前記嵌合部とが嵌合するように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ユニットを揺動可能に支持する左右軸受部が、前記左右支持部の各々の下端に形成され、
    前記ユニットを前記左右支持部に対して揺動させたときに、前記ユニットの下側端部と前記左右板取付部の下側端部との間に間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記板状部材が導電性材料で形成され、
    前記ユニットが取り付けられたときに、前記板状部材が前記ユニットをシールドするように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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