JP4203789B2 - 基板ケースの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基板ケースの取付構造に関し、更に詳細には、遊技機に配設された第1基板ケースの背面側に、第2基板ケースをヒンジ機構を介して回動可能に重ねて配設した基板ケースの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
代表的な遊技機であるパチンコ機の基本的な構成としては、外枠に組付けられた中枠に、遊技盤、上球皿ユニット、打球発射装置を配設した下球皿ユニット、球送り装置、効果音出力装置、各種の球処理部等を有する機構セット盤等の種々の遊技部品が夫々設置されている。また、前記パチンコ機の裏側に、主制御基板、払出制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板、発射制御基板等の各種制御基板が配設されて、パチンコ機に配設される各種遊技部品を制御するようになっている。なお、前記各制御基板は透明の基板ケースに収容されて、該基板の損傷や不正行為を容易に発見し得るよう構成される。
【0003】
ところで、パチンコ機は多数の遊技部品から構成され、またスペースも限られているため、各基板ケースを効率的に配置する必要がある。そこで、所要の制御基板を収納した第1基板ケースの背面側に、別の制御基板を収納した第2基板ケースを重ねて配設する構成が提案されている。この場合に、前記第1基板ケースにおける背面側の下端部に軸部を形成すると共に、前記第2基板ケースにおける前面の下端縁に孔部を形成して、該孔部に軸部を挿通することでヒンジ機構を構成し、該第2基板ケースを第1基板ケースに対して回動可能に枢着している。すなわち、第1基板ケースの背面側に配設した第2基板ケースをヒンジ機構により回動して第1基板ケースの背面を開放することで、該第1基板ケースに収納した制御基板の状態を容易に確認し得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記第1基板ケースに対して第2基板ケースを回動開放した際に、この第2基板ケースが、該ケース全体の自重によってヒンジ機構を中心として勢いよく回動し、前記第1基板ケースの下方位置に配設された遊技部品と接触して損傷する畏れがある。また、前記第2基板ケースが勢いよく回動することで、前記ヒンジ機構の損傷に繋がる原因ともなっている。そこで、前記第2基板ケースの下端部から下方に延出する位置規制部材を設けて、該第2基板ケースを回動開放した際に、この位置規制部材を第1基板ケースの下面に当接させることにより、第2基板ケースの回動範囲を規制するよう構成したものが提案されている。しかし、前記位置規制部材を第2基板ケースに別途配設しているので、コストが増大する欠点が指摘される。また、前記位置規制部材は、前記第1および第2基板ケースより下方に突出しているため、該第1および第2基板ケースの下方に配設する遊技部品の取付け・取外し作業が妨げられる問題もある。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、別途位置規制部材を設けることなく、第1基板ケースに対する第2基板ケースの回動範囲を規制し、ヒンジ機構の損傷を防止すると共に、両基板ケースの下方に配設した遊技部品の取付け・取外しを容易に行ない得る基板ケースの取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る基板ケースの取付構造は、
遊技機(P)に配設した第1基板ケース(21)と、この第1基板ケース(21)の背面側に重ね合わせるように配設した第2基板ケース(27)と、前記第1基板ケース(21)および第2基板ケース(27)の下方側に設けられ、該第1基板ケース(21)に対して第2基板ケース(27)を回動可能に枢着するヒンジ機構(41)と、前記第1基板ケース(21)および第2基板ケース(27)の上方側に設けられ、該第1基板ケース(21)に第2基板ケース(27)を係脱可能に係止する係止手段(44)とを備える基板ケースの取付構造において、
前記ヒンジ機構(41)は、前記第1基板ケース(21)の背面 (24) に突設されて該第1基板ケース (41)の下端縁(24a)から所要距離だけ上側に左右方向に所要距離離間して位置し、左右方向に整列する位置に軸孔 (42b) を備える一対の軸受部 (42) と、前記第2基板ケース(27)における第1基板ケース (21) と対向する前面 (29) に突設されて前端部が円形状に形成され、該第2基板ケース (27) の下端縁から所要距離だけ上側に前記軸受部 (42) に対応するよう左右方向に所要距離離間して位置し、該軸受部 (42) の軸孔 (42b) に挿通される支軸 (43b) を備える一対の軸部 (43) とから構成され、
前記第1基板ケース (21) の背面 (24) には、前記軸受部 (42) の軸孔 (42b) に対して支軸 (43b) が整列する位置に前記軸部 (43) を位置決めするガイド溝 (23b) が形成されて、このガイド溝 (23b) に沿って第2基板ケース (27) を移動することで該軸孔 (42b) に支軸 (43b) を挿通させ得るよう構成され、
前記第1基板ケース (21) における背面 (24) の上部位置には、左右に離間する位置に当接部 (23d) が凹設されると共に、第2基板ケース (27) における前面 (29) の上部位置には、左右方向に離間する位置に一対の台部 (28a) が突設されて、前記係止手段 (44) により第1基板ケース (21) に第2基板ケース (27) を係止した際に、当接部 (23d) に台部 (28a) が当接して両基板ケース (21,27) の対向面 (24,29) 同士が離間し、
前記係止手段(44)による係止を解除して、前記第2基板ケース(27)を第1基板ケース(21)に対し回動させた際に、第1基板ケース(21) 下端縁(24a) と第2基板ケース (27) 下端縁(29a)とを当接させることで、該第2基板ケース(27)を前記第1基板ケース(21)の背面(24)を開放する状態に保持されるよう構成したことを特徴とする。
【0007】
また、前記第1基板ケース (21) の上面は、前側から後側に向かうにつれて下方傾斜するよう形成され、
記係止手段(44)は、前記第1基板ケース(21)の上面に形成された係止突部(45,45)と、前記第2基板ケース(27)の前面(29)上部に形成されて第1基板ケース (21) および第2基板ケース (27) を閉じた状態で前記係止突部(45,45)と同じ高さに位置し、上下に弾性変形可能な略矩形の片部 (46a,46a) および片部 (46a,46a) に開設されて係止突部 (45,45) が挿通して係脱可能な孔部 (46b,46b) を有すると係脱可能な係止フック(46,46)とから構成するようにしてもよい。
【0010】
そして、前記第2基板ケース(27)の側部に、前記第1基板ケース(21)に対して固定手段により固定可能な固定部(28b)を形成することもできる。
【0011】
【作用】
本発明に係る基板ケースの取付構造は、第2基板ケースを第1基板ケースの背面側に回動可能に枢着するヒンジ機構を、第1基板ケースおよび第2基板ケースの下端縁から所要距離だけ上側に位置するよう突設すると共に、前記第1基板ケースにおける背面の上部位置に凹設した当接部に、第2基板ケースにおける前面の上部位置に突設した台部が当接することで両基板ケースの対向面同士が離間するよう構成し、更に前記第2基板ケースを第1基板ケースに対し回動させた際に、第1基板ケースおよび第2基板ケースの対向し合う下端縁当接するよう構成することで、当該第2基板ケースが勢いよく回動する前に回動を規制することができる。従って、前記第2基板ケースを回動させた際に、前記ヒンジ機構に過度の負荷が掛かって損傷するのを防止し得る。また、前記第2基板ケースの回動を規制する位置規制部材を設ける必要がないので、コストを低減し得ると共に、基板ケースの下方に配設された部材の取付け・取外しを容易に行ない得るようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る基板ケースの取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、本実施例では、パチンコ機に配設した液晶表示装置(LCD)を制御する表示制御基板を収容した第1基板ケースの背面側に、該表示制御基板を含む複数の制御基板を制御する統括制御基板を収容した第2基板ケースを回動可能に重ねて取付ける取付構造につき説明する。
【0013】
先ず、実施例に係るパチンコ機の概略構成について、図7を参照して説明する。本実施例のパチンコ機Pは、その基本的な概略構成として、固定用の外郭枠とされる外枠Aの開口前面側に対して中枠Bが、連結支持手段および施錠手段(何れも図示せず)を利用して着脱および開放可能に組付けられている。そして中枠Bに対して、後側にガラス枠Dを組付けた前枠Cと、その下方にセットされる上球皿Eの後側に組付けられた開閉セット板(図示せず)には、電動式の球送り装置(図示せず)等がセットされている。また、前記中枠Bの下部に下球皿Fおよび打球発射装置H等が設置されている。更に、前記中枠Bの下側には、効果音を出力する効果音出力装置15を配設してある。更にまた、図8に示すように、パチンコ機Pの裏側に球処理部等を備えた機構セット盤Gや、各種制御基板18,19等が装備され、更に中枠Bに所要の遊技領域Iを構成した遊技盤Jが着脱交換可能にセットされている。
【0014】
前記遊技盤Jは、図7に示すように、略円形状に湾曲形成したレール10により囲まれた遊技領域Iの前側において、縦央やや下部に配設されて球をスイッチで検出し得る始動入賞具11と、この始動入賞具11の直上方に配設されて該遊技盤Jを装飾する装飾部材Lと、風車とも称されて遊技球の落下方向を変向する普通案内車13と、大型電動式の入賞装置M等が配設されている。そして、前記装飾部材Lに開設した可視表示部14に、遊技盤Jの後側から図柄表示装置Kが臨んでいる。なお、前記遊技盤Jにおける遊技領域Iの両側部には、該遊技盤を装飾する装飾ランプN,Nが配設されている。なお、以下の説明において、前後、左右および上下とは、図7に示すようにパチンコ機Pを前記遊技盤J側から見た場合において指称するものとする。
【0015】
(第1基板ケースについて)
ここで、前記図柄表示装置Kは、各種図柄等を表示する前記LCDと、該LCDを制御する表示制御基板(図示せず)とから構成されており、透明な略矩形箱状の前記第1基板ケース21(図1参照)に、該LCDおよび表示制御基板が収容されている。前記第1基板ケース21は、前後に分離可能な前ケース体22および後ケース体23とから形成されており、両ケース体22,23を従来公知の各種手段により着脱可能に組付けてある。また、前記前ケース体22の前面には、前記可視表示部14と整合する開口部(図示せず)が開設されて、前記LCDにおける図柄を表示する表示面が、この開口部から外部に露出している。なお、図1または図2に示すように、前記前ケース体22の左右両側部には、通孔22bを形成したフランジ部22aが外側に向かって夫々延出しており、後側からこの通孔22bに挿通した止着具を前記パチンコ機P裏側に固定することで、前記第1基板ケース21が着脱可能に取付けられている。
【0016】
図1または図4に示すように、前記後ケース体23(第1基板ケース21)の背面(対向面)24には、該後ケース体23の下端縁24aから所要距離だけ上方に離間した位置に、左右に離間して一対の軸受部42,42が形成されている。なお、前記第1基板ケース21の下端縁24aと各軸受部42との離間寸法は、前記第1基板ケース21における上下方向の長さ寸法の概ね1/3程度以内とすることが好ましく、更に好適には1/5〜1/4の範囲である。各軸受部42は、前記背面24から後方に向かって突設された固定片42aと、該固定片42aに形成されて左右に整列する軸孔42bとから構成されており、該軸孔42bに前記第2基板ケース27における軸部43(後述)の支軸43bが挿通されて、該第2基板ケース27を回動可能に支持している。すなわち、前記軸受部42および軸部43が、前記第1基板ケース21に対して前記第2基板ケース27を回動可能に枢着するヒンジ機構41として機能する。また、前記各固定片42aと前記後ケース体23の背面24との連接部位には、図1または図4に示すように、前記軸部43を位置決めするガイド溝23bが左方向(図1または図4において右方向)に延在するよう形成されている。
【0017】
前記後ケース体23における背面24の下方位置には、前後方向に貫通する挿通孔25aを開設した凹部25が形成され、該挿通孔25aに前記第1基板ケース21に収容した前記表示制御基板のコネクタ受部48(図5または図6参照)が挿通されている。また、前記後ケース体23における背面24の上部位置には、左右に離間する位置に後述の台部28a,28aが当接する当接部23d,23dが凹設されている。更に、前記背面24の左側部(図において右側部)には、ネジ孔23cを形成してある
【0018】
前記後ケース体23(第1基板ケース21)の上面23aは、図5または図6に示すように、前側から後側に向かうにつれて下方傾斜すると共に、該上面23aには左右に離間して一対の係止突部45,45が突設されて、該係止突部45,45に後述する係止フック46,46が係脱可能に係止するようになっている。すなわち、前記係止突部45,45および係止フック46,46が、前記第1基板ケース21に対して第2基板ケース27を係脱可能に係止する係止手段44として機能している。なお、前記各係止突部45には、上方から下方に向かうにつれて後方に傾斜した第1傾斜面45aが形成されており、該係止突部45に対する係止フック46の係止を容易に行ない得るよう構成されている。
【0019】
(第2基板ケースについて)
一方、図1に示すように、前記第1基板ケース21の背面24側に重ね合わせるように配設される第2基板ケース27は、該第1基板ケース21と対向する略矩形状のベース体28と、該ベース体28に着脱可能に組付けられて後方側に位置するカバー体31とから透明の矩形箱状に形成される。なお、前記第2基板ケース27の上下方向の長さ寸法は、前記第1基板ケースの上下方向の長さ寸法と略同一となるよう設定してある。そして、この第2基板ケース27に、パチンコ機全体を制御する主制御基板18(図8参照)からの制御信号に基づいて前記表示制御基板、効果音出力装置15および装飾ランプNの制御を行なう統括制御基板50を収容している。また、前記統括制御基板50の表面(後方側を指向する面)には、図1に示すように、多数のCPUやROM等の高さ寸法の小さい各種電子部品51と、該基板50の右上方(図1において左上方)に位置して電源基板19(図8参照)から供給される電源電圧を所定の電圧に変換するコンバータ52や、当該基板50の左下方(図1において右下方)に位置してアンプ等の発熱性の高い電子部品51を冷却する放熱板53等の高さ寸法の大きい放熱部品が混在的に配設されている。ここで、発熱量の多い前記コンバータ52等の放熱部品は、前記電子部品51の上側に配設してある。なお、前記放熱板53の放熱フィン53aは上下に延在するよう形成されており、該放熱板53で熱交換した空気(熱気)が、効率的に上方移動し得るようになっている。
【0020】
更に、前記統括制御基板50の下部位置には、前記主制御基板18に接続する第1コネクタ受部55、表示制御基板に接続する第2コネクタ受部56、前記装飾ランプに接続される第3コネクタ受部57および前記効果音出力装置15に接続される第4コネクタ受部58が夫々形成されている。更にまた、前記統括制御基板50の右上部位置(図1において左上部位置)に、前記電源基板19に接続する電源用コネクタ受部59を形成してある。ここで、前記第2コネクタ受部56は、前記表示制御基板の前記コネクタ受部48と前後に整列する位置に設けれられ、後述するハーネス60による接続距離が短くなるようにしている。なお、前記放熱板53の上方位置に、前記効果音出力装置15から出力される音量を調節する音量調節ツマミ54を配設してある。
【0021】
前記ベース体28(第2基板ケース27)における前記第1基板ケース21と対向する前面(対向面)には、図1または図4に示すように、その下端縁29aから所要距離だけ上側に離間した位置に、前記第1基板ケース21(後ケース体23)の前記軸受部42と対応的に、前記軸部43が夫々形成されている。なお、前記第2基板ケース27の下端縁29aと各軸部43との離間寸法は、前記第2基板ケース27における上下方向の長さ寸法の概ね1/3程度以内とすることが好ましく、更に好適には1/5〜1/4の範囲内である。各軸部43は、前記ベース体28に突設された平板状の支持片43aと、該支持片43aから右方向(図1において左方向)に突出し、前記軸受部42の軸孔42bに挿入する支軸43bとから構成される。すなわち、前記各軸孔42bの左側(図1または図4において右側)に対応する支軸43bを夫々整列させた状態で、前記第2基板ケース27を右方向(図1において左方向)に移動することで各軸孔42bに支軸43bが夫々挿通されて、前記第1基板ケース21に対して第2基板ケース27が回動可能に枢着される。なお、前記各支持片43aの前端部は略円形状に形成されると共に、前記軸孔42bと前記支軸43bとを整列させた際に、該支持片43aが前記後ケース体23における前記ガイド溝23bに当接することにより、このガイド溝23bに沿って支持片43が案内されて、支軸43bが軸孔42bに簡単に挿通されるようになっている。
【0022】
また前述のように、前記ヒンジ機構41は、図2,図5または図6に示す如く、前記第1基板ケース21の背面24に設けた一対の軸受部42,42と、前記第2基板ケース27の前面に設けた一対の軸部43,43とから構成されるため、該第2基板ケース27を第1基板ケース21に枢着した際に、第1基板ケース21の下部位置と、第2基板ケース27の下部位置との間に、該ヒンジ機構41(軸部43および軸受部42)の突出寸法に対応する空間部38が形成される。すなわち、前記第1基板ケース21と第2基板ケース27との間に空間部38を形成することで、第2基板ケース27は、前記第1基板ケース21に対して回動し得るよう構成されている。また、前記空間部38を空気が流通して、第1基板ケース21の背面24および第2基板ケース27の前面29を冷却し得るようになっている。
【0023】
なお、前記第2基板ケース27の回動範囲は、前記ヒンジ機構41の形成位置(各基板ケース21,27の下端縁24a,29aと、軸受部42および軸部43との離間寸法)および前記空間部38の寸法(背面24と前面29との離間寸法)に依拠している。また、本実施例では、前記ヒンジ機構41の形成位置および前記空間部38の寸法を、前記第2基板ケース27を該ヒンジ機構41を中心として第1基板ケース21から離間する後方(図5における反時計方向)に回動した際に、該第1基板ケース21の下端縁24aに第2基板ケース27の下端縁29aが当接することで、該第2基板ケース27の回動が規制されるよう設定してある(図6参照)。
【0024】
ここで、両端縁24a,29aが当接するまでの第2基板ケース27の回動範囲は、該第2基板ケース27が回動開始してから回動が規制されるまでの間に、自重で回動の勢いが大きくならず、かつ回動が規制された際に第1基板ケース21の背面側を視認し得る範囲に設定される。そして、第2基板ケース27の好適な回動角度としては、第1基板ケース21に対して概ね20〜50°回動する範囲であり、更に好適には20〜30°の範囲である。なお本実施例では、第2基板ケース27が、第1基板ケース21に対して略30°回動するよう構成してある。このように、前記第2基板ケース27の回動角度を小さくすることで、該第2基板ケース27の回動する勢いが大きくならないため、前記ヒンジ機構41の損傷を低減することが可能である。
【0025】
また、前記ベース体28(第2基板ケース27)の前面における上端縁29bには、前記第1基板ケース21の係止突部45,45と対応する左右に離間する位置に、該係止突部45,45に係脱可能な前記係止フック46,46が形成されている。前記各係止フック46は、上下に弾性変形可能な略矩形の片部46aと、該片部46aに開設されて前記係止突部45が挿通する孔部46bとから構成される。そして、前記孔部46bに前記係止突部45を挿通することにより、該係止突部45が前記片部46aに係止されて、前記第2基板ケース27の後方移動が規制されるようになっている。
【0026】
なお、前記各片部46aの前端部には、前方から後方に向かうにつれて下方に傾斜する第2傾斜面46cが形成されており、前記係止突部45を前記孔部46bに容易に案内し得るようになっている。更に、前記ベース体28(第2基板ケース27)の前面における上端縁29bの近傍には、左右方向に離間して一対の台部28a,28aが突設されて、前記両係止フック46,46を係止突部45,45に係止した際に、各台部28aの前端部が前記後ケース体23に形成した前記当接部23dに当接するよう構成してある。すなわち、前記各台部28aが前記当接部23dに当接することで第2基板ケース27の前方への回動を規制すると共に、前記第1基板ケース21における背面24の上部位置と第2基板ケース27における前面29の上部位置との間が、前記空間部38と略同一距離だけ離間するようになっている。
【0027】
すなわち、前記第2基板ケース27は、前記係止突部45,45に前記係止フック46,46を係止して、該第2基板ケース27が前記第1基板ケース21に対して重ね合わされた第1状態(図5参照)、および前記ヒンジ機構41を中心に第2基板ケース27がその上端縁29bが第1基板ケース21から離間する方向へ回動して、該第2基板ケース27(ベース体28)の下端縁29aが、第1基板ケース21(後ケース体23)の下端縁24aに当接する第2状態(図6参照)に変位可能に構成されている。なお、前記第2基板ケース27を第1状態とした際に、前記ベース体28の左側部(図1において右側部)に形成した固定部28bの通孔28cが、前記後ケース体23の前記ネジ孔23cに整列し、図示しないネジにより固定可能となっている。
【0028】
(第2基板ケースのカバー体について)
図1または図3に示すように、前記第2基板ケース27における前記カバー体31の後面部(面部)31aは、前記統括制御基板50の表面に配設した前記電子部品51の高さ寸法に対応して、この電子部品51を保護する第1保護部32と、前記各放熱部品(コンバータや放熱板)52,53の高さ寸法に対応して、これらの放熱部品52,53を保護する第2保護部36とから形成される。すなわち、前記カバー体31は、前記第2保護部36が前記第1保護部32より後方に突出している。また、前記各第2保護部36における上下に対向する上側面(側面)36aおよび下側面(側面)36bには、前後に延在する複数の上放熱口37aおよび下放熱口37bが形成されて、該上放熱口37aから前記放熱部品52,53が発する熱気を外部(上方)に放出すると共に、下放熱口37bから外気を取り込むよう構成してある。更に、前記第2保護部36の背面36cにも多数の後放熱口37cが形成してあり、前記放熱部品52,53が発する熱気を外部(後方)に放出し得るようになっている。
【0029】
また、図3に示すように、前記カバー体31(第1保護部32)の下部位置および右上部位置(図1において左上部位置)には、前方に凹んだ段部34,34が形成され、該段部34,34に、前記統括制御基板50に設けた各コネクタ受部55,56,57,58,59を挿通するためのコネクタ用通孔34aが対応的に形成してある。そして、各通孔34aに挿通された第2コネクタ受部56と前記表示制御基板のコネクタ受部48とが、ハーネス60(図5または図6参照)を介して接続される。なお、前記カバー体31(第1保護部32)における前記各段部34と対応する側面32b,32bは、後方に向かうにつれて前記各コネクタ受部55,56,57,58,59から離間する方向に傾斜しており、前記ハーネス60の着脱を容易に行ない得るよう構成されている。また、前記カバー体31の前記第1保護部32における背面32cの左上部位置(図1において右上部位置)に通孔32aが形成されて、該通孔32aから前記音量調節ツマミ54が外部に通出している。なお、前記第1保護部32の背面32cには、前記通孔32a(音量調節ツマミ54)から所要距離離間する位置に、該通孔32aを略囲繞するよう保護壁部33が立設されており、該音量調節ツマミ54の意図しない操作および遊技球との接触を防止している。
【0030】
【実施例の作用】
次に、本実施例に係る基板ケースの取付構造の作用につき説明する。前記第1基板ケース21(後ケース体23)の前記各軸受部42(ヒンジ機構41)における軸孔42bの左側(図1において右側)に、前記第2基板ケース27(ベース体28)における前記各軸部43(ヒンジ機構41)の支軸43bを整列させる。このとき、前記軸部43の支持片43aが前記第1基板ケース21の背面24に設けたガイド溝23bに当接するので、前記軸孔42bに支軸43bが整列する位置に第2基板ケース27を容易に位置決めできる。そして、前記第2基板ケース27を前記ガイド溝23bに沿って右方向(図1において左方向)に移動させると、前記各軸孔42bに前記各支軸43bが挿通されて、該第2基板ケース27が前記第1基板ケース21に対して回動可能に枢着される。このように、前記ガイド溝23bを設けることにより、前記第1基板ケース21に対する第2基板ケース27の位置決めおよび枢着を簡単に行なうことができる。
【0031】
この状態で、前記第2基板ケース27の前面29を前記第1基板ケース21の背面24に近接する方向(図6おける時計回り)に該第2基板ケース27を回動させると、第2基板ケース27(ベース体28)における各係止フック46(係止手段44)の第2傾斜面46cが、前記第1基板ケース21(後ケース体23)における各係止突部45(係止手段44)の第1傾斜面45aに当接する。そして、前記第2基板ケース27を更に回動して前記第1基板ケース21に近接させると、前記各係止フック46の片部46aが前記各係止突部45の第1傾斜面45aに沿って上方に弾性変形される。更に第2基板ケース27を回動させて係止フック46の孔部46bと係止突部45とが整列すると、該係止フック46が弾性復帰して前記片部46aが係止突部45に係止され、該第2基板ケース27の後方への回動が規制されると共に、第2基板ケース27は第1基板ケース21に重ね合わされた第1状態に保持される。このとき前記第2基板ケース27(ベース体28)の各台部28aが前記第1基板ケース21(後ケース体23)の各当接部23dに当接するので、該第2基板ケース27の前方への回動が規制される。
【0032】
このように、第1基板ケース21の背面24側に、第2基板ケース27を重ね合わせて配設することで、該第1基板ケース21の背面側のスペースを有効に利用することができる。また、ネジ等の固定手段を用いることなく第2基板ケース27を第1基板ケース21に固定することができるので、組付け作業を簡略化し得ると共に、コストの低減も図り得る。
【0033】
次に、前記係止フック46,46を上方に引張り弾性変形させて、該係止フック46,46と係止突部45,45との係止状態を解除すると、前記第2基板ケース27は自重により後方(図5における反時計回り)に前記ヒンジ機構41を中心に回動して、該第1基板ケース21の背面24を開放すると共に、該第2基板ケース27は前記両下端縁24a,29aが当接する第2状態に保持される。このように、前記第2基板ケース27を簡単な操作で第2状態に位置し得るので、例えば前記第1基板ケース21内に収容した表示制御基板を視認する場合に、短時間で作業を行ない得る。また、前記第1基板ケース21(後ケース体23)の下端縁24aに、前記第2基板ケース27(ベース体28)の下端縁29aが当接することで第2基板ケース27の後方への回動が規制されるから、従来のように別途回動を規制する位置規制部材を設ける必要がなく、コストの低減を図り得る。更に、前記第1基板ケース21の下方に突出する位置規制部材がないので、該第1および第2基板ケース21,27の下方に配設する遊技部品の取付け・取外し作業が阻害されることなく行ない得る。更に、実施例では、前記第2基板ケース27の回動角度を略30°と小さく設定してあるので、該第2基板ケース27が自重で勢いよく回動することはなく、回動によるヒンジ機構41の損傷を低減できる。
【0034】
そして、前記第1基板ケース21の下方位置(ヒンジ機構41の形成側)に設けた前記表示制御基板のコネクタ受部48と、第2基板ケース27の下方位置(ヒンジ機構41の形成側)に設けた表示制御基板用の前記第2コネクタ受部56とをハーネス60で接続するよう構成されているので、第2基板ケース27を回動するに際しハーネス60が引っ掛かる畏れはなく、更にハーネス60を短くすることができ、その取り回しが容易になる。
【0035】
なお、前記後ケース体23(第1基板ケース21)の上面23aを前側から後側に向かうにつれて下方傾斜するようにしたので、前記各係止フック46の前記各係止突部45に対する係脱操作を容易に行ない得る。そして、前記第1および第2基板ケース21,27は、前記ベース体28の側部に設けた固定部28bの通孔28cに後方から挿通したネジを、前記後ケース体23のネジ孔23cに螺挿することでも固定できる。従って、前記係止手段44(係止突部45および係止フック46)が損傷等した場合においても、前記第2基板ケース27を第1基板ケース21の背面24に確実に固定できるため、パチンコ機Pを稼働するに際し支障が生ずることはない。
【0036】
また、前記第2基板ケース27のカバー体31は、前記統括制御基板50の表面に配置した前記電子部品51の高さ寸法に対応させた第1保護部32より、前記放熱部品52,53の高さ寸法に対応させた第2保護部36が後方に突出した段差状に形成してある。そして、前記放熱部品52,53に近接する前記第2保護部36の上下に対向する側面36a,36bに前記上放熱口37aおよび下放熱口37bを形成するようにしたから、前記放熱部品52,53から発せられた熱気は上放熱口37aから迅速に外部に放出され、下放熱口37bから外気が取り込まれる。従って、前記放熱部品52,53は外気によって直接冷却されるので、放熱部品52,53を効率よく冷却し得る。また、放熱部品52,53が発する熱気は直接外部に放出され、前記第2基板ケース27内に熱気が籠ることはないので、前記電子部品51等の誤作動や第2基板ケース27の変形等を防止できる。
【0037】
更に、大きな熱を発する前記コンバータ(放熱部品)52を前記統括制御基板50の上方位置に配設してあるので、該コンバータ52から放出された熱気を第2基板ケース27内に籠ることなく外部に効率よく放出することが可能である。更にまた、電子部品51の上方位置に放熱部品(コンバータ)52を配置することで、電子部品51が放熱部品52から放出された熱気に直接晒されないため、熱気による電子部品51の誤作動をより効果的に抑制できる。殊に、コンバータ52のように放熱量の多い放熱部品を電子部品51の上方位置に配設することで、電子部品51の誤作動をより一層効果的に抑制される。そして、前記放熱板53の放熱フィン53aを上下方向に延在するよう構成することで、該フィン53aに沿って空気が流通し、該放熱板53を効率的に冷却し得る。
【0038】
また、前記カバー体31を、前記第1保護部32と第2保護部36とから段差状に形成したことで、前記第2基板ケース27内の過剰なスペースを無くし、該ケース27自体の小型化を図り得ると共に、該第1保護部32の後方スペースが有効利用できるようになる。そこで実施例では、前記統括制御基板50に設けた音量調節ツマミ54を、前記第1保護部32の通孔32aに挿通して突出させると共に、該第1保護部32に該音量調節ツマミ54の周囲を囲繞する保護壁部33を設けることで、当該第1保護部32の後方スペースを有効利用している。なお、この場合に、前記音量調節ツマミ54および保護壁部33は、前記第2保護部36より後方に突出しないよう構成してあるので、前記第2基板ケース27が大型化することはない。また、前記音量調節ツマミ54は、第1保護部32の通孔32aから突出させてあるので、該音量調節ツマミ54の長さ寸法を小さくでき、コストの削減を図り得る。
【0039】
【変更例】
基板ケースの取付構造としては、実施例の構造に限られるものではなく種々の変更が可能である。例えば、ヒンジ機構として第1基板ケースに形成した軸受部と、第2基板ケースに形成した軸部とから構成したが、第1基板ケースに軸部を形成し、第2基板ケースに軸受部を形成してもよい。また、前記軸受部と軸部は、実施例の構成に限られるものではなく、前記第1基板ケースに対して第2基板ケースを回動可能に枢着する構成であればよい。更に、係止手段として、第1基板ケースに形成した係止突部に、第2基板ケースに形成した係止フックを係止するよう構成したが、これに限らず、該第2基板ケースを第1基板ケースに係脱可能に係止し得る構成であれば、ネジ止めやピン止め、その他従来公知の各種手段を採用し得る。
【0040】
また、実施例では、前記ヒンジ機構の形成位置および前記第1基板ケースと第2基板ケースとの間に設けた空間部の大きさを、該第2基板ケースの下端縁が第1基板ケースの下端縁に当接することで、当該第2基板ケースの回動を規制するよう設定したが、第1基板ケースまたは第2基板ケースの何れかの対向し合う下端縁が、他方の基板ケースの対向面に当接することで第2基板ケースの回動を規制するようにしてもよい。
【0041】
そして、前記第1および第2基板ケースに収容する制御基板としては、実施例のものに限られず、任意の制御基板を収容すればよい。また、基板ケースの形状は、所要に応じて変更することができる。前記第2基板ケースのカバー体には、放熱部品を保護する第2保護部にのみ放熱口を形成したが、電子部品を保護する第1保護部にも放熱口を形成するようにすれば、より一層冷却効率を向上させることが可能である。また、第1保護部および第2保護部を形成する基板ケースとしては、実施例のように別の基板ケースの背面側に重ね合わせるのもに限られず、CPUやROM等の電子部品と、放熱板等の放熱部品を備えた基板を収容した基板ケースであれば、何れのものであってもよい。なお、実施例では、本発明に係る基板ケースの取付構造をパチンコ機に採用した場合で説明したが、これに限らず、スロットマシン機やアレンジボール機、その他各種の遊技機に採用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る基板ケースの取付構造は、第2基板ケースを第1基板ケースの背面側に回動可能に枢着するヒンジ機構を、第1基板ケースおよび第2基板ケースの下端縁から所要距離だけ上側に位置するよう突設すると共に、前記第1基板ケースにおける背面の上部位置に凹設した当接部に、第2基板ケースにおける前面の上部位置に突設した台部が当接することで両基板ケースの対向面同士が離間するよう構成し、更に前記第2基板ケースを第1基板ケースに対し回動させた際に、第1基板ケースおよび第2基板ケースの対向し合う下端縁当接するよう構成することで、当該第2基板ケースが勢いよく回動する前に回動を規制することができる。従って、前記第2基板ケースを回動させた際に、前記ヒンジ機構に過度の負荷が掛かって損傷するのを防止し得る。また、前記第2基板ケースの回動を規制する規制部材を設ける必要がないので、コストを低減し得ると共に、基板ケースの下方に配設された部材の取付け・取外しを容易に行ない得る。
【0043】
更に、前記第1基板ケースに第2基板ケースを係脱可能に係止する係止手段として、第1基板ケースの上面に形成した係止突部と、第2基板ケースの対向面上部に形成した係止フックとから構成し、該係止突部で係止フックを係止するよう構成すれば、両基板ケースをネジ等の固定手段で固定する必要がなく、組付け作業を簡略化でき、更にコストの低減も図り得る。そして、前記係止突部を形成する上面を、前側から後側に向かうにつれて下方傾斜するよう形成することで、係止手段の係脱を容易に行ない得るようになる。更にまた、前記第2基板ケースの側部に、第1基板ケースに対して固定可能な固定部を形成すれば、前記係止手段が損傷した場合でも、第1基板ケースに対して第2基板ケースを固定することができるので、遊技機を稼働するに際し支障が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る第1基板ケース、第2基板ケースおよび統括制御基板を分解した状態で示す斜視図である。
【図2】実施例に係る第1基板ケースの背面側に、回動可能に枢着した第2基板ケースが第1状態にある場合を示す斜視図である。
【図3】実施例に係る第2基板ケースのカバー体を示す正面図である。
【図4】実施例に係る第1基板ケースから第2基板ケースを取外した状態を示す斜視図である。
【図5】実施例に係る第1基板ケースの背面に重ね合わせた第1状態に、第2基板ケースを位置させた状態を示す側面図である。
【図6】実施例に係る第1基板ケースの背面を開放した第2状態に、第2基板ケースを位置させた状態を示す側面図である。
【図7】実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。
【図8】実施例に係るパチンコ機を示す背面図である。
【符号の説明】
21 第1基板ケース
23b ガイド溝
23d 当接部
24 背面(対向面)
24a 下端縁
27 第2基板ケース
28 固定部
28a 台部
29 前面(対向面)
29a 下端縁
38 空間部
41 ヒンジ機構
42 軸受部
42b 軸孔
43 軸部
43b 支軸
44 係止手段
45 係止突部
46 係止フック
46a 片部
46b 後部
P パチンコ機(遊技機)

Claims (3)

  1. 遊技機に配設した第1基板ケースと、この第1基板ケースの背面側に重ね合わせるように配設した第2基板ケースと、前記第1基板ケースおよび第2基板ケースの下方側に設けられ、該第1基板ケースに対して第2基板ケースを回動可能に枢着するヒンジ機構と、前記第1基板ケースおよび第2基板ケースの上方側に設けられ、該第1基板ケースに第2基板ケースを係脱可能に係止する係止手段とを備える基板ケースの取付構造において、
    前記ヒンジ機構は、前記第1基板ケースの背面に突設されて該第1基板ケースの下端縁から所要距離だけ上側に左右方向に所要距離離間して位置し、左右方向に整列する位置に軸孔を備える一対の軸受部と、前記第2基板ケースにおける第1基板ケースと対向する前面に突設されて前端部が円形状に形成され、該第2基板ケースの下端縁から所要距離だけ上側に前記軸受部に対応するよう左右方向に所要距離離間して位置し、該軸受部の軸孔に挿通される支軸を備える一対の軸部とから構成され、
    前記第1基板ケースの背面には、前記軸受部の軸孔に対して支軸が整列する位置に前記軸部を位置決めするガイド溝が形成されて、このガイド溝に沿って第2基板ケースを移動することで該軸孔に支軸を挿通させ得るよう構成され、
    前記第1基板ケースにおける背面の上部位置には、左右に離間する位置に当接部が凹設されると共に、第2基板ケースにおける前面の上部位置には、左右方向に離間する位置に一対の台部が突設されて、前記係止手段により第1基板ケースに第2基板ケースを係止した際に、当接部に台部が当接して両基板ケースの対向面同士が離間し、
    前記係止手段による係止を解除して、前記第2基板ケースを第1基板ケースに対し回動させた際に、第1基板ケースの下端縁と第2基板ケースの下端縁とを当接させることで、第2基板ケースを前記第1基板ケースの背面を開放する状態に保持されるよう構成した
    ことを特徴とする基板ケースの取付構造。
  2. 前記第1基板ケースの上面は、前側から後側に向かうにつれて下方傾斜するよう形成され、
    記係止手段は、前記第1基板ケースの上面に形成された係止突部と、前記第2基板ケースの前面上部に形成されて第1基板ケースおよび第2基板ケースを閉じた状態で前記係止突部と同じ高さに位置し、上下に弾性変形可能な略矩形の片部および片部に開設されて係止突部が挿通して係脱可能な孔部を有する係止フックとから構成される請求項1記載の基板ケースの取付構造。
  3. 前記第2基板ケースの側部に、前記第1基板ケースに対して固定手段により固定可能な固定部を形成した請求項1または2記載の基板ケースの取付構造。
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