JP4835957B2 - 投射型立体表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反射型液晶パネルおよび偏光子を含む光学系を有する投射型立体表示装置に関する。
投射型立体表示装置として、観察者の左目と右目にそれぞれ独立の画像を提供し、両眼
視差を用いて立体視を可能にするものがあり、これには種々の方式が提案されている。例えば、2台の投射型表示装置(プロジェクタ)を用い、偏光方向の互いに直交した左視用映像と右視用映像とを重ねて投射し、偏光方向の直交した偏光板を左右のレンズに用いた眼鏡でこれを鑑賞することで、立体視を体感することができる。
更に、単一のプロジェクタ内に備えられた2枚の反射型液晶パネルから互いに偏光方向が直交した左視用映像と右視用映像を得て、これらを偏光ビームスプリッタのような反射型偏光子を用いて空間的に重畳して立体表示を可能にしたものがある(例えば、特許文献1)。これによれば1台のプロジェクタにより立体表示を実現可能である。
特開2001−4957号公報
上記のような従来の立体表示装置では、偏光ビームスプリッタが両パネルから反射された映像光を合成することによって立体表示を可能としている。
ところが、このような立体表示装置における偏光ビームスプリッタは、光源からの入射光を2枚の反射型液晶パネルへ分配する機能を兼ねている。そのため、光源からの入射光は、直交した偏光成分を同じ分量だけ含んだ無偏光状態である必要がある。これはランプや発光ダイオードのような無偏光な光源を用いる場合には好都合である。
しかしながら、レーザのような偏光した光源を用いる場合には、予め無偏光状態に変換する必要があり、そのため部品点数が増加すると共に、光損失も増大してしまう。レーザ光源はランプや発光ダイオードに比べると低消費電力であり集光性が高く、色純度が極めて高いことから、より高効率で広色域なプロジェクタの実現が可能である。また、上述した反射型液晶パネルを用いたプロジェクタは、高精細で大画面な立体表示を安価な装置で実現可能である。このようなことから、直線偏光性を有するレーザを光源としてそのまま利用することが可能な光学構成が必要とされていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、直線偏光の光源を用いることができ、反射型液晶パネルを用いたプロジェクタ単体による立体表示を簡素な光学系により実現可能な投射型立体表示装置を提供することにある。
本発明の第1および第2の投射型立体表示装置は、一の直線偏光を出射する光源と、光源からの直線偏光を入射すると共に、互いに直交する直線偏光によって左右の視差を有する第1映像および第2映像を表示する立体表示光学系とを備えたものである。この立体表示光学系は、第1の投射型立体表示装置では、光源からの直線偏光を入射すると共に、互いに直交する直線偏光によって左右の視差を有する第1映像および第2映像を表示する立体表示光学系とを備え、立体表示光学系は、光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第1反射型液晶パネルと、光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第2反射型液晶パネルと、第1反射型液晶パネルからの反射光から第1映像を分離する第1偏光素子と、第1映像の偏光方向を直交方向に変換する位相差素子と、第2反射型液晶パネルからの反射光から第2映像を分離すると共に、第2映像と位相差素子により偏光方向が変換された第1映像とを重畳する第2偏光素子とを有している。第2の投射型立体表示装置では、光源からの直線偏光の偏光方向を直交方向に変換する位相差素子と、直交方向に変換された直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第1反射型液晶パネルと、光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第2反射型液晶パネルと、第1反射型液晶パネルからの反射光から第1映像を分離する第1偏光素子と、第2反射型液晶パネルからの反射光から第2映像を分離すると共に、第2映像と位相差素子により偏光方向が変換された第1映像とを重畳する第2偏光素子とを有している。
本発明の第1および第2の投射型立体表示装置では、光源からの一の直線偏光は第1偏光素子および第2偏光素子を透過してそれぞれ第1反射型液晶パネルおよび第2反射型液晶パネルに到達する。これら到達した直線偏光は、第1反射型液晶パネルおよび第2反射型液晶パネルによってそれぞれ左視用および右視用となる第1,第2映像に応じた偏光方向の変調が加えられて反射される。これらの反射光は、第1の投射型立体表示装置では、第1,第2偏光素子によって偏光分離されて第1映像および第2映像となると共に、第1映像は位相差素子によって偏光方向を直交方向に変換されたのち、第2偏光素子において第2映像と空間的に重畳される。第2の投射型立体表示装置では、位相差素子(λ/2波長板)は光源と第1偏光光素子との間に配置され、光源からの直線偏光は第1偏光素子を透過する前に偏光方向を直交方向に変換される。
本発明の第1および第2の投射型立体表示装置によれば、第1偏光素子および第2偏光素子の機能としては、第1反射型液晶パネルおよび第2反射型液晶パネルそれぞれからの反射光を偏光分離し、2種類の映像を合成する機能のみでよく、入射光の第1反射型液晶パネルおよび第2反射型液晶への分配機能は不要となる。よって、簡素な光学系で直線偏光の光源として用いることが可能となると共に、集光性が高く低消費電力なレーザを光源として用いることにより、従来よりも高効率で高機能な投射型立体表示装置を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る投射型立体表示装置の構成を表す図である。 カラー表示用の立体表示装置の構成を表す図である。 第2の実施の形態に係る立体表示装置の構成を表す図である。 変形例1に係る立体表示装置の構成を表す図である。 変形例2に係る立体表示装置の構成を表す図である。 変形例3に係る立体表示装置の構成を表す図である。 従来の立体表示光学系にレーザ光源を適用した比較例を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
(1)第1の実施の形態:基本構成を表す例
(2)比較例:従来の立体表示光学系にレーザを適用した場合の構成例
(3)応用例1:基本構成をカラー表示に適用した例
(4)第2の実施の形態:第1偏光素子を他の偏光素子に置き替えた例
(5)変形例1:2つの反射型液晶パネルを一体化した例
(6)変形例2:第1映像と第2映像の光路長を同じとした例
(7)変形例3:円偏光を用いて投射する例
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る投射型立体表示装置(以下,立体表示装置という)1の構成を表したものである。この立体表示装置1は、外部から供給される入力映像信号に基づいて映像の立体表示を行うものであり、大別して光源10と立体表示光学系20とにより構成されている。
光源10はレーザ(LDまたは固体レーザ)であり、この光源10からのレーザ光10aはここでは例えば紙面と平行な方向(図中の矢印方向)の直線偏光成分(第1直線偏光成分)を有するものとする。
立体表示光学系20は、第1偏光ビームスプリッタ21Aおよび第1反射型液晶パネル22Aからなる第1変調部23Aと、第2偏光ビームスプリッタ21Bおよび第2反射型液晶パネル22Bからなる第2変調部23Bとを有する。第1変調部23Aと第2変調部23Bとの間には位相差素子としてのλ/2波長板24が配設されている。第2変調部23Bにおける第2偏光ビームスプリッタ21Bの映像出射側には、図示しないが投射レンズおよびスクリーンが配置されている。
第1偏光ビームスプリッタ21Aおよび第2偏光ビームスプリッタ21Bはそれぞれ、直角プリズムの斜面に誘電体多層膜をコーティングして貼り合わせた構造を有し、斜面と平行な偏光成分を反射し、平行ではない偏光成分を透過する機能を有している。これら第1偏光ビームスプリッタ21Aおよび第2偏光ビームスプリッタ21Bにはそれぞれ光源10から出射された第1直線偏光成分を有するレーザ光10aが入射されるようになっている。
第1反射型液晶パネル22Aおよび第2反射型液晶パネル22Bには、第1偏光ビームスプリッタ21A、第2偏光ビームスプリッタ21Bをそれぞれ透過したレーザ光10aが入射されるようになっている。一方の第1反射型液晶パネル22Aは入射光を例えば左視用となる第1映像、他方の第2反射型液晶パネル22Bは入射光を例えば右視用となる第2の映像それぞれに応じた偏光方向の変調を加えて反射する機能を有する。
λ/2波長板24は第1反射型液晶パネル22Aからの反射光のうち第1偏光ビームスプリッタ21Aによって分離された紙面に対して垂直な偏光方向を持つ成分(第2直線偏光成分)を紙面に対して平行な偏光方向を持つ成分(第1直線偏光成分)に変換する機能を有している。
このような構成によって、本実施の形態の立体表示装置1では以下のように立体表示がなされる。すなわち、この立体表示装置1では、光源10から出射された第1直線偏光成分を有するレーザ光10aが、第1偏光ビームスプリッタ21Aおよび第2偏光ビームスプリッタ21Bをそれぞれ透過して、第1反射型液晶パネル22Aおよび第2反射型液晶パネル22Bに到達する。一方の第1反射型液晶パネル22Aでは、入射したレーザ光10aを例えば左視用となる第1映像に応じた偏光方向の変調を加えて反射する。この変調された反射光は、第1偏光ビームスプリッタ21A内で偏光分離され、第2直線偏光成分が反射されて第1映像25Aとなる。反射光のうち第1直線偏光成分は第1偏光ビームスプリッタ21Aを透過し光源10方向に戻される。第1偏光ビームスプリッタ21Aから出射された第1映像25Aは、λ/2波長板24によって偏光が第1直線偏光成分に変換されたのち、第2偏光ビームスプリッタ21Bを透過する。
他方、第2反射型液晶パネル22Bでは、入射したレーザ光10aを例えば右視用となる第2の映像に応じた偏光方向の変調を加えて第2偏光ビームスプリッタ21Bへ反射する。第2偏光ビームスプリッタ21Bでは、第1偏光ビームスプリッタ21Aと同様に第2直線偏光成分を持ち右視用となる第2映像25Bが反射され、この第2映像25Bが第1映像25Aと重畳して出射される。これら第1映像25Aおよび第2映像25Bは、図示しない投射レンズに集められてスクリーンに投影される。そして、このスクリーンに投影された映像を偏光眼鏡で見ることによって、立体映像を得ることができる。
このように本実施の形態の立体表示装置1では、直線偏光のみを用いて、左視用の第1映像と右視用の第2映像とを空間的に重畳し投射することができる。よって、集光性が高く低消費電力なレーザを光源として用いることができ、従来よりも高効率で高機能な投射型の立体表示装置の実現が可能になる。
また、第1反射型液晶パネル22Aおよび第2反射型液晶パネル22Bを並列配置して入射光を反射させる構成を有しているため、従来の立体表示光学系と比較してスペースを縮小することができると共に、従来のように偏光ビームスプリッタに入射光の反射型液晶パネルへの分配機能を持たせる必要がないため、光学素子の数を削減することができる。よって、小型化と共にコストの低減も可能になる。
以下、この光学素子の削減効果について、従来の立体表示光学系にレーザ光源を適用した構成を比較例として具体的に説明する。
(比較例)
図7は従来の立体表示光学系120を表すものである。レーザ光110a,110bは紙面と垂直方向に偏光しており、一方のレーザ光110aがミラー121で折り返されたのちにλ/2波長板122によって紙面と平行方向に偏光変換され、第1偏光ビームスプリッタ123Aを透過する。他方のレーザ光110bは第1偏光ビームスプリッタ123Aに直接入射して内部で反射される。その結果、第2偏光ビームスプリッタ123Bには、偏光方向が直交した2成分が重なって無偏光状態となったレーザ光110が入射し、再度偏光分離されて第1反射型液晶パネル124Aと第2反射型液晶パネル124Bとにそれぞれ入射する。第1反射型液晶パネル124Aで偏光変調された反射光は第1映像125Aとして、また、第2反射型液晶パネル124Bで偏光変調された反射光は第2映像125Bとしてそれぞれ第2偏光ビームスプリッタ123Bから出射される。
この比較例においては、一方の第2偏光ビームスプリッタ123Bに対して2つのパネルへの光分配機能を持たせるために、入射光を一旦無偏光状態に変換する必要がある。そのため、反射型液晶パネルを除くと、光学素子としては、ミラー121、λ/2波長板122、第1偏光ビームスプリッタ123Aおよび第2偏光ビームスプリッタ123Bの4個が必要となる。これに対して、上記実施の形態の立体表示装置1では、直線偏光を無偏光状態に変換する必要はない。従って、光学素子としては、第1偏光ビームスプリッタ21A、第2偏光ビームスプリッタ21Bおよびλ/2波長板24の3個と少なくなり、これによって上記のように製造コストを削減できると共に装置の小型化を図ることが可能になる。
(応用例1)
図2に示した立体表示装置2は、上記立体表示装置1における立体表示光学系20を組み合わせてR(赤),G(緑),B(青)の3原色対応のカラー表示を可能としたものである。ここでは、各要素についての符号を、例えば立体表示光学系20R,20G,20Bのように、RGBの各色それぞれに対応して表示するものとする。この立体表示装置2は、立体表示光学系20R,20G,20Bに加えて、これら立体表示光学系20R,20G,20Bから出射された各色の映像を合成するための合波プリズム26を備えている。
すなわち、この立体表示装置2では、上記実施の形態と同様に、赤色レーザ光10aRが入射した立体表示光学系20Rからは左右の映像が重畳された赤色映像が出射される。同様に、緑色レーザ光10aGが入射した立体表示光学系20Gからは緑色映像、青色レーザ光10aBが入射した立体表示光学系20Bからは青色映像が出射され、これら3原色映像が合波プリズム26において合成される。そして、この合成されたカラー映像を、例えば偏光眼鏡27により立体映像として見ることができる。勿論,スクリーンに投影させてもよい。
[第2の実施の形態]
図3は本発明の第2の実施の形態に係る立体表示装置3の構成を表すものである。この立体表示装置3は、第1の実施の形態における第1偏光ビームスプリッタ21Aをワイヤーグリッド偏光子30に置き替えると共に、λ/2波長板24をワイヤーグリッド偏光子30の前段に配置したものである。その他の構成および作用効果は上記実施の形態と同様である。ワイヤーグリッド偏光子30の表面には微細な金属細線が紙面と平行方向に形成されており、紙面と垂直な偏光方向の光は透過し、紙面と平行な偏光方向の光を反射するようになっている。
本実施の形態では、レーザ光10aがワイヤーグリッド偏光子30に入射する前にλ/2波長板24によって偏光方向が変換されて第2直線偏光成分を有するものとなる。この第2直線偏光成分を有するレーザ光10aはワイヤーグリッド偏光子30を透過し、第1反射型液晶パネル22Aで変調を受けたのち反射される。そして、その反射光はワイヤーグリッド偏光子30において偏光分離され、第1直線偏光成分を有する反射光は第1映像25Aとなる。この第1映像25Aはワイヤーグリッド偏光子30で反射されたのち第2偏光ビームスプリッタ21Bを透過し、第1の実施の形態と同様に生成された第2映像25Bと重畳され、立体表示がなされる。
なお、本実施の形態においても図2で示したような構成とすることにより、3原色による投射型立体表示装置を実現することが可能である。
(変形例1)
図4は第1の実施の形態の変形例1を表すものである。この立体表示装置4は、第1反射型液晶パネル22Aおよび第2反射型液晶パネル22Bを一体化して単一の反射型液晶パネル40としたものである。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
このような構成とすることにより、この立体表示装置4では、反射型液晶パネル40の左半分の領域で第1映像25Aを、右半分の領域で第2映像25Bをそれぞれ生成できるようにして、液晶パネルの駆動回路の簡素化を図ることができる。
(変形例2)
図5は変形例2に係る立体表示装置5の構成を表すものである。この立体表示装置5は、第1の実施の形態の第2反射型液晶パネル22Bを図1の位置から後退させて、第2反射型液晶パネル22Bと第2偏光ビームスプリッタ21Bとの間隔を、第1反射型液晶パネル22Aと第1偏光ビームスプリッタ21Aとの間隔よりも大きくしたものである。このような構成により、この立体表示装置5では、第1映像25Aおよび第2映像25Bの光路長を互いに等しくすることができ、両映像の投射寸法を簡便に一致させることが可能となる。
(変形例3)
図6は変形例3に係る立体表示装置6の構成を表すものである。この立体表示装置6は、図2に示したカラー表示に対応する立体表示装置2において、合波プリズム26の出射側に位相差素子としてλ/4波長板60を追加した構成を有している。
図2に示した立体表示装置2では第1映像25Aおよび第2映像25Bが互いに直交した直線偏光として表示される。これに対して、この立体表示装置6では、λ/4波長板60を用いたことにより、第1映像25Aおよび第2映像25Bは回転方向が互いに正対する円偏光に変換される。この場合、観察用の偏光眼鏡61としては、偏光フィルタ層61Bの表面にλ/4波長板61Aとして機能する層を加えたものとすればよい。すなわち、この偏光眼鏡61では、λ/4波長板61Aにより立体表示装置6(λ/4波長板60)からの円偏光を直線偏光に変換した後に、偏光フィルタ層61Bにおいて第1映像25Aと第2映像25Bとを分離する。
このように立体表示装置6では、円偏光を用いていることから、観察者が頭を傾けたとしても、第1映像25Aおよび第2映像25B間の漏れによるクロストークが発生するようなことがなくなる。その他の作用効果は第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態等を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図6ではカラー表示用の立体表示装置6においてλ/4波長板60による円偏光を用いる構成のものとしたが、その他の立体表示装置1〜5に適用するようにしてもよい。
1〜6…立体表示装置、10…光源、10a…レーザ光、20…立体表示光学系、22A…第1反射型液晶パネル、22B…第2反射型液晶パネル、21A…第1偏光ビームスプリッタ、21B…第2偏光ビームスプリッタ、23A…第1変調部、23B…第2変調部、24…λ/2波長板、25A…第1映像、25B…第2映像、26…合波プリズム、27, 61…偏光眼鏡、60…λ/4波長板

Claims (9)

  1. 一の直線偏光を出射する光源と、
    前記光源からの直線偏光を入射すると共に、互いに直交する直線偏光によって左右の視差を有する第1映像および第2映像を表示する立体表示光学系とを備え、
    前記立体表示光学系は、
    前記光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第1反射型液晶パネルと、
    前記光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第2反射型液晶パネルと、
    前記第1反射型液晶パネルからの反射光から第1映像を分離する第1偏光素子と、
    前記第1映像の偏光方向を直交方向に変換する位相差素子と、
    前記第2反射型液晶パネルからの反射光から第2映像を分離すると共に、前記第2映像と前記位相差素子により偏光方向が変換された第1映像とを重畳する第2偏光素子と
    を有する投射型立体表示装置。
  2. 一の直線偏光を出射する光源と、
    前記光源からの直線偏光を入射すると共に、互いに直交する直線偏光によって左右の視差を有する第1映像および第2映像を表示する立体表示光学系とを備え、
    前記立体表示光学系は、
    前記光源からの直線偏光の偏光方向を直交方向に変換する位相差素子と、
    前記直交方向に変換された前記直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第1反射型液晶パネルと、
    前記光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第2反射型液晶パネルと、
    前記第1反射型液晶パネルからの反射光から第1映像を分離する第1偏光素子と、
    前記第2反射型液晶パネルからの反射光から第2映像を分離すると共に、前記第2映像と前記位相差素子により偏光方向が変換された第1映像とを重畳する第2偏光素子と
    を有する投射型立体表示装置。
  3. 前記第1反射型液晶パネルと、前記第2反射型液晶パネルとは一体的に設けられている、請求項1記載の投射型立体表示装置。
  4. 前記光源として、RGBの各色に対応して3種類の光源、
    前記立体光学系として、前記3色に対応して3種類の立体光学系を有すると共に、
    前記3種類の立体光学系から出射された各映像を合成する映像合成手段を備えた、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型立体表示装置。
  5. 前記第2反射型液晶パネルの前記第2偏光素子に対する間隔が、前記第1反射型液晶パネルの前記第1偏光素子に対する間隔よりも大きく、第1映像および第2映像の各光路長が互いに等しい、請求項1記載の投射型立体表示装置。
  6. 前記第2偏光素子において重畳された第1映像および第2映像を回転方向が互いに正対する円偏光に変換する位相差素子を更に有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型立体表示装置。
  7. 前記光源はレーザである、請求項1記載の投射型立体表示装置。
  8. 一の直線偏光を出射する光源と、
    前記光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第1反射型液晶パネルと、
    前記光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第2反射型液晶パネルと、
    前記第1反射型液晶パネルの反射光から第1映像を分離する第1偏光素子と、
    前記第1映像の偏光方向を直交方向に変換する位相差素子と、
    前記第2反射型液晶パネルの反射光から第2映像を分離すると共に、前記第2映像と偏光方向が互いに直交する第1映像とを重畳する第2偏光素子と
    を有する投射型立体表示装置。
  9. 一の直線偏光を出射する光源と、
    前記光源からの直線偏光の偏光方向を直交方向に変換する位相差素子と、
    前記直交方向に変換された前記直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第1反射型液晶パネルと、
    前記光源からの直線偏光を映像信号に応じて変調して反射する第2反射型液晶パネルと、
    前記第1反射型液晶パネルからの反射光から第1映像を分離する第1偏光素子と、
    前記第2反射型液晶パネルからの反射光から第2映像を分離すると共に、前記第2映像と前記位相差素子により偏光方向が変換された第1映像とを重畳する第2偏光素子と
    を有する投射型立体表示装置。
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