JP2003005130A - 立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像表示装置

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JP2003005130A
JP2003005130A JP2001188459A JP2001188459A JP2003005130A JP 2003005130 A JP2003005130 A JP 2003005130A JP 2001188459 A JP2001188459 A JP 2001188459A JP 2001188459 A JP2001188459 A JP 2001188459A JP 2003005130 A JP2003005130 A JP 2003005130A
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Japan
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polarizing plate
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light
image
eye
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Application number
JP2001188459A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Nishino
利晴 西野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑な駆動制御を必要とせず、しかもチラツキ
の無い良好な品質の立体画像を画像観察者に認識させる
ことができる立体画像表示装置を提供する。 【解決手段】反射軸10sと透過軸10pとを有する反
射偏光板10を、観察方向に対して45度傾けて対向配
置し、左眼画像表示素子20をその出射光を前記反射偏
光板10の前面に、この反射偏光板10により反射され
て観察方向に出射する入射角で入射させるように配置
し、右眼画像表示素子30を、その出射光を前記反射偏
光板10の後面に、この反射偏光板10を透過して前記
観察方向に出射する入射角で入射させるように配置する
とともに、画像観察者40の左右の眼の前に、透過軸4
1aを前記反射偏光板10の反射軸10sと平行にした
左眼用接眼偏光板41と、透過軸42aを前記反射偏光
板10の透過軸10pと平行にした右眼用接眼偏光板4
2とを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体画像表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立体画像表示装置は、左眼と右眼による
観察角度の差に応じたずれをもつ左眼用の画像と右眼用
の画像とを画像観察者の左眼と右眼とによりそれぞれ観
察させることにより、画像観察者に、前記左眼用画像と
右眼用画像とが合成された立体画像を認識させるように
したものである。
【0003】図7は従来の立体画像表示装置を示す平面
図であり、この立体画像表示装置は、画像光が投影され
るスクリーン1と、左眼用の画像光を前記スクリーン1
に向けて投影する左眼画像投影手段2と、右眼用の画像
光を前記スクリーン1に向けて投影する右眼画像投影手
段3と、画像観察者4の左眼と右眼の前にそれぞれ配置
される左眼用と右眼用の光シャッタ素子5,6とにより
構成されている。
【0004】なお、この立体画像表示装置は、前記スク
リーン1に反射板を用いたものであり、前記左眼画像投
影手段2と右眼画像投影手段3は、前記スクリーン1の
前方、つまり投影画像の観察側に、横に並べて配置され
る。
【0005】前記左眼画像投影手段2と右眼画像投影手
段3は、例えば、透過型の液晶表示素子と、この液晶表
示素子の後側に配置された光源と、前記光源から前記液
晶表示素子に入射し、この液晶表示素子を透過してその
前側に出射した画像光を前記スクリーン1に投影する投
影レンズとからなっており、左眼画像投影手段2は、左
眼用の画像光を図に実線で示すようにスクリーン1に投
影し、右眼画像投影手段3は、右眼用の画像光を図に破
線で示すように前記スクリーン1に投影する。
【0006】また、前記左眼用と右眼用の光シャッタ素
子5,6は、例えば、液晶分子がツイスト配向した液晶
層をはさんで対向する一対の透明基板の内面にそれぞれ
一枚膜状の透明電極を形成するとともに、前記一対の透
明基板の外面にそれぞれ偏光板を配置したTN(ツイス
テッドネマティック)型の液晶素子からなっている。な
お、この左眼用と右眼用の光シャッタ素子5,6は、例
えば画像観察者4が掛ける眼鏡型フレームに取り付けら
れている。
【0007】この立体画像表示装置は、前記左眼画像投
影手段2と右眼画像投影手段3とを交互に駆動すること
により、これらの画像投影手段2,3から左眼用画像光
と右眼用画像光とを交互にスクリーン1に投影するとと
もに、前記左眼用の光シャッタ素子5を、左眼用画像光
の投影時に開、右眼用画像光の投影時に閉となるように
駆動し、前記右眼用の光シャッタ素子6を、左眼用画像
光の投影時に閉、右眼用画像光の投影時に開となるよう
に駆動することにより、前記左眼画像投影手段2により
スクリーン1に投影された左眼用画像と、前記右眼画像
投影手段3により前記スクリーン1に投影された右眼用
画像とを、画像観察者4の左眼と右眼とにより交互に観
察させ、前記左眼用画像と右眼用画像とが合成された立
体画像を画像観察者4に認識させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の立
体画像表示装置は、左眼用画像を画像観察者4の左眼に
より観察させ、右眼用画像を画像観察者4の左眼により
観察させるために、前記左眼画像投影手段2と右眼画像
投影手段3から交互に左眼用と右眼用の画像光を投影さ
せ、それに同期させて前記左眼用と右眼用の光シャッタ
素子5,6を交互に開閉させなければならず、したがっ
て前記画像投影手段2,3および光シャッタ素子5,6
の駆動制御が複雑になり、また、画像観察者4の左眼に
より観察される左眼用画像と、右眼とにより観察される
右眼用画像が、交互に断続した画像であるため、認識さ
れる立体画像にチラツキが生じるという問題をもってい
る。
【0009】この発明は、複雑な駆動制御を必要とせ
ず、しかもチラツキの無い良好な品質の立体画像を画像
観察者に認識させることができる立体画像投影装置を提
供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の立体画像表示
装置は、互いに直交する方向に反射軸と透過軸とを有
し、前記反射軸に沿った偏光成分の入射光を反射し、前
記透過軸に沿った偏光成分の入射光を透過させる反射偏
光板と、左眼用と右眼用の画像のうちの一方の画像を表
示するための第1の画像表示手段と、前記左眼用と右眼
用の画像のうちの他方の画像を表示するための第2の画
像表示手段と、画像観察者の左右の眼のうちの一方の眼
の前に、透過軸を前記反射偏光板の反射軸と実質的に平
行にして配置される第1の接眼偏光板と、画像観察者の
左右の眼のうちの他方の眼の前に、透過軸を前記反射偏
光板の透過軸と実質的に平行にして配置される第2の接
眼偏光板とを備え、前記反射偏光板が、その前面を画像
観察者による観察方向に対して所定角度斜めに傾けて対
向配置され、前記第1の画像表示手段が、その表示手段
からの出射光を、前記反射偏光板の前面に、この反射偏
光板により反射されて前記観察方向に出射する入射角で
入射させるように配置され、前記第2の画像表示手段
が、その表示手段からの出射光を、前記反射偏光板の後
面に、この反射偏光板を透過して前記観察方向に出射す
る入射角で入射させるように配置されており、前記第1
の画像表示手段から出射して前記反射偏光板にその前面
から入射し、この反射偏光板により反射された光を前記
第1の接眼偏光板を透過させて前記画像観察者の一方の
眼により観察させ、前記第2の画像表示手段から出射し
て前記反射偏光板にその後面から入射し、この反射偏光
板を透過した光を前記第2の接眼偏光板を透過させて前
記画像観察者の他方の眼により観察させることを特徴と
するものである。
【0011】すなわち、この立体画像表示装置は、前記
第1の画像表示手段から出射して前記反射偏光板にその
前面から入射し、この反射偏光板により反射された一方
の偏光成分の光からなる一方の眼用の画像光を前記第1
の接眼偏光板を透過させて画像観察者の一方の眼により
観察させ、前記第2の画像表示手段から出射して前記反
射偏光板にその後面から入射し、この反射偏光板を透過
して観察方向に出射した他方の偏光成分の光からなる他
方の眼用の画像光を前記第2の接眼偏光板を透過させて
前記画像観察者の他方の眼により観察させるようにした
ものである。
【0012】この立体画像表示装置によれば、前記第1
の画像表示手段により表示される一方の眼用の画像を画
像観察者の一方の眼だけに観察させ、前記第2の画像表
示手段により表示される他方の眼用の画像を画像観察者
の他方の眼だけに観察させることができるため、前記第
1と第2の画像表示手段の両方からそれぞれ連続的に光
を出射させ、その一方の画像表示手段により表示される
一方の眼用の画像を画像観察者の一方の眼に、他方の画
像表示手段により表示される他方の眼用の画像を前記画
像観察者の他方の眼にそれぞれ同時に観察させて、これ
らの画像が合成された立体画像を画像観察者に認識させ
ることができる。
【0013】したがって、この立体画像表示装置によれ
ば、従来の立体画像表示装置のような、左眼画像投影手
段と右眼画像投影手段から交互に左眼用画像光と右眼用
画像光とを投影させ、それに同期させて左眼用と右眼用
の光シャッタ素子を交互に開閉させるという複雑な駆動
制御を必要とせず、しかもチラツキの無い良好な品質の
立体画像を画像観察者に認識させることができる。
【0014】この発明の立体画像表示装置は、上記のよ
うに、互いに直交する方向に反射軸と透過軸とを有し、
前記反射軸に沿った偏光成分の入射光を反射し、前記透
過軸に沿った偏光成分の入射光を透過させる反射偏光板
を、画像観察者による観察方向に対して所定角度斜めに
傾けて対向配置し、前記左眼用と右眼用画像のうちの一
方の画像を表示するための第1の画像表示手段を、その
表示手段からの出射光を前記反射偏光板の前面に、この
反射偏光板により反射されて前記観察方向に出射する入
射角で入射させるように配置し、左眼用と右眼用画像光
のうちの他方の画像を表示するための第2の画像表示手
段を、その表示手段からの出射光を前記反射偏光板の後
面に、この反射偏光板を透過して前記観察方向に出射す
る入射角で入射させるように配置するとともに、画像観
察者の一方の眼の前に第1の接眼偏光板をその透過軸を
前記反射偏光板の反射軸と実質的に平行にして配置し、
前記画像観察者の他方の眼の前に第2の接眼偏光板をそ
の透過軸を前記反射偏光板の透過軸と実質的に平行にし
て配置することにより、前記第1の画像表示手段から出
射して前記反射偏光板にその前面から入射し、この反射
偏光板により反射されて観察方向に出射した一方の偏光
成分の光からなる一方の眼用の画像光を前記第1の接眼
偏光板を透過させて画像観察者の一方の眼により観察さ
せ、前記第2の画像表示手段から出射して前記反射偏光
板にその後面から入射し、この反射偏光板を透過して観
察方向に出射した他方の偏光成分の光からなる他方の眼
用の画像光を前記第2の接眼偏光板を透過させて前記画
像観察者の他方の眼により観察させるようにしたもので
あり、したがって、複雑な駆動制御を必要とせず、しか
もチラツキの無い良好な品質の立体画像を画像観察者に
認識させることができる。
【0015】この発明の立体画像表示装置において、前
記反射偏光板は、画像観察者による観察方向に対して実
質的に45度傾けて配置し、前記第1の画像表示手段
を、この表示手段からの出射光を前記反射偏光板の前面
に、前記観察方向に対して実質的に直交する方向から入
射させるように配置し、前記第2の画像表示手段を、こ
の表示手段からの出射光を前記反射偏光板の後面に、前
記観察方向と実質的に平行な方向から入射させるように
配置するのが好ましい。
【0016】また、この発明の立体画像表示装置におい
て、前記第1と第2の少なくとも一方の画像表示手段と
反射偏光板との間に反射板を配置し、前記少なくとも一
方の画像表示手段を、その表示手段からの出射光を前記
反射板により反射させて前記反射偏光板に入射させるよ
うに配置してもよい。
【0017】また、この発明の立体画像表示装置におい
て、前記第1と第2の画像表示手段は、液晶表示素子が
好ましく、その場合は、前記液晶表示素子を、後側に反
射膜を備えた反射型液晶表示素子とし、前記反射偏光板
にその前側から入射した外光のうち、前記反射偏光板に
より反射された一方の偏光成分の光を一方の液晶表示素
子に入射させ、その光を前記反射膜により反射させて前
記一方の液晶表示素子から出射させるとともに、前記反
射偏光板を透過した他方の偏光成分の光を他方の液晶表
示素子に入射させ、その光を前記反射膜により反射させ
て前記他方の液晶表示素子から出射させるようにして
も、あるいは、前記液晶表示素子を後側に光源を備えた
透過型液晶素子としてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1および図2はこの発明の第1
の実施例を示しており、図1は立体画像表示装置の平面
図である。
【0019】この実施例の立体画像表示装置は、図1に
示すように、反射偏光板10と、左眼用と右眼用の画像
のうちの一方の画像、例えば左眼用の画像を表示するた
めの第1の画像表示手段20と、前記左眼用と右眼用の
画像のうちの他方の画像、例えば右眼用の画像を表示す
るための第2の画像表示手段30と、画像観察者40の
左眼と右眼の前にそれぞれ配置される第1と第2の接眼
偏光板41,42とにより構成されている。
【0020】反射偏光板10は、互いに直交する方向に
反射軸10sと透過軸10p(図2参照)とを有し、前
記反射軸10sに沿った偏光成分の入射光を反射し、前
記透過軸10pに沿った偏光成分の入射光を透過させる
特性をもっている。
【0021】この反射偏光板10は、図1に示したよう
に、その前面を画像観察者40による観察方向に対して
所定角度斜めに傾けて対向配置されている。
【0022】一方、前記第1と第2の画像表示手段2
0,30はそれぞれ、画像観察者40の左眼と右眼によ
る観察角度の差に応じたずれをもつ左眼用の画像と右眼
用の画像をそれぞれ表示するものであり、これらの画像
表示手段20,30は、後側に反射膜を備えた反射型液
晶表示素子からなっている。
【0023】以下、前記左眼用の画像を表示するための
第1の画像表示手段20を左眼画像表示素子と言い、前
記右眼用の画像を表示するための第2の画像表示手段3
0を右眼画像表示素子と言う。
【0024】これらの表示素子20,30は、いずれ
も、液晶セル21,31と、前記液晶セル21,31を
挟んでその前側と後側とに配置された前側偏光板22,
32および後側偏光板23,33と、前記後側偏光板2
3,33の後側に配置された反射膜24,34とからな
っている。
【0025】前記液晶セル21,31は、カラー画像を
表示する単純マトリックス型またはアクティブマトリッ
クス型のものであり、その構造は図示しないが、液晶層
を挟んで対向する前後一対の透明基板の内面にそれぞれ
マトリックス状に配列する複数の画素部を形成する透明
電極が設けられるとともに、いずれか一方の基板の内面
に、前記複数の画素部にそれぞれ対応させて複数の色、
例えば赤、緑、青の3色のカラーフィルタが設けられて
いる。
【0026】そして、前記表示素子20,30として
は、例えばTN(ツイステッドネマティック)型に構成
されており、前記液晶セル21,31の液晶層の液晶分
子は前記一対の基板間において略90度のツイスト角で
ツイスト配向しており、前記前側偏光板22,32と後
側偏光板23,33は、それぞれの透過軸を所定の方向
に向けて配置されている。
【0027】前記左眼画像と右眼画像の表示素子20,
30のうち、一方の表示素子、例えば左眼画像表示素子
20は、その表示素子20からの出射光を、前記反射偏
光板10の前面に、この反射偏光板10により反射され
て前記観察方向に出射する入射角で入射させるように配
置され、他方の表示素子である右眼画像表示素子30
は、その表示素子30からの出射光を、前記反射偏光板
10の後面に、この反射偏光板10を透過して前記観察
方向に出射する入射角で入射させるように配置されてい
る。
【0028】すなわち、前記左眼画像表示素子20は、
図1に示したように、その前面(前側偏光板22の外
面)を前記反射偏光板10の前面に向けて、前記反射偏
光板10の側方に配置されており、前記右眼画像表示素
子30は、その前面(前側偏光板32の外面)を前記反
射偏光板10の後面に向けて、前記反射偏光板10の後
方に配置されている。
【0029】この実施例では、前記反射偏光板10を、
画像観察者による観察方向に対して実質的に45度傾け
て配置するとともに、前記左眼画像表示素子20を、そ
の表示面の法線方向(以下、正面方向という)が前記反射
偏光板10の前面に対し実質的に45度の角度をなすよ
うに配置することにより、この表示素子20からの出射
光を前記反射偏光板10の前面に、前記観察方向に対し
て実質的に直交する方向から入射させるようにし、前記
右眼画像表示素子30を、その正面方向が前記反射偏光
板10の後面に対して実質的に45度の角度をなすよう
に配置することにより、この表示素子30からの出射光
を前記反射偏光板10の後面に、前記観察方向と実質的
に平行な方向から入射させるようにしている。
【0030】また、前記第1と第2の接眼偏光板41,
42は、例えば画像観察者40が掛ける眼鏡型フレーム
に取り付けられている。以下、画像観察者40の左眼の
前に配置される接眼偏光板41を左眼用接眼偏光板と言
い、画像観察者40の右眼の前に配置される接眼偏光板
42を右眼用接眼偏光板と言う。
【0031】図2は、前記反射偏光板10の反射軸と透
過軸の向きと、前記左眼画像表示素子20および右眼画
像表示素子30の液晶セル21,31の液晶分子の配向
状態と前後の偏光板22,32および23,33の透過
軸の向きと、前記左眼および右眼用接眼偏光板41,4
2の透過軸の向きとを示している。
【0032】図2に示したように、前記左眼画像表示素
子20と右眼画像表示素子30の液晶セル21,31
は、いずれも、液晶層の液晶分子を実質的に90度のツ
イスト角でツイスト配向させたものであり、その前側基
板の近傍における液晶分子配向方向(前側基板の内面の
配向処理方向)21a,31aは、前記反射偏光板10
の反射軸10sと透過軸10pのいずれか一方、例えば
反射軸10sと実質的に直交するか、あるいは実質的に
平行な方向(図示例では反射軸10sと直交する方
向)、後側基板の近傍における液晶分子配向方向(後側
基板の内面の配向処理方向)21b、31bは、前記前
側基板の液晶分子の配向方向21a,31bに対して実
質的に直交する方向にあり、液晶分子は、その分子配列
のツイスト方向を図に矢印で示したように、後側基板か
ら前側基板に向かい、前側から見て左回り方向に、実質
的に90度のツイスト角でツイスト配向している。
【0033】なお、この実施例では、左眼画像表示素子
20と右眼画像表示素子30の両方の液晶セル21,3
1の液晶分子の配向状態を同じにしているが、前記左眼
画像表示素子20の液晶セル21と、右眼画像表示素子
30の液晶セル31は、互いに90度ずれた配向状態
(いずれか一方の液晶セルの前側基板の近傍における液
晶分子配向方向と後側基板の近傍における液晶分子配向
方向を、図2の向きに対して90度ずらした配向状態)
に液晶分子を配向させたものでもよい。
【0034】そして、前記左眼画像表示素子20の前側
偏光板22は、その透過軸22aを前記反射偏光板10
の反射軸10aと実質的に平行にして配置され、後側偏
光板23は、その透過軸23aを、図のように前記前側
偏光板22の透過軸22aと実質的に直交させて配置さ
れている。
【0035】また、前記右眼画像表示素子30の前側偏
光板32は、その透過軸32aを前記反射偏光板10の
透過軸10pと実質的に平行にして配置され、後側偏光
板33は、その透過軸33aを、図のように前記前側偏
光板32の透過軸32aと実質的に直交させて配置され
ている。
【0036】さらに、前記左眼用接眼偏光板41は、そ
の透過軸41aを前記反射偏光板10の反射軸10aと
実質的に平行にして配置され、右眼用接眼偏光板42
は、その透過軸42aを前記反射偏光板10の透過軸1
0pと実質的に平行にして配置されている。
【0037】この立体画像表示装置は、その使用環境の
光である外光を利用して立体画像を表示するものであ
り、外光は、図1に太線矢印で示したように、前記反射
偏光板10にその前面から入射し、その入射光のうち、
前記反射偏光板10の反射軸10sに沿った偏光成分の
光が、図1に実線矢印で示したように、前記反射偏光板
10により反射され、前記反射偏光板10の反射軸10
sに沿った直線偏光となって前記左眼画像表示素子20
の前側から入射し、前記反射偏光板10の透過軸10p
に沿った偏光成分の光が、図1に破線矢印で示したよう
に、前記反射偏光板10を透過して、前記反射偏光板1
0の透過軸10pに沿った直線偏光となって前記右眼画
像表示素子30にその前側から入射する。
【0038】そして、前記左眼画像表示素子20に入射
した光は、この左眼画像表示素子20の前側偏光板22
を透過し、さらに液晶セル21を透過する過程で各画素
部の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の
配向状態に応じた液晶層の旋光作用を受けて後側偏光板
23に入射し、その光のうち、前記後側偏光板23の透
過軸23aに沿った偏光成分の光が、この偏光板23を
透過して左眼用の画像光となり、その左眼用画像光が反
射膜24により反射され、前記後側偏光板23と液晶セ
ル21と前側偏光板22とを再び透過して前記左眼画像
表示素子20の前側に出射する。
【0039】また、前記右眼画像表示素子30に入射し
た光は、この右眼画像表示素子30の前側偏光板32を
透過し、さらに液晶セル31を透過する過程で各画素部
の電極間に印加される電界により変化する液晶分子の配
向状態に応じた液晶層の旋光作用を受けて後側偏光板3
3に入射し、その光のうち、前記後側偏光板33の透過
軸33aに沿った偏光成分の光が、この偏光板33を透
過して右眼用の画像光となり、その右眼用画像光が反射
膜34により反射され、前記後側偏光板33と液晶セル
31と前側偏光板32とを再び透過して前記右眼画像表
示素子30の前側に出射する。
【0040】この実施例では、前記左眼画像表示素子2
0の前側偏光板22は、その透過軸22aを前記反射偏
光板10の反射軸10sと平行にして配置されており、
また、前記右眼画像表示素子30はその透過軸32aを
前記反射偏光板10の透過軸10pと平行にして配置さ
れているため、前記外光のうち、前記反射偏光板10に
より反射されて前記左眼画像表示素子20に入射した光
(前記反射偏光板10の反射軸10sに沿った直線偏光
光)は、前記前側偏光板22をほとんどロスすること無
く透過し、偏光度の高い直線偏光となって前記液晶セル
21に入射し、また、前記反射偏光板10を透過して前
記右眼画像表示素子30に入射した光(前記反射偏光板
10の透過軸10pに沿った直線偏光光)は、前記前側
偏光板32をほとんどロスすること無く透過し、偏光度
の高い直線偏光となって前記液晶セル31に入射する。
【0041】そのため、前記左眼画像表示素子20の前
側に出射する左眼用画像光と、前記右眼画像表示素子3
0の前側に出射する右眼用画像光は、いずれも、輝度が
高く、しかもコントラストの良い画像光である。
【0042】前記左眼画像表示素子20の前側に出射し
た左眼用画像光は、前記反射偏光板10にその前面から
入射し、この反射偏光板10により反射されて観察方向
に出射し、透過軸41aを前記反射偏光板10の反射軸
10pと平行にして配置された左眼用接眼偏光板41を
透過して画像観察者40の左眼により観察される。
【0043】また、前記右眼画像表示素子30の前側に
出射した右眼用画像光は、前記反射偏光板10にその後
面から入射し、この反射偏光板10を透過して前記観察
方向に出射し、透過軸42aを前記反射偏光板10の透
過軸10pと平行にして配置された右眼用接眼偏光板4
2を透過して画像観察者40の右眼により観察される。
【0044】この実施例では、前記左眼画像表示素子2
0の前側偏光板22の透過軸22aと前記反射偏光板1
0の反射軸10sとを互いに平行にし、前記右眼画像表
示素子30の前側偏光板32の透過軸32aと前記反射
偏光板10の透過軸10pとを互いに平行にしているた
め、前記左眼画像表示素子20から出射して前記反射偏
光板10に入射した左眼用画像光を、ほとんどロスする
こと無く前記反射偏光板10により反射させて観察方向
に出射するとともに、前記右眼画像表示素子30から出
射して前記反射偏光板10に入射した右眼用画像光を、
ほとんどロスすること無く前記反射偏光板10を透過さ
せて観察方向に出射することができ、したがって、画像
観察者40に、輝度が高く、しかもコントラストの良い
左眼用画像と右眼用画像とを観察させ、これらの画像が
合成された良好な品質の立体画像を認識させることがで
きる。
【0045】なお、前記画像観察者40の左右の眼によ
りそれぞれ観察される左眼用と右眼用の画像光のうち、
前記左眼画像表示素子30から出射し、前記反射偏光板
10により反射された左眼用画像光は、前記反射偏光板
10での反射により左右が反転した画像光であるが、前
記左眼画像表示素子30に、予め左右を反転させた左眼
用画像を表示させることにより、画像観察者40に正し
い左眼用画像を観察させることができる。
【0046】すなわち、この立体画像表示装置は、互い
に直交する方向に反射軸10sと透過軸10pとを有
し、前記反射軸10sに沿った偏光成分の入射光を反射
し、前記透過軸10sに沿った偏光成分の入射光を透過
させる反射偏光板10を、画像観察者40による観察方
向に対して所定角度斜めに傾けて対向配置し、左眼用と
右眼用画像のうちの一方の画像、例えば左眼用画像を表
示するための左眼画像表示素子20を、その表示素子2
0からの出射光を前記偏光板10の前面に、この反射偏
光板10により反射されて前記観察方向に出射する入射
角で入射させるように配置し、他方の画像である右眼用
画像を表示するための右眼画像表示素子30を、その表
示素子30からの出射光を前記反射偏光板10の後面
に、この反射偏光板10を透過して前記観察方向に出射
する入射角で入射させるように配置するとともに、画像
観察者40の左眼の前に、左眼用接眼偏光板41をその
透過軸41aを前記反射偏光板10の反射軸10sと実
質的に平行にして配置し、前記画像観察者40の右眼の
前に、右眼用接眼偏光板42をその透過軸42aを前記
反射偏光板10の透過軸10pと実質的に平行にして配
置することにより、前記左眼画像表示素子11Lから出
射して前記反射偏光板10にその前面から入射し、この
反射偏光板10により反射された一方の偏光成分の光か
らなる左眼用画像光を前記左眼用接眼偏光板41を透過
させて画像観察者40の左眼により観察させ、前記右眼
画像表示素子30から出射して前記反射偏光板10にそ
の後面から入射し、この反射偏光板10を透過した他方
の偏光成分の光からなる右眼用画像光を、前記右眼用接
眼偏光板42を透過させて前記画像観察者40の右眼に
より観察させるようにしたものである。
【0047】この立体画像表示装置によれば、前記左眼
画像表示素子20により表示される左眼用画像を画像観
察者40の左眼だけに観察させ、前記右眼画像表示素子
30により表示される右眼用画像を画像観察者40の右
眼だけに観察させることができる。
【0048】そのため、前記表示素子20,30の両方
からそれぞれ連続的に光を出射させ、その一方の左眼画
像表示素子20により表示される左眼用画像光を画像観
察者40の左眼に、他方の右眼画像表示素子30により
表示される右眼用画像を前記画像観察者40の右眼にそ
れぞれ同時に観察させて、これらの画像が合成された立
体画像を画像観察者40に認識させることができる。
【0049】したがって、この立体画像表示装置によれ
ば、従来の立体画像表示装置のような、左眼画像投影手
段と右眼画像投影手段から交互に左眼用画像光と右眼用
画像とを出射させ、それに同期させて左眼用と右眼用の
光シャッタ素子を交互に開閉させるという複雑な駆動制
御を必要とせず、しかもチラツキの無い良好な品質の立
体画像を画像観察者40に認識させることができる。
【0050】しかも、この実施例では、前記反射偏光板
10を、画像観察者による観察方向に対して45度傾け
て配置するとともに、前記左眼画像表示素子20を、こ
の表示素子20からの出射光を前記反射偏光板10の前
面に、前記観察方向に対して実質的に直交する方向から
入射させるように配置し、前記右眼画像表示素子30
を、この表示素子30からの出射光を前記反射偏光板1
0の後面に、前記観察方向と実質的に平行な方向から入
射させるように配置しているため、前記左眼画像表示素
子20から出射して前記反射偏光板10にその前面から
入射し、この反射偏光板10により反射された光の出射
方向と、前記右眼画像表示素子30から出射して前記反
射偏光板10にその後面から入射し、この反射偏光板1
0を透過した光の出射方向とを実質的に一致させ、良好
な画質の立体画像を表示することができる。
【0051】さらに、この実施例では、左眼用と右眼用
の画像を表示するための第1と第2の画像表示手段をそ
れぞれ、後側に反射膜24,34を備えた反射型液晶表
示素子とし、前記反射偏光板10にその前側から入射し
た外光のうち、前記反射偏光板10により反射された一
方の偏光成分の光を一方の液晶表示素子(実施例では左
眼画像表示素子)20に入射させ、その光を前記反射膜
24により反射させて前記一方の液晶表示素子20から
出射させるとともに、前記反射偏光板10を透過した他
方の偏光成分の光を他方の液晶表示素子(実施例では右
眼画像表示素子)30に入射させ、その光を前記反射膜
34により反射させて前記他方の液晶表示素子30から
出射させるようにしているため、外光を利用して立体画
像を表示することができる。
【0052】図3はこの発明の第2の実施例を示す立体
画像表示装置の平面図であり、この立体画像表示装置
は、左眼用と右眼用の画像を表示するための第1と第2
の画像表示手段をそれぞれ、液晶セル21,31と、前
記液晶セル21,31の後側に配置された後側偏光板2
3,33と、前記後側偏光板23,33の後側に配置さ
れた反射膜24,34とからなる反射型液晶表示素子2
0A,30Bとしたものである。
【0053】以下、左眼用画像を表示するための反射型
液晶表示素子20Aを左眼画像表示素子と言い、右眼用
画像を表示するための反射型液晶表示素子30Aを右眼
画像表示素子と言う。
【0054】なお、この実施例の立体画像表示装置は、
左眼画像表示素子20Aと右眼画像表示素子30Aを、
後側だけに1枚の偏光板23,33を備えた反射型液晶
表示素子としたものであるが、他の構成及び反射偏光板
10の反射軸10sと透過軸10pの向きと、前記液晶
表示素子20A,30Aの液晶セル21,31の液晶分
子の配向状態および後側偏光板23,33の透過軸23
a,33aの向きと、左眼用および右眼用接眼偏光板4
1、42の透過軸41a,42aとの関係は、図2に示
した第1の実施例と同じであるから、重複する説明は図
に同符号を付して省略する。
【0055】この実施例の立体画像表示装置は、上述し
た第1の実施例の立体画像表示装置と同様に外光を利用
して立体画像を表示するものであり、この実施例では、
前記反射偏光板10により反射されて前記左眼画像表示
素子20Aに入射した外光、つまり前記反射偏光板10
の反射軸10sに沿った直線偏光光が、直接液晶セル2
1に入射し、この液晶セル21を透過した光のうち、後
側偏光板23を透過して左眼用画像光となった光が、反
射膜24により反射されて前記左眼画像表示素子20A
の前側に出射するとともに、前記反射偏光板10を透過
して前記右眼画像表示素子30Aに入射した外光、つま
り前記反射偏光板10の透過軸10pに沿った直線偏光
光が、直接液晶セル31に入射し、この液晶セル31を
透過した光のうち、後側偏光板33を透過して右眼用画
像光となった光が、反射膜34により反射されて前記右
眼画像表示素子30Aの前側に出射する。
【0056】すなわち、前記左眼画像表示素子20Aと
右眼画像表示素子30Aは、後側だけに1枚の偏光板2
3,33を備えたものであるが、前記左眼画像表示素子
20Aにその前側から入射する光が、前記反射偏光板1
0の反射軸10sに沿った偏光成分の直線偏光であり、
また、前記右眼画像表示素子30Aにその前側から入射
する光が、前記反射偏光板10の透過軸10pに沿った
偏光成分の直線偏光であるため、いずれも、その前側か
ら液晶セル21、31に直接入射した光を旋光させて後
側偏光板23、33の透過軸23a、33aに沿った直
線偏光光とし、その画像光を前記反射膜24,34によ
り反射して前側に出射することができる。
【0057】そして、前記左眼画像表示素子20Aの前
側に出射した左眼用画像光は、前記反射偏光板10によ
り反射されて観察方向に出射し、左眼用接眼偏光板41
を透過して画像観察者40の左眼により観察され、ま
た、前記右眼画像表示素子30Aの前側に出射した右眼
用画像光は、前記反射偏光板10を透過して観察方向に
出射し、右眼用接眼偏光板42を透過して画像観察者4
0の右眼により観察される。
【0058】なお、この実施例では、前記表示素子20
A,30Aを、液晶セル21,31の後側に後側偏光板
23,33を配置し、その後側に反射膜24,34を配
置した構成としているが、前記表示素子20A,30A
は、前後いずれの側にも偏光板を備えないものでも良
く、その場合も、前記反射偏光板10により直線偏光と
されて各表示素子20A,30Aに入射し、液晶セル2
1,31の液晶層の旋光作用を受けて反射膜24,35
により反射され、前記表示素子20A,30Aから出射
して前記反射偏光板10にその前面または後面から入射
した光をそれぞれ、前記反射偏光板10の反射偏光作用
により画像光として観察方向に出射させることができ
る。
【0059】したがって、外光を利用して表示する立体
画像表示装置の場合は、左眼用画像を表示するための画
像表示手段と、右眼用画像を表示するための画像表示手
段とをそれぞれ、液晶セルと反射膜だけで構成してもよ
く、その場合は、コントラストは或る程度低下するが、
各画像表示手段における偏光板による光の吸収が無いの
で、外光を効率良く表示に利用して明るい反射画像を得
ることができる。また、前記反射膜を、前記液晶セルの
後側基板の内面に設けてもよい。
【0060】図4はこの発明の第3の実施例を示す立体
画像表示装置の平面図であり、この立体画像表示装置
は、左眼用と右眼用の画像を表示するための第1と第2
の画像表示手段をそれぞれ、後側に面光源25,35を
備えた透過型液晶表示素子20B,30Bとしたもので
ある。
【0061】以下、左眼用画像を表示するための透過型
液晶表示素子20Bを左眼画像表示素子と言い、右眼用
画像を表示するための透過型液晶表示素子30Bを右眼
画像表示素子と言う。
【0062】なお、この実施例の立体画像表示装置は、
左眼画像表示素子20Bと右眼画像表示素子30Bを、
後側に面光源25,35を備えた透過型液晶表示素子と
したものであるが、この透過型液晶表示素子20B,3
0Bは、上述した第1の実施例の反射型液晶表示素子2
0,30の後側の反射膜24,34を面光源25,35
に置き換えたものであり、また、反射偏光板10の反射
軸10sと透過軸10pの向きと、前記表示素子20,
30の液晶セル21,31の液晶分子の配向状態と前側
偏光板22,32および後側偏光板23,33の透過軸
22a,23a,23a,33aの向きと、左眼用およ
び右眼用接眼偏光板41、42の透過軸41a,42a
との関係、及び他の構成は上述の図2に示した第1の実
施例の立体画像表示装置と同じであるから、重複する説
明は図に同符号を付して省略する。
【0063】この実施例の立体画像表示装置は、前記左
眼画像表示素子20Bおよび右眼画像表示素子30Bの
面光源25,35を点灯させることにより、これらの表
示素子20B,30Bから左眼用画像光と右眼用画像光
とを出射させて立体画像を表示するものである。
【0064】すなわち、前記左眼画像表示素子20Bと
右眼画像表示素子30Bは、後側に面光源25,35を
備えた透過型液晶表示素子であり、前記面光源25,3
5から出射光を、後側偏光板23,33により直線偏光
として液晶セル21,31にその後側から入射させ、液
晶層の旋光作用を受けて前記液晶セル21,31の前側
に出射し、前側偏光板22,32に入射した光のうち、
前記前偏光板22,32を透過した光を、画像光として
前側に出射する。
【0065】そして、前記左眼画像表示素子20の前側
に出射した左眼用画像光は、前記反射偏光板10にその
前面から入射し、この反射偏光板10により反射されて
観察方向に出射して、透過軸41aを前記反射偏光板1
0の反射軸10pと平行にして配置された左眼用接眼偏
光板41を透過して画像観察者40の左眼により観察さ
れる。
【0066】また、前記右眼画像表示素子30の前側に
出射した右眼用画像光は、前記反射偏光板10にその後
面から入射し、この反射偏光板10を透過して前記観察
方向に出射して、透過軸42aを前記反射偏光板10の
透過軸10pと平行にして配置された右眼用接眼偏光板
42を透過して画像観察者40の右眼により観察され
る。
【0067】この実施例の立体画像表示装置において
も、前記左眼画像表示素子20Bと右眼画像表示素子3
0Bの両方からそれぞれ連続的に画像光を出射させ、そ
の一方の左眼画像表示素子20により表示される左眼用
画像光を画像観察者40の左眼に、他方の右眼画像表示
素子30により表示される右眼用画像を前記画像観察者
40の右眼にそれぞれ同時に観察させることができるた
め、複雑な駆動制御を必要とせず、しかもチラツキの無
い良好な品質の立体画像を画像観察者40に認識させる
ことができる。
【0068】また、この実施例においても、前記左眼画
像表示素子20Bの前側偏光板22の透過軸22aと前
記反射偏光板10の反射軸10sとを互いに平行にし、
前記右眼画像表示素子30の透過軸32aと前記反射偏
光板10の透過軸10pとを互いに平行にしているた
め、前記左眼画像表示素子20から出射して前記反射偏
光板10に入射した左眼用画像光を、ほとんどロスする
こと無く前記反射偏光板10により反射させて観察方向
に出射するとともに、前記右眼画像表示素子30から出
射して前記反射偏光板10に入射した右眼用画像光を、
ほとんどロスすること無く前記反射偏光板10を透過さ
せて観察方向に出射し、画像観察者40に、輝度が高
く、しかもコントラストの良い左眼用画像と右眼用画像
とを観察させることができる。
【0069】また、この実施例の立体画像表示装置は、
前記左眼画像表示素子20Bと右眼画像表示素子30B
が、後側に面光源25,35を備えた透過型液晶表示素
子であるため、充分な明るさの外光が得られない環境下
でも使用することができる。
【0070】図5はこの発明の第4の実施例を示す立体
画像表示装置の平面図であり、この立体画像表示装置
は、左眼用と右眼用の画像を表示するための第1と第2
の画像表示手段20C,30Cをそれぞれ、液晶セル2
1,31と、前記液晶セル21,31の後側に配置され
た後側偏光板23,33と、前記後側偏光板23,33
の後側に配置された面光源25,35とからなる透過型
液晶表示素子としたものである。
【0071】以下、左眼用画像を表示するための反射型
液晶表示素子20Cを左眼画像表示素子と言い、右眼用
画像を表示するための反射型液晶表示素子30Cを右眼
画像表示素子と言う。
【0072】なお、この実施例の立体画像表示装置は、
左眼画像表示素子20Cと右眼画像表示素子30Cを、
後側だけに1枚の偏光板23,33を備え、その後側に
面光源25,35を配置した透過型液晶表示素子とした
ものであるが、この透過型液晶表示素子20C,30C
は、上述した図3に示した第2の実施例の反射型液晶表
示素子20A,30Aの後側の反射膜24,34を面光
源25,35に置き換えたものであり、また、反射偏光
板10の反射軸10sと透過軸10pの向きと、前記表
示素子20,30の液晶セル21,31の液晶分子の配
向状態および後側偏光板23,33の透過軸23a,3
3aの向きと、左眼用および右眼用接眼偏光板41、4
2の透過軸41a,42aとの関係は、図2に示した第
1の実施例のものと同じであり、他の構成も上述した第
1及び第2の実施例と同じであるから、重複する説明は
図に同符号を付して省略する。
【0073】この実施例の立体画像表示装置は、左眼画
像表示素子20Cと右眼画像表示素子30Cからそれぞ
れ、面光源25,35から出射し、後側偏光板23,3
3により直線偏光とされて液晶セル21,31に入射し
て液晶層の旋光作用を受けた光を出射させ、その光を、
反射偏光板10の反射偏光作用により画像光として観察
方向に出射させるようにしたものであり、この立体画像
表示装置においても、複雑な駆動制御を必要とせず、し
かもチラツキの無い良好な品質の立体画像を画像観察者
40に認識させることができるとともに、充分な明るさ
の外光が得られない環境下でも立体画像を表示すること
ができる。
【0074】なお、上記第3および第4の実施例の立体
画像表示装置において、前記左眼画像表示素子20B,
20Cと右眼画像表示素子30B,30Cは、その後側
偏光板23,33と面光源25,35との間に半透過反
射膜を配置した反射/透過型液晶表示素子としてもよ
く、このようにすることにより、充分な明るさの外光が
得られる環境下では外光を利用して立体画像を表示し、
充分な明るさの外光が得られない環境下では前記面光源
25,35を点灯させて立体画像を表示することができ
る。
【0075】図6はこの発明の第5の実施例を示す立体
画像表示装置の平面図であり、この立体画像表示装置
は、左眼用と右眼用の画像を表示するための第1と第2
の画像表示手段、例えば上述した第1の実施例における
反射型液晶表示素子からなる左眼画像表示素子20と右
眼画像表示素子30の少なくとも一方の表示素子と反射
偏光板10との間に反射板11を配置し、前記少なくと
も一方の表示素子を、その表示素子からの出射光を前記
反射板11により反射させて前記反射偏光板10に入射
させるように配置したものである。
【0076】この実施例では、前記反射偏光板10を画
像観察者40による観察方向に対して実質的に45度傾
けて配置するとともに、この反射偏光板10の側方に、
前記反射偏光板10の前面に対向させて反射板11を前
記反射偏光板10と実質的に平行に配置し、前記左眼画
像表示素子20と右眼画像表示素子30のうち、出射光
を前記反射偏光板の前面に入射させる表示素子、例えば
左眼画像表示素子20を、前記反射板11の反射面に対
し実質的に45度の角度で対向させて配置している。
【0077】なお、反射偏光板10の反射軸10sと透
過軸10pの向きと、前記表示素子20,30の液晶セ
ル21,31の液晶分子の配向状態と前側偏光板22,
32および後側偏光板23,33の透過軸22a,23
a,23a,33aの向きと、前側および後側偏光板2
2,23および32,33の透過軸23a,33aの向
きと、左眼用および右眼用接眼偏光板41、42の透過
軸41a,42aとの関係は、図2に示した第1の実施
例と同じであり、さらに、前記反射板11と前記左眼画
像表示素子20の配置を除く他の構成も第1の実施例と
同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省
略する。
【0078】この実施例の立体画像表示装置によれば、
前記左眼画像表示素子20と右眼画像表示素子30のう
ち、一方の表示素子と反射偏光板10との間に反射板1
1を配置し、前記一方の表示素子からの出射光を前記反
射板11により反射させて前記反射偏光板10に入射さ
せるようにしているため、前記反射板11の配置状態を
選択することにより、前記一方の表示素子20を任意の
位置に配置することができる。
【0079】この実施例では、前記反射偏光板10の側
方に、前記反射偏光板10の前面に対向させて反射板1
1を前記反射偏光板10と平行に配置し、出射光を前記
反射偏光板10の前面に入射させる左眼画像表示素子2
0を、前記反射板11の反射面に45度の角度で対向さ
せて配置しているため、この左眼画像表示素子20を、
図6に示したように、出射光を前記反射偏光板10の後
面に入射させる右眼画像表示素子30と並べて配置する
ことができる。
【0080】また、この実施例では、前記左眼画像表示
素子20から出射した光が、前記反射板11により反射
されて左右が反転した光になり、さらに反射偏光板10
により反射されて再び左右が反転した光となって観察方
向に出射するため、第1の実施例のように前記左眼画像
表示素子20において予め左右を反転させた画像光を出
射させる必要は無い。
【0081】なお、この実施例では、反射偏光板10の
側方に、この反射偏光板10と平行に反射板11を配置
し、この反射板11の後方に前記左眼画像表示素子20
を配置しているが、前記反射板11を、その一端を前記
反射偏光板10の観察方向とは反対側の端部に対向させ
て前記反射偏光板10と実質的に垂直に配置し、その前
方(観察方向)に前記左眼画像表示素子20を配置して
もよい。
【0082】また、この実施例では、出射光を反射偏光
板10の前面に入射させる左眼画像表示素子20からの
出射光を反射板11により反射させて前記反射偏光板1
0に入射させるようにしているが、前記反射板11を、
出射光を反射偏光板10の後面に入射させる右眼画像表
示素子30と反射偏光板10との間に配置し、前記右眼
画像表示素子30からの出射光を反射板11により反射
させて前記反射偏光板10に入射させるようにしてもよ
く、また、左眼画像表示素子20と右眼画像表示素子3
0の両方と反射偏光板10との間にそれぞれ1枚づつ配
置し、両方の表示素子20,30からの出射光をそれぞ
れ反射板11により反射させて前記反射偏光板10に入
射させるようにしてもよい。
【0083】さらに、この実施例の立体画像表示装置
は、第1および第2の画像表示手段として、第1の実施
例と同じ反射型液晶表示素子20,30を備えたもので
あるが、画像表示手段は、上述した第2の実施例の反射
型液晶表示素子20A,30Aまたは偏光板の無い反射
型液晶表示素子でも、上述した第3の実施例または第4
の実施例の透過型液晶表示素子でもよい。
【0084】また、前記第1および第2の画像表示手段
は、液晶表示素子に限らず、例えばスライドフィルムを
用いるものや、CRT(ブラウン管)等でもよく、さら
に、反射偏光板10として大面積の板を用い、第1およ
び第2の画像表示手段の出射側にそれぞれ前記画像表示
手段からの出射光を投影レンズにより拡大して反射偏光
板10に入射させることにより、拡大された立体画像を
観察させるようにしてもよい。
【0085】また、上記第1〜第5の実施例では、左眼
用の画像を表示するための画像表示手段からの出射光を
反射偏光板10の前面に入射させ、右眼用の画像を表示
するための画像表示手段からの出射光を前記反射偏光板
10の後面に入射させるようにしているが、それと反対
に、右眼用の画像を表示するための画像表示手段からの
出射光を前記反射偏光板10の前面に入射させて、左眼
用の画像を表示するための画像表示手段からの出射光を
前記反射偏光板10の後面に入射させるようにしてもよ
い。
【0086】その場合は、左眼用接眼偏光板41の透過
軸41aを反射偏光板10の透過軸10pと実質的に平
行にし、右眼用接眼偏光板42の透過軸42aを前記反
射偏光板10の反射軸10sと実質的に平行にするとと
もに、画像表示手段からの出射光が前側に偏光板を備え
た液晶表示素子からの出射光のような直線偏光であると
きは、前記反射偏光板10の反射軸10sと透過軸10
pの向きを、右眼用の画像を表示するための画像表示手
段からの出射光を反射させて観察方向に出射し、左眼用
の画像を表示するための画像表示手段からの出射光を透
過させて観察方向に出射するように設定すればよい。
【0087】
【発明の効果】この発明の立体画像表示装置は、互いに
直交する方向に反射軸と透過軸とを有し、前記反射軸に
沿った偏光成分の入射光を反射し、前記透過軸に沿った
偏光成分の入射光を透過させる反射偏光板を、画像観察
者による観察方向に対して所定角度斜めに傾けて対向配
置し、左眼用と右眼用画像光のうちの一方の画像を表示
するための第1の画像表示手段を、その表示手段からの
出射光を、前記反射偏光板の前面に、この反射偏光板に
より反射されて前記観察方向に出射する入射角で入射さ
せるように配置し、前記左眼用と右眼用画像光のうちの
他方の画像光表示するための第2の画像表示手段を、そ
の表示手段からの出射光を、前記反射偏光板の後面に、
この反射偏光板を透過して前記観察方向に出射する入射
角で入射させるように配置するとともに、画像観察者の
一方の眼の前に第1の接眼偏光板をその透過軸を前記反
射偏光板の反射軸と実質的に平行にして配置し、前記画
像観察者の他方の眼の前に第2の接眼偏光板をその透過
軸を前記反射偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置
することにより、前記第1の画像表示手段から出射して
前記反射偏光板の前面に入射し、この反射偏光板により
反射されて観察方向に出射した光を前記第1の接眼偏光
板を透過させて前記画像観察者の一方の眼により観察さ
せ、前記第2の画像表示手段から出射して前記反射偏光
板の後面に入射し、この反射偏光板を透過して観察方向
に出射した光を前記第2の接眼偏光板を介して前記画像
観察者の他方の眼により観察させるようにしたものであ
るため、複雑な駆動制御を必要とせず、しかもチラツキ
の無い良好な品質の立体画像を画像観察者に認識させる
ことができる。
【0088】この発明の立体画像表示装置において、前
記反射偏光板は、画像観察者による観察方向に対して実
質的に45度傾けて配置し、前記第1の画像表示手段
を、この表示手段からの出射光を前記反射偏光板の前面
に、前記観察方向に対して実質的に直交する方向から入
射させるように配置し、前記第2の画像表示手段を、こ
の表示手段からの出射光を前記反射偏光板の後面に、前
記観察方向と実質的に平行な方向から入射させるように
配置するのが好ましく、このようにすることにより、前
記第1の画像表示手段から出射して前記反射偏光板にそ
の前面から入射し、この反射偏光板により反射された光
の出射方向と、前記第2の画像表示手段から出射して前
記反射偏光板にその後面から入射し、この反射偏光板を
透過した光の出射方向とを容易に一致させることがで
き、良好な画質の立体画像を表示することができる。
【0089】また、この発明の立体画像表示装置におい
て、前記第1と第2の画像表示手段は、前記反射偏光板
の前面と後面とにそれぞれ向けて配置してもよく、ま
た、前記第1と第2の少なくとも一方の画像表示手段と
反射偏光板との間に反射板を配置し、前記少なくとも一
方の画像表示手段を、その表示手段からの出射光を前記
反射板により反射させて前記反射偏光板に入射させるよ
うに配置してもよく、後者の構成によれば、前記反射板
の配置状態を選択することにより、前記少なくとも一方
の画像表示手段を任意の位置に配置することができる。
【0090】さらに、この発明の立体画像表示装置にお
いて、前記第1と第2の画像表示手段は、液晶表示素子
が好ましく、その場合は、前記液晶表示素子を、後側に
反射膜を備えた反射型液晶表示素子とし、前記反射偏光
板にその前側から入射した外光のうち、前記反射偏光板
により反射された一方の偏光成分の光を一方の液晶表示
素子に入射させ、その光を前記反射膜により反射させて
前記一方の液晶表示素子から出射させるとともに、前記
反射偏光板を透過した他方の偏光成分の光を他方の液晶
表示素子に入射させ、その光を前記反射膜により反射さ
せて前記他方の液晶表示素子から出射させるようにする
ことにより、表示装置の使用環境の光である外光を利用
して立体画像を表示することができる。
【0091】また、前記液晶表示素子は、後側に光源を
備えた透過型液晶素子としてもよく、このようにするこ
とにより、充分な明るさの外光が得られない環境下でも
立体画像を明瞭に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す立体画像表示装
置の平面図。
【図2】第1の実施例の立体画像表示装置における反射
偏光板の光学軸の向きと、左眼用画像と右眼用画像を表
示するための第1および第2の液晶表示素子の液晶分子
の配向状態と前後の偏光板の透過軸の向きと、第1およ
び第2の接眼偏光板の透過軸の向きを示す図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す立体画像表示装
置の平面図。
【図4】この発明の第3の実施例を示す立体画像表示装
置の平面図。
【図5】この発明の第4の実施例を示す立体画像表示装
置の平面図。
【図6】この発明の第5の実施例を示す立体画像表示装
置の平面図。
【図7】従来の立体画像表示装置の平面図。
【符号の説明】
10…反射偏光板 10s…反射軸 10p…透過軸 11…反射板 20,20A,20B,20C…左眼画像表示素子 30,30A,30B,30C…右眼画像表示素子 21,31…液晶セル 22,32…前側偏光板 22a,32a…透過軸 23,33…後側偏光板 23a,33a…透過軸 24,34…反射膜 25,35…面光源 41…画像観察者 41,42…接眼偏光板 41a,42a…透過軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 13/04 H04N 13/04 Fターム(参考) 2H059 AA24 AA26 AA35 2H088 EA08 EA16 HA18 HA21 HA28 MA20 2H091 FA08X FA08Z FA14Z FA15X FA41Z LA30 MA01 5C061 AA01 AA02 AB11 AB18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する方向に反射軸と透過軸とを
    有し、前記反射軸に沿った偏光成分の入射光を反射し、
    前記透過軸に沿った偏光成分の入射光を透過させる反射
    偏光板と、 左眼用と右眼用の画像のうちの一方の画像を表示するた
    めの第1の画像表示手段と、 前記左眼用と右眼用の画像のうちの他方の画像を表示す
    るための第2の画像表示手段と、 画像観察者の左右の眼のうちの一方の眼の前に、透過軸
    を前記反射偏光板の反射軸と実質的に平行にして配置さ
    れる第1の接眼偏光板と、 画像観察者の左右の眼のうちの他方の眼の前に、透過軸
    を前記反射偏光板の透過軸と実質的に平行にして配置さ
    れる第2の接眼偏光板とを備え、 前記反射偏光板が、その前面を画像観察者による観察方
    向に対して所定角度斜めに傾けて対向配置され、前記第
    1の画像表示手段が、その表示手段からの出射光を、前
    記反射偏光板の前面に、この反射偏光板により反射され
    て前記観察方向に出射する入射角で入射させるように配
    置され、前記第2の画像表示手段が、その表示手段から
    の出射光を、前記反射偏光板の後面に、この反射偏光板
    を透過して前記観察方向に出射する入射角で入射させる
    ように配置されており、 前記第1の画像表示手段から出射して前記反射偏光板に
    その前面から入射し、この反射偏光板により反射された
    光を前記第1の接眼偏光板を透過させて前記画像観察者
    の一方の眼により観察させ、前記第2の画像表示手段か
    ら出射して前記反射偏光板にその後面から入射し、この
    反射偏光板を透過した光を前記第2の接眼偏光板を透過
    させて前記画像観察者の他方の眼により観察させること
    を特徴とする立体画像表示装置。
  2. 【請求項2】反射偏光板は、画像観察者による観察方向
    に対して実質的に45度傾けて配置されており、第1の
    画像表示手段が、この表示手段からの出射光を前記反射
    偏光板の前面に、前記観察方向に対して実質的に直交す
    る方向から入射させるように配置され、第2の画像表示
    手段が、この表示手段からの出射光を前記反射偏光板の
    後面に、前記観察方向と実質的に平行な方向から入射さ
    せるように配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】第1と第2の少なくとも一方の画像表示手
    段と反射偏光板との間に反射板が配置されており、前記
    少なくとも一方の画像表示手段が、その表示手段からの
    出射光を前記反射板により反射させて前記反射偏光板に
    入射させるように配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の立体画像表示装置。
  4. 【請求項4】第1と第2の画像表示手段はそれぞれ、後
    側に反射膜を備えた反射型液晶表示素子であり、反射偏
    光板にその前側から入射した外光のうち、前記反射偏光
    板により反射された一方の偏光成分の光が一方の液晶表
    示素子に入射し、その光が前記反射膜により反射されて
    前記一方の液晶表示素子から出射し、前記反射偏光板を
    透過した他方の偏光成分の光が他方の液晶表示素子に入
    射し、その光が前記反射膜により反射されて前記他方の
    液晶表示素子から出射することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の立体画像表示装置。
  5. 【請求項5】第1と第2の画像表示手段はそれぞれ、後
    側に光源を備えた透過型液晶素子であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の立体画像表示装置。
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