JP2999952B2 - 偏光メガネ式立体映像表示装置 - Google Patents
偏光メガネ式立体映像表示装置Info
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Description
いて立体映像を観察する偏光メガネ式立体映像表示装置
に関するものである。
右眼用映像とを表示し、それぞれの映像が観察者の左眼
及び右眼に分離して入射するように構成し、両眼視差に
より立体視を得るようにした立体映像表示装置が種々提
案されている。
中で、偏光メガネを用いて左右の映像を左眼及び右眼に
分離する偏光メガネ式立体映像表示装置がある。この偏
光メガネ式立体映像表示装置の構成を図8に示す。
映像用の2台のプロジェクタ81、82を用いたもので
ある。2台のプロジェクタ81、82がそれぞれ右眼用
映像と左眼用映像をスクリーン83に投影する。プロジ
ェクタ81、82からの出射光は共に直線偏光になって
おり、また偏光方向は互いに直交している。
ぞれ対応する偏光方向の光のみを通す偏光板が配置され
るように作られたメガネ84を装着し、スクリーン83
を観察すると、右眼は右眼用映像のみ、左眼は左眼用映
像のみを観察することになり、結果として立体映像が観
察される。
ロジェクタを用いる場合は、2台のプロジェクタ内に配
置されている液晶パネルの出射側の偏光板の偏光方向が
直交するように構成されている。
Tプロジェクタを用いる場合は、投射レンズの出射側
に、2台のプロジェクタの偏光方向が直交するように偏
光板が配置されている。
偏光メガネ式立体映像表示装置においては、2台のプロ
ジェクタを用いるため構造が複雑になるとともに、消費
電力が大きく、高価であるという問題があった。
ン上で正確に位置合わせする必要があり、その調整が煩
わしいという問題もあった。
ものであり、構造が簡単で、且つ消費電力が小さく、安
価な偏光メガネ式立体映像表示装置を提供することを目
的とするものである。
源から出射される光の偏光方向を揃える手段と、光の偏
光方向を時分割で任意に回転させる手段と、鏡面反射型
光変調器からなる映像表示手段と、映像を投射する投射
手段と、映像が投影されるスクリーンと、スクリーンを
観察するための偏光メガネとを備え、光の偏光方向を時
分割で任意に回転させる手段の後段に映像表示手段を配
置することを特徴とする。
とスクリーンより立体映像表示装置を構成することがで
き、構造を簡略化できると共に、消費電力が小さく、安
価な装置が得られる。
れる光の偏光方向を揃える手段を、偏光板で構成するこ
とができる。
る光の偏光方向を揃える手段として、偏光を回転させる
手段と、偏光を分離する手段と、光を反射する手段から
構成することができる。
された光は全てP波またはS波となり、光が有効に利用
され、より明るい映像が得られる。
割に任意に回転させる手段を、印加電圧により偏光方向
を任意に回転させる液晶パネルで構成することができ
る。
置に、光の透過及び遮蔽が任意に選択可能な手段が配置
されることを特徴とする。
する鏡面反射型光変調器上の映像を書き換えている間
は、光を遮蔽し、スクリーン上に不要な映像が投影され
ることが防止できる。
面に基づいて具体的に説明する。図1及び図2は、この
発明の第1の実施の形態の原理を示す模式図である。
体映像表示装置は、ランプ及びリフレクタからなる光源
1と、この光源1から出射される光の偏光方向を揃える
手段2と、光の偏光方向を時分割で回転させる手段3
と、映像を表示する鏡面反射型光変調器からなる映像表
示手段4と、投射レンズ5と、スクリーン6と、映像を
観察する偏光メガネ7よりなる。
を揃える手段2を透過する。この実施の形態では、出射
光は全てP波に揃えられる。
手段3を通過する。図2では偏光方向を回転させていな
い場合を示し、この場合にはP波がそのまま映像表示手
段4へ出射される。また、図1は偏光方向を回転させて
いる場合を示し、この場合にはP波を回転させたS波が
映像表示手段4へ出射される。
イを備えた鏡面反射型光変調器で構成されている。この
微小ミラー・アレイは可動の微小ミラー素子をアレイ状
に配置したものであり、ミラーを動かす為の電極やトラ
ンジスタがミラーの下に配置されている。そしてトラン
ジスタのオン/オフ制御により、ミラーの傾きを変化さ
せるものである。上記微小ミラー・アレイを備えた鏡面
反射型光変調器4は、左眼用画像と右眼用画像を時分割
で表示する。
反射した光が投射レンズ5に入射され、拡大されてスク
リーン6上に映像が表示される。ここで、鏡面反射型光
変調器4にP波が入射するときには右眼用映像を表示
し、鏡面反射型光変調器4にS波が入射するときには左
眼用映像を表示するように、偏光方向を時分割で回転さ
せる手段3に対応して鏡面反射型光変調器4は時分割で
左眼用画像と右眼用画像を表示する。
のみを通す偏光板、左眼の前面にS波のみを通す偏光板
が配置されるように作られた偏光メガネ7を通してスク
リーン6を観察すると、右眼は右眼用映像のみ、左眼は
左眼用映像のみを観察することになり、結果として立体
映像が観察される。
表示装置は、1台のプロジェクタとスクリーンより構成
されるため、構造が簡単にして、消費電力が小さく、安
価な偏光メガネ式立体映像表示装置が得られる。
段2として偏光板を、また偏光方向を時分割で回転させ
る手段3として液晶パネルを用いたこの発明の第2の実
施の形態を示す。
リフレクタ12及びコンデンサレンズ13により構成さ
れる光源1から出射される光が偏光方向を揃える偏光板
2に与えられる。そして、コンデンサレンズ13により
集光されて光源から出射された光は、偏光板2を通過
し、光の偏光方向が揃えられる。この実施の形態では、
P波のみを透過させる偏光板2を用いているので、偏光
板2により光源1からの光がP波に揃えられる。
向を印加電圧により回転させる液晶パネル3に与えられ
る。この液晶パネル3は電圧がオフの時には光の方向を
回転させ、P波をS波に偏光する。また、電圧が印加さ
れた場合には、光をそのまま通過させる。この液晶パネ
ル4を透過したS波またはP波が映像を表示する鏡面反
射型光反射変調器4へ与えられ、この鏡面反射型光変調
器4で反射された光が投射レンズ5からスクリーン6へ
結像される。スクリーン7に結像された映像を観察者は
偏光メガネ7を用いて観察する。
り、偏光方向を回転させてS波が出射される状態を示
し、図4は液晶パネル3の電圧がオンであり、偏光方向
を回転させずにP波が出射される状態を示している。
2の実施の形態においても鏡面反射型光変調器4は、液
晶パネル3のオンオフに同期して時分割でP波が入射す
るときには右眼用映像を、鏡面反射型光変調器4にS波
が入射するときには左眼用映像を表示するように駆動さ
れる。
を通す偏光板、左眼の前面にS波のみを通す偏光板が配
置されるように作られたメガネ7を通してスクリーン6
を観察することにより、右眼は右眼用映像のみ、左眼は
左眼用映像のみを観察することになり、結果として立体
映像が観察される。
を示す。図5は、液晶パネル3の電圧がオフであり、偏
光方向を回転させてS波が出射される状態を、図6は液
晶パネル3の電圧がオンであり、偏光方向を回転させず
にP波が出射される状態をそれぞれ示す模式図である。
施の形態では、光源1からの光の偏光方向を揃える手段
を、偏光を回転させるλ/4板21、偏光を分離する偏
光ビームスプリッタ22及び光を反射する鏡23により
構成している。
リフレクタ12及びコンデンサレンズ13により構成さ
れる光源1から出射される光がλ/4板21を通過した
後、偏光ビームスプリッタ22によりP波とS波に分離
される。例えば、偏光ビームスプリッタ22は、図5の
ように、P波は直進し、S波は屈折する。S波が進む方
向には鏡23が配置されており、この鏡で反射されたS
波は再びビームスプリッタ22を通って光源1に向か
う。S波は光源1に到達する前にλ/4板21を通過
し、光源のリフレクタ12で反射され再びλ/4板21
を通過する。結局S波はλ/4板21を2回通過するた
めP波に変換され、偏光ビームスプリッタ22内を直進
し出射される。このようにして、光源1から出射された
光は全てP波となり、光が有効に利用され、より明るい
映像が得られる。
光が、光の偏光方向を印加電圧により回転させる液晶パ
ネル3に与えられ、この液晶パネル4を透過したS波ま
たはP波が映像を表示する鏡面反射型光変調器4へ与え
られ、この鏡面反射型光変調器4で反射された光が投射
レンズ5からスクリーン6へ結像される。スクリーン7
に結像された映像を観察者は偏光メガネ7を用いて観察
する。
出射された以降の動作は前述した第2の実施の形態と同
じであるので、説明の重複を避けるために、ここではそ
の説明を割愛する。
向を任意に回転させる液晶パネル3光の出射側に、印加
電圧により光の透過及び遮蔽が任意に選択可能な液晶パ
ネル8を配置した第4の実施の形態を示す模式図であ
る。
が遮蔽され、電圧を印加しているときは光が透過するよ
うになっている。そして、映像を表示する鏡面反射型光
変調器4上の映像を書き換えている間は、液晶パネル8
の電圧をオフにして光を遮蔽し、スクリーン6上に不要
な映像が投影されないようになっている。
表示時、(b)及び(d)が映像書き換え時の状態をあ
らわす。
あるので、説明の重複を避けるために、ここではその説
明を割愛する。
偏光メガネ式立体映像表示装置は、1台のプロジェクタ
とスクリーンより構成されるため、構造が単純で、消費
電力が小さく、安価な偏光メガネ式立体映像表示装置が
得られる。
図である。
を表す模式図である。
図である。
を表す模式図である。
図である。
を表す模式図である。
図である。
視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 光源と、該光源から出射される光の偏光
方向を揃える手段と、光の偏光方向を時分割で任意に回
転させる手段と、鏡面反射型光変調器からなる映像表示
手段と、映像を投射する投射手段と、映像が投影される
スクリーンと、スクリーンを観察するための偏光メガネ
とを備え、前記光の偏光方向を時分割で任意に回転させ
る手段の後段に前記映像表示手段を配置することを特徴
とする偏光メガネ式立体映像表示装置。 - 【請求項2】 前記光源から出射される光の偏光方向を
揃える手段が、偏光板であることを特徴とする請求項1
に記載の偏光メガネ式立体映像表示装置。 - 【請求項3】 前記光源から出射される光の偏光方向を
揃える手段が、偏光を回転させる手段と、偏光を分離す
る手段と、光を反射する手段より構成されることを特徴
とする請求項1に記載の偏光メガネ式立体映像表示装
置。 - 【請求項4】 前記偏光方向を任意に回転させる手段
が、印加電圧により偏光方向を任意に回転させる液晶パ
ネルであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の偏光メガネ式立体映像表示装置。 - 【請求項5】 光路のいずれかの位置に、光の透過及び
遮蔽が任意に選択可能な手段が配置されることを特徴と
する請求項1ないし4のいずれかに記載の偏光メガネ式
立体映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7297070A JP2999952B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 偏光メガネ式立体映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7297070A JP2999952B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 偏光メガネ式立体映像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09138371A JPH09138371A (ja) | 1997-05-27 |
JP2999952B2 true JP2999952B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17841829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7297070A Expired - Lifetime JP2999952B2 (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 偏光メガネ式立体映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2999952B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7040760B2 (en) | 2002-11-07 | 2006-05-09 | Nec Viewtechnology, Ltd. | Liquid crystal projector |
JP2011517785A (ja) * | 2008-02-25 | 2011-06-16 | イーストマン コダック カンパニー | 固体偏光源による立体投射 |
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US8581969B2 (en) | 2008-12-11 | 2013-11-12 | Nvidia Corporation | Single display system and method for displaying stereoscopic content |
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US10895675B2 (en) | 2017-04-13 | 2021-01-19 | Gary Sharp Innovations, Llc | Chromatic polarization filtering that is input specific |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP7297070A patent/JP2999952B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
JPH09138371A (ja) | 1997-05-27 |
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