JP4835574B2 - 水素生成システムを備えた車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機ハイドライトを含む水素化燃料を水素と脱水素燃料とに分離し、その少なくとも一方を供給してエンジンを作動させる水素生成システムを備えた車両の制御装置に関する。
本発明に関し、有機ハイドライトを含む水素化燃料を脱水素反応器(リアクタ)で水素と脱水素燃料とに分離して、これらをガソリン代替燃料として使い分けるようにした水素利用内燃機関が公知である(特許文献1、2)。
これら水素利用内燃機関では、脱水素反応器で分離した水素ガスは、いったんポンプで水素バッファタンクに圧送されて貯蔵される。そして、この水素バッファタンクに貯蔵された水素ガスが、エンジンの水素インジェクタに供給されて吸気経路に噴射されるようになっている。
特開2005−147124号公報 特開2006−312910号公報
水素ガスは気体であることから、これを効率よく貯蔵するためには圧縮状態にする必要がある。それには、上記各引用文献にも見られるように、脱水素反応器で分離した水素ガスを圧縮して送給するポンプは欠かすことができない。
しかし、水素ガスを燃料としてエンジンを運転している間は、水素バッファタンク内に貯蔵した水素ガスが消費されるため、その消費量に応じてリアクタで水素を生成して水素バッファタンクに圧送しなければならず、その分ポンプの駆動頻度が高くなって駆動損失が発生するという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、水素ガスを燃料としてエンジンを連続的に運転するような場合でも、ポンプの駆動損失を抑制することができ、より効率的にエンジンに水素ガスを供給することのできる、水素生成システムを備えた車両用の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、従来の水素タンクを経由する第1通路の他に、リアクタと水素噴射装置とを直接的に接続する第2通路を設け、その第2通路を用いて水素ガスをリアクタから直接エンジンの水素噴射装置に供給するとともに、供給する水素ガス量が不足する場合にのみ、その不足分を水素タンクから供給するようにした。
具体的には、有機ハイドライトを含む水素化燃料を排気経路に設けられたリアクタで水素と脱水素燃料とに分離し、その少なくとも一方を供給してエンジンを作動させる水素生成システムを備えた車両の制御装置であって、上記エンジンに燃料として水素を供給するための水素噴射装置と、上記リアクタで分離生成される水素を圧縮して貯蔵する水素タンクと、上記水素噴射装置と水素タンクとを接続する第1通路と、上記リアクタと水素噴射装置とを水素タンクを介さずに接続する第2通路と、上記水素噴射装置への水素の供給を制御する水素供給制御手段と、を備え、上記水素供給制御手段は、上記リアクタで分離生成される水素を、エンジンの要求に応じて第2通路を介して水素噴射装置に供給するとともに、要求される水素量よりもリアクタで生成される水素量の方が少ない場合には、不足分の水素を水素タンクから第1通路を介して水素噴射装置に供給する構成とする。
この構成によれば、まず、水素タンクから水素ガスを供給する第1通路だけでなく、第2通路を利用してリアクタで生成された水素ガスを直接、水素噴射装置に供給することができる。その間、水素タンクに貯蔵された水素ガスは消費されないため、水素ガスを補充する必要がなくなってポンプを駆動させずに済み、それだけ駆動損失を減少させることができる。
ところが、リアクタでは必ずしも安定して必要量の水素ガスが生成できるとは限らない。すなわち、リアクタにおける水素ガスの生成は、触媒を利用した有機ハイドライドの脱水素反応によるものであるため、その脱水素反応を安定化するためには触媒を所定温度以上に保持する必要がある。しかしながら、エンジンのスタート時やアイドリング時など、必ずしもその温度を所定温度以上に保持できる訳ではなく、ときとしてリアクタで生成される水素ガス量が減少し、エンジンが要求する水素ガス量を下回るおそれがある。
そこで、エンジンへの水素ガスの供給不足を回避するために、そのような場合には、リアクタで生成される水素を第2通路を介してエンジンに供給しながら、不足した分の水素ガスのみを水素タンクから第1通路を介してエンジンに供給するようにした。そうすることで、ポンプの駆動損失を抑制しつつ、水素ガスを安定してエンジンに供給することができる。
この場合、上記水素噴射装置として、エンジンの吸気通路に水素を噴射するポート噴射弁と、エンジンの燃焼室に燃料を噴射する直接噴射弁と、を有し、上記直接噴射弁の噴射圧が、ポート噴射弁よりも高く設定されている場合に、上記水素供給制御手段は、エンジンが要求する水素量よりもリアクタで生成される水素量の方が少ない場合であって、リアクタで生成される水素の圧力を直接噴射弁の噴射圧以上に確保できない場合には、リアクタで生成される水素を第2通路を介してポート噴射弁に供給しながら、不足分の水素を水素タンクから第1通路を介して直接噴射弁に供給するように構成することができる。
すなわち、気体である水素ガスを燃料とする場合には、それを燃焼室へ直接噴射するのが充填効率を高める上で好ましいが、水素ガスを燃焼室に直接噴射するには所定以上の噴射圧を確保する必要がある。
しかし、リアクタでの水素ガスの生成量が少ないときにはその噴射圧までも下回るおそれがあるため、そのような場合には、リアクタで生成される噴射圧に満たない水素ガスは、第2通路を介して、比較的低圧でも噴射できるポート噴射弁によりエンジンに供給しながら、不足分の水素ガスは、水素タンクからの供給によって安定して噴射圧が確保できる第1通路を介して直接噴射弁によりエンジンに供給する。
そうすることで、噴射圧が確保できずに直接噴射弁からでは供給ができない場合でも、ポート噴射弁を用いて第2通路を介して水素ガスの供給ができるため、水素タンクの水素を使用しなくて済む分、更にいっそうポンプの駆動損失を抑制することができる。不足分は直接噴射弁により燃焼室に直接供給するので、充填効率を確保しながら水素ガスを安定してエンジンに供給することができる。
具体的には、上記第1通路は直接噴射弁に接続され、第2通路はポート噴射弁に接続されていて、上記第1通路と第2通路との間に、両者を接続するバイパス通路が設けられており、上記バイパス通路に配設された開閉式のバルブと、該バルブを開閉制御するバルブ開閉手段と、を備えるようにすればよい。システムを複雑化せずに簡単な設備と制御で実現できる。
すなわち、リアクタでの水素ガスの生成量が比較的多くて、直接噴射弁の噴射圧が確保できる場合には、バルブを開けばバイパス通路を経由してリアクタで生成される水素ガスをそのまま直接噴射弁に供給することができる。そして、リアクタでの水素ガスの生成量が少なくて直接噴射弁の噴射圧を確保できない場合には、バルブを閉じることで第1通路と第2通路との連通状態が遮断でき、噴射圧に満たない水素ガスは、第2通路を介してポート噴射弁から供給する一方、水素タンクに貯蔵された噴射圧以上の水素ガスは、第1通路を介して直接噴射弁から供給することができる。
以上説明したように、本発明に係る水素生成システムを備えた車両の制御装置によれば、比較的簡単な構成でありながら、水素ガスを燃料としてエンジンを連続運転するような場合にでもポンプの駆動損失を抑制することができ、より効率的にエンジンに水素ガスを供給することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に、本発明に係る水素生成システムの概要を示す。この水素生成システムは、有機ハイドライトを含む水素化燃料で駆動するエンジン1を搭載した車両に装備されていて、その主燃料となる水素ガスを生成するシステムである。本実施形態では、有機ハイドライトとしてメチルシクロヘキサン(以下、MCHという)が使用される。
MCHは、これを貯留するMCHタンク2からリアクタ3に供給され、そこでの脱水素反応によって水素ガスが生成され、気液分離装置4でトルエン(脱水素燃料)と分離される。生成された水素ガスは、いったん水素タンク5に貯蔵された後エンジンに供給されるか(図中矢印A)、エンジンにそのまま供給される(図中矢印B)。一方、分離された液状のトルエンは、トルエンタンク6に貯留される。
分離生成される水素ガス及びトルエンは、いずれもエンジン1の燃料として使用可能であるが、本実施形態では主として水素ガスが燃料として使用され、トルエンは、いわば補助燃料として限られた状況下でのみ燃料として使用される。
(第1実施形態)
図2は第1実施形態におけるこの水素生成システムの全体構成を示しており、以下これを用いて更に詳しく説明する。
MCHタンク2は、例えば車両の後部に搭載されていて、図示しない給液口を介して車外からMCHの供給が可能になっている。MCHタンク2はまた、MCH移送管7でリアクタ3に接続されており、MCHタンク2内に貯留されるMCHは、そのMCH移送管7の途中に介設されたポンプ7aによってリアクタ3に送液される。MCHタンク2のMCH移送管7との接続端には、その連通路を開閉するMCHタンク元弁2aが配設されている。
リアクタ3は、その内部に白金等の金属触媒を有し、その金属触媒を利用してMCHをトルエンと水素とに化学的に分離する脱水素反応を生じさせる反応装置である。この脱水素反応は比較的大きな熱量を必要とする吸熱反応であり、その反応の安定化には金属触媒を所定温度以上に保つ必要があることから、リアクタ3は排気ガスの熱がよく伝わるように排気管8に密着するように取り付けられている。尚、符号29はそのリアクタの温度を検出するためのリアクタ温度センサである。
例えば、図3は、リアクタ3における、MCHから水素ガスへの転換効率と金属触媒の温度との関係を模式的に示したものであるが、300℃以下では転換効率は低く、300℃から温度が低下するに従って急激に転換効率は低下する。一方、300℃を超えると転換効率はほぼ一定に保たれる。尚、転換効率の変化点となる温度は金属触媒の構成によって定まるものであるため、ここでの300℃はその所定の温度の一例である。
このようにリアクタにおける水素ガスの生成量はその温度に大きく依存しているため、リアクタには、例えば車両のスタート時やアイドル運転時など、排気ガスからの熱が十分に得られずにその温度が300℃を下回ると、水素ガスの生成量が減少して不安定になるというデメリットがある。
リアクタ3はまた、気液分離装置4に接続されていて、これにリアクタ3内で生成した水素ガスとトルエンとが移送されて冷却されることにより、その内部でトルエンが液化して水素ガスとトルエンとが上下に分離する。
気液分離装置4の上部には、その内部に連通する配管が設けられていて、小型の水素タンク5に連通する水素移送管9と、詳細は後述する第2水素供給管(第2通路)30とに接続されている。水素移送管9には、比較的高圧にまで加圧できる高出力の加圧ポンプ9aが介設されており、気液分離装置4内の上部に溜まった水素ガスを水素タンク5に圧送するように構成されている。
気液分離装置4の下部には、この気液分離装置4よりも下側に配設された、MCHタンク2よりも大容量のトルエンタンク6に連通するトルエン移送管10が接続されていて、このトルエン移送管10を介して気液分離装置4内で液化したトルエンがトルエンタンク6に流れ込むように構成されている。
水素タンク5は、第1水素供給管(第1通路)12で、エンジン1の燃焼室に直接水素ガスを噴射する、所謂直噴型の水素直接噴射弁13と接続されていて、その途中には水素直接噴射弁13の噴射圧を一定に保持するための第1レギュレータ11が介設されている。水素タンク5の水素供給管12との接続端には、その連通路を開閉する水素タンク元弁5aが配設されている。
一方、第2水素供給管30は、その下流端が第1水素供給管12の下流端の近傍部位に接続されていて、水素タンク5を介さずに直接エンジン1の水素直接噴射弁13に水素ガスを供給するようになっている。第2水素供給管30には、水素直接噴射弁13の噴射圧を一定に保持するための第2レギュレータ31が介設され、その第2レギュレータ31と気液分離装置4との間には、管内を流れる水素ガスの流量を検出する流量センサ32が介設されている。
すなわち、本実施形態では、リアクタ3で生成される水素ガスは、水素移送管9を介して加圧ポンプ9aにより圧縮されていったん水素タンク5に貯蔵され、その後、第1水素供給管12を通じて間接的に水素直接噴射弁13に供給する経路と、第2水素供給管30を通じて直接的に水素直接噴射弁13に供給する経路との2つの経路でエンジン1の燃焼室に供給できるようになっている。
一方、トルエンタンク6は、ポンプ14aが介設されたトルエン供給管14で、エンジン1の吸気ポート1aにトルエンを噴射する、所謂ポート噴射型のトルエン燃料噴射弁15と接続されていて、このトルエン供給管14を介してエンジン1にトルエンが供給されるようになっている。トルエンタンク6のトルエン供給管14との接続端には、その連通路を開閉するトルエンタンク元弁6aが配設されている。尚、トルエンタンク6に溜まったトルエンは、例えばMCHタンク2へのMCHの供給と併せて回収された後、水素化され、MCHとして再利用されることとなる。
エンジン1で発生する排気ガスは、従来の車両と同様に排気マニホールドから排気管8を経由して車外に排出されるように構成されていて、その排気管8には、先のリアクタ3の他、排気ガスに含まれるHC等の有害物質を浄化する公知の三元触媒16が配設されている。この三元触媒16もまた、その機能を安定して発揮させるために排気ガスの熱が利用されている。尚、本実施形態での三元触媒16はリアクタ3の上流側に配設されているため、リアクタ3の吸熱による影響を受けない。
エンジン1の吸気ポートに連なる吸気管17には、メインEGR管18の一端が接続されていて、その他端からリアクタ3の上流側と下流側の排気管8の各部位にそれぞれ接続される第1及び第2のEGR管20,21が分岐しており、リアクタ3の前後の排気管8から排気ガスの一部を導入して吸気管17に還流する、所謂排気ガス再循環(EGR)システムが構成されている。
第1及び第2のEGR管20,21それぞれには、排気ガスの通路を開閉する第1及び第2の切り替えバルブ20a,21aが設けられている。また、メインEGR管18の他端寄りには、排気ガスの流量を調整するEGR弁18aが設けられており、吸気管17の流入端側には、吸気の流量を調整するスロットル弁17aが設けられている。
このEGRシステムでは、エンジン1の負荷状態に応じて排気ガスの導入経路の切り替え制御が行われる。具体的には、エンジン1が高負荷域にある場合には、燃焼室へ多くの排気ガスを取り込むために、第1EGR管20よりも第2EGR管21を流れる排気ガスの流量が大きくなるように制御され、エンジン1が低負荷域にある場合には、燃焼室への排気ガスの取り込み量を抑制するために、第2EGR管21よりも第1EGR管20を流れる排気ガスの流量が大きくなるように制御される。こうすることで、高負荷域での異常燃焼と、低負荷域での燃焼不良とが防止できるようになっている。
かかる構成の水素生成システムは、制御装置である制御コンピュータ22(以下単にECU22という)により電子制御されており、エンジン1に水素ガスを供給する制御もこのECU22によって実行される。
図4は、その構成を示すブロック図であり、ECU22は、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数センサ23や、アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ24、トルエンタンク6内のトルエン残量を検出するトルエンタンク残量センサ25、圧力変化により水素タンク5内の水素ガスの残量を検出する水素タンク圧力センサ26の他、先に説明したリアクタ温度センサ29や流量センサ32等の各種センサに接続されており、これらセンサから入力される電気信号に基づいて、MCHタンク元弁2a、トルエンタンク元弁6a等を総合的に制御する。また、図示しないが、ECU22には、実験等によって得られる、図3に示したような、リアクタ3での転換効率と温度との関係を表すマップデータも記憶されている。
以下、このECU22による水素生成システムの制御の流れについて、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず最初に、ECU22はエンジン1の負荷状態を確認するために、アクセル開度センサ24からのアクセルの開度の電気信号と、エンジン回転センサ23からのエンジン1の回転数の電気信号とをそれぞれ読み込む処理を行う(ステップS1)。
そして、本実施形態の水素生成システムでは、通常は燃料として水素ガスが使用されるが、そうでない場合(ステップS2でNO)、例えば、トルエン量の増加によりトルエンタンク6に貯留できなくなってリアクタ3での水素ガスの生成ができなくなるおそれがあるような場合には、トルエンが燃料として使用され、エンジン1が要求する噴射量に応じてトルエンタンク6からトルエン燃料噴射弁15にトルエンが供給される(ステップS3)。
具体的には、図2を参照して、水素タンク元弁5aを閉じてエンジン1への水素ガスの供給を停止するとともに、トルエンタンク元弁6aを開いてポンプ14aを駆動させ、トルエンタンク6内のトルエンが十分減少するまでトルエン燃料噴射弁15から吸気ポート1aにトルエンを噴射した後、再度水素ガスを使用燃料とする元の状態に切り替わる。但し、トルエンタンク6はMCHタンク2よりも大容量であるため、通常は水素ガスが燃料として使用されて以下の処理が実行される(ステップS2でYES)。
ECU22は、リアクタ3での脱水素反応の状態を確認するために、リアクタ温度センサ29で検出されるリアクタ3の温度が所定温度以下であるかどうかを判定する(ステップS4)
そして、リアクタ3の温度が所定温度、具体的には、先の図3では300℃とした転換効率が安定化し始める温度、を超えている場合には(ステップS4でNO)、リアクタ3は転換効率が安定して水素ガスを十分に生成できる状態にあるため、エンジン1の要求する水素ガスの噴射量に応じてリアクタ3にMCHが供給される(ステップS5)。
具体的には、図2を参照して、ECU22は、MCHタンク元弁2aを開くとともに、エンジン1が要求する水素ガスの噴射量を生成するMCH量を算出し、その量のMCHをポンプ7aによりリアクタ3に供給する。リアクタ3に供給されるMCHは脱水素反応により水素とトルエンとに化学的に分離し、その後、気液分離装置4でトルエンが液化してトルエン移送管10を介してトルエンタンク6に流入することで、水素ガスはトルエンと分離する。
このようにエンジン1が要求する噴射量以上の水素ガスが分離生成されているときには、その圧力は水素直接噴射弁13の噴射圧以上になるため、水素タンク元弁5aが閉じられ、水素タンク5から水素直接噴射弁13への水素ガスの供給が遮断されて、第2水素供給管30を介してリアクタ3から直接的に水素ガスが水素直接噴射弁13に供給される(ステップS6)。
リアクタ3から直接エンジン1へ水素ガスを供給することで、水素タンク5内の水素ガスを消費せずに済み、加圧ポンプ9aを駆動して水素タンク5に水素ガスを補充する必要がなくなるため、それだけ駆動損失を減少させることができる。
また、図6に示すように、エンジン1に要求される負荷が大きくなるほど、水素ガスの要求噴射量も大きくなるが、その分、排気ガス量も増えてリアクタ3の温度が更に安定するし、燃焼室へ直接水素ガスを噴射することから、充填効率を損なわずに水素ガスを無駄なく燃焼させることができる。
一方、リアクタ3の温度が所定温度以下の場合には(ステップS4でYES)、リアクタ3の温度とエンジン1が要求する水素ガスの噴射量とに応じてリアクタ3にMCHが供給される(ステップS7)。
すなわち、ECU22は、リアクタ温度センサ29で検出されるリアクタの温度と、リアクタ3の転換効率と温度との関係を示すマップデータとを照合してリアクタ3の現在の転換効率を算出する。そして、その算出した転換効率を考慮して水素ガスが最も効率よく生成できる最適なMCH量を求め、その量のMCHをリアクタ3に供給する。
そして、そのMCH量でエンジン1が要求する噴射量の水素ガスの供給が可能かどうかを判定し(ステップS8)、可能である場合には、第2水素供給管30を介してリアクタ3から水素直接噴射弁13に水素ガスが供給され(ステップS9)、可能でない場合には、流量センサ32で検出される水素ガスの流量に基づいて水素直接噴射弁13の噴射圧が確保できるかどうかが判定される(ステップS10)。
そうして、ECU22は、図7の矢印線で示すように、その噴射圧が確保できる場合には、第2水素供給管30を介して水素ガスをリアクタ3から水素直接噴射弁13に供給するとともに、不足分の水素ガスは水素タンク5から第1水素供給管12を介して水素直接噴射弁13に供給する(ステップS11,S12)。
一方、水素直接噴射弁13の噴射圧が確保できない場合には、ECU22は、第2水素供給管30からの水素ガスの供給を停止し、加圧ポンプ9aを駆動可能にしてリアクタ3で生成される水素ガスは水素タンク5に貯蔵するとともに、エンジン1が要求する噴射量に応じて水素タンク5から第1水素供給管12を介して水素直接噴射弁13に水素ガスを供給する(ステップS13,S14)。
このように、ECU22によって第1水素供給管12と第2水素供給管30とを切替制御することで、加圧ポンプ9aの駆動頻度を少なくでき、リアクタ3での水素ガスの生成量が変化しても常に安定して水素ガスを供給することができる。
(第2実施形態)
図8は第2実施形態におけるこの水素生成システムの全体構成を示し、図9はその制御装置のブロック図を示している。第1実施形態では水素噴射装置として水素直接噴射弁13のみを用いた構成を示したが、本実施形態では、それに加えて水素ポート噴射弁33を用いた構成を示している。尚、第1実施形態と同じ構成については、同一の符号を付してその説明は省略し、以下、異なる構成について説明する。
図8に示すように、本実施形態の水素生成システムの第2水素供給管(第2通路)30は、水素直接噴射弁13ではなく、水素ポート噴射弁33に接続されている。水素ポート噴射弁33は、トルエン燃料噴射弁15の隣接部位に配設されていて、水素ガスを吸気ポート1a内に噴射して吸気と混合した状態で燃焼室に供給する。
この水素ポート噴射弁33の噴射圧は水素直接噴射弁13の噴射圧よりも低く設定されている。例えば、水素直接噴射弁13の噴射圧が0.6MPaに設定されるのに対し、水素ポート噴射弁33の噴射圧は0.3MPaに設定される。
本実施形態の第2水素供給管30には、水素直接噴射弁13の噴射圧を一定に保持するための第2レギュレータ31や流量センサ32のほか、第2レギュレータ31と水素ポート噴射弁33との間に水素ポート噴射弁33の噴射圧を一定に保持するための第3レギュレータ34が介設されている。
そして、第2及び第3のレギュレータ31,34の間の第2水素供給管30と、第1レギュレータ11と水素直接噴射弁13の間の第1水素供給管12とに、両者を接続するバイパス管35が接続されている。このバイパス管35には、開閉式の通路切替バルブ35aが配設されていて、ECU22による開閉制御によって第1水素供給管12と第2水素供給管30の上記所定部位の間が連通状態と遮断状態とに切り替えられる(バルブ開閉手段)。
すなわち、本実施形態では、リアクタ3で生成される水素ガスは、水素移送管9を介して加圧ポンプ9aにより圧縮されていったん水素タンク5に貯蔵された後、第1水素供給管12を通じて間接的に水素直接噴射弁13に供給する第1の経路と、第2水素供給管30を通じて直接的に水素ポート噴射弁33に供給する第2の経路と、第2水素供給管30及びバイパス管35を通じて直接的に水素直接噴射弁13に供給する第3の経路とでエンジン1に供給できるようになっている。
そして、通常は第3の経路が選択されていて、水素タンク元弁5aは閉じられて水素タンク5からの水素ガスの供給は停止され、通路切替バルブ35aは開かれて、水素ポート噴射弁33は閉じた状態となっている。
図10は、本実施形態におけるECU22による水素生成システムの制御の流れを示している。その制御の流れのうち、ステップS1〜ステップS10までは、第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。
本実施形態では、流量センサ32で検出される水素ガスの流量に基づいて水素直接噴射弁13の噴射圧が確保できるかどうかが判定され(ステップS10)、確保できると判定されると(ステップS10でYES)、図11の(a)の矢印線に示すように、第2水素供給管30及びバイパス管35を介して水素ガスをリアクタ3から水素直接噴射弁13に供給するとともに、不足分の水素ガスは水素タンク5から第1水素供給管13を介して水素直接噴射弁13に供給する(ステップS20,S21)。
一方、確保できないと判定されると(ステップS10でNO)、第1実施形態では、リアクタ3で生成された水素ガスは水素タンク5に貯蔵するようになっていたのに対し(ステップS13,S14)、本実施形態では更に水素ポート噴射弁33からの供給が行われる。
すなわち、流量センサ32で検出される水素ガスの流量に基づいて水素ポート噴射弁33の噴射圧が確保できるかどうかが判定される(ステップS22)。
ECU22は、図11の(b)の矢印線で示すように、その噴射圧が確保できる場合には、通路切替バルブ35aを閉じて第1水素供給管12と第2水素供給管30とがそれぞれ独立する遮断状態にするとともに(ステップS23)、水素ポート噴射弁33を開いて第2水素供給管30を介して水素ガスをリアクタ3から水素ポート噴射弁33に供給する(ステップS24)。
そして、エンジン1が要求する噴射量の水素ガスに対して不足する水素ガス量については、第1水素供給管12を介して水素タンク5から水素直接噴射弁13に供給する(ステップS25)。
こうすることで、水素タンク5に貯蔵された水素ガスの使用量を第1実施形態に比べて少なくすることができ、加圧ポンプ9aの駆動損失を更に抑制することができる。また、不足分の水素ガスは直接燃焼室に噴射することで、水素ガスの充填効率を高く保持できる利点もある。
そして最後に、水素ポート噴射弁33の噴射圧も確保できない場合には、第1実施形態のステップS13,S14と同様に、リアクタ3で生成された水素ガスを水素タンク5に貯蔵するとともに、水素タンク5から直接噴射弁13に供給する処理が行われる(ステップS26、S27)。
なお、本発明は前記の各実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、上記実施形態では、有機ハイドライトを含む水素化燃料としてMCHを使用しているが、本発明はその他の水素化燃料を使用する場合にも有効である。水素化燃料は、有機ハイドライト単体であっても混合体であってもよく、また、その一部に有機ハイドライトを含む場合であってもよい。
噴射圧の検出には圧力センサを用いることができる。
第1実施形態では、1つの水素直接噴射弁13を第1及び第2の水素供給管12,30で共用したが、水素直接噴射弁を2つ設けて、それぞれ別々にエンジン1の燃焼室に供給することもできる。またこれと同様に、第2実施形態でも2つの水素直接噴射弁を設け、バイパス管35に代えてリアクタ3と水素直接噴射弁13とを接続する第3の水素供給管を設けるようにしてもよい。
本発明に係る水素生成システムの概念図である。 第1実施形態の水素生成システムの全体構成図である。 リアクタでの温度と転換効率との関係を示す図である。 第1実施形態の制御装置のブロック図である。 第1実施形態の制御の流れを示すフローチャートである。 エンジンの要求負荷と要求噴射量との関係を示す図である。 第1実施形態における水素ガスの流れを示す図である。 第2実施形態の水素生成システムの全体構成図である。 第2実施形態の制御装置のブロック図である。 第2実施形態の制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における水素ガスの流れを示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 MCHタンク
3 リアクタ
4 気液分離装置
5 水素タンク
6 トルエンタンク
8 排気管
9a 加圧ポンプ
12 第1水素供給管(第1通路)
13 水素直接噴射弁(水素噴射装置)
22 制御コンピュータ(水素供給制御手段、バルブ開閉手段)
30 第2水素供給管(第2通路)
33 水素ポート噴射弁(水素噴射装置)
35 バイパス管
35a 通路切替バルブ

Claims (2)

  1. 有機ハイドライトを含む水素化燃料を排気経路に設けられたリアクタで水素と脱水素燃料とに分離し、その少なくとも一方を供給してエンジンを作動させる水素生成システムを備えた車両の制御装置であって、
    上記エンジンに燃料として水素を供給するための水素噴射装置と、
    上記リアクタで分離生成される水素を圧縮して貯蔵する水素タンクと、
    上記水素噴射装置と水素タンクとを接続する第1通路と、
    上記リアクタと水素噴射装置とを水素タンクを介さずに接続する第2通路と、
    上記水素噴射装置への水素の供給を制御する水素供給制御手段と、
    を備え、
    上記水素噴射装置は、
    エンジンの吸気通路に水素を噴射するポート噴射弁と、
    エンジンの燃焼室に燃料を噴射する直接噴射弁と、
    を有し、
    上記直接噴射弁の噴射圧は、ポート噴射弁よりも高く設定されており、
    上記水素供給制御手段は、
    上記リアクタで分離生成される水素を、エンジンの要求に応じて第2通路を介して水素噴射装置に供給するとともに、要求される水素量よりもリアクタで生成される水素量の方が少ない場合には、不足分の水素を水素タンクから第1通路を介して水素噴射装置に供給し、かつ、エンジンが要求する水素量よりもリアクタで生成される水素量の方が少ない場合であって、リアクタで生成される水素の圧力を直接噴射弁の噴射圧以上に確保できない場合には、リアクタで生成される水素を第2通路を介してポート噴射弁に供給しながら、不足分の水素を水素タンクから第1通路を介して直接噴射弁に供給するように構成されていることを特徴とする、水素生成システムを備えた車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の水素生成システムを備えた車両の制御装置において、
    上記第1通路は直接噴射弁に接続され、第2通路はポート噴射弁に接続されていて、
    上記第1通路と第2通路との間に、両者を接続するバイパス通路が設けられており、
    上記バイパス通路に配設された開閉式のバルブと、該バルブを開閉制御するバルブ開閉手段と、を備えていることを特徴とする、水素生成システムを備えた車両の制御装置
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