JP4835450B2 - ワイピング装置及び流体噴射装置 - Google Patents
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また、この発明によれば、全体が1枚の平板状のワイパ部材により払拭する場合に比べて、ノズル形成面に対するワイパ部材の押しつけ荷重を弱くしつつも、ワイパ部材を構成する各ワイパ片個々に対して十分な剛性を持たせることができる。このため、ワイパ部材全体としては十分な払拭力によりノズル形成面を確実に清掃することができる。
本発明のワイピング装置において、前記スリットは、前記ワイパ部材において前記先端部から前記基端部に向けて前記ワイピング方向に対して斜めに延びる切り込み面を有する。
この発明によれば、ワイピング時にはワイパ部材が過度に強くノズル形成面に押しあてられることなく、ノズル形成面を容易かつ確実に払拭することができるため、流体の噴射精度及び流体噴射ヘッドの耐久性の向上を図ることができる。
以下、本発明を、流体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンタ及びそのプリンタが備えるワイピング装置に具体化した第1の実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図3〜図5に示すように、ワイパ部材37は、エラストマーやゴム等の可撓性材料からなる略矩形横長の平板材であり、その先端部(図3及び図5では上端部)37aから基端部37bに向かって複数(本実施形態では3つ)のスリット38が切り込み形成されている。そして、これらのスリット38により、ワイパ部材37は、ワイピング時にノズル形成面22に摺接して撓み変形する部分がワイピング方向Aと直交(交差)する方向において複数(本実施形態では4つ)のワイパ片39a〜39dに分離されている。
さて、ワイピング開始時には、キャリッジ16がホームポジションHPに位置し、記録ヘッド21はメンテナンスユニット34におけるキャップ35の上方に位置している。そして、ワイパ部材37を固定した基材41が図示しない昇降手段の駆動により上昇し、ワイパ部材37が、図3に示す高さ位置から、その先端部37aを記録ヘッド21のノズル形成面22と上下方向において僅かにオーバーラップさせる高さ位置まで上昇させられる。
(1)上記実施形態では、ワイパ部材37においてワイピング時にノズル形成面22に摺接する部分がワイピング方向Aと直交する方向において分離された複数のワイパ片39a〜39dにより構成されている。このため、ワイピング時には、ノズル形成面22を全体で1枚のワイパ部材で払拭する場合に比べて、本実施形態のワイパ部材37の場合は、小片からなる各ワイパ片39a〜39dがノズル形成面22に摺接したときに撓みやすいので、ノズル形成面22に対するワイパ部材37の押しつけ荷重が低減される。従って、ノズル形成面22にワイパ部材37が過剰に強く押しつけられた状態でのワイピング動作が抑制されることになり、ワイピング動作に伴うノズル形成面22の摩耗が低減され、記録ヘッド21の耐久性を向上することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、本実施形態におけるプリンタ10の主な構成は第1の実施形態と同様であるため、その重複した部分の説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について、図8(a),(b)を参照して説明する。なお、本実施形態におけるプリンタ10の主な構成は第1の実施形態と同様であるため、その重複した部分の説明は省略し、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
・ 上記第1の実施形態及び第2の実施形態において、各ワイパ片39a〜39dは、各々の両側縁のうち一方の側縁のみを、当該ワイパ片39a〜39dの先端側を基端側よりも幅狭とするように斜状に切り欠いてもよい。
・ 上記各実施形態において、各ワイパ片39a〜39dを各々が独立した構成部材とすると共に、それらを予め平面視で略円弧形状をなすように形成しておき、それらを基材41の側面に一つずつ横並びに取着するようにしてもよい。
Claims (6)
- 流体噴射ヘッドにおける流体を噴射する複数のノズル開口が形成されたノズル形成面を所定のワイピング方向に沿って払拭可能なワイパ部材を備え、当該ワイパ部材はワイピング時に前記ノズル形成面に摺接する部分が前記ワイピング方向と交差する方向において分離された複数のワイパ片により構成されると共に、前記ノズル形成面に非摺接の状態では、前記各ワイパ片の先端縁の全体がワイピング方向側に凸となる湾曲形状を描く配置態様とされているワイピング装置。
- 前記各ワイパ片は、前記ワイパ部材においてワイピング時に前記ノズル形成面に摺接することになる先端部から少なくとも一つのスリットが基端部に向けて切り込み形成されることにより、前記ワイパ部材の複数箇所から突出形成されている請求項1に記載のワイピング装置。
- 前記スリットは、前記ワイパ部材において前記先端部から前記基端部に向けて前記ワイピング方向に対して斜めに延びる切り込み面を有する請求項2に記載のワイピング装置。
- 前記ノズル形成面には、前記各ノズル開口が前記ワイピング方向に沿う複数のノズル列を形成するように前記ワイピング方向と交差する方向へ所定間隔をおいて配列されており、前記ワイパ部材は、前記各ワイパ片が前記ノズル形成面の前記各ノズル列と個別対応するように配置されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のワイピング装置。
- 前記ワイパ部材は、前記各ワイパ片における両側縁の少なくとも一方の側縁が、当該ワイパ片の先端側を基端側よりも幅狭とするように、且つ前記各ワイパ片がワイピング時に前記ノズル形成面に摺接して撓んだ状態となったときには隣り合うワイパ片の側縁同士が押し合うことなく接触するように、各々斜状に切り欠かれている請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のワイピング装置。
- 流体を噴射する複数のノズル開口が形成されたノズル形成面を有する流体噴射ヘッドと、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載のワイピング装置とを備えた流体噴射装置。
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