JP5601094B2 - 液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法 - Google Patents

液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5601094B2
JP5601094B2 JP2010191838A JP2010191838A JP5601094B2 JP 5601094 B2 JP5601094 B2 JP 5601094B2 JP 2010191838 A JP2010191838 A JP 2010191838A JP 2010191838 A JP2010191838 A JP 2010191838A JP 5601094 B2 JP5601094 B2 JP 5601094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
liquid ejecting
liquid
ink
nozzle forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010191838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012045875A (ja
Inventor
頼広 小田切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010191838A priority Critical patent/JP5601094B2/ja
Publication of JP2012045875A publication Critical patent/JP2012045875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5601094B2 publication Critical patent/JP5601094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法に関する。
従来、液体噴射装置の一つとして、インクジェット式プリンターが広く知られている。このプリンターでは、インクカートリッジ(液体供給源)から供給されるインク(液体)を記録ヘッド(液体噴射ヘッド)に形成されたノズルからターゲットとしての記録媒体に噴射することにより印刷を施すようになっている。
こうしたプリンターの中には、例えば特許文献1に記載されるように、フラッシングに伴って噴射されたインクや、クリーニングに伴って排出されたインクを受容すると共に、ノズル形成面に当接してノズルを保湿するキャップ(受容部)を備えているものがある。
ところで、キャップ内には、吸収材が収容されているため、インクを吸収した吸収材が膨張してノズルに当接し、ノズルを汚染してしまう虞がある。そこで、特許文献1では、吸収材に凹部を設け、凹部に対してインクを噴射して吸収材とノズルとの接触を抑制していた。
特開平11−300981号公報
ところで、特許文献1のプリンターの場合は、凹部を形成した分ノズルと吸収材との距離が離れてしまう。すなわち、ノズルから噴射されたインクは、付着する位置が遠いほどインクミストが発生しやすくなるため、凹部にフラッシングを行うと、発生したインクミストによってノズル形成面が汚染されてしまう虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズル及びノズル形成面の汚染を抑制することができる液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記ノズルから噴射された液体を受容可能な受容部と、該受容部に収容され、前記ノズルと対向可能な対向面を有すると共に、該対向面には凹部が形成された吸収材と、前記液体噴射ヘッドと前記受容部とを相対移動させる移動手段と、前記液体噴射ヘッドと前記移動手段とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記移動手段を制御して前記ノズルを前記吸収材の前記対向面に対向させた状態で前記液体噴射ヘッドを制御して前記ノズルから液体を噴射させてフラッシングを行うと共に、前記移動手段を制御して前記ノズルを前記吸収材の前記凹部と対向させた状態で前記液体噴射ヘッドと前記受容部とを互いに当接させる。
この構成によれば、ノズルと吸収材の対向面とが対向した状態でフラッシングを行うため、ノズルから噴射された液体は対向面に付着する。すなわち、凹部に対して液体が噴射される場合に比べて、噴射された液体をノズルから近い位置に付着させることができるため、ミストの発生を抑制することができる。さらに、液体噴射ヘッドと受容部は、ノズルと吸収材の凹部とが対向した状態で互いに当接するため、フラッシングに伴って膨張した対向面とノズルは非対向状態となる。したがって、ノズル及びノズル形成面の汚染を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記受容部内を吸引する吸引手段をさらに備え、前記制御部は、前記液体噴射ヘッドと前記受容部とが互いに当接した状態で前記吸引手段を制御して前記受容部内を吸引する。
この構成によれば、液体噴射ヘッドと受容部が互いに当接した状態で受容部内が吸引されると、ノズルから液体が排出されると共に、排出された液体は凹部に吸収される。すなわち、吸収材が液体を吸収して膨張した場合でも、ノズルと吸収材との接触を抑制することができると共に、液体噴射ヘッドと受容部とが当接してノズルと吸収材が近づいた状態で液体が排出されるため、ミストの発生も抑制することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記受容部と前記吸収材とを固定する固定部材をさらに備える。
この構成によれば、固定部材によって受容部と吸収材とを固定することにより、受容部と吸収材のずれを抑制することができるため、液体を吸収して膨張した吸収材の移動を抑制することができる。したがって、ノズルと吸収材との接触を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記吸収材の前記対向面を押さえる押さえ部材をさらに備え、該押さえ部材は前記凹部に沿って設けられる。
この構成によれば、押さえ部材が凹部に沿って設けられていると共に、対向面を押さえているため、対向面と凹部とのどちらか一方が膨張した場合であっても、他方への影響を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置におけるフラッシング方法は、ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記ノズルから噴射された液体を受容可能な受容部と、該受容部に収容され、前記ノズルと対向可能な対向面を有すると共に、該対向面には凹部が形成された吸収材とを備える液体噴射装置におけるフラッシング方法において、前記ノズルが前記吸収材の前記対向面と対向した状態で前記ノズルから液体を噴射してフラッシングを行うフラッシング段階と、前記ノズルが前記凹部と対向した状態で前記液体噴射ヘッドと前記受容部を当接させる当接段階とを備える。
この構成によれば、上記液体噴射装置に係る発明と同様の作用効果を奏し得る。
実施形態のプリンターの斜視図。 メンテナンスユニットを示す断面図。 キャップの平面図。 制御部のブロック図。 クリーニング時のメンテナンスユニットを示す断面図。 クリーニング時のメンテナンスユニットを示す断面図。
以下、本発明をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、図1を基準とした場合の「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」と一致するものとする。また、この場合における「前後方向」は記録用紙の給送方向である副走査方向に相当すると共に、「上下方向」は鉛直方向に相当し、「左右方向」は記録ヘッドが搭載されたキャリッジの移動方向である主走査方向に相当する。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンター11は、略矩形箱状をなすフレーム12を備えている。フレーム12内の下部には、その長手方向である左右方向に沿って支持台13が延設されている。支持台13上には、フレーム12の背面下部に設けられた紙送りモーター14の駆動に基づき、図示しない紙送り機構により記録用紙Pが後方側から給送されるようになっている。
フレーム12内における支持台13の上方には、該支持台13の長手方向に沿ってガイド軸15が架設されている。ガイド軸15には、該ガイド軸15の軸線方向(左右方向)に沿って往復移動可能にキャリッジ16が支持されている。すなわち、キャリッジ16には左右方向に貫通するように支持孔16aが形成されており、該支持孔16aにガイド軸15が挿通されることにより、キャリッジ16はガイド軸15に対して左右方向への往復移動可能に支持されている。
フレーム12の後壁内面におけるガイド軸15の両端部と対応する位置には、駆動プーリー17a及び従動プーリー17bが回転自在に支持されている。駆動プーリー17aにはキャリッジ16を往復移動させる際の駆動源となる移動手段としてのキャリッジモーター18の出力軸が連結されている。そして、これら一対のプーリー17a,17b間には、一部がキャリッジ16に連結された無端状のタイミングベルト17が掛装されている。従って、キャリッジ16は、ガイド軸15にガイドされながら、キャリッジモーター18の駆動力により無端状のタイミングベルト17を介して左右方向に移動可能になっている。
キャリッジ16の下面側には液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が設けられている。そして、記録ヘッド19の下面となるノズル形成面19aには、複数のノズル22が前後方向に沿って延びる少なくとも1列(本実施形態では2列)のノズル列を形成するように形成さられている(図2参照)。一方、キャリッジ16上には記録ヘッド19に対して液体としてのインクを供給するためのインクカートリッジ20が着脱可能に装着されている。
そして、インクカートリッジ20内のインクは、記録ヘッド19に備えられた圧電素子(図示略)の駆動により、インクカートリッジ20から記録ヘッド19へと供給され、該記録ヘッド19の各ノズル22(図2参照)から支持台13上に給送された記録用紙Pに噴射されて印刷が行われるようになっている。
なお、フレーム12内の右端部に位置する記録用紙Pと対応しないホームポジション領域(非印刷領域)には、非印刷時に記録ヘッド19のクリーニング等のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構23が設けられている。
次に、メンテナンス機構23について詳述する。
図2に示すように、メンテナンス機構23は、有底四角箱状をなす受容部としてのキャップ24と、該キャップ24を昇降するための昇降装置21(図4参照)とを備えている。なお、キャップ24内には、記録ヘッド19の各ノズル22から排出されたインクの一部を吸収して保持する吸収材としてのインク吸収材25が収容されている。このインク吸収材25は、インクを吸収すると膨張する性質を有し、インクを吸収する前の高さが、キャップ24の側壁24aの高さよりも低くなるように収容されている。
また、キャップ24の底壁24bからは、排出路26aが上下方向に貫通するように形成された突部26が、下方に向かって突設されている。そして、突部26には、可撓性を有する排出チューブ27の基端側(上流側)が接続されると共に、該排出チューブ27の他端側(下流側)は直方体状をなす廃インクタンク28内に挿入されている。
キャップ24と廃インクタンク28との間における排出チューブ27の中間部には、キャップ24側から廃インクタンク28側へ向かってキャップ24内を吸引するための吸引手段としてのチューブポンプ29が設けられている。なお、廃インクタンク28内には、該廃インクタンク28内に排出されたインクを吸収して保持する廃インク吸収材30が収容されている。
さて、図2,図3に示すように、キャップ24に収容されたインク吸収材25は、記録ヘッド19に形成されたノズル22と対向可能な対向面としての上面25aを有している。そして、上面25aには、前後方向に延びると共に、断面視で逆台形状の凹部25bがノズル列と対応するように該ノズル列と同数(本実施形態では2つ)形成されている。
そして、凹部25bの四隅には、インク吸収材25をキャップ24に固定するための固定部材としてのピン32がインク吸収材25を貫通するように設けられている。さらに、インク吸収材25の上面25aは、各ピン32を結ぶように凹部25bに沿って設けられた押さえ部材33によって押さえられている。
また、図4に示すように、プリンター11は、プリンター11の稼働状態を制御する制御部34を備えている。制御部34は、ユーザーによって操作部35が操作されると、その操作による入力に基づきキャリッジモーター18、記録ヘッド19、昇降装置21を制御して印刷処理、フラッシング処理及びクリーニング処理を実行する。
次に、メンテナンス機構23の作用について説明する。
さて、操作部35が操作されて印刷が開始されると、制御部34は、キャリッジモーター18を制御してキャリッジ16を往復移動させつつ、記録ヘッド19を制御してノズル22からインクを噴射して記録用紙Pに印刷を施す。
ところで、長時間インクが噴射されないノズルでは、インクが蒸発して増粘し、目詰まりを起こしてしまう虞がある。そこで制御部34は、印刷処理中に定期的にキャリッジ16をホームポジション領域へ移動させると共に、全てのノズル22からインクを噴射するフラッシング処理を実行する(フラッシング段階)。
すなわち、図2に示すように、制御部34は、キャリッジモーター18を制御し、ノズル22とインク吸収材25の上面25aとが上下方向で対向するフラッシング位置までキャリッジ16を移動させると共に、記録ヘッド19を制御してノズル22からインク吸収材25の上面25aにインクを噴射する。なお、このときキャップ24は、記録ヘッド19とは非接触となる下側の離間位置に位置している。しかし、インク吸収材25の上面25aは、凹部25bに比べてノズル22に近い位置に位置しているため、凹部25bに対してインクを噴射する場合に比べてインクミストの発生が抑制されるようになっている。
また、図示しないタイマーや操作部35の操作に基づいてノズル22のクリーニング処理を実行する場合には、まず制御部34は、キャリッジモーター18を制御し、ノズル22と凹部25bとが上下方向で対向するクリーニング位置までキャリッジ16を移動させる。そして、制御部34は、キャリッジ16がクリーニング位置に位置した状態で昇降装置21を制御し、キャップ24を上側の当接位置に移動させる(当接段階)。すると、キャップ24の側壁24aがノズル形成面19aに当接し、各ノズル22を囲んだ状態(キャッピング状態)となる(図5参照)。
なお、このときフラッシングに伴って膨張したインク吸収材25の上面25aがノズル形成面19aに接触する虞がある。しかし、この場合は、ノズル22の位置と上面25aの位置が左右方向においてずれていると共に、インク吸収材25がピン32及び押さえ部材33によってずれが抑制されているため、ノズル22の汚染を抑制しつつノズル形成面19aに付着したインクを吸収させることができる。
さらに、この状態で、チューブポンプ29を駆動すると、キャップ24内が吸引されて該キャップ24内に負圧が発生する。すると、この負圧により各ノズル22から増粘したインクが気泡等とともに吸引され、キャップ24及び排出チューブ27を介して廃インクタンク28内に排出され、記録ヘッド19のクリーニングが完了する。なお、クリーニングに伴って排出されるインクは、フラッシングに伴って噴射されるインクよりも多いため、インク吸収材25はフラッシング処理時に比べてクリーニング処理時の方がより膨張する(図6参照)。しかし、クリーニングでは凹部25bに対してインクが排出されるため、インク吸収材25とノズル22との接触は抑制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ノズル22とインク吸収材25の上面25aとが対向した状態でフラッシングを行うため、ノズル22から噴射されたインクは上面25aに付着する。すなわち、凹部25bに対してインクが噴射される場合に比べて、噴射されたインクをノズル22から近い位置に付着させることができるため、ミストの発生を抑制することができる。さらに、記録ヘッド19とキャップ24は、ノズル22とインク吸収材25の凹部25bとが対向した状態で互いに当接するため、フラッシングに伴って膨張した上面25aとノズル22は非対向状態となる。したがって、ノズル22及びノズル形成面19aの汚染を抑制することができる。
(2)記録ヘッド19とキャップ24が互いに当接した状態でキャップ24内が吸引されると、ノズル22からインクが排出されると共に、排出されたインクは凹部25bに吸収される。すなわち、インク吸収材25がインクを吸収して膨張した場合でも、ノズル22とインク吸収材25との接触を抑制することができると共に、記録ヘッド19とキャップ24とが当接してノズル22とインク吸収材25が近づいた状態でインクが排出されるため、ミストの発生も抑制することができる。
(3)ピン32によってキャップ24とインク吸収材25とを固定することにより、キャップ24とインク吸収材25のずれを抑制することができるため、インクを吸収して膨張したインク吸収材25の移動を抑制することができる。したがって、インク吸収材25とノズル22との接触を抑制することができる。
(4)押さえ部材33が凹部25bに沿って設けられていると共に、上面25aを押さえているため、上面25aと凹部25bとのどちらか一方が膨張した場合であっても、他方への影響を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、ピン32及び押さえ部材33を設けない構成としてもよい。なお、この場合であっても、例えば、キャップ24とインク吸収材25とを接着剤などで接着したり、キャップ24とインク吸収材25とに凹凸を形成して嵌合させたりするのが好ましい。
・上記実施形態において、ピン32と押さえ部材33のうちどちらか一方のみを設ける構成としてもよい。ピン32の数及び設ける位置は任意に設定することができる。そして、インク吸収材25を複数に分割すると共に、各インク吸収材25間に隔壁(固定部材)を設けてインク吸収材25のずれを抑制してもよい。
・上記実施形態において、チューブポンプ29を設けずに、インクカートリッジ20側からインクを加圧供給する加圧クリーニングとしてもよい。
・上記実施形態において、凹部25bの形状は、ノズル列と対応していれば、任意に変更してもよい。また、インク吸収材25に凸部を形成し、該凸部の上面にフラッシングを行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…プリンター(液体噴射装置)、18…キャリッジモーター(移動手段)、19…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、22…ノズル、24…キャップ(受容部)、25…インク吸収材(吸収材)、25a…上面(対向面)、25b…凹部、29…チューブポンプ(吸引手段)、32…ピン(固定部材)、33…押さえ部材、34…制御部。

Claims (5)

  1. ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記ノズルから噴射された液体を受容可能な受容部と、
    前記受容部に収容された吸収材と、
    前記液体噴射ヘッドと前記受容部とを相対移動させる移動手段と、
    前記液体噴射ヘッドと前記移動手段とを制御する制御部と
    を備え、
    前記吸収材は、前記ノズル形成面と前記受容部とを対向させた際に前記ノズル形成面と対向する対向面を有し、
    前記対向面は、第一の面と、前記対向面が前記ノズル形成面と対向した際に前記ノズル形成面からの距離が前記第一の面よりも遠い第二の面と、を有し、
    前記制御部は、前記移動手段を制御して前記ノズルを前記吸収材の前記第一の面に対向させた状態で前記液体噴射ヘッドを制御して前記ノズルから液体を噴射させてフラッシングを行い、前記移動手段を制御して前記ノズルを前記吸収材の前記第二の面と対向させた状態で前記液体噴射ヘッドと前記受容部とを互いに当接させることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記第一の面は、前記対向面が前記ノズル形成面と対向した際に前記対向面に設けられ前記ノズル形成面からの距離が異なる複数の面のうち、前記ノズル形成面からの距離が最も近い面であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記受容部と前記吸収材とを固定する固定部材をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記吸収材の前記第一の面を押さえる押さえ部材をさらに備え、
    前記押さえ部材は前記第一の面の縁に沿って設けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  5. ノズル形成面に形成されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記ノズルから噴射された液体を受容可能な受容部と、
    前記受容部に収容された吸収材と、
    を備え、
    前記吸収材は、前記ノズル形成面と前記受容部とを対向させた際に前記ノズル形成面と対向する対向面を有し、
    前記対向面は、第一の面と、前記対向面が前記ノズル形成面と対向した際に前記ノズル形成面からの距離が前記第一の面よりも遠い第二の面と、を有する液体噴射装置において、
    前記ノズルが前記吸収材の前記第一の面と対向した状態で前記ノズルから液体を噴射してフラッシングを行うフラッシング段階と、
    前記ノズルが前記第二の面と対向した状態で前記液体噴射ヘッドと前記受容部を当接させる当接段階と、
    を備えることを特徴とするメンテナンス方法。
JP2010191838A 2010-08-30 2010-08-30 液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法 Active JP5601094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010191838A JP5601094B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010191838A JP5601094B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012045875A JP2012045875A (ja) 2012-03-08
JP5601094B2 true JP5601094B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=45901308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010191838A Active JP5601094B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5601094B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6307970B2 (ja) * 2013-03-29 2018-04-11 ブラザー工業株式会社 液体吐出記録装置及び液体回収方法
JP6319559B2 (ja) * 2014-02-18 2018-05-09 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置及び記録方法
JP7037743B2 (ja) * 2017-12-08 2022-03-17 株式会社リコー 液体を吐出する装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3781084B2 (ja) * 1998-04-15 2006-05-31 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012045875A (ja) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5998595B2 (ja) 液体除去装置及び液体噴射装置
JP5211931B2 (ja) 流体噴射装置
JP6155948B2 (ja) 液体噴射装置
JP6248556B2 (ja) 液体噴射ヘッドの清掃装置、および、この清掃装置を備えた液体噴射装置
JP5493944B2 (ja) クリーニング方法及び流体噴射装置
JP5923877B2 (ja) 液体噴射装置
JP2010240894A (ja) フィルター装置、流路ユニット、流体供給装置及び流体噴射装置
JP2012143921A (ja) メンテナンス装置、メンテナンス方法、液体噴射装置
JP5601094B2 (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置におけるフラッシング方法
JP6102611B2 (ja) 液体噴射装置及びワイピング方法
JP2013111844A (ja) 液体噴射装置
JP2010105310A (ja) 液体噴射装置
JP2012011747A (ja) キャップ、メンテナンス装置及び流体噴射装置
JP2013169753A (ja) 液体噴射装置
JP2012126043A (ja) メンテナンス装置及び液体噴射装置
JP2005246698A (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置のフラッシング方法
JP2005342991A (ja) 液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸収装置
US8721040B2 (en) Liquid collection container and liquid ejecting apparatus
JP5729016B2 (ja) 液体噴射装置、メンテナンス方法
JP2011148256A (ja) 流体噴射装置
JP5668383B2 (ja) 流体噴射装置におけるクリーニング装置、流体噴射装置、及び流体噴射装置におけるクリーニング方法
JP5699687B2 (ja) 液体噴射装置、メンテナンス方法
JP2012086369A (ja) クリーニング方法、クリーニング制御装置及び液体噴射装置
JP2012086368A (ja) ワイピング方法、ワイピング制御装置及び液体噴射装置
JP5429049B2 (ja) メンテナンス装置、流体噴射装置及びメンテナンス方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140722

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140804

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5601094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350