JP4834763B2 - 接点ばね付きシート - Google Patents

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Description

本発明は、接点ばね付きシートに関し、特に、携帯端末装置の操作パネルなどに使用される接点ばね付きシートに関する。
従来、携帯端末装置などに情報入力手段として使用されるキーパッドアッセンブリにおいて、導光部材とコンタクトシートとを両面テープを介して積層し、積層した導光部材と両面テープの側面を黒色のインク印刷により形成される遮光部で遮光するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このキーパッドアッセンブリによれば、光源と対向する端面に遮光部を配置し、導光部材内に導光された光が外部に漏れるのを防止することができるものとなっている。
特開2008−226844号公報、図6
しかしながら、上述したような従来のキーパッドアッセンブリにおいては、遮光部が形成される端面が垂直面を含んで構成されていることから、対象部分にインクを安定して印刷(塗布)することが困難であり、インクの不足部分において光が外部へ漏れる事態が発生し得るという問題がある。また、遮光部が形成される端面が垂直面と水平面とで構成されていることから、対象部分に対して2つの方向から印刷する必要があるので、印刷工程が煩雑になるという問題もある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、煩雑な印刷工程を必要とすることなく、導光部材内に導光された光が外部に漏れるのを効果的に防止することができる接点ばね付きシートを提供することを目的とする。
本発明の接点ばね付きシートは、導光シートと、前記導光シートに粘着部を介して積層され、接点ばねを保持する保持シートとを具備し、前記導光シートの一部に光源からの光を入光する入光部を設ける一方、前記導光シートの入光部に対向する部分を含む箇所に前記導光シート及び粘着部に跨るように斜面部を設け、当該斜面部に遮光部を印刷により形成したことを特徴とする。
上記接点ばね付きシートによれば、導光シートの入光部と対向する部分を含む箇所に斜面部を設け、この斜面部に対して遮光部を印刷により形成するようにしたことから、1つの方向からの印刷により遮光部を形成することができるので、2つの方向から印刷を行うように煩雑な印刷処理を必要とすることなく、導光シート内に導光された光が遮光部の外側に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
例えば、上記接点ばね付きシートにおいては、前記入光部を前記導光シートの一側面に設ける一方、前記斜面部を前記導光シートの一側面に対向する他側面に設けることが考えられる。この場合には、入光部とは反対側の他側面に斜面部が設けられ、この斜面部に対して遮光部が形成されることから、導光シート内に導光された光が導光シートの側面(他側面)から外部に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
また、上記接点ばね付きシートにおいては、前記斜面部を前記導光シートの一側面と、当該一側面と対向する他側面との間の任意の位置に設けるようにしても良い。この場合には、導光シートの両側面の間の任意の位置に斜面部が設けられ、この斜面部に対して遮光部が形成されることから、導光シート内に導光された光が斜面部の反対側の部分に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
上記接点ばね付きシートにおいては、前記斜面部を、前記保持シートに跨るように設けることが好ましい。この場合には、導光シート、粘着部及び保持シートに跨るように設けられた斜面部に遮光部が形成されることから、導光シート内に導光された光が粘着部と保持シートとの境界部分から外側に漏れるのを確実に防止することが可能となる。
また、上記接点ばね付きシートにおいては、前記保持シートの一部を、前記斜面部より外側に延出させることが好ましい。この場合には、接点ばね付きシートの切断工程(例えば、複数の接点ばね付きシートが配置されるシート材をそれぞれの接点ばね付きシートに分割する工程)において、斜面部よりも外側に延出している部分に切断部を設けることができるので、側面部分に斜面部を有する場合においても、切断工程の作業効率を向上することが可能となる。
さらに、上記接点ばね付きシートにおいて、前記斜面部は、光出射面となる前記導光シートの平面部に対して鈍角となるように配置されることが好ましい。このように光出射面を構成する導光シートの平面部に対して斜面部を鈍角とすることにより、斜面部を、導光シート内を導光されて斜面部に入射される光を全反射することができる反射面として機能させることが可能となる。
特に、上記接点ばね付きシートにおいて、前記遮光部は、前記斜面部に連設される前記導光シートの平面部の一部及び前記斜面部に連設され、前記斜面部より外側に延出する前記保持シートの一部に連続して形成されることが好ましい。この場合には、斜面部を含む側面において、斜面部に連設される導光シートの平面部の一部と、斜面部に連設され、当該斜面部より外側に延出する保持シートの一部に連続するように遮光部が形成されることから、導光シートに導光される光が斜面部の周辺部分から外部に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
なお、上記接点ばね付きシートにおいては、前記斜面部に代わって、曲面部を形成するようにしても良い。このように斜面部の代わりに曲面部を形成する場合においても、1つの方向からの印刷により遮光部を形成することができるので、斜面部を形成する場合と同様に、煩雑な印刷処理を必要とすることなく、導光シート内に導光された光が外部に漏れるのを効果的に防止することが可能である。
特に、上記接点ばね付きシートにおいては、前記遮光部をインクジェット印刷により形成することが好ましい。このようにインクジェット印刷により遮光部を形成することにより、斜面部に安定してインクを印刷(塗布)することができ、インクの不足部分において光が外部に漏れる事態の発生を効果的に防止することが可能となる。
また、上記接点ばね付きシートにおいては、前記導光シートの前記遮光部を挟んで位置する一部に別の光源からの光を入光する別の入光部を設ける一方、前記導光シートの別の入光部に対向する部分を含む箇所に前記導光シート及び粘着部に跨るように別の斜面部を設け、当該別の斜面部に別の遮光部を印刷により形成するようにしても良い。この場合には、入光部と遮光部を挟んで別の入光部が設けられると共に、この別の入光部に対向する部分を含む箇所に設けられた別の斜面部に遮光部が形成されることから、それぞれ入光部及び別の入光部から入光され、導光シート内に導光された光が遮光部又は別の遮光部よりも外側に漏れるのを防止できるので、遮光部及び別の遮光部を挟んで異なる位置に配置される導光シートを別々に発光させることが可能となる。
本発明によれば、導光シートの入光部と対向する部分を含む箇所に斜面部を設け、この斜面部に対して遮光部を印刷により形成するようにしたことから、1つの方向からの印刷により遮光部を形成することができるので、2つの方向から印刷を行うように煩雑な印刷処理を必要とすることなく、導光シート内に導光された光が外部に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る接点ばね付きシートが適用される操作パネルの側断面図である。 実施の形態1に係る接点ばね付きシートの斜面部が設けられた側面周辺の側断面図である。 実施の形態1に係る接点ばね付きシートの斜面部が設けられた側面の拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る接点ばね付きシートが適用される操作パネルの側断面図である。 実施の形態2に係る接点ばね付きシートの斜面部が設けられた導光シートの一部の拡大図である。 本発明に係る接点ばね付きシートが適用される操作パネルの一例を示す一部透過平面図である。 実施の形態1の変形例に係る接点ばね付きシートの斜面部が設けられた側面の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る接点ばね付きシートは、例えば、携帯電話装置の操作パネルなどに好適に利用されるものであるが、これに限定されるものではなく、光源からの光を導光シートにより導光すると共に、導光シートの一部で遮光する必要がある操作パネルを備えた任意の端末装置に適用することが可能である。例えば、携帯型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistance)などの端末装置に適用することが考えられる。以下においては、本実施の形態に係る接点ばね付きシートが携帯電話装置の操作パネルに適用される場合について説明するものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る接点ばね付きシートが適用される操作パネルの側断面図である。図1に示すように、接点ばね付きシート100は、携帯電話装置が備えるパネル10の内部に配設され、携帯電話装置のプリント回路基板(PCB)20にスペーサ30を介して貼り付けられている。このPCB20は、フェノール樹脂などの絶縁性の積層板などで形成されており、その上面には、カーボンなどを印刷し、或いは、銀箔などをエッチング加工することにより後述する周辺固定接点201a、中央固定接点201bの回路パターンが複数個設けられている。
パネル10には、操作者の押圧操作を受け付ける複数の操作ボタン11が設けられている。操作ボタン11は、後述する接点ばね104に対応する位置に配設されており、操作者により押圧される操作部11aと、接点ばね104を反転させるための押圧突起11bが設けられている。また、操作ボタン11は、透光性を有する合成樹脂などで形成されており、後述する導光シート101を介して導光された光により操作部11aが照光されるものとなっている。
接点ばね付きシート100は、後述する光源40からの光を導光する導光シート101と、導光シート101の下面の所定位置に設けられる粘着部102(図1に不図示、図2参照)と、粘着部102を介して導光シート101に積層される保持シート103とを有し、保持シート103の所定位置で接点ばね104を保持して構成されている。
導光シート101は、例えば、ウレタン或いはポリカーボネートなどの合成樹脂からなる絶縁材をフィルム状にして形成されている。より具体的には、導光性を有する樹脂材料で構成されている。粘着部102は、導光シート101の下面に接着材を塗布することで設けられている。粘着部102を構成する接着剤も導光性を有する接着材料が利用されている。
保持シート103は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂からなる絶縁材をフィルム状にして形成されている。保持シート103には、蓄光又は夜光顔料が練り込み又は塗布などの方法により含有されている。保持シート103の下面には、接着剤が塗布され、不図示の粘着部が設けられている。この粘着部によって接点ばね104が保持されると共に、スペーサ30を介して接点ばねシート100自体がPCB20に貼着される。
接点ばね104は、ステンレス又はリン青銅などのばね性を有する金属材により形成されている。接点ばね104は、頂部104aを有するドーム形状を有しており、この頂部104aの下面が後述する中央固定接点201bに接離する接点部を構成している。保持シート103には、このような接点ばね104を収納する膨出部103aが設けられており、接点ばね104は、この膨出部103aの下面に配置された粘着部に貼着された状態となっている。導光シート101には、この保持シート103の膨出部103aを収容する膨出部101aが設けられている。この膨出部101aの上面に操作ボタン11の押圧突起11bが載置された状態となっている。
接点ばね104に対応するPCB20の位置には、固定接点201が設けられている。固定接点201は、常時、接点ばね104の端部と接触している周辺固定接点201aと、接点ばね104の頂部104aと接触する中央固定接点201bとから構成される。中央固定接点201bは、操作者の押圧操作に応じて接点ばね104が反転した場合に接点ばね104の頂部104aの下面と接触する。
また、接点ばね付きシート100の一方の側面近傍のPCB20の位置には、LEDなどで構成される光源40が設けられている。光源40は、発光素子をパネル10の内側、すなわち、接点ばね付きシート100側に向けて配置されている。操作者による押圧操作によって操作ボタン11が押し下げられ、接点ばね104の下面を介して固定接点201(コモン固定接点201a、中央固定接点201b)が導通状態となった場合に発光する。
接点ばね付きシート100において、光源40と対向する一方の側面には、導光シート101の一部として、光源40からの光を入光する入光部105が設けられている。入光部105を介して入光された光は、導光シート101内を導光される。一方、入光部105とは、反対側の接点ばね付きシート100の他方の側面には、斜面部106が設けられている。このように光源40とは反対側の側面に斜面部106を設けたのは、導光シート101内を導光された光が外部に漏れるのを防止する遮光部を形成し易くするためである。なお、この斜面部106及び斜面部106に形成される遮光部については後述する。
このようなパネル10において、操作者による押圧操作を受けると、操作ボタン11が押し下げられる。これに伴って、接点ばね104が反転し、その頂部104aの下面が中央固定接点201bに接触する位置まで押し下げられると、周辺固定接点201aと中央固定接点201bとが導通状態とされ、その旨を示す信号が携帯電話装置の制御部に出力される。また、周辺固定接点201aと中央固定接点201bとの導通状態に応じて光源40が発光し、導光シート101内を導光された光により操作ボタン11が照光される。一方、操作者による押圧操作が解除されると、接点ばね104の復元力により操作ボタン11が初期状態に戻されると共に、周辺固定接点201aと中央固定接点201bとの導通状態が解除され、光源40の発光が停止される。
以下、実施の形態1に係る接点ばね付きシート100に設けられた斜面部106の構成について説明する。図2は、実施の形態1に係る接点ばね付きシート100の斜面部106が設けられた側面周辺の側断面図である。なお、図2においては、スペーサ30を介してPCB20に固定される前の接点ばね付きシート100の一部を示している。
図2に示すように、接点ばね付きシート100の斜面部106が設けられた側面においては、導光シート101が粘着部102を介して保持シート103に積層されている。このように積層される導光シート101、粘着部102及び保持シート103にレーザー加工を施すことにより斜面部106が形成されている。詳細について後述するように、斜面部106は、導光シート101、粘着部102及び保持シート103の一部に跨るように形成されている。
斜面部106の外側には、導光シート101内に導光された光が接点ばね付きシート100の外部に漏れるのを防止する遮光部107が設けられている。遮光部107は、例えば、黒色のインクを用いたインクジェット印刷により形成される。遮光部107は、斜面部106を含む接点ばね付きシート100の側面を黒色のインクが覆うように形成されている。このようにインクジェット印刷により遮光部107を形成する場合には、斜面部106に安定してインクを印刷(塗布)することができ、インクの不足部分において光が外部に漏れる事態の発生を効果的に防止することが可能である。
図3は、実施の形態1に係る接点ばね付きシート100の斜面部106が設けられた側面の拡大図である。図3に示すように、斜面部106は、導光シート101及び粘着部102の端面の全体及び保持シート103の一部103bに跨るように形成されている。保持シート103には、この斜面部106が形成された一部103bよりも外側に延出する平面部103cが設けられている。すなわち、保持シート103においては、斜面部106が形成された一部103bの外側がその内側部分よりも薄く構成されて外側に延出する構成を有している。
このように実施の形態1に係る接点ばね付きシート100においては、斜面部106よりも外側に延出する平面部103cを保持シート103に設けていることから、このような接点ばね付きシート100の切断工程(例えば、複数の接点ばね付きシート100が配置されるシート材をそれぞれの接点ばね付きシート100に分割する工程)において、斜面部106よりも外側に延出している平面部103cの部分に切断部を設けることができるので、側面部分に斜面部106を有する場合においても、切断工程の作業効率を向上することができるものとなっている。
また、導光シート101において、斜面部106は、光出射面を構成する上面部101bに対して鈍角になるように形成されている。このように光出射面を構成する導光シート101の上面部101bとの関係において斜面部106を鈍角とすることにより、斜面部106を、導光シート101内を導光されて斜面部106に入射される光を全反射することができる反射面として機能させることができるものとなっている。
遮光部107は、このように構成される斜面部106を含む接点ばね付きシート100の側面において、斜面部106に連設される導光シート101の上面部101bの一部と、斜面部106に連設され、当該斜面部106より外側に延出する保持シート103の平面部103cの一部に連続して形成されている。すなわち、遮光部107は、導光シート101の上面部101bの側端部、導光シート101、粘着部102及び保持シート103に形成された斜面部106、保持シート103の平面部103cに亘って連続して設けられている。
このような遮光部107を形成するための印刷処理は、接点ばね付きシート100における図3に示す上方側から行うことができるものとなっている。すなわち、接点ばね付きシート100における対象部分に1つの方向から印刷することができるので、従来のように、対象部分が垂直面と水平面とを含む結果、2つの方向から印刷を行う必要がないので、煩雑な印刷処理を必要とすることなく、遮光部107を形成することが可能である。
このように実施の形態1に係る接点ばね付きシート100においては、光源40とは反対側の側面に斜面部106を設け、この斜面部106に対してインクジェット印刷により遮光部107を形成するようにしたことから、1つの方向からの印刷により遮光部107を形成することができるので、2つの方向から印刷を行うように煩雑な印刷処理を必要とすることなく、導光シート101内に導光された光が導光シート101の側面から接点ばね付きシート100の外部に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
特に、実施の形態1に係る接点ばね付きシート100においては、斜面部106を含む側面において、斜面部106に連設される導光シート101の上面部101bの一部と、斜面部106に連設され、当該斜面部106より外側に延出する保持シート103の平面部103cの一部に連続するように遮光部107を形成したことから、導光シート101に導光される光が斜面部106の周辺部分から外部に漏れるのを効果的に防止することができるものとなっている。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る接点ばね付きシート100においては、入光部105が設けられた導光シート101の一側面と対向する他側面に斜面部106を設けると共に、この斜面部106に遮光部107を形成する場合について説明している。実施の形態2に係る接点ばね付きシート200においては、導光シート101の一側面と、これに対向する他側面との間の任意の位置に斜面部106を設けると共に、この斜面部106に遮光部107を形成する点で、実施の形態1に係る接点ばね付きシート100と相違する。すなわち、実施の形態2に係る接点ばね付きシート200においては、導光シート101の表面上の任意の位置に斜面部106を設け、その斜面部106に遮光部107を形成するものである。
以下、実施の形態2に係る接点ばね付きシート200の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る接点ばね付きシート200が適用される操作パネルの側断面図である。図5は、実施の形態2に係る接点ばね付きシート200の斜面部106が設けられる導光シート101の一部の拡大図である。図4及び図5に示す接点ばね付きシート200において、実施の形態1に係る接点ばね付きシート100と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、図4においては、導光シート101の中央近傍に2つの斜面部106設け、導光シート101の両側面に光源40と対向する2つの入光部105を設けた場合について示している。しかしながら、実施の形態2に係る接点ばね付きシート200においては、このような構成に限定されるものではなく、導光シート101の一側面から他側面の間の任意の位置に1つの斜面部106が設けられ、一側面(他側面)に光源40と対向配置される入光部105が設けられる場合に適用することも可能である。以下においては、説明の便宜上、2つの光源40、入光部105及び斜面部106の語尾に「a」、「b」を付してそれぞれを区別するものとする。
実施の形態2に係る接点ばね付きシート200において、入光部105aは、光源40aに対向する一方の側面に設けられ、入光部105bは、光源40bに対向する他方の側面に設けられている。斜面部106a、106bは、例えば、導光シート101等の中央近傍に形成された凹部又はスリットの側面に設けられる。ここでは、図4に示す紙面に対して垂直方向に延びるスリットの側面に設けられるものとする。斜面部106aは、入光部105aに対向する位置に設けられ、斜面部106bは、入光部105bに対向する位置に設けられている。なお、ここでは、斜面部106a、斜面部106bが同じスリットの側面に設けられる場合について示すが、必ずしもこれらを同じスリットの側面に配置する必要はない。
斜面部106a、106bは、図5に示すように、導光シート101及び粘着部102の端面の全体及び保持シート103の一部103bに跨るように形成されている。遮光部107は、このように構成される斜面部106a、106bを含むスリットの側面において、斜面部106に連設される導光シート101の上面部101bの一部と、斜面部106に連設され、当該斜面部106より外側に延出する保持シート103の平面部103cの一部に連続して形成されている。なお、この場合、遮光部107が形成される保持シート103の平面部103cが重複している。
特に、実施の形態2に係る接点ばね付きシート200においては、導光シート101に形成された同じスリットの側面に斜面部106a、106bが設けられていることから、単一の遮光部107により、これらの斜面部106a、106bの近傍が覆われている。すなわち、遮光部107は、入光部105a側の導光シート101の上面部101bの側端部、導光シート101、粘着部102及び保持シート103に形成された斜面部106a、保持シート103の平面部103c、並びに、入光部105b側の導光シート101、粘着部102及び保持シート103に形成された斜面部106b、導光シート101の上面部101bの側端部に亘って連続して設けられている。
このように形成される遮光部107においても、その印刷処理は、実施の形態1と同様に、接点ばね付きシート200における図5に示す上方側から行うことができるものとなっている。すなわち、接点ばね付きシート200における対象部分に1つの方向から印刷することができるので、従来のように、対象部分が垂直面と水平面とを含む結果、2つの方向から印刷を行う必要がないので、煩雑な印刷処理を必要とすることなく、遮光部107を形成することが可能である。
このように実施の形態2に係る接点ばね付きシート200においては、導光シート101の一側面と、これに対向する他側面との間の任意の位置に斜面部106を設けると共に、この斜面部106に遮光部107を形成するようにしたことから、入光部105a、105bを介して導光シート101内に導光された光が、遮光部107の反対側の部分に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
より具体的には、導光シート101の一方の側面に光源40aからの光を入光する入光部105aを設け、これに対向する位置に斜面部106aを設ける一方、導光シート101の他方の側面に光源40bからの光を入光する入光部105bを設け、これに対向する位置に斜面部106bを設け、これらの斜面部106a、106bに遮光部107を形成したことから、光源40a、40bからの光が遮光部107を挟んで反対側の導光シート101側に漏れるのを防止することができるので、遮光部107を挟んで配置されるそれぞれの導光シート101に対応する操作ボタン11を別々に照光することが可能となる。
なお、上記実施の形態1に係る接点ばね付きシート100においては、一方の側面に設けられた入光部105に対向する他方の側面に斜面部を設けた場合について説明している。また、上記実施の形態2に係る接点ばね付きシート200においては、入光部105aに対向する位置に斜面部106aを設ける一方、入光部105bに対向する位置に斜面部106bを設けた場合について説明している。しかしながら、本発明に係る接点ばね付きシートにおいては、このように入光部105に全体的に対向する位置に斜面部106が設けられる場合に限定されるものではなく、入光部105に対向する部分を含む箇所に斜面部106が設けられる場合も含まれる。以下、入光部105に対向する部分を含む箇所に斜面部106が設けられる場合の操作パネルの一例について説明する。
図6は、本発明に係る接点ばね付きシートが適用される操作パネルの一例を示す一部透過平面図である。図6に示す操作パネル60においては、説明の便宜上、本発明に係る接点ばね付きシートの斜面部106(遮光部107)と、導光シート101に光を供給する光源とを透過して示している。図6に示す操作パネル60においては、その下方領域の全体及び上方領域の側端部に数字や文字入力が可能な複数の操作ボタン61が配列され、上方領域の中央に方向入力が可能な方向ボタン62が設けられている。また、操作パネル60の内部において、その側端部の位置、並びに、方向ボタン62の左上方側、右上方側及び左下方側の位置に光源63a〜63eが設けられている。
図6に示すように、光源63a、63bは、それぞれ右下方側、左下方側に発光可能に構成され、光源63c、63d、63eは、それぞれ左下方側、右下方側及び右上方側に発光可能に構成されている。そして、発光対象領域に配置された操作ボタン61が押下されるなどすると、発光してその操作ボタン61を照光することができるものとなっている。以下においては、説明の便宜上、光源63cによる発光対象領域を「表示領域A」と呼び、光源63dによる発光対象領域を「表示領域B」と呼び、光源63eによる発光対象領域を「表示領域C」と呼ぶものとする。
本発明に係る接点ばね付きシートを構成する導光シート101は、このような操作パネル60の内部において、パネルのほぼ全域に対応するように配置されるものとする。そして、この導光シート101において、斜面部106(遮光部107)は、方向ボタン62の左方側及び右方側の位置に対応する位置に設けられ、入光部105は、光源63c〜63eとの間に設けられているものとする。これらの斜面部106は、入光部105に全体的に対向する位置に設けられているのではなく、入光部105に対向する部分を含む箇所に設けられている。例えば、光源63cからの光は、原則として左下方側に進むが、その一部には方向ボタン62側に進むものがある。その意味で、図6に示す方向ボタン62の左方側に対応する位置に配置されている斜面部106は、光源63cとの間に設けられた入光部105に対向する部分を含む箇所に設けられていると言える。
このように斜面部106を設け、これらの斜面部106に遮光部107を形成する場合には、光源63eが発光した場合に、その光が操作パネル60の表示領域A又は表示領域Bに漏れるのを防止することができる。一方、光源63c又は光源63dが発光した場合に、その光が操作パネル60の表示領域Cに漏れるのを防止することができる。これにより、表示領域A〜Cに配置された操作ボタン61及び方向ボタン62を別々に照光することが可能となる。
以上説明したように、本発明に係る接点ばね付きシートによれば、導光シート101の入光部105と対向する部分を含む箇所に斜面部106を設け、この斜面部106に対して遮光部107を印刷により形成するようにしたことから、1つの方向からの印刷により遮光部を形成することができるので、2つの方向から印刷を行うように煩雑な印刷処理を必要とすることなく、導光シート101内に導光された光が遮光部107の外側に漏れるのを効果的に防止することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、斜面部106が、導光シート101及び粘着部102の端面の全体及び保持シート103の一部103bに跨るように形成される場合について説明している。しかしながら、斜面部106が形成される部分については、これに限定されるものではない。例えば、導光シート101及び粘着部102の端面にのみ跨るように斜面部106を形成しても良い。
図7は、実施の形態1の変形例に係る接点ばね付きシート100の斜面部106が設けられた側面の拡大図である。図7に示すように、斜面部106は、導光シート101及び粘着部102に跨るように形成されている。この場合、保持シート103に斜面部106の一部を構成する傾斜面を形成する必要はない。遮光部107は、導光シート101の上面部101bの側端部、導光シート101及び粘着部102に形成された斜面部106、保持シート103の平面部103cに亘って連続して設けられる。このように斜面部106が形成される部分を導光シート101及び粘着部102に限定した場合においても、上記実施の形態と同様に、煩雑な印刷処理を必要とすることなく、導光シート101内に導光された光が接点ばね付きシート100の外部に漏れるのを効果的に防止できるという効果を得ることが可能である。但し、導光シート101に導光される光が粘着部102と保持シート103との境界部分から外部に漏れるのをより効果的に防止するためには、導光シート101及び粘着部102の端面の全体及び保持シート103の一部103bに跨るように斜面部106を形成することが好ましい。
また、上記実施の形態においては、接点ばね付きシート100における光源40とは反対側の側面に斜面部106を設け、この斜面部106に遮光部107を形成する場合について説明しているが、遮光部107が形成される部分の構成としては、必ずしも斜面部106に限定されるものではない。黒色のインクで印刷される遮光部107を形成することができれば、曲面部で構成することも可能である。このように斜面部106の形成部分を曲面部で構成した場合においても、本実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、上記実施の形態においては、遮光部107を黒色のインクを用いたインクジェット印刷で形成する場合について説明しているが、遮光部107を形成する際の印刷方式については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、スクリーン印刷、タンポ印刷やレーザー印刷などの印刷方式を採用することも可能である。また、接点ばね付きシート100からの光に対する遮光性を確保することができれば、遮光部107を構成するインクの色も黒色に限定されるものではない。
10 パネル
11、61 操作ボタン
20 プリント回路基板(PCB)
30 スペーサ
40、63 光源
60 操作パネル
62 方向ボタン
100 接点ばね付きシート
101 導光シート
102 粘着部
103 保持シート
104 接点ばね
105 入光部
106 斜面部
107 遮光部

Claims (10)

  1. 導光シートと、前記導光シートに粘着部を介して積層され、接点ばねを保持する保持シートとを具備し、
    前記導光シートの一部に光源からの光を入光する入光部を設ける一方、前記導光シートの入光部に対向する部分を含む箇所に前記導光シート及び粘着部に跨るように斜面部を設け、当該斜面部に遮光部を印刷により形成したことを特徴とする接点ばね付シート。
  2. 前記入光部を前記導光シートの一側面に設ける一方、前記斜面部を前記導光シートの一側面に対向する他側面に設けたことを特徴とする請求項1記載の接点ばね付きシート。
  3. 前記斜面部を前記導光シートの一側面と、当該一側面と対向する他側面との間の任意の位置に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の接点ばね付きシート。
  4. 前記斜面部を、前記保持シートに跨るように設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の接点ばね付きシート。
  5. 前記保持シートの一部を、前記斜面部より外側に延出させたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の接点ばね付シート。
  6. 前記斜面部は、光出射面となる前記導光シートの平面部に対して鈍角となるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の接点ばね付シート。
  7. 前記遮光部は、前記斜面部に連設される前記導光シートの平面部の一部及び前記斜面部に連設され、前記斜面部より外側に延出する前記保持シートの一部に連続して形成されることを特徴とする請求項6記載の接点ばね付きシート。
  8. 前記斜面部に代わって、曲面部を形成したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の接点ばね付きシート。
  9. 前記遮光部をインクジェット印刷により形成したことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の接点ばね付きシート。
  10. 前記導光シートの前記遮光部を挟んで位置する一部に別の光源からの光を入光する別の入光部を設ける一方、前記導光シートの別の入光部に対向する部分を含む箇所に前記導光シート及び粘着部に跨るように別の斜面部を設け、当該別の斜面部に別の遮光部を印刷により形成したことを特徴とする請求項3から請求項9のいずれかに記載の接点ばね付シート。
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