JP5405886B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
そして、キートップを照光する方法として文字部分は光を透過させ、文字部分以外を光が透過しない材料によって構成するという文字照光の方法が用いられる場合がある。
特許文献1には、文字照光によって照光するキートップを制作する方法が記載されている。
具体的には、特許文献1には、キートップを構成する材料の表面全面にレーザに反応する色の材料をメッキして、その表面にレーザを文字の形状に照射して、レーザに反応する色の材料を揮発させる方法が記載されている。
第1筐体2は、第2筐体3と対向する部分を構成する第1筐体フロントケース4と、第2筐体3とは反対側部分を構成する第1筐体リアケース5とを有している。
第2筐体3は、第1筐体2と対向する部分を構成する第2筐体フロントケース6と、第1筐体2とは反対側部分を構成する第2筐体リアケース7とを有している。
第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7もネジ等により互いに固定され、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7の間に形成された空間に種々の電子部材を収容する収容空間を構成する。
これらの第1筐体フロントケース4、第1筐体リアケース5、第2筐体フロントケース6及び第2筐体リアケース7は、例えば、樹脂により形成されている。
同様に第2筐体リアケース7から第2筐体フロントケース6に向かう方向を表面方向(図1においては、紙面手前の方向)といい、第2筐体フロントケース6から第2筐体リアケース7に向かう方向を裏面方向(図1においては、紙面奥手の方向)という。
同様に、第2筐体3においても、ヒンジ部9に向かう方向を結合部方向(図1の第2筐体3においては、紙面上の方向)といい、その逆を結合部反対方向(図1の第2筐体3においては、紙面下の方向)という。
そして、右側面11側に向かう方向を右側面方向(図1においては、紙面右の方向)といい、左側面12面に向かう方向を左側面方向(図1においては、紙面左の方向)という。
この表示部8は、携帯電話機1の状態、ユーザの操作内容、発信先電話番号、電子メールの内容の表示、ゲーム画面等の様々な情報を表示するためのものである。
また、表示部8はLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic light-emitting diode:有機EL)等によって構成されている。
そして、それによって形成される内部空間に、内部筐体24が配置されている。内部筐体24の裏面方向には、着脱可能なバッテリ26が配置されている。このバッテリ26は携帯電話機1に電力を供給している。
さらに、裏面方向には、バッテリ26を交換可能とするためにバッテリカバー27が配置されている。
発光部50は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)によって構成されている。
ユーザがキートップ13を押圧すると、それにともないラバー31が弾性変形する。さらに、そのラバーシート31の弾性変形によって、ラバーシート31がメタルドーム29の頭頂部を押圧する。
それによって、メタルドーム29も弾性変形をおこす、その変形量が一定程度を超えると、メタルドーム29の一部が凹んで反対側に凸となる。
これによって、メタルドーム29はクリック感を生じつつ固定接点30に当接する。
メタルドーム29と固定接点30が当接することによって電流が流れ、この電流の流れを制御部が検出する。そして、このことによって、ユーザによるキートップ13の押しこみ、つまり、ユーザによるキー入力操作を検出する。
ラバーベース31は、例えば、透明又は半透明で容易に撓むシリコン樹脂等で構成する。
一方、キートップ13は、透明又は半透明で比較的強度の高いプラスチック等で構成する。
なお、キートップ13とラバーベース31とは必ずしも別体で構成する必要はなく、一体的に構成してもよい。
ラバーベース31は透明又は半透明な材料によって構成されており、発光部50から出射した光を携帯電話機1の外部に照射可能に構成されている。
図2に示されている発光部50は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)によって構成されており、例えば、赤、緑、青の光の三原色を発光するダイオードを備えており、それぞれの色の発光状況によって複数の色を発光可能とする。
もっとも、必ずしも発光部50をLEDに限定する趣旨ではなく光を発光可能なものであればどのようなものであってもよい。例えば、紫外線を照射するLEDであってもよい。
キートップ13とスイッチ32の間にはラバーベース31が配置されている。このラバーベース31は、複数のキートップ13に共通した部材である。つまり、1つのラバーベース31に複数のキートップ13が形成されている。
ラバーベース31の一部は、後述するが第2筐体フロントケース6の表面に露出している輪郭照光部100と図形照光部102とを有している。
そうすると、導光シート34から放射された光は、透明又は半透明のラバーベース31を透過して、ラバーベース31の携帯電話機1の外部に露出している部分である輪郭照光部100及び図形照光部102から携帯電話機1の外部に放射される。
この放射光によってユーザは、キートップ13の位置及びキートップ13を押圧した場合の機能を認識することができる。
キー図形25は、通常は、数字、図形、記号及び文字等から形成されている。つまり、キー図形25は、キートップ13に形成される数字、文字、図形及び記号を総称する概念である。
図4では、数字の「1」、英文字の「.」、ひらがな文字の「あ」及び記号の「@」がキー図形25となる。
キー図形25は、キートップ13に印刷されている他の部分の色とは異なった色で形成して、ユーザに認識しやすくするのが通常である。
この輪郭照光部100が照光されていることによって、ユーザはキートップ13の位置を認識することができ、確実にキートップ13を押圧することができる。特に、暗闇においてはキートップ13の位置を確実に認識することができ、有利である。
キートップ13の右側面方向位置には、図形照光部102が配置される。この図形照光部102に隣接しているキートップ13に形成されているキー図形25のうち一つと同様の形でそれを拡大した形状に形成される。
図4においては、キートップ13に形成されているキー図形25「1」「.」「あ」「@」のうちの、数字の「1」を拡大した形状に形成されている。
このように、キートップ13に形成されたキー図形25と同様な図形照光部102が照光されることによって、ユーザはキートップ13を押し込んだ時にどのようなキー入力となるのか知ることができる。
暗闇においてキートップ13に形成されたキー図形25が認識できない、又は、認識が困難な場合には、特に有利である。
これによって、ユーザは入力操作を行うキートップ13を確実に発見することができる。
図5においては、キートップ13の右側面方向位置に形成される図形照光部102はキートップ13に形成されているキー図形25のうちのを例示しているが、必ずしもこれに限定する趣旨ではない。
たとえば、ひらがな文字の「あ」「か」「さ」「た」「な」等が形成されていてもよいし、英文字の「A」「D」「G」「J」「M」などでもよい。
さらに、数字、ひらがな文字、英文字等のうち任意のものを組み合わせた図形を図形照光部102の形状としてもよい。
また、図形照光部102の位置も必ずしもキートップ13の右側面方向位置である必要はなく、左側面方向位置であっても、結合部方向位置であっても、結合部反対方向位置であってもよい。
そのことは、キートップ13の色を自由に選択することができるのであるから、デザイン上の自由度が向上することを意味する。
上述した本発明の実施形態は、導光シート34を用いるものであった。
しかし、導光シート34を用いる必然性は必ずしもない。
以下に、第1の変形例を記述する。
発光部50は、表面側方向に光を出射して、後述する透明筐体54に対して光を照射する。
スイッチ32の表面方向位置には、キートップ13が配置されている。
キートップ13が押圧されると、スイッチ32を押圧する。
第2筐体フロントケース6の裏面方向位置に透明筐体54が配置される。この透明筐体54は携帯電話機1の表面方向に露出した部分である輪郭照光部100及び図形照光部102を有する。
透明筐体54は透明又は半透明の部材によって構成されている。
発光部50から出射された光は、透明筐体54に入射し、透明筐体54を通過して輪郭照光部100及び図形照光部102から放射される。
なお、透明筐体54に入射した光は反射せずに輪郭照光部100及び図形照光部102から直接放射される場合もあれば、透明筐体54内で複数回反射されて輪郭照光部100及び図形照光部102から放射される場合もある。
これによって、輪郭照光部100及び図形照光部102は照光される。ユーザは照光された図形を暗闇でも認識することができる。
第1の変形例のさらに好適な変形例を記載する。
上記第1の変形例では、透明筺体54と第2筐体フロントケース6とは、別体であった。
しかし、透明筺体54と第2筐体フロントケース6とを一体的に形成した方が、一度に成形することが可能となり有利である。
そこで、第2筐体フロントケース6を、遮光性の材料から構成される遮光部(図6では符号6の部材が該当する)と、透明な材料から構成される透明部(図6では符号54の部材が該当する)から構成する。換言すれば、第2筐体フロントケース6を着色材と透明材の二色成形する。
そして、プリント基板23に設けられた発光部50が、透明部に光を出射する。
この光を透明部が、直接又は反射して透過させて、輪郭照光部100及び図形照光部102から放射する。
また、第2筐体フロントケース6内部に形成され、前記ラバーベース31スに光を供給する発光部50及び前記キートップ13に対応する位置にスイッチ32が実装されるプリント基板23と、を有している。
そして、ラバーベース31は、第2筐体フロントケース6の外部表面に露出して、発光部50が出射した光を第2筐体フロントケース6外部に放射する図形照光部102を有する。
このような構成によると、携帯電話機1は文字照光を行わなくても、キートップ13の位置をユーザは知ることができる。
そうすると、文字照光を行う必要がなくなるので、文字照光するための加工をキートップ13に行う必要がなくなる。
すると、キートップ13に印刷される色もレーザに反応する色に限定される理由はなくなるのであるから、キートップ13に印刷される色の自由度が向上する。
そして、キートップ13に印刷される色の自由度が向上するということは、携帯電話機1のデザイン上の自由度が上がるという効果を有する。
このような構成によって、文字照光を行わなくてもユーザはキートップ13に形成されているキー図形25を認識することができる。
そして、文字照光を行わなくてもよいということは、キートップ13に印刷される色の自由度が向上するという効果を有する。
このような構成によって、携帯電話機1の表面に不要な突起がなくなるという効果がある。
このような構成とすることによって、発光部50の数を減らすことができるという効果がある。
また、第2筐体フロントケース6内部に形成され、透明筐体54に光を供給する発光部50及び前記キートップ13に対応する位置にスイッチ32が形成されるプリント基板23と、を有している。
そして、透明筐体54は、第2筐体フロントケース6の外部に露出して、発光部50が出射した光を放射する図形照光部102を有する。
このような構成によると、携帯電話機1は文字照光を行わなくても、キートップ13の置をユーザは知ることができる。
そうすると、文字照光を行う必要がなくなるので、文字照光するための加工をキートップ13に行う必要がなくなる。
すると、キートップ13に印刷される色もレーザに反応する色に限定される理由はなくなるのであるから、キートップ13に印刷される色の自由度が向上する。
そして、キートップ13に印刷される色の自由度が向上するということは、携帯電話機1のデザイン上の自由度が上がるという効果を有する。
このような構成によって、文字照光を行わなくてもユーザはキートップ13に形成されているキー図形25を認識することができる。
そして、文字照光を行わなくてもよいということは、キートップ13に印刷される色の自由度が向上するという効果を有する。
このような構成によって、携帯電話機1の表面に不要な突起がなくなるという効果がある。
また、第2筐体フロントケース6は、発光部50から出射される光を遮断する材料から形成される遮光部と、発光部50から出射される光を透過する材料から形成される透明部と、を含んでいる。
そして、透明部は、第2筐体フロントケース6外部に光を照射するキートップの側面に輪郭照光部100、図形照光部102を有している。
このような構成によって、第2筐体フロントケース6の表面に輪郭照光部100及び図形照光部102を形成することができる。
また、一度に透明部と遮光部を有する第2筐体フロントケース6を作成することができるのであるから、成形上及び組立上有利である。また、透明部と遮光部は連続的に形成することができるのであるから、段差や隙間などができず、携帯電話機1の意匠性も上昇する。
さらに、携帯電話機1は文字照光を行わなくても、キートップ13の位置をユーザは知ることができる。
そうすると、文字照光を行う必要がなくなるので、文字照光するための加工をキートップ13に行う必要がなくなる。
すると、キートップ13に印刷される色もレーザに反応する色に限定される理由はなくなるのであるから、キートップ13に印刷される色の自由度が向上する。
そして、キートップ13に印刷される色の自由度が向上するということは、携帯電話機1のデザイン上の自由度が上がるという効果を有する。
このような構成によって、文字照光を行わなくてもユーザはキートップ13に形成されているキー図形25を認識することができる。
そして、文字照光を行わなくてもよいということは、キートップ13に印刷される色の自由度が向上するという効果を有する。
このような構成によって、携帯電話機1の表面に不要な突起がなくなるという効果がある。
輪郭照光部100及び図形照光部102は放射面の一例である。
A…放射面作成部
Claims (7)
- 開口部を有する筐体と、
前記開口部に配設されているキートップと、
透明又は半透明なラバーベースと、
前記筐体内部に形成され、前記ラバーベースに光を供給する発光部及び前記キートップに対応する位置にスイッチが実装されるプリント基板と、を有し、
前記ラバーベースは、前記筐体の外部表面に露出して、前記発光部が出射した光を前記筐体外部に放射する放射面を有し、
前記放射面は、キートップの近傍に配置されており、前記のキートップの表面に形成されるキー図形の少なくとも1つと同じ図形となるように形成される
携帯電子機器。 - 前記放射面は前記筐体の外部表面と面一面となるように構成される
請求項1項に記載の携帯電子機器。 - 前記ラバーベースの裏面方向位置には導光シートが配設されており、
前記導光シートには、導光シート内を導光されてきた光を拡散するための光拡散部材が形成される
請求項1〜2のいずれか1項に記載の携帯電子機器。 - 開口部を有する筐体と、
前記開口部に配設されているキートップと、
前記筐体の内部に配設され、透明又は半透明な透明筐体と、
前記筐体内部に形成され、前記透明筐体に光を供給する発光部及び前記キートップに対応する位置にスイッチが形成されるプリント基板と、を有し、
前記透明筐体は、前記筐体の外部に露出して、前記発光部が出射した光を放射する放射面を有し、
前記放射面は、キートップの近傍に配置されており、前記のキートップの表面に形成されるキー図形の少なくとも1つと同じ図形となるように形成される
携帯電子機器。 - 前記放射面は前記筐体の外部表面と面一面となるように構成される
請求項4に記載の携帯電子機器。 - 開口部を有する筐体と、
前記開口部に配設されているキートップと、
前記筐体内部に形成され、発光部及び前記キートップに対応する位置にスイッチが形成されるプリント基板と、を有し、
前記筐体は、前記発光部から出射される光を遮断する材料から形成される遮光部と、前記発光部から出射される光を透過する材料から形成される透明部と、を含み、
前記透明部は、前記筐体外部に光を照射する放射面を有し、
前記放射面は、キートップの近傍に配置されており、前記のキートップの表面に形成されるキー図形の少なくとも1つと同じ図形となるように形成される
携帯電子機器。 - 前記放射面は遮光部と面一面となるように構成される
請求項6に記載の携帯電子機器。
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