JP4834415B2 - 間仕切り装置の取っ手 - Google Patents
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Description
特許文献1には、走行棹に取っ手を水平方向に回動可能に支持して操作性及び収納性を向上させる構成が開示されている。
特許文献3には、引き戸の操作ハンドルを開閉方向と平行に回動させて、操作力の軽減及び全閉時の戻りを防止する構成が開示されている。
しかし、全閉時に取っ手と壁面との間隔を確保するように、取っ手の先端部が壁面から離れるような形状とすると、取っ手が大型化して美観上好ましくないとともに、カーテン生地を畳み込んだとき、取っ手と蛇腹状に畳まれるカーテン生地とが干渉するという問題点がある。
この発明の目的は、全閉時に操作框が当接する当接面との間隔を確保しながら、操作框の無用な大型化を防止して美観の向上を図り得る間仕切り装置の取っ手を提供することにある。
以下、この発明を具体化したアコーデオンカーテンの取っ手の第一の実施の形態を図面に従って説明する。
取っ手4は、把持棒5の上下両端部に同一形状のアーム6a,6bの先端部が回動可能に支持され、そのアーム6a,6bの基端部が取付部材7a,7bに回動可能に支持されている。取付部材7a,7bは前記把持棒5の長さと等しい間隔を隔てて、前記操作框1の側面に固定されている。
(1)取っ手4を操作することにより操作框1を移動させて、アコーデオンカーテンをハンガーレールに沿って引き出し、あるいは畳み込むことができる。
(2)操作框1が当接面10に当接している状態から、操作框1を畳み込み方向に移動させるとき、把持棒5を上方へ回動させることにより把持棒5と当接面10との間隔W2を増大させることができる。従って、把持棒5を握り易くなり、操作框1の移動操作を容易に開始することができる。
(3)アーム6a,6bの軸受け部を傾けて、把持棒5を当接面10から遠ざかる方向に斜めに移動可能とすることにより、当接面10との間隔W2を確保することができる。従って、当接面10との間隔W2を確保し得る取っ手4を、操作框1を大型化することなく同操作框1に取着することができる。
(4)把持棒5を当接面10から遠ざかる方向に斜めに移動可能として、当接面10との間隔W2を確保するようにしたので、間仕切り部材を畳み込んでも、把持棒5及びアーム6a,6bと表面材3との干渉を防止することができる。
(第二の実施の形態)
図3及び図4は、第二の実施の形態を示す。前記実施の形態と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
(第三の実施の形態)
図5〜図10は、第三の実施の形態を示す。前記実施の形態と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
前記取付部材19b内にも同様な摺動部材20b及びコイルスプリング21bが配設されている。そして、摺動部材20b及びコイルスプリング21bは、アーム18bの下方において、摺動部材20a及びコイルスプリング21aと線対称状に配設され、摺動部材20bには斜面22aと線対称状となる斜面22bが形成されている。
(1)操作框1が当接面10に当接している状態から、同操作框1を畳み込み方向に移動させるとき、把持棒5を引き出し、操作框1の畳み込み方向に回動させることにより、把持棒16と当接面10との間隔W3を増大させることができる。従って、把持棒16を握り易くなり、操作框1の畳み込み方向への操作を容易に開始することができる。
(2)アーム18a,18bを取付部材19a,19bに設けた案内孔23a,23bに沿って回動させることにより、把持棒16と当接面10との間隔W3を増大させることができる。従って、当接面10との間隔W3を増大させ得る取っ手4を、小型の操作框1に取着することができる。
(3)把持棒5を当接面10から遠ざかる方向に回動可能として、当接面10との間隔W2を確保するようにしたので、間仕切り部材を畳み込んでも、把持棒16及びアーム18a,18bと表面材3との干渉を防止することができる。
(4)取っ手15の不操作時には、コイルスプリング21a,21bの付勢力により、把持棒16を操作框1の側面に直交する方向に自動的に復帰させることができる。そして、アーム18a,18bと長孔17a,17bの作用により、把持棒16を操作框1に近接する位置に収納することができる。
・前記各実施の形態の取っ手を折り戸の取っ手として使用してもよい。
・第二の実施の形態の取っ手は、把持棒を取付部材から上方へ延設する構成としてもよい。
Claims (4)
- 操作框の側面に設けられた取っ手の操作により、蛇腹状に伸縮する間仕切り部材を引き出し、あるいは畳み込み可能とした間仕切り装置において、
前記取っ手は、把持棒と該把持棒を前記操作框の側面に取着する取付部材とで構成し、前記把持棒の上下両端部に一対のアームの先端部をそれぞれ上下方向に回動可能に取着し、前記各アームの基端部を前記取付部材の軸受部で上下方向に回動可能に支持し、前記軸受部の中心線を、前記操作框の中心線に対し該操作框の畳み込み方向に向かって傾け、前記把持棒を、前記間仕切り部材の全閉時に前記操作框が当接する当接面から遠ざかる方向に移動可能に取着したことを特徴とする間仕切り装置の取っ手。 - 操作框の側面に設けられた取っ手の操作により、蛇腹状に伸縮する間仕切り部材を引き出し、あるいは畳み込み可能とした間仕切り装置において、
前記取っ手は、把持棒と該把持棒を前記操作框の側面に取着する取付部材とで構成し、前記把持棒の端部を前記取付部材の軸受部で上下方向に回動可能に支持し、前記軸受部の中心線を、前記操作框の中心線に対し該操作框の畳み込み方向に向かって傾け、前記把持棒を、前記間仕切り部材の全閉時に前記操作框が当接する当接面から遠ざかる方向に移動可能に取着したことを特徴とする間仕切り装置の取っ手。 - 操作框の側面に設けられた取っ手の操作により、蛇腹状に伸縮する間仕切り部材を引き出し、あるいは畳み込み可能とした間仕切り装置において、
前記取っ手は、把持棒と該把持棒を前記操作框の側面に取着する取付部材とで構成し、前記把持棒の上下両端部に一対のアームの先端部をそれぞれ上下方向にスライド可能に取着し、前記各アームの基端部を前記取付部材の軸受部で上下方向に回動可能にかつ操作框の畳み込み方向に向かって原位置から所定角度の範囲で水平方向に回動可能に支持し、前記把持棒を、前記間仕切り部材の全閉時に前記操作框が当接する当接面から遠ざかる方向に移動可能に取着したことを特徴とする間仕切り装置の取っ手。 - 前記取付部材は、前記アームを原位置に向かって付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の間仕切り装置の取っ手。
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