JP4833901B2 - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents

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本発明は、前輪を操舵可能に支持するハブステア機構を備える自動二輪車の前部構造の改良に関する。
車体フレームから前方に揺動可能に延出するアームと、このアームの先端に設け前輪を操舵可能に支持するハブステア機構およびナックルアームと、を備える自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2002−500133号公報(図4)
特許文献1の図4において、モータサイクル50(以下、「自動二輪車50」と云う。)は、車体フレームから前方に揺動可能に延出するサポートアーム55、56(符号は同公報のものを流用する。以下同じ。)と、これらのサポートアーム55、56の先端に設ける接続部品57と、この接続部品57の中間部に設け車輪52(以下、「前輪52」と云う。)を操舵自在に支持するハブステア機構と、このハブステア機構を操舵可能に支持するステアリングブラケット65(以下、「ナックルアーム65」と云う。)と、このナックルアーム65に下部接続部品71(以下、「ハンドルリンク71」と云う。)を介して設け乗員が操舵を行うハンドルバー70と、が備えられている。
加えて、ナックルアーム65の上部は、フレーム51から前方に延出する心出しブラケット102により支持されている。
つまり、側面視で、前輪52は、サポートアーム55、56、接続部品57、ナックルアーム65および心出しブラケット102という5つの部材により支持されている。
また、心出しブラケット102は、補助ロット103、旋回軸104、105からなるリンク機構に連結され、このリンク機構を介してフレーム51に伸縮可能に取り付けられている。
このように、前輪を操舵可能に支持するハブステア機構を備える自動二輪車では、前輪を揺動可能且つ操舵可能に支持するため、部品点数が多くなり複雑な構造を有していた。
本発明は、ハブステア機構を備える自動二輪車において、部品点数を少なくでき、より簡便な構造を有する自動二輪車の前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、車体フレームまたはエンジンから前方に揺動可能に延出するロアアームおよびアッパアームと、ロアアームの先端に設け前輪を操舵可能に支持するハブステア機構および、下部がこのハブステア機構と連結されたナックルアームと、このナックルアームの上部にハンドルリンクを介して設けるステアリングハンドルと、ロアアームまたはアッパアームに連結し前輪が受ける力を吸収する前部クッション機構と、を備える自動二輪車の前部構造において、アッパアームの先端と、ナックルアームの上部とを、上部操舵軸とこの上部操舵軸の周囲を囲う第1の球面軸受を介して連結し、ステアリングハンドルの操作により、ナックルアームの上部を操舵可能および揺動可能に支持し、ハブステア機構は、ロアアームに左右幅方向に延設する横部材と、この横部材に略直角に延設する下部操舵軸と、この下部操舵軸に前輪を回動および操舵可能に支持するハブ本体と、このハブ本体内に設けハブ本体を操舵および揺動可能に支持する第2の球面軸受が配置され、この第2の球面軸受は横部材およびまたは下部操舵軸に連結され、横部材に、ハブ本体の操舵角度を規制するストッパ部が設けられ、ハブ本体に、前記ストッパ部に当接するピン部が設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、前輪を回動自在に支持する車軸用軸受は、ナックルアームにより支持されていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、車軸用軸受の内径は、車両を側面から見たときに、横部材の大きさよりも大きくすることを特徴とする。
請求項に係る発明では、ナックルアームは、車幅方向に延びる第1の締結部材で、ハブ本体に着脱可能に設けられ、ロアアームは、車両の外方から内方に延びる第2の締結部材で、横部材に着脱可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、アッパアームの先端には、ナックルアームの上部を操舵可能および揺動可能に支持する上部操舵軸と第1の球面軸受とが備えられ、上部操舵軸と第1の球面軸受とで、上部操舵軸の軸周り方向の力と、軸方向の力とを揺動可能に支持するようにした。
従来例では、前輪の支持剛性を確保するため、前輪と車体フレームの間には、多数のアームが備えられていた。加えて、ナックルアームの上部には、例えば、玉継手とリンク機構とが設けられ、軸方向の力と軸周り方向の力とを揺動可能に支持していた。
つまり、前輪と車体フレームの間は、複数のアームにより連結されるとともに、ナックルアームの上部には、リンク機構をもつアッパアームが設けられており、部品点数が多いという問題があった。
この点、本発明では、ナックルアームの上部に、上部操舵軸と第1の球面軸受が設けられているので、ナックルアームの上部において、部品点数を少なくすることができる。
また、上部操舵軸と第1の球面軸受とにより、操舵軸方向および操舵軸周り方向に十分な支持剛性が得られるので、前輪を支持するアームの数を1本に済ませることができる。
リンク機構が不要になり、前輪を支持するアーム数が少なくなれば、部品点数を少なくでき、前部支持構造をより簡便に構成することができる。
この結果、部品費用の低減および組立工数の低減が図れる。
また、車体フレーム側に第2の球面軸受を介してナックルアームを取り付けて、第1および第2の球面軸受を結ぶ線を前輪の旋回軸とし、ナックルアームの上端を車体側に揺動および旋回可能にし、ナックルアームの下端をハブ本体を介して前輪を揺動および旋回可能にした。
ナックルアームの上端および下端を揺動可能に構成し、前輪が受ける力を、ナックルアームの上端部および下端部で揺動可能に受けるようにした。従って、操舵軸の傾きを大きくとることができ、前輪が受ける力に対する車両の柔軟性を高めることができる。加えて、可動部を簡便で且つコンパクトな構造としたので、操舵軸周りの可動部分が減り、車両の操縦性や旋回性を一層高めることが可能となる。
さらに、ハブステア機構にステアリングストッパを付設するので、ハンドルリンクに係る部品点数の増加を招くことなく、ストッパ付前輪操舵装置を構成することができる。従って、部品コストの低減を図ることが可能となる。
請求項に係る発明では、第2の球面軸受は、横部材に取り付けられ、車軸用軸受は、ナックルアームに取り付けられている。つまり、操舵支持用の軸受と回動支持用の軸受を異なる部材で支持するようにした。
操舵支持用の軸受と回動支持用の軸受を異なる部材で支持するようにすることで、各々の軸受の着脱が容易となり、メンテナンス性を高めることができる。
請求項に係る発明では、車軸用軸受の内径は、横部材の大きさよりも大きくしたので、前輪のホイールから受ける荷重を広い面積で分散して受けることができる。このため、車軸用軸受の負荷を下げることができる。加えて、荷重を広い面積で分散して受けるので、車軸用軸受の冷却性能が高まり、車軸用軸受の耐久性を向上させることができる。
請求項に係る発明では、タイヤを交換するときには、車両の外方から第1の締結部材を外してナックルアームをハブ本体から取り外す。そして、車両の外方から第2の締結部材を外してハブ本体から横部材を取り外して、前輪を外すようにした。
このため、ハブステア機構を有する車体であっても、従来のハブステア機構を有するものに較べて前輪に装着したタイヤの着脱性やメンテナンス性も良好となる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は各々乗員から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図、図2は本発明に係る自動二輪車の正面図である。以下、図1および図2を参照して説明を行う。
自動二輪車10の前部10Fには、車体フレーム11の構成要素としてのメインフレーム11aと、このメインフレーム11aの上部から前方に前上揺動軸12L、12Rを介して上下に揺動可能に延出するアッパアーム13L、13Rと、メインフレーム11aの下部から前方に前下揺動軸14L、14R(図手前側の符号14Lのみ示す。)を介して上下に揺動可能に延出するロアアーム15L、15Rと、これらのロアアーム15L、15Rの先端に設け前輪16を操舵可能に支持するハブステア機構20と、このハブステア機構20の上方に設け前輪16を操舵可能に支持するナックルアーム21L、21Rと、これらのナックルアーム21L、21Rの上端部に取り付けナックルアーム21L、21Rの上下動に対して伸縮可能に連結されているハンドルリンク22と、このハンドルリンク22の上端部22tに取り付け乗員が操舵するステアリングハンドル23と、アッパアーム13L、13Rとメインフレーム11aの間に設け前輪16が受ける力を吸収する前部クッション機構25と、が備えられている。
つまり、ナックルアーム21L、21Rの下端部は、ロアアーム15L、15Rによって支持され、ナックルアーム21L、21Rの上端部は、アッパアーム13L、13Rによって支持されている。
ステアリングハンドル23は、エンジン26から前方にハンドル支持フレーム27を延設し、このハンドル支持フレーム27の前端部にヘッドパイプ28を取り付け、このヘッドパイプ28に回動可能に設けられている部材である。ナックルアーム21L、21Rとステアリングハンドル23との間は、ハンドルリンク22にて伸縮可能に連結されており、ナックルアーム21L、21Rの上下動を吸収するようにした。
ハンドルリンク22を設けることによって、ナックルアーム21L、21Rにかかる力が、直接ステアリングハンドル23に伝わらないようにしたので、ハンドル支持フレーム27の軽量化を図ることができる。
自動二輪車10の後部10Rには、メインフレーム11aから後方に上下のピボット軸31L、31R、32L、32R(手前側の符号31L、32Lのみ示す。)を介して揺動可能に延設される上下の腕部材33L、33R、34L、34R(手前側の符号33L、34Lのみ示す。)と、この上下の腕部材33L、33R、34L、34Rの後端部から後支持軸35、36L、36R(手前側の符号36Lのみ示す。)を介して後方に揺動可能に延設されるリヤスイングアーム37と、このリヤスイングアーム37の後端部に後輪車軸38を介して回動自在に取り付けられる後輪39と、リヤスイングアーム37とメインフレーム11aの間に設け後輪39にかかる力を吸収する後部クッション機構41と、が備えられている。上の腕部材33L、33R(手前側の符号33Lのみ示す。)は、メインフレーム11aの後端部の上部から延ばした部材であり、下の腕部材34L、34R(手前側の符号34Lのみ示す。)は、メインフレーム11aの後端部の下部から延ばした部材である。
メインフレーム11aには、駆動源としてのエンジン26が懸架され、このエンジン26の後端部から後方には、後輪39を駆動するドライブシャフト42が延出されている。
なお、ハブステア機構20と前部クッション機構25の詳細については、後述する。
エンジン26には、吸気系の構成要素としてのエアクリーナ44と、排気系の構成要素としてエンジン26の排気ガスを通す排気管45と、が備えられている。
また、前輪16には、フロントデイスクブレーキ47L、47R(手前側の符号47Lのみ示す。)が取り付けられている。フロントデイスクブレーキ47L、47Rは、前輪16に取り付ける前輪ブレーキデイスク48L、48Rと、ナックルアーム21L、21Rに取り付け、制動時に前輪ブレーキデイスク48L、48Rを挟持する前輪デイスクキャリパ49L、49R(手前側の符号49Lのみ示す。)とからなる。
後輪39には、リヤデイスクブレーキ51が取り付けられている。リヤデイスクブレーキ51は、後輪39に取り付ける後輪ブレーキデイスク52と、リヤスイングアーム37に取り付け、制動時に後輪ブレーキデイスク52を挟持する後輪デイスクキャリパ53と、からなる。
エンジン26と前輪16の間には、上下に配置されエンジン26を冷却する上下2つのラジエータ55T、55Bが設けられている。上のラジエータ55Tは、アッパアーム13L、13Rとロアアーム15L、15Rの間に配置され、下のラジエータ55Bは、ロアアーム15L、15Rの下方に配置されている。
上下のラジエータ55T、55Bの前方には、各々吸入するエアを各々のラジエータ55T、55Bにガイドする上下のダクト56T、56T、56B、56Bが設けられている。上下のラジエータ55T、55Bおよび上下のダクト56T、56T、56B、56Bは、各々ロアアーム15L、15Rに取り付けられている。
すなわち、車体フレーム11と前輪16の間は、アッパアーム13L、13Rとロアアーム15L、15Rの4本のアームで連結するようにしたので、エンジン26の前方に空間を確保することができる。空間が確保できれば、部品配置の自由度を確保することができる。例えば、この空間に上下のラジエータ55T、55Bが配置可能となり、十分な冷却能力を得ることができる。
図中、57はフロントカウル、58は燃料タンク、59はシートである。
本実施例では、エンジン26は、V型エンジンであるが、シリンダを直列に配置する直列エンジンでも良い。エンジンの配置は、クランク軸を車両の幅方向に配置する、いわゆる、横置き配置としたが、クランク軸を車両の長手方向に配置する、いわゆる、縦置き配置とすることは差し支えない。また、エンジンは、水冷式に限られず空冷式でも良い。つまり、エンジンの形式やその配置などについては、実施例に限定されることなく任意に設定可能なものとする。
前部クッション機構25には、力を吸収する前部クッションユニット61が設けられ、この前部クッションユニット61の外方には、エンジン26の排気ガスを通す排気管45が配置されている。
前部クッションユニット61の外方あるいは前方には、エンジン26の排気ガスを通す排気管45が配置されているので、この排気管45により、高価な前部クッションユニット61を保護することが可能となる。
図3は本発明に係る自動二輪車前部の平面図、図4は本発明に係る自動二輪車前部の斜視図である。以下、図3および図4を参照して説明を行う。
メインフレーム11aから前方に左右のロアアーム15L、15Rを延設し、これらロアアーム15L、15Rの間に横部材62を掛け渡し、この横部材62に直角に下部操舵軸63を取り付け、この下部操舵軸63に左右操舵可能にハブステア機構20を取り付け、このハブステア機構20から前輪16を操舵可能に支持する左右のナックルアーム21L、21Rを斜め後上方に立ち上げ、このナックルアーム21L、21Rの上端部にメインフレーム11aから前方に延設した左右のアッパアーム13L、13Rをナックルアーム21L、21Rが左右に操舵可能且つ上下に揺動可能になるように連結する。
左右のナックルアーム21L、21Rの上端部には、ハンドルリンク22の下端部22bが連結されており、ハンドルリンク22の上端部22tには、ステアリングハンドル23が連結され、ステアリングハンドル23の操舵による操舵力がナックルアーム21L、21Rに伝達されるように構成されている。
ハンドルリンク22は、ナックルアーム21L、21Rの上下の動きを吸収しつつステアリングハンドル23の操舵力をナックルアーム21L、21Rに伝達する部材であり、下リンクアーム64と、上リンクアーム65と、これら上下のリンクアーム64、65間を連結する連結ピン66とからなる。
アッパアーム13L、13R(以下、「アーム部13L、13R」とも云う。)は、左アーム部13Lと右アーム部13Rとからなり、車両を上面から見たときに、これら左アーム部13Lと右アーム部13Rとで略V字を呈し、この略V字の中心68には、前部クッションユニット61に力を伝達するロッド部材69の上端部69tが連結され、前部リンク71には、ロッド部材69の下端部69bが連結されている。
ロッド部材69の下端部69bには、略L字形状を有する前部リンク71の一端71aが連結され、この前部リンク71の他端71bには、前部クッションユニット61の一端61aが連結され、前部クッションユニット61の他端61bは、前クッションブラケット73を介してメインフレーム11aに取り付けられている。
前部リンク71は、ロッド部材69で受けた力の方向を変える部材であり、メインフレーム11aに取り付けた中間点74を軸に、回動可能に設けられている。
すなわち、前部クッションユニット61の一端61aを前部リンク71に連結し、前部クッションユニット61の他端61bを、メインフレーム11a側に連結する。
なお、左右に延設するロアアーム15L、15Rは、操舵時にブレーキデイスクなどとの干渉を避けるように車両の外方に張り出して形成されている。
図5は図3の5−5線断面図であり、ハブステア機構20は、左右のロアアーム(図3の符号15L、15R)の先端に掛け渡す横部材62と、この横部材62に直角に延設する下部操舵軸63と、この下部操舵軸63に前輪16を回動および左右に操舵可能に支持するハブ本体76と、を備えている。このハブ本体76には、前輪16を回動自在に支持する車軸用軸受77を含む。
下部操舵軸63の中心軸78は、前輪16の回転中心点79に対して長さPだけ後方に配置されている。81はナットである。
下部操舵軸63には、ハブ本体76を左右に操舵および上下に揺動可能に支持する第2の球面軸受82が配置されている。この第2の球面軸受82は、横部材62と下部操舵軸63の間に配置され、前輪16を回動自在に支持する車軸用軸受77は、ナックルアーム(図3の符号21L、21R)とハブ本体76の間に配置されている。
第2の球面軸受82は、横部材62により支持され、車軸用軸受77は、ナックルアーム21L、21Rにより支持されている。つまり、操舵支持用の軸受としての第2の球面軸受82と回動支持用の軸受としての車軸用軸受77とは、異なる部材によって支持されている。
第2の球面軸受82と車軸用軸受77とは、異なる部材で支持されているので、各々の軸受の着脱が容易になり、ハブステア機構20のメンテナンス性を高めることができる。
車軸用軸受77の内径Riは、車両を側面から見たときに、横部材62の大きさSよりも大きく、S<Riとなるようにした。
車軸用軸受77の内径Riは、横部材62の大きさSよりも大きくしたので、前輪16から受ける荷重を広い面積で分散して受けることができる。このため、車軸用軸受77の負荷を下げることができる。また、荷重を広い面積で分散して受けるので、車軸用軸受77の冷却性能が高まり、車軸用軸受77の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施例において、横部材62は、左右2本のロアアーム15L、15Rにより支持されているが、左または右の1本のロアアームで支持するように構成することは差し支えない。
図6は図3の6−6線断面図であり、左右のナックルアーム21L、21Rは、上端部に設けられているアーム連結部83によって連結されている。
アーム連結部83は、中心部に底部84と、この底部84から立ち上げる左右の壁部85L、85Rと、これら壁部85L、85Rの上を覆う天井部86と、前記左右の壁部85L、85Rの外方に配置し底部84から立ち上げる左右の外壁部87L、87Rと、からなる。
底部84と天井部86の間に、上部操舵軸88を上下に向けて掛け渡し、この上部操舵軸88に第1の球面軸受91を嵌め、この第1の球面軸受91の上下方向の位置を規制するスペーサ92、92を介在させ、第1の球面軸受91の外面91gにアッパアーム13L、13Rの先端に形成されている凹部93を嵌める。
また、左の壁部85Lと左の外壁部87L間に、ハンドルリンク22の下端部22bをピン部材94を介して回動可能に取り付け、右の壁部85Rと右の外壁部87R間に、ハンドルリンク22の下端部22bをピン部材94を介して回動可能に取り付ける。
すなわち、アッパアーム13L、13Rの先端には、ナックルアーム21L、21Rの上部を揺動可能および操舵可能に支持する上部操舵軸88が備えられ、この上部操舵軸88には、ナックルアーム21L、21Rを操舵および揺動可能に支持する第1の球面軸受91が配置され、この第1の球面軸受91の周囲には、第1の球面軸受91の外面91gと嵌合する凹部93を有するアッパアーム13L、13Rの結合部が配置されている。上部操舵軸88は、軸部88zとナット部88nからなる。
加えて、ナックルアーム21L、21Rの上部には、側方からボルト94b、94bおよびナット94n、94nからなるピン部材94、94を介してナックルアーム21L、21Rに操舵する力を伝達するハンドルリンク22が取り付けられている。
図7は本発明に係るナックルアームの上端部および下端部に備えられている操舵軸の作用説明図および比較例図である。実施例では、ナックルアーム(図3の符号21L、21R)の上端部および下端部に傾動機構が介在され、比較例では、ナックルアーム21L、21Rの上端部のみに傾動機構が介在されている。
(a)は実施例を説明する図であり、ナックルアーム21L、21Rの下端部には、車軸用軸受(図5の符号77)、ハブ本体(図5の符号76)および下部操舵軸(図5の符号63)を介して第2の球面軸受82が設けられ、ナックルアーム21L、21Rの上端部には、上部操舵軸(図6の符号88)を介して第1の球面軸受91が設けられている。このため、前輪(図5の符号16)が力を受けたときには、上端の水平面に対する角度は、θa11からθa21に変化することができ、下端部の角度は、θa12からθa22に変化することができる。つまり、ナックルアーム21L、21Rの上端部および下端部にて角度変位可能となる。図中、(A)は前輪から力を受ける前、(B)は前輪から力を受けた後における旋回軸95の状態を示す。
すなわち、車体フレーム側に第1および第2の球面軸受82を介してナックルアーム21L、21Rを取り付けて、これらの球面軸受82、91を結ぶ線を前輪(図3の符号16)の旋回軸95とし、ナックルアーム21L、21Rの上端部を車体側に揺動および旋回可能に設け、ナックルアーム21L、21Rの下端を車体側に揺動および旋回可能に設ける。
なお、前述のように、旋回軸95の軸線は仮想線である。旋回軸95の軸線と上部操舵軸88の軸線とは必ずしも一致するものではない。また、旋回軸95の軸線は、下部操舵軸63の軸線と必ずしも一致するものではない。
(b)は比較例を説明する図であり、ナックルアームの上端にのみ、ナックルアーム21L、21Rの傾動調整機構が設けられている。このため、前輪車軸が力を受けたときには、上端部の水平面に対する角度は、θb1からθb2に変化することができるが、下端部の角度は、傾動調整機構が設けられていないので、一定の角度のまま変化することができない。
(a)に戻って、ナックルアーム21L、21Rの上端部および下端部を揺動可能に構成し、前輪16が受ける力に対して、ナックルアーム21L、21Rの上端部および下端部で受けるようにした。従って、力に対する車体の変位量を大きくとることができ、車両の柔軟性を高めることができる。加えて、可動部を簡便で且つコンパクトな構造としたので、慣性を減らすことができ、車両の操縦性や旋回性を一層高めることが可能となる。
図8はハブステア機構に設けるステアリングストッパの構成およびその作用を説明する図である。
(a)において、横部材62の上面62aには、左右の所定位置にハブ本体76が操舵角度α以上にならないように規制するストッパ部96、96が設けられている。
(b)において、ハブ本体76には、ストッパ部96、96に当接するピン部97が形成されている。
つまり、ハブステア機構20には、ストッパ部96、96とピン部97からなり、前輪16の操舵角を規制するステアリンクストッパ98が設けられている。
ハブステア機構20にステアリンクストッパ98を付設するので、ハンドルリンク22に係る部品点数の増加を招くことなく、ストッパ付前輪操舵装置を構成することができる。従って、部品コストの低減を図ることが可能となる。
図9は本発明に係る自動二輪車前部の分解斜視図であり、横部材62の両端部は、第2の締結部材102・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を介して左右のロアアーム15L、15Rによって支持されている。75は左右のロアアーム15L、15Rの間に掛け渡されているクロス部材である。
ハブ本体76と前輪16の間には、左右に2列の車軸用軸受77、77が配置されている。80は車軸用軸受77とナックルアーム間に配置されているシール部材である。
また、左右のナックルアーム21L、21Rは、それらの下端部が車幅方向に延びる第1の締結部材101・・・(図右側の符号101・・・のみ示す。)で、ハブ本体76に着脱可能に設けられ、右のナックルアーム21Rの上端部が車幅方向に延びる第3の締結部材103・・・で、アーム連結部83に着脱可能に設けられている。
ロアアーム15L、15Rは、車両の外方から内方に延びる第2の締結部材102・・・で、横部材62に着脱可能に設けられている。
前輪16のタイヤを交換するなどメンテナンス時において、車両の外方から第1の締結部材101・・・を外してナックルアーム21L、21Rをハブ本体76から取り外し、第3の締結部材103・・・を外してナックルアーム21Rを車両から取り外す。そして、車両の外方から第2の締結部材102・・・を外してロアアーム15L、15Rを横部材62から取り外すことにより前輪16を外すことができる。
このため、ハブステア機構20を有する車体であっても、前輪16に装着したタイヤの着脱性は低下する心配はなく、前輪16およびその周辺部のメンテナンス性が損なわれる心配はない。
以上に述べた自動二輪車の前部構造の作用を次に述べる。先ず、前輪操舵の作用を説明し、次に、自動二輪車前部の力吸収作用を説明し、最後に、左右のアーム部の作用を説明する。
先ず、図4〜図8を参照して、前輪操舵の作用を説明する。
前輪16を操舵する場合において、ステアリングハンドル23を左又は右に回動すると、操舵する力は、ハンドルリンク22を介して左右のナックルアーム21L、21Rに伝達される。ナックルアーム21L、21Rは、第1の球面軸受91の中心と第2の球面軸受82の中心との間を結ぶ線を旋回軸95として回動し、ナックルアーム21L、21Rに車軸用軸受77を介して取り付けられる前輪16を又は右に回動させ、前輪16を左右に最大角度αだけ操舵することができる。
旋回軸95と前輪(図5の符号16)の回転中心点(図5の符号79)の間の距離は、いわゆる、オフセットであり、本実施例によれば、このオフセットを任意の量に設定することにより、操舵性を最適な特性にすることができる。
次に、車両前部の力吸収作用について説明する。
図10は本発明に係る自動二輪車前部の作用説明図である。
(a)において、前輪16が路面から力を受けていないときの状態である。
(b)において、前輪16が矢印b方向に力をうけたとき、ナックルアーム21L、21R(手前側の符号21Lのみ示す。)に矢印p方向の力がかかり、前上揺動軸12L、12R(手前側の符号12Lのみ示す。)を中心にアッパアーム13L、13R(手前側の符号13Lのみ示す。)が揺動するとともに、前下揺動軸14L、14R(手前側の符号14Lのみ示す。)を中心にロアアーム15L、15R(手前側の符号15Lのみ示す。)が揺動する。このとき、ロッド部材69には矢印q方向の力がかかる。
(c)において、前輪16が(b)よりも大きな力をうけたときの状態であり、ロッド部材69はさらに上方に引っ張られる。
図11は本発明に係る自動二輪車の前部クッション機構の作用図であり、図11(a)〜(c)は、各々、図10(a)〜(c)に対応している。例えば、図11(a)は図10(a)に対応している。
(a)において、ロッド部材69には力はかかっていない状態である。
(b)において、前輪16が力をうけたとき、ロッド部材69には矢印q方向の力がかかり、前部リンク71を介して前部クッションユニット61を矢印r方向に縮めようとする力がかかる。
(c)において、ロッド部材69には、(b)に較べてさらに大きな力がかかり、前部クッションユニット61を矢印r方向に縮めようとする力がかかる。
力がかからなくなったときには、前部クッションユニット61によって、前部リンク71に矢印rとは反対方向の力がかかり、(a)の位置に戻ろうとすることで、車両前部にかかる力を吸収することができる。
前部クッションユニット61は、その方向を乗員の着座する方向と略90°変えて車幅方向水平に配置することで、前輪16が受ける力は、その大きさおよび方向において、乗員に直接伝達され難くなる。力が乗員に直接伝達され難くなるので、乗員には姿勢の変化は少なくなり、車両の操縦性をより一層高めることができる。
図3〜図6を参照して、アッパアーム13L、13Rの先端には、ナックルアーム21L、21Rの上部を操舵可能および揺動可能に支持する上部操舵軸88と第1の球面軸受91とが備えられ、上部操舵軸88と第1の球面軸受91とで、上部操舵軸88の軸方向の力に加えて、軸周り方向の力を揺動可能に支持するようにした。
従来例では、前輪の支持剛性を確保するため、前輪と車体フレームの間には、複数のアームが備えられていた。加えて、ナックルアームの上部には、例えば、玉継手とリンク機構とが設けられ、軸方向の力と軸周り方向の力とを揺動可能に支持していた。
つまり、前輪と車体フレームの間は、複数のアームにより連結されるとともに、ナックルアームの上部には、リンク機構をもつアッパアームが設けられており、部品点数が多いという問題があった。
この点、本発明では、ナックルアーム21L、21Rの上部に、上部操舵軸88と第1の球面軸受91が設けられているので、ナックルアーム21L、21Rの上部において、部品点数を少なくすることができる。
また、上部操舵軸88と第1の球面軸受91とにより、操舵軸方向および操舵軸周り方向に十分な支持剛性が得られるので、前輪16を支持するアーム数を1本に済ませることができる。リンク機構が不要になり、前輪を支持するアーム数が少なくなれば、部品点数を少なくでき、前部支持構造をより簡便に構成することができる。
この結果、部品費用の低減および組立工数の低減が図れる。
最後に、左右のアーム部の作用を説明する
図12は左右のアーム部で前輪にかかる力を均等に受けることを説明する作用図である。
前部クッションユニット61に力を伝達するロッド部材69の上端部69tは、アーム部13L、13Rを形成する略V字の中心に連結されている。このため、アーム部13L、13Rにかかる力Fは車両の中心で受ける。また、前部リンク71には、ロッド部材69の下端部69bが連結されているので、力Fはロッド部材69により前部クッションユニット61に伝達される。このとき、アーム部13L、13Rにかかる力Fは車両の中心で受けるので、力Fを左右バランス良く吸収することができる。
また、アーム部13L、13Rは、平面視で、略V字を呈し、車両幅方向に左右対称に配置され、V字の中心に力(又は荷重)がかかるようにしたので、このアーム部13L、13Rには偏荷重が作用し難い。アーム部13L、13Rに偏荷重が作用し難いため、偏荷重を考慮する場合に較べると、アーム部13L、13Rに必要な剛性を下げることが可能となる。アーム部13L、13Rの剛性を下げることができれば、アーム部13L、13Rの小型化・軽量化を図ることが可能となる。
図13は図4の別実施例図であり、図4と大きく異なる点は、ロッド部材69は、左ロッド部材69Lと、右ロッド部材69Rとからなり、前部リンク71は、左前部リンク71Lと、右前部リンク71Rとからなり、左ロッド部材69Lは、左前部リンク71Lを介して前部クッションユニット61の一端61aに連結され、右ロッド部材69は、右前部リンク71を介して前部クッションユニット61の他端61bに連結されている。
ロッド部材69は、左ロッド部材69Lと、右ロッド部材69Rとからなり、左ロッド部材69Lは、左前部リンク71Lを介して前部クッションユニット61の他端61bに連結され、右ロッド部材69は、右前部リンク71を介して前部クッションユニット61の一端61aに連結されている。
つまり、前部クッションユニット61は、左前部リンク71Lと右前部リンク71Rとによって伸縮可能に設けられている。
アーム部13L、13Rに伝達される力は左右のロッド部材69L、69Rで受け、左右のロッド部材69L、69Rで受ける力は、前部クッションユニット61の一端61aおよび他端61bで受けるので、前輪16にかかる力を左右一層バランス良く吸収することができる。
図14は図1の別実施例図であり、図1と異なる点は、メインフレームを省略し、エンジン26にアッパアーム13L、13R、ロアアームおよび上下の腕部材33L、33R、34L、34Rを直接マウントした点にある。
エンジン26にメインフレームの機能をもたせることで、車両の軽量化を図ることができる。
尚、請求項2では、車軸用軸受を横部材により支持するように構成することは差し支えない。
また、車軸用軸受の内径は、車両を側面から見たときに、横部材の大きさと同等あるいは小さくすることは差し支えない。
本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車の前部構造に好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の正面図である。 本発明に係る自動二輪車前部の平面図である。 本発明に係る自動二輪車前部の斜視図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 本発明に係るナックルアームの上端部および下端部に備えられている操舵軸の作用説明図および比較例図である。 ハブステア機構に設けるステアリングストッパの構成およびその作用を説明する図である。 本発明に係る自動二輪車前部の分解斜視図である。 本発明に係る自動二輪車前部の作用説明図である。 本発明に係る自動二輪車の前部クッション機構の作用図である。 左右のアーム部で前輪にかかる力を均等に受けることを説明する作用図である。 図4の別実施例図である。 図1の別実施例図である。
符号の説明
10…自動二輪車、11…車体フレーム、13L、13R…アッパアーム、15L、15R…ロアアーム、16…前輪、20…ハブステア機構、21L、21R…ナックルアーム、22…ハンドルリンク、23…ステアリングハンドル、4…、25…前部クッション機構、26…エンジン、62…横部材、63…下部操舵軸、76…ハブ本体、77…車軸用軸受、82…第2の球面軸受、88…上部操舵軸、91…第1の球面軸受、101…第1の締結部材、102…第2の締結部材。

Claims (4)

  1. 車体フレーム(11)またはエンジン(26)から前方に揺動可能に延出するロアアーム(15L、15R)およびアッパアーム(13L、13R)と、前記ロアアーム(15L、15R)の先端に設け前輪(16)を操舵可能に支持するハブステア機構(20)および、下部がこのハブステア機構(20)と連結されたナックルアーム(21L、21R)と、このナックルアーム(21L、21R)の上部にハンドルリンク(22)を介して設けるステアリングハンドル(23)と、前記ロアアーム(15L、15R)または前記アッパアーム(13L、13R)に連結し前記前輪(16)が受ける力を吸収する前部クッション機構(25)と、を備える自動二輪車の前部構造において、
    前記アッパアーム(13L、13R)の先端と、前記ナックルアーム(21L、21R)の上部とを、上部操舵軸(88)とこの上部操舵軸(88)の周囲を囲う第1の球面軸受(91)を介して連結し、前記ステアリングハンドル(23)の操作により、前記ナックルアーム(21L、21R)の上部を操舵可能および揺動可能に支持し、
    前記ハブステア機構(20)は、前記ロアアーム(15L、15R)に左右幅方向に延設する横部材(62)と、この横部材(62)に略直角に延設する下部操舵軸(63)と、この下部操舵軸(63)に前記前輪(16)を回動および操舵可能に支持するハブ本体(76)と、このハブ本体(76)内に設け前記ハブ本体(76)を操舵および揺動可能に支持する第2の球面軸受(82)が配置され、この第2の球面軸受(82)は前記横部材(62)およびまたは前記下部操舵軸(63)に連結され、
    前記横部材(62)に、前記ハブ本体(76)の操舵角度を規制するストッパ部(96、96)が設けられ、前記ハブ本体(76)に、前記ストッパ部(96、96)に当接するピン部(97)が設けられていることを特徴とする自動二輪車の前部構造
  2. 前記前輪を回動自在に支持する車軸用軸受は、前記ナックルアームにより支持されていることを特徴とする請求項記載の自動二輪車の前部構造。
  3. 前記車軸用軸受の内径は、車両を側面から見たときに、前記横部材の大きさよりも大きくすることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の自動二輪車の前部構造。
  4. 前記ナックルアームは、車幅方向に延びる第1の締結部材で、前記ハブ本体に着脱可能に設けられ、前記ロアアームは、車両の外方から内方に延びる第2の締結部材で、前記横部材に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項2、請求項3又は請求項4記載の自動二輪車の前部構造。
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