JP4833158B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部に着脱可能な網戸を有する網戸ユニットを備えた建具に関する。
従来、開口部に着脱可能な網戸を有する網戸ユニットを備えた建具の網戸を開口部に取り付ける際には、まず、網戸を斜めにして下方から開口部に設けられた上側レールに近づけ、網戸上端部の溝に上側レールを深く挿入し、網戸がほぼ垂直になるまで回転させる。このとき、網戸の下端は、下側レールより上方に位置している。その後、網戸を下方に降ろし網戸下端の溝に開口部に設けられた下側レールを挿入させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001―311371号公報
従来の建具では、網戸を取り付けるために最初に傾けておいた網戸を垂直にする時には網戸の下端が下側レールより上方に位置しているため、網戸下端の溝が下側レールを越えてしまう畏れがある。このような場合には、溝が下側レールを越えた位置に網戸が配置されてしまったり、作業者が勢い余って下側レールを越えて反対側に網戸を外してしまう畏れがあるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、網戸を正しい位置に容易に取り付けることが可能な網戸ユニット及び建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、室内外に開口した開口部と、開閉可能な障子と、着脱可能な網戸を有する網戸ユニットと、を備えた建具であって、前記網戸ユニットは、前記開口部の内周より小さな前記網戸と前記開口部の内周との内、少なくとも一方に設けられた溝部と、少なくとも他方に設けられた突出部と、 前記溝部に前記突出部を挿入させて室内外方向一方側から前記網戸を取り付ける際に、前記突出部が前記溝部に挿入可能な位置を越えて前記網戸が室内外方向他方側へ移動しないように、矩形状をなす前記開口部の前記内周を形成し互いに対面する見込み面の内、一方の前記見込み面側から他方の前記見込み面側に向かって突出させて設けられ前記網戸の移動を規制する規制部材と、を有することを特徴とする建具。
このような建具によれば、網戸を取り付ける際に、網戸を移動させても規制部材により網戸の移動が規制され、突出部が溝部に挿入可能な位置を越えないので、突出部を溝部に確実に挿入させることが可能である。このため、網戸を正しい位置に容易に取り付けることが可能である。
かかる建具であって、前記網戸は、開放不能に取り付けられており、前記開口部に取り付けられた前記網戸の前記室内外方向一方側への移動を規制する脱落防止部材が、前記開口部側に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、溝部に突出部が挿入された後に、脱落防止部材によって、保持された網戸の取付側への移動が規制されるので、取付け後に網戸が開口部から不用意に脱落することを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記網戸は、網と、前記網を囲む框と、を有し、前記規制部材は、前記框の室内外方向室外側に配置されていることが望ましい。
このような建具によれば、規制部材は框の室内外方向(見込み方向、面外方向)室外側に配置されているので、開口部に対して網戸を室内側から着脱することが可能である。また、取付方向規制部材は室内側からは見え難いので室内側からの景観が損なわれることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記規制部材は、前記開口部に設けられ前記網戸に当接される網戸当接部材であることが望ましい。
このような建具によれば、網戸の移動を規制する網戸当接部材が開口部に設けられているので、網戸側に設けられる場合より網戸が軽量である。このため網戸の取り回しが容易であり、より容易に取り付けることが可能である。
かかる建具であって、前記規制部材は、前記網戸に設けられ前記開口部側に設けられた部材に当接される開口部当接部材であることとしてもよい。
このような建具によれば、網戸の移動を規制する開口部当接部材が網戸に設けられているので、開口部側への加工及び部材の取り付け等が少ないので、現場での施工が容易である。
かかる建具であって、前記脱落防止部材は、前記網戸の室内外方向室内側においてスライド移動可能に設けられ、前記溝部に前記突出部が挿入された後に前記脱落防止部材をスライド移動させ、前記脱落防止部材の室外側面を前記網戸の室内側面と対向させて固定されることが望ましい。
このような建具によれば、脱落防止部材が網戸よりも室内外方向(見込み方向、面外方向)室内側に設けられているので、作業者は網戸の取り付けから続けて脱落防止部材を操作して網戸の室内外方向一方側への移動を規制することが可能である。また、作業者は、目視しつつ脱落防止部材をスライド移動させることが可能なので、脱落防止部材の室外側面を網戸の室内側面と対向するように脱落防止部材を確実に配置させることが可能である。
本発明によれば、網戸を正しい位置に容易に取り付けることが可能な建具を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る網戸ユニット及び建具について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、図1から図3に示すように、建物の傾斜した屋根3に設けられて室内外に開口した開口部10としての開口枠(枠体12、木枠7)と、屋根の傾斜に沿って配置されるとともに開口枠に回動自在に支持され開閉自在に設けられた障子14と、開口部10に着脱可能な網戸21を有する網戸ユニット20と、を有する建具としての天窓ユニット1を例に挙げて説明する。尚、障子14が開閉可能に設けられる開口枠を開口部10としたがこれに限ることなく、躯体(屋根、壁等)を開口部10としても良い。
開口部10は、建物の屋根3に設けられた矩形状の開口5の縁に矩形状の木枠7が、屋根外面より室外側に突出するように取り付けられるとともに、木枠7の外周側に全周に亘って枠体12が固定されて形成されており、木枠7の外側面の外周側のほぼ半分の領域は枠体12に覆われ、内周側のほぼ半分の領域は室内側に凹設された段部7aが設けられている。この段部7aには、障子14を閉めた際に障子14の一部が入り込むように形成されており、障子14と木枠7との間に発泡体から成る緩衝材8が設けられている。
枠体12は、矩形状に形成されて木枠7の外周側を覆うように木枠7に固定されるアルミニウム製の部材である。枠体12において屋根3の頂部側に、長手方向が左右方向に配置される上枠材12aには、長手方向を軸として障子14が回動自在に係合されて丁番を構成する枠体側丁番部12bが設けられている。また、枠体12には、木枠7の段部7aを囲むように室外側に向かって突出され、障子14が閉められた際に障子14の框15が当接され、当該障子14を支持するための障子支持部12dが全周に亘って設けられている。障子支持部12dの先端には、シール材13が設けられている。
障子14は、矩形状に形成され室外側に配置されるアルミニウム製の外側框15aと、矩形状に形成されて室内側に配置される木製の内側框15bと、を有している。外側框15aと内側框15bとの間には、シール材を介して複合ガラス16が設けられ、外側框15aと内側框15bとがねじにて固定されて一体化されている。
外側框15aには、屋根3の頂部側に、枠体12の枠体側丁番部12bと係合して丁番を構成する障子側丁番部14aが設けられている。障子14は、枠体側丁番部12bと障子側丁番部14aとで形成された丁番にて回動することにより開口部10を開閉自在に構成されている。
内側框15bは、障子14を閉めた際に木枠7の段部7aの内側に入り込むように形成されており、内側框15bが段部7aの緩衝材8を押圧するように構成されている。
網戸ユニット20は、開口部10の室内側に設けられている。本実施形態の天窓ユニット1を室内側から見た際には、図1に示すように、木枠7と網戸ユニット20とは見えるが、枠体12及び障子14はほとんど見えず、網22を通して複合ガラス16が僅かに見えるだけである。
網戸ユニット20は、室内外の境界に設けられる網22及び網22を囲む框23を有する網戸21と、屋根3の頂部側に位置する木枠(上木枠)7bに設けられて網戸21の上端部21aを支持する上側支持部材30と、屋根3の下端側に位置する木枠(下木枠)7cに設けられて網戸21の下端部21bを支持する突出部としての下側支持部材36と、網戸21より室外側に設けられる規制部材としての規制板40とを有している。上木枠7bにおいて上側支持部材30が設けられている面(以下、上木枠7bの見込み面という)と、下木枠7cにおいて下側支持部材36が設けられている面(以下、下木枠7cの見込み面という)とは互いに対面している。
網戸21は、屋根3の傾斜面に沿う方向(以下、傾斜方向という)において頂部側に位置する上框24と、下側に位置する下框25と、左右に位置する縦框26とが矩形状に形成された框23の内側の開口部に網22が張設されている。框23の外周は、左右方向の幅は左右の木枠7の間隔より僅かに狭く、傾斜方向の長さは上側支持部材30の下縁30aと下側支持部材36の上端部36aの間隔より長く形成されている。
上框24、下框25、左右の縦框26は、いずれも同一断面形状をなすアルミニウム製の押出成形部材であり、適宜長さにて長手方向の両端部が45°に切断され、互いに突き合わされて接合され矩形状をなしている。上框24、下框25、左右の縦框26は、長手方向に貫通する中空部24a、25a、26aを有し、矩形状に接合された際に中空部24a、25a、26aの外周側に位置する部位に、溝部24b、25b、26bを有している。すなわち、溝部25bが設けられている網戸21が、網戸と開口部側の部材の内の一方に相当し、下側支持部材36が突出部を有する開口部側の部材に相当する。
また、矩形状に接合された際に中空部24a、25a、26aの内周側に位置する部位には、室外側に開放されて室内方向に凹設された凹部24c、25c、26cが、全周に亘って繋がって設けられている。この凹部24c、25c、26cには、張設される網22の縁部が収容され、その室外側から網22を押さえるゴムロープ28が収容される。また、屋根3の頂部側に位置する上框24の上端部には、網戸21の傾斜方向に弾性変形可能な付勢部材としての板ばね27が設けられている。
上側支持部材30は、左右の木枠7の間にほぼ全域に亘って設けられ、下方に開放された溝状をなす部材である。上側支持部材30は、上木枠7bに当接される上面部31と、上面部31の見込み方向における両端部に上木枠7bの見込み面とほぼ垂直に形成された2枚の支持壁32とを有し、上面部31が上木枠7bの見込み面にねじで固定されている。2枚の支持壁32の間隔は、網戸21の上框24の見込み方向の厚みより僅かに広く形成されている。
下側支持部材36は、左右の木枠7の間にほぼ全域に亘って、屋根3及び障子14の傾斜とほぼ平行な面を有して設けられるアルミニウム製の部材である。下側支持部材36は、網戸21の下框25が有する溝部25bに上端部36aが挿入される支持壁部36bと、支持壁部36bの端部からほぼ直角に延設されて下木枠7cの見込み面に当接される固定部36cとを有している。
また、下側支持部材36には図4に示すように、室内側に、見付け方向の両端側であって中央から振り分けた位置に2箇所、脱落防止部材としての受け部材37と、下側支持部材36を挟んで受け部材37と重なる位置に受け部材37の固定部材38とが設けられている。そして、下側支持部材36、受け部材37、固定部材38には、室内側から室外側に向かって2本のねじ50、51が貫通される。このため、下側支持部材36には、受け部材37、固定部材38と重なる位置に傾斜方向に間隔を隔てて2つの貫通孔が形成されている。
受け部材37は板状の部材であり、支持壁部36bに当接される当接基部37aと、当接基部37aの上方側縁部から室内側に延設された垂設部37bと、垂設部37bの室内側縁部から当接基部37aとほぼ平行に上方に形成された受け板部37cとを有している。当接基部37aには、傾斜方向に沿って長孔37dが設けられている。固定部材38は、当接基部37aとほぼ同じ大きさを有するステンレス製の板状部材である。固定部材38には、内周に雌ねじが形成された2つの穴部が設けられている。このため、固定部材38は、螺合されるねじ50、51が締め込まれるだけの有効ねじ部が形成されるだけの厚みを有している。2つの穴部は、固定部材38が取り付けられた際に傾斜方向に間隔を隔てて配置されるように形成されている。
そして、下側支持部材36の室内側に受け部材37が、室外側に固定部材38がそれぞれ重なるように配置されて、室内側から長孔37d及び貫通孔を2本のねじ50、51が挿通されて固定部材38に螺合されている。傾斜方向において頂部側に配置されるねじ51は、軸部に雄ねじが形成されていない部位を有する所謂段付きねじ51であり、締め込んだ状態であっても受け部材37は下側支持部材36に沿ってスライド移動可能である。一方、傾斜方向において下端側に配置されるねじ50は、ねじ頭部が拡径されるとともにローレット等が設けられた回転操作部50aを有する操作ねじ50であり、締め込むことにより下側支持部材36と受け部材37とは回転操作部50aと固定部材38とで挟持され、受け部材37がスライド移動しないように固定される。
網戸21が取り付けられる前には、段付きねじ51は固定部材38に締め込まれているが、操作ねじ50は緩められて、受け部材37は網戸21より開口部10側としての下木枠7c側寄りに配置されている。このため、受け部材37は、段付きねじ51及び操作ねじ50に案内されて、長孔37dの範囲で網戸21側にスライド移動可能である。そして、網戸21が取り付けられた後に、受け部材37を網戸21側にスライド移動させ、網戸21と支持壁部36bとに跨るよう(受け部材37の室外側面を下框25の室内側面と対向するよう)にスライド移動され操作ねじ50を回転させて受け部材37が固定されるように構成されている。
規制板40は、網戸21の室外側であって左右の木枠7の見込み面側にそれぞれ固定されている。規制板40は、木枠7の見込み面に当接される取付板部40aと、取付板部40aの室内側縁部から木枠7の見込み面とほぼ直角をなすように設けられ、網戸21の左右の縦框26が当接されて網戸21の移動を規制する規制板部40bとを有している。規制板40は、網戸21が取り付けられた際に、上側支持部材30の下から下木枠7cの近傍までほぼ全域に亘って設けられている。このため、網戸21の左右の縦框26は、上側支持部材30に入り込んでいない部位が、規制板部40bと対面している。また、規制板部40bは、見付け方向の幅が、網戸21の左右の縦框26における見付け方向の幅より十分に狭く形成されており、室内側から開口部10を見ると、規制板40は網戸21の左右の縦框26の裏側に位置して室内側方は視認できないように構成されている。
そして、本実施形態の天窓ユニットにおいて、網戸21を開口部10に取り付ける際には、まず、操作ねじを緩めて受け部材37を開口部10側(下木枠7c側)寄り、すなわち、受け部材37の網戸21側の縁が下側支持部材36の網戸21側の縁より網戸21側に突出しない位置に予め移動させておく。
次に、図5に示すようにして網戸21をケンドン方式で取り付ける。具体的には、図5(a)に示すように、まず、室内側から網戸21を傾けつつ、その上端部を上側支持部材30の支持壁32間に挿入する。そして、図5(b)に示すように、挿入した網戸21の上端に設けられた板ばね27を上面部31に押圧させて、さらに網戸21を頂部側に押し上げつつ網戸21の下端側を室外側に向かって移動させる。このとき網戸21は、上端側を中心として下端側が室内側から室外側に向かって回動される。本実施形態の場合には、室内側から室外側に向かう方向が、網戸21が取り付けられる取付移動方向となる。
回動された網戸21は、屋根面及び障子14とほぼ平行になる位置から更に室外側へ回動しようとすると、左右の縦框26が規制板40に当接される。この状態で、網戸21の下縁21cは下側支持部材36の上端部36aより頂部側に位置しており、網戸21の下框25に設けられた溝部25bと下側支持部材36の上端部36aとが対向している。すなわち、下側支持部材36が溝部25bに挿入可能な位置に配置される。本実施形態では、規制板40が網戸当接部材に相当する。
網戸21を頂部側に押し上げていた力を緩めることにより、押圧されていた板ばね27の付勢力が作用して網戸21が屋根3の下端側に押し下げられ、図5(c)に示すように、網戸21の下框25に設けられた溝部25bに下側支持部材36が挿入されて、開口部10に網戸21が保持される。このとき、網戸21の上端部21aが上側支持部材30の支持壁32間に位置しており、上端側の板ばね27の付勢力は、網戸21を下側支持部材36に押圧する方向に作用している。このように取り付けられた網戸21の位置が、網戸21が取り付けられるべき取り付け位置に相当する。
最後に図5(d)に示すように網戸21が開口部10に保持された後、受け部材37を頂部側にスライド移動させて、網戸21と開口部10側とに跨る位置(受け部材37の室外側面が下框25の室内側面と対向する位置)に配置させ、操作ねじ50を締め込んで受け部材37を固定する。
本実施形態の天窓ユニット1及び網戸ユニット20によれば、網戸21を取り付ける際に、網戸21を室外方向に移動させても、規制板40により網戸21の移動が規制されて下側支持部材36が下框25の溝部25bに挿入可能な位置を越えないので、作業者は、下側支持部材36を溝部25bに確実に挿入させることが可能である。このため、網戸21を正しい位置に容易に取り付けることが可能である。
また、規制板40は左右の縦框26の室外側に配置されているので、網戸21を室内側から着脱することが可能である。また、網22が張設されている部位は規制板40により塞がれないため網22を備えた開口を大きく確保することが可能である。また、規制板40は室内側からは見え難いので室内側からの景観が損なわれることを防止することが可能である。特に、規制板40は、アルミニウム製の縦框26が当接されるので傷つきやすいが、たとえ傷ついたとしても、縦框26の室外側に配置されているので室内側には露出しないので、美観を損なう畏れはない。
また、規制板40は開口部10側に設けられているので、網戸21に設けられている場合と比較して網戸21が軽量である。このため網戸21の取り回しが容易であり、より容易に取り付けることが可能である。
また、網戸21の下框25の溝部25bに下側支持部材36が挿入された後に、取り付け時の移動方向とは反対方向への移動(室内側方向への移動)を規制する受け部材37が網戸21と開口部10側に設けられた下側支持部材36とに跨るように移動されて、保持された網戸21の室内側への移動が規制されるので、網戸21が開口部10から外れることを防止することが可能である。
また、受け部材37は、作業者が取り付け作業を行う室内側に設けられているので、作業者は網戸21の取り付けから続けて受け部材37を操作して網戸21の室内側への移動を規制することが可能である。このとき作業者は、目視しつつ網戸21と開口部10側となる下側支持部材36とに跨るように(受け部材37の室外側面が下框25の室内側面と対向するように)受け部材37を移動させることが可能なので、網戸21と下側支持部材36とに確実に跨るように受け部材37を配置させることが可能である。
また、上記実施形態のおいては、脱落防止部材として網戸21の室内側にて傾斜方向にスライド移動可能な受け部材37を設けた例を示したが、これに限るものではない。例えば、図に示すように網戸21の下框25を貫通する軸体が回動可能に設けられており、軸体の室内側に図(a)に示すような操作把持部46が設けられ、室外側に板状の規制プレート47が固定されている形態であっても構わない。この脱落防止部材は、網戸21が取り付けられる前に予め図(b)の左図のようにねじ等をストッパ48として規制プレート47を網戸21の下端より上方に位置させておく。そして、網戸21を取り付けて下框25の溝部25bに下側支持部材36が挿入された後に操作把持部46を回動させて、図(b)の右図のように規制プレート47を網戸21と下側支持部材36とに跨るように配置させることにより網戸21の室内側への移動を規制しても良い。
また、脱落防止部材として図に示すように網戸21の縦框26を貫通する軸体が傾斜方向に沿ってスライド可能に設けられており、軸体の室内側に図(a)に示すような操作把持部46が設けられ、室外側に角形パイプ状の規制角材49が固定されている形態であっても構わない。この脱落防止部材は、網戸21が取り付けられる前に予め図(b)の左図のように規制角材49を網戸21の下端より上方に位置させておく。そして、網戸21を取り付けて下框25の溝部25bに下側支持部材36が挿入された後に操作把持部46をスライドさせて、図(b)の右図のように規制角材49を網戸21と下側支持部材36とに跨るように配置させることにより網戸21の室内側への移動を規制しても良い。
上記実施形態においては、網戸21を室内側から取り付ける例について説明したが、室外側から取り付ける形態であっても構わない。この場合には、規制板40は網戸21の室内側に設けられる。また、天窓に設けられる網戸ユニットを例に挙げて説明したが、建具は天窓に限るものではない。例えば、垂直な壁に設けられた各種窓(開き窓、辷りだし窓、ルーバー窓、引戸系窓など)であっても構わない。
上記実施形態においては、網戸21の下端に溝部25bを設け、開口部側に突出部として下側支持部材を設けた例について説明したが、網戸21側に突出部を設け、開口部側に溝部を設けても構わない。
また、上記実施形態においては、開口部10設ける開口枠として、金属製の枠体12に木枠7を備えた例について説明したが、必ずしも木枠7が備えられていなくともよく、枠体12も樹脂等、材質は問わない。さらに、上記実施形態では、木枠7を建具の開口枠として説明し、躯体(屋根、壁など)と木枠7とを分けて説明したが、木枠7を躯体の一部としても良い。また、本実施形態では、開口枠の枠体12に取付けられる枠体を構成するものとして木枠7としたが、必ずしも木製でなく、アルミニウムや樹脂等であっても構わない。
また、網戸ユニットを開口枠の木枠7に設けたがこれに限らず、開口枠の枠体12側に設けてもよく、躯体(屋根、壁、額縁など)に設けても良い。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る建具を室内側からみた図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図4(a)は網戸下端の取り付け部を室内側から見た図である。図4(b)は、図4(a)のC−C断面の拡大図である。 網戸の取り付け方法を説明するための図である。 脱落防止部材の第1変形例を説明するための図である。 脱落防止部材の第2変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 天窓ユニット、10 開口部、12 枠体、14 障子、20 網戸ユニット、
21 網戸、22 網、23 框、25 下框、25b 溝部、36 下側支持部材、
37 受け部材、40 規制板、47 規制プレート、
49 規制角材

Claims (6)

  1. 室内外に開口した開口部と、開閉可能な障子と、着脱可能な網戸を有する網戸ユニットと、を備えた建具であって、
    前記網戸ユニットは、前記開口部の内周より小さな前記網戸と前記開口部の内周との内、少なくとも一方に設けられた溝部と、少なくとも他方に設けられた突出部と、 前記溝部に前記突出部を挿入させて室内外方向一方側から前記網戸を取り付ける際に、前記突出部が前記溝部に挿入可能な位置を越えて前記網戸が室内外方向他方側へ移動しないように、矩形状をなす前記開口部の前記内周を形成し互いに対面する見込み面の内、一方の前記見込み面側から他方の前記見込み面側に向かって突出させて設けられ前記網戸の移動を規制する規制部材と、を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記網戸は、開放不能に取り付けられており、
    前記開口部に取り付けられた前記網戸の前記室内外方向一方側への移動を規制する脱落防止部材が、前記開口部側に設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記網戸は、網と、前記網を囲む框と、を有し、
    前記規制部材は、前記框の室内外方向室外側に配置されていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記規制部材は、前記開口部に設けられ前記網戸に当接される網戸当接部材であることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記規制部材は、前記網戸に設けられ前記開口部側に設けられた部材に当接される開口部当接部材であることを特徴とする建具。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の建具であって、
    前記脱落防止部材は、前記網戸の室内外方向室内側においてスライド移動可能に設けられ、前記溝部に前記突出部が挿入された後に前記脱落防止部材をスライド移動させ、前記脱落防止部材の室外側面を前記網戸の室内側面と対向させて固定されることを特徴とする建具。
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