JP4832655B2 - カード運用システムおよび方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード運用システムおよび方法に関し、たとえば複合型上映施設で観客の入退場をカードにより管理するために運用されるシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、シネマコンプレックスなる複合型上映施設が全国に普及しつつあり、このような映画館では、複数の作品が一施設で同時に上映できるために、一作品の評判に頼る興行収入の変動を圧縮可能なメリットがあった。複合型上映施設とは、同一の建物または複合ビル内に複数のスクリーン(小劇場)を配置して、入場券売場、売店、入退場口および映写室などを共有すると共に、特定の上映系列に属することなく配給作品が自由に選択でき、かつ施設内のどのスクリーンでも上映可能な契約を前提に配給を受ける施設(映画館)のことである。その結果として、座席数の異なる小劇場を作品ごとに観客数に応じて適宜に割り振ったり、人気作品の場合には複数の小劇場で同時に上映できるために効率的な運営が可能になる。また、単一スクリーンの映画館に比べて一スクリーン当たりの人件費、投資額を抑制できるなどの効果が期待できる。このために、多様な嗜好の観客に対して会員割引や電話予約、クレジットカードによる入場料の決済、登録会員への勧誘やアンケート集計などのコンピュータ処理技術が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来技術においては、次のような問題があった。
▲1▼入場口のゲートでは、入退場の確認の際に観客が購入または持参した鑑賞券を人手によりチェックしている。鑑賞券としては、当日券の他にも前売り券、割引券、共通券、優待券などがあるために、たとえば光学的読み取りによるとしても多様な券面を効率的に自動改札処理に供する事は困難であった。
▲2▼また、上映終了時に大多数の観客がまとまって退場するために、一般には鑑賞券の回収を行うことなく混雑の解消を図っている。このときに観客の入場統計をとるにしても、せいぜい発券枚数を集計する程度であって、予約から入退場にいたる時間的な推移など実用的な統計は期待できなかった。
▲3▼常連の観客に対するサービスでは、会員登録制度を併用しても直接に映画施設への入退場と関連づけてはいないために、たとえば駐車場やショッピングセンターその他の併設施設への個別案内などきめ細かなサービスを行うことは難しかった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、入退場の際の自動改札化、観客動向の一元管理、決済の統合化が可能なカードシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のカード運用システムは、複数の小劇場からなる複合施設で用いられ、前記復号施設の登録会員の会員番号が記憶されているとともに、前記登録会員の前記複合施設への入退場を可能とする指定席に関する情報が記憶可能なカードと、
前記登録会員の個人情報が前記会員番号で特定可能に記憶されている会員情報データベースと、
前記会員情報データベースに前記個人情報が記憶されている前記登録会員が前記複合施設の前記小劇場の指定席を予約するための処理を行うとともに、予約した指定席に関する情報を前記カードに記憶させる処理を行い、あらかじめ、前記小劇場での鑑賞作品の鑑賞前に当該指定席の料金を前記カード上で登録会員に決済させる処理を行う座席予約サーバーと、
前記座席予約サーバーで処理される前記指定席に関する情報が記憶される座席予約データベースと、
前記登録会員が前記小劇場で鑑賞する鑑賞作品の鑑賞後に鑑賞内容に関するアンケートに答えるためのアンケート手段と、
記アンケート手段により入力された前記登録会員の鑑賞後の鑑賞内容に関する情報を記憶する鑑賞記録手段と、
前記カードに記憶された情報の読み取りが可能で、前記カードに記憶された情報に基き開閉するゲートを有し、かつ、前記指定席への入場前に登録会員の料金決済を確認する処理を行う入退場ゲートとを備えるカード運用システムであって、
前記入退場ゲートの前記小劇場側になる内側に、前記アンケート手段が設けられ、
前記アンケート手段は、前記カードに記憶されている情報を読み取るカード読取手段と、
前記アンケートの入力画面を表示させるとともに前記入力画面にしたがって前記アンケートの回答の入力を可能にする表示入力手段とを備え、
前記入力画面に表示される前記アンケートには、前記小劇場で前記登録会員が鑑賞した鑑賞作品に対する感想が含まれ、
前記登録会員が、前記入退場ゲートの内側で、鑑賞後の鑑賞作品に関する感想を入力可能になっていることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明においては、各小劇場の収容人数の相違にかかわらず複合施設全体で指定席の割り当てが行われると共に、指定席割当決済手段により鑑賞に先立ってキャッシュレスの料金決済が行われ、この料金決済について入退場管理手段により確認される。これにより、観客が入退場する際のチケット改札業務が人手に頼ることなく行われるために、自動ゲート化に伴う業務効率化が図られる。また、鑑賞内容に関する情報が観賞後に入退場管理手段で収集され、登録会員と関連づけて記録されると共に、嗜好に関する情報が抽出されて登録会員への顧客サービスに供される。このため、観客のホットな情報を基礎データとして嗜好分析が行われると共に、登録会員に対して信頼度の高い顧客サービスが実現される。このようなカードとしては、少なくとも登録会員の識別が可能なIDカードクレジットカードなどでも良いが、即時決済可能なデビットカード、電子マネー用のカード、指定席および鑑賞内容に関する情報を記録するためのメモリ容量を有するカード、たとえば非接触式または接触式のICカードが適用できる。
【0008】
また、登録希望者の個人情報が会員登録サーバーに保存されると、当該個人情報がカードで特定されるために、カードには指定席および鑑賞内容に関する情報を記録可能な余裕が生じる。たとえばパーソナルコンピュータまたは携帯電話でインターネットを介してウェブページ上に申し込むことも、登録用紙を郵送して申し込むこともできる。
【0010】
また、座席予約サーバーに登録会員が希望内容を照会することにより従来の鑑賞チケットと同様に座席予約ができる。通信回線としては、光ファイバー通信、デジタル加入者線、ISDNその他の高速デジタル通信、携帯電話などの移動体通信が適用できる。
【0012】
また、座席予約サーバーによりキャッシュレスの決済ができると共に料金決済の事実がカード上で証明された上で鑑賞が可能となる。
【0014】
また、鑑賞内容に関する情報が鑑賞記録手段に登録会員の個人情報と共に保存され、複合施設の経済圏を越えて活用される。換言すれば、従来のフロントオフィス(チケットカウンター、案内窓口、入退場ゲート、ドリングコーナー、キャラクターグッズショップなど)からバックオフィス(オンライン予約、ダイレクトメール配布などの部門)観客ロビー内の付帯設備、劇場の運営機能の枠にとらわれることなく、アンケートコーナー、隣接するショッピングセンター、鑑賞品目の配給会社、プロダクションなどに至るまで広範なビジネスチャンスが期待できる。
【0015】
また、前記カードが併設施設でのショッピングカードまたはパーキングカードと兼用されてもよい。
【0016】
また、登録会員のカードを媒介して観客に対する一連の顧客サービスが相互に連係したものとなる。
【0017】
請求項2に記載のカード運用方法は、複数の小劇場からなる複合施設で用いられ、前記復号施設の登録会員の会員番号が記憶されているとともに、前記登録会員の前記複合施設への入退場を可能とする指定席に関する情報が記憶可能なカードと、
前記登録会員の個人情報が前記会員番号で特定可能に記憶されている会員情報データベースと、
前記会員情報データベースに前記個人情報が記憶されている前記登録会員が前記複合施設の前記小劇場の指定席を予約するための処理を行うとともに、予約した指定席に関する情報を前記カードに記憶させる処理を行い、あらかじめ、前記小劇場での鑑賞作品の鑑賞前に当該指定席の料金を前記カード上で登録会員に決済させる処理を行う座席予約サーバーと、
前記座席予約サーバーで処理される前記指定席に関する情報が記憶される座席予約データベースと、
前記登録会員が前記小劇場で鑑賞する鑑賞作品の鑑賞後に鑑賞内容に関するアンケートに答えるためのアンケート手段と、
記アンケート手段により入力された前記登録会員の鑑賞後の鑑賞内容に関する情報を記憶する鑑賞記録手段と、
前記カードに記憶された情報の読み取りが可能で、前記カードに記憶された情報に基き開閉するゲートを有し、かつ、前記指定席への入場前に登録会員の料金決済を確認する処理を行う入退場ゲートとを備え、
前記入退場ゲートの前記小劇場側になる内側に、前記アンケート手段が設けられ、
前記アンケート手段は、前記カードに記憶されている情報を読み取るカード読取手段と、
前記アンケートの入力画面を表示させるとともに前記入力画面にしたがって前記アンケートの回答の入力を可能にする表示入力手段とを備えるカード運用システムで行われるカード運用方法あって、
前記入力画面に表示される前記アンケートに、前記小劇場で前記登録会員が鑑賞した鑑賞作品に対する感想を含ませ、
前記登録会員が、前記入退場ゲートの内側で、鑑賞後の鑑賞作品に関する感想を入力可能としていることを特徴とする。
【0018】
請求項2に記載の発明においては、会員ごとに登録される個人情報が当該会員を特定する情報を発行カードに記録して特定できるために、カードの記録情報を削減させて指定席および鑑賞内容に関する情報も記録できる。また、各小劇場の収容人数の相違にかかわらず複合施設全体で指定席の割り当てが行われると共に、鑑賞に先立ってキャッシュレスの料金決済が行われ、この料金決済が入場のときに確認される。これにより、観客が入退場する際のチケット改札業務が人手に頼ることなく行われるために、自動ゲート化に伴う業務効率化が図られる。また、鑑賞内容に関する情報が観賞後に退場のときに収集され、登録会員と関連づけて記録されると共に、嗜好に関する情報が抽出されて登録会員への顧客サービスに供される。このため、観客のホットな情報を基礎データとして嗜好分析が行われると共に、登録会員に対して信頼度の高い顧客サービスが実現される。このようなカードとしては、少なくとも登録会員の識別が可能なIDカードクレジットカードなどでも良いが、即時決済可能なデビットカード、電子マネー用のカード、指定席および鑑賞内容に関する情報を記録するためのメモリ容量を有するカード、たとえば非接触式または接触式ICカードが適用できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るカード運用システムの概略構成を説明するための図である。
本システムは、郊外の商業施設などに併設されるシネマコンプレックスなる複合施設に備えられるシステムである。このようなシネマコンプレックスとしては、同一建物または複合ビル内に複数のスクリーン(小劇場)を有し、かつチケットカウンター、ドリンクコーナー、キャラクターグッズショップ、入退場ゲートおよび映写室などを共有している映画館がある(経済産業省「特定サービス産業実態調査」)。さらに業界内では、全てのスクリーンが特定の上映系列に属さず、館内のどのスクリーンでも上映可能であることを前提として作品の配給を受け、稼働率など状況に応じてスクリーンを割り振る施設とされている。ドリンクコーナーでは各種飲み物、菓子、軽食などが販売され、キャラクターグッズショップでは、パンフレット、セルビデオなどが販売される。
【0032】
本システムには、会員登録サーバー10および座席予約サーバー30(指定席割当決済手段)と、チケットカウンター50および入退場ゲート60(入退場管理手段)と、アンケートサーバー70、顧客嗜好データベース80(鑑賞記録展開手段)とが含まれる。また、会員登録サーバー10、座席予約サーバー30およびアンケートサーバー70が、会員情報データベース20および座席予約データベース40を介して情報を共有すると共に、登録会員のパーソナルコンピュータ91または携帯電話機92その他の情報端末とインターネットNWを介して接続可能に構成してある。このときに、少なくともチケットカウンター50および入退場ゲート60がローカルエリアネットワークLANを介して接続してある。
【0033】
次に、本システムを用いたカード運用方法を、図2に示すフローチャート、図1に示すシステム構成図、ならびに図3〜5に示す模式図、図6〜9に示す画面様式図を参照しつつ説明する。
まず、登録会員の個人情報を会員情報データベース20に登録すると共に、その登録会員にICカード99を発行するステップST10が実行され、これについて図1〜3を参照して説明する。ステップST10では、会員登録を申し込む者が、パーソナルコンピュータ91により有線通信回線で、また、携帯電話92により無線通信回線でインターネットを介して会員登録サーバー10にアクセスを行う。会員登録サーバー10では、その入会受付処理により図6に示す入会申込画面が提示される。入会申込画面には、会員番号(登録後に付与される)、任意の暗証番号、決済条件に関する情報(たとえばクレジット番号)申込者の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、電子メールアドレス、職業および勤務先の名称と電話番号のキー入力欄が設けてある。原則として、申込者が各欄に個人情報を打ち込み、画面最下段の申込ボタンをクリックする。これにより、申込者の個人情報が入会受付処理11を介して会員情報データベース20に登録されると、当該個人情報を特定するための会員番号が決定されてカード発行処理12に通知される。また、会員登録サーバー10のプリント出力装置が申込者の請求により申込用紙93を発送しても良く、この場合には、申込用紙93の記載事項が会員登録サーバー10のキーボード、光学文字読取機などの入力装置から直接に登録される。カード発行処理12では、ICカード99に会員番号および暗証番号と共に後述する各種情報のための記録領域が形成され、このようにして発行されたICカード99が直ちに登録会員に郵送される。
【0034】
続いて、登録会員の希望内容に適合する指定席を座席予約データベース40に登録すると共に、これをICカード99にも記録するステップ20が実行され、これについて図1、2、4および7を参照して説明する。ステップ20では、登録会員がICカード99を付設のカードリーダ・ライタに差し込んでから、ステップST10と同様にして座席予約サーバー30にアクセスを行う。座席予約サーバー30では、その認証処理31により会員番号および暗証番号で登録会員が認証されて照会処理32に通知される。照会処理32では、図7(a)に示す予約照会画面が提示され、この画面に複合施設を選択するためのシアター名、希望する映画名、予約日付、予約時間帯および予約席数が設けてある。このうちで、少なくともシアター名および予約時間帯については、通常は一定の種類に限られるために、たとえばプルダウンメニューから選択させる。各欄に希望事項が打ち込まれると最下段の照会ボタンをクリックする。これにより希望事項が確定されて、照会処理32が各希望事項を一旦は予約状況データベース40Bに保存すると共に、この希望事項が満たされ得る指定席の有無が判定される。その判定結果が予約照会画面と共に図7(b)に示す残席数を伴って登録会員に提示され、これを見た登録会員が画面最下段の予約登録ボタンまたは予約取消ボタンをクリックする。予約登録ボタンがクリックされると、その旨が確認処理33に通知され、確定した予約照会画面と共に確認処理33が図7(c)に示す予約席数と位置表示を伴って登録会員に提示され、また、予約取消ボタンがクリックされると、予約状況データベース40B内の保存情報が消去される。そして、登録会員が最下段の決定ボタンをクリックすると、図8に示す予約決定通知画面が登録会員に通知されてその旨が決定処理34に通知され、確定した指定席に関する情報が、座席予約データベース40に登録されると共に、登録会員のICカードライタ97に転送されて記録される。また、席変更ボタンがクリックされると、その他の指定席の有無が判定し直される。
【0035】
このようにして指定席を予約した登録会員が、当日に複合施設を訪れると、まず、ホールに設けられたチケットカウンター50にICカードを差し込む。これにより、会員情報データベース20と座席予約データベース40に基づいて入場料金の決済をICカード上で行うステップST30が実行され、これについて図1、2、5を参照して説明する。ステップST30では、ICカードの会員番号とテンキーなどによる暗証番号に基づいて会員情報データベース20内の個人情報が、また、座席予約データベース40内の指定席などに関する情報が検索される。これにより、観客の合計料金が算出されて所定の決済条件による料金決済が行われ、その旨が決済フラグとしてICカードに記録される。たとえばクレジット、デビットカードによる口座引き落とし、IDによる現金決済などがある。このときに、決済額に相当する特典ポイントが算出されてICカードに記録され、次回以降の料金の割引や併設のショッピングセンターでの特典ポイントに兼用される。また、チケットカウンター50に駐車券を差し込むと、無料駐車のためのポイントがスタンプされる。未だ座席予約が済んでいなければ一緒に座席予約を行うこととしても良い。
【0036】
観客がチケットカウンター50で所定事項を記録したICカードを入退場ゲートに差し込むと、座席予約データベース40に基づいて観客の入退場がチェックされるステップST40が実行され、これについて図1、2、5を参照して説明する。ステップST40では、ICカードの決済フラグにより料金決済が、また、座席予約データベース40内の指定席に関する情報などにより入退場が可能な時間帯などが確認され、これによりゲートの開閉動作が行われる。所定時間帯のうちであれば入退場が自由に許可されるが、時間帯以外での退場時には当該予約内容がすべて消去される。ICカードとしては、非接触式の通信回路により観客がカードを入退場ゲートにかざしながら通り抜けられるものでも良い。
【0037】
また、退場ゲート60Bの内(小劇場)側には、アンケートサーバー70が設けてあり、これに観客がICカードを差し込んでアンケートに応じると、鑑賞内容に関する情報を顧客嗜好データベース80に蓄積し、登録会員への顧客サービスに活用するステップST50が実行され、これについて図1、2、9を参照して説明する。ステップST50では、図示しないタッチパネルなどの入力装置に図9(a)に示すアンケート入力画面1が提示され、登録会員の会員番号、氏名および座席予約データベース40内の座席予約に伴う情報が表示される。そして、図9(b)に示すアンケート入力画面2が提示され、鑑賞作品についての感想、劇場施設についての感想、鑑賞を希望する作品とジャンル、購入してみたいキャラクターグッズなどをタッチ入力する。最下段の登録ボタンをタッチすると、アンケート入力内容が顧客嗜好データベース80に登録され、会員情報データベース20の登録内容と対応させて登録会員への顧客サービスに活用する。たとえば電子メールなどにより次回の鑑賞作品や特別イベントに勧誘したり、作品の配給会社に対して作品選定の、また、キャラクターグッズ仕入の基礎データにさせたりすることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載のカード運用システムによれば、観客が入退場する際のチケット改札業務が人手に頼ることなく行われるために、自動ゲート化に伴う業務効率化が図られる。また、観客のホットな情報を基礎データとして嗜好分析が行われると共に、登録会員に対して信頼度の高い顧客サービスが実現される。
【0044】
請求項2記載のカード運用方法によれば、カードの記録情報を削減させて指定席および鑑賞内容に関する情報も記録できる。また、観客が入退場する際のチケット改札業務が人手に頼ることなく行われるために、自動ゲート化に伴う業務効率化が図られる。また、観客のホットな情報を基礎データとして嗜好分析が行われると共に、登録会員に対して信頼度の高い顧客サービスが実現される。このようなカードとしては、少なくとも登録会員の識別が可能なIDカードクレジットカードなどでも良いが、即時決済可能なデビットカード、電子マネー用のカード、指定席および鑑賞内容に関する情報を記録するためのメモリ容量を有するカード、たとえばICカードが適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカード運用システムの一例を示すものであり、該システムの概略構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るカード運用方法の一例を示すものであり、該方法による会員登録から鑑賞内容に関する情報を顧客サービスに活用するまでの工程を示すフローチャートである。
【図3】同、会員登録の工程を説明するための模式図である。
【図4】同、座席予約の工程を説明するための模式図である。
【図5】同、入退場での工程を説明するための模式図である。
【図6】図3に示す会員登録の工程例での画面様式図である。
【図7】図4に示す座席予約の工程例での画面様式図である。
【図8】図4に示す座席予約の工程例での画面様式図である。
【図9】図1に示すアンケートサーバーの一例での画面様式図である。
【符号の説明】
10 会員登録サーバー
20 会員情報データベース
30 座席予約サーバー
40 座席予約データベース
50 チケットカウンター
60 入退場ゲート
70 アンケートサーバー(アンケート手段)
80 顧客嗜好データベース(鑑賞記録手段)
91 パーソナルコンピュータ
92 携帯電話機
LAN ローカルエリアネットワーク
NW インターネット

Claims (2)

  1. 複数の小劇場からなる複合施設で用いられ、前記復号施設の登録会員の会員番号が記憶されているとともに、前記登録会員の前記複合施設への入退場を可能とする指定席に関する情報が記憶可能なカードと、
    前記登録会員の個人情報が前記会員番号で特定可能に記憶されている会員情報データベースと、
    前記会員情報データベースに前記個人情報が記憶されている前記登録会員が前記複合施設の前記小劇場の指定席を予約するための処理を行うとともに、予約した指定席に関する情報を前記カードに記憶させる処理を行い、あらかじめ、前記小劇場での鑑賞作品の鑑賞前に当該指定席の料金を前記カード上で登録会員に決済させる処理を行う座席予約サーバーと、
    前記座席予約サーバーで処理される前記指定席に関する情報が記憶される座席予約データベースと、
    前記登録会員が前記小劇場で鑑賞する鑑賞作品の鑑賞後に鑑賞内容に関するアンケートに答えるためのアンケート手段と、
    記アンケート手段により入力された前記登録会員の鑑賞後の鑑賞内容に関する情報を記憶する鑑賞記録手段と、
    前記カードに記憶された情報の読み取りが可能で、前記カードに記憶された情報に基き開閉するゲートを有し、かつ、前記指定席への入場前に登録会員の料金決済を確認する処理を行う入退場ゲートとを備えるカード運用システムであって、
    前記入退場ゲートの前記小劇場側になる内側に、前記アンケート手段が設けられ、
    前記アンケート手段は、前記カードに記憶されている情報を読み取るカード読取手段と、
    前記アンケートの入力画面を表示させるとともに前記入力画面にしたがって前記アンケートの回答の入力を可能にする表示入力手段とを備え、
    前記入力画面に表示される前記アンケートには、前記小劇場で前記登録会員が鑑賞した鑑賞作品に対する感想が含まれ、
    前記登録会員が、前記入退場ゲートの内側で、鑑賞後の鑑賞作品に関する感想を入力可能になっていることを特徴とするカード運用システム。
  2. 複数の小劇場からなる複合施設で用いられ、前記復号施設の登録会員の会員番号が記憶されているとともに、前記登録会員の前記複合施設への入退場を可能とする指定席に関する情報が記憶可能なカードと、
    前記登録会員の個人情報が前記会員番号で特定可能に記憶されている会員情報データベースと、
    前記会員情報データベースに前記個人情報が記憶されている前記登録会員が前記複合施設の前記小劇場の指定席を予約するための処理を行うとともに、予約した指定席に関する情報を前記カードに記憶させる処理を行い、あらかじめ、前記小劇場での鑑賞作品の鑑賞前に当該指定席の料金を前記カード上で登録会員に決済させる処理を行う座席予約サーバーと、
    前記座席予約サーバーで処理される前記指定席に関する情報が記憶される座席予約データベースと、
    前記登録会員が前記小劇場で鑑賞する鑑賞作品の鑑賞後に鑑賞内容に関するアンケートに答えるためのアンケート手段と、
    記アンケート手段により入力された前記登録会員の鑑賞後の鑑賞内容に関する情報を記憶する鑑賞記録手段と、
    前記カードに記憶された情報の読み取りが可能で、前記カードに記憶された情報に基き開閉するゲートを有し、かつ、前記指定席への入場前に登録会員の料金決済を確認する処理を行う入退場ゲートとを備え、
    前記入退場ゲートの前記小劇場側になる内側に、前記アンケート手段が設けられ、
    前記アンケート手段は、前記カードに記憶されている情報を読み取るカード読取手段と、
    前記アンケートの入力画面を表示させるとともに前記入力画面にしたがって前記アンケートの回答の入力を可能にする表示入力手段とを備えるカード運用システムで行われるカード運用方法あって、
    前記入力画面に表示される前記アンケートに、前記小劇場で前記登録会員が鑑賞した鑑賞作品に対する感想を含ませ、
    前記登録会員が、前記入退場ゲートの内側で、鑑賞後の鑑賞作品に関する感想を入力可能としていることを特徴とするカード運用方法。
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