JP4831151B2 - レーザアレイ駆動回路 - Google Patents

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本発明は、発光予定のレーザ・ダイオードに対応したチャージ用コンデンサに順番に電荷を蓄積し、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子のオン/オフを繰り返すことで、複数のレーザ・ダイオードを順番に発光させてパルス光を照射するレーザアレイ駆動回路に関する。
従来より、半導体レーザ・ビーム・スキャナーが、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、複数のレーザ・ダイオードを一列に配置させた半導体レーザ・アレイと、この半導体レーザ・アレイにおけるレーザ・ビームの射出方向に配置された凸レンズとを備えた半導体レーザ・ビーム・スキャナーが提案されている。
この半導体レーザ・ビーム・スキャナーでは、半導体レーザ・アレイの発光点位置と凸レンズの焦点距離とにより決まる角度にレーザ・ビームを偏向させる電子スキャン方式が採用されている。また、各レーザ・ダイオードに個別に接続されている駆動回路によって、各レーザ・ダイオードに時間差が与えられて各レーザ・ダイオードが順次点灯させられる。レーザ・ダイオードによってスキャンできる範囲が決められているため、レーザ・ビームが半導体レーザ・アレイの一方の端から順に射出されると、半導体レーザ・ビーム・スキャナーの前方がスキャンされるようになっている。
一般に、単一のレーザ・ダイオードを駆動する駆動回路として、コンデンサに充電した電荷をMOSFET等のスイッチング素子をオンさせることによって、急峻なパルス電流をレーザ・ダイオードに印加する方式が採用されている。この方式において、レーザ・ダイオードにて必要なパルス光を得るためには、各レーザ・ダイオードに数十アンペアの電流を数十ナノ秒で印加する必要がある。このため、低オン抵抗で、かつ、大電流を高速スイッチングできる能力を持つMOSFETの選定が必要であり、上記能力を持つMOSFETはチップサイズも大きく、例えば□3×3mm程度である。また、レーザ・ダイオードとコンデンサとMOSFETを接続する回路パターンは太く短く配線することが必要である。
特開平1−152683号公報
しかしながら、上記サイズのMOSFETを採用することにより、回路パターンのサイズを最小にすることが困難になってしまう。このことについて、図6を参照して説明する。
図6は、半導体レーザ・アレイ30、MOSFET31、チップコンデンサ32を回路基板33にレイアウトした図である。上述のように、各レーザ・ダイオードを個別に駆動してレーザ・ビームをスキャンするために、各レーザ・ダイオードに個別のチップコンデンサ32とMOSFET31とを回路基板33にレイアウトすることとなる。
この場合、レーザ・ダイオードやチップコンデンサ32を接続する配線に生じる寄生抵抗や寄生インダクタンスの配線インピーダンスが同じ値になるように配線の長さをそれぞれ等しくして各チップコンデンサ32や各MOSFET31をレイアウトする。しかし、図6に示されるように、上述のサイズのMOSFET31を回路基板33に並べると、回路基板33に配置できるMOSFET31の数が制限されてしまい、ひいてはレーザ・ダイオードの数も制限されてしまう。これにより、広範囲で高精度にスキャンできなくなる。
そこで、レーザ・ダイオードの数を多くし、これに伴ってMOSFET31の数を増やすことが考えられる。しかし、回路基板33のサイズが大きくなってしまい、ひいては回路パターンのサイズも大きくなってしまう。これにより、寄生抵抗や寄生インダクタンスの配線インピーダンスも大きくなり、パルス幅が広がる場合やパルスが複数に割れる場合、パルスが消失する場合があり、さらにはパルス波形が崩れたり波高値がさがったりしてしまい、急峻なパルス電流を流すことができなくなる。
本発明は、上記点に鑑み、回路パターンのサイズを小さくすることができるレーザアレイ駆動回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、光を発する複数のレーザ・ダイオード(17)を備えた1チップのレーザ・ダイオード・アレイ(13)と、電荷が蓄積されるチャージ用コンデンサ(14)と、チャージ用コンデンサ(14)に電荷を蓄積するためのチャージ用スイッチング素子(20)と、チャージ用コンデンサ(14)に蓄えられた電荷に相当する電流を、レーザ・ダイオード(17)に流すレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)とを備え、チャージ用コンデンサ(14)およびチャージ用スイッチング素子(20)が、複数のレーザ・ダイオード(17)と同数備えられ、レーザ・ダイオード(17)、チャージ用コンデンサ(14)、およびチャージ用スイッチング素子(20)によって駆動回路(22)が構成されたレーザレーダ用のものに適用され、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)は、複数のレーザ・ダイオード(17)に対して共通化されており、発光予定のレーザ・ダイオード(17)に対応したチャージ用コンデンサ(14)に順番に電荷を蓄積し、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)のオン/オフを繰り返すことで、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が共通化されている複数のレーザ・ダイオード(17)を順番に発光させてパルス光(7)を発生させることを特徴とする。
これによると、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が共通化されて各レーザ・ダイオード(17)が駆動されるため、各レーザ・ダイオード(17)に対応した個別のレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)を必要としない。したがって、レーザ・ダイオード・アレイ(13)と複数のチャージ用コンデンサ(14)との配置関係のみを考慮すれば良いため、複数のレーザ・ダイオード(17)および複数のチャージ用コンデンサ(14)を含んだ回路パターンのサイズを小さくすることができる。
このように回路パターンのサイズを小さくできることで、配線インピーダンスを小さくでき、各レーザ・ダイオード(17)から急峻なパルス光を発生させることができる。
また、請求項に記載の発明のように、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が複数のレーザ・ダイオード(17)に対して共通化されたものを複数備え、複数のレーザ・ダイオード(17)のカソードをレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)にそれぞれ接続することもできる。
請求項1に記載の発明では、複数のレーザ・ダイオード(17)と同数の逆流防止素子(23)が備えられ、駆動回路(22)は、レーザ・ダイオード(17)、チャージ用コンデンサ(14)、チャージ用スイッチング素子(20)、および逆流防止素子(23)によって構成され、チャージ用コンデンサ(14)に蓄えられた電荷に相当する電流がチャージ用コンデンサ(14)からレーザ・ダイオード(17)に流れるように、チャージ用コンデンサ(14)、逆流防止素子(23)、レーザ・ダイオード(17)によるループ回路が複数のレーザ・ダイオード(17)ごとにそれぞれ構成されており、各ループ回路は、共通の配線に接続されることで各々が電気的に接続され、さらに共通の配線を介してレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)にそれぞれ接続されており、逆流防止素子(23)は、該逆流防止素子(23)を含んだループ回路とは異なるループ回路から共通の配線を介してチャージ用コンデンサ(14)に流れようとする電流を阻止するように、レーザ・ダイオード(17)に接続されていることを特徴とする。
これによると、発光予定のレーザ・ダイオード(17)に対応したチャージ用コンデンサ(14)の充電中は、各ループ回路は共通の配線を介して各々が電気的に接続されていることから、発光を予定していないレーザ・ダイオード(17)に逆電圧が印加されることになる。これにより該レーザ・ダイオード(17)にリーク電流が流れようとする。しかしながら、発光を予定していないレーザ・ダイオード(17)を含んだループ回路では、逆流防止素子(23)によって、レーザ・ダイオード(17)からチャージ用コンデンサ(14)に流れようとするリーク電流を阻止することができる。したがって、発光を予定していないレーザ・ダイオード(17)に対応したチャージ用コンデンサ(14)がリーク電流によって充電されてしまうことを防止することができる。
以上により、発光を予定していないレーザ・ダイオード(17)が発光してしまうことを防止することができる。また、発光予定のレーザ・ダイオード(17)に逆電圧耐圧を超えた電圧を印加できるため、チャージ用コンデンサ(14)の充電量が制限されないようにすることができる。したがって、レーザ・ダイオード(17)の発光強度の限界をなくすことができる。さらに、リーク電流によって、発光を予定しないループ回路のコンデンサがチャージされないように、充電時間を短くしなくて済むようにすることができる。
また、請求項1に記載の発明では、板状の発光ボード(5)を備え、ループ回路の配線の長さがループ回路ごとにそれぞれ同じになるように、複数のレーザ・ダイオード(17)を備えたレーザ・ダイオード・アレイ(13)、複数のチャージ用コンデンサ(14)、複数の逆流防止素子(23)、およびレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が発光ボード(5)に配置されていることを特徴とする。
これにより、各ループ回路において寄生抵抗や寄生インダクタンス等の配線インピーダンスを揃えることができる。したがって、各ループ回路の各レーザ・ダイオード(17)から波形や強度の揃った同様のパルス光を発することができる。
そして、請求項1に記載の発明では、発光ボード(5)は、一面(5a)および他面(5b)を有し、レーザ・ダイオード・アレイ(13)は発光ボード(5)の一面(5a)に配置され、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)は発光ボード(5)の他面(5b)に配置されており、レーザ・ダイオード・アレイ(13)とレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)とが発光ボード(5)の一面(5a)に垂直な方向でオーバーラップしていることを特徴とする。
これにより、レーザ・ダイオード・アレイ(13)とレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)とを互いに近づけることができる。すなわち、レーザ・ダイオード・アレイ(13)に備えられた各レーザ・ダイオード(17)とレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)との間の配線インピーダンスを揃えると共に配線インピーダンスを小さくすることができる。
さらに、請求項1に記載の発明では、複数のチャージ用コンデンサ(14)は発光ボード(5)の他面(5b)に配置されると共に、レーザ・ダイオード・アレイ(13)の中心点とレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)の中心点との中間点を中心に円弧状に発光ボード(5)の他面(5b)に配置され、複数の逆流防止素子(23)は発光ボード(5)の一面(5a)に配置されると共に、レーザ・ダイオード・アレイ(13)の中心点とレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)の中心点との中間点を中心に円弧状に発光ボード(5)の一面(5a)に配置されていることを特徴とする。
これにより、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)に対して、複数のチャージ用コンデンサ(14)や複数の逆流防止素子(23)を最小の配線長さでレイアウトすることができる。したがって、各ループ回路に生じる寄生抵抗や寄生インダクタンスを小さくすることができ、大出力短パルスの発光を行えるようにすることができる。
請求項に記載の発明では、チャージ用コンデンサ(14)に電荷が蓄積されたか否かを、チャージ用スイッチング素子(20)がオンしている時間で管理する手段(21)を備えていることを特徴とする。
この手段(21)により、発光予定のレーザ・ダイオード(17)に対応したチャージ用コンデンサ(14)に十分な電荷を蓄積することができる。
請求項に記載の発明では、逆流防止素子(23)は、発光ボード(5)においてチャージ用コンデンサ(14)の反対側に位置していることを特徴とする。このような配置により、各ループ回路の配線の長さを小さくするようにすることができる。
請求項に記載の発明のように、逆流防止素子(23)をダイオードとすることができる。
請求項に記載の発明のように、逆流防止素子(23)をレーザ・ダイオードとすることができる。
請求項に記載の発明では、逆流防止素子(23)としてのレーザ・ダイオードは複数個多段に接続されていることを特徴とする。
これにより、レーザ・ダイオード(17)の発光の際に逆流防止素子(23)であるレーザ・ダイオード自身も発光するため、該ループ回路からの発光量を向上させることができる。
請求項に記載の発明のように、複数のチャージ用スイッチング素子(20)およびレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)としてMOSFETを用いることができる。
請求項に記載の発明では、複数のチャージ用スイッチング素子(20)は、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)よりもスイッチング速度が遅く、電流容量が小さく、オン抵抗が大きく、さらにサイズが小さいものであることを特徴とする。
このように、レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)に対して性能およびサイズが小さいものをチャージ用コンデンサ(14)として用いることができる。これによると、例えば複数のチャージ用スイッチング素子(20)を1つのチップに内蔵することができる。
請求項に記載の発明のように、複数のチャージ用スイッチング素子(20)を、1つの機能を実現するためのロジックIC(19)に設けることもできる。
請求項10に記載の発明のように、複数のチャージ用スイッチング素子(20)を、1つの機能を実現するためのロジックIC(19)を複数含んだシーケンサに設けることもできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態では、レーザアレイ駆動回路を距離検出装置に適用する場合について説明する。距離検出装置は、例えば車両に搭載され、車両前方の先行車等を検出する車載用レーザレーダとして用いられるものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る距離検出装置の内部構成の斜視図である。この図に示されるように、距離検出装置は、光を発する発光モジュール1と、車両前方の物体で反射した光を受光する受光モジュール2とを備えている。
また、受光モジュール2の上に発光モジュール1が配置され、発光モジュール1および受光モジュール2の側面が、図示しない回路パターンが作り込まれた2枚の回路基板3で挟み込まれている。このような内部構造のものが、図示しないケースに収納されることで距離検出装置が構成されている。
図2は、図1に示される発光モジュール1と受光モジュール2とを分解した分解斜視図である。図2(a)は発光モジュール1の斜視図、図2(b)は受光モジュール2の斜視図である。
図2(a)に示されるように、発光モジュール1は、板部材4と、板状の発光ボード5と、レンズ6とを備えている。発光ボード5は、複数のレーザ・ダイオード(以下、LDと記す、後述する図4参照)17からパルス光7を発するものであり、両面セラミック基板で構成されている。レンズ6は、発光ボード5から発せられたパルス光7を車両前方に導くコリメート用樹脂レンズ(トロイダルレンズ)であり、直方体の一端面に対して反対側の端面が湾曲面になっている。そして、レンズ6の湾曲面が板部材4の外縁側に向けられてレンズ6と発光ボード5とが板部材4の一面に一直線上に配置されている。
また、図2(b)に示されるように、受光モジュール2は、板部材8と、受光レンズ9と、受光ボード10とを備えている。受光レンズ9は、板状のものであり、中心に面が湾曲したレンズ部分が設けられた形態になっている。受光ボード10は、反射光11を受光するものであり、受光レンズ9で集光された反射光11の焦点位置に受光素子12や回路を有している。受光素子12として、受光ダイオードを用いることができる。そして、受光レンズ9が板部材8の一面の端に垂直に固定され、受光ボード10が受光レンズ9に平行に板部材8の一面に固定されている。
このような内部構造の距離検出装置のうち、発光ボード5について説明する。図3(a)は、発光ボード5および発光ボード5に電気的に接続される回路基板3の概略平面図である。また、図3(b)は図3(a)のA矢視図である。なお、図3(b)では、チャージ用コンデンサ14やコネクタ15を省略してある。
図3(a)に示されるように、発光ボード5の一面5aに、LDアレイ13、電荷が蓄積されるチャージ用コンデンサ14、コネクタ15が配置されている。また、図3(b)に示されるように、発光ボード5の他面5bに、LD駆動用スイッチング素子16が配置されている。
LDアレイ13は、パルス光7を発する複数のLD17を備えたものである。本実施形態では、LDアレイ13に16個のLD17が一方向に並べられている。図1に示される距離検出装置のように、車載用レーザレーダ等においては、先行車等の検知エリア内の様子を正確に把握するために、細かい方位分解能が求められるため、LDアレイ13で車両前方を電子スキャンする場合には必然的に多アレイ化が望まれる。このため、本実施形態では、LD17の数を16としている。もちろん、LD17の数は16に限らず、他の数であっても良い。LDアレイ13は、発光ボード5の一面5aの外縁部に配置されている。
このようなLDアレイ13は、1つの半導体チップに16個のLD17が半導体プロセスによって形成され、各LD17の光射出部に光をビームとして射出するためのマイクロプリズムが配置された構成になっている。各マイクロプリズムは、各LD17からパルス光7がそれぞれ特定の角度に照射されて距離検出装置の前方の一方向にビームが照射されるように、異なる射出角度でそれぞれ配置されている。
チャージ用コンデンサ14は、発光ボード5にLD17と同数配置され、LD17それぞれに接続されている。そして、各チャージ用コンデンサ14は、LDアレイ13に備えられる各LD17とこれら各LD17にそれぞれ対応する各チャージ用コンデンサ14とを接続する図示しない配線の長さがそれぞれ同じになるように発光ボード5に配置されている。
他方、図3(b)に示されるように、発光ボード5の他面5bにLD駆動用スイッチング素子16が配置されている。LD駆動用スイッチング素子16は、各チャージ用コンデンサ14に蓄えられた電荷に相当する電流をLD17に流す役割を果たすものであり、各LD17すべてに対して共通化されている。つまり、LD駆動用スイッチング素子16に各LD17がそれぞれ接続されている。
そして、発光ボード5の一面5aに垂直な方向から発光ボード5を見たとき、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とがオーバーラップしている。すなわち、発光ボード5の一面5aを見たとき、LDアレイ13の外形とLD駆動用スイッチング素子16の外形とが少なくとも重なるように、LDアレイ13が発光ボード5の一面5aに、LD駆動用スイッチング素子16が発光ボード5の他面5bに配置されている。
このような配置関係より、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とが互いに近づけられるため、各LD17とLD駆動用スイッチング素子16との間の配線インピーダンスを揃え、配線インピーダンスを小さくすることが可能となる。
本実施形態では、LDアレイ13の中心点を中心に各チャージ用コンデンサ14を円弧状に配置している。なお、LD駆動用スイッチング素子16の中心点を中心に各チャージ用コンデンサ14を円弧状に配置しても良い。
コネクタ15は、配線部材であるフラットワイヤ18が接続されるものである。図3(a)に示されるように、回路基板3にもコネクタ15が設けられており、発光ボード5と回路基板3とがフラットワイヤ18を介して電気的に接続されている。
回路基板3には、1つの機能を実現するためのロジックIC19が実装されており、この他に図示しない他の電気回路等やディスクリート部品が実装されたものである。なお、ロジックIC19は図示しない配線によって他の部品やコネクタ15に電気的に接続されている。
ロジックIC19には、チャージ用コンデンサ14に電荷を蓄積するためのチャージ用スイッチング素子20(後述する図4参照)が設けられている。チャージ用スイッチング素子20は、ロジックIC19にLD17と同数備えられている。本実施形態では、ロジックIC19は、チャージ用スイッチング素子20のみが内蔵された単独機能ICになっている。
そして、各チャージ用スイッチング素子20は、LD駆動用スイッチング素子16よりもスイッチング速度が遅く、電流容量が小さく、オン抵抗が大きく、さらにサイズが小さいものである。このため、ロジックIC19にすべてのチャージ用スイッチング素子20を内蔵することができる。
本実施形態では、各チャージ用スイッチング素子20としてpチャネル型のMOSFETが採用され、LD駆動用スイッチング素子16としてnチャネル型のMOSFETが採用される。
また、回路基板3には、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)21が実装されている。マイコン21は、LD17を発光させたいタイミングでLD駆動用スイッチング素子16をオン/オフするためのトリガ信号を生成する機能や、チャージ用コンデンサ14に電荷が蓄積されたか否かを、チャージ用スイッチング素子20がオンしている時間で管理する機能を備えている。
マイコン21で生成されたトリガ信号は、フラットワイヤ18を介して発光ボード5に取り付けられたLD駆動用スイッチング素子16に入力されるようになっている。また、マイコン21は、上記チャージ用スイッチング素子20がオンしている時間を有し、当該時間を用いて各チャージ用スイッチング素子20のオン/オフを制御する。チャージ用スイッチング素子20がオンしている時間に、チャージ用コンデンサ14に電荷が十分に蓄積される。
図4は、図3に示される発光ボード5およびロジックIC19の等価回路を示したものである。この図に示されるように、チャージ用スイッチング素子20のドレインが一定電位VCCとされ、チャージ用スイッチング素子20のソースにLD17のアノードとチャージ用コンデンサ14とが接続されている。これらLD17、チャージ用コンデンサ14、およびチャージ用スイッチング素子20によって駆動回路22が構成されている。
本実施形態では、LDアレイ13に16個のLD17が並べられているので、16個の駆動回路22が並列に接続された回路形態になっている。各駆動回路22は、例えば、ch1というように名付けられる。したがって、16個の駆動回路22は、ch1〜ch16とされる。
そして、各駆動回路22のうち、LD17のカソードがLD駆動用スイッチング素子16のドレインにそれぞれ接続され、チャージ用コンデンサ14がLD駆動用スイッチング素子16のソースにそれぞれ接続されている。LD駆動用スイッチング素子16のソースはGNDに接続されている。
チャージ用スイッチング素子20のゲートには、マイコン21からチャージ用スイッチング素子20をオン/オフさせるゲート信号が入力される。また、図示しないドライバを介して、マイコン21で生成されたトリガ信号がLD駆動用スイッチング素子16のゲートに入力される。
このような回路構成では、LD駆動用スイッチング素子16が各LD17で共通化されているため、LD駆動用スイッチング素子16がオンされると、各駆動回路22のうち、LD17とチャージ用コンデンサ14と共通化されたLD駆動用スイッチング素子16とによるループ回路が構成される。
そして、ループ回路が構成される前に、チャージ用スイッチング素子20がオンされることでチャージ用コンデンサ14に電荷が蓄積されていれば、ループ回路が構成された際にチャージ用コンデンサ14に蓄積された電荷に相当する電流がループ回路に流れる。ループ回路には、例えば30Aの電流が流れる。これにより、ループ回路に流れる電流に相当するパルス光7がLD17から射出される。パルス光7の半値幅は、例えば27ns〜30nsである。
すなわち、発光予定のLD17に対応したチャージ用コンデンサ14に順番に電荷を蓄積し、LD駆動用スイッチング素子16のオン/オフを繰り返すことで、LD駆動用スイッチング素子16が共通化されている各LD17を順番に発光させることができる。
上記ループ回路において、LD17には数十アンペアの電流を数十ナノ秒で印加する必要があるので、LD17、チャージ用コンデンサ14、LD駆動用スイッチング素子16をできるだけ直近にコンパクトに接続し、ループ回路に付随する抵抗分やインダクタンス分を最小にする必要がある。これら抵抗分やインダクタンス分が大きいと、LD17の大出力短パルスの発光が妨げられる。したがって、LD17に係る配線はそれぞれ同等の長さや太さになるようにし、各LD17の特性のバラツキを抑えるように留意してレイアウトを行う。
本実施形態では、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とを発光ボード5の同じ位置の一面5aおよび他面5bに配置し、LDアレイ13を中心にチャージ用コンデンサ14を放射状に配置して、各ループ回路に均等な配線を行う。
すなわち、LD駆動用スイッチング素子16を共通化したことで、ループ回路における寄生抵抗や寄生インダクタンスの配線インピーダンスを最小にするために、LDアレイ13と各チャージ用コンデンサ14との配置関係のみを考慮すれば良い。したがって、LDアレイ13の位置が決まれば、各ループ回路の配線インピーダンスが最小となるように各チャージ用コンデンサ14をレイアウトすることができる。
また、本実施形態では、16個のチャージ用コンデンサ14を用いているが、図3に示されるように、各チャージ用コンデンサ14を円弧状に配置している。このため、各LD17と各チャージ用コンデンサ14との距離をそれぞれ同じすることができるので、各ループ回路の配線の長さや太さ等の形状が同じになるように回路パターンを形成することが可能になっている。
各ループ回路の配線の長さや太さ等の形状を同じにするのは、各ループ回路で配線インピーダンスが異なると、波形や強度が異なるパルス光7が各LD17から発せられてしまうからである。波形が異なるパルス光7が車両前方に発せられると、物体を精度良く検知することができず、車両前方を一様にスキャンすることができなくなるためである。
そして、共通化されたLD駆動用スイッチング素子16は、発光ボード5においてLDアレイ13の反対側に配置されている。このため、各チャージ用コンデンサ14とLD駆動用スイッチング素子16との配線長さをそれぞれ同じにすることができる。
以上のことから、16個という数のチャージ用コンデンサ14を用いたとしても、LD駆動用スイッチング素子16を共通化することで、LDアレイ13と各チャージ用コンデンサ14との配置関係のみによって回路パターンを形成することができる。これにより、回路パターンのサイズを小さくすることができる。
次に、上記距離検出装置における物体検出の作動について、図4および図5を参照して説明する。図5は、図4に示される回路のタイミングチャートである。
まず、図5に示される時点T1で、マイコン21で生成されたトリガ信号が図示しないドライバを介してLD駆動用スイッチング素子16に入力される。これにより、LD駆動用スイッチング素子16はオンされて、各駆動回路22でループ回路がそれぞれ形成されるが、この時点T1では、各駆動回路22の各チャージ用コンデンサ14に電荷が蓄積されていないため、各ループ回路に電流は流れない。
この後、マイコン21によってch1の駆動回路22を構成するチャージ用スイッチング素子20が一定期間オンされる。これにより、ch1の駆動回路22のチャージ用コンデンサ14に電荷が蓄積されていくため、チャージ用コンデンサ14の電圧が上昇する。チャージ用コンデンサ14への充電は、例えば数十〜数百mAの電流で数十〜数百μsの時間を掛けて行う。
そして、一定期間が経過した後、マイコン21によってチャージ用スイッチング素子20がオフされる。チャージ用スイッチング素子20がオンされている期間にチャージ用コンデンサ14が十分に充電される。この場合、16個の駆動回路22のうちch1の駆動回路22のチャージ用コンデンサ14のみが充電される。
続いて、時点T2で、トリガ信号がLD駆動用スイッチング素子16に入力される。これにより、ch1の駆動回路22のループ回路にのみ、ch1の駆動回路22のチャージ用コンデンサ14に蓄積された電荷に相当する電流が数ns〜数十nsで流れる。すなわち、図5に示されるように、パルス状の電流が流れる。これに伴い、ループ回路に流れるパルス状の電流に相当するパルス光7がch1の駆動回路22のLD17から発せられる。LD17から発せられたパルス光7は、図2(a)に示されるように、レンズ6を通過してレンズ6の湾曲面から照射される。
次に、時点T2後にLD駆動用スイッチング素子16がオフされると、マイコン21によってch2の駆動回路22を構成するチャージ用スイッチング素子20が一定期間オンされ、当該チャージ用コンデンサ14に電荷が蓄積される。そして、ch2の駆動回路22を構成するチャージ用スイッチング素子20がオフされる。
そして、時点T3でトリガ信号がLD駆動用スイッチング素子16に入力されると、ch2の駆動回路22のループ回路にのみ、ch2の駆動回路22のチャージ用コンデンサ14に蓄積された電荷に相当する電流が流れる。これに伴い、ch2の駆動回路22のLD17からパルス光7が発せられ、レンズ6から照射される。
図5では、ch1およびch2の駆動回路22のタイミングのみが示されているが、ch3以降の駆動回路22についても、上記と同様に、順番にチャージ用コンデンサ14の充電およびLD17の光照射が行われる。これによりch1〜ch16の各駆動回路22の各LD17が順に発光させられることで、一方向がスキャンされる。
上記では、一列に配置されたLD17の端から順にパルス光7を発することになるため、車両前方をスキャンすることになる。しかし、各駆動回路22の各チャージ用スイッチング素子20のオン/オフをマイコン21によって自由に制御できるため、一列に配置されたLD17の端から順にではなく、各LD17から任意の順にパルス光7を発するようにすることも可能である。
すなわち、「順番に」とは、一列に配置されたLD17の「端から順に」と、一列に配置されたLD17を「任意の順に」との両方の意味が含まれる。このような「順番」の概念によると、発光予定のLD17に対応したチャージ用コンデンサ14に順番に電荷を蓄積し、LD駆動用スイッチング素子16のオン/オフを繰り返すことで、LD駆動用スイッチング素子16が共通化されているLD17を順番に発光させていくこととなる。これをch16分だけ繰り返し、一方向をスキャンする。
なお、「発光予定」とは、次にLD駆動用スイッチング素子16がオンになったときにLD17を発光させる予定という意味であり、未だ発光していないすべてのLD17を指すのではない。
上記のように、各LD17から順番にパルス光7を照射した場合、物体が存在する場所でパルス光7が反射し、図2(b)に示されるように反射光11が受光ボード10にて受信される。マイコン21にてチャージ用スイッチング素子20をオン/オフするタイミングが管理されているので、受信した反射光11のタイミングによってch1〜ch16の各駆動回路22のどのLD17から発せられたものであるかを照合することにより、車両前方のどの場所からの反射光11であるかを判定することができる。そして、パルス光7を照射してから受信するまでの時間を測定することで、距離検出装置と物体(障害物)までの距離を算出することができる。他方、反射光11を受光しなければ、車両前方に先行車や看板等が存在しないと判定できる。
以上説明したように、本実施形態では、各駆動回路22に対してLD駆動用スイッチング素子16を共通化し、各駆動回路22の各チャージ用コンデンサ14に電荷を蓄積するためのチャージ用スイッチング素子20を別途設けることが特徴となっている。
これにより、発光ボード5において、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とを近づけて配置することができる。また、LDアレイ13と各チャージ用コンデンサ14との配置関係のみを考慮すれば良いため、LD17および各チャージ用コンデンサ14を含んだ回路パターンのサイズを小さくすることができ、ループ回路の配線インピーダンスを小さくすることができる。
以上のように、回路パターンのサイズを小さくできるため、回路が大型化しないようにすることができる。また、チャージ用コンデンサ14と同じ数のLD駆動用スイッチング素子16は必要ない。したがって、距離検出装置のコストを抑制できる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記第1実施形態で示された図4の回路では、発光させるLD17への充電電圧が、発光させないLD17に逆電圧としてかかり、その電圧に応じたリーク電流が発生する。さらに、LD17をより大きな出力で発光させるべく、発光予定のLD17に接続されたチャージ用コンデンサ14に大きな電圧を印加すると、該電圧がLD17の逆電圧耐圧を超える場合には発光させないLD17が破壊される。
このため、発光を予定しているループ回路のチャージ用コンデンサ14への充電が、発光を予定していないループ回路のLD17の逆耐圧に制限されてしまい、チャージ用コンデンサ14に十分な充電を行えずにLD17の発光強度に限界が生じる。
また、該リーク電流が発光を予定していないループ回路に流れ込み、このループ回路を構成するチャージ用コンデンサ14が充電される。これにより、発光を予定していないLD17も発光する可能性がある。これを防ぐためには、リーク電流によって発光を予定しないループ回路のチャージ用コンデンサ14が充電される前に、発光を予定するループ回路のチャージ用コンデンサ14の充電を完了させるべく、充電時間を短くする必要がある。
本実施形態では、ループ回路において上記のような問題を防止する構成とすることが特徴となっている。
図6は、本実施形態に係る発光ボード5およびロジックIC19の等価回路図である。この図に示される等価回路には、複数のLD17と同数のダイオード23が備えられている。そして、LD17、チャージ用コンデンサ14、チャージ用スイッチング素子20、およびダイオード23によって駆動回路22が構成されている。
また、チャージ用コンデンサ14、ダイオード23、LD17によるループ回路がLD17ごとにそれぞれ構成されている。各ループ回路では、LD駆動用スイッチング素子16がオンしたときに、チャージ用コンデンサ14に蓄えられた電荷に相当する電流がチャージ用コンデンサ14からLD17に流れるように各々が接続されている。
さらに、各ループ回路は、共通の配線に接続されて各々が電気的に接続され、該共通の配線を介してLD駆動用スイッチング素子16にそれぞれ接続されている。
このようなループ回路において、ダイオード23はチャージ用コンデンサ14とLD17との間に接続されている。これにより、ダイオード23は、チャージ用スイッチング素子20からLD17への電流の流れを許可する一方、LD17からチャージ用スイッチング素子20への電流の流れを阻止する役割を果たす。
つまり、ダイオード23は、該ダイオード23を含んだループ回路とは異なるループ回路から上記の共通の配線を介してチャージ用コンデンサ14に流れようとする電流を阻止するように、LD17に接続されている。
なお、図6では、ダイオード23はLD17のアノードに接続されているが、カソードに接続されていても良い。各ループ回路に共通の配線を介して他のループ回路から流れ込んでくる電流がチャージ用コンデンサ14に流れ込まないようにすることができれば良いため、LD17に対するダイオード23の接続はアノードまたはカソードのどちらでも良い。
図7は発光ボード5の概略平面図であり、図7(a)は発光ボード5の一面5aの平面図、図7(b)は発光ボード5の他面5bの平面図である。また、図8は、図7(a)のB−B断面図である。なお、図7および図8では、各々を接続する配線を省略してある。
図7(a)に示されるように、発光ボード5の一面5aには、LDアレイ13およびダイオード23が配置されている。一方、図7(b)に示されるように、発光ボード5の他面5bにはLD駆動用スイッチング素子16およびチャージ用コンデンサ14が配置されている。
これら複数のLD17を備えたLDアレイ13、複数のチャージ用コンデンサ14、複数のダイオード23、およびLD駆動用スイッチング素子16は、ループ回路の配線の長さがループ回路ごとにそれぞれ同じになるように、発光ボード5にそれぞれ配置されている。これにより、各ループ回路において寄生抵抗や寄生インダクタンス等の配線インピーダンスが揃うので、各LD17から同じ強度の光が発せられるようになっている。
また、第1実施形態と同様に、発光ボード5の一面5aに配置されたLDアレイ13と、発光ボード5の他面5bに配置されたLD駆動用スイッチング素子16とが発光ボード5の一面5aに垂直な方向でオーバーラップしている。これにより、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とが互いに近づくため、配線インピーダンスが小さくなる。
本実施形態では、図7(a)に示されるように、ダイオード23は発光ボード5の一面5aに配置されている。そして、各ダイオード23は、LDアレイ13の中心点とLD駆動用スイッチング素子16の中心点との中間点を中心に円弧状に発光ボード5の一面5aに配置されている。これにより、LDアレイ13と各ダイオード23とを最小の配線長さでレイアウトすることが可能となる。
一方、図7(b)に示されるように、各チャージ用コンデンサ14は発光ボード5の他面5bに配置されている。そして、各チャージ用コンデンサ14は、LDアレイ13の中心点とLD駆動用スイッチング素子16の中心点との中間点を中心に円弧状に発光ボード5の他面5bに配置されている。これにより、LD駆動用スイッチング素子16と各チャージ用コンデンサ14とを最小の配線長さでレイアウトすることが可能となる。
また、上記のような各ダイオード23や各チャージ用コンデンサ14の円弧状の配置により、各ループ回路に生じる寄生抵抗や寄生インダクタンスが小さくなり、大出力短パルスの発光が可能となる。
さらに、図8に示されるように、ダイオード23は発光ボード5においてチャージ用コンデンサ14の反対側に位置している。すなわち、ダイオード23およびチャージ用コンデンサ14によって発光ボード5が挟まれている。このような配置により、LDアレイ13のLD17、ダイオード23、チャージ用コンデンサ14、LD駆動用スイッチング素子16で構成されるループ回路の配線の長さを小さくすることが可能となる。また、ダイオード23の素子面積を大きくしてもチャージ用コンデンサ14の配置に影響を及ぼさない。このため、ダイオード23の素子面積を大きくしてダイオード23の抵抗が小さくなるようにすることができる。
次に、ループ回路にダイオード23を追加したことによって、他のループ回路から流れ込んだリーク電流を阻止する作動について、図を参照して説明する。図9は、各ループ回路のうち、発光予定のLD17を含んだループ回路と、発光を予定していないループ回路とを抜き出した回路図である。
第1実施形態で説明したように、発光予定のLD17を発光させるべく、該LD17を含んだループ回路のチャージ用コンデンサ14に充電を行う。これにより、図9の実線矢印で示された電流がループ回路に流れ込み、該チャージ用コンデンサ14が充電される。
このような、チャージ用コンデンサ14の充電中に、上述のように、各ループ回路は共通の配線を介して各々が電気的に接続されているため、発光を予定していないLD17に逆電圧として印加され、リーク電流が発生する。もちろん、リーク電流は、図示しない他のループ回路にも発生する。
このような状況になっても、発光を予定していないLD17を含んだループ回路では、ダイオード23が設けられているため、該ダイオード23によってLD17からチャージ用コンデンサ14に流れようとするリーク電流が阻止される。したがって、発光を予定していないLD17に対応したチャージ用コンデンサ14が、発光を予定しているLD17を含んだループ回路への印加電圧に起因したリーク電流によって充電されないようにすることができる。これに伴い、発光を予定していないLD17が発光してしまうことも防止できる。
また、逆電圧の大部分をダイオード23がうけ、LD17にかかる逆電圧が軽減されることから、発光を予定しているLD17に逆電圧耐圧を超えた電圧を印加することができる。このため、チャージ用コンデンサ14の充電量の制限を大きく緩和することができ、LD17の発光強度の限界を上げることができる。さらに、リーク電流を発生させない対策として、チャージ用コンデンサ14の充電時間を短くするということを行わなくても良い。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ダイオード23が特許請求の範囲の逆流防止素子に対応する。
(他の実施形態)
図1および図2に示される距離検出装置の内部構造については、一例を示すものであって、他の構成であっても良い。また、上記各実施形態で示した距離検出装置は、レーザアレイ駆動回路を適用した一例を示したものであって、レーザアレイ駆動回路を距離検出装置以外の他の用途に用いることもできる。
上記第1実施形態では、発光ボード5の一面5aにLDアレイ13およびチャージ用コンデンサ14が配置され、発光ボード5の他面5bにLD駆動用スイッチング素子16が配置されているが、この配置関係は一例を示すものであって、他の配置方法であっても構わない。
各チャージ用コンデンサ14を、LDアレイ13の中心点とLD駆動用スイッチング素子16の中心点との中間点を中心に円弧状に配置しても良い。これにより、LD17およびLD駆動用スイッチング素子16と各チャージ用コンデンサ14との間の配線長さを最小にすることができる。
上記各実施形態では、各LD17すべてに対してLD駆動用スイッチング素子16を共通化しているが、複数のLD17にLD駆動用スイッチング素子16を共通化したものが複数備えられていても良い。この場合、共通化されたLD駆動用スイッチング素子16が発光ボード5の他面5bに複数備えられることになる。
上記各実施形態では、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とが発光ボード5の一面5aに垂直な方向にオーバーラップしている配置関係について説明したが、これは一例を示すものであって、LDアレイ13とLD駆動用スイッチング素子16とがオーバーラップしていない配置関係になっていても良い。
上記各実施形態では、各チャージ用コンデンサ14は、LDアレイ13の中心点とLD駆動用スイッチング素子16の中心点との中間点を中心に円弧状に配置されているが、これは一例を示すものであって、各チャージ用コンデンサ14の配置は円弧状ではなく他の配置になっていても良い。
上記各実施形態では、各チャージ用スイッチング素子20およびLD駆動用スイッチング素子16として、MOSFETを用いていたが、これに限らず、他のトランジスタ等を用いても構わない。
上記各実施形態では、チャージ用スイッチング素子20をロジックIC19に設け、マイコン21で各チャージ用コンデンサ14を制御していたが、複数のチャージ用スイッチング素子20を、1つの機能を実現するためのロジックIC19を含めたシーケンサに設けることもできる。シーケンサではなく、ドライバICを用いても良い。もちろん、他の制御手段によって制御しても良い。
上記各実施形態では、LDアレイ13および複数のチャージ用コンデンサ14は、LDアレイ13に備えられる各LD17とこれら各LD17にそれぞれ対応する各チャージ用コンデンサ14とを接続する配線の長さがそれぞれ同じになるように発光ボード5に配置されていることが示されているが、これは配線の長さを同じにして配線インピーダンスを同じにすることを目的としているものであって、配線インピーダンスを考慮しなければ、各配線の長さが同じになっていなくても良い。配線の長さがそれぞれ同じであれば、配線インピーダンスを揃えることができるため、配線の長さを揃えることが好ましい。
上記各実施形態では、各チャージ用スイッチング素子20として、LD駆動用スイッチング素子16よりもスイッチング速度が遅く、電流容量が小さく、オン抵抗が大きく、さらにサイズが小さいものを用いていたが、これらを全て満たす必要はなく、他のパラメータを有するものであっても構わない。
第2実施形態では、発光ボード5の一面5aにLDアレイ13とダイオード23とが配置され、発光ボード5の他面5bにLD駆動用スイッチング素子16と各チャージ用コンデンサ14とが配置された例について説明した。しかし、これは各配置の一例を示したものであり、他の配置であっても良い。例えば、発光ボード5の一面5aに各ダイオード23と各チャージ用コンデンサ14とを配置させても良い。この場合であっても、各ダイオード23と各チャージ用コンデンサ14とをそれぞれ円弧状に配置することができる。
第2実施形態では、逆流防止素子としてダイオード23を例に説明したが、該逆流防止素子としてレーザ・ダイオードを用いても良い。また、レーザ・ダイオード1つでは耐圧が低いことが一般的であるため、レーザ・ダイオードを複数個多段に接続したものを逆流防止素子としても用いることもできる。この場合、LD17の発光の際に逆流防止素子である複数のレーザ・ダイオードもそれぞれ発光するため、該ループ回路からの発光量を向上させることができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る距離検出装置の内部構成の斜視図である。 (a)は発光モジュールの斜視図、(b)は受光モジュールの斜視図である。 (a)は、発光ボードおよび発光ボードに電気的に接続される回路基板の概略平面図、(b)は(a)のA矢視図である。 図3に示される発光ボードおよびロジックICの等価回路図である。 図4に示される回路のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発光ボードおよびロジックICの等価回路図である。 (a)は第2実施形態に係る発光ボードの一面の平面図、(b)は該発光ボードの他面の平面図である。 図7(a)のB−B断面図である。 第2実施形態において、ダイオードによるリーク電流を阻止する作動を説明するための回路図である。 課題を説明するための図である。
符号の説明
5 発光ボード
5a 発光ボードの一面
5b 発光ボードの他面
13 レーザ・ダイオード・アレイ
14 チャージ用コンデンサ
16 レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子
17 レーザ・ダイオード
19 ロジックIC
20 チャージ用スイッチング素子
21 マイコン
22 駆動回路
23 ダイオード

Claims (10)

  1. 光を発する複数のレーザ・ダイオード(17)を備えた1チップのレーザ・ダイオード・アレイ(13)と、
    電荷が蓄積されるチャージ用コンデンサ(14)と、
    前記チャージ用コンデンサ(14)に電荷を蓄積するためのチャージ用スイッチング素子(20)と、
    前記チャージ用コンデンサ(14)に蓄えられた電荷に相当する電流を、前記レーザ・ダイオード(17)に流すレーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)とを備えたレーザレーダ用のものに適用され、
    前記チャージ用コンデンサ(14)および前記チャージ用スイッチング素子(20)が、前記複数のレーザ・ダイオード(17)と同数備えられ、前記レーザ・ダイオード(17)、前記チャージ用コンデンサ(14)、および前記チャージ用スイッチング素子(20)によって駆動回路(22)が構成され、
    前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)は、前記複数のレーザ・ダイオード(17)に対して共通化されており、
    前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が前記複数のレーザ・ダイオード(17)に対して共通化されたものが複数備えられ、
    前記複数のレーザ・ダイオード(17)のカソードは、前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)にそれぞれ接続されており、
    前記複数のレーザ・ダイオード(17)と同数の逆流防止素子(23)が備えられ、
    前記駆動回路(22)は、前記レーザ・ダイオード(17)、前記チャージ用コンデンサ(14)、前記チャージ用スイッチング素子(20)、および前記逆流防止素子(23)によって構成され、
    前記チャージ用コンデンサ(14)に蓄えられた電荷に相当する電流が前記チャージ用コンデンサ(14)から前記レーザ・ダイオード(17)に流れるように、前記チャージ用コンデンサ(14)、前記逆流防止素子(23)、前記レーザ・ダイオード(17)によるループ回路が前記複数のレーザ・ダイオード(17)ごとにそれぞれ構成されており、
    前記各ループ回路は、共通の配線に接続されることで各々が電気的に接続され、さらに前記共通の配線を介して前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)にそれぞれ接続されており、
    前記逆流防止素子(23)は、該逆流防止素子(23)を含んだループ回路とは異なるループ回路から前記共通の配線を介して前記チャージ用コンデンサ(14)に流れようとする電流を阻止するように、前記レーザ・ダイオード(17)に接続されており、
    板状の発光ボード(5)を備え、
    前記ループ回路の配線の長さが前記ループ回路ごとにそれぞれ同じになるように、前記複数のレーザ・ダイオード(17)を備えた前記レーザ・ダイオード・アレイ(13)、前記複数のチャージ用コンデンサ(14)、前記複数の逆流防止素子(23)、および前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が前記発光ボード(5)に配置されており、
    さらに、前記発光ボード(5)は、一面(5a)および他面(5b)を有し、
    前記レーザ・ダイオード・アレイ(13)は前記発光ボード(5)の前記一面(5a)に配置され、前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)は前記発光ボード(5)の前記他面(5b)に配置されており、
    前記レーザ・ダイオード・アレイ(13)と前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)とが前記発光ボード(5)の前記一面(5a)に垂直な方向でオーバーラップしており、
    前記複数のチャージ用コンデンサ(14)は前記発光ボード(5)の前記他面(5b)に配置されると共に、前記レーザ・ダイオード・アレイ(13)の中心点と前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)の中心点との中間点を中心に円弧状に前記発光ボード(5)の前記他面(5b)に配置され、
    前記複数の逆流防止素子(23)は前記発光ボード(5)の前記一面(5a)に配置されると共に、前記レーザ・ダイオード・アレイ(13)の中心点と前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)の中心点との中間点を中心に円弧状に前記発光ボード(5)の前記一面(5a)に配置されており、
    発光予定のレーザ・ダイオード(17)に対応したチャージ用コンデンサ(14)に順番に電荷を蓄積し、前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)のオン/オフを繰り返すことで、前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)が共通化されている前記複数のレーザ・ダイオード(17)を順番に発光させてパルス光(7)を発生させることを特徴とするレーザアレイ駆動回路。
  2. 前記チャージ用コンデンサ(14)に電荷が蓄積されたか否かを、前記チャージ用スイッチング素子(20)がオンしている時間で管理する手段(21)を備えていることを特徴とする請求項に記載のレーザアレイ駆動回路。
  3. 前記逆流防止素子(23)は、前記発光ボード(5)において前記チャージ用コンデンサ(14)の反対側に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザアレイ駆動回路。
  4. 前記逆流防止素子(23)は、ダイオードであることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載のレーザアレイ駆動回路。
  5. 前記逆流防止素子(23)は、レーザ・ダイオードであることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載のレーザアレイ駆動回路。
  6. 前記逆流防止素子(23)としてのレーザ・ダイオードは複数個多段に接続されていることを特徴とする請求項に記載のレーザアレイ駆動回路。
  7. 前記複数のチャージ用スイッチング素子(20)および前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)としてMOSFETが用いられることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のレーザアレイ駆動回路。
  8. 前記複数のチャージ用スイッチング素子(20)は、前記レーザ・ダイオード駆動用スイッチング素子(16)よりもスイッチング速度が遅く、電流容量が小さく、オン抵抗が大きく、さらにサイズが小さいものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のレーザアレイ駆動回路。
  9. 前記複数のチャージ用スイッチング素子(20)は、1つの機能を実現するためのロジックIC(19)に設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のレーザアレイ駆動回路。
  10. 前記複数のチャージ用スイッチング素子(20)は、1つの機能を実現するためのロジックIC(19)を複数含んだシーケンサに設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のレーザアレイ駆動回路。
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