JP4831051B2 - 画像記録装置、圧電アクチュエータ、及び、液体噴射ヘッド - Google Patents

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本発明は、駆動源としての圧電素子の変形によって圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴を吐出する液体噴射ヘッドを備えた画像記録装置、圧電素子を振動板表面に形成してなる圧電アクチュエータ、及び、圧電素子を圧力室とは反対側の振動板表面に設け、この圧電素子によって圧力室容積を変化させる液体噴射ヘッドに関する。
圧電素子は、圧電効果を示す圧電材料である、BaTiO3、PbZrO3、PbTiO3などの金属酸化物の粉末を圧縮焼成した圧電セラミックス、または高分子化合物を利用した圧電性高分子膜などから成る電気エネルギーの供給によって変形するものであり、例えば、液体噴射ヘッド、マイクロポンプ、発音体(スピーカ等)用の駆動素子として広く用いられている。ここで、液体噴射ヘッドは、圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴を吐出させるものであり、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレーの製造に用いられる液晶噴射ヘッド、カラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド等がある。また、マイクロポンプは、極く微量の液体を扱うことができる超小型のポンプであり、例えば、極く少量の薬液を送出する際に用いられる。
このような液体噴射ヘッドやマイクロポンプに用いられる重要な部品の一つに、振動板の表面に圧電素子を設けた圧電アクチュエータがある。この圧電アクチュエータは圧力室となる空部を有する圧力室形成基板に取り付けられ、圧力室の一部を振動板で区画する。そして、液滴を吐出したり、液体を送出したりする際には、圧電素子に駆動パルスを供給してこの圧電素子及び振動板(即ち、圧力室の変形部分)を変形させ、圧力室の容積を変化させる。
これらの液体噴射ヘッドやマイクロポンプにおいては、圧電素子の高周波駆動に対する強い要請がある。これは、液滴の高周波吐出を実現したり、送液能力を高めたりするためである。そして、圧電素子の高周波駆動を実現するためには、上記変形部分のコンプライアンスを従来よりも小さくし、且つ、圧電素子の変形量を従来よりも大きくする必要がある。これは、変形部分のコンプライアンスを小さくすると応答性が向上するため、従来よりも高い周波数での駆動が可能となること、及び、圧電素子の変形量を大きくすると圧力室の容積変化量が大きくなるため、吐出される液滴の量や送出される液体の量を増やすことができることによる。
そして、変形部分のコンプライアンスと圧電素子の変形量の相反する特性を充足するものとして、多層構造の圧電素子が提案されている。例えば、圧電体層を上層圧電体と下層圧電体の2層構造とし、上層圧電体と下層圧電体の境界に駆動電極(個別電極)を形成すると共に、上層圧電体の外表面と下層圧電体の外表面とにそれぞれ共通電極を形成した構造の圧電素子が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
上記多層構造の圧電素子では、上層圧電体と下層圧電体の境界に駆動電極が設けられているので、各層の圧電体には、駆動電極から各共通電極までの間隔(即ち、各層圧電体の厚さ)と、駆動電極と各共通電極の電位差とによって定まる強さの電場が付与される。このため、共通電極と駆動電極とで単層の圧電体を挟んだ単層構造の圧電素子と比べた場合、圧電素子全体の厚さを多少厚くして変形部分のコンプライアンスを小さくしても、従来と同じ駆動電圧で大きく変形させることができる。
特開平2−289352号公報(第6頁,第5図) 特開平10−34924号公報(第5頁,第9図)
しかしながら、上記多層構造の圧電素子を単に用いただけでは、近年の高い要請に応え得る程度の特性は得られなかった。このため、実際の製品としては、単層の圧電体を共通電極と駆動電極とで挟んだ単層構造の圧電素子を用いることを余儀なくされている。これには種々の原因が考えられるが、圧電素子における変形の安定性や変形量が不十分であったこともその要因と考えられる。また、製造効率や製品の信頼性が不十分であったことも要因と考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多層構造の圧電素子の変形効率を高めることにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、圧電素子は、電場に応じて変形する圧電体層と該圧電体層に付与される電場を発生する電極層とを備え、
前記圧電体層は、互いに積層された上層圧電体と下層圧電体とを含み、前記電極層は、互いに導通された共通上電極及び共通下電極と、駆動信号の供給源に導通される駆動電極とから構成され、
前記振動板側から、共通下電極、下層圧電体、駆動電極、上層圧電体、共通上電極の順にそれぞれ積層して形成し、
前記共通上電極を上層圧電体の幅方向一端から他端まで一連に形成し、
前記共通上電極を前記共通下電極よりも幅広に設けたことを特徴とする。
ここで、「上、下」とあるのは、振動板を基準とした位置関係を示している。即ち、振動板から近い側を「下」とし、振動板から遠い側を「上」として示している。
この構成によれば、圧電体層は、互いに積層された上層圧電体と下層圧電体とを含むと共に、電極層は、互いに導通された共通上電極及び共通下電極と、駆動信号の供給源に導通される駆動電極とから構成され、振動板側から、共通下電極、下層圧電体、駆動電極、上層圧電体、共通上電極の順にそれぞれ積層して形成し、共通上電極を上層圧電体の幅方向一端から他端まで一連に形成したので、上層圧電体を全体的に撓ませることができ、圧電素子の変形効率を向上させることができる。また、共通上電極を共通下電極よりも幅広に設けたので、上層圧電体の変形範囲を下層圧電体の変形範囲よりも広くすることができ、これにより、上層圧電体を下層圧電体よりも大きく変形させることができる。そして、上層圧電体の変形を増幅して振動板に作用させることができ、その結果、圧力室の幅方向中央を大きく変形させることができる。
また、上記構成において、前記共通上電極を前記駆動電極よりも幅広に設けることが望ましい。
この構成によれば、上層圧電体によって駆動電極を確実に覆うことができる。これにより、駆動電極と共通電極とが短絡してしまう不具合を確実に防止できるし、空中放電による不具合も防止できる。
さらに、上記構成において、前記共通上電極を前記共通下電極および前記駆動電極よりも薄くする構成を採用することが望ましい。
そして、この構成において前記共通上電極を金で作製する一方、前記共通下電極および前記駆動電極を白金で作製することが望ましい。
上記構成によれば、共通上電極を圧電素子に追従させて変形させることができ、圧電素子の変形量が損なわれてしまう不具合を防止できる。また、圧電素子の変形が繰り返し行われても断線等の故障が生じ難い。さらに、共通上電極を通じて電流を効率よく流すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、プリンタやプロッタ等の画像記録装置に搭載される記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一種)を例に挙げて説明する。この記録ヘッドは、例えば、図5に示すように、複数個のヘッド本体1を備え、これらのヘッド本体1を取付ベース61に取り付けて構成されている。
まず、ヘッド本体1の基本構造について説明する。図1に示すように、このヘッド本体1は、流路ユニット2とアクチュエータユニット3とから概略構成されている。
流路ユニット2は、インク供給口(オリフィス)4となる通孔及びノズル連通口5の一部となる通孔を開設した供給口形成基板6と、共通インク室7となる通孔及びノズル連通口5の一部となる通孔を開設したインク室形成基板8と、ノズル開口9を副走査方向(即ち、記録ヘッドの移動方向である主走査方向に直交する方向)に沿って複数開設したノズルプレート10から構成されている。これらの供給口形成基板6、インク室形成基板8、及び、ノズルプレート10は、例えば、ステンレス製の薄板をプレス加工することで作製されている。そして、この流路ユニット2は、インク室形成基板8の一方の表面(図中下側)にノズルプレート10を、他方の表面(同上側)に供給口形成基板6をそれぞれ配置し、これらの供給口形成基板6、インク室形成基板8、及び、ノズルプレート10を接合することで作製される。例えば、シート状の接着剤によって各部材6,8,10を接着することで作製される。
上記のノズル開口9は、図2に示すように、所定ピッチで複数個列状に開設される。そして、列設された複数のノズル開口9によってノズル列11が構成される。例えば、92個のノズル開口9で1つのノズル列11が構成される。そして、このノズル列11が横並びに2列形成される。
アクチュエータユニット3は、ヘッドチップとも呼ばれる部材である。このアクチュエータユニット3は、圧力室12となる通孔(或いは空部)を開設した圧力室形成基板13と、圧力室12の一部を区画する振動板14と、供給側連通口15となる通孔及びノズル連通口5の一部となる通孔を開設した蓋部材16と、駆動源としての圧電素子17とによって構成される。これら各部材13,14,16の板厚に関し、圧力室形成基板13、及び、蓋部材16は、好ましくは50μm以上、より好ましくは100μm以上である。また、振動板14は、好ましくは50μm以下、より好ましくは3〜12μm程度である。
なお、このアクチュエータユニット3において、振動板14と圧電素子17が本発明の圧電アクチュエータを構成する。また、振動板14は、圧電素子17が設けられる支持部材の一種である。
そして、このアクチュエータユニット3は、圧力室形成基板13の一方の表面に蓋部材16を、他方の表面に振動板14をそれぞれ配置して各部材を接合し、その後振動板14の表面に圧電素子17を形成することで作製される。これらの中で、圧力室形成基板13、振動板14、及び、蓋部材16は、アルミナや酸化ジルコニウム等のセラミックスで作製されており、焼成によって接合される。
これらの圧力室形成基板13、振動板14、蓋部材16の接合は、例えば次の手順で行われる。まず、セラミックス原料、バインダー及び液媒等によってセラミックスのスラリーを調整する。次に、ドクターブレード装置やリバースロールコーター装置等の一般的な装置を用いて、スラリーをグリーンシート(未焼成のシート材)に成形する。その後、このグリーンシートに対して切削や打ち抜き等の加工を施して必要な通孔等を形成し、圧力室形成基板13、振動板14、及び、蓋部材16の各シート状前駆体を作製する。そして、各シート状前駆体を積層及び焼成することにより、各シート状前駆体を一体化して1枚のシート状部材を得る。この場合、各シート状前駆体は一体焼成されるので、特別な接着処理が不要である。また、各シート状前駆体の接合面において高いシール性を得ることもできる。
また、1枚のシート状部材には、複数ユニット分の圧力室12やノズル連通口5等が形成されている。換言すれば、1枚のシート状部材から複数のアクチュエータユニット(ヘッドチップ)3を作製する。例えば、1つのアクチュエータユニット3となるチップ領域を、1枚のシート状部材内にマトリクス状に複数設定し、圧電素子17等の必要な部材を各チップ領域毎に形成する。そして、必要な部材が形成されたシート状部材(セラミックスシート)をチップ領域毎に切断することで、複数のアクチュエータユニット3を得る。
上記の圧力室12は、ノズル列11とは直交する方向に細長い空部であり、ノズル開口9に対応する複数形成されている。即ち、図2に示すように、ノズル列方向に列設されている。そして、各圧力室12の一端は、ノズル連通口5を通じて対応するノズル開口9に連通する。また、ノズル連通口5とは反対側の圧力室12の他端は、供給側連通口15及びインク供給口4を通じて共通インク室7に連通している。さらに、この圧力室12の一部は、振動板14によって区画されている。
上記の圧電素子17は、所謂撓み振動モードの圧電素子であり、圧力室12とは反対側の振動板表面に圧力室12毎に形成されている。この圧電素子17の幅は圧力室12の幅を基準に定められ、長さは圧力室12の長さよりも多少長い。即ち、圧電素子17は、圧力室12の長手方向を覆うように形成されている。この圧電素子17は、例えば、図3に示すように、圧電体層31と共通電極32と駆動電極33等によって構成される多層構造であり、駆動電極33と共通電極32とによって圧電体層31を挟んでいる。なお、この圧電素子17の詳細な構造については後で詳しく説明する。
上記の駆動電極33には駆動信号の供給源(図示せず)が導通、即ち、電気的に接続される。また、共通電極32は、例えば接地電位に調整される。そして、駆動電極33に駆動信号が供給されると、駆動電極33と共通電極32との間には電位差に応じた強さの電場が発生する。この電場は圧電体層31に付与されるので、圧電体層31は付与された電場の強さに応じて変形する。即ち、駆動電極33の電位を高くする程、圧電体層31は電場と直交する方向に収縮し、圧力室12の容積を少なくするように振動板14を変形させる。一方、駆動電極33の電位を低くする程、圧電体層31は電界と直交する方向に伸長し、圧力室12の容積を増やすように振動板14を変形させる。
そして、このアクチュエータユニット3と上記の流路ユニット2とは、互いに接合される。例えば、供給口形成基板6と蓋部材16との間にシート状接着剤を介在させ、この状態でアクチュエータユニット3を流路ユニット2側に加圧することで接着される。
このように構成されたヘッド本体1には、共通インク室7からインク供給口4、供給側連通口15、圧力室12、及び、ノズル連通口5を通じてノズル開口9に至る一連のインク流路がノズル開口9毎に形成されている。使用時において、このインク流路内はインク(液体の一種)で満たされており、圧電素子17を変形させることで対応する圧力室12が収縮或いは膨張し、圧力室12内のインクに圧力変動が生じる。このインク圧力を制御することで、ノズル開口9からインク滴を吐出させることができる。例えば、定常容積の圧力室12を一旦膨張させた後に急激に収縮させると、圧力室12の膨張に伴ってインクが充填され、その後の急激な収縮によって圧力室12内のインクが加圧されてインク滴が吐出される。
ここで、高速記録のためには、より多くのインク滴を短時間で吐出させる必要がある。この要求に応えるためには、圧力室12を区画している部分の振動板14及び圧電素子17(即ち、圧力室12における変形部分)のコンプライアンスと、圧電素子17の変形量とを考慮する必要がある。即ち、上記変形部分のコンプライアンスが大きくなる程、変形に対する応答性が悪くなり、高い周波数での駆動が困難になるからである。また、コンプライアンスが小さくなる程、この変形部分が変形し難くなり、圧力室12の収縮量が少なくなって1滴のインク量が減ってしまうからである。
このような観点から、既に実用化されている撓み振動モードの圧電素子を用いた記録ヘッドでは、圧電素子は単層の圧電体を共通電極と駆動電極とで挟んだ単層構造のものが用いられており、最大応答周波数は25kHz程度、最大インク滴量は13pL(ピコリットル)程度であった。
そして、本実施形態では、多層構造の圧電素子17を用いて変形部分のコンプライアンスを小さくし、さらに、この圧電素子17の構造を改良することにより、圧電素子17における変形の安定性を高めつつ、必要量のインク滴を効率よく吐出できるようにしている。以下、この点について説明する。
まず、圧電素子17の構造について詳細に説明する。図3に示すように、圧電体層31は、互いに積層された上層圧電体(外側圧電体)34及び下層圧電体(内側圧電体)35から構成される。また、共通電極32は、共通上電極(共通外電極)36及び共通下電極(共通内電極)37から構成される。そして、この共通電極32と駆動電極(個別電極)33とが電極層を構成する。
なお、ここでいう「上(外)」或いは「下(内)」とは、振動板14を基準とした位置関係を示している。換言すれば、圧電素子17における振動板14との接合面(圧電素子17の変形を出力するための作用面と表現することもできる。)を基準とした位置関係を示している。そして、「上(外)」とあるのは振動板14から遠い側を示し、「下(内)」とあるのは振動板14に近い側を示している。
上記の駆動電極33は、上層圧電体34と下層圧電体35の境界に形成され、共通下電極37は下層圧電体35と振動板14との間に形成される。また、共通上電極36は下層圧電体35とは反対側の上層圧電体34の表面に形成される。即ち、この圧電素子17は、振動板14側から、共通下電極37、下層圧電体35、駆動電極33、上層圧電体34、共通上電極36の順で積層された多層構造である。そして、圧電体層31の厚さは上層圧電体34と下層圧電体35の2層を合計して約20μmであり、共通電極32を含めた圧電素子17の全体の厚さは約23μmである。
なお、従来の単層構造の圧電素子17にあっては、素子全体の厚さが約15μmである。従って、圧電素子17の厚さが増したことから、その分だけ振動板14のコンプライアンスが小さくなっている。
上記の共通上電極36と共通下電極37は、駆動信号に拘わらず一定の電位に調整される。本実施形態において、これらの共通上電極36と共通下電極37は互いに導通され、接地電位に調整される。また、駆動電極33は、上記したように駆動信号の供給源に導通されているので、供給された駆動信号に応じて電位を変化させる。従って、駆動信号の供給によって、駆動電極33と共通上電極36との間、及び、駆動電極33と共通下電極37との間には、それぞれ向きが反対の電場が生じる。
そして、これらの各電極33,36,37を構成する材料としては、例えば、金属単体、合金、電気絶縁性セラミックスと金属との混合物等の各種導体が選択されるが、焼成温度において変質等の不具合が生じないことが要求される。本実施形態では、共通上電極36に金を用い、共通下電極37及び駆動電極33に白金を用いている。
上記の上層圧電体34と下層圧電体35は共に、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料によって作製されている。そして、上層圧電体34と下層圧電体35とは分極方向が反対である。このため、駆動信号印加時の伸縮方向が上層圧電体34と下層圧電体35とで揃い、支障なく変形することができる。即ち、上層圧電体34及び下層圧電体35は、駆動電極33の電位を高くする程に圧力室12の容積を少なくするように振動板14を変形させ、駆動電極33の電位を低くする程に圧力室12の容積を増やすように振動板14を変形させる。
そして、この多層構造の圧電素子17の変形を安定させるべく、本実施形態では、図4に示すように、上層圧電体34の厚さtp1を、下層圧電体35の厚さtp2よりも厚くしている。例えば、上層圧電体34の厚さtp1を12μmとし、下層圧電体35の厚さtp2を8μmとしている。このような構成とすることにより、必要な駆動電圧は圧電体層31の厚さが厚くなった分だけ高くなるが、上層圧電体34における変形の線形性、即ち、駆動信号の変化に対する追従性を良好にすることができる。従って、駆動時における圧電素子17の変形を安定化できる。即ち、設計通りの形状に変形させることができる。これにより、圧力室12の容積制御をより精密に行うことができるので、吐出特性の制御をより細かく行う用途、例えば、高品位印刷の用途に適する。
上記の駆動電極33に関し、本実施形態では、上層圧電体34を駆動電極33よりも幅広(即ち、駆動電極33の電極幅よりも広い幅)に設けており、この上層圧電体34によって駆動電極33をその全幅を越えて一連に覆っている。これは、空中放電等の不具合を防止するためである。即ち、駆動電極33から共通上電極36或いは共通下電極37までの間隔は、上記したように数ミクロン〜十数ミクロン程度と極く狭い。また、各層圧電体34,35を駆動するためには、30〜40V程度の電圧を印加する必要がある。このため、駆動電極33の幅方向両端部を各層圧電体34,35から露出させてしまうと、高温多湿の環境下では空中放電が生じる虞があり、動作異常の原因となり得る。また、製造時における短絡の要因ともなり得る。そして、本実施形態のように、上層圧電体34によって駆動電極33を覆う構成にすると、駆動電極33が圧電体層31内に埋設された状態になるので、空中放電が防止でき、誤動作の防止が図れる。また、製造時や使用時において、駆動電極33が他の電極(共通上電極36,共通下電極37)に短絡してしまう不具合を防止することもできる。
また、図4中に拡大して示すように、圧電体層31(下層圧電体35)を、共通下電極37の側縁を越えてオーバーハングさせた状態で設けている。そして、共通下電極37は、圧力室12の幅wcよりも狭幅とされ、圧力室幅内に配設されている。これにより、振動板14の幅方向両端部には、振動板14のみの弾性領域Vc,Vcが形成される。この弾性領域Vcを設けることにより、振動板14をより撓ませ易くすることができ、変形効率を高めることができる。
上記の共通上電極36に関し、本実施形態では、他の電極(駆動電極33,共通下電極37)よりも薄く、柔軟性が高い電極材料を用いている。これは、この共通上電極36が他の電極よりも大きく変形することによる。即ち、この共通上電極36は、上層圧電体34の表面に形成されているので、他の電極よりも大きく変形する。このため、共通上電極36については、他の電極よりも柔らかい材料を用い、及び/又は、層厚を薄くすることで、変形の繰り返しによる破損を防止することができる。また、層厚を薄くしても電気抵抗が過度に高くならないように、導電性が良い電極材料を用いることが好ましい。
具体的に説明すると、電極材料に関しては、上記したように、共通上電極36を金で作製し、駆動電極33及び共通下電極37を白金で作製している。そして、電極の厚さに関し、共通下電極37及び駆動電極33は2〜3μmであるのに対し、共通上電極36はその1/10程度(例えば、0.3μm)にする。このように構成すると、共通上電極36を圧電素子17に追従させて変形させることができ、圧電素子17の変形量が損なわれてしまう不具合を防止できる。また、圧電素子17の変形が繰り返し行われても断線等の故障が生じ難い。さらに、共通上電極36を通じて電流を効率よく流すことができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
図6に示す第1の変形例は、上層圧電体34を圧力室12の内寸法wcよりも幅広に構成すると共に、共通上電極36を共通下電極37よりも幅広に構成し、共通上電極36を上層圧電体34の幅方向の全体に一連に形成した点に特徴を有している。
この変形例では、上層圧電体34の幅wp1を、圧力室12の内寸法wcや下層圧電体35の幅wp2よりも広く、且つ、圧力室隔壁38の幅中央同士の間隔wc″(隔壁間隔wc″)よりも狭く形成している。さらに、この上層圧電体34の幅方向中央を、圧力室12の幅方向中央に合わせて形成している。言い換えれば、上層圧電体34を、圧力室隔壁38,38の厚さ方向中央同士を結ぶ幅範囲(隔壁間隔wc″で示される範囲)よりも内側に形成している。これにより、隣り合う上層圧電体34,34同士の間に隙間を設けて、圧電素子17,17同士を互いに接触させることなく配設している。
また、共通上電極36に関しては、その電極幅(形成幅)we1を上層圧電体34の幅wp1に揃えている。言い換えれば、共通上電極36を上層圧電体34の幅方向一端から他端に亘って一連に形成している。なお、この変形例の共通上電極36においても、導電性が良く柔らかい電極材料である金を用い、この金を0.3μm程度の極く薄い層として形成している。
なお、他の部分の構成については上記した実施形態と同様であるので、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
この変形例では、上層圧電体34の幅wp1が圧力室12の幅方向の内寸法wcよりも広く、共通上電極36が上層圧電体34の幅方向を覆うように形成されているので、駆動電極33と共通上電極36の間に発生される電場は、上層圧電体34の幅方向全域に亘って作用する。これにより、上層圧電体34を幅方向全域に亘って変形させることができる。そして、上層圧電体34を圧力室幅(内寸法wc)よりも幅広に構成しているので、上層圧電体34における幅方向中央部の変形量を上記実施形態に比べて大きくすることができる。従って、振動板14に関し、圧力室12の幅方向中央を大きく変形させることができ、圧電素子17の変形を圧力室12の容積変化に効率よく変えることができる。
また、共通上電極36の電極幅we1を上共通下電極37の電極幅we3よりも広く構成したことから、上層圧電体34の変形範囲を下層圧電体35の変形範囲よりも広くすることができる。即ち、幅方向中央部については、上層圧電体34を下層圧電体35よりも大きく変形させることができる。そして、上層圧電体34の方が下層圧電体35よりも振動板14から遠いので、上層圧電体34の変形を増幅して振動板14に作用させることができる。従って、この点でも、圧力室12の幅方向中央を大きく変形させることができる。
さらに、この構成では、駆動電極33の幅を下層圧電体35の幅まで広げることもできる。この様に、駆動電極33の幅を広げると、電極同士の間に発生する電場を上記実施形態よりも強くすることができる。これにより、圧電素子17を可及的に大きく変形させることが可能となり、圧力室12の容積変化を可及的に大きくすることができる。
なお、本実施形態において、圧力室12の内寸法wcは160μmであり、圧力室12の形成ピッチ(図6中における符号wc″に相当する間隔)は210μmであるため、上層圧電体34の幅wp1を最大で圧力室12の内寸法wcの1.3倍程度まで広げることができる。
また、上層圧電体34の幅wp1が下層圧電体35の幅wp2よりも広いので、上層圧電体34の形成を容易に行えるという利点も有する。即ち、この圧電素子17を製造するには、まず、振動板14上に共通下電極37となる電極材料(例えば、白金)のペーストをマスクを介して所定パターンに塗布し、その後焼成する。共通下電極37が形成されたならば、この共通下電極37の上に下層圧電体35となる圧電材料(例えば、ジルコン酸チタン酸鉛)のペーストをマスクを介して所定パターンに塗布し、塗布し、その後焼成する。以下、同様に塗布及び焼成を繰り返し行うことで、駆動電極33、上層圧電体34、共通上電極36を順次形成する。
この形成工程において、上層圧電体34を形成するためのマスクについては、各上層圧電体34に対応するパターンを下層圧電体35のパターンよりも幅広に形成できる。このため、マスクの位置合わせが比較的容易になる。これにより、製造の効率化が図れる。
さらに、上層圧電体34の幅wp1が下層圧電体35の幅wp2よりも広いので、上層圧電体34によって駆動電極33を確実に覆うことができる。これにより、駆動電極33と共通電極32とが短絡してしまう不具合を確実に防止できるし、空中放電による不具合も防止できる。
図7に示す第2の変形例は、下層圧電体34についても圧力室12の内寸法wcよりも幅広に形成した点に特徴を有している。
この変形例では、下層圧電体35の幅wp2を圧力室12の内寸法wcよりも広く形成している。このため、各部の幅を広い順に列記すると次の様になる。即ち、隔壁間隔wc″が最も広く、上層圧電体34の幅wp1及び共通上電極36の幅we1が2番目に広い。そして、下層圧電体35の幅wp2及び駆動電極33の幅we2が3番目に広く、圧力室12の内寸法wcが4番目に広い。さらに、共通下電極37の幅we3が最も狭い。
なお、この変形例においても、各部の幅方向中心は、圧力室12の幅方向中心に合わせられている。また、上層圧電体34の厚さtp1は、下層圧電体35の厚さtp2よりも厚い。さらに、この他の部分については、上記した変形例と同様の構成であるので、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
そして、この変形例では、駆動電極33の幅we2が下層圧電体35の幅に揃えられ、最大限幅広に設定されている。このため、各電極間に発生する電場をより強めることができ、圧電素子17の変形を可及的に大きくできる。これにより、インク滴を効率よく吐出させることができる。また、この変形例でも共通上電極36が上層圧電体34の幅方向を覆うように形成されているので、上層圧電体34における幅方向中央部の変形量を上記実施形態に比べて大きくすることができる。従って、この変形例でも、圧電素子17の変形を圧力室12の容積変化に効率よく変えることができる。加えて、上層圧電体34の幅wp1が下層圧電体35の幅wp2よりも広いので、上層圧電体34によって駆動電極33を確実に覆うことができる。これにより、駆動電極33と共通電極32とが短絡してしまう不具合を確実に防止できるし、空中放電による不具合も防止できる。
さらに、この変形例では、下層圧電体35の幅wp2が圧力室12の幅方向の内寸法wcよりも広いので、弾性板17における変形部分が圧電素子17によって覆われた状態となる。このため、当該部分のコンプライアンスが上記実施形態よりも小さくなる。そして、コンプライアンスが小さくなったことで変形に対する応答性が向上し、圧電素子17をより高い周波数で駆動することができる。その結果、インク滴の高周波吐出が実現できる。なお、この変形例では、下層圧電体35の幅wp2を、上層圧電体34の幅wp1よりも狭く設定しているが、上層圧電体34の幅wp1と同じ幅にまで広げることもできる。
また、以上は、液体噴射ヘッドの一種である記録ヘッドを例に挙げて説明したが、本発明は、液晶噴射ヘッドや色材噴射ヘッド等といった他の液体噴射ヘッド、及びその圧電アクチュエータにも適用できる。さらに、マイクロポンプ用の圧電アクチュエータにも適用できる。
ヘッド本体の基本構造を説明する断面図である。 ヘッド本体をノズルプレート側から見た図である。 アクチュエータユニットの構造を説明する図であり、圧力室長手方向で切断した断面図である。 アクチュエータユニットの構造を説明する図であり、圧力室幅方向で切断した断面図である。 複数のヘッド本体を備えた記録ヘッドを説明する図である。 本発明の変形例を説明する図である。 本発明の他の変形例を説明する図である。
符号の説明
1…ヘッド本体,2…流路ユニット,3…アクチュエータユニット,4…インク供給口,5…ノズル連通口,6…供給口形成基板,7…共通インク室,8…インク室形成基板,9…ノズル開口,10…ノズルプレート,11…ノズル列,12…圧力室,13…圧力室形成基板,14…振動板,15…供給側連通口,16…蓋部材,17…圧電素子,31…圧電体層,32…共通電極,33…駆動電極,34…上層圧電体,35…下層圧電体,36…共通上電極,37…共通下電極,38…圧力室隔壁,61…取付ベース

Claims (12)

  1. ノズル開口に連通された圧力室と、該圧力室の一部を区画する振動板と、前記圧力室とは反対側の振動板表面に設けられた圧電素子とを備え、圧電素子の変形によって圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴を吐出する液体噴射ヘッドを備えた画像記録装置において、
    前記圧電素子は、電場に応じて変形する圧電体層と該圧電体層に付与される電場を発生する電極層とを備え、
    前記圧電体層は、互いに積層された上層圧電体と下層圧電体とを含み、前記電極層は、互いに導通された共通上電極及び共通下電極と、駆動信号の供給源に導通される駆動電極とから構成され、
    前記振動板側から、共通下電極、下層圧電体、駆動電極、上層圧電体、共通上電極の順にそれぞれ積層して形成し、
    前記共通上電極を上層圧電体の幅方向一端から他端まで一連に形成し、
    前記共通上電極を前記共通下電極よりも幅広に設けたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記共通上電極を前記駆動電極よりも幅広に設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記共通上電極を前記共通下電極および前記駆動電極よりも薄くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記共通上電極を金で作製する一方、前記共通下電極および前記駆動電極を白金で作製したことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 駆動源としての圧電素子を振動板の表面に形成してなる圧電アクチュエータにおいて、
    前記圧電素子は、電場に応じて変形する圧電体層と該圧電体層に付与される電場を発生する電極層とを備え、
    前記圧電体層は、互いに積層された上層圧電体と下層圧電体とを含み、前記電極層は、互いに導通された共通上電極及び共通下電極と、駆動信号の供給源に導通される駆動電極とから構成され、
    下層圧電体と上層圧電体との間に駆動電極を形成すると共に、下層圧電体と振動板との間に共通下電極を、駆動電極とは反対側の上層圧電体の表面に共通上電極をそれぞれ形成し、
    前記共通上電極を上層圧電体の幅方向一端から他端まで一連に形成し、
    前記共通上電極を前記共通下電極よりも幅広に設けたことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  6. 前記共通上電極を前記駆動電極よりも幅広に設けたことを特徴とする請求項5に記載の圧電アクチュエータ。
  7. 前記共通上電極を前記共通下電極および前記駆動電極よりも薄くしたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の圧電アクチュエータ。
  8. 前記共通上電極を金で作製する一方、前記共通下電極および前記駆動電極を白金で作製したことを特徴とする請求項7に記載の圧電アクチュエータ。
  9. ノズル開口に連通された圧力室と、該圧力室の一部を区画する振動板と、前記圧力室とは反対側の振動板表面に設けられた圧電素子とを備え、圧電素子の変形によって圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴を吐出する液体噴射ヘッドにおいて、
    前記圧電素子は、電場に応じて変形する圧電体層と該圧電体層に付与される電場を発生する電極層とを備え、
    前記圧電体層は、互いに積層された上層圧電体と下層圧電体とを含み、前記電極層は、互いに導通された共通上電極及び共通下電極と、駆動信号の供給源に導通される駆動電極とから構成され、
    前記振動板側から、共通下電極、下層圧電体、駆動電極、上層圧電体、共通上電極の順にそれぞれ積層して形成し、
    前記共通上電極を上層圧電体の幅方向一端から他端まで一連に形成し、
    前記共通上電極を前記共通下電極よりも幅広に設けたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  10. 前記共通上電極を前記駆動電極よりも幅広に設けたことを特徴とする請求項9に記載の液体噴射ヘッド。
  11. 前記共通上電極を前記共通下電極および前記駆動電極よりも薄くしたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の液体噴射ヘッド。
  12. 前記共通上電極を金で作製する一方、前記共通下電極および前記駆動電極を白金で作製したことを特徴とする請求項11に記載の液体噴射ヘッド。
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