JP4830413B2 - 紙幣入出金装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入金する紙幣を金種別に収納し、収納している紙幣を繰出して出金する自動紙幣レジ釣銭機等に装着される紙幣入出金装置に関する。
従来の紙幣入出金装置は、集積した紙幣の上面を押圧する支持アームを備えた千券収納部と5千券収納部を上下に並べると共に、千券収納部と5千券収納部の後方で昇降して支持アームを上下させる1つの昇降機構を設け、紙幣を搬送路に繰出すときは昇降機構を上昇させて千券収納部、5千券収納部の支持アームを紙幣の上面から離れるように上方へ移動させ、紙幣を集積するときは昇降機構を下降させて千券収納部、5千券収納部の支持アームで紙幣を押圧するように下方へ移動させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−134839号公報(第6頁段落0063、第2図)
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ガソリンスタンド等の小売店やディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所で用いられるレジスタや、POS用レジスタに接続して使用する自動紙幣レジ釣銭機等は、通常、精算所の台上に設置されている。
しかしながら、上述した特許文献1の技術は、2つの金種別紙幣収納部を1つの昇降装置により作動させて消費電力を節減することには有効であるが、2つの金種別紙幣収納部が縦配置とされているため、これを装着した自動紙幣レジ釣銭機等はその高さが高くなり、精算所の台上に設置するには不向きである。
このため、2つの金種別紙幣収納部を横配置にして並設すると、それぞれの金種別紙幣収納部にそれぞれ昇降装置を設けることになり、消費電力を節減することが困難になるという問題がある、
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、2つの金種別紙幣収納部を並設して紙幣入出金装置の薄型化を図ると共に、1つの駆動機構でそれぞれの金種別紙幣収納部を作動させる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、金種別に紙幣を収納する第1の金種別紙幣収納部と、該第1の金種別紙幣収納部に並設され第2の金種別紙幣収納部と、前記第1および第2の金種別紙幣収納部に収納される紙幣をそれぞれ集積する集積板と、該集積板を押し上げるバネ部材と、前記第1および第2の金種別収納部の間に配置されたカムプレートと、該カムプレートの回転軸の中心から偏心した位置に同軸に取付けられた第1のカムローラおよび第2のカムローラと、該第1のカムローラに一端が当接し、前記第1の金種別紙幣収納部の集積板に他端が連結すると共に、中間部を回転可能に支持された第1のカムリンクと、前記第2のカムローラに一端が当接し、前記第2の金種別紙幣収納部の集積板に他端が連結すると共に、中間部を回転可能に支持された第2のカムリンクとを備え、前記カムプレートの回転動作により、前記第1および第2のカムリンクを介して前記第1および第2の金種別紙幣収納部の集積板を同期させて昇降することを特徴とする。
これにより、本発明は、2つの金種別紙幣収納部の間に設けたカムプレートを駆動機構とし、そのカムローラに一端が当接して他端が集積板と連結するカムリンクを金種別紙幣収納部ごとに設け、カムプレートを回転させてそれぞれカムリンクを介して集積板を昇降させることにより、2つの金種別紙幣収納部の集積板を同期させて昇降させるので、並設した2つの金種別紙幣収納部の集積板を1つの駆動機構の回転によって昇降させることができ、紙幣入出金装置の薄型化を図ることができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙幣入出金装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣入出金装置を示す外観斜視図、図2は実施例1の紙幣入出金装置を示す構成図である。
図1において、1は紙幣レジ釣銭機であり、小売店や大型量販店等の精算所に設置されている。
2は紙幣入出金口部であり、入出金口2aを備えて、レジ係員が顧客から受取った紙幣や補充紙幣を投入する入金口としての機能と、釣銭として出金する紙幣を集積するための出金口としての機能を有する。
3はスイッチキーであり、複数の電気接点を有する鍵であって、中立位置では紙幣レジ釣銭機1の電源を遮断してその運用を停止し、中立位置から一方に回すことによって紙幣レジ釣銭機1に電源を投入して運用モードとし、他方に回すことによって保守モードとして回収庫4の抜き取り等を可能にする機能を有する。
図2において、4は回収庫であり、紙幣レジ釣銭機1に装着可能に構成され、入金処理時に紙幣鑑別部5で鑑別した異常搬送紙幣(以下、入金リジェクト紙幣という。)や精算処理時に回収する千券収納部8と5千券収納部9に集積された紙幣を回収する。
紙幣鑑別部5は、パターン認識により紙幣の金種を鑑別する他、正損および重送、斜行等の異常搬送紙幣を鑑別する鑑別センサ5aを備えており、搬送路10により搬送された紙幣を鑑別する機能を有する。
6は出金リジェクト庫であり、紙幣鑑別部5で出金処理や回収処理時に異常搬送紙幣と鑑別された紙幣を出金リジェクト紙幣として収納する。
7は紙幣入出金装置であり、並設された第1の金種別紙幣収納部と第2の金種別紙幣収納部を備えている。
本実施例においては第1の金種別紙幣収納部を千円紙幣を収納するための千券収納部8とし、第2の金種別紙幣収納部を5千円紙幣を収納するための5千券収納部9として説明する。
千券収納部8は、紙幣鑑別部5で千円紙幣と鑑別した紙幣を集積板8aに集積して収納すると共に、集積した千円紙幣を1枚ごとに分離して繰出す機能を有する。
5千券収納部9は、紙幣鑑別部5で5千円紙幣と鑑別した紙幣を集積板9aに集積して収納すると共に、釣銭に用いない1万円紙幣や2千円紙幣の非出金用金種の紙幣を収納する機能を有する他、集積した5千円紙幣を1枚ごとに分離して繰出す機能を有する。
搬送路10は、一端に紙幣入出金口部2を、途中に紙幣鑑別部5を、他端に千券収納部8や5千券収納部9、回収庫4を配置してこれらを接続する1本の搬送路であり、一対の搬送ベルト11、12の一部を対向配置して形成し、対向配置した搬送ベルト11、12間に紙幣を挟持して正逆方向に搬送する。
15は搬送モータであり、正逆回転可能に構成されて、モータギア15a、ギアプーリ16、タイミングベルト17を介して駆動ローラ18を正逆回転可能に駆動するモータである。
駆動ローラ18は、これに対向配置されたプレッシャローラ19によって搬送ベルト11を押圧し、駆動ローラ18および搬送ローラ11a、11b、11c、11d、11e、11fに適度な張力によって掛け渡されている搬送ベルト11を正逆回転可能に駆動する。
搬送ベルト12は、搬送ローラ12a、12b、12c、12d、12eによって適度な張力で掛渡されており、搬送ベルト11と対向している部分で搬送ベルト11との摩擦力により駆動される。
20、30、40はそれぞれ紙幣入出金口部2、千券収納部8、5千券収納部9に設けられた紙幣繰出機構であり、それぞれ正逆回転可能に構成されたモータ21、31,41によりモータギア21a、31a、41a、大小のギアで形成された2段ギア22、32、42、ギアプーリ23、33、43、タイミングベルト24、34、44を経由してフィードローラ25、35、45が正逆回転可能に駆動すると共に、フィードローラ25、35、45と同軸上のフィードローラギア25a、35a、45aにより中間ギア26、36、46を介して繰出ローラ27、37、47を回転させる。
図2に示すモータ21は、搬送モータ15と略同軸上の手前側に配置されている。
フィードローラ25、35、45には、これらを押圧するクランプローラ28、38、48が設けられており、各部から繰出される紙幣を搬送路10へ、または搬送路10から各部へ搬送される紙幣を挟持して安定した搬送が行えるように構成されている。
またフィードローラ25、35、45は、これらと対向配置された分離ローラ29、39、49により押圧され、分離ローラ29、39、49の同軸上には複数の舌片を有する舌片車29a、39a、49aが設けられている。
分離ローラ29、39、49と舌片車29a、39a、49aには、紙幣の集積方向にのみ回転するワンウェイクラッチが設けられ、紙幣の繰出時には回転しないように構成されている。
また、舌片車29a、39a、49aの舌片は、渦巻状の細長いゴム板部材で構成されており、紙幣の繰出時には分離ローラ29、39、49が停止しているため、分離ローラ29、39、49の外径から突出しない状態で収納され、紙幣の集積時には分離ローラ29、39、49の回転に伴って回転し、その遠心力によって図2に示すように放射状に伸長して集積する紙幣の後端を叩いて沈めるように動作する。
上記の同方向に回転するフィードローラ25、35、45と繰出ローラ27、37、47および回転しない分離ローラ29、39、49とにより、紙幣を1枚ごとに分離して搬送路10に繰出す分離機構が構成され、前記と逆方向に回転するフィードローラ25、35、45およびそれに従動する分離ローラ29、39、49と舌片車29a、39a、49aとにより搬送路10から搬送された紙幣を各部に集積する集積機構が構成される。
50a、50b、50cは紙幣検出センサであり、発光部と受光部とを対向させた光学式センサであって、紙幣の搬送順序のタグ付けおよび搬送される紙幣の枚数、搬送状態を検出する。
51a、51bはトリガセンサであり、発光部と受光部とを対向させた光学式センサであって、発光部からの光を紙幣遮断したことを受光部が感知し、搬送路10の途中に設置されて紙幣の搬送先を切替える切替ブレード55a、55b、55cの切替のタイミングを検出する。
54は分岐搬送路であり、搬送ベルト11と搬送ベルト11を押圧している搬送ローラ11fおよび駆動ローラ18とプレッシャローラ19により紙幣を挟持して搬送する機能を有しており、切替ブレード55aにより搬送路10から分岐された紙幣を切替ブレード55bによって回収庫4あるいは出金リジェクト庫6へ振分けて搬送する。
なお、搬送路10から千券収納部8または5千券収納部9への紙幣の振分けは切替ブレード55cによって行う。
57は回収口ゲートであり、図示しない駆動機構により回転駆動するフィードローラ57aとその従動ローラ57bおよび従動ローラ57bの回転に伴って回転する舌片車58とにより構成される。
59a、59bは、それぞれ回収庫4、出金リジェクト庫6への紙幣の搬入を確認するための通過確認センサであり、発光部と受光部とを対向させた光学式センサであり、発光部からの光を紙幣が遮断したことを受光部が感知して回収庫4、出金リジェクト庫6へ紙幣が搬入されたことを確認する。
次に紙幣入出金装置7の構成についてより詳細に説明する。
図3は実施例1の紙幣入出金装置を示す斜視図、図4は実施例1の集積アームを示す側面図、図5は実施例1の駆動機構周辺を示す斜視図、図6は実施例1の紙幣ストッパホルダを示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である、図7は実施例1の紙幣入出金装置を示す側面図である。
図3において、65は紙幣入出金装置7のベースフレームであり、図3に示す右側には千券収納部8を設置するためのスペースが確保され、左側には5千券収納部9を設置するためのスペースが確保されて千券収納部8と5千券収納部9が確保されたスペースの間には後述する集積板8a、9aを昇降させるための駆動機構80を設置するためのスペースが確保される。
66は千券収納部8と5千券収納部9に設置したサイドガイドであり、内面に千券収納部8、5千券収納部9の内側に向かって傾斜する斜面が形成されており、集積板8a、9aに集積する紙幣の側端を案内して整列させる機能を有すると共に、その上端に設けられた集積板8a、9a側に延在する庇ガイド66aにより集積板8a、9aに集積した紙幣がはみ出るのを防止する機能を有している。
また、サイドガイド66には縦溝が形成され、この縦溝に嵌まるように集積板8a、9aに突出部を形成してサイドガイド66と集積板8a、9aとの隙間に紙幣が入り込んで落ちるのを防止する。
67はデュアルステージガイドであり、図3の矢印Cで示す紙幣の集積方向の左右両側の集積板8a、9a上に設けられ、集積する紙幣の集積方向の先端を持ち上げる斜面を有して断面形状がくの字型に形成され、紙幣1枚単位で沈み込んで数十枚で完全につぶれる程度のバネ定数で形成された板ばねである。
また、デュアルステージガイド67は、紙幣の集積方向の先端を持ち上げる形状から千券収納部8、5千券収納部9に搬送された紙幣が後述する紙幣ストッパ78に衝突する位置を高くして、舌片車39、49に設けた舌片で千券収納部8、5千券収納部9の内部に搬送された紙幣の集積方向の後端を確実に叩けるようにする機能を有する。
68、69は集積アームであり、フィードローラ軸35b、45bを回転支点として取付られ、搬送路10から搬送されて集積板8a、9aに集積した紙幣の繰出方向の後端の中心を確実に押さえるように幅広に形成され、図4に示すようにリミッタ68a、69aを、繰出ローラ37、47の外周の一部を突出させたリミッタガイド70に設けた孔70aから突出させる。ここで孔70aはリミッタ68a、69aの上端を係止するように形成され、これによって集積アーム68、69は持ち上げられていないときには、リミッタ68a、69aがリミッタガイド70によって係止される位置まで垂れ下がった状態となる。
また、集積アーム68、69は集積板8a、9aが上昇して集積された紙幣によって上方に押されたときに集積板8a、9aの上昇の負荷にならないような重さで、かつ集積していく紙幣によって上方へ持ち上げられる程度の重さに形成される。
図4において、71、72は遮断部であり、集積板8a、9aに集積した紙幣によって集積アーム68、69が上方に押し上げられて図示しないフォトインタラプタセンサを遮ることによって図示しない制御部が集積した紙幣のフル検知を認識する。
74は除電バーであり、フィードローラ35、45の近傍で下方に垂直に伸長するようにリミッタガイド70に取付けられ、千券収納部8、5千券収納部9内に搬送された紙幣、または千券収納部8、5千券収納部9から繰出される紙幣に接触することによって紙幣に帯電した静電気を除去する。
図5において、76は千券収納部8と5千券収納部9に設けた紙幣ストッパホルダであり、図6に示すように上端が自由端となって千券収納部8または5千券収納部9の内部へ傾くように取付けた板バネ77を有し、板バネ77に丸リベット76aによって紙幣ストッパ78を重ね合わせて締結固定しており、ストッパ規制部79によって紙幣ストッパ78の千券収納部8または5千券収納部9の内部への傾きを規制すると共に、後方に設けたストッパ背部規制部80によって紙幣ストッパ78の千券収納部8または5千券収納部9の外側への傾きを規制する。
紙幣ストッパ78の表面には集積される紙幣と平行な方向の溝が複数形成されており、これによって千券収納部8あるいは5千券収納部9の内部に搬送された紙幣は、溝に入り込むようにして紙幣ストッパ78に衝突し、紙幣ストッパ78と板バネ77が撓んで衝撃を吸収して紙幣を紙幣ストッパ78に沿うように整列させて集積板8a、9a上に集積する。
81はアクチュエータとしてのパルスモータであり、図示しない駆動用の構造フレームによってベースフレーム65に固定されている。
81aはパルスモータ81のモータ軸に取付けられたモータギアである。
82は第1段ギアシャフトであり、モータギア81aに噛み合ってパルスモータ81の回転を減速してトルクアップするための減速ギア82aおよびウォーム82bが形成されている。
83は第2段ギアシャフトであり、一端にカムプレート84を取付けてウォーム82bに噛み合うウォームホイール83aを形成したことによって第1段ギアシャフト82の回転がウォーム82bからウォームホイール83aを介して伝達する。
カムプレート84は、図7に示すように回転基準位置を設定するための突出部84aを備え、第2段ギアシャフト83と反対側の面で第2段ギアシャフト83の回転軸よりも突出部84a寄りに偏心した位置にカムローラ軸85を有する。
カムローラ軸85には、後述する第1のカムリンク120、121および第2のカムリンク122が当接している箇所にそれぞれ個別にボールベアリングが配置されてカムローラ(第1のカムリンク120、121が当接している箇所は第1のカムローラ85a、85bといい、第2のカムリンク122が当接している箇所は第2のカムローラ85cという。)が形成される。これによって第1のカムリンク120、121と第2のカムリンク122が互いに逆方向の力を受けても相互干渉せず、独立動作を行うように構成されている。
上記のパルスモータ81に取付けたモータギア81aを第1段ギアシャフト82の減速ギア82aに噛み合わせ、第1段ギアシャフト82のウォーム82bを第2段ギアシャフト83のウォームホイール83aに噛み合わせることによって駆動機構80を構成し、これによってパルスモータ81の回転がモータギア81a、第1段ギアシャフト82の減速ギア82aおよびウォーム82bを介してウォームホイール83aに伝達し、第2段ギアシャフト83を回転させ、カムプレート84のカムローラ軸85を第2段ギアシャフト83の中心の周りで回転させる。
図5において、90は押圧スプリング設置部であり、ベースフレーム65の集積板8a、9aの下側で繰出ローラ37、47の直下を目標に配置され、それぞれ設けた3つで1組の突起部で構成される。
図7において、91はバネ部材としての押圧スプリングであり、押圧スプリング設置部90と集積板8a、9aとの間に設置された圧縮コイルスプリングであって、集積板8a、9aを繰出ローラ37、47の方に押し上げる。
また、押圧スプリング91は集積板8a、9aに集積した紙幣の枚数に関係なく繰出ローラ37、47をほぼ一定の押圧力で押圧するようなバネ定数となっている。
100はパンタグラフ式昇降機構であり、千券収納部8の繰出方向の左右両側に設けられ、集積板8aとベースフレーム65との間にリンク101、102を交差状に、さらにリンク103、104を交差状にしてそれぞれの交差部同士を回転自在に連結し、リンク101は下端をベースフレーム65のフレームリンク支点部65aに回転自在に、上端をリンク104の他端と回転自在に連結し、リンク102は下端をベースフレーム65のフレームスライド孔65bにスライド移動自在に、上端をリンク103の下端に回転自在に連結し、リンク103は上端を集積板9aの板リンク支点部105に回転自在に連結し、リンク104の上端を集積板8aの板スライド孔106にスライド移動可能に連結しており、フレームスライド孔65b、板スライド孔106に沿うリンク102、104の移動によって伸縮動作を行い、集積板8aを平行姿勢を維持させながら昇降させる。
110はパンタグラフ式昇降機構であり、5千券収納部9の繰出方向の左右両側に設けられ、集積板9aとベースフレーム65との間にリンク111、112を交差状にして交差部同士を回転自在に連結し、リンク111の上端を集積板9aに設けた板スライド孔114にスライド移動自在に、下端をベースフレーム65のフレームリンク支点部65aに回転自在に連結し、リンク112の上端を集積板9aの板リンク支点115に回転自在に、下端をベースフレーム65のフレームスライド孔65bにスライド移動自在に連結しており、板スライド孔114、フレームスライド孔65bに沿うリンク111、112の移動によって伸縮動作を行い、集積板9aを平行姿勢を維持させながら昇降させる。
120、121は第1のカムリンクであり、くの字状に形成されて一端を第1のカムローラ85a、85bに当接させ、他端にリンク孔120a、121aを形成して、このリンク孔120a、121aと連接部材125のスライドミゾ125aとにシャフトを通してスライド移動可能に連結し、これらの中間部であるくの字状の折曲部に支点軸孔120b、121bを設け、支点軸孔120b、120bに共通の支点軸126を通すことによって両者が平行して並び、支点軸孔120b、121bを中心に回転する。
122は第2のカムリンクであり、くの字状に形成されて一端を第2のカムローラ85cに当接させ、他端にスライドミゾ122aを形成して図8に示す集積板9aのステージ駆動用ポスト116を嵌め込むことによって集積板9aの高さ位置を規制し、折れ曲がった箇所にリンク軸孔122bを形成し、支点軸127を通すことによってリンク軸孔122bを中心に回転する。
連接部材125は、一の側に後述する引張りスプリング130を2個併設するためのスプリングフック用ポスト126を横の両側面に設け、他の側に長孔127を形成して図9に示す集積板8aのステージ駆動用ポスト106を嵌め込むことによって集積板8aの高さ位置を規制する。
引張りスプリング130は、一端をスプリングフック用ポスト126に取付け、他端の高さが図8に示すように集積板8aが繰出ローラ37に接触したとき、つまり集積板8aが最上位にあるときのスプリングフック用ポスト126と同じ高さとなるように固定されて設置される。
集積板8aが繰出ローラ37に接触したときは引張りスプリング130が水平となるため、集積板8aには引張りスプリング130からの下向きの力が作用しないが、図9、図10に示すように集積板8aが繰出ローラ37から遠ざかるにつれ(1−cosθ)の比率で急激に引張りスプリング130からの下向きの力が集積板8aに作用する。
上述した構成の作用について説明する。
紙幣を千券収納部8または5千券収納部9から搬送路10へ繰出すときには、図8に示すようにパルスモータ81によってカムプレート84を矢印B方向で示す集積板8a、9aの上昇方向に回転させてカムプレート84の回転中心から偏心したカムローラ軸85を回転させることにより、第1のカムリンク120、121と第2のカムリンク122を支点軸孔120b、121b、122bを中心に回転させ、第1のカムリンク120、121の第1のカムローラ85a、85bに当接する一端を下降させて他端を上昇させ、これと同期して第2のカムリンク122の第2のカムローラ85cに当接する一端を下降させて他端を上昇させる。
第1のカムリンク120、121の他端に連結した連接部材125は、第1のカムリンク120、121の他端に合わせて上昇することによって高さ位置が規制された集積板8aは押圧スプリング91とパンタグラフ式昇降機100とによって水平な姿勢を保ったまま滑らかに上昇する。
一方、第2のカムリンク122の他端と連結してその高さ位置が規制された集積板9aは、第2のカムリンク122の上昇に合わせて押圧スプリング91とパンタグラフ式昇降機110とによって水平な姿勢を保ったまま滑らかに上昇する。
上昇した集積板8a、9aはそれぞれ集積した紙幣を繰出ローラ37、47に押圧し、繰出ローラ37、47を回転して紙幣を搬送路10へ繰出していく。
集積板8a、9aはそこに集積された紙幣が繰出ローラ37、47に当接する位置まで上昇するが、集積板8a、9aにそれぞれ集積した紙幣の枚数は異なっていても、図8に示すように集積板8a上の紙幣が繰出ローラ37に当接し、集積板9a上の紙幣がまだ繰出ローラ47に当接していない場合でも、さらにカムローラ軸85を矢印B方向に回転することで集積板9a上の紙幣を繰出ローラ47に接触させる。
紙幣の繰出しが終わった後は、図9に示すようにパルスモータ81によってカムプレート84を矢印A方向で示す集積板8a、9aの下降方向に回転させることにより、第1のカムリンク120、121と第2のカムリンク122を支点軸孔120b、121b、122bを中心に回転させ、第1のカムリンク120、121の第1のカムローラ85a、85bに当接する一端を上昇させて他端を下降させ、これと同期して第2のカムリンク122の第2のカムローラ85cに当接する一端を上昇させて他端を下降させる。
下降する集積板8a、9aは押し上げた集積アーム68、69の遮断部71、72が図示しないフォトインタラプタセンサを遮らなくなった位置から所定の距離だけ下降した位置(待機位置という。)で停止して待機する。
集積板8a、9aが待機位置にあるときに、搬送路10によって千券収納部8、5千券収納部9に搬送された紙幣を集積していく。
集積する紙幣が少ないときは、デュアルステージガイド67で紙幣の両側端の後端を持ち上げて集積アーム68、69で紙幣の後端の中心を押圧し、集積している紙幣が多くデュアルステージガイド67が押しつぶされたときには、そのまま集積アーム68、69で紙幣の中心を押圧している。
他端が下降する第1のカムリンク120、121は、連結した連接部材125を介して押圧スプリング91を圧縮しながら集積板8aを下降させる。
このとき、連接部材125のスプリングフック用ポスト126に併設した引張りスプリング130によって集積板8aに下向きの力が作用するため、パルスモータ81によってカムプレート84を回転したときの負荷が軽減する。
一方、他端が下降する第2のカムリンク122は、連結する集積板9aを押圧スプリング91を圧縮させながら下降させる。
集積アーム68、69は集積板8a、9aが下降したことによって垂れ下がった状態となり、集積板8a、9aが待機位置まで下がったときにパルスモータ81の回転を停止する。
そして、待機位置に下がった集積板8a、9aに紙幣を集積するときは、紙幣は搬送路10によって千券収納部8、5千券収納部9内に搬送され、集積アーム68、69の下面をなぞりながら進入して紙幣ストッパ78に衝突し、紙幣ストッパ78に沿うように整列して集積板8a、9aに集積し、集積アーム68、69に押圧されて集積する。
このとき、集積する紙幣の枚数が待機位置で集積できる許容枚数よりも多くなったときや、上面紙幣の残留状態といった集積紙幣空隙が存在する等の紙幣を集積できなくなる場合に集積板8a、9aを図10に示すようにパンタグラフ昇降機構100、110がもっとも縮んで集積板8a、9aがこれ以上下降できない位置(ボトム位置という。)まで下げることによって紙幣を集積する空間を空けるようにする。
集積板8a、9aをボトム位置まで下降させるときは、パルスモータ81によってカムプレート84を図10に示す矢印A方向に回転させることにより、第1のカムリンク120、121と第2のカムリンク122を支点軸孔120b、121b、122bを中心に回転させ、第1のカムリンク120、121の第1のカムローラ85a、85bに当接した一端を上昇させて他端を下降させ、これと同期して第2のカムリンク122の第2のカムローラ85cに当接した一端を上昇させて他端をさせることにより、集積板8a、9aを待機位置よりもさらに下降させ、図示しないセンサによって集積板8a、9aがボトム位置まで下降したことを検出したときにパルスモータ81の駆動を停止する。
集積板8aを下降させているときには、上述した引張りスプリング130からの下向きの力が集積板8aに作用するため、パルスモータ81によるカムプレート84の回転にかかる負担が軽減する。
なお、集積板8a、9aの上昇方向にカムプレート84を回転したときに集積板8a、9aに紙幣が引っ掛かる等で集積板8a、9aが上昇しなくなって所定の時間経過しても遮断部71、72が図示しないフォトインタラプタセンサを遮らない等の集積板8a、9aの上昇が止まる異常が発生したときは、カムプレート84を逆に下降方向に一回転させることによって集積板8a、9aを強制的にボトム位置まで下降させて引っ掛かった紙幣を集積板8a、9a上に落とし、急速に集積板8a、9aを再度上昇させる。
また、集積板8a、9aを待機位置まで下降させるために下降方向にカムプレート84を回転したときに集積板8a、9aに異物が引っ掛かる等で集積板8a、9aが途中で下降しなくなったときに第1のカムローラ85a、85b、第2のカムローラ85cが固定され、カムプレート84の回転が止まってしまう異常が発生したときも、上記の上昇が止まる異常が発生したときと逆にカムプレート84を上昇方向に回転させる。
これによって、まず集積板8a、9aが上昇して引っ掛かっていた異物が外れ、さらにカムプレート84を回転することで集積板8a、9aが強制的にボトム位置まで下降させ、ボトム位置にある集積板8a、9aを待機位置まで上昇させる。
図11に示すように集積した紙幣が横ずれして片側のサイドガイド66にもたれかかっていたときは、紙幣を繰出すために集積板8a、9aを上昇させることによってサイドガイド66にもたれかかった紙幣の側端200をサイドガイド66の庇ガイド66aで押し付け、紙幣を集積板8a、9aの中央に寄るようにスライドさせて横ずれを解消する。
以上説明したように、本実施例では、千券収納部と5千券収納部の間に駆動機構のカムプレートを設け、さらにカムプレートのカムローラ軸に配置した第1のカムローラに当接し、連接部材を介して千券収納部の集積板と連結した第1のカムリンクと、カムローラ軸に配置した第2のカムローラに当接して5千券収納部の集積板と連結した第2のカムリンクとを設け、カムプレートを回転させて第1のカムリンクにより千券収納部の集積板を昇降させ、これと同期して第2のカムリンクにより5千券収納部の集積板を昇降させるので、並設した千券収納部と5千券収納部の集積板を1つの駆動機構の回転によって昇降させて紙幣の繰出集積処理を行うことができ、また紙幣入出金装置の薄型化を図ることができる
また、平行に並べた2つの第1のカムリンクと連接部材とを連結し、さらにこの連接部材を千券収納部の集積板に連結するようにし、第1のカムリンクにかかる負荷を分散して集積板の昇降を行うようにしたので、集積板の傾くことを防止して紙幣を集積する時のジャムの発生を防止し、紙幣入出金装置の休止率を低減することができる。
また、1つの駆動機構によって千券収納部の集積板と5千券収納部の集積板を昇降させるので、消費電力を減らすことができる。
また、千券収納部の集積板を昇降させるためのカムリンクを2つ設け、2つのカムリンクを1つの連接部材に連結し、この連接部材を集積板に連結したことによって集積板を昇降させたときのパワーを分散できるので、集積板を昇降させるときに集積板が傾くのを防止し、紙幣の集積ジャムの発生を防止でき、紙幣入出金装置の休止率を低減することができる。
さらに、集積板を下降させたときに、引張りスプリングからの下向きの力を作用させることによって集積板を下降させるためのパルスモータの回転に必要な負荷を減少し、集積板を昇降させる駆動機構に用いた各ギアにかかる面圧を低減できるので、長期間使用することができる。
また、デュアルステージガイドを設けて集積した紙幣の枚数が少ないときに、紙幣が紙幣ストッパに衝突する位置を高くようにしたので、紙幣が紙幣ストッパに衝突してから落ちるまでの間隔を短くでき、次に搬送された紙幣が前に搬送された紙幣に追突して紙幣ジャムが発生するのを防止でき、紙幣入出金装置の休止率を低減することができる。
また、集積アームを紙幣の後端の中心を確実に押さえるように幅広に形成したので、破れた箇所にテープが貼られた紙幣や折れ曲がった紙幣、孔空きの紙幣を集積したときに最も影響する紙幣の中央後端を押さえて紙幣ジャムの発生を防止し、紙幣入出金装置の休止率を低下することができる。
また、除電バーをフィードローラの近傍で下方に垂直に伸長するように取付けたことにより、紙幣を集積および繰出すときに除電バーで紙幣に触れて紙幣に帯電した静電気を除去して紙幣同士が静電気によってくっついてしまうことで発生する紙幣の搬送ジャム等を防止でき、紙幣入出金装置の休止率を低下することができる。
また、紙幣ストッパホルダを板バネと紙幣ストッパとを重ね合わせたことにより、薄型形状に構成できるため、省スペースとなって紙幣入出金装置を小型化することができる。
また、カムプレートを集積板の上昇方向、下降方向に回転させて集積板を待機位置から繰出ローラに接触する位置の間で昇降するように構成し、紙幣や異物が引っ掛かる等で上昇あるいは下降している集積板が途中で動かなくなる異常が発生したときにカムプレートを集積板の動作方向の逆方向に回転させるので、モータロック等の障害の発生を防止できて、さらに集積板が上昇しない異常では集積板は強制的にボトム位置まで下降するので、引っ掛かっていた紙幣や異物が集積板上に落ちることがあり、集積板が下降しない異常では集積板が上昇するので、引っ掛かっていた紙幣や異物が外れることがあるため、紙幣や異物が引っ掛かることで駆動機構が停止するのを防止するので、紙幣入出金機の休止率を低減できる。
また、パルスモータを使用したことにより、異物が集積板の下に入り込んだまま集積板を下降させたときに発生する異物ロックにおいて、過剰負荷による部品の破損等を防止することができる。
なお、上記実施例1においては、紙幣入出金装置を小売店や大型量販店等の精算所に設置された紙幣レジ釣銭機に装着した場合を例に説明したが、銀行等の金融機関の店舗の窓口に設置されて窓口係員が使用する窓口紙幣取扱端末や一般家庭で使用する家庭内現金管理端末、金融機関の店舗および金融機関の無人店舗、コンビニエンスストア等に設置された自動取引装置、空港搭乗口やフェリー乗船等の窓口で使用する小口紙幣処置端末に装着するようにしてもよい。
また、上記実施例1においては、第1の金種別紙幣収納部を千券収納部に、第2の金種別紙幣収納部を5千券収納部として説明したが、第1の金種別紙幣収納部と第2の金種別紙幣収納部に収納するする紙幣の金種は特に限定するものではなく、例えば第1の金種別紙幣収納部に万券紙幣を収納し、第2の金種別紙幣収納部に千券紙幣を収納するようにして一般の入出金運用業務に適用するようにしてもよく、第1の金種別紙幣収納部に千券紙幣、第2の金種別紙幣収納部に2千券紙幣を収納するようにして2千円券流通対策用に適用するようにしてもよい。
実施例1の紙幣レジ釣銭機を示す外観斜視図 実施例1の紙幣レジ釣銭機を示す構成図 実施例1の紙幣入出金装置を示す斜視図 実施例1の集積アームを示す側面図 実施例1の駆動機構周辺を示す斜視図 実施例1の紙幣ストッパホルダを示す説明図 実施例1の紙幣入出金装置を示す側面図 実施例1の紙幣を繰出すときの紙幣入出金装置を示す説明図 実施例1の紙幣を集積するときの紙幣入出金装置を示す説明図 実施例1の集積板をボトム位置まで下げた様子を示す説明図 片側のサイドガイドにもたれかかった紙幣を示す説明図
符号の説明
1 紙幣レジ釣銭機
2 紙幣入出金口部
2a 入出金口
3 スイッチキー
4 回収庫
5 紙幣鑑別部
5a 鑑別センサ
6 出金リジェクト庫
7 紙幣入出金装置
8 千券収納部
8a、9a 集積板
9 5千券収納部
10 搬送路
11、12 搬送ベルト
11a、11b、11c、11d、11e、11f 搬送ローラ
12a、12b、12c、12d、12e 搬送ローラ
15 搬送モータ
15a モータギア
16 ギアプーリ
17 タイミングベルト
18 駆動ローラ
20、30、40 紙幣繰出機構
21、31、41 モータ
21a、31a、41a モータギア
22、32、42 2段ギア
23、33、43 ギアプーリ
24、34、44 タイミングベルト
25、35、45 フィードローラ
25a、35a、45a フィードローラギア
26、36、46 中間ギア
27、37、47 繰出ローラ
28、38、48 クランプローラ
29、39、49 分離ローラ
29a、39a、49a、58 舌片車
50a、50b、50c 紙幣検出センサ
51a、51b トリガセンサ
54 分岐搬送路
55a、55b、55c 切替ブレード
57 回収口ゲート
57a フィードローラ
57b 従動ローラ
59a、59b 通過確認センサ
65 ベースフレーム
65a フレームリンク支点部
65b フレームスライド孔
66 サイドガイド
67 デュアルステージガイド
68、69 集積アーム
68a、69a リミッタ
70 リミッタガイド
71、72 遮断部
74 除電バー
76 紙幣ストッパホルダ
77 板バネ
78 紙幣ストッパ
79 ストッパ規制部
80 ストッパ背部規制部
81 パルスモータ
81a モータギア
82 第1段ギアシャフト
82a 減速ギア
82b ウォーム
83 第2段ギアシャフト
83a ウォームホイール
84 カムプレート
84 突出部
85 カムローラ軸
85a、85b 第1のカムローラ
85c 第2のカムローラ
90 押圧スプリング設置部
91 押圧スプリング
100、110 パンタグラフ式昇降機構
101、102、103、104、111、112 リンク
104、114 板スライド孔
105、115 板リンク支点
106、116 ステージ駆動用ポスト
120、121 第1のカムリンク
120a、121a、122a リンク孔
120b、121b、122b 支点軸孔
122 第2のカムリンク
125 連接部材
126 スプリングフック用ポスト
127 長孔
130 引張りスプリング

Claims (7)

  1. 金種別に紙幣を収納する第1の金種別紙幣収納部と、
    該第1の金種別紙幣収納部に並設され第2の金種別紙幣収納部と、
    前記第1および第2の金種別紙幣収納部に収納される紙幣をそれぞれ集積する集積板と、
    該集積板を押し上げるバネ部材と、
    前記第1および第2の金種別収納部の間に配置されたカムプレートと、
    該カムプレートの回転軸の中心から偏心した位置に同軸に取付けられた第1のカムローラおよび第2のカムローラと、
    該第1のカムローラに一端が当接し、前記第1の金種別紙幣収納部の集積板に他端が連結すると共に、中間部を回転可能に支持された第1のカムリンクと、
    前記第2のカムローラに一端が当接し、前記第2の金種別紙幣収納部の集積板に他端が連結すると共に、中間部を回転可能に支持された第2のカムリンクとを備え、
    前記カムプレートの回転動作により、前記第1および第2のカムリンクを介して前記第1および第2の金種別紙幣収納部の集積板を同期させて昇降することを特徴とする紙幣入出金装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1のカムリンクを、連接部材を介して前記集積板に連結したことを特徴とする紙幣入出金装置。
  3. 求項2において、
    前記連接部材に一端を取付け、前記集積板が最上位にあるときに、前記一端と水平となるように他端を固定した引張りスプリングを設けたことを特徴とする紙幣入出金装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    前記集積板に、紙幣の集積方向の先端を持ち上げる斜面を有するデュアルステージガイドを設けたことを特徴とする紙幣入出金装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
    前記集積板の両側に、集積する紙幣の両側端の整列をガイドするサイドガイドを配置し、 該サイドガイドの上端に、前記集積板側に延在する庇ガイドを設けたことを特徴とする紙幣入出金装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記第1および第2の金種別紙幣収納部に、それぞれの集積板に集積した紙幣の集積方向の先端の中央部を押圧する集積アームを設けたことを特徴とする紙幣入出金装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項において、
    前記集積板が1方向に動かない異常が発生したときに、前記カムプレートを前記集積板の動作方向と逆方向に回転させるようにしたことを特徴とする紙幣入出金装置。
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