JP4829848B2 - 受信装置、電界強度計の特性補正方法、プログラム - Google Patents

受信装置、電界強度計の特性補正方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、電界強度計の特性補正方法、プログラムに関する。
AM放送やFM放送向けの受信装置においては、一般的に、受信信号の電界強度を計測するための電界強度計が設けられている(以下に示す特許文献1を参照)。例えば、車載用の受信装置では、受信信号の走行中での電界強度が低下したときチューナのゲインを落としてノイズを低減させるといった目的や、所定強度以上の受信電界強度の周波数を自動的に選択ボタンに割り当てて選局の操作性を向上させるといった目的等で、電界強度計が利用されている。
特開平5−333071号公報
受信装置の受信部から電界強度計までの受信信号の経路上、若しくは、受信部から電界強度計までの受信信号の経路上及び電界強度計にアナログ部品が存在しており、電界強度計には当該アナログ部品特有の特性ばらつきが発生する。このため、電界強度計の測定値を用いたノイズ低減や自動選局等の制御が効率良く行われるためには、電界強度計の特性ばらつきを短時間で補正する必要がある。また、電界強度計を搭載した受信装置を製品として量産していく場合に、個々の製品毎に電界強度計の特性ばらつきを短時間で補正することで、生産効率を上げて製造コストを削減する必要がある。
ところが、電界強度計の特性ばらつきの補正についてこれまでに何らの指針もなく適切な手法が存在しなかった。例えば、その特性ばらつきが未確定なものであるが故に、数多くの電界強度計の測定値を取得した上で、所定の統計処理に基づく補正を行う必要があった。このため、電界強度計の特性ばらつきをできる限り短時間で補正する手法が求められていた。
前述した課題を解決する主たる本発明は、受信信号の電界強度を測定する電界強度計を備えた受信装置において、電界強度に対する前記電界強度計の測定値が第1の線形性から当該第1の線形性よりも傾きが急な第2の線形性へと切り替わる第1の電界強度領域内で、前記第1の線形性から前記第2の線形性に切り替わる境界に設定される第1の測定ポイント、前記第1の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも弱電界側に設定される第2の測定ポイント、前記第2の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも強電界側に設定される第3の測定ポイント、の各電界強度が設定された前記受信信号の3つのサンプル信号を受信する受信部と、前記3つのサンプル信号についての前記電界強度計の各測定値を取得する取得部と、前記電界強度計の測定値がオフセット特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも弱電界側の第2の電界強度領域内における第1の予測ポイント、前記電界強度計の測定値が飽和特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも強電界側の第3の電界強度領域内における第2の予測ポイント、が設定され、前記第1乃至前記第3の測定ポイントの測定値に基づいて、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおける前記電界強度計の測定値を予測する予測部と、前記3つのサンプル信号の各測定値と、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおいて予測した各測定値と、を用いて前記電界強度計の特性を補正する補正部と、を有することとする。
本発明によれば、電界強度計の特性補正を効率良く行うことができる。
<<<電界強度計の特性補正システム>>>
図1は、本発明の一実施形態に係る電界強度計の特性補正システムの構成を示した図である。尚、当該特性補正システムは、AM又はFMラジオ放送向けの受信装置100の量産工場の出荷工程に用いられるものである。
電界強度計の特性補正システムは、信号発生器200と、Sメータ40を搭載した受信装置100と、を通信可能に接続することによって構成される。
受信装置100は、アンテナ10と、チューナ20と、DSP(Digital Signal Processor)30と、Sメータ40と、スピーカ50と、によって構成された量産品である。
チューナ20は、アンテナ10で受信したAM/FM変調信号に基づき、所望の放送局の周波数を有した信号を選局してIF信号を生成する。
DSP30は、チューナ20により得られたIF信号に基づき、スピーカ50より再生するAM/FM復調信号を生成する。尚、DSP30は、本発明に係る電界強度計の特性補正方法を実現する補正プログラムやその実行時に使用する各種データを記憶するメモリ35を具備する。例えば、DSP30は、メモリ35に記憶された補正プログラムに基づいて、サンプル信号Sの発生開始、発生回数、発生タイミング、発生終了等の初期設定条件を通知するための制御信号Ctlを生成して、信号発生器200に送信する。尚、DSP30は、本請求項に係るコンピュータに対応する。
Sメータ40は、アンテナ10で受信したAM/FM変調信号の電界強度、具体的にはDSP30により得られたAM/FM復調信号の電界強度を測定する。尚、受信装置100は、Sメータ40により測定された電界強度に基づき、ノイズ低減や自動選局等の所望の制御を行う。尚、Sメータ40は、本請求項の電界強度計に対応する。
信号発生器200は、受信装置100から送信される制御信号Ctlに基づき、AM又はFM変調され且つ所定の電界強度が設定されたサンプル信号Sを発生し、受信装置100のアンテナ10に向けて送信する。
<<<電界強度計の特性補正方法>>>
===Sメータ特性図===
図2に示す電界強度(横軸)とSメータ測定値(縦軸)による二次元の座標空間で表現されるSメータ特性図について説明する。
図2に示す電界強度対Sメータ測定値の座標空間は、第1の電界強度領域(中電界領域:X^(0)〜X^(3))と、第2の電界強度領域(弱電界領域:X^(0)未満)と、第3の電界強度領域(強電界領域:X^(3)以降)と、に区分される。
第1の電界強度領域は、電界強度に応じたSメータ測定値が第1の線形性から当該第1の線形性よりも傾きが急な第2の線形性に切り替わる領域である。尚、第1の電界強度領域では、Sメータ測定値として要求される誤差の制約が厳しい。従って、第1の電界強度領域内でのSメータ特性の補正を行うにあたり、第1の電界強度領域内のSメータ40の測定値を予測ではなく現実に取得しておく必要がある。
第2の電界強度領域は、電界強度に応じたSメータ測定値がオフセット特性を示す領域である。即ち、第2の電界強度領域では、第1の電界強度領域と対比して、オフセット特性を示すので、Sメータ測定値として要求される誤差の制約が緩い。従って、第2の電界強度領域内でのSメータ特性の補正を行うにあたって、第2の電界強度領域内のSメータ40の測定値を予測した値を用いたとしても、Sメータ特性の補正精度の悪化は抑えられる。
第3の電界強度領域は、電界強度に応じたSメータ測定値が飽和特性を示す第3の電界強度領域である。即ち、第3の電界強度領域では、第1の電界強度領域と対比して、飽和特性を示すので、Sメータ測定値として要求される誤差の制約が緩い。従って、第3の電界強度領域内でのSメータ特性の補正を行うにあたって、第3の電界強度領域内のSメータ40の測定値を予測した予測値を用いたとしても、Sメータ特性の補正精度の悪化は抑えられる。
図2に示す電界強度対Sメータ測定値の座標空間において、第1の測定ポイントD1、第2の測定ポイントD0、第3の測定ポイントD2、第1の予測ポイントU0、第2予測ポイントU1を結びつけた直線は補正前のSメータ特性を示す。また、第1の測定ポイントD1についての補正ポイントC0、第2の測定ポイントD0についての補正ポイントC0、第3の測定ポイントD2についての補正ポイントC2、第1の予測ポイントU0についての補正ポイントV0、第2予測ポイントU1についての補正ポイントV1を結びつけた直線は補正後のSメータ特性を示す。
尚、第1乃至第3の測定ポイントD0〜D3は、Sメータ40の特性補正を行うにあたり、各電界強度のSメータ40による測定が実際に行われるポイントを表している。また、第1及び第2の予測ポイントU0、U1は、Sメータ40の特性補正を行うにあたり、Sメータ40による各電界強度の測定が実際に行われずに、第1乃至第3の測定ポイントD0〜D2を用いた予測が行われるポイントを表している。
具体的には、第1の測定ポイントD1は、第1の電界強度領域内で第1の線形性から第2の線形性に切り替わる境界に設定される。即ち、第1の測定ポイントD1は、第1の線形性及び第2の線形性を表現するための基準となる。
また、第2の測定ポイントD0は、第1の線形性の傾きを求めるべく第1の測定ポイントD1よりも弱電界側に設定される。第2の測定ポイントD0と第1の測定ポイントD1を結んだ直線の傾きが第1の線形性の傾きに対応することになる。また、第2の測定ポイントD0は、第1の予測ポイントU0におけるSメータ測定値を予測するためにも用いられる。尚、第1の予測ポイントU0におけるSメータ測定値の予測精度を上げる為に、第2の測定ポイントD0は、第1及び第2の電界強度領域の境界若しくはその近傍に設定されることが好ましい。第1及び第2の電界強度領域の境界付近ではSメータ40の測定値が一定に安定しており、第1の電界強度領域内の第1の予測ポイントU0として採用しやすいからである。
また、第3の測定ポイントD2は、第2の線形性の傾きを求めるべく第1の測定ポイントD1よりも強電界側に設定される。第1の測定ポイントD1と第3の測定ポイントを結んだ直線の傾きが第2の線形性の傾きに対応することになる。
また、第1の予測ポイントU0は第2の電界強度領域内に設定される。Sメータ40の特性補正を実施するにあたって、第2の電界強度領域内のオフセット特性の測定結果を求めておく必要があるからである。
また、第2の予測ポイントU1は第1の測定ポイントD1及び第3の測定ポイントD2の各測定値に基づいて第3の電界強度領域内に設定される。Sメータ40の特性補正を実施するにあたって、第3の電界強度領域内の飽和特性の測定結果を求めておく必要があるからである。尚、第2の予測ポイントU1は第1の電界強度領域と第3の電界強度領域の境界若しくはその近傍に設定されることが好ましい。例えば、第1の電界強度領域と第3の電界強度領域の境界から離れた第3の電界強度領域内に第2の予測ポイントU1が設定される場合と対比して、第2の予測ポイントU1におけるSメータ測定値の予測のための演算をいたずらに複雑化することを防止するためである。
===Sメータ特性補正方法===
図3に示すフローチャートを用いて、本発明に係る電界強度計の特性補正の流れについて説明する。
まず、受信装置100は、制御信号Ctlを生成して信号発生器200に向けて送信する。これにより、信号発生器200においてサンプル信号Sの発生開始、発生回数、発生タイミング、発生終了等の初期設定が行われる(S300)。そして、信号発生器200は、受信装置100のアンテナ10に向けて第2の測定ポイントD0の電界強度X^(0)が設定された1回目のサンプル信号S(0)の送信を行う。
つぎに、受信装置100は、1回目のサンプル信号S(0)を受信して(S301)、チューナ20並びにDSP30によって当該サンプル信号S(0)をIF信号に変換する。そして、Sメータ40によって当該IF信号に基づくサンプル信号S(0)についての電界強度の測定が行われる。また、DSP30は、その測定値Ym^(0)をSメータ40から取得し、電界強度X^(0)と測定値Ym^(0)を対応づけ、それを第2の測定ポイントD0としてメモリ35に記憶する(S302)。
そして、本実施形態では、上記のような処理が合計3回行われる(S303)。即ち、DSP30は、第1の測定ポイントD1の電界強度X^(1)とそれが設定された2回目のサンプル信号S(1)のSメータ測定値Ym^(1)を対応づけ、それを第1の測定ポイントD1としてメモリ35に記憶する。また、DSP30は、第3の測定ポイントD2の電界強度X^(2)とそれが設定された3回目のサンプル信号S(2)のSメータ測定値Ym^(2)を対応づけ、それを第3の測定ポイントD2としてメモリ35に記憶する。
つぎに、DSP30は、メモリ35に記憶しておいた3回分の第1乃至第3の測定ポイントD0〜D2の結果に基づいて、第2の電界強度領域内に設定される第1の予測ポイントU0と、第1の電界強度領域と第3の電界強度領域の境界に設定される第2の予測ポイントU1を算定する(S304)。
尚、予測ポイントU0は、第2の電界強度領域内における任意の電界強度と、第2の測定ポイントD0のSメータ測定値Ym^(0)と、を対応づけたものである。即ち、第2の測定ポイントD0のSメータ測定値Ym^(0)を用いて、第2の電界強度領域内におけるSメータ40の測定値として予測することにした。このように、Sメータ測定値Ym^(0)を第2の電界強度領域内のSメータ40の測定値として用いてもよい理由は、第2の電界強度領域内では、Sメータ40はオフセット特性を示すので、電界強度を変えてもSメータ測定値の変化が殆どないからである。
また、予測ポイントU1は、第1の電界強度領域と第3の電界強度領域の境界点の電界強度X^(3)と、第1の測定ポイントD1及び第3の測定ポイントD2を用いて予測したSメータ測定値Ym^(3)と、を対応づけたものである。尚、Sメータ測定値Ym^(3)は、電界強度X^(1)からX^(2)までの範囲内におけるSメータ測定値の変化の傾きが一定と仮定した上で、つぎの式(1)によって予測される。
Figure 0004829848
以上により、3回分の第1乃至第3の測定ポイントD0〜D2と、第1及び第2の予測ポイントU0、U1の合計5個のデータが得られることになる。DSP30は、これらの5個のデータを用いて、Sメータ特性の補正を行う(S305)。
まず、Yinを補正前のSメータ測定値とし、Youtを補正後のSメータ測定値とする。すると、補正によってSメータ測定値をその理想値に近似させる式は、つぎの式(2)によって表される。尚、式(2)を展開したものが式(3)である。
Figure 0004829848
Figure 0004829848
即ち、Ym^(0)とYm^(1)の範囲内であれば第2の測定ポイントD0から第1の測定ポイントD1内でのSメータ測定値の変化の傾きが用いられ、Ym^(1)とYm^(2)の範囲内であれば、第1の測定ポイントD1から第3の測定ポイントD2内のSメータ測定値の変化の傾きが用いられ、Ym^(2)とYm^(3)の範囲内であれば第3の測定ポイントD2から予測ポイントU1内でのSメータ測定値の変化の傾きが用いられる。また、式(3)は、つぎの式(4)で表現されるP^(x)と、つぎの式(5)で表現されるQ^(x)を用いてつぎの式(6)に置き換えられる。
Figure 0004829848
Figure 0004829848
上記式(6)を展開するとつぎの式(8)乃至(10)のように表される。また、上記式(6)の範囲外、即ち、Ym^(0)以下となる場合には式(6)におけるYoutの初期値を用い(つぎの式(7)を参照)、Ym^(3)以上となる場合には式(6)におけるYoutの最終値を用いることにした(つぎの式(11)を参照)。
Figure 0004829848
Figure 0004829848
Figure 0004829848
Figure 0004829848
Figure 0004829848
上記式(7)乃至(11)を用いて、各Yinに対応したYoutを算定していくと、補正後の全体的なSメータ特性が得られる。そして、DSP30は、Sメータ40内のアンプのゲイン調整等によって、補正後のSメータ特性をSメータ40に反映させる(S306)。
尚、本請求項における受信装置の受信部、取得部、予測部及び補正部は、DSP30が実行するプログラムの機能として実施される。具体的には、図3に示す各ステップの中で、S300乃至S303が受信部並びに取得部の機能を表し、S304が予測部の機能を表し、S305〜S306が補正部の機能を表している。尚、DSP300が実行するプログラムとしてではなく、これらの機能を論理回路として実現してもよい。
以上により、受信装置100が備えるSメータ40の特性補正に関し、誤差制約の厳しい第1の電界強度領域内における特性補正を行うための必要なデータとして、第1の線形性と第2の線形性を表現するために最低限度必要となる3回分の測定ポイントD0〜D2を用いることにした。
また、オフセット特性を示し誤差制約の緩い第2の電界強度領域内における補正を行うための必要なデータとして、実際に測定を行わずに、1回目の第2の測定ポイントD0の測定値を第1の予測ポイントU0における測定値として予測することにした。
同様に、飽和特性を示し誤差制約の緩い第3の電界強度領域内の補正を行うための必要なデータとして、実際に測定を行わずに、2回目の第1の測定ポイントD1と3回目の第3の測定ポイントD2の各測定値に基づいて第2の予測ポイントU1における測定値を予測することにした。
以上により、本発明によれば、従来のように、何らの指針もなくSメータ40の特性補正を行うためにSメータ測定値を多数取得するのではなく、第1乃至第3の測定ポイントD0〜D3に基づく3回分のSメータ40による測定結果に基づいて、Sメータ40の特性ばらつきを短時間で補正することが可能となる。例えば、第1電界強度領域内の第1の線形性及び第2の線形性の測定結果をより正確に補正するために、第1の測定ポイントD0及び第2の測定ポイントD1の間や第2の測定ポイントD1及び第3の測定ポイントD2の間を補間する複数の測定ポイントを設定してもよいが、3つの測定ポイントD0〜D2にした方が、Sメータ40の特性ばらつきを短時間で補正することが可能となるので好適である。
そして、Sメータ40の特性ばらつきの補正を短時間で行えるようになった結果、例えば、Sメータ40の測定値を用いたノイズ低減や自動選局等の制御が効率良く行うことが可能となる。また、例えば、Sメータ40を搭載した受信装置100を製品として量産していく場合に、個々の製品毎にSメータ40の特性ばらつきを短時間で補正することができ、生産効率を上げて製造コストを削減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
第1の予測ポイントU0における測定値の予測については、第2の測定ポイントD0における測定値をそのまま用いた方法には限定されない。例えば、第2の測定ポイントD0が電界強度X^(0)からX^(1)までの範囲内の中央に設定される場合、第1の予測ポイントU0における測定値は、第1の測定ポイントD1における測定値Ym^(1)と第2の測定ポイントD0における測定値Ym^(0)を用いて予測してもよい。具体的には、前述した第2の予測ポイントU1の測定値の予測方法(式(1)を参照)と同様となる。
第2の予測ポイントU1における測定値の予測については、第1の測定ポイントD2及び第3の測定ポイントD2における各測定値を用いた方法には限定されない。例えば、第3の測定ポイントD2が第1の電界強度領域と第3の電界強度領域の境界に設定された場合、第2の予測ポイントU1における測定値は、第3の測定ポイントD2における測定値をそのまま用いて予測してもよい。
本発明の一実施形態に係る電界強度の特性補正システムの構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係る電界強度の特性補正方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電界強度の特性補正方法を説明するための図である。
符号の説明
10 アンテナ
20 チューナ
30 DSP
35 メモリ
40 Sメータ
50 スピーカ
100 受信装置
200 信号発生器

Claims (6)

  1. 受信信号の電界強度を測定する電界強度計を備えた受信装置において、
    電界強度に対する前記電界強度計の測定値が第1の線形性から当該第1の線形性よりも傾きが急な第2の線形性へと切り替わる第1の電界強度領域内で、前記第1の線形性から前記第2の線形性に切り替わる境界に設定される第1の測定ポイント、
    前記第1の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも弱電界側に設定される第2の測定ポイント、
    前記第2の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも強電界側に設定される第3の測定ポイント、
    の各電界強度が設定された前記受信信号の3つのサンプル信号を受信する受信部と、
    前記3つのサンプル信号についての前記電界強度計の各測定値を取得する取得部と、
    前記電界強度計の測定値がオフセット特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも弱電界側の第2の電界強度領域内における第1の予測ポイント、
    前記電界強度計の測定値が飽和特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも強電界側の第3の電界強度領域内における第2の予測ポイント、
    が設定され、前記第1乃至前記第3の測定ポイントの測定値に基づいて、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおける前記電界強度計の測定値を予測する予測部と、
    前記3つのサンプル信号の各測定値と、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおいて予測した各測定値と、を用いて前記電界強度計の特性を補正する補正部と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記予測部は、前記第2の測定ポイントの測定値を前記第1の予測ポイントにおける前記電界強度計の測定値として予測するとともに、前記第1及び前記第3の測定ポイントの各測定値に基づいて前記第2の予測ポイントにおける前記電界強度計の測定値を予測すること、を特徴とする受信装置。
  3. 請求項2に記載の受信装置において、
    前記第2の測定ポイントは、前記第2及び前記第1の電界強度領域の境界に設定されること、を特徴とする受信装置。
  4. 請求項2に記載の受信装置において、
    前記第2の予測ポイントは、前記第1及び前記第3の電界強度領域の境界に設定されること、を特徴とする受信装置
  5. 受信信号の電界強度を測定する電界強度計の特性補正方法であって、
    電界強度に対する前記電界強度計の測定値が第1の線形性から当該第1の線形性よりも傾きが急な第2の線形性へと切り替わる第1の電界強度領域内で、前記第1の線形性から前記第2の線形性に切り替わる境界に設定される第1の測定ポイント、
    前記第1の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも弱電界側に設定される第2の測定ポイント、
    前記第2の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも強電界側に設定される第3の測定ポイント、
    の各電界強度が設定された前記受信信号の3つのサンプル信号を受信し、
    前記3つのサンプル信号についての前記電界強度計の各測定値を取得する取得部と、
    前記電界強度計の測定値がオフセット特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも弱電界側の第2の電界強度領域内における第1の予測ポイント、
    前記電界強度計の測定値が飽和特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも強電界側の第3の電界強度領域内における第2の予測ポイント、
    が設定され、前記第1乃至前記第3の測定ポイントの測定値に基づいて、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおける前記電界強度計の測定値を予測し、
    前記3つのサンプル信号の各測定値と、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおいて予測した各測定値と、を用いて前記電界強度計の特性を補正する、
    ことを特徴とする電界強度計の特性補正方法。
  6. 受信信号の電界強度を測定する電界強度計を備えるコンピュータに、
    電界強度に対する前記電界強度計の測定値が第1の線形性から当該第1の線形性よりも傾きが急な第2の線形性へと切り替わる第1の電界強度領域内で、前記第1の線形性から前記第2の線形性に切り替わる境界に設定される第1の測定ポイント、
    前記第1の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも弱電界側に設定される第2の測定ポイント、
    前記第2の線形性の傾きを求めるべく前記第1の測定ポイントよりも強電界側に設定される第3の測定ポイント、
    の各電界強度が設定された前記受信信号の3つのサンプル信号を受信する機能と、
    前記3つのサンプル信号についての前記電界強度計の各測定値を取得する機能と、
    前記電界強度計の測定値がオフセット特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも弱電界側の第2の電界強度領域内における第1の予測ポイント、
    前記電界強度計の測定値が飽和特性を示す、前記第1の電界強度領域よりも強電界側の第3の電界強度領域内における第2の予測ポイント、
    が設定され、前記第1乃至前記第3の測定ポイントの測定値に基づいて、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおける前記電界強度計の測定値を予測する機能と、
    前記3つのサンプル信号の各測定値と、前記第1及び前記第2の予測ポイントにおいて予測した各測定値と、を用いて前記電界強度計の特性を補正する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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