JP5445361B2 - 無線通信装置およびその通信方法ならびに無線通信システム - Google Patents

無線通信装置およびその通信方法ならびに無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置およびその通信方法ならびに無線通信システムに関し、特に送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス(TDMA:Time Division Multiple Access )方式の無線通信装置およびその通信方法ならびに無線通信システムに関する。
本発明に関連する無線通信装置では、各タイムスロットの先頭部分に設定されるプリアンブル信号を受信し、この信号レベルを元に受信系増幅器の利得を制御している。また、受信信号のレベルが未知であるため、受信信号レベルが最小レベルでも対応できるように、受信系増幅器の利得は、タイムスロットの先頭部分では最大利得に設定されている。
一方、自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)の実行タイミングを決定する発明が特許文献1に開示されている。この発明は、自局宛信号に対してはAGC制御(具体的には、AGC切替制御)を抑制し、他局宛信号を処理すべき期間内は積極的にAGC制御を行うものである。これにより、AGC制御によって頻繁に利得が切り替えられるのを防止することが可能というものである。
また、スケジューリング式媒体アクセス制御プロトコルの信号通知期間の間における情報を用いて、データ送信期間の間における動作を調節する発明が特許文献2に開示されている。この発明には、AGCループにおいて受信器強度信号表示(RSSI:Receive Signal Strength Indicator )が一般的に採用されることが記載されている。
また、利得制御装置の一例として、信号レベルと、受信タイミング信号と、受信フェーズ指示信号とに基づいて利得可変手段の利得を制御する発明が特許文献3に開示されている。この発明は、AGC制御の収束時間が長くなるのを防止するという点で本発明と課題が共通する。
特開2008−011130号公報 特表2008−510438号公報 特開平10−233815号公報
しかし、関連発明では、受信系増幅器の利得は予め最大利得に設定されているため、受信信号レベルが大きいときは、AGCが働き、受信系増幅器の利得が適正値になるまでに時間を要する。このため、プリアンブル信号の長さを短くすることが困難であり、その分受信できるデータ量が減少するという欠点があった。
また、特許文献1に開示の発明では、AGC制御という面で本発明と共通するが、自装置と相手側装置との距離に応じてAGC制御を行う点は全く記載がなく、よって特許文献1に開示の発明により本発明の課題を解決することはできない。
また、特許文献2および3に開示の発明にもAGC制御に関する記載は存在するものの、どちらの発明にも自装置と相手側装置との距離に応じてAGC制御を行う点は全く記載がないため、特許文献2および3に開示の発明によっても本発明の課題を解決することはできない。
そこで、本発明の目的は、受信系増幅器の利得が適正値になるまでに要する時間を関連技術に比べ減少させることができ、これによりプリアンブル信号の長さを関連技術に比べ短くし、よってその分だけ受信できるデータ量を増加させることが可能な無線通信装置およびその通信方法ならびに無線通信システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明による無線通信装置は、送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する無線通信装置であり、
前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)部と、
自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定部と、
相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得部と、
相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定部により得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得部により得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御部とを含み、
前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信することを特徴とする。
また、本発明による通信方法は、送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する無線通信装置における通信方法であり、
各々の無線通信装置は、
前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)ステップと、
自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定ステップと、
相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得ステップと、
相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定ステップにより得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得ステップにより得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御ステップと
前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明による無線通信システムは、送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する複数の無線通信装置を含む無線通信システムであり、
各々の無線通信装置は、
前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)部と、
自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定部と、
相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得部と、
相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定部により得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得部により得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御部とを含み、
前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信することを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する無線通信装置における通信方法のプログラムであり、
各々の無線通信装置のコンピュータに、
前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)ステップと、
自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定ステップと、
相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得ステップと、
相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定ステップにより得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得ステップにより得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御ステップと
前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信するステップとを実行させるためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、受信系増幅器の利得が適正値になるまでに要する時間を関連技術に比べ減少させることができ、これによりプリアンブル信号の長さを関連技術に比べ短くし、よってその分だけ受信できるデータ量を増加させることが可能となる。
本発明に係る無線通信装置の第1実施形態の構成図である。 本発明に係る無線通信装置で送受信されるフレームとタイムスロットとの関係の一例を示す図である。 本発明に係る無線通信システムの一例の構成図である。 第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る無線通信装置の第2実施形態の構成図である。 本発明に係る無線通信装置の第4実施形態の構成図である。 第4実施形態の動作を示すフローチャートである。 第5実施形態における受信フレームの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明に係る無線通信装置の第1実施形態の構成図である。
同図を参照すると、本発明に係る無線通信装置1は、自装置現在位置測定部11と、相手側装置現在位置情報取得部12と記憶部13と、受信系増幅器14と、AGC15と、送信系増幅器16と、プログラム格納部17と、制御部18とを含んで構成される。
無線通信装置1は、送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式の無線通信装置である。自装置現在位置測定部11は自装置の現在位置を測定する。相手側装置現在位置情報取得部12は、相手側装置の現在位置情報を取得する。記憶部13には自装置の現在位置情報と、相手側装置現在位置情報とが格納される。受信系増幅器14は受信信号を増幅する。AGC15は受信系増幅器14の利得を制御する。送信系増幅器16は送信信号を増幅する。
プログラム格納部17には後述する通信方法を無線通信装置1のコンピュータ(制御部18)に実行させるためのプログラムが格納されている。制御部18は、自装置現在位置測定部11、相手側装置現在位置情報取得部12、記憶部13、受信系増幅器14、AGC15、送信系増幅器16およびプログラム格納部17を制御する。
まず、この無線通信装置1で送受信されるフレームとタイムスロットとの関係について説明する。図2は本発明に係る無線通信装置で送受信されるフレームとタイムスロットとの関係の一例を示す図である。なお、同図(A)は1フレームの一例を、同図(B)はタイムスロットの一例をそれぞれ示している。
同図(B)を参照すると、各タイムスロットが各無線通信装置の送信用および受信用に予め割り当てられている。同図(A)を参照すると、各タイムスロットで送受信される1フレームが示されている。同図(A)に示すように、フレーム20はプリアンブル21と、ヘッダ22と、データ23と、ガード24とを含んで構成される。なお、ヘッダ22とガード24は公知の構成であり、本発明とは関係がないので、ここでの説明は省略する。
プリアンブル21の受信期間内にAGCの制御が実行される。1フレーム20の時間的長さは一定なので、プリアンブル21の受信期間が長くなると、その分だけ受信されるデータ23の量が減少する。
次に、第1実施形態の動作について図3および図4を参照しながら説明する。図3は本発明に係る無線通信システムの一例の構成図、図4は第1実施形態の動作を示すフローチャートである。
まず、図3(B)を参照すると、本発明に係る無線通信システム30は、無線通信装置の一例として、端末1a〜1eの5個の端末を含んで構成される。なお、端末の数は2個以上の任意の個数に対し本発明の適用が可能である。端末1a〜1eが所定の通信エリア31内で相互に通信しているものとする。
また、予め端末1a〜1eの各々に、一例として図3(A)に示す受信用タイムスロットが1個ずつ割り当てられているとする。すなわち、端末1aはタイムスロット1で、端末1bはタイムスロット2で、端末1cはタイムスロット3で、端末1dはタイムスロット4で、端末1eはタイムスロット5でそれぞれ受信を行う。そして、タイムスロット6以降の一定のタイムスロットまでを一周期として受信動作が繰り返し行われる。
一方、予め端末1a〜1eの各々に、一例として図3(C)に示す送信用タイムスロットが1個ずつ割り当てられているとする。すなわち、端末1aはタイムスロット2で、端末1bはタイムスロット1で、端末1cはタイムスロット4で、端末1dはタイムスロット3で、端末1eはタイムスロット6でそれぞれ受信を行う。そして、タイムスロット7以降の一定のタイムスロットまでを一周期として受信動作が繰り返し行われる。
すなわち、この例では、タイムスロット1および2を用いて端末1aおよび1bが通信を行い、タイムスロット3および4を用いて端末1cおよび1dが通信を行う。以下、タイムスロット1にて端末1bが送信した信号を、同じタイムスロット1にて端末1aが受信する動作を一例として説明する。
なお、以下の動作は端末1aの制御部18が、自装置現在位置測定部11、相手側装置現在位置情報取得部12、記憶部13、受信系増幅器14、AGC15、送信系増幅器16およびプログラム格納部17を制御することにより実行される。
まず、任意のタイムスロットで、端末1aの自装置現在位置測定部11は自装置の現在位置を測定する(図4のステップS1)。制御部18はその現在位置情報を自装置現在位置測定部11から取得し、記憶部13に格納する。
次に、任意のタイムスロットで、端末1aの相手側装置現在位置情報取得部12は端末1aの相手側装置現在位置情報を取得する(図4のステップS2)。制御部18はその相手側装置現在位置情報を相手側装置現在位置情報取得部12から取得し、記憶部13に格納する。
次に、タイムスロット1が到来する前に、端末1aの制御部18は、自装置現在位置測定部11により得られる自装置1aの現在位置情報および相手側装置現在位置情報取得部12により得られる相手側装置1bの現在位置情報を記憶部13から読み出し、読み出した2つの位置情報から自装置1aおよび相手側装置1b間の距離を算出し(図4のステップS3)、その距離に基づき受信系増幅器14の利得を設定する(図4のステップS4)。
すなわち、ステップS4において、制御部18は、自装置1aおよび相手側装置1b間の距離から求めた電波伝搬損失値と既知の送信元(すなわち、相手側装置1b)の送信出力値から、大凡の受信信号レベルが予測できる。そこで、AGC15による受信系増幅器14の利得を、一例として、大、中、小の3クラスに分けておき、予測レベルから、大、中、小のいずれかの受信系増幅器14の利得を予めAGC15を用いて設定しておく。
すなわち、受信信号レベルが小と予測される場合は、受信系増幅器14の利得が大となるようにAGC15を制御しておく。これにより、実際に信号を受信した場合に要する受信系増幅器14の利得の補正値は、関連技術に比べ少なくすることが可能となる。換言すれば、受信系増幅器14の利得が適正値になるまでの時間を関連技術に比べ短縮することが可能となる。
一方、受信信号レベルが中と予測される場合は、受信系増幅器14の利得が中となるようにAGC15を制御しておく。これにより、実際に信号を受信した場合に要する受信系増幅器14の利得の補正値は、関連技術に比べ少なくすることが可能となる。換言すれば、受信系増幅器14の利得が適正値になるまでの時間を関連技術に比べ短縮することが可能となる。
さらに、受信信号レベルが大と予測される場合は、受信系増幅器14の利得が小となるようにAGC15を制御しておく。これにより、実際に信号を受信した場合に要する受信系増幅器14の利得の補正値は、関連技術に比べ少なくすることが可能となる。換言すれば、受信系増幅器14の利得が適正値になるまでの時間を関連技術に比べ短縮することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、受信系増幅器14の利得が適正値になるまでの時間を関連技術に比べ短縮することが可能となる。このため、プリアンブル信号21(図2参照)の長さを関連技術に比べ短くすることができ、その分だけ受信できるデータ23の量を増加させることが可能となる。また、相手側装置1bはその分だけ本来送りたいユーザ情報を多く送信することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は自装置現在位置測定部11の構成例に関するものである。図5は本発明に係る無線通信装置の第2実施形態の構成図である。同図では、自装置現在位置測定部11の構成のみを示している。なお、その他の構成は第1実施形態(図1参照)と同様であるため、その他の構成については説明を省略する。
図5を参照すると、自装置現在位置測定部11は公知のGPS(Global Positioning System )11aを含んでいる。GPSは複数の周回衛星からの電波を受信することで自装置1aの緯度や経度を測定するものである。
したがって、本発明の第2実施形態によれば、自装置1aは独自に自装置1aの緯度や経度を測定することが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は相手側装置1bが既知の場所に存在する固定局である場合の自装置1aの構成に関するものである。なお、以下の説明において、自装置1aは移動局であっても固定局であってもよい。
相手側装置1bが既知の場所に存在する固定局である場合、相手側装置1bの位置は予め判明しているため、自装置1aの相手側装置現在位置情報取得部12は相手側装置1bの現在位置情報を予め取得している。
したがって、本発明の第3実施形態によれば、自装置1aは外部から相手側装置1bの現在位置情報を入手する手間を省くことが可能となる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は相手側装置1bが移動局である場合の自装置1aの構成の一例に関するものである。なお、第4実施形態では、端末1a〜1eの全てが移動局の場合について説明するが、少なくとも相手側装置1bが移動局であれば、本発明の適用が可能である。
図6は本発明に係る無線通信装置の第4実施形態の構成図である。図6(A)は第4実施形態におけるタイムスロットの構成例、図6(B)は第4実施形態における無線通信システム30の構成例をそれぞれ示している。同図(B)を参照すると、第4実施形態では第1実施形態の無線通信システム30の構成(図3(B)参照)に、ホスト局31およびデータベース32が追加されている。
図7は第4実施形態の動作を示すフローチャートである。ホスト局31は、図6(A)に示す特定のタイムスロットN(Nは正の整数)を使用して、各無線通信装置1a〜1eの現在位置情報を定期的に放送している(図7のステップS11)。
なお、ホスト局31は、一定のタイムスロットM(Mは正の整数かつNと異なる整数)で各無線通信装置1a〜1eと通信を行い、その通信にて相手側無線通信装置(1a〜1eのいずれか)の位置情報を定期的に取得することも可能である。また、ホスト局31が取得した各無線通信装置1a〜1eの現在位置情報はデータベース32に格納され、かつ定期的に更新される。
一方、無線通信装置1aの相手側装置現在位置情報取得部12はタイムスロットNを使用してホスト局31からの無線通信装置1a〜1eの現在位置情報を受信し、その現在位置情報の中から相手側装置1bの現在位置情報を取得する(図7のステップS12)。
以上説明したように、本発明の第4実施形態によれば、相手側装置の現在位置情報をホスト局31からの放送に基づき取得することが可能となる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態は相手側装置1bが移動局である場合の自装置1aの構成の他の一例に関するものである。図8は第5実施形態における受信フレームの構成図である。なお、同図において、図2(A)と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図8を参照すると、第1実施形態におけるデータ23(図2(A)参照)と異なり、第5実施形態におけるデータ23aには相手側装置1bの現在位置情報25が含まれる。すなわち、自装置1aの相手側装置現在位置情報取得部12は相手側装置1bとの通信により相手側装置1bの現在位置情報を定期的に取得する。
以上説明したように、本発明の第5実施形態によれば、相手側装置の現在位置情報を相手側装置1bとの通信に基づき取得することが可能となる。
なお、以上の実施形態において、相手側装置1bの位置が未知の場合は、プリアンブル信号21を短くすることはできないが、相手側装置1bが継続的に通信をする相手であれば、相手の位置が判明した段階で相互にその位置を確認し、その後、プリアンブル信号21を短くすることが可能となる。
また、相手側装置の現在位置情報をホスト局31から取得する場合も、ホスト局31からの情報により相手の位置が判明した段階で、プリアンブル信号21を短くすることが可能となる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。第6実施形態は無線通信装置における通信方法のプログラムに関するものである。第1実施形態の構成の説明で述べたように(図1参照)、無線通信装置1はプログラム格納部17を含んでいる。プログラム格納部17には、図4および図7にフローチャートで示す通信方法のプログラムが格納されている。
無線通信装置1の制御部18(“コンピュータ”)はプログラム格納部17からそのプログラムを読み出し、そのプログラムにしたがって自装置現在位置測定部11、相手側装置現在位置情報取得部12、記憶部13、受信系増幅器14、AGC15、送信系増幅器16を制御する。その制御の内容については既に述べたので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本発明の第6実施形態によれば、受信系増幅器の利得が適正値になるまでに要する時間を関連技術に比べ減少させることができ、これによりプリアンブル信号の長さを関連技術に比べ短くし、よってその分だけ受信できるデータ量を増加させることが可能なプログラムが得られる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 相手側装置は既知の場所に存在する固定局であり、相手側装置現在位置情報取得ステップは前記相手側装置の現在位置情報を予め取得していることを特徴とする通信方法。
(付記2) 前記相手側装置は移動局であることを特徴とする付記1記載の通信方法。
(付記3) 複数の前記無線通信装置の現在位置情報を取得しているホスト局が存在し、前記ホスト局が特定のタイムスロットを使用して各無線通信装置の現在位置情報を放送し、各無線通信装置の相手側装置現在位置情報取得ステップはそのタイムスロットを使用して前記ホスト局からの無線通信装置の現在位置情報を受信し、その現在位置情報の中から相手側装置の現在位置情報を取得することを特徴とする付記1または2に記載の通信方法。
(付記4) 前記相手側装置は移動局であり、自装置の相手側装置現在位置情報取得ステップは前記相手側装置との通信により前記相手側装置の現在位置情報を取得することを特徴とする付記2に記載の通信方法。
(付記5) 現在位置測定部はGPS(Global Positioning System )を用いて現在位置を測定することを特徴とする無線通信システム。
(付記6) 相手側装置は既知の場所に存在する固定局であり、前記相手側装置現在位置情報取得部は前記相手側装置の現在位置情報を予め取得していることを特徴とする付記5記載の無線通信システム。
(付記7) 前記相手側装置は移動局であることを特徴とする付記5記載の無線通信システム。
(付記8) 複数の無線通信装置の現在位置情報を取得しているホスト局が存在し、前記ホスト局が特定のタイムスロットを使用して各無線通信装置の現在位置情報を放送し、各無線通信装置の相手側装置現在位置情報取得部はそのタイムスロットを使用して前記ホスト局からの無線通信装置の現在位置情報を受信し、その現在位置情報の中から相手側装置の現在位置情報を取得することを特徴とする付記5から7のいずれかに記載の無線通信システム。
(付記9) 前記相手側装置は移動局であり、自装置の相手側装置現在位置情報取得部は前記相手側装置との通信により前記相手側装置の現在位置情報を取得することを特徴とする付記5または7記載の無線通信システム。
1 無線通信装置
1a〜1e 端末
11 自装置現在位置測定部
11a GPS
12 相手側装置現在位置情報取得部
13 記憶部
14 受信系増幅器
15 AGC
16 送信系増幅器
17 プログラム格納部
18 制御部
20 フレーム
21 プリアンブル
22 ヘッダ
23,23a データ
24 ガード
25 相手側装置1bの現在位置情報
30 無線通信システム
31 通信エリア

Claims (10)

  1. 送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する無線通信装置であり、
    前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)部と、
    自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定部と、
    相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得部と、
    相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定部により得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得部により得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御部とを含み、
    前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記現在位置測定部はGPS(Global Positioning System )を用いて現在位置を測定することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記相手側装置は既知の場所に存在する固定局であり、前記相手側装置現在位置情報取得部は前記相手側装置の現在位置情報を予め取得していることを特徴とする請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. 前記相手側装置は移動局であることを特徴とする請求項1または2記載の無線通信装置。
  5. 複数の前記無線通信装置の現在位置情報を取得しているホスト局が存在し、
    前記ホスト局が特定のタイムスロットを使用して各無線通信装置の現在位置情報を放送し、
    各無線通信装置の相手側装置現在位置情報取得部はそのタイムスロットを使用して前記ホスト局からの無線通信装置の現在位置情報を受信し、その現在位置情報の中から相手側装置の現在位置情報を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記相手側装置は移動局であり、自装置の相手側装置現在位置情報取得部は前記相手側装置との通信により前記相手側装置の現在位置情報を取得することを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する無線通信装置における通信方法であり、
    各々の無線通信装置は、
    前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)ステップと、
    自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定ステップと、
    相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得ステップと、
    相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定ステップにより得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得ステップにより得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御ステップと
    前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信するステップとを含むことを特徴とする通信方法。
  8. 前記現在位置測定ステップはGPS(Global Positioning System )を用いて現在位置を測定することを特徴とする請求項7記載の通信方法。
  9. 送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する複数の無線通信装置を含む無線通信システムであり、
    各々の無線通信装置は、
    前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)部と、
    自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定部と、
    相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得部と、
    相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定部により得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得部により得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御部とを含み、
    前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信することを特徴とする無線通信システム。
  10. 送信するタイムスロットと受信するタイムスロットとが予め定められている時分割多重アクセス方式にて自装置の送信用タイムスロットでプリアンブルを含む送信信号を相手側装置に送信する無線通信装置における通信方法のプログラムであり、
    各々の無線通信装置のコンピュータに、
    前記相手側装置からの前記送信信号に含まれる前記プリアンブルを受信して受信系増幅器の自動利得制御を行うAGC(Automatic Gain Control)ステップと、
    自装置の現在位置を測定する自装置現在位置測定ステップと、
    相手側装置の現在位置情報を取得する相手側装置現在位置情報取得ステップと、
    相手側装置からの電波を受信するタイムスロットが到来する前に、前記自装置現在位置測定ステップにより得られる自装置の現在位置情報および前記相手側装置現在位置情報取得ステップにより得られる相手側装置の現在位置情報から自装置および相手側装置間の距離を算出し、その距離および既知の前記相手側装置の送信出力値に基づき前記受信系増幅器の利得を設定する制御ステップと
    前記プリアンブルより短い長さのプリアンブルを含む前記送信信号を前記相手側装置に送信するステップとを実行させるためのプログラム。
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