JP4827901B2 - 天井の断熱構造 - Google Patents

天井の断熱構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4827901B2
JP4827901B2 JP2008227715A JP2008227715A JP4827901B2 JP 4827901 B2 JP4827901 B2 JP 4827901B2 JP 2008227715 A JP2008227715 A JP 2008227715A JP 2008227715 A JP2008227715 A JP 2008227715A JP 4827901 B2 JP4827901 B2 JP 4827901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
ceiling
base material
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008227715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009002157A (ja
Inventor
信昭 池田
祐子 築山
陽輔 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Homes Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Homes Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Homes Corp filed Critical Asahi Kasei Homes Corp
Priority to JP2008227715A priority Critical patent/JP4827901B2/ja
Publication of JP2009002157A publication Critical patent/JP2009002157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827901B2 publication Critical patent/JP4827901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、天井の断熱性能を向上させることが出来る断熱構造に関するものである。
住宅では、建物の屋根に沿って屋内側に断熱層を形成するのが一般的である。鉄骨躯体を有する住宅では、屋根を構成する梁下に形成された空間に繊維系断熱材を充填した後、下面(室内側の面)をポリエチレンシート等の気密シートで覆うことで、断熱層と気密層を形成している。
即ち、図8に示すように、最上階の屋根に対応するH形鋼からなる梁51には屋根用のパネル52が載置されており、且つ梁51の下方には所定の間隔を持って複数の野縁53が設けられている。この野縁53の上部であって梁51の下フランジ51aよりも下方にグラスウール等の繊維系の断熱材54が充填されている(例えば特許文献1参照)。更に、断熱材54の室内側の面には気密シート55が配置されると共に、気密シート55の屋内側の面には石膏ボード56が配置され、これらの気密シート55及び石膏ボード56が野縁53に取り付けられている。
一方、断熱材として気密性を持った硬質プラスチック系断熱材が提供されており、この硬質プラスチック系断熱材を外壁及び、又は屋根に沿って屋内側に配置して断熱層を形成すると共に、該硬質プラスチック系断熱材の更に屋内側の面に沿って気密処理することで、住宅に断熱性と気密性を付与して居住性を向上させ、且つ省エネルギー化を実現し得るようになっている。
特開2001−123551号公報(図7)
屋根の屋内側には、住宅の耐久性を向上させるために通気層を設けることが必要であるが、繊維系の断熱材では厚さが厚くなって断熱材の下面の位置を梁の下端レベル以下にせざるを得ないため、天井仕上げ面と断熱材下面との間に設備配管や配線を行うのに充分な空間を確保することが困難であるという問題があり、特に、屈曲し難い給水給湯用のさや管を敷設したり、天井内に張り出しの大きいダウンライトを取り付けるような場合に著しい制限となっている。
上記問題は、梁と梁の間に形成された空間に高性能硬質プラスチック系断熱材を配置することで解決し得る。しかし、梁と梁の間に形成された空間に硬質プラスチック系断熱材を固定する手段が解決されていないため、結局梁の上側に載置するか、下側に吊り下げているのが現状である。
本発明の目的は、天井を構成する隣接する梁の間に硬質プラスチック系断熱材を取り付けて合理的な断熱構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る天井の断熱構造の第1の構成は、天井裏を構成する鉄骨梁で囲まれた空間に、所定の間隔で断熱材を固定する下地材を配置すると共に該下地材を固定金具を介して前記鉄骨梁に固定し、前記下地材の下面側に硬質プラスチック系断熱材を取り付けて形成され、前記固定金具は、前記下地材を取り付ける上部片と、前記断熱材よりも下方に突出した状態で前記上部片の下方に配置されて前記下地材に前記断熱材を取り付けた状態で前記上部片の位置を指示する指示片とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る天井の断熱構造の第の構成は、前記第の構成において、前記指示片は、前記上部片に並行に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る天井の断熱構造の第の構成は、前記第、第の構成において、前記固定金具は、前記上部片と、前記指示片とを予め設定された間隔を持って接続すると共に前記鉄骨梁に固定される固定片を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る天井の断熱構造の第の構成は、前記第1〜第の構成において、前記下地材の下面に少なくとも2層に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、各層を構成する硬質プラスチック系断熱材の接続部を互いに異なる位置に設定することを特徴とする。
また、本発明に係る天井の断熱構造の第の構成は、前記第1〜第の構成において、前記下地材の下面に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、該硬質プラスチック系断熱材の下側に於ける鉄骨梁の露出部分を断熱材によって覆うことを特徴とする。
また、本発明に係る天井の断熱構造の第の構成は、前記第1〜第の構成において、前記下地材が前記鉄骨梁上に敷設される屋根パネルから離間した状態で前記固定金具を介して前記鉄骨梁に支持され、前記屋根パネルと前記断熱材との間に通気層が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る天井の断熱構造の第の構成は、天井裏を構成する鉄骨梁で囲まれた空間に、所定の間隔で断熱材を固定する下地材を配置すると共に該下地材を固定金具を介して前記鉄骨梁に固定し、前記下地材の下面側に硬質プラスチック系断熱材を取り付けて形成される天井の断熱構造であって、前記固定金具は、前記下地材を取り付ける上部片と、前記上部片の下方であって且つ該上部片に並行して配置されて該上部片の位置を指示する指示片と、前記上部片と前記指示片とを予め設定された間隔を持って接続すると共に前記鉄骨梁に固定される固定片と、を有することを特徴とする。
上記天井の断熱構造では、天井に対応して構成された鉄骨梁(梁)で囲まれた空間に複数の下地材を所定の間隔で配置すると共に、梁を構成する鉄骨或いは屋根を構成する屋根パネルに固定し、この下地材の下面側に硬質プラスチック系断熱材を取り付けることによって、屋根パネルの屋内側の面に通気層を形成することが出来る。
また高い断熱性能を有する硬質プラスチック系断熱材を用いることで、厚さが薄くとも要求された断熱性能を満足させることが出来、これにより、下地材の下面側に取り付けた硬質プラスチック系断熱材の面を梁の下端レベルよりも高く設定することが出来る。従って、天井裏に於ける設備配管や配線を容易に施工することが出来る。
上記天井の断熱構造に於いて、下地材の下面に少なくとも2層に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、各層を構成する硬質プラスチック系断熱材の接続部を互いに異なる位置に設定することが好ましい。天井の断熱構造をこのように構成することによって、硬質プラスチック系断熱材の接続部である継目が断熱層の厚さ方向に貫通することがない。このため、良好な断熱性を保持すると共に気密性を保持し易くすることが出来る。
上記天井の断熱構造に於いて、下地材の下面に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、該断熱材の下側に於ける鉄骨梁の露出部分を断熱材によって覆うことが好ましい。天井の断熱構造をこのように構成することによって、厚さの薄い硬質プラスチック系断熱材の下面を梁の下端レベルよりも上方になるように取り付けた場合であっても、天井の断熱性を確保することが出来る。
上記天井の断熱構造に於いて、前記鉄骨梁には、前記通気層を外壁パネルと該外壁パネルに沿って配置された断熱材との間に形成された外壁沿いの通気層に連通させるための穴が形成されていることが好ましい。
本発明に係る天井の断熱構造では、天井に対応して構成された梁で囲まれた空間に複数の下地材を所定の間隔で配置すると共に、梁を構成する鉄骨或いは屋根を構成する屋根パネルに固定し、この下地材の下面側に硬質プラスチック系断熱材を取り付けることによって、屋根パネルの屋内側の面に通気層を形成することが出来、且つ下地材の下面側に取り付けた硬質プラスチック系断熱材の面を梁のフランジよりも高く設定することが出来る。従って、天井裏に於ける設備配管や配線を容易に施工することが出来る。
上記の如く、屋根パネルと硬質プラスチック系断熱材との間に通気層を形成することが出来るので、梁に形成された穴を介して隣接する他の空間との間に通気を確保することが出来る。
また天井に設けた断熱層の屋内側に設備配管や配線を設置することによって、これらの設備配管や配線を変更する際に断熱層を破壊する必要がなくなり、メンテナンス作業や変更作業が容易になる。
また下地材の下面に少なくとも2層に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、各層を構成する硬質プラスチック系断熱材の接続部を互いに異なる位置に設定することによって、硬質プラスチック系断熱材の接続部である継目が断熱層の厚さ方向に貫通することがなく、良好な断熱性を保持すると共に気密性を保持することが出来る。
また下地材の下面に取り付けた硬質プラスチック系断熱材の下側に於ける梁の露出部分を断熱材によって覆うことによって、梁が熱橋となることがなく、天井の断熱性を確保することが出来る。
硬質プラスチック系断熱材が高い気密性能を有するため、断熱層を構成することによって、気密層をも構成することが出来る。更に、硬質プラスチック系断熱材の取り付けが固定具や気密テープによって行われる乾式工法であり、解体する際に分別作業を容易に行うことが出来る。
また固定金具では、固定片を梁のウエブに於ける対向する位置に固定したとき、一方の梁に取り付けた固定金具の上部片と指示片が並行して突出し、これらの上部片と指示片が対向する。このため、対向する2つの上部片に木製の下地材を渡して固定し、この下地材に対し下側から硬質プラスチック系断熱材を取り付けることで、天井の断熱構造を実現することが出来る。
特に、下地材の下側面に硬質プラスチック系断熱材を当接したとき、該下地材が硬質プラスチック系断熱材に隠されたとしても、指示片が上部片と並行に形成されるため、該指示片の上方に釘やビスを打ち込むことで正確に固定することが出来る。更に、指示片の長さや強度を適宜設定しておくことで、該指示片によって天井裏に設置する設備配管や配線を支持することが出来る。
以下、本発明に係る天井の断熱構造の好ましい実施形態について説明する。本発明は、硬質プラスチック系断熱材(以下、単に「断熱材」という)を用いることによって、天井、特に最上階の天井と屋根の間を効果的に断熱することを実現したものであり、且つ前記断熱材を梁に取り付ける際に、下地材を梁に固定することが容易で、更に下地材に断熱材を当接させたとき、該断熱材の下方から下地材の位置を指示して断熱材の取付作業を確実に且つ円滑に行えるようにしたものである。
住宅の天井を構成する鉄骨梁は、建物の外周及びその内側に縦横に配置され、これらの梁によって囲まれた空間が天井裏に形成される。このような梁の形状は特に限定するものではない。一般に、住宅の鉄骨躯体では、梁は上下フランジとウエブからなるH形鋼によって形成される。そして上フランジに屋根用のパネルが敷き並べられると共に固定されることで屋根スラブが構成される。
屋根の構造は特に限定するものではなく、屋根スラブの上部に屋根材を施工した陸屋根や、勾配屋根等の屋根に対して適用することが可能である。また屋根スラブを構成する屋根パネルは、軽量気泡コンクリート(ALC)パネルや、コンクリートパネルを利用することが可能であるが、軽量で断熱性が優れていることからALCパネルを利用することが好ましい。
梁を構成するウエブには複数の通気用の穴が形成されており、該穴によって梁に囲まれた空間の通気性を確保している。従って、梁で囲まれた空間に断熱材を配置したとき、該断熱材によって前記穴を塞ぐことを防止することで、屋根裏に沿った部分に於ける通気性を確保することが可能となる。
下地材は、梁で囲まれた空間に所定の間隔を持って複数配置され、下面側に断熱材を取り付ける機能を有するものであり、この機能を有するものであれば、形状や構造に関わらず利用することが可能である。このような下地材としては断熱材を固定する際に用いる釘やビス或いはタッピングネジ等の固定具の種類に応じて適宜選択することが可能である。従って、下地材としては木製の角材や合成樹脂材等を利用することが可能である。
下地材を配置する際の間隔は断熱材の長さや強度に応じて設定される。即ち、断熱材が高い強度を有する場合、下地材は断熱材の長さ方向に対応させて1枚の断熱材毎に2箇所程度設けることで、該断熱材を安定した状態で保持することが可能である。
下地材を梁で囲まれた空間に配置したとき、該下地材を固定する部位は限定するものではなく、梁のフランジ、梁のウエブ、或いは梁に載置した屋根用のパネルの下面等を利用して固定することが可能である。下地材を屋根用のパネルに固定する場合、釘やビス等によって直接取り付けることが可能である。また下地材を梁のウエブに固定する場合、下地材を取り付ける片とウエブに固定する片からなるL字状の部材を利用することが可能である。
断熱材としては、硬質プラスチック系の断熱材であれば材料を特に限定するものではない。このような断熱材として、硬質ウレタンフォームや押出発泡ポリスチレン或いはフェノール樹脂発泡体等の成形体や発泡体を含む断熱材があり、何れも好ましく利用することが可能である。
例えば、硬質ウレタンフォームや押出発泡ポリスチレンでは、厚さを選択することによって、住宅として充分な断熱性能と気密性能を発揮させることが可能である。
しかし、硬質ウレタンフォームでは、経時的な断熱性能の低下や、火災時に爆燃性を有することや有毒ガスを発生するという課題を有し、発泡ポリスチレンでは、耐薬品性に劣るため、気密処理材が限定されることや燃え易いという課題も有する。
またフェノール樹脂発泡体からなる断熱材としては、本件出願人が開発して既に国際出願(特願2000−558158)した技術(ネオマフォーム(登録商標))があり、断熱材として好ましく使用することが可能で、且つ気密材としても好ましく使用することが可能である。
上記技術に係るフェノール樹脂発泡体は、フェノール樹脂基体部と、多数の微細気泡から形成される気泡部とを有する密度が10kg/m〜100kg/mのフェノールフォームであり、前記微細気泡が炭化水素を含有し且つ平均気泡径が5μm〜200μmの範囲にあり、大部分の微細気泡の気泡壁が滑らかなフェノール樹脂基体面で構成されている。そして、発泡剤が炭化水素であるにも関わらず、従来のフロン系発泡剤と遜色のない熱伝導率を持ち、且つ熱伝動率の経時的な変化もなく、圧縮強度等の機械的強度に優れ、脆性が改善される。
上記フェノール樹脂発泡体では、高い断熱性と気密性を有し、且つこれらの性能を長期間維持し得る性質を有している。フェノール樹脂発泡体に於ける断熱性は、気泡径が5μm〜200μmの範囲、好ましくは10μm〜150μmと小さく、且つ独立気泡率を80%以上と高く保持することによって確保することが可能である。またフェノール樹脂発泡体は高い耐燃焼性を有しており、火炎が作用したとき、表面が炭化することで、着火することがなく、且つガスが発生することがない。
例えば、フェノール樹脂発泡体の密度を27kg/mに設定した場合、20℃に於ける熱伝動率は0.02W/m・Kであり、圧縮強さは15N/cm、熱変形温度は200℃である。前記フェノール樹脂発泡体の性能は、押出発泡ポリスチレン3種が熱伝動率;0.028W/m・K、圧縮強さ;20N/cm、熱変形温度;80℃であることや、硬質ウレタンフォーム2種が熱伝動率;0.024W/m・K、圧縮強さ;8N/cm、熱変形温度;100℃であることと比較して充分に高い性能を有する。
このため、フェノール樹脂発泡体からなる断熱材では、従来の押出発泡ポリスチレンや硬質ウレタンフォームの約2/3程度の厚さで略同等の断熱性能を発揮することが可能である。
またフェノール樹脂発泡体は、比較的脆い材料であるため、少なくとも片面にクラフト紙や不織布からなる保護層を設けるのが一般的である。特に、本件出願人が開発して特許出願している特開平11−198332号公報に開示されたフェノール樹脂発泡体積層板は、保護層を形成する不織布を改良することによって接着性能を向上させたものであり、この不織布によってフェノール樹脂発泡体の強度を改善して、強度、断熱性共に優れた建築用断熱材料として提供されるものである。
上記の如くフェノール樹脂発泡体の表裏面に保護層を設けた積層板からなる断熱材は、端面(小口面)はフェノール樹脂基体面が露出した状態となっている。このため、表裏面は保護層を構成する不織布を利用して貼着テープや貼着シートを貼り付けることが可能である。
またフェノール樹脂発泡体の表裏面に不織布による保護層を設けた断熱材では、脆さが改善されて曲げ強度や引っ張り強度が向上する。このため、幅の狭い場所に配置されたとき、自立して、断熱材及び気密材としての機能を充分に発揮することが可能である。
上記断熱材は厚さを選択することによって1枚で充分な断熱性を発揮することが可能であり、複数枚を積層して用いても良い。梁で囲まれた空間に断熱材を配置する際に該空間の平面寸法と断熱材の平面寸法が異なる場合、前記空間には複数枚の断熱材が並べられて夫々が下地材に固定される。このため、隣接された断熱材の接合部に継目が形成される。
断熱材の継目は、断熱性や気密性を損なう虞があるため、金属フィルムや合成樹脂フィルムの一方の面に接着剤或いは粘着材を塗布して形成された気密テープで塞ぐことが好ましい。このように、断熱材の継目、断熱材と梁との継目、或いは断熱材と他の部材との継目を気密テープで塞ぐことで断熱性と気密性を向上させることが可能である。
しかし、継目に隙間が形成されるような場合、気密テープで塞いだとしても断熱性は損なわれることになる。この場合、2枚或いはそれ以上の比較的薄い断熱材を用意し、これらの断熱材を下地材に固定すると共に各層の断熱材の継目を異なる位置に設定することで、継目に隙間が形成された場合であっても、この隙間の影響を少なくすることが可能となる。
断熱材となる硬質プラスチック系断熱材が高い断熱性能を発揮するため、従来の繊維系断熱材と比較して薄することが可能となる。このため、断熱材の下面の位置を梁の下端よりも高くすることが可能となり、梁の下端部分が露出する。従って、この部分に断熱材を配置して覆うことで、断熱性能を発揮することが可能となる。
この場合、梁の下端部分を覆う断熱材は、硬質プラスチック系断熱材である必要はなく、軟質の発泡体からなる断熱材を用いることが可能である。特に、梁がH形鋼であるため、ウエブとフランジとを同時に覆うことが可能であることが好ましい。このため、梁の下端を覆う断熱材としては、成形体であることが好ましい。
次に本発明に係る天井の断熱構造の好ましい実施例について図を用いて説明し、合わせて固定金具について説明する。図1は天井の断熱構造の全体構成を説明する図である。図2は下地材の配置の例を示す図である。図3は要部を拡大して説明する図である。図4は固定金具の構成を説明する斜視図である。図5は天井の断熱構造を構成する手順を説明する図である。図6は天井の利用例を説明する図である。図7は天井の断熱構造の他の例を説明する図である。
先ず、図1により天井の断熱構造の全体構成について説明する。図に於いて、(a)は建物の外周部に配置された梁を中心として断熱構造を示し、(b)は(a)のb矢視図を示し、(c)は屋内側に配置された梁を中心とした断熱構造を示している。
住宅の屋根裏に対応する天井部分には、外周部に配置される梁1及び梁1に交差する梁2が配置されると共に柱3(図2参照)の柱頭部分に或いは直交する他の梁1,2に接続されている。梁1,2はフランジ1a,2a、ウエブ1b,2bを有するH形鋼によって構成されている。
梁1,2の上側のフランジ1a,2aに軽量気泡コンクリート(ALC)パネルからなる複数の屋根パネル4が敷き並べられて固定されることで、屋根が構成されている。また建物の外周に対応する梁1,柱3に沿って軽量気泡コンクリート(ALC)パネルからなる外壁パネル5が配置され、図示しない金具類によって梁1に取り付けられて外壁が構成されている。
屋根パネル4や外壁パネル5は、必ずしもALCパネルである必要はなく、コンクリートパネルを利用することも可能である。しかし、軽量で且つ高い断熱性能を発揮し得ることから、これらの部位をALCパネルによって構成することが好ましい。
次に、天井の断熱構造について説明する。建物の最上階の屋根に対応する部位は、図2に示すように、梁1,梁2によって囲まれた複数の空間A,Bが形成される。これらの空間A,Bの数は建物の広さや構造に応じて変化するものであり、一義的に設定されるものではない。また各空間A,Bの広さも限定されるものではない。
各空間A,Bに木製の少なくとも1個の下地材10が配置されて所定の手段で固定されている。即ち、下地材10は屋根パネル4の屋内側の面に直接釘やビス等の固定具で固定される場合があり、また本実施例のように、固定金具11を介して梁1,2のウエブ1b,2bに固定される場合もある。
固定金具11は、前述したように空間A,Bの所定位置に配置された下地材10を支持する機能を有しており、図4に示すように、下地材10を取り付ける上部片11aと、上部片11aと並行して配置された指示片11bと、上部片11aと指示片11bを接続し、且つ梁1,2のウエブ1b,2bに固定される固定片11cとを有する概略コ字状のピース金物として構成されている。
上部片11aは、図3に示すように、上面に下地材10の端部を載置して下面側から釘やビス等の固定具14を打ち込むことで、該下地材10を取り付けるものである。このため、下地材10を取り付けるのに充分な長さを持って形成されている。
指示片11bは、下地材10に断熱材12を対向させたとき、該下地材10が断熱材12に隠れて作業員から見えなくなるため、この断熱材12を下地材10に座金15a及び釘,ビス等の固定具15bからなる固定部材15によって固定する際の作業が困難になるという問題を解決する機能を有する。即ち、指示片11bが上部片11aと並行しているため、断熱材12を下地材10に固定する際には、断熱材12に於ける指示片11bの上方の部位に固定部材15を打ち込むことで、下地材10が見えないにも関わらず、断熱材12を容易に下地材10に固定することが可能となる。
上記の如くして下地材10に断熱材12を固定したとき、指示片11bは断熱材12の下方に於ける梁1,2の下側のフランジ1a,2aに沿って空間A,Bに突出する。このため、指示片11bを利用して天井を構成する部材をつり下げたり、天井裏に設置される設備配管や配線を支持し得るようにすると好ましい。このため、本実施例では、指示片11bに複数のボルト穴11dを形成し、このボルト穴11dを有効に利用し得るように構成されている。
固定片11cの長さは、予め設定された断熱材12の厚さよりも大きく、且つ梁1,2のフランジ1a,2a間の寸法よりも小さく設定されており、且つ上部片11aに下地材10を取り付けたとき、該下地材10の上面が梁1,2の上側のフランジ1a,2aから突出することのない寸法を有している。従って、固定片11cを梁1,2のウエブ1b,2bに固定したとき、ウエブ1b,2bに形成された穴1c,2cの一部が上部片11aよりも上部に位置して空気の流通が可能なように構成されている。
特に、固定片11cの長さが、梁1,2の下側のフランジ1a,2aから規定されるため、上側のフランジ1a,2aとの距離は下地材10を配置し得る寸法であれば良い。例えば、建物の機種に対応させて、梁1,2のせいが複数種類存在する場合、固定片11cの長さをせいの小さい梁に対応させておくことで、固定金具11の共通化をはかることが可能である。
固定片11cにも指示片11bと同様にボルト穴11dが形成されており、該ボルト穴11を利用してボルト13a,ナット13bによって梁1,2のウエブ1b,2bに固定し得るように構成されている。
各空間A,Bに配置される下地材10の間隔は、断熱材12の曲げ強度を含む機械的な強度に応じて設定される。即ち、曲げ強度の小さい断熱材12を用いる場合には下地材10の間隔を小さくする必要があり、強度が向上するのに従って間隔を大きくすることが可能である。
本実施例では、断熱材12としてフェノール樹脂発泡体の表裏面に保護層を設けた積層板からなり、屋根から伝達される熱に対して充分に高い断熱性を発揮し得る厚さを持ったものが用いられる。この断熱材12は、表裏面に不織布からなる保護層が形成されることによって充分に高い曲げ強度を発揮することが可能であり、長さ方向の少なくとも2個所を固定することで、目的の空間に安定した状態で設置することが可能である。
下地材10の下面側には、屋根から伝達される熱に対して要求される断熱性能に応じた厚さを持った断熱材12が取り付けられている。この断熱材12を厚さ方向に1枚の断熱材12で構成しても、或いは2枚或いはそれ以上の数の断熱材12で構成しても良く、複数枚の断熱材12を用いた場合であっても合計した厚さが要求される断熱性能を満足し得れば良い。
断熱材12は、下地材10の下面側に当接され、固定部材15を構成する座金15aを介して釘やビス等の固定具15bを打ち込むことで、該下地材10に固定されている。例えば1枚の断熱材12を用いた場合には、単に、下地材10の下面側に断熱材12を当接させて下地材10に対応する部位に固定具15bを打ち込むことで固定される。
また2枚以上(例えば2枚)の断熱材12を用いた場合には、下地材10に対して固定された1層目の断熱材12の更に下面に、2層目の断熱材12が固定される。このとき、1層目の断熱材12に継目が生じていた場合、2層目の断熱材12で1層目の継目を閉鎖し得るように、各層の継目が同じ位置に集中しないように調整して、2層目の断熱材12が座金15a,固定具15bによって下地材10に固定される。
上記の如くして梁1,2で囲まれた空間A,Bに断熱材12を配置したとき、断熱材12の下面は、梁1,2の下側のフランジ1a,2aよりも上方に位置する。このため、梁1,2の下側のフランジ1a,2a及びウエブ1b,2bの下端側が露出することになり、露出した部分が熱橋となる虞がある。
梁1,2の下側のフランジ1a,2aには、フランジ1a,2aを挟むスリット17aを有し、一方の先端部17bが外壁パネル5に沿って配置された断熱材6の表面、或いは対向して設けた先端部17bに、他方の先端部17cが断熱材12の表面に当接し得るように、断面形状が略F字状に形成された断熱材17が装着されている。
従って、梁1,2は屋内側の全表面が断熱材6,12,17によって覆われることとなり、熱橋となる虞がない。
上記の如くして空間A,Bに断熱材12を配置して断熱性を確保したとき、屋根パネル4と断熱材12の上面との間には通気層18が形成され、各空間A,Bに形成された通気層18は、梁1,2のウエブ1b,2bに形成された穴1c,2cを介して互いに連通し、更に、外壁パネル5と該外壁パネルに沿って配置された断熱材6との間に形成された通気層とも連通する。
また断熱材12の下面と梁1,2の下側のフランジ1a,2aとの間にも空間19が形成される。このため、下地パネル7の上端部分に連続させて、梁1,2の下側のフランジ1a,2aよりも下側に天井下地20を構成したとき、該天井下地20との間に従来よりも大きい寸法を持った空間19が形成されることとなる。
次に、上記天井の断熱構造を構成する手順について図5により説明する。先ず、同図(a)に示すように、梁1,2のウエブ1b,2bの予め設定された位置に対向させて固定金具11を固定する。このとき、固定金具11の固定片11cに形成したボルト穴11dとウエブ1b,2bに形成された穴1c,2cを利用してボルト13aを挿通すると共にナット13bを締結することで固定する。梁1,2に固定した固定金具11の上部片11aに下地材10を渡し、上部片11aの下面側から固定具14を打ち込んで取り付ける。尚、図にはボルト13a,ナット13b、及び固定具14を省略している。
次に、同図(b)に示すように、1層目の断熱材12を屋内側から梁1,2で囲まれた空間A或いは空間Bに嵌め込み、下側から座金15a,固定具15bからなる固定部材15で下地材10に取り付ける。このとき、断熱材12は透明ではないため、下地材10に当接させたとき、この下地材10は見えなくなる。しかし、上部片11aと並行な指示片11bによって、下地材10の存在位置が指示されるため、作業員は指示片11bを視認して固定具15bを打ち込むことで、断熱材12を下地材10に取り付けることが可能である。
複数の断熱材12を下地材10に取り付けることによって、隣接する断熱材12の間に継目21が形成される。この継目21は断熱性能に支障を与える虞のある部位となる。
更に、同図(c)に示すように、1層目の断熱材12の下面に2層目の断熱材12を配置する。このとき、1層目に形成された継目21に対向する位置に再度継目21が形成されることのないように、2層目の断熱材12の取付位置を調整し、座金15a及び固定15bからなる固定部材15によって、1層目の断熱材12を介して下地材10に固定する。
上記の如くして下地材10に2層に渡って断熱材12を固定した後、固定部材15及び継目21に気密テープ8を貼り付けて気密性を保持する。
上記の如く構成された天井では、天井下地20と断熱材12との間に形成された空間19の寸法が大きく、且つ梁1,2の下側のフランジ1a,2aよりも上側、即ち、梁せいの範囲に空間が形成される。このため、この空間19に、図6に示すように、例えば水道配管を構成するさや管25を設置することが可能である。この場合、固定金具11の指示片11bに例えば合板からなる支持材26を渡して該支持材26にさや管25を支持し得るように構成することが可能である。更に、前記支持材26には、さや管25のみならず、図示しない屋内の配線や他の設備配管を支持することも可能である。
また固定金具11の指示片11bに予め設定された形状を持った役物金具27を固定して該役物金具27によって天井下地20を支持することも可能である。
また図7に示すように、1層目の断熱材12を下地材10の上側に、2層目の断熱材12を下側に配置することで、梁1,2の下側のフランジ1a,2aと断熱材12との間に形成された空間19をより大きくすることも可能である。この場合、前記空間19に天井設置型の冷暖房装置を組み込むことが可能となる。このように断熱材12を複数の層とすることによって、空間19の寸法を部分的に変化させることが可能となる。
本発明の活用例として、天井の断熱性能を向上させることが出来る断熱構造に適用出来る。
天井の断熱構造の全体構成を説明する図である。 下地材の配置の例を示す図である。 要部を拡大して説明する図である。 固定金具の構成を説明する斜視図である。 天井の断熱構造を構成する手順を説明する図である。 天井の利用例を説明する図である。 天井の断熱構造の他の例を説明する図である。 従来の天井の断熱構造を説明する図である。
A,B…空間
1,2…梁
1a,2a…フランジ
1b,2b…ウエブ
1c,2c…穴
3…柱
4…屋根パネル
5…外壁パネル
6…断熱材
7…下地パネル
8…気密テープ
9…通気層
10…下地材
11…固定金具
11a…上部片
11b…指示片
11c…固定片
11d…穴
12…断熱材
13a…ボルト
13b…ナット
14…固定具
15…固定部材
15a…座金
15b…固定具
17…断熱材
17a…スリット
17b,17c…先端部
18…通気層
19…空間
20…天井下地
21…継目
25…さや管
26…支持材
27…役物金具

Claims (7)

  1. 天井裏を構成する鉄骨梁で囲まれた空間に、所定の間隔で断熱材を固定する下地材を配置すると共に該下地材を固定金具を介して前記鉄骨梁に固定し、前記下地材の下面側に硬質プラスチック系断熱材を取り付けて形成され、
    前記固定金具は、前記下地材を取り付ける上部片と、前記断熱材よりも下方に突出した状態で前記上部片の下方に配置されて前記下地材に前記断熱材を取り付けた状態で前記上部片の位置を指示する指示片とを備えていることを特徴とする天井の断熱構造。
  2. 前記指示片は、前記上部片に並行に配置されていることを特徴とする請求項に記載の天井の断熱構造。
  3. 前記固定金具は、前記上部片と、前記指示片とを予め設定された間隔を持って接続すると共に前記鉄骨梁に固定される固定片を備えていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の天井の断熱構造。
  4. 前記下地材の下面に少なくとも2層に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、各層を構成する硬質プラスチック系断熱材の接続部を互いに異なる位置に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の天井の断熱構造。
  5. 前記下地材の下面に硬質プラスチック系断熱材を取り付けると共に、該硬質プラスチック系断熱材の下側に於ける鉄骨梁の露出部分を断熱材によって覆うことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の天井の断熱構造。
  6. 前記下地材が前記鉄骨梁上に敷設される屋根パネルから離間した状態で前記固定金具を介して前記鉄骨梁に支持され、前記屋根パネルと前記断熱材との間に通気層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の天井の断熱構造。
  7. 天井裏を構成する鉄骨梁で囲まれた空間に、所定の間隔で断熱材を固定する下地材を配置すると共に該下地材を固定金具を介して前記鉄骨梁に固定し、前記下地材の下面側に硬質プラスチック系断熱材を取り付けて形成される天井の断熱構造であって、
    前記固定金具は、前記下地材を取り付ける上部片と、前記上部片の下方であって且つ該上部片に並行して配置されて該上部片の位置を指示する指示片と、前記上部片と前記指示片とを予め設定された間隔を持って接続すると共に前記鉄骨梁に固定される固定片と、を有することを特徴とする天井の断熱構造。
JP2008227715A 2008-09-05 2008-09-05 天井の断熱構造 Expired - Lifetime JP4827901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008227715A JP4827901B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 天井の断熱構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008227715A JP4827901B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 天井の断熱構造

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002234929A Division JP4201546B2 (ja) 2002-08-12 2002-08-12 固定金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009002157A JP2009002157A (ja) 2009-01-08
JP4827901B2 true JP4827901B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=40318827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008227715A Expired - Lifetime JP4827901B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 天井の断熱構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4827901B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5714344B2 (ja) * 2011-01-26 2015-05-07 トヨタホーム株式会社 天井構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621477B2 (ja) * 1986-12-19 1994-03-23 積水化学工業株式会社 建築物の耐火構造
JP3280781B2 (ja) * 1993-11-01 2002-05-13 積水化学工業株式会社 屋根の断熱構造
JP2001140372A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Sekisui House Ltd 直交梁の断熱構造
JP4201546B2 (ja) * 2002-08-12 2008-12-24 旭化成ホームズ株式会社 固定金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009002157A (ja) 2009-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5166992B2 (ja) 耐火被覆構造
JP4113212B2 (ja) 外壁構造
JP6463321B2 (ja) パネルユニット、及びこれを備えたカーテンウォール
JP5179992B2 (ja) 外壁の断熱気密構造
JP4827901B2 (ja) 天井の断熱構造
JP5118571B2 (ja) 外壁の断熱気密構造とその形成方法
JP4201546B2 (ja) 固定金具
JP2009299289A (ja) 建物
JP2018003298A (ja) 建物の断熱構造、その建物の施工方法
JP4017462B2 (ja) 外壁の断熱構造
US20060283119A1 (en) Building unit and method of constructing buildings therewith
JP4001524B2 (ja) 気密構造及び気密構造形成方法
JP4043315B2 (ja) 住宅の気密構造
JP5757553B2 (ja) 床下断熱構造
JP3966785B2 (ja) 帳壁構造及び断熱材の施工方法
JP5965685B2 (ja) 梁の断熱構造及び建物の断熱ライン形成方法
JP2001140376A (ja) 断熱通気ボードおよびこの断熱通気ボードを使用した屋根部の断熱部施工方法
JP2004076319A (ja) 断熱材の充填構造
JP2018204405A (ja) 床断熱構造及びその施工方法
US11280088B2 (en) Monolithic ceiling system
JP5814590B2 (ja) 建築用パネルの接続構造
JP5659052B2 (ja) 壁構造
US10640973B1 (en) Buildings with continuous insulation bridging a roof assembly and a floor assembly
JP2023150992A (ja) パネルユニット、パネルユニットの取付構造、及び断熱縁材
JP5781884B2 (ja) 天井の断熱構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4827901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term