JP4827174B2 - 昇圧チョッパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体スイッチング素子を用いた昇圧チョッパ装置に係わり、これを構成する半導体スイッチング素子の配線構造の改良に関するものである。
半導体スイッチング素子を用いて構成される昇圧チョッパ装置などの電力変換装置では、半導体スイッチング素子が電流を遮断する際に、配線導体のインダクタンスなどの影響で半導体スイッチング素子両端に回路電圧以上のスパイク状のサ―ジ電圧が発生することがある。このサージ電圧は、電流を遮断する速度が速いほど高い電圧が発生して、半導体スイッチング素子の過電圧破壊を誘発する場合がある。スイッチング素子が電流を遮断するときに発生する配線インダクタンスLの電流変化率をdi/dtとすると、配線インダクタンスLの両端には△Vs=L・di/dtの電圧が発生する。この結果、半導体スイッチング素子の両端電圧Vswは、回路電圧と△Vsの和の電圧がサージ電圧として印加されることになる。
この半導体スイッチング素子としては、電流遮断時のサージ電圧Vswに耐えるものであれば問題ないが、Vswが半導体スイッチング素子の耐電圧以上になるような場合には、以下のような防止方法がある。
(1)di/dtを小さくする。
(2)半導体スイッチング素子と並列にスナバ回路を追加する。
(3)配線インダクタンスを小さくする(特許文献1)。
前記(1)の方法は、半導体スイッチング素子としてIGBTを使った場合にはゲート抵抗を高抵抗にすることでdi/dtを小さくする方法であるが、スイッチング損失が増加するという問題が生じる。また(2)の方法は、装置が大型化してコスト高になるという問題がある。そして(3)の方法は、電流を遮断する経路である配線導体板( ブスバー) をできるだけ平たい形状とし、かつ往路と復路の導体板をできるだけ近接して配置する、いわゆる平行平板往復導体にすれば良いことが知られている。
電圧形インバータ回路を有する電力変換装置では、一般に平滑用の直流コンデンサが設けられている。例えば、図1のような昇圧チョッパ回路によって直流電圧を前記インバータヘ供給する場合では、直流コンデンサ10が該当する。この昇圧チョッパ回路において、半導体スイッチング素子としてIGBT11〜14を用いた場合、このスイッチング時に発生するループ100の経路におけるサージ電圧の大きさは、前記直流コンデンサ10と前記IGBT11〜14との間の配線インダクタンスの大きさにより決まる。
半導体スイッチング素子としてIGBT等の高速スイッチング素子を用いる場合、電流の変化率も大きくなるため、できる限り配線インダクタンスを低減することが求められている。さらに、前記半導体スイッチング素子が並列構成となっていて、常時オン状態の場合には、ループ200の経路における各素子間で電流のバランスを図らなければならない。
特開2002−44960
本発明は上記のような課題を解消するため、簡単な回路構成で、導体板の配線インダクタンスを抑制し、並列構成の半導体スイッチング回路の電流アンバランスを低減した昇圧チョッパ装置を提供するものである。
請求項1の昇圧チョッパ装置は、第1の導体板と、直列リアクトルを介して電源装置の一方の端子に接続する第2の導体板とをダイオードを介して接続し、これら第1および第2の導体板と平行に絶縁層を介して第3の導体板を取付け、第2の導体板と第3の導体板との間に複数個の半導体スイッチング素子を並列に接続すると共に、第1の導体板と第3の導体板との間に直流コンデンサを接続した昇圧チョッパ装置において、第1の導体板と第2の導体板を間隔をおいて直線上に配置し、この第2の導体板と第3の導体板との間に並列に接続した前記半導体スイッチング素子を、その両端子が導体板の長手方向に沿うように配置し、且つその一方の端子側を揃えて第2の導体板に接続し、他方の端子側を第3の導体板に接続し、前記第1の導体板と第2の導体板の間に接続したダイオードを、その両端子が導体板の長手方向に沿うように配置し、且つその一方の端子を第2の導体板の端部に、他方の端子をこれと間隔をおいて対向する第1の導体板の端部に接続し、第2の導体板に接続する電源装置側の一方の接続端子から、第2の導体板側に配置した半導体スイッチング素子の一方の端子までの距離と、第3の導体板に接続した半導体スイッチング素子の他方の端子から電源装置側の他方の接続端子までの距離を等しく形成すると共に、第2の導体板の半導体スイッチング素子の一方の端子から、第1の導体板に形成した直流コンデンサの一方の接続端子までの距離と、第3の導体板の半導体スイッチング素子の他方の接続端子から直流コンデンサの他方の接続端子までの距離を等しく形成して構成され、直列リアクトルに蓄積された直流電流のエネルギーを保持するモードでは、前記導体板上に流れる全ての電流経路の距離を等しく形成し、エネルギーを出力するモードでは、スイッチング動作を行なった際に電流を遮断する経路において、前記導体板上の電流の向きが磁束の変化をキャンセルするように往復導体構造としたことを特徴とするものである。
請求項2の昇圧チョッパ装置は、請求項1において、2半導体スイッチング素子の配置を、第2の導体板側と第3の導体板側の両側へ均等に分散して配置したことを特徴とするものである。
請求項3の昇圧チョッパ装置は、請求項1において、半導体スイッチング素子の配置を導体板の長手方向に沿って一列に配置したことを特徴とするものである。
本発明に係る請求項1記載の昇圧チョッパ装置によれば、簡単な回路構成で、直列リアクトルに蓄積された直流電流のエネルギーを保持するモードでは、前記導体板上に流れる全ての電流経路の距離をほぼ等しく形成し、スイッチング動作を行なった際に電流を遮断する経路において、前記導体板上の電流の向きが磁束の変化をキャンセルするように往復導体構造とすることにより、半導体スイッチング回路における導体板の配線インダクタンスによるサージ電圧を抑制し、並列接続された半導体スイッチング素子間の電流アンバランスを低減することができる。
また請求項2記載の昇圧チョッパ装置によれば、半導体スイッチング素子を導体板の両側に配置することで、該半導体スイッチング素子の温度分布を均等にすることができ、さらなる電流バランスの改善が図られる。
また請求項3記載の昇圧チョッパ装置によれば、半導体スイッチング素子を導体板の長手方向に沿って一列に配置したので、上下に配置した場合に比べて熱影響が少なくて半導体スイッチング素子の温度分布を均等にすることができる。
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図6を参照して詳細に説明する。図1において1は直流電源、3は昇圧チョッパ回路、4は直列リアクトル、5は第1の導体板(ブスバー)、6は第2の導体板、7は第3の導体板、8、9はダイオード、10は直流コンデンサ、11〜14は半導体スイッチング素子であるIGBT、このIGBT11〜14は直流コンデンサ10に並列に接続され、直列リアクトル4に直流電流のエネルギーを蓄積するモードでは閉路スイッチとして動作し、その直列リアクトル4に蓄積された直流電流のエネルギーを出力するモードでは昇圧チョッパとして動作するものである。
15は直流コンデンサ10の正極側接続端子、16は直流コンデンサ10の負極側接続端子、17は第2の導体板6に取付けた電源側の一方の接続端子、18は第3の導体板7に取付けた電源側の他方の接続端子である。21、22はダイオード8、9のアノード端子、23、24はカソード端子、31〜34は前記IGBT11〜14のコレクタ端子、41〜44はエミッタ端子である。
図2および図3は、昇圧チョッパ装置3を示す水平断面図で、図2に示すように昇圧チョッパ装置3の導体板は、第1の導体板5と、これと間隔をおいて直線上に配置した第2の導体板6およびこれらの手前に、絶縁板81を介して平行に第3の導体板7が設けられて積層密着構成となっている。この場合、第1の導体板5および第2の導体板6と、第3の導体板7は絶縁のため、絶縁板81を介して密着されているが、絶縁距離を確保すれば空気を介して配置しても良い。
図4は、昇圧チョッパ装置3を構成する導体板5〜7の正面図である。図4において、第1の導体板5と第2の導体板6の手前側に第3の導体板7が平行に配置されている。図5および図6は、導体板5〜7をそれぞれ単体で示したものであり、(a) が第1の導体板5と第2の導体板6を示し、(b)が第3の導体板7を示している。
図1および図2に示すように第2の導体板6の一方の端部に、直流リアクトル4を介して直流電源1に接続する一方の接続端子17が接続されている。また図2および図4に示すように、この第2の導体板6と平行に配置した第3の導体板7との間に4個のIGBT素子11〜14を、コレクタ端子31〜34とエミッタ端子41〜44が第2の導体板6と第3の導体板7の長手方向に沿うように配置され、且つコレクタ端子31〜34側を揃えて第2の導体板6に、エミッタ端子41〜44側を第3の導体板7にそれぞれ接続されている。
またダイオード8、9のアノード端子21、22とカソード端子23、24は、図4に示すように第2の導体板6と第3の導体板7の長手方向に沿うように配置され、且つそのアノード端子21、22は第2の導体板6の端部に接続され、カソード端子23、24は、これと間隔をおいて対向する第1の導体板5の端部に接続されている。
前記IGBT11〜14および前記ダイオード8、9の各端子は、筒状の導体であるパイプを用いて、各導体とボルト等で固定して接続される。パイプおよびボルト等は図示を省略する。
また図1に示すように第3の導体板7は直流電源1の負極側接続端子18と直流コンデンサ10の負極側接続端子16に接続されている。更に第1の導体板5は直流コンデンサ10の正極側接続端子15に接続されている。また図2に示すように、前記ダイオード8、9とIGBT11〜14には過熱を防止するためのヒートシンク71、72が取付けられている。
また図5(a) に示すように第2の導体板6に開口穴61〜64が、IGBT11〜14のエミッタ端子41〜44、および該端子と第3の導体板7を接続するパイプおよびボルト等の導体との絶縁距離を確保するために設けられている。また図5(b) に示すように同様に第3の導体板7にも開口穴51、52、65、66が開口され、ダイオード8、9のアノード端子21、22と、カソード端子23、24、およびIGBT11〜14のコレクタ端子31、32との絶縁距離を確保するようになっている。
第2の導体板6の端部に取付けた直流電源1の一方の接続端子17から、第1の導体板5側に配置したIGBT11、12のコレクタ端子31、32までの距離をAとすると、第3の導体板7のIGBT13、14のエミッタ端子43、44から、直流電源1の他方の接続端子18までの距離A’が等しく形成されている。
また図6に示すように第1の導体板5に取付けた直流コンデンサ10の一方の接続端子15と対向する位置の第3の導体板7に、直流コンデンサ10の他方の接続端子16が接続されている。また第2の導体板6のIGBT13、14のコレクタ端子33、34から、第1の導体板5の直流コンデンサ10の一方の接続端子15までの距離Bと、第3の導体板7のIGBT13、14のエミッタ端子43、44から直流コンデンサ10の他方の接続端子16までの距離B’が等しく形成されている。
次に、上記昇圧チョッパ装置の動作について説明する。図1におけるループ200は、直列リアクトル4に蓄積された直流電流のエネルギーを保持するモードにおける電流経路を示しており、図2および図5における矢印はこれを具体化して示したものである。ループ200の電流経路では、IGBT11〜14のスイッチング動作は行われず、連続通電状態を保持するモードである。
まず、図5の正面図において電流経路を示した矢印は、第2の導体板6の端部に設けた直列リアクトル4の正極側接続端子17から、IGBT11〜14のコレクタ端子31〜34を経由し、該IGBT11〜14の内部を渡り、エミッタ端子41〜44を経由し、第3の導体板7に接続した直流電源1の負極側接続端子18へ渡る。
このとき、第2の導体板6の接続端子17から、IGBT11、12のコレクタ端子31、32までの距離をAとすると、第3の導体板7のIGBT13、14のエミッタ端子43、44から、直流電源1の他方の接続端子18までの距離A’が距離Aと等しく形成されている。またこれと共に、正極側接続端子17と負極側接続端子18を軸として上下対称の構造となっていることから、IGBT11、13を流れる電流経路の距離と、IGBT12、14を流れる電流経路の距離は等しく、上下素子間の電流が均等にバランスされている。
同様に図2の水平断面図においても、電流経路を示した矢印は、前記正極側接続端子17から、IGBT11〜14の各端子を経由し、前記負極側接続端子18へ渡る。このとき、IGBT11、12を流れる電流経路の距離と、IGBT13、14を流れる電流経路の距離は等しく、左右素子間の電流が均等にバランスされている。
従って、ループ200の電流経路では、並列となったIGBT11〜14間で電流のばらつきが生じることはなく、特定の素子に過大な電流が流れることで発生する素子破壊を免れることができる。
次に、図1におけるループ100は、直列リアクトル4に蓄積された直流電流のエネルギーを出力するモードにおいて、昇圧チョッパとして動作したIGBT素子11〜14が、スイッチング動作を行なった際に電流を遮断する経路を示しており、図3および図6における矢印はこれを具体化して示したものである。
図6の正面図において、第2の導体板6のIGBT13、14のコレクタ端子33、34から、第1の導体板5の直流コンデンサ10の一方の接続端子15までの距離Bと、第3の導体板7のIGBT13、14のエミッタ端子43、44から直流コンデンサ10の他方の接続端子16までの距離B’が等しく形成されている。またこれと共に、直流電源1の接続端子17、18および直流コンデンサ10の接続端子15,16を軸として上下対称の構造となっていることから、IGBT11, 13を渡る経路の距離と、IGBT12、14を渡る経路の距離は等しい。
つまり図3に示すように、直流コンデンサ10の接続端子16から、第3の導体板7の接続端子18を経由し、IGBT11、12のエミッタ端子41、42を経由し、該IGBT11、12の内部を渡り、コレクタ端子31、32へ渡る経路を往路1とする。また接続端子16から、第3の導体板7を経由し、IGBT13、14のエミッタ端子43、44を経由し、該IGBT内部を渡リ、該IGBTのコレクタ端子33、34へ渡る経路を往路2とする。
また、IGBT11、12のコレクタ端子31、32から第2の導体板6を経由し、ダイオード8、9のアノード端子21、22を経由し、該ダイオードの内部を渡り、カソード端子23、24を経由して、第1の導体板5を経由し、前記接続端子15へ渡る経路を復路1とする。またIGBT13、14のコレクタ端子33、34から第2の導体板6を経由し、ダイオード8、9のアノード端子21、22を経由し、該ダイオード8、9の内部を渡り、このカソード端子23、24を経由し、第1の導体板5を経由し、前記接続端子15へ渡る経路を復路2とする。
ここで、図示した矢印からも分かる通り、往路1と往路2の距離の和と、復路1と復路2の距離の和は、大きさが等しく、向きが逆であることから、往路と復路が作る磁束の変化が互いにキャンセルされ、見かけ上磁束の変化がほとんどなくなる。従って、昇圧チョッパとして動作するループ100における配線インダクタンスを低減することができる。また、往路1、2と復路1、2の大部分を占める往復導体板は、平行密着導体構造であることから、配線インダクタンスが低減され、サージ電圧が抑えられる効果がある。この場合、往路と復路の距離を可能な限り短く、すなわち図6のBとB’の距離を可能な限り短くすることにより、さらに配線インダクタンスが低減され、サージ電圧を抑えることができる。
また、上記実施の形態では、IGBT素子が4並列であるが、2並列の場合は、IGBT13、14を除外し、3並列の場合はIGBT14を除外すれば、同様の説明で電流アンバランスの低減と、配線インダクタンスの抑制が図られる。更に並列数が2n倍( n: 自然数) で増加した場合においては、2から4並列へ増加する方法と同様に、増加するIGBTを既配置のIGBTと同じ向きで第2の導体板6と第3の導体板7の長手方向に沿って追加することで、前記と同様の効果が得られる。
図7は、本発明における第2の実施形態による導体板の正面図である。図4に示した実施例と比べて、IGBT11〜14を第2の導体板6と第3の導体板7の長手方向に沿って一列に配置した構造となっている。ここで、図1のループ200における経路の電流バランスについては、上下素子間のバランスは考慮する必要がなく、左右素子間のバランスについては、図5で述べた説明と同様に考えると、電流が均等にバランスされている。従って並列となったIGBT11〜14間で電流のばらつきが生じることはない。
また、図1のループ100における経路の配線インダクタンスについては、図3と同様に、往路と復路の経路は互いに磁束の変化を打ち消し合うこととなり、配線インダクタンスを低減することができる。
また、この第2の実施形態では、IGBTが4並列であるが、2並列の場合は、IGBT13、14を除外し、3並列の場合はIGBT14を除外すれば、同様の説明で電流アンバランスの低減と、配線インダクタンスの抑制が図られる。更に、並列数がn倍( n: 自然数) で増加した場合においては、増加するIGBTを既配置のIGBT素子と同じ向きで第2の導体板6と第3の導体板7の長手方向に沿って追加することで、前述と同様の効果が得られる。
図8は、本発明における第3の実施形態による導体板を示すもので、(a) は正面図、(b) は断面図である。72A、72Bはそれぞれ、IGBT11〜14の過熱を防止するために設けられたヒートシンクである。IGBT11〜14のコレクタ端子31〜34とエミッタ端子41〜44の取付け位置は図4と同一であるが、IGBT11、12とIGBT13、14とで取付ける方向が180度逆向きとなっている。
IGBT間の電流アンバランスを生じさせる要因の一つとして、素子特性の温度依存性があるが、図8のようにIGBT11〜14を第2の導体板6と第3の導体板7の両側へ分散して配置し、ヒートシンク72A、72Bを両側へ分散することによりIGBT11〜14の冷却条件を同じにして温度分布を均等にすることにより、電流アンバランスを抑制することができる。
また、この第3の実施形態では、IGBT11〜14が4並列であるが、2並列の場合は、IGBT13、14を除外するか、あるいはIGBT11、13のどちらか一方とIGBT12、14のどちらか一方を除外すれば同様の説明で電流アンバランスの低減と、配線インダクタンスの抑制が図られる。更に、並列数が2n倍( n: 自然数) で増加した場合においては、導体板の両側へIGBTをn個ずつ分散して配置することで、前述と同様の効果が得られる。
本発明の実施の一形態による昇圧チョッパ装置を示す回路図である。 図1の昇圧チョッパ装置を示す水平断面図である。 図1の昇圧チョッパ装置を示す水平断面図である。 図1の昇圧チョッパ装置を構成する導体板の正面図である。 (a)は第1の導体板と第2の導体板を示す正面図、(b)は第3の導体板を示す正面図である。 (a)は第1の導体板と第2の導体板を示す正面図、(b)は第3の導体板を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態による昇圧チョッパ装置を構成する導体板の正面図である。 (a)は第本発明の第3の実施形態による昇圧チョッパ装置を構成する導体板の正面図、(b)はその断面図である。
1 直流電源
3 昇圧チョッパ回路
4 直列リアクトル
5 第1の導体板
6 第2の導体板
7 第3の導体板
8、9 ダイオード
10 直流コンデンサ
11〜14 IGBT
15 接続端子
16 接続端子
17 接続端子
18 接続端子
21、22 アノード端子
23、24 カソード端子
31〜34 コレクタ端子
41〜44 エミッタ端子
71、72、71A、72B ヒートシンク
81 絶縁板
100、200 電流経路を示すループ

Claims (3)

  1. 第1の導体板と、直列リアクトルを介して電源装置の一方の端子に接続する第2の導体板とをダイオードを介して接続し、これら第1および第2の導体板と平行に絶縁層を介して第3の導体板を取付け、第2の導体板と第3の導体板との間に複数個の半導体スイッチング素子を並列に接続すると共に、第1の導体板と第3の導体板との間に直流コンデンサを接続した昇圧チョッパ装置において、第1の導体板と第2の導体板を間隔をおいて直線上に配置し、この第2の導体板と第3の導体板との間に並列に接続した前記半導体スイッチング素子を、その両端子が導体板の長手方向に沿うように配置し、且つその一方の端子側を揃えて第2の導体板に接続し、他方の端子側を第3の導体板に接続し、前記第1の導体板と第2の導体板の間に接続したダイオードを、その両端子が導体板の長手方向に沿うように配置し、且つその一方の端子を第2の導体板の端部に、他方の端子をこれと間隔をおいて対向する第1の導体板の端部に接続し、第2の導体板に接続する電源装置側の一方の接続端子から、第2の導体板側に配置した半導体スイッチング素子の一方の端子までの距離と、第3の導体板に接続した半導体スイッチング素子の他方の端子から電源装置側の他方の接続端子までの距離を等しく形成すると共に、第2の導体板の半導体スイッチング素子の一方の端子から、第1の導体板に形成した直流コンデンサの一方の接続端子までの距離と、第3の導体板の半導体スイッチング素子の他方の接続端子から直流コンデンサの他方の接続端子までの距離を等しく形成して構成され、直列リアクトルに蓄積された直流電流のエネルギーを保持するモードでは、前記導体板上に流れる全ての電流経路の距離を等しく形成し、エネルギーを出力するモードでは、スイッチング動作を行なった際に電流を遮断する経路において、前記導体板上の電流の向きが磁束の変化をキャンセルするように往復導体構造としたことを特徴とする昇圧チョッパ装置。
  2. 半導体スイッチング素子の配置を、第2の導体板側と第3の導体板側の両側へ均等に分散して配置したことを特徴とする請求項1記載の昇圧チョッパ装置。
  3. 半導体スイッチング素子の配置を導体板の長手方向に沿って一列に配置したことを特徴とする請求項1記載の昇圧チョッパ装置。
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