JP4826700B2 - 立体表示装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る立体表示装置を示す。この立体表示装置1は、所定の間隔を設けて立体的に配置された複数のスクリーンS1〜S9と、スクリーンS1〜S9に向けて異なる方向から画像を投影する複数のプロジェクタP1〜P3と、スクリーンS1〜S9に電圧を印加するスクリーン駆動回路2と、この立体表示装置1の全体を制御する制御手段としてのパーソナルコンピュータ3と、スクリーンS1〜S9を覆う透明なドーム4とを備えて構成されている。なお、スクリーンおよびプロジェクタの数は、上記の数に限定されるものではなく、任意の数にすることができる。
スクリーンS1〜S9は、散乱状態と透過状態が切り換え可能な液晶を用いて構成されている。各スクリーンS1〜S9は、平坦なフィルム状を有し、その平面は扇形又は半円形を成し、180度の範囲内に9つのスクリーンS1〜S9の直線の下辺が1ヵ所に集合するようにして、放射状かつ等角度に保持されている。なお、スクリーンS1〜S9は、扇形や半円形に限定されるものではなく、円形、楕円形、四角形、六角形等であってもよい。
図2は、スクリーンS1〜S9の詳細構成を示す。スクリーンS1〜S9のそれぞれは同一構成であるので、ここではスクリーンS1を代表にして説明する。スクリーンS1は、平行に配置されたフィルム、ガラス等からなる一対の透明基板21a,21bと、透明基板21a,21bのそれぞれの内面に設けられたインジウム錫酸化物(ITO)等からなる一対の透明電極22a,22bと、一対の透明電極22a,22b間を埋めるように設けられた液晶層23とを備える。
次に、本実施の形態に係る立体表示装置1の動作を図面を参照して説明する。
まず、シーケンス1が実行されると(S101)、図3の(a)に示すように、スクリーン駆動回路2は、パーソナルコンピュータ3のCPUの制御により、シーケンス1における投影対象のスクリーンS1,S9以外のスクリーンS2〜S8に電圧を印加してスクリーンS2〜S8を透過状態にし、投影対象のスクリーンS1,S9を散乱状態にする。これに同期してパーソナルコンピュータ3のCPUは、プロジェクタP1のみを動作させ、対応する画像データをRAMあるいはハードディスクから読み出してプロジェクタP1に送る。プロジェクタP1の画像処理部は、パーソナルコンピュータ3から送られてきた画像データに基づき、液晶パネルに画像を表示し、その画像を投影光学系によりスクリーンS1,S9に投影する。
次に、シーケンス2が実行されると(S102)、図3の(b)に示すように、シーケンス2における投影対象のスクリーンS2,S8が散乱状態になり、その他のスクリーンS1,S3〜S7,S9が透過状態になる。これに同期してプロジェクタP1のみを動作させる。シーケンス1で説明したのと同様に、プロジェクタP1から投影された画像がスクリーンS1,S9を透過してスクリーンS2,S8に投影される。
次に、シーケンス3が実行されると(S103)、図3の(c)に示すように、スクリーンS3が散乱状態になり、その他のスクリーンS1,S2,S4〜S9が透過状態になる。これに同期してプロジェクタP2,P3を動作させる。プロジェクタP2から投影された画像は、スクリーンS2を透過してスクリーン3の一方の面に投影される。プロジェクタP3から投影された画像は、スクリーンS4〜S8を透過してスクリーンS3の他方の面に投影される。プロジェクタP2から投影された画像は、スクリーンS2を透過するため、輝度が低下するが、プロジェクタP3から投影された画像によってその輝度低下を補うことができる。なお、プロジェクタP3からの投影画像は、プロジェクタP2からの画像に対して表裏を反転させた画像を投影する。
次に、シーケンス4が実行されると(S104)、図3の(d)に示すように、スクリーンS4が散乱状態になり、その他のスクリーンS1〜S3,S5〜S9は透過状態になり、ブロジェクタP2,P3から投影された画像がスクリーンS4の両面に投影される。このとき、プロジェクタP3からの投影画像は、プロジェクタP2からの画像に対して表裏を反転させた画像を投影する。
次に、シーケンス5が実行されると(S105)、図3の(e)に示すように、スクリーンS5が散乱状態となり、その他のスクリーンS1〜S3,S6〜S9は透過状態となり、プロジェクタP2,P3から投影された画像がスクリーンS5の両面に投影される。このとき、プロジェクタP3からの投影画像は、プロジェクタP2からの画像に対して表裏を反転させた画像を投影する。
次に、シーケンス6が実行されると(S106)、図3の(f)に示すように、スクリーンS6が散乱状態になり、その他のスクリーンS1〜S3,S6〜S9は透過状態になり、プロジェクタP2,P3から投影された画像がスクリーンS6の両面に投影される。このとき、プロジェクタP3からの投影画像は、プロジェクタP2からの画像に対して表裏を反転させた画像を投影する。
次に、シーケンス7が実行されると(S107)、図3の(g)に示すように、スクリーンS7が散乱状態になり、その他のスクリーンS1〜S6,S8,S9は透過状態になり、プロジェクタP2,P3から投影された画像がスクリーンS7の両面に投影される。このとき、プロジェクタP3からの投影画像は、プロジェクタP2からの画像に対して表裏を反転させた画像を投影する。
図6は、上記シーケンスに従って各スクリーンS1〜S9に投影を行った場合の断面画像を示す。図5に示すように、シーケンス7の処理(S107)を実行後、処理はS101のシーケンス1に戻され、上記した7つのシーケンスが繰り返し実行される。立体画像を構成する断面画像を各スクリーンS1〜S9に投影した場合、各スクリーンS1〜S9に映る映像は、図6に示すように、スクリーンS1〜S9のそれぞれが散乱状態に駆動されたときに映し出された断面画像D1〜D9によって、1つの立体画像が形成される。この立体画像を自然に見せるには、シーケンス間の切り替え時間を、人の目に意識させないようにする必要がある。
図7は、複数のスクリーンを通過したときの総透過率の測定結果を示す。ここでは、スクリーンの透過率が90%、80%、70%のそれぞれについて、スクリーンが1,3,5,10,20,30,40枚の場合における総透過率の測定結果を示している。
図8は、従来方式による立体表示装置を示す。この立体表示装置は、本発明の実施の形態と同様に9枚のスクリーンを用いているが、9枚のスクリーンは等間隔に投影方向に配置されており、一つのプロジェクタP1によって全てのスクリーンS1〜S9に画像を投影する。同図は、スクリーンS4のみが散乱状態に駆動され、その他のスクリーンS1〜S3およびS5〜S9は透過状態にされ、プロジェクタP1から画像が投影されている状態を示している。
以上説明したように、この第1の実施の形態によれば、表1から明らかなように、各プロジェクタP1〜P3は割り当てられたスクリーンのみに画像を投影するため、投影する画像が通過するスクリーンの枚数を減らすことができ、明るい画像を表示することができる。また、各スクリーンS1〜S9を所定の間隔を設けて配置することにより、応答性の低いスクリーン等を用いることができ、制御も容易になる。また、1つの断面画像を投影する時間を長くしても、ちらつきの少ない立体表示を行うことが可能になる。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る立体表示装置を示す。図1の立体表示装置1が180度の平面上に9個のスクリーンS1〜S9を配置していたのに対し、この第2の実施の形態に係る立体表示装置10は、90度の範囲に複数のスクリーンS1〜S5を配置したところに特徴がある。ここでは、スクリーンをS1〜S5の5枚としたが、任意の枚数にすることができる。プロジェクタの使用数は、図1と同様でもよいが、片側に1個、下側に1個の2個にしてもよい。
この第2の実施の形態によれば、立体視観察を行える範囲が全方向で無くともよい場合、すなわち立体視観察の範囲が90度の範囲でよい場合に利用でき、立体表示装置の全体をコンパクトにすることができる。
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る立体表示装置を示す。上記第1および第2の実施の形態は、複数のスクリーンをドーム形になるように配置したが、この第3の実施の形態の立体表示装置30は、同様に水平方向に一定間隔に配置し、その両側にプロジェクタP1,P2を配置したものである。
この第3の実施の形態によれば、図1のドーム形の立体表示装置に比べて立体視観察が可能な範囲は狭まるが、構成および構造を簡略化できるためにコストダウンが可能になる。また、前後方向からのみにより複数のスクリーン上に立体画像を形成でき、下側にプロジェクタを配置しない構造にできるため、小型化が図れ、設置場所の制約を少なくすることができる。
2 スクリーン駆動回路
3 パーソナルコンピュータ
4 ドーム
10,30 立体表示装置
11 点
21a,21b 透明基板
22a,22b 透明電極
23 液晶層
200 スクリーン
201〜206 液晶セル
207 投射装置
208 三次元画像
D1〜D9 断面画像
P1〜P3 プロジェクタ
S1〜S9 スクリーン
Claims (4)
- 所定の間隔を設けて立体的に配置され、散乱状態と透過状態を切り替え可能な複数のスクリーンと、
異なる向きに配置され、前記複数のスクリーンのうち1又は2以上のスクリーンが投影対象としてそれぞれ割り当てられた複数のプロジェクタと、
前記複数のスクリーンが散乱状態となるように選択的に駆動する駆動手段と、
前記駆動手段を制御して散乱状態となった前記スクリーンに、これに対応する前記プロジェクタから画像を投影させるとともに、投影対象として選択された前記スクリーンと前記選択されたスクリーンに画像を投影する前記プロジェクタとの間に他の前記スクリーンが存在するとき、前記他のスクリーンを透過状態にする制御手段とを備え、
前記複数のスクリーンは、それぞれ選択的に散乱状態となって前記画像が両面に投影される平坦形状を有し、所定の角度範囲内に放射状に配置され、
前記複数のプロジェクタは、前記所定の角度範囲内に配置された第1のプロジェクタと、前記所定の角度範囲外に配置された第2のプロジェクタとを含むことを特徴とする立体表示装置。 - 前記制御手段は、前記複数のスクリーンの数よりも少ない数の複数のシーケンスを有し、前記複数のシーケンスに基づいて前記複数のプロジェクタを制御することを特徴とする請求項1記載の立体表示装置。
- 前記複数のシーケンスは、これらの一巡を1フレームとし、前記1フレームがフリッカーを生じ難い周期で実行されることを特徴とする請求項2記載の立体表示装置。
- 前記複数のシーケンスは、前記散乱状態となった前記スクリーンの両側から前記透過状態のスクリーンを透過して画像が投影されるシーケンスを含むことを特徴とする請求項2記載の立体表示装置。
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