JP4826530B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関し、詳しくは、スキャンした原稿の画像データをファイルとしてクライアントPC(Personal Computer)に出力する画像処理装置、並びに、画像処理装置又はクライアントPCにて実行されるプログラムに関するものである。
従来、スキャナでスキャンした原稿の画像データに基づいて画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルを電子メールに添付ファイルとして添付して当該電子メールを所望の宛先に向けて送信するいわゆるスキャン・トゥ・メール機能を備えた画像処理装置が発明されている(例えば、特許文献1参照。)。また、スキャナでスキャンした原稿の画像データに基づいて生成した画像ファイルをクライアントPCのフォルダに書き込むいわゆるスキャン・トゥ・フォルダ機能を備えた画像処理装置が発明されている。
特開2005−311465号公報
スキャン・トゥ・メール機能を備えた画像処理装置で生成する電子メールのサブジェクト欄や本文欄の内容は、予め登録された定型のものであり、利用者が所望のサブジェクト欄や本文欄の内容を個別に作成すること、特に、サブジェクト欄や本文欄の内容を日本語で作成することが困難であるという問題がある。
また、スキャン・トゥ・フォルダ機能によってフォルダに書き込まれた画像ファイルを、当該フォルダが存在するクライアントPCで電子メールに添付して送信する場合には、利用者が電子メールを生成し、フォルダ内の画像ファイルを指定して電子メールに添付しなければならず手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、手間をかけず簡単な操作で、画像処理装置で生成した画像ファイルを電子メールに添付し、当該電子メールの所望のサブジェクトや本文を作成することが可能な画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のプログラムは、ネットワークを介して画像処理装置と接続されたコンピュータに、電子メールを生成する手順A、前記画像処理装置で生成された画像ファイルを前記手順Aにおいて生成した電子メールに添付する手順B、前記手順Bにおいて前記画像ファイルが添付された前記電子メールを草稿用フォルダに書き込む手順C、を実行させ、前記手順Bは、前記画像処理装置が画像ファイルを書き込む共有フォルダから前記画像処理装置で生成された画像ファイルを取得する手順B−1を含み、前記草稿用フォルダは、電子メールソフトによって管理されることを特徴としている。
このプログラムによれば、ネットワークを介して画像処理装置と接続されたコンピュータに、手順Aにおいて、電子メールを生成させ、手順Bにおいて、画像処理装置で生成された画像ファイルを手順Aで生成した電子メールに添付させ、そして、手順Cにおいて、手順Bで画像ファイルが添付された電子メールを草稿用フォルダに書き込ませる。
このように、画像処理装置で生成された画像ファイルが添付された電子メールを草稿用フォルダに書き込ませるので、草稿用フォルダを電子メールソフト(メーラー)で管理している草稿用フォルダとすれば、利用者は、手間をかけずに簡単な操作で、電子メールソフトを用いて、宛先欄、サブジェクト欄、本文欄の内容を日本語で作成することができる。また、このプログラムによれば、手順Bには、画像処理装置が画像ファイルを書き込む共有フォルダから画像処理装置で生成された画像ファイルを取得する手順B−1が含まれる。したがって、当該プログラムは、画像処理装置と通信を行なわず、共有フォルダから画像ファイルを取得するので、構成を単純にすることができる。また、このプログラムは、電子メールソフトであるので、草稿用フォルダを自身で管理することができ、画像ファイルや電子メールの機密性を高めることができる。
本発明に係るプログラムは、前記手順B、前記画像処理装置と通信を行って、前記画像処理装置で生成された画像ファイルを受信する手順B−1を含むことを特徴としている。
このプログラムによれば、手順Bには、画像処理装置と通信を行って、当該画像処理装置で生成された画像ファイルを受信する手順B−1が含まれる。したがって、当該プログラムは、画像処理装置から直接的に画像ファイルを受け取るので画像ファイルの機密性を高めることができる。
また、本発明に係るプログラムは、上記プログラムであって、電子メールソフトであることを特徴としている。
このプログラムは、電子メールソフトであるので、草稿用フォルダを自身で管理することができ、画像ファイルや電子メールの機密性を高めることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、上記プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続される画像処理装置であって、原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成する生成手段と、前記パーソナルコンピュータと通信を行って前記生成手段で生成した画像ファイルを送信する送信手段と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、上記プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続される画像処理装置であって、生成手段により、原稿の画像が読み取られて画像ファイルが生成され、送信手段によりパーソナルコンピュータと通信が行われて、生成手段で生成された画像ファイルが送信される。したがって、上記プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータと協働する画像処理装置が得られる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るプログラムは、上記プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続された画像処理装置に搭載されたコンピュータに、原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成する手順D、前記パーソナルコンピュータと通信を行って前記手順Dにおいて生成した画像ファイルを送信する手順E、を実行させる。
このプログラムによれば、上記プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続された画像処理装置に搭載されたコンピュータに、手順Dにおいて、原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成させ、手順Eにおいて、パーソナルコンピュータと通信を行って、手順Dで生成した画像ファイルを送信させる。したがって、上記プログラムと協働することができる。
請求項に記載のプログラムは、請求項1に記載のプログラムであって、前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールの宛先欄が未記入又は未設定の状態であることを特徴としている。
請求項3に記載のプログラムは、請求項1又は2に記載のプログラムであって、前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールのサブジェクト欄が未記入又は未設定の状態であることを特徴としている。
請求項4に記載のプログラムは、請求項1乃至3のいずれか1に記載のプログラムであって、前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールの本文欄が未記入又は未設定の状態であることを特徴している。
請求項5に記載のプログラムは、請求項1に記載のプログラムであって、前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールの宛先欄、サブジェクト欄、及び本文欄が未記入・未設定の状態であることを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項に記載の記録媒体は、請求項1乃至のいずれか1に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この記録媒体には、請求項1乃至のいずれかに記載のプログラムが記憶されているので、コンピュータに請求項1乃至のいずれかに記載のプログラムを読み取らせて実行させることができる。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の画像処理装置は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続される画像処理装置であって、原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成する生成手段と、前記生成手段で生成した画像ファイルを、前記パーソナルコンピュータの共有フォルダに書き込む書込手段と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、請求項7に記載の画像処理装置は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続される画像処理装置であって、生成手段により、原稿の画像が読み取られて画像ファイルが生成され、書込手段により、生成手段で生成された画像ファイルがパーソナルコンピュータの共有フォルダに書き込まれる。したがって、請求項1乃至5のいずれか1のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータと協働する画像処理装置が得られる。
上記目的を達成するために、請求項に記載のプログラムは、請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続された画像処理装置に搭載されたコンピュータに、原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成する手順D、前記手順Dにおいて生成した画像ファイルを、前記パーソナルコンピュータの共有フォルダに書き込む手順E、を実行させる。
このプログラムによれば、請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続された画像処理装置に搭載されたコンピュータに、手順Dにおいて、原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成させ、手順Eにおいて、手順Dで生成した画像ファイルをパーソナルコンピュータの共有フォルダに書き込ませる。したがって、請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムと協働することができる。
上記目的を達成するために、請求項に記載の記録媒体は、請求項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この記録媒体には、請求項に記載のプログラムが記憶されているので、コンピュータに請求項に記載のプログラムを読み取らせて実行させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る画像処理装置及びプログラムについて説明する。画像処理装置の一例としての複合機1は、ファクシミリ機能、インターネットファクシミリ機能、電子メール機能、スキャン機能、コピー機能、プリント機能、通話機能などを備えた、いわゆるファクシミリ複合機と呼ばれるものである。複合機1は、オフィスなどに設置され、図1に示すように、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)2及びLAN3(Local Area Network)に接続される。LAN3には、複合機1の他に、クライアントPC(Personal Computer)4やメール・サーバ5なども接続される。また、LAN3には、ルータ6も接続され、LAN3は、ルータ6を介してインターネット7に接続される。
本発明に係るプログラムは、複合機1において実行されるプログラム(以下、「複合機プログラム」という。)、及び、クライアントPC4において実行されるプログラム(以下、「アプリケーション」という。)である。
図2は、複合機1の構成例を示したブロック図である。この複合機1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、操作部105、表示部106、原稿読取部107、画像処理部108、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)109、画像メモリ110、プリンタ111、FAX通信部112、及び、LAN−I/F(Local Area Network Interface)113を備えており、各部101乃至113は、バス(bus)114によって通信可能に接続されている。
CPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って、複合機1の各部の動作を制御する。ROM102は、CPU101によりこの複合機1の各部の動作を制御するための前記制御プログラムなどを記憶する。本発明に係る複合機プログラムもこのROM102に記憶されている。RAM103は、複合機1の動作に用いる設定情報などの各種データなどを、読み出し及び書き込みが可能な状態で記憶するものであり、CPU101のワークエリアとしても機能する。HDD104は、ファクシミリ機能で送受信した画像データの蓄積などを行うためのものである。
操作部105は、図示しないが、原稿の読み取り(スキャン)動作の開始を指示するためのスタートキー、ファクシミリ番号、コピー部数などを入力するためのテンキー、文字の入力を行うための文字入力キー、操作対象を指定するためのカーソルキーなどを備えている。表示部106は、各種の設定状態や自装置1の動作状態などを文字や図形などで表示するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)(オペレーションパネル)や、点灯又は消灯で表示するLED(Light Emitting Diode)ランプなどを備えている。操作部105が備える各キーの操作や表示部106が備える液晶表示装置のパネルのタップに応じて液晶表示装置の表示が変化し、この液晶表示装置の表示に対応した操作部105の各キーへの操作や液晶表示装置のパネルのタップにより各種の入力を行うことができる。
原稿読取部107は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するものであり、図示しないが、例えば、透明な原稿載置板に載置された原稿を読み取るフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)や、原稿トレイに載置された原稿を読み取るべく、その原稿を搬送する自動原稿給送装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えている。
画像処理部108は、原稿読取部107から出力された画像データに対して、色調整、色空間変換、2値化等の処理を行うものである。コーデック109は、画像処理部108等によって処理された画像データを符号化(エンコード)し、また、符号化された画像データを復号(デコード)するものである。コーデック109に入力された画像データは、JPEG、MH、MR、MMR、JBIG方式等に基づいて符号化され、画像メモリ110に記憶される。また、コーデック109によって符号化された画像データは、さらに、TIFF(Tagged Image File Format)ファイルなどの画像ファイルに形成されて、HDD104に記憶される。
プリンタ111は、画像メモリ110から読み出され、コーデック109によって復号された画像データを印刷出力するものである。
FAX通信部112は、原稿の画像データをファクシミリ(FAX)通信するものであり、図示しないが、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)及びNCU(Network Control Unit)を備えている。モデムは、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCUは、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置でありPSTN2に接続される。PSTN2には、複合機1の他にG3ファクシミリ装置などが通信可能に接続され、複合機1は、G3ファクシミリ装置などとの間で画像データをファクシミリ通信により送信又は受信することが可能である。
LAN−I/F113は、複合機1をLAN3に接続可能にするものである。LAN3には、クライアントPC4なども接続され、複合機1は、クライアントPC4などとの間でデータの通信が可能である。また、複合機1は、LAN3及びルータ6を介して、インターネット7上に設けられたその他の複合機などと接続され、その他の複合機などとの間でインターネットファクシミリ通信を行うことができる。ここで、インターネットファクシミリ通信とは、例えば、TIFF−S形式のファイル(画像データ)を添付した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で送受信する通信である。
図3は、クライアントPC4の構成例を示したブロック図である。このクライアントPC4は、図3に示すように、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、キーボード205、マウス206、ディスプレイ207、LAN−I/F208を備えており、各部201乃至208は、バス209によって通信可能に接続されている。
CPU201は、HDD204から読み出されてRAM203に格納されている制御プログラム(OS:Operating System)、例えば、Windows(登録商標)XPなどに従って、クライアントPC4の動作を制御するものである。ROM202は、クライアントPC4の動作に必要な各種の設定データ等を格納する。RAM203は、CPU201のワークエリア等として機能するものであり、実行するプログラムの一部又は全部がHDD204から読み出されて格納される。HDD204は、CPU201によりこのクライアントPC4の動作を制御するための前記制御プログラムや、利用者の利用に供される種々のプログラムやデータを記憶する。本発明に係るアプリケーションや電子メールソフト(メーラー)もHDD204に記憶されている。
キーボード205及びマウス206は、利用者がこれらを用いてクライアントPC4に所望の動作をさせるための指示や所望の情報の入力を行うためのものである。ディスプレイ207は、例えばLCD等からなり、各種の画面情報を表示するものである。LAN−I/F208は、クライアントPC4とLAN3とを接続するものである。したがって、クライアントPC4は、LAN3を介して、複合機1及びメール・サーバ5との間で情報の送受信を行うことができる。
このような、複合機1とクライアントPC4とでは、複合機1で原稿を読み取って生成された画像データに基づく画像ファイルがクライアントPC4に送られる。そして、クライアントPC4において、当該画像ファイルを添付した電子メールが生成され、生成された電子メールが電子メールソフトによって管理される草稿用フォルダに保存される。したがって、利用者は、電子メールソフトを利用して、草稿用フォルダに保存された草稿途中の電子メールを開いて、手間をかけることなく間単に、所望のサブジェクトやメール本文を作成し、電子メールアドレスを入力して、当該電子メールを所望の宛先に送信することができる。
(第1の実施の形態)
図4は、第1の実施の形態を説明する説明図である。図4に示すように、複合機1では複合機プログラム1aが動作しており、クライアントPC4では、アプリケーション4aが常駐して動作している。アプリケーション4aは、所定の通信プロトコルを用いて複合機プログラム1aと通信を行い、複合機1で原稿を読み取ることによって生成された画像ファイルを受信する。そして、アプリケーション4aは、複合機1から受信した画像ファイルを添付ファイルとして添付した電子メールを生成し、電子メールソフト4bが管理する草稿用フォルダ4cに保存する。
図5は、複合機1のCPU101によって実行される本発明に係る複合機プログラム1aの処理を説明するフローチャートである。また、図6は、クライアントPC4のCPU201によって実行される本発明に係るアプリケーション4aの処理を説明するフローチャートである。これらのフローチャートに基づいて、利用者が複合機1を用いて電子メールに添付する画像ファイルを生成した場合に、複合機1及びクライアントPC4で実行されるプログラム(複合機プログラム1a及びアプリケーション4a)の処理について説明する。
図5を参照して、まず、利用者が、複合機1で生成した画像ファイルを送信するクライアントPC4を選択する操作を操作部105に対して行うと、複合機1のCPU101は、クライアントPC4の選択の入力を受け付ける(ステップS1)。このクライアントPC4の選択の入力は、例えば、予め複合機1に登録されているクライアントPC4のIPアドレスを選択することによって行われる。そして、利用者が原稿読取部107に原稿をセットして読み取りの開始の操作を操作部105に対して行うと、CPU101は、原稿読取部107を駆動して原稿を読み取って(ステップS2)画像データを生成し、生成した画像データに基づいて、TIFF形式の画像ファイルを生成する(ステップS3)。
画像ファイルの生成が完了すると、次に、CPU101は、クライアントPC4において常駐しているアプリケーション4aに対して、通信開始要求の送信を行う(ステップS4)。通信開始要求を送信した後は、クライアントPC4のアプリケーション4aから通信開始の応答を受信したか否かを判断する(ステップS5)。通信開始の応答を受信しないと判断する間(ステップS5:NO)は待機し、通信開始の応答を受信したと判断すると(ステップS5:YES)、所定の通信プロトコルを用いてクライアントPC4のアプリケーション4aと通信を行って、ステップS3で生成したTIFF形式の画像ファイルをアプリケーション4a(クライアントPC4)に対して送信する(ステップS6)。
一方、図6を参照して、クライアントPC4のCPU201は、複合機1の複合機プログラム1aから通信開始要求を受信したか否かを判断する(ステップS10)。通信開始要求を受信しないと判断する間(ステップS10:NO)は待機し、通信開始要求を受信したと判断すると(ステップS10:YES)、通信の準備を行って、通信の準備ができたことを示す通信開始応答を複合機1の複合機プログラム1aに送信する(ステップS11)。そして、次に、CPU201は、所定の通信プロトコルを用いて複合機1の複合機プログラム1aと通信を行って、複合機1で生成されたTIFF形式の画像ファイルを受信する(ステップS12)。
画像ファイルを受信すると、CPU201は、電子メールを生成し(ステップS13)、生成した電子メールにステップS12で受信した画像ファイルを添付ファイルとして添付する(ステップS14)。なお、ステップ13において生成される電子メールは、宛先欄、サブジェクト欄、及び、本文欄が未記入・未設定の状態である。次に、CPU201は、ステップS13で生成し、ステップS14で画像ファイルを添付した電子メールを、電子メールソフト4bが管理する草稿用フォルダ4cに保存する(ステップS15)。そして、アプリケーション4aを終了する操作が利用者によって行われたか判断し(ステップS16)、終了する操作が行われていないと判断すると(ステップS16:NO)、ステップS10に戻り、終了する操作が行われたと判断すると(ステップS16:YES)アプリケーション4aを終了する。
このような、複合機プログラム1aとアプリケーション4aとの働きにより、複合機1で生成された画像ファイルが添付された電子メールが電子メールソフト4bによって管理される草稿用フォルダ4cに保存される。したがって、利用者は、クライアントPC4で電子メールソフト4bを用いて手間をかけず簡単な操作で、草稿用フォルダ4cに保存されている電子メールに対して、宛先欄、サブジェクト欄、及び、本文欄の記入・設定をすることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態を説明する説明図である。図7に示すように、複合機1では複合機プログラム1bが動作しており、クライアントPC4では、アプリケーション4eが常駐して動作している。そして、複合機1の複合機プログラム1bは、原稿を読み取ることによって生成した画像ファイルをクライアントPC4の共有フォルダ4dに書き込む。そして、クライアントPC4では、アプリケーション4eが共有フォルダ4dを監視しており、共有フォルダ4dに画像ファイルが書き込まれると、この画像ファイルを取得して当該画像ファイルを添付ファイルとして添付した電子メールを生成し、電子メールソフト4bが管理する草稿用フォルダ4cに保存する。
図8は、複合機1のCPU101によって実行される本発明に係る複合機プログラム1bの処理を説明するフローチャートである。また、図9は、クライアントPC4のCPU201によって実行される本発明に係るアプリケーション4eの処理を説明するフローチャートである。これらのフローチャートに基づいて、利用者が複合機1を用いて電子メールに添付する画像ファイルを生成した場合に、複合機1及びクライアントPC4で実行されるプログラム(複合機プログラム1b及びアプリケーション4e)の処理について説明する。
図8を参照して、まず、利用者が、複合機1で生成した画像ファイルを書き込むクライアントPC4の共有フォルダ4dを選択する操作を操作部105に対して行うと、複合機1のCPU101は、共有フォルダ4dの選択の入力を受け付ける(ステップS20)。このクライアントPC4の共有フォルダ4d選択の入力は、例えば、予め複合機1に登録されている共有フォルダ4dを選択することや、ネットワーク(LAN3)上の各クライアントPC4の共有フォルダ4dを参照して指定することによって行われる。利用者が原稿読取部107に原稿をセットして読み取りの開始の操作を操作部105に対して行うと、CPU101は、原稿読取部107を駆動して原稿を読み取って(ステップS21)画像データを生成し、生成した画像データに基づいて、TIFF形式の画像ファイルを生成する(ステップS22)。
画像ファイルの生成が完了すると、次に、CPU101は、SMB(Server Message Block)プロトコルを使用して、ステップS20において選択を受け付けたクライアントPC4の共有フォルダ4dにアクセスしてステップS22で生成した画像ファイルを書き込む(ステップS23)。
一方、図9を参照して、クライアントPC4のCPU201は、共有フォルダ4dをポーリング(polling)により監視し、画像ファイルが存在するか否か、つまり、複合機1の複合機プログラム1bによって画像ファイルが書き込まれたか否かを判断する(ステップS30)。画像ファイルが存在しないと判断する間(ステップS30:NO)は待機し、画像ファイルが存在すると判断すると(ステップS30:YES)、共有フォルダ4dから画像ファイルを取得する(ステップS31)。
画像ファイルを取得すると、CPU201は、電子メールを生成し(ステップS32)、生成した電子メールにステップS31で取得した画像ファイルを添付ファイルとして添付する(ステップS33)。なお、ステップS32において生成される電子メールは、送信先欄、サブジェクト欄、及び、本文欄が未記入・未設定の状態である。次に、CPU201は、ステップS32で生成し、ステップS33で画像ファイルを添付した電子メールを、電子メールソフト4bが管理する草稿用フォルダ4cに保存する(ステップS34)。そして、アプリケーション4eを終了する操作が利用者によって行われたか判断し(ステップS16)、終了する操作が行われていないと判断すると(ステップS16:NO)、ステップS10に戻り、終了する操作が行われたと判断すると(ステップS16:YES)アプリケーション4eを終了する。
このような、複合機プログラム1bとアプリケーション4eとの働きにより、複合機1で原稿を読み取ることによって生成された画像ファイルが添付された電子メールが、電子メールソフト4bによって管理される草稿用フォルダ4cに保存される。したがって、利用者は、クライアントPC4で電子メールソフト4bを用いて手間をかけず簡単な操作で、草稿用フォルダ4cに保存されている電子メールに対して、宛先欄、サブジェクト欄、及び、本文欄の記入をすることができる。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限らず、発明の思想の範囲内で、種々に変更することができる。例えば、第1の実施の形態におけるアプリケーション4aと電子メールソフト4bとを1つのプログラムに統合してもよい。この場合は、図10に示すように、クライアントPC4で常駐する電子メールソフト4fが複合機1の複合機プログラム1aと通信を行って画像ファイルを受信し、電子メールソフト4fが、画像ファイルを添付ファイルとして添付した電子メールを草稿用フォルダ4cに保存する。また、同様に、第2の実施の形態におけるアプリケーション4eと電子メールソフト4bとを1つのプログラムに統合してもよい。この場合は、図11に示すように、クライアントPC4で常駐する電子メールソフト4gが、共有フォルダ4dから画像ファイルを取得し、電子メールソフト4gが、画像ファイルを添付ファイルとして添付した電子メールを草稿用フォルダ4cに保存する。
本発明は、例えば、スキャンした原稿の画像データをファイルとしてクライアントPCに出力する画像処理装置、並びに、画像処理装置又はクライアントPCにて実行されるプログラムに適用可能である。
本発明に係る複合機1が設置されるネットワークの構成例を示す説明図である。 複合機1の構成例を示すブロック図である。 クライアントPC4の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態を説明する説明図である。 本発明に係る複合機プログラム1aの処理を説明するフローチャートである。 本発明に係るアプリケーション4aの処理を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態を説明する説明図である。 本発明に係る複合機プログラム1bの処理を説明するフローチャートである。 本発明に係るアプリケーション4eの処理を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例を説明する説明図である。 第2の実施の形態の変形例を説明する説明図である。
符号の説明
1 複合機(画像処理装置)
101 CPU
103 RAM
105 操作部
106 表示部
107 原稿読取部
109 コーデック

Claims (9)

  1. ネットワークを介して画像処理装置と接続されたコンピュータに、
    電子メールを生成する手順A、
    前記画像処理装置で生成された画像ファイルを前記手順Aにおいて生成した電子メールに添付する手順B、
    前記手順Bにおいて前記画像ファイルが添付された前記電子メールを草稿用フォルダに書き込む手順C、を実行させ
    前記手順Bは、前記画像処理装置が画像ファイルを書き込む共有フォルダから前記画像処理装置で生成された画像ファイルを取得する手順B−1を含み、
    前記草稿用フォルダは、電子メールソフトによって管理されることを特徴とするプログラム。
  2. 前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールの宛先欄が未記入又は未設定の状態であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールのサブジェクト欄が未記入又は未設定の状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールの本文欄が未記入又は未設定の状態であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のプログラム。
  5. 前記手順Cにおいて前記草稿用フォルダに書き込まれた前記電子メールの宛先欄、サブジェクト欄、及び本文欄が未記入・未設定の状態であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム
  6. 請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  7. 請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続される画像処理装置であって、
    原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成した画像ファイルを、前記パーソナルコンピュータの共有フォルダに書き込む書込手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1に記載のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータとネットワークを介して接続された画像処理装置に搭載されたコンピュータに、
    原稿の画像を読み取って画像ファイルを生成する手順D、
    前記手順Dにおいて生成した画像ファイルを、前記パーソナルコンピュータの共有フォルダに書き込む手順E、を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007103476A 2007-04-11 2007-04-11 画像処理装置及びプログラム Active JP4826530B2 (ja)

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