JP4824107B2 - 携帯端末装置および携帯端末装置の操作方法 - Google Patents

携帯端末装置および携帯端末装置の操作方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置に関し、詳しくは、表示部を露出させたままの状態で複数の筐体が互いに重ね合わせ可能に連結されている携帯端末装置に関するものである。
従来において、図11に示すように、表示部2を有する第1筐体4と、操作部6を有する第2筐体8と、この第2筐体8における操作部6が配置される操作面9に垂直な軸線を有して、この軸線の周りに第1筐体4と第2筐体8を相互に平行方向に回動可能に連結する連結部10とを備える重ね型携帯端末装置12があった(例えば、特許文献1参照)。
この重ね型携帯端末装置12は、図11に示す状態のように、操作部6を操作することができるように第1筐体4と第2筐体8を開き切った開状態にした場合であっても、また、図示しないが、開状態から第1筐体4を第2筐体8に対しておよそ180°回動することにより、操作部6を覆うように第1筐体4を第2筐体8上に重ねた閉状態にした場合であっても、表示部2の表示面14を外側に露出させておくことができるようになっていた。
そして、この重ね型携帯端末装置12は、第1筐体4と第2筐体8の回動動作(開閉動作)を主電源の接続動作及び切断動作に利用することができるように、連結部10の近傍に不図示の電源スイッチが設けられていた。
特開平7−288860号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されているような重ね型携帯端末装置12は、第1筐体4と第2筐体8の開閉動作を主電源の接続動作及び切断動作に利用するようになっていたが、通信の発呼の操作手段や自機が備える様々な機能に対する操作手段として、このような開閉動作を十分に利用していないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、通信の発呼の操作手段や自機が備える様々な機能に対する操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができる携帯端末装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による携帯端末装置は、
第1筐体と、
第2筐体と、
前記第1筐体と前記第2筐体とを相互に移動可能に連結する連結部と、
前記第1筐体と前記第2筐体の互いの相対位置を検出する検出部と、
複数の選択肢を記憶する記憶部と、
前記複数の選択肢の中からいずれかを選択する制御部と、
前記第2筐体に設けられた操作部と、を備え、
前記検出部は、前記操作部により所定の操作が行われたときの前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置を基準位置として検出し、
前記制御部は、前記第1筐体前記第2筐体との相対位置が前記基準位置から変動された場合に、前記基準位置からの相対位置の変動に対応して前記記憶部に記憶された複数の選択肢の中からいずれかを選択する、ことを特徴とするものである。
また、本発明による携帯端末装置は、前記記憶部が、前記第1筐体と前記第2筐体の前記基準位置からの相対位置に対応づけて複数の選択肢を記憶する、ことを特徴とする。
また、本発明による携帯端末装置は、
前記第1筐体は表示部を有し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶した複数の選択肢の中からいずれかの選択肢が選択されると、当該いずれかの選択肢を前記表示部に表示する、ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明による携帯端末装置の操作方法は、
第1筐体と第2筐体とが連結部を介して相互に移行可能に連結された携帯端末装置の操作方法であって、
複数の選択肢を記憶部に記憶するステップと、
前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置を基準位置として記憶するステップと、
前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が前記基準位置から変動した場合に、前記基準位置からの相対位置の変動に応じて、前記記憶部に記憶された複数の選択肢の中からいずれかを選択するステップと、を有する、ことを特徴とする。
このような本発明の携帯端末装置によれば、通信の発呼の操作手段や自機が備える様々な機能に対する操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができるので、操作性を向上させることができる。
本発明の第1及び第2の実施の形態に係る重ね型携帯電話機30,60を示す斜視図である。 図1に示す重ね型携帯電話機30,60の回路構成を示すブロック図である。 図1に示す重ね型携帯電話機30,60のA−A線矢視図である。 本発明の第1の実施の形態において、図2中の記憶部48に記憶されるアドレス情報テーブルである。 本発明の第1の実施の形態における制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、アドレス情報テーブルを変更させるときの制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、図2中の記憶部48に記憶される機能テーブルである。 本発明の第2の実施の形態における制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 従来の重ね型携帯電話機12を示す斜視図である。
以下、本発明に係る携帯端末装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図7は、本発明の第1の実施の形態に係る重ね型携帯電話機30(携帯端末装置に相当)について説明するために参照する図である。これらの図に示す重ね型携帯電話機30は、従来の重ね型携帯端末装置12と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
図1に示すように、この重ね型携帯電話機30における第2筐体8の操作面9には、従来の重ね型携帯端末装置12の操作部6に相当する主操作部31が備えられている。重ね型携帯電話機30は、操作部31を覆うように第1筐体4を第2筐体8上に重ねた閉状態から、第1筐体4を一定の角度まで回動させることにより、この一定の角度を超えて回動させることができない開き切った開状態にすることができる。
本実施の形態に係る重ね型携帯電話機30は、従来の重ね型携帯端末装置12と同様に、閉状態から開状態までの間の一定の角度が180°であるものとして以後説明する。
重ね型携帯電話機30の第2筐体8には、その長さ方向に平行であって操作面9と互いに隣り合う側面32に、副操作部としての選択キー34が設けられている。この選択キー34は、開状態又は閉状態のいずれの状態であっても操作することができる。
また、選択キー34は、指先等により押し込まれたとき(操作された状態のとき)に「ON」の信号を送信し、指先等が離れたときには押し込まれる前の状態に復帰すると共に、信号の送信を行なわない「OFF」の状態になるような自動復帰接点方式のキーが用いられている。
ユーザーは、例えば、左手の親指以外の4本の指と手の平によって第2筐体8をその背後側から保持すると共に、親指の指先の腹の部分を選択キー34に軽く当接させることができる。そして、第2筐体8を保持した状態を維持しながら親指を動かすことにより、選択キー34を押し込む操作を行なうことができる。
図2は、重ね型携帯電話機30の回路構成を示すブロック図である。重ね型携帯電話機30は、既に説明したように、表示部2、主操作部31及び選択キー34を備えており、これら以外にアンテナを有する無線部36、データ処理部38、音声処理部40、スピーカー42、マイクロホン44、角度検出部46、記憶部48、及びこれらを制御する制御部50を備えている。
無線部36、データ処理部38、音声処理部40、スピーカー42、及びマイクロホン44は、一般的な携帯電話機の通話機能等と同様に動作するものであるため、その説明は省略する。
角度検出部46は、図1において図示されていないが、連結部10の近傍に設けられており、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させることにより、その相対角度が予め設定されている複数の所定の角度のいずれかになった場合には、角度検出部46は、これを検出すると共にこの信号を制御部50に送信するようになっている。
このような角度検出部46としては、例えば、磁気センサー、光学センサー又は機械的スイッチ等を用いることができる。また、電気的な導通接点を設けて、所定の角度ごとに相対角度を検出するようになっていてもよい。
また、図3に示すように、この重ね型携帯電話機30は、クリック(click)機構52を備えている。このクリック機構52は、連結部10の近傍に設けられており、ボール部材54を第2筐体8の操作面9に押し当てるように、第1筐体4の内部に備えられたバネ部材56がボール部材54を操作面9側に付勢するようになっている。
一方、第2筐体8の操作面9上には、角度検出部46が検出動作を行なう所定の角度に対応して、ボール部材54の一部が押し込まれるような球面状の窪み58が、連結部10の軸線を中心とする同一円周上に間隔をおいて複数形成されていて、第1筐体4と第2筐体8を互いに回動させた場合に、所定の角度ごとにクリック感が得られるようになっている。
操作部6を覆うように第1筐体4を第2筐体8上に重ねた閉状態を基準にして、この閉状態における第1筐体4と第2筐体8の互いの相対角度を0°とし、開状態を180°とすると、重ね型携帯電話機30の角度検出部46は、所定の角度として0°、15°、45°、75°、105°、135°、165°及び180°を検出するようになっている。そして、このような所定の角度における相対角度の検出に対応して、ユーザーは、クリック機構52からクリック感を得られるようになっている。
次に、図2に示す記憶部48には複数のアドレス情報が、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対角度に対応づけて、テーブル形式で記憶されている。すなわち、記憶部48には、図4に示すようなアドレス情報テーブルが記憶されている。
図4に示すアドレス情報テーブルには、閉状態の近傍である0°から15°までの角度の範囲と、開状態の近傍である165°から180°までの角度の範囲を除いて、角度検出部46が検出する相対角度を区切りとする5つの角度の範囲ごとに、名前や名称、及び電話番号や電子メールアドレスのアドレス情報が記憶されている。
次に、図2に示す制御部50は、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作と選択キー34の操作の組合せにより、図5及び図6のフローチャートに示すように、アドレス情報を選択して発呼の制御動作を行なうようになっている。また、制御部50は、図7のフローチャートに示すように、ユーザーの操作により記憶部48のアドレス情報を変更するようになっている。
制御部50は、閉状態において受信の待受け状態であるときに、図5に示すように、選択キー34が指で押し込まれた旨の信号を受信した後(ステップS101のYES)、この選択キーから指が離されてこの信号を受信しなくなった場合には(ステップS102のYES)、表示部2のバックライトを点灯させて(ステップS103)、待受け状態を継続するようになっている。
選択キー34が押し込まれずに(ステップS101のNO)、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作などが行なわれたような場合には、制御部50は、このフローチャートに示すような制御動作を行なわない。
また、選択キー34が押し込まれた旨の信号を受信して(ステップS101のYES)、この選択キー34が押し込まれている旨の信号を受信し続けている状態のときに(ステップS102のNO)、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作が行なわれて、角度検出部46が閉状態を検出しなくなった場合には(ステップS104のNO)、制御部50はステップS105以降の制御動作を行なうようになっている。
角度検出部46が閉状態を検出し続けている場合には(ステップS104のYES)、選択キー34から指が離されるか(ステップS102のYES)、又は第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作が行なわれるまで(ステップS104のNO)、制御部50は待機の状態になる。
ステップS105から図6中のステップS110までの制御部50による制御動作は、このステップS110において選択キー34から指が離されたと判断されるまで(ステップS110のYES)、図5中のステップS102のNOが判断されてから選択キー34が押し込まれている旨の信号を受信し続けているときに行なわれるものである。
ステップS105において、制御部50は、記憶部48から図4に示すアドレス情報のテーブルを読み出すようになっている。そして、次のステップS106から図6中のステップS110までの制御動作は、このステップS110において選択キー34が押し込まれ続けていると判断されている間は(ステップS110のNO)、繰り返して行なわれるようになっている。
制御部50は、ステップS106において、角度検出部46からの出力信号に基づいて、第1筐体4と第2筐体8との互いの相対角度が、図4に示すアドレス情報のテーブル中でいずれの所定の角度の範囲内にあるのかを判断するようになっており、ステップS107において、対応するアドレス情報を順次選択するようになっている。
そして、制御部50は、全てのアドレス情報の名前又は名称を表示部2に表示させ、選択されているアドレス情報については、他の選択されていないアドレス情報とは異なる表示形式で表示させるようになっている(ステップS108)。例えば、選択されているアドレス情報だけが、矩形の枠で囲まれて表示されたり、反転表示されたりするようにする。また、選択されているアドレス情報の先頭や末尾の文字等の位置だけに、カーソルが表示されるようになっていてもよい。
ステップS108で表示部2にアドレス情報を表示した後に、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作が行なわれることにより、第1筐体4と第2筐体8との相対角度が変化した場合には(図6中、ステップS109のYES)、図5中のステップS106に戻るようになっている。
また、第1筐体4と第2筐体8との相対角度が特定の角度で維持された状態で(図6中、ステップS109のNO)、選択キー34から指が離された場合には(ステップS110のYES)、この相対角度に対応するアドレス情報がユーザーにより最終的に選択されたものと判断するようになっている。
選択キー34から指が離された後に(ステップS110のYES)、第1筐体4と第2筐体8を互いに回動させて開状態にする操作が行なわれることにより、角度検出部46からその旨の信号が送信された場合には(ステップS111のNO、及びステップS112のYES)、制御部50は、最終的に選択されたアドレス情報の端末装置に対して、無線部36に発呼を行なわせるようになっている(ステップS113)。
ここで、無線部36が行なう発呼の動作は、選択されたアドレス情報が電話番号である場合には、通常の通話の発呼の動作のことであり、アドレス情報が電子メールアドレスである場合には、電子メールの送信の動作のことである。電子メールの送信は、予め登録してある定型文章が送信されるようになっている。
そして、この発呼により開始された通信が終了すると(ステップS114)、制御部50は、このフローチャートに示す一連の制御動作を終了して、受信の待受け状態になる。
また、ステップS110において、選択キー34から指が離された後に(ステップS110のYES)、第1筐体4と第2筐体8を互いに回動させて閉状態にする操作が行なわれることにより、角度検出部46からその旨の信号が送信された場合には(ステップS111のYES)、制御部50は、発呼の動作は行なわずに、このフローチャートに示す一連の制御動作を終了して、受信の待受け状態(図5のフローチャートの初期状態)に戻るようになっている。
また、選択キー34から指が離された後に(ステップS110のYES)、閉状態又は開状態のいずれかの状態にする操作が行なわれない場合には(ステップS111のNO及びステップS112のNO)、角度検出部46からの信号が送信されないため、閉状態又は開状態のいずれかの状態にする操作が行なわれるまで、この状態が維持されるようになっている。
次に、図7のフローチャートに基づいて、制御部50が、記憶部48のアドレス情報を変更する場合の制御動作について説明する。主操作部31からの操作により、表示部2に表示される不図示のメニュー画面等からアドレス情報カスタマイズ機能が選択されると、制御部50は、このアドレス情報カスタマイズ機能を起動させる(ステップS201)。
そして、制御部50は、図示しないが、図4に示す現在のアドレス情報テーブルの名前又は名称の一覧を表示部2に表示させる(ステップS202)。この一覧の中から、変更するアドレス情報が、ユーザーの操作により選択されると(ステップS203のYES)、このアドレス情報の変更をどのような方法により行なうのかについて、表示部2にその方法の項目を表示させるようになっている(ステップS204)。
すなわち、重ね型携帯電話機30は、この記憶部48にアドレス情報テーブルの領域とは別にアドレス帳領域(アドレス帳)が設けられ、このアドレス帳領域に電話番号や電子メールアドレス等のアドレス情報を登録させることができるアドレス帳機能を利用することができるようになっている。したがって、ユーザーが今までアドレス帳に登録したアドレス情報の中から選択する方法によって、アドレス情報テーブルのアドレス情報を変更することができるようになっている(ステップS205の「1」)。
また、このような方法とは別の方法として、主操作部31のテンキー等からアドレス情報を直接入力する方法(ステップS205の「2」)、或いは、特殊なアドレス情報を選択する方法(ステップS205の「3」)の中から、いずれかの方法に決定させるようになっている。
ユーザーが、アドレス帳の中からアドレス情報を選択する方法に決定した場合には(ステップS205の「1」)、アドレス帳の内容を表示部2に表示して(ステップS206)、この中からいずれかのアドレス情報がユーザーにより選択されると(ステップS207のYES)、ステップS203において選択されたアドレス情報テーブル中の変更前のアドレス情報を、アドレス帳から選択されたアドレス情報に変更するようになっている(ステップS211)。
また、ステップS205において、ユーザーが、主操作部31のテンキー等からアドレス情報を直接入力する方法に決定した後(ステップS205の「2」)、ユーザーがアドレス情報を入力すると(ステップS208のYES)、このアドレス情報に変更するようになっている(ステップS211)。
また、ステップS205において、ユーザーが、特殊なアドレス情報を選択する方法に決定した場合には(ステップS205の「3」)、ユーザーは特殊なアドレス情報を選択して(ステップS210のYES)、このアドレス情報に変更することができるようになっている(ステップS211)。
特殊なアドレス情報としては、最新発信履歴番号や最新着信履歴番号、または、警察(110番)や救急・消防(119番)のような公共機関等の連絡先を選択することができる。ここで、最新発信履歴番号または最新着信履歴番号とは、具体的な電話番号や電子メールアドレスではなく、制御部50が発呼を行なう時点において、それまでに発信または着信した電話番号や電子メールアドレスの中で最新のものをいう。
このような重ね型携帯電話機30によれば、通信の発呼の操作手段として、第1筐体4と第2筐体8の開閉動作を利用することができるので、操作性を向上させることができる。
また、第1筐体4、第2筐体8及び選択キー34の操作により発呼するアドレス情報は、所定の角度の範囲ごとに変更することができる。また、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作と、選択キー34の操作を組合せていることにより、誤操作を防止することができる。
次に、図1ないし図3、図8ないし図10に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係る重ね型携帯電話機60(携帯端末装置に相当)について説明する。本実施の形態に係る重ね型携帯電話機60は、図1ないし図3に示すように、第1の実施の形態に係る重ね型携帯電話機30と同様に構成されているため、第1の実施の形態と同様の構成や動作についての重複する説明は省略する。
本実施の形態に係る重ね型携帯電話機60において、図2に示す記憶部48には、第1の実施の形態とは異なり、自機が備える複数の機能の名称が第1筐体4と第2筐体8の互いの相対角度に対応づけて、テーブル形式で記憶されている。すなわち、記憶部48には、図8に示すように、アドレス帳機能、メモ帳機能、電子メール機能、撮像機能、及び音楽再生機能を内容とする機能テーブルが記憶されている。
そして、制御部50は、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作と選択キー34の操作の組合せにより、図9及び図10に示すフローチャートのような制御動作を行なうようになっている。
制御部50は、図9及び図10に示すフローチャートに基づいて、第1の実施の形態における図5及び図6のフローチャートと同様な制御動作を行なうようになっており、第1の実施の形態では、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作と選択キー34の操作の組合せにより、制御部50が無線部36に発呼させるようになっていたが、本実施の形態では、発呼させる制御動作に代えて、この重ね型携帯電話機30が備える様々な機能を起動するようになっている。
すなわち、図9に示すように、第1の実施の形態のステップS105に相当するステップS305において、記憶部48の機能テーブルから機能の名称を読み出すようになっており、第1の実施の形態のステップS107及びステップS108に相当するステップS307及びステップS308において、検出した相対角度に対応する機能の名称を選択し、複数の機能の名称を表示部2に表示すると共に、選択されている機能の名称については、他の選択されていない機能の名称とは異なる表示形式で表示させるようになっている。
また、図10に示すように、第1の実施の形態のステップS113に相当するステップS313では、最終的に選択された機能を起動するようになっている。
このような重ね型携帯電話機60によれば、自機が備える様々な機能に対する操作手段として、第1筐体4と第2筐体8の開閉動作を利用することができるので、操作性を向上させることができる。
また、第1筐体4、第2筐体8及び選択キー34の操作により起動させる様々な機能は、第1の実施の形態と同様に、所定の角度の範囲ごとに変更することができる。また、第1筐体4を第2筐体8に対して回動させる操作と、選択キー34の操作を組合せていることにより、誤操作を防止することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、副操作部としての第2筐体8の選択キー34は、押し込むように操作するようになっているが、レバー等のように回動させて操作するものであってもよい。操作性からは、選択キー34のようなサイドキーが好ましい。
また、前記第1及び第2の実施の形態では、左手で操作することができるように、選択キー34が第2筐体8の側面32に設けられるようになっていたが、右手で操作することができるように、側面32とは反対側の側面に設けるようにしてもよい。また、選択キー34は、自動復帰接点方式ではなく、他の方式のものを用いるようにしてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態では、角度検出部46は、所定の角度として0°、15°、45°、75°、105°、135°、165°及び180°を検出するようになっているが、所定の角度としてこれら以外の角度を検出するようになっていてもよい。
また、検出することができる所定の角度の数を増やしてもよい。このような場合には、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対角度に対応させる、図4に示すアドレス情報テーブルのアドレス情報、又は図8に示す機能テーブルの機能の名称の個数を増やすことができることはいうまでもない。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、閉状態から開状態までの間の一定の角度が180°になっていたが、このような閉状態から開状態までの間の一定の角度は180°に限定されるものではない。
また、前記第1の実施の形態では、制御部50は、図5及び図6に示すフローチャートのステップS108において、記憶部48に記憶されているアドレス帳テーブルの全てのアドレス情報を表示部2に表示させ、選択されているアドレス情報を、他の選択されていないアドレス情報とは異なる表示形式で表示させるようになっているが、選択されているアドレス情報だけを表示部2に表示させて、他の選択されていないアドレス情報を表示しないようにするようにしてもよい。
また、同様に前記第2の実施の形態においても、図9及び図10に示すフローチャートのステップS308において、選択されている機能の名称だけを表示部2に表示させて、他の選択されていない機能の名称を表示しないようにするようにしてもよい。
また、前記第1の実施の形態では、制御部50は、図5及び図6に示すフローチャートのステップS101において、閉状態のときに選択キー34が押し込まれた場合に、ステップS102以降の動作が行なわれ得るようになっているが、閉状態以外の状態であっても、選択キー34が押し込まれた場合にはステップS102以降の動作が行なわれ得るようにすると共に、ステップS104が省略されるようになっていてもよい。
さらに、このような場合には、選択キー34が押し込まれたときの角度を基準角度として、第1筐体4と第2筐体8の互いを回動させたときの相対角度に、アドレス情報テーブルを対応させるようにしてもよい。
つまり、第1筐体4が第2筐体8に対して回動された場合、角度検出部46により検出される第1筐体4と第2筐体8の基準角度からの相対角度に対応して、記憶部48に記憶された複数のアドレス情報の中からいずれか一つのアドレス情報が選択される。
また、同様に前記第2の実施の形態においても、図9及び図10に示すフローチャートにおいて、閉状態以外の状態であっても、選択キー34が押し込まれた場合にはステップS302以降の動作が行なわれ得るようにすると共に、ステップS304が省略されるようになっていてもよい。
さらに、このような場合には、選択キー34が押し込まれたときの角度を基準角度として、第1筐体4と第2筐体8の互いを回動させたときの相対角度に、機能テーブルを対応させるようにしてもよいことはいうまでもない。
つまり、第1筐体4が第2筐体8に対して回動された場合、角度検出部46により検出される第1筐体4と第2筐体8の基準角度からの相対角度に対応して、記憶部48に記憶された複数の機能の中からいずれか一つの機能が選択される。
また、前記第2の実施の形態においては、記憶部48の機能テーブルとして、アドレス帳機能、メモ帳機能、電子メール機能、撮像機能、及び音楽再生機能の名称を記憶させるようにしたが、記憶させることができる機能の名称はこれらに限定されるものではない。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、本発明を重ね型携帯電話機30,60に適用した場合について説明したが、PDA(Personal Digital Assistant)のような他の重ね型携帯端末装置にも、同様の技術的思想に基づいて本発明を適用することができることはいうまでもない。
2 表示部
4 第1筐体
6 操作部
8 第2筐体
9 操作面
10 連結部
12 重ね型携帯端末装置
14 表示面
30 重ね型携帯電話機
31 主操作部
32 側面
34 選択キー
36 無線部
38 データ処理部
40 音声処理部
42 スピーカー
44 マイクロホン
46 角度検出部
48 記憶部
50 制御部
52 クリック機構
54 ボール部材
56 バネ部材
58 窪み
60 重ね型携帯電話機

Claims (4)

  1. 第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを相互に移動可能に連結する連結部と、
    前記第1筐体と前記第2筐体の互いの相対位置を検出する検出部と、
    複数の選択肢を記憶する記憶部と、
    前記複数の選択肢の中からいずれかを選択する制御部と、
    前記第2筐体に設けられた操作部と、を備え、
    前記検出部は、前記操作部により所定の操作が行われたときの前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置を基準位置として検出し、
    前記制御部は、前記第1筐体前記第2筐体との相対位置が前記基準位置から変動された場合に、前記基準位置からの相対位置の変動に対応して前記記憶部に記憶された複数の選択肢の中からいずれかを選択する、ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記記憶部は、前記第1筐体と前記第2筐体の前記基準位置からの相対位置に対応づけて複数の選択肢を記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記第1筐体は表示部を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶した複数の選択肢の中からいずれかの選択肢が選択されると、当該いずれかの選択肢を前記表示部に表示する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 第1筐体と第2筐体とが連結部を介して相互に移行可能に連結された携帯端末装置の操作方法であって、
    複数の選択肢を記憶部に記憶するステップと、
    前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置を基準位置として記憶するステップと、
    前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が前記基準位置から変動した場合に、前記基準位置からの相対位置の変動に応じて、前記記憶部に記憶された複数の選択肢の中からいずれかを選択するステップと、を有する、ことを特徴とする携帯端末装置の操作方法
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