JP2005109970A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自機が備える様々な機能の処理を実行させるための操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】 第1筐体4と第2筐体8が開閉自在に互いに連結されて、閉状態又は開状態のいずれの状態であっても表示部2を外側に露出させるようになっていると共に、閉状態にすると第1筐体により主操作部31が覆い隠され、開状態にすると主操作部が露出するようになっている携帯端末装置30,70であって、第1筐体と第2筐体の互いの相対開度を検出する開度検出部46と、相対開度と機能とを対応付けて記憶する記憶部48と、閉状態から第1筐体と第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されたときに、当該操作中に生じた相対最大開度に応じた機能の処理を実行する制御を行なう制御部50とを備えるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連結された2つの筐体を備える携帯端末装置に関し、詳しくは、一方の筐体に表示部を有して、この表示部を露出させたまま2つの筐体の開閉動作を行なうことができる携帯端末装置に関するものである。
従来の携帯端末装置として、図10に示すように、表示部2を有する第1筐体4と、テンキー5を含む操作部6を有する第2筐体8と、この第2筐体8における操作部6が配置される操作面9に垂直な軸線を有して、第1筐体4と第2筐体8を相互に平行方向に回動可能に連結する連結軸10とを備える重ね型携帯端末装置12があった(例えば、特許文献1参照)。
この重ね型携帯端末装置12は、図10に示す状態のように、操作部6を操作することができるように第1筐体4と第2筐体8を開き切った開状態にした場合であっても、また、図示しないが、開状態から第1筐体4を第2筐体8に対しておよそ180°回動することにより、操作部6を覆うように第1筐体4を第2筐体8上に重ねた閉状態にした場合であっても、表示部2の表示面14を外側に露出させておくことができるようになっていた。
そして、この重ね型携帯端末装置12は、第1筐体4と第2筐体8の回動動作(開閉動作)を主電源の接続動作及び切断動作に利用することができるように、連結軸10の近傍に不図示の電源スイッチが設けられていた。
特開平7−288860号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されているような重ね型携帯端末装置12は、第1筐体4と第2筐体8の開閉動作を主電源の接続動作及び切断動作に利用するようになっていたが、自機が備える様々な機能の処理を実行させるための操作手段として、このような開閉動作を十分に利用していないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、自機が備える様々な機能の処理を実行させるための操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができる携帯端末装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
表示部を有する第1筐体と主操作部を有する第2筐体が開閉自在に互いに連結されて、閉状態又は開状態のいずれの状態であっても表示部を外側に露出させるようになっていると共に、閉状態にすると第1筐体により主操作部が覆い隠され、開状態にすると主操作部が露出するようになっている携帯端末装置であって、
前記第1筐体と前記第2筐体の互いの相対開度を検出する開度検出部と、
所定の相対開度と所定の機能とを対応付けて記憶する記憶部と、
閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されたときに、当該操作中に生じた第1筐体と第2筐体の互いの相対最大開度に応じた機能の処理を実行する制御を行なう制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明による携帯端末装置は、前記第1筐体と前記第2筐体のそれぞれの端部が、第2筐体の前記主操作部が配置される面に垂直な連結軸を中心に回動自在に連結されることを特徴とする。
また、本発明による携帯端末装置は、
閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動し始めたときに時間計測を開始するタイマーを備えて、
前記制御部は、閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されるまでの間に、前記タイマーから所定時間に達した旨の信号を受信した場合には、前記機能の処理を実行しないようにしたことを特徴とする。
また、本発明による携帯端末装置は、
前記第1筐体又は前記第2筐体のいずれかに閉状態及び開状態のいずれの状態でも操作することができる誤動作防止キーが設けられて、
前記制御部は、前記誤動作防止キーが操作されている状態のままで、閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されたときに、機能の処理を実行する制御を行なうようにしたことを特徴とする。
このような本発明の携帯電話機によれば、自機が備える様々な機能の処理を実行させるための操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができる。
以下、本発明に係る携帯端末装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図7は、本発明の第1の実施の形態に係る重ね型携帯電話機30(携帯端末装置に相当)について説明するために参照する図である。これらの図に示す重ね型携帯電話機30は、従来の重ね型携帯端末装置12と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
図1に示すように、この重ね型携帯電話機30における第2筐体8の操作面9には、従来の重ね型携帯端末装置12の操作部6に相当する主操作部31が備えられていると共に、その長さ方向に平行であって操作面9と互いに隣り合う側面32に、補助操作部としての誤動作防止キー34が設けられている。この誤動作防止キー34は、開状態又は閉状態のいずれの状態であっても操作することができる。
また、誤動作防止キー34は、指先等により押し込まれたとき(操作された状態のとき)に「ON」の信号を送信し、指先等が離されたときには押し込まれる前の状態に復帰すると共に、信号の送信を行なわない「OFF」の状態になるような自動復帰接点方式のキーが用いられている。
ユーザーは、例えば、左手の親指以外の4本の指と手の平によって第2筐体8をその背後側から保持すると共に、親指の指先の腹の部分を誤動作防止キー34に軽く当接させることができる。そして、第2筐体8を保持した状態を維持しながら親指を動かすことにより、誤動作防止キー34を押し込む操作を行なうことができる。
ここで、この重ね型携帯電話機30は、従来の重ね型携帯端末装置12と同様に、主操作部31を操作することができるようにするために、第1筐体4と第2筐体8を開き切った状態を開状態といい、主操作部31を覆うように第1筐体4を第2筐体8上に重ねた状態を閉状態ということとする。
また、第1筐体4と第2筐体8との互いの相対角度を広げるように回動させる操作を開方向に移動させる操作ということとする。逆に、相対角度を狭くするように回動させる操作を閉方向に移動させる操作ということとする。
また、閉状態を基準にして、この閉状態における第1筐体4と第2筐体8の互いの相対角度を0°とし、開状態を180°とすると、この相対角度の大きさは、操作面9が外部に露出する程度を表す目安となる。そのため、以後の説明においては、第1筐体4と第2筐体8との互いの相対角度を相対開度ということとする。
この重ね型携帯電話機30は、様々なモード(機能)を備えて、その設定を変更することができるようになっている。例えば、マナーモード、ドライブモード、リモコンモード、及び文字入力モードの設定を変更することができるようになっている。
マナーモードは、「ON」又は「OFF」のいずれかに設定するようになっている。重ね型携帯電話機30は、マナーモードが「OFF」に設定されている場合には、通話や電子メールの着信をユーザーに報知音により報知するように動作するが、マナーモードが「ON」に設定されている場合には、報知音は鳴らさずに後述のバイブレーター49の振動によりユーザーに報知するようになっている。
ドライブモードは、「ON」又は「OFF」のいずれかに設定するようになっている。ドライブモードが「OFF」に設定されている場合には、通話の着信を知らせる報知音等の出力はフックオフの操作が行なわれるまで続くが、ドライブモードが「ON」に設定されている場合には、通話の着信があったときに報知音等の出力を一定の短い時間で中断すると共に、自動車の運転中であるために応対することができない旨のガイダンスを自動的に再生するようになっている。
また、この重ね型携帯電話機30は、テレビ受像機等のリモコンとしても利用することができるようになっていて、リモコンモードの設定を「電話設定」又は「リモコン設定」のいずれかに選択するようになっている。「電話設定」に設定されている場合には、電話機能が有効になってリモコン機能は利用することができない。逆に、「リモコン設定」に設定されている場合には、電話機能を利用することはできないが、リモコンとして利用することができるようになっている。
また、文字入力モードは、仮名文字の入力操作に関して、「第1の入力方式」と「第2の入力方式」のいずれかを選択することができるようになっている。文字入力モードが「第1の入力方式」に設定されている場合には、入力対象の仮名文字が属している五十音の行に対応するキーを操作して仮名文字を入力するようになっている。
すなわち、図2に示すように、主操作部31のテンキー5の「1」から「9」及び「0」の各キーには、五十音の各行ごとに仮名文字が割当てられている。たとえば、テンキー5の「1」のキーには「あ行」が、「2」のキーには「か行」が、「3」のキーには「さ行」が割当てられている。また、「0」のキーには「わ」「を」「ん」の文字が割当てられている。
したがって、仮名文字の「く」の文字を入力したいような場合には、まず、テンキー5の「2」のキーを1回押しこんで「か行」の中の母音「あ」の段に相当する「か」の文字を表示部2に表示させてから、続けてテンキー5の「2」のキーを2回押しこむことにより、表示部2の「か」の表示を母音「い」の段の「き」、「う」の段の「く」の順に変更させるようになっている。
また、文字入力モードが「第2の入力方式」に設定されている場合には、図3に示すように、各仮名文字は、その仮名文字が属する五十音の行(子音)を表す列番号と、段(母音)を表す行番号の2つの数字で表すようになっている。したがって、仮名文字の「く」の文字を入力したいような場合には、「か行」を表す列番号「2」と「う」段を表す行番号「3」の組み合わせにより、図2中に示す主操作部31のテンキー5から「23」と入力するようになっている。
図4は、重ね型携帯電話機30の回路構成を示すブロック図である。重ね型携帯電話機30は、既に説明したように、表示部2、主操作部31及び誤動作防止キー34を備えており、これら以外にアンテナを有する無線部36、データ処理部38、音声処理部40、スピーカー42、マイクロホン44、開度検出部46、タイマー47、記憶部48、バイブレーター49、及びこれらを制御する制御部50を備えている。
無線部36、データ処理部38、音声処理部40、スピーカー42、マイクロホン44、及びバイブレーター49は、一般的な携帯電話機の通話機能等と同様に動作するものであるため、その説明は省略する。
開度検出部46は、図1において図示されていないが、連結軸10の近傍に設けられており、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を開方向又は閉方向に移動させることにより、その相対開度が予め設定されている複数の所定の開度のいずれかになった場合に、開度検出部46は、これを検出すると共にこの信号を制御部50に送信するようになっている。
このような開度検出部46としては、例えば、磁気センサー、光学センサー又は機械的スイッチ等を用いることができる。また、電気的な導通接点やリードスイッチを設けて、所定の開度ごとに相対開度を検出するようになっていてもよい。
また、図5に示すように、この重ね型携帯電話機30は、クリック(click)機構52を備えている。このクリック機構52は、連結軸10の近傍に設けられており、ボール部材54を第2筐体8の操作面9に押し当てるように、第1筐体4の内部に備えられたバネ部材56がボール部材54を付勢するようになっている。
一方、第2筐体8の操作面9上には、開度検出部46が検出動作を行なう所定の開度に対応して、ボール部材54の一部が押し込まれるような球面状の窪み58が、連結軸10の軸線を中心とする同一円周上に形成されていて、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を開方向又は閉方向に移動させた場合に、所定の開度ごとにクリック感を得られるようになっている。
この重ね型携帯電話機30の開度検出部46は、所定の開度として0°、10°、50°、90°、130°、170°及び180°を検出するようになっている。したがって、このような所定の開度における相対開度の検出に対応して、ユーザーは、クリック機構52からクリック感を得られるようになっている。
次に、図4に示すタイマー47は、閉状態のときに誤動作防止キー34を押し込みながら、第1筐体4と第2筐体8の互いの位置を開方向に移動させると時間の計測を開始し、所定時間に達した場合にはその旨の信号を制御部50に出力するようになっている。このタイマー34が計測する所定時間は、主操作部31からの操作によりユーザーが設定することができるようになっている。
また、記憶部48は、モード名称テーブル、振動通知の設定、及び開度検出部が検出する最大開度を記憶するようになっていて、それぞれテーブル領域48a、振動通知領域48b、及び最大開度領域48cに記憶されるようになっている。
モード名称テーブルは、図6に示すように、閉状態の近傍である0°から10°までの開度の範囲と、開状態の近傍である170°から180°までの開度の範囲を除いて、開度検出部46が検出する相対開度を区切りとする4つの開度の範囲ごとに、モードの名称をテーブル形式で表したものである。これらのモードの名称は、主操作部31からの操作により他のモードの名称に変更したり削除したりすることができるようになっている。
また、振動通知の設定は、主操作部31からの操作により、「ON」又は「OFF」のいずれかに設定されて、これが図4中における記憶部48の振動通知領域48bに記憶されるようになっている。振動通知の設定が「ON」になっている場合には、後述する制御部50の動作によっていずれかのモードが変更されたときに、その旨をバイブレーター49の振動によりユーザーに報知するようになっている。また、振動通知の設定が「OFF」になっている場合には、モードが変更された旨をバイブレーター49の振動ではなく電子音等で報知するようになっている。
また、最大開度領域48cには、後述するように、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させる操作と誤動作防止キー34の操作が組合せて行なわれたときにおいて、開度検出部46が検出した最大開度が記憶されるようになっている。
次に、図4に示す制御部50は、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させる操作と誤動作防止キー34の操作の組合せにより、図7及び図8のフローチャートに示すように、モードの設定を変更するようになっている。
制御部50は、開状態で誤動作防止キー34が押し込まれている旨の信号を受信し続けている状態のときに(ステップS1のYES)、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を開方向に移動させる操作が行なわれて、開度検出部46が閉状態を検出しなくなった場合には(ステップS2のYES)、タイマー47に時間計測を開始させるようになっている(ステップS3)。
ステップS1において、誤動作防止キー34が押し込まれずに(ステップS1のNO)、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させる操作などが行なわれたような場合には、制御部50は、このフローチャートに示すような制御動作を行なわない。
また、この誤動作防止キー34が押し込まれている旨の信号を受信し続けている状態のときであっても(ステップS1のYES)、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させる操作が行なわれない場合には(ステップS2のNO)、制御部50は待機の状態になる。
ステップS3においてタイマー47が時間の計測を開始すると、制御部50は、このときの開度検出部46の検出開度に関わらずに、直ちに記憶部48の最大開度領域48cに初期値の0°を記憶させるようになっている(ステップS4)。
そして、ユーザーが第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させると、開度検出部46は、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対開度が所定の開度になったときに、この所定の開度を検出するようになっている(ステップS5)。
ステップS5で開度検出部46が検出した検出開度が、記憶部48の最大開度領域48cに記憶されている最大開度よりも大きい場合には(ステップS6のYES)、制御部50は、スッテプ6以前の最大開度に代えて、この検出開度を新たな最大開度として記憶部48の最大開度領域48cに記憶させるようになっている(ステップS7)。
そして、図示しないが、制御部50は、この新たな最大開度に対応するモードのアイコン(ピクト表示)を表示部2に表示させるようになっている(ステップS8)。したがって、ユーザーは、表示部2にアイコンで表示されているモードが操作により選択されていることを認識することができる。
また、ステップS5で開度検出部46が検出した検出開度が、記憶部48の最大開度領域48cに記憶されている最大開度の大きさ以下である場合には(ステップS6のNO)、制御部50は、ステップS7及びステップS8の動作は行なわない。表示部2には、最大開度領域48cに記憶されている現状の最大開度に対応するアイコンが表示され続けるようになっている。
ステップS3以後の動作中において、タイマー47から所定の時間に達した旨の信号を受信すると(ステップS9のYES)、制御部50は、このフローチャートに示す一連の制御動作を終了するが、タイマー47から信号を受信しておらず(ステップS9のNO)、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置が閉状態に戻されていない場合には(ステップS10のNO)、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を開方向又は閉方向に移動させるごとに、ステップS5からステップS10までの動作を繰り返すようになっている。
また、タイマー47から所定の時間に達した旨の信号を受信する前の状態において(ステップS9のNO)、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を閉状態に戻す操作が行なわれた場合には(ステップS10のYES)、制御部50は、図8中に示すステップ11において、記憶部48の最大開度領域48cに記憶されている最大開度に対応するモードが存在するかどうかについて、また、ステップ1で操作が開始されてからこのステップS11で閉状態に戻されるまでの間、誤動作防止キーが押し込まれたままの状態であったかどうかについて判定するようになっている。
ステップS11において、記憶部48の最大開度領域48cに記憶されている最大開度に対応するモードが、テーブル領域48aのテーブルに存在しないか、又は誤動作防止キー34がステップ1からこのステップS11までの間に離されたような場合には(ステップS11のNO)、制御部50は、モードの設定を変更しないで、このフローチャートに示す一連の制御動作を終了する。
また、ステップS11において、記憶部48の最大開度領域48cに記憶されている最大開度に対応するモードが、テーブル領域48aのテーブルに存在すると共に、誤動作防止キー34がステップ1からこのステップS11までの間押し込まれたままである場合には(ステップS11のYES)、制御部50は、最大開度に対応するモードの設定を変更するようになっている(ステップS12)。
例えば、制御部50がこのフローチャートの動作を開始する前において、リモコンモードの設定が「電話設定」であった場合に、誤動作防止キー34を押し込みながら、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を、閉状態から相対最大開度が120゜になるまで移動させた後に、元の閉状態に戻す操作が所定時間内に行われたとする。この場合には、図6に示すように、120゜の最大相対角度はリモコンモードに対応するので、制御部50は、リモコンモードの設定を「電話設定」から「リモコンモード」に変更する。
そして、記憶部48の振動通知領域48bに記憶されている振動通知の設定が「ON」である場合には(図8中、ステップS13のYES)、制御部50はバイブレーター49を振動させてユーザーにモードを変更したことを報知する(ステップS14)。また、振動通知の設定が「OFF」である場合には(ステップS13のNO)、電子音や発光素子により報知するようになっている(ステップS15)。
このような本発明の重ね型携帯電話機30によれば、自機が備える様々な機能の処理を実行させるための操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができる。
また、変更されるモードの名称が表示部2に表示されるようになっているので、簡単な操作で確実にモードの設定を変更することができる。
また、誤動作防止キー34を押し込んで第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させる操作を行なうようになっているので、誤作動を防止することができる。
次に、図9に基づいて、本発明に係る第2の実施の形態に係るスライド型携帯電話機70(携帯端末装置に相当)について説明する。この図に示すスライド型携帯電話機70は、前記第1の実施の形態に係る重ね型携帯電話機30と同様の部分には同じ符号を付して説明し、同様の構成や動作についての重複する説明は省略するものとする。
図9に示すように、本実施の形態に係るスライド型携帯電話機70は、第2筐体8を第1筐体4の内部に収納することができるような構造になっており、第1筐体4の長さ方向の一方の端部に形成される開口部72から第2筐体8を引出すことができるようになっている。
また、スライド型携帯電話機70は、第1の実施の形態と異なり、第1筐体4の側面33に誤動作防止キー34が配置されるようになっており、開状態又は閉状態のいずれの状態であっても操作することができるようになっている。
このようなスライド型携帯電話機70は、第1の実施の形態と同様に、開状態と閉状態、開方向と閉方向、及び相対開度の概念を用いることができる。すなわち、第1筐体4と第2筐体8を開き切った状態を開状態といい、主操作部31を覆うように第1筐体4を第2筐体8上に重ねた状態を閉状態ということができる。
また、第1筐体4と第2筐体8との互いの引出し長さを大きくするように引出す操作を開方向に移動させる操作ということができ、互いの引出し長さを小さくするように押し込む操作を閉方向に移動させる操作ということができる。また、第1筐体4と第2筐体8との互いの引出し長さを相対開度ということができる。
また、このスライド型携帯電話機70は、第2筐体8の側面32に、7つの導通接点46a,46b,46c,46d,46e,46f,46gが設けられている。
これらの導通接点46a,46b,46c,46d,46e,46f,46gは、第2筐体8の引出し長さ(相対開度)を調節したときに、第1筐体4の内部であって開口部72の近傍に設けられる不図示の導通接点と接触することにより電気的に導通して、第2筐体8の引出し長さを検出することができるようになっている。
したがって、第2筐体8の7つの導通接点46a,46b,46c,46d,46e,46f,46g及び第1筐体4の不図示の導通接点は、第1の実施の形態と同様の開度検出部46を構成して、第1筐体4と第2筐体8の互いの相対開度を検出するようになっている。
このようなスライド型携帯電話機70によれば、第1の実施の形態と同様に、自機が備える様々な機能の処理を実行させるための操作手段として、2つの筐体の開閉動作を利用することができる。
また、変更されるモードの名称が表示部2に表示されるようになっているので、簡単な操作で確実にモードの設定を変更することができる。
また、誤動作防止キー34を押し込んで第1筐体4と第2筐体8の互いの相対位置を移動させる操作を行なうようになっているので、誤作動を防止することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、誤動作防止キー34が押し込まれ続けていると共に、開度検出部46が閉状態を検出しなくなった場合に(図7のステップS1のYES、及びステップS2のYES)、ステップS3で制御部50がタイマー47に時間計測を開始させるようになっているが、図4に示すブロック図とは異なる構成として、誤動作防止キー34と開度検出部46のそれぞれが、制御部50を介さずに直接タイマー47に信号を出力するようになっていてもよい。
このような場合にタイマー47は、誤動作防止キー34からこの誤動作防止キー34が押し込まれている旨の信号を受信しており、開度検出部46から閉状態を検出している旨の信号を受信しなくなったときに、時間計測を開始するようになっていることはいうまでもない。
また、第2の実施の形態においては、開度検出部46は、導通接点46a,46b,46c,46d,46e,46f,46g及び第1筐体4の不図示の導通接点により構成されるようになっていたが、第1の実施の形態と同様に、磁気センサー、光学センサー、機械的スイッチ又は電気的なリードスイッチ等を用いてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、本発明を重ね型携帯電話機30及びスライド型携帯電話機70に適用した場合について説明したが、同様の型式であればPDA(Personal Digital Assistant)のような他の携帯端末装置にも、同様の技術的思想に基づいて本発明を適用することができることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る重ね型携帯電話機30を示す斜視図である。 図1中に示す第2筐体8の拡大平面図である。 文字入力モードにおける第2の入力方式の列番号と行番号からなるテーブルを示す図である。 図1に示す重ね型携帯電話機30の回路構成を示すブロック図である。 図1に示す重ね型携帯電話機30のA−A線矢視断面図である。 記憶部48に記憶されるモード名称テーブルを示す図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態における制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第1及び第2の実施の形態における制御部50の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るスライド型携帯電話機70を示す斜視図である。 従来の重ね型携帯端末装置12を示す斜視図である。
符号の説明
2 表示部
4 第1筐体
5 テンキー
6 操作部
8 第2筐体
9 操作面
10 連結軸
12 重ね型携帯端末装置
14 表示部
30 重ね型携帯電話機
31 主操作部
32,33 側面
34 誤動作防止キー
36 無線部
38 データ処理部
40 音声処理部
42 スピーカー
44 マイクロホン
46 開度検出部
46a,46b,46c,46d,46e,46f,46g 導通接点
47 タイマー
48 記憶部
48a テーブル領域
48b 振動通知領域
48c 最大開度領域
49 バイブレーター
50 制御部
52 クリック機構
54 ボール部材
56 バネ部材
58 窪み
70 スライド型携帯電話機
72 開口部

Claims (4)

  1. 表示部を有する第1筐体と主操作部を有する第2筐体が開閉自在に互いに連結されて、閉状態又は開状態のいずれの状態であっても表示部を外側に露出させるようになっていると共に、閉状態にすると第1筐体により主操作部が覆い隠され、開状態にすると主操作部が露出するようになっている携帯端末装置であって、
    前記第1筐体と前記第2筐体の互いの相対開度を検出する開度検出部と、
    所定の相対開度と所定の機能とを対応付けて記憶する記憶部と、
    閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されたときに、当該操作中に生じた第1筐体と第2筐体の互いの相対最大開度に応じた機能の処理を実行する制御を行なう制御部と
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記第1筐体と前記第2筐体のそれぞれの端部は、第2筐体の前記主操作部が配置される面に垂直な連結軸を中心に回動自在に連結されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動し始めたときに時間計測を開始するタイマーを備えて、
    前記制御部は、閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されるまでの間に、前記タイマーから所定時間に達した旨の信号を受信した場合には、前記機能の処理を実行しないようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記第1筐体又は前記第2筐体のいずれかに閉状態及び開状態のいずれの状態でも操作することができる誤動作防止キーが設けられて、
    前記制御部は、前記誤動作防止キーが操作されている状態のままで、閉状態から前記第1筐体と前記第2筐体との相対位置が互いに開方向に移動した後に元の閉状態に戻されたときに、機能の処理を実行する制御を行なうようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の携帯端末装置。
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