JP2007150891A - 電子機器及び電子機器制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作キーに設定された任意の機能の動作を好適に制御することができる電子機器を提供する。
【解決手段】筐体の少なくとも一部を開閉可能とする開閉機構を備えた電子機器であって、開閉機構による筐体の少なくとも一部の開閉状態を検出する開閉検出部と、筐体に配される操作キーと、操作キーの操作を検出するキー操作検出部と、操作キーの操作によって動作される機能を任意に設定可能とする機能設定部と、機能設定部により設定された機能を開閉検出部により検出された開閉状態に応じて動作させるか否かの動作情報を記憶する記憶部と、キー操作検出部により操作キーの操作が検出された場合に、記憶部に記憶された動作情報に基づいて、機能設定部により設定された機能の動作を制御する制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器に関し、特に、筐体の少なくとも一部を開閉することができる開閉機構を備える電子機器に関する。
近年の電子機器は、多機能化が進み、所望の機能を動作させるための操作が一段と複雑化しているため、ユーザが頻繁に使用する機能を起動するための一連操作を予め決められたキーに設定しておき、このキーを操作するのみで、予め決められた機能を動作させることができるワンタッチキー機能を備えている。このキーはショートカットキーとも呼ばれ、複雑な操作を行うことなく、ユーザが所望する機能を動作することができるように設定することが可能なため、ユーザが行う煩雑な操作を1つのキー操作のみで容易に行うことができるという特徴を有している。
一方、表示部側筐体と操作部側筐体とを開閉可能に構成した携帯端末装置において、閉状態にて両筐体の互いに対向する面以外の面に備わる補助操作部が誤作動を起こさないようにするために、筐体が完全に閉じた状態にあることを検出すると補助操作部の操作を有効化し、筐体が閉状態以外であることを検出すると補助操作部の操作を無効化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−153454号公報
しかしながら、特許文献1に示される携帯端末装置は、筐体の開閉状態に応じて補助操作部を無効または有効とするものである。そして、補助操作部にユーザの所望する機能を設定する技術に、特許文献1に示されるような、筐体の開閉状態に応じて補助操作部を無効または有効とする技術を適用した場合、補助操作部の誤操作を抑制することはできるが、特許文献1同様に、補助操作部を無効または有効とするものとしか成り得ず、設定された機能及び開閉状態に応じて当該機能の動作を好適に制御することはできず使い勝手が悪いという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、操作キーに設定された機能の動作を好適に制御することができる電子機器及び電子機器制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、筐体の少なくとも一部を開閉可能とする開閉機構を備えた電子機器であって、前記開閉機構による前記筐体の少なくとも一部の開閉状態を検出する開閉検出部と、前記筐体に配される操作キーと、前記操作キーの操作を検出するキー操作検出部と、前記操作キーの操作によって動作される機能を任意に設定可能とする機能設定部と、前記機能設定部により設定された機能を前記開閉検出部により検出された開閉状態に応じて動作させるか否かの動作情報を記憶する記憶部と、前記キー操作検出部により前記操作キーの操作が検出された場合に、前記記憶部に記憶された前記動作情報に基づいて、前記機能設定部により設定された機能の動作を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記記憶部に記憶された動作情報を任意に変更可能な動作情報変更部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明は、筐体の少なくとも一部を開閉可能とする開閉機構と、前記筐体に配される操作キーとを備えた電子機器における機能動作を制御する制御方法であって、前記開閉機構による前記筐体の少なくとも一部の開閉状態を検出する開閉検出ステップと、前記操作キーの操作を検出するキー操作検出ステップと、前記操作キーの操作によって動作される機能を任意に設定する機能設定ステップと、前記機能設定ステップにより設定された機能を前記開閉検出ステップにより検出された開閉状態に応じて動作させるか否かの動作情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、前記キー操作検出ステップにより前記操作キーの操作が検出された場合に、前記記憶ステップにより記憶された前記動作情報に基づいて、前記機能設定ステップにより設定された機能の動作を制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記記憶ステップにより記憶された動作情報を任意に変更可能な動作情報変更ステップをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、操作キーに設定された機能が筐体の開閉状態に応じて動作されるか否かの動作情報を予め記憶させ、設定された機能とこの動作情報とに基づいて、操作キーに設定された機能の動作を制御するようにしたため、操作キーに設定された機能の動作を筐体の開閉状態に応じて好適に制御することができるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による電子機器を図面を参照して説明する。ここでは、電子機器として、第1の筐体と第2の筐体とを有し、該両筐体を折り畳むことができるように構成される携帯端末を例にして説明する。図1は同実施形態における携帯端末の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、携帯端末の処理動作を統括して制御する制御部である。符号2は、ダイヤルキーやファンクションキーで構成される入力部である。符号3は、液晶のディスプレイ装置で構成される表示部である。符号4は、図示しない基地局との間で無線通信回線を確立して、情報通信を行う無線通信部である。符号5は、無線通信部4において確立された通信回線を使用して、音声通話を行う音声処理部であり、話者の音声を集音するマイク6と通話相手の音声を発音するスピーカ7が接続される。
符号8は、折り畳み式の筐体の開閉状態を検出する開閉センサ(開閉検出部)である。開閉センサ8は、筐体が折り畳まれているか否かを判別することができる2値の状態値を制御部1に対して出力する(例えば、折り畳まれている(閉鎖)ときに「1」、開放されているときに「0」を出力する)。符号9は、折り畳み式の筐体のいずれか一方に設けられ、筐体の開閉状態に関わらず操作することが可能なワンタッチキーである。ワンタッチキー9は、押下可能な3つの操作キーK1、K2及びK3を備えており、これら3つの操作キーに一連の操作内容(動作される機能)を任意に選択して設定することができる。なお、操作キーK1、K2及びK3によって動作される機能の設定は、制御部1(キー操作検出部、機能設定部)が行う。符号10は、少なくとも2つのテーブルを記憶する記憶部であり、判定テーブル記憶部11とワンタッチキー定義テーブル記憶部12とから構成する。符号13は、携帯端末が備えるアプリケーション機能を実行するアプリケーション処理部である。ここではアプリケーション処理部13は、発信機能、メール作成機能、URL接続機能、受信メールの内容を画面表示する機能、カメラによる撮像機能、音楽再生機能、テレビ放送の視聴機能、ラジオ放送の聴取機能等を実行することが可能であるものとして説明する。
ここで、図6を参照して、図1に示す携帯端末の開閉機構とワンタッチキー9の操作キーK1、K2、K3について説明する。図6は、本発明の一実施形態による携帯端末装置を示す外観斜視図である。図6(a)は、携帯端末筐体の開放状態を、図6(b)は、携帯端末筐体の閉鎖状態をそれぞれ示している。携帯端末は、表示部3とスピーカ7を備えた受話筐体(第1の筐体)15と、入力部2、マイク6及びワンタッチキー9の操作キーK1、K2、K3を備えた送話筐体(第2の筐体)16とを備えている。受話筐体15と送話筐体16は、それぞれの端部が連結部17によって連結されており、連結部(開閉機構)17側を回動の中心として開閉可能に構成されている。操作キーK1、K2、K3は、図6(b)に示すように、受話筐体15と送話筐体16を閉鎖状態にした場合でも外部に露出しており、携帯端末筐体の開閉状態に関わらず操作することが可能である。
次に、図3を参照して、図1に示すワンタッチキー定義テーブル記憶部12に記憶されるワンタッチキー定義テーブルのテーブル構造を説明する。ワンタッチキー定義テーブルは、複数ある操作キーを識別する「キー番号」と、設定された機能を識別する「設定機能」と、設定されている機能を動作する場合に必要な「付属情報」のフィールドを有しており、各キー番号に対して、設定機能と付属情報とが関連付けられている。キー番号フィールドに格納されるキー番号は、3つの操作キーを識別するキー識別番号(K1、K2、K3)と操作キーの押し方を識別する押し方番号(−1;短押し(例えば、1秒間未満の押下)、−2;長押し(例えば、1秒間以上の押下))とからなる。例えば、K1−1は、ワンタッチキー9の操作キーK1が短押しされた場合のキー番号であり、K1ー2は、ワンタッチキー9の操作キーK1が長押しされた場合のキー番号である。設定機能フィールドには、ユーザが任意に選択して設定した機能を識別する機能番号(( )内が図5に示される機能番号を示している)が格納される。付属情報フィールドに格納される付属情報は、選択された機能を動作する場合に必要な情報がある場合のみに格納される情報である。例えば、キー番号K1−1に発信機能(1)が設定された場合、発信先の電話番号が付属情報として格納される。また、キー番号K2−1に設定されたカメラ起動(5)のように、付属情報が必要ない場合は、付属情報がないことを示す情報(図3の例では「−」)が記憶される。
次に、図5を参照して、図1に示す判定テーブル記憶部11に記憶される判定テーブルのテーブル構造を説明する。判定テーブルは、機能を識別する「機能番号」と、機能名である「機能」と、動作情報としての筐体が開放されている場合の「開放時の有効フラグ」と、同じく動作情報としての筐体が閉鎖されている場合の「閉鎖時の有効フラグ」のフィールドを有しており、各機能番号に対して、機能名と開放時の有効フラグと閉鎖時の有効フラグとが関連付けられている。機能番号は、機能を一意に識別することできる識別番号であり、機能は、機能をユーザが識別するための機能名称である。開放時の有効フラグは、筐体が開放されている(折り畳まれていない)状態において対象機能が有効であるか無効であるかを示すフラグであり、「1」の場合は有効を意味し、「0」の場合は無効を意味している。閉鎖時の有効フラグは、筐体が閉鎖されている(折り畳まれている)状態において対象機能が有効であるか無効であるかを示すフラグであり、「1」の場合は有効を意味し、「0」の場合は無効を意味している。例えば、機能番号が「1」である発信機能は、開放時に有効(フラグが「1」)であり、閉鎖時に無効(フラグが「0」)であることが設定されていることを意味する。図5に示す例では、8つの機能について示したが、この判定テーブルには、ワンタッチキー9(操作キーK1、K2及びK3)に設定可能な機能全てについて、開放時及び閉鎖時の有効フラグが予め記憶されているものであればよく、上述した8つの機能以外の機能が設定されていてもよい。
次に、図2を参照して、制御部1を介してワンタッチキー9にユーザ所望の機能が設定され、その設定された結果が、図3に示すワンタッチキー定義テーブル記憶部12へ格納される一連の流れを説明する。
まず、制御部1は、入力部2の操作があると、その操作内容を読み取り(ステップS1)、ワンタッチキー9により動作される機能を設定するための操作が行われたかを判定し(ステップS2)、操作内容がワンタッチキー9の操作により動作される機能を設定するための操作であった場合、表示部3に設定可能な機能を表示する(ステップS3)。ユーザは、表示部3の表示内容を見ながら入力部2を操作して、機能の番号を入力するかカーソルを合わせることによりワンタッチキーに設定する機能を選択する。制御部1は、入力部2の操作内容を読み取り(ステップS4)、選択された機能の機能番号を特定する(ステップS5)。
次に、制御部1は、特定された機能番号を持つ機能には、付属情報が必要であるか否かを判定する(ステップS6)。そして、付属情報が必要な機能であれば、制御部1は、表示部3に付属情報入力を指示するメッセージを表示する。例えば、特定された機能が「発信」であれば、発信先の電話番号入力を指示するメッセージを表示し、特定された機能が「URL接続」であれば接続先URL入力を指示するメッセージを表示する。このメッセージ表示に対して、ユーザは、入力部2から付属情報を入力し、制御部1は、入力部2から入力された付属情報を読み取る(ステップS7)。制御部1は、特定した機能が付属情報を必要としない機能である場合は、この付属情報入力は行わない。
次に、制御部1は、表示部3に対して、選択された機能をワンタッチキー9に備えられた操作キーK1、K2、K3のうちいずれかに設定するかの選択とそのキーの押し方の選択を行うように指示するメッセージを表示する(ステップS8)。この表示メッセージに対して、ユーザは、機能を設定しようとするワンタッチキー9(操作キーK1、K2、K3のいずれか)を短押しまたは長押しする。制御部1は、ワンタッチキー9の操作内容を読み取り、選択されたキーのキー識別番号(K1、K2、K3のいずれか)と押し方番号(−1;短押し、−2;長押し)を特定することにより、キー番号を特定する(ステップS9)。続いて、制御部1は、特定されたキー番号に対して、ステップS5で特定された機能番号を、また、ステップS7で読み取られた付属情報があればその付属情報もそれぞれ関連付けてワンタッチキー定義テーブル記憶部12へ記憶する(ステップS10)。
なお、ステップS2でワンタッチキー9により動作される機能を設定するための操作でなかった場合は、そのまま終了する。
このように、図2に示す処理を繰り返し実行することにより、図3に示すように各ワンタッチキー9に対して、ユーザが任意に選択した設定機能と、必要であれば付属情報とが関連付けられてワンタッチキー定義テーブル12に格納されることになる。例えば、図3に示すように、キー番号K1−1には、発信の機能番号(1)と発信先電話番号が記憶され、キー番号K2−1には、カメラ起動の機能番号(5)が記憶され、キー番号K3−1には、URL接続の機能番号(3)と接続先URLが記憶されることになる。また、キー番号K1−2には、メール作成の機能番号(2)が、キー番号K2−2には、テレビ起動の機能番号(7)が、キー番号K3−2には、ラジオ起動の機能番号(8)が記憶されることになる。
次に、図4を参照して、制御部1がワンタッチキー9のいずれかが押下された場合に、図3に示すワンタッチキー定義テーブル記憶部12と図5に示す判定テーブル記憶部12とを参照して、設定機能の動作を制御する一連の流れを説明する。
まず、制御部1は、ワンタッチキー9の押下を検出すると(ステップS11)、その押下が短押しまたは長押しいずれの場合も、開閉センサ8が出力する状態値を読み取り、現時点の筐体の開閉状態(開放または閉鎖)を特定する(ステップS12)。
次に、制御部1は、押下されたワンタッチキー9を特定するとともに、押下されたワンタッチキー9の押し方(短押しまたは長押し)を特定することにより、押下されたキーのキー番号を特定する。そして、制御部1は、ワンタッチキー定義テーブル記憶部12に記憶されているワンタッチキー定義テーブルを参照して、特定されたキー番号に関連付けられている設定機能の機能番号を特定する(ステップS13)。
次に、制御部1は、判定テーブル記憶部11に記憶されている判定テーブルを参照して、現時点の筐体の開閉状態において、特定された機能番号の有効フラグを読み取る(ステップS14)。例えば、機能番号が「1」であり、現時点の筐体の開閉状態が「閉鎖」である場合、有効フラグ「0」が読み取られることになる。そして、制御部1は、読み取った有効フラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS15)。この判定の結果、読み取られた有効フラグが「1」であれば、制御部1は、押下されたワンタッチキー9に設定された機能を動作させる(ステップS16)。一方、読み取られた有効フラグが「0」であれば、制御部1は、ワンタッチキー押下のイベントを破棄することにより、ワンタッチキー押下の操作を無視する(ステップS17)。
次に、具体例を挙げて機能の動作を制御する一連の流れを説明する。例えば、折り畳み式の筐体の一方に表示部3が設けられており、他方の筐体に入力部2が設けられており、筐体開放時には、入力部2及び表示部3が露出し、筐体閉鎖時には、入力部2及び表示部3が閉塞する筐体である場合においては、筐体閉鎖時においては、入力部2の操作を行ったり、表示部3の表示内容を参照したりすることができないため、発信、メール作成、URL接続、テレビ起動等の機能は、筐体閉鎖時の有効フラグを「0」としておけば、無意味な機能動作を防止することができる。
一方、筐体開放時に露出し、閉鎖時に閉塞する表示部3に加え、筐体開放時及び閉塞時にも露出している第2の表示部を備えている筐体の場合、筐体閉鎖時においても第2の表示部に表示しようとする内容を表示することができるため、例えば画面表示機能における開放時及び閉鎖時の有効フラグをともに「1」としておくことにより、画面表示機能は、筐体の開閉状態に関係なく動作されるようにすることができる。また同様に、筐体開放時及び閉塞時にも露出しているカメラや、スピーカを備えている筐体の場合も上記同様、これらの機能における有効フラグを開放時及び閉鎖時ともに「1」としておくことにより、筐体の開閉状態に関係なく音楽再生やラジオ放送の聴取を行うことができる。
このように、折り畳み式の筐体のいずれか一方に設けられたワンタッチキー9に対して、ワンタッチキー9が押下された場合に動作させる任意の機能を設定しておき、このワンタッチキー9の押下が検出されると、筐体の開閉状態(折り畳まれているか否か)に応じて、ワンタッチキー9に設定されている機能を動作させるか否かを判定し、この判定結果に応じて当該機能の動作を制御するようにしたため、ワンタッチキー9に設定された機能の動作をより好適に制御することができる。
なお、図5に示す判定テーブル記憶部11に記憶される開放時及び閉鎖時の有効フラグの値は、予め初期設定値として記憶されている値の例を示しているが、これらの有効フラグの値は、ユーザが入力部2を操作することにより変更可能であってもよい。例えば、図5に示す例では、筐体閉鎖時のURL接続の有効フラグは「0」となっており、筐体閉鎖時は、初期設定値ではURL接続が動作しない設定になっている。しかし、ユーザが筐体閉鎖時のURL接続の有効フラグを「1」に変更することにより、URL接続のように接続先のサーバが応答するまで画面表示やキー操作を行う必要がない場合は、筐体を開放する前にURL接続が設定されているワンタッチキー9を押下しておき、それから筐体を開放するという操作を行うことが可能となり、ユーザが所望する操作方法に設定することが可能となる。これら各操作キーに設定される機能に対して設定されている動作情報の変更は動作情報変更部としての入力部2及び制御部1を用いて行われるように構成すればよい。
また、前述した説明においては、第1の筐体と第2の筐体を折り畳むことが可能な携帯端末を例にして説明したが、筐体をスライドする開閉機構を備え、筐体の一部が開閉するような携帯端末(電子機器)であっても、前述した機能動作の制御処理は適用可能である。また、1つの筐体であって、筐体の一部に設けられた窓を開閉可能とした開閉機構を備えた筐体においても前述した機能動作の制御処理は適用可能である。
また、筐体に2つ以上の開閉機構が備えられている場合は、それぞれの開閉機構に対応する開閉センサ8を設け、2つ以上の開閉センサ8のそれぞれによって各開閉機構に対応した開閉状態を検出し、この検出結果に応じて各開閉機構毎に関係する機能の動作制御を行うようにしてもよい。この場合、図5に示す判定テーブル記憶部11には、開閉センサ毎の判定テーブルを設け、この開閉センサが開閉状態を検出している開閉機構に関係する機能の有効フラグを予め記憶しておくか、ユーザが任意に設定するようにすればよい。
なお、本発明の電子機器は、移動通信を使用した携帯電話機や移動通信機能を有した携帯情報端末(PDA)、モバイル端末、カーナビ装置などを含むものである。
また、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより操作キーの制御処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部1の動作を示すフローチャートである。 図1に示すワンタッチキー定義テーブル記憶部12のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示す制御部1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す判定テーブル記憶部11のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示す携帯端末装置の外観を示す外観斜視図である。
符号の説明
1・・・制御部、2・・・入力部、3・・・表示部、4・・・無線通信部、5・・・音声処理部、6・・・マイク、7・・・スピーカ、8・・・開閉センサ、9・・・ワンタッチキー、10・・・記憶部、11・・・判定テーブル記憶部、12・・・ワンタッチキー定義テーブル記憶部、13・・・アプリケーション処理部

Claims (4)

  1. 筐体の少なくとも一部を開閉可能とする開閉機構を備えた電子機器であって、
    前記開閉機構による前記筐体の少なくとも一部の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記筐体に配される操作キーと、
    前記操作キーの操作を検出するキー操作検出部と、
    前記操作キーの操作によって動作される機能を任意に設定可能とする機能設定部と、
    前記機能設定部により設定された機能を前記開閉検出部により検出された開閉状態に応じて動作させるか否かの動作情報を記憶する記憶部と、
    前記キー操作検出部により前記操作キーの操作が検出された場合に、前記記憶部に記憶された前記動作情報に基づいて、前記機能設定部により設定された機能の動作を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記記憶部に記憶された動作情報を任意に変更可能な動作情報変更部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 筐体の少なくとも一部を開閉可能とする開閉機構と、前記筐体に配される操作キーとを備えた電子機器における機能動作を制御する制御方法であって、
    前記開閉機構による前記筐体の少なくとも一部の開閉状態を検出する開閉検出ステップと、
    前記操作キーの操作を検出するキー操作検出ステップと、
    前記操作キーの操作によって動作される機能を任意に設定する機能設定ステップと、
    前記機能設定ステップにより設定された機能を前記開閉検出ステップにより検出された開閉状態に応じて動作させるか否かの動作情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    前記キー操作検出ステップにより前記操作キーの操作が検出された場合に、前記記憶ステップにより記憶された前記動作情報に基づいて、前記機能設定ステップにより設定された機能の動作を制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする電子機器制御方法。
  4. 前記記憶ステップにより記憶された動作情報を任意に変更可能な動作情報変更ステップをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の電子機器制御方法。
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