JP4824028B2 - イオン性液体を含む有益剤のデリバリーシステム - Google Patents

イオン性液体を含む有益剤のデリバリーシステム Download PDF

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Description

本発明は、イオン性液体によって保護され又は安定化される有益剤を含んでなる有益剤デリバリーシステムに関する。有益剤デリバリーシステムは、製品処方、又は基材若しくは包装容器上で、または基材若しくは梱包容器と共に梱包された濃縮物の形態であってよい。本発明は、更に有益剤デリバリーシステムを含む洗剤組成物及び汚れた基材の洗浄方法に関する。
近年、イオン性液体は、従来の有機溶媒に対する、環境適合性のある又は「グリーン(地球に優しい)」代替物として、幅広い有機的な合成的応用に、広範囲に評価されてきたイオン性液体は、それらを従来の有機溶媒と区別する幾つかの独特の特性、例えば、蒸気圧がほとんどないこと、広範囲で液体であること、高い極性及び電荷密度を有すること、疎水性又は親水性のいずれでもあり得ること、並びに独特の溶媒和特性を提供する。
広く研究されたイオン性液体の分類の一つには、BMIM/PF6としても知られるヘキサフルオロリン酸ブチルメチルイミダゾリ二ウムのようなイミダゾリ二ウム塩類が挙げられる。他の周知のイオン性液体としては、通常は[emim]Cl−AlClと呼ばれるN−1−エチル3−メチルイミダゾリウムクロライドアルミニウム(III)クロライドと、通常は[Nbupy]Cl−AlClと呼ばれるN−ブチルピリジニウムクロライドアルミニウム(III)クロライドが挙げられる。イオン性液体についての幅広い調査は、次の参考文献においても行われている:米国特許第6,048,388号;同5,827,602号;同2003/915735A1号;同2004/0007693A1号;同2004/0035293A1号;PCT国際公開特許02/26701;同WO03/074494;同WO03/022812;同WO04/016570。
PCT国際公開特許WO2004/003120は、表面又は空気処理組成物に用いるのに好適なイオン性液体をベースとする生成物と、3つ以上の異なる且つ帯電したイオン性液体成成分を含有するイオン性液体反応混液を開示している。生成物は、各種の消費者製品の応用において、例えば、ホームケア、空気ケア、表面洗浄、洗濯及び布地ケア応用において、特に有用である。
更なる応用として、イオン性液体の独自の各種特性を有効利用するのが好ましい。
それ故に、本発明は、イオン性液体によって保護され又は安定化され、利益を提供するためにシステムから放出可能である有益剤を含んでなる有益剤デリバリーシステムに関する。別の実施形態では、本発明は、洗浄性成分と有益剤デリバリーシステムを含んでなる組成物に関する。更に他の実施例では、本発明は、本発明のデリバリーシステムに収めた組成物による、基材表面の処理方法に関する。別の実施形態では、本発明は、本発明のデリバリーシステムを用いる、汚れた基材の洗浄方法に関する。
有益剤デリバリーシステムの更なる実施形態では、洗剤組成物及び方法は、次の発明を実施するための最良の形態にて、更に詳細に記載されている。
本発明は、イオン性液体によって保護され又は安定化され、イオン性液体と放出可能に会合する有益剤を含んでなり、その利益を提供するために有益剤が、システムから放出可能である有益剤デリバリーシステムである。例えば、イオン性液体は、コーティング、封入化、共結晶化によって物理的に有益剤と会合していてもよく、又は化学反応などによって有益剤と化学的に会合していてもよい。有益剤デリバリーシステムは、濃縮物、製品処方、又は基材若しくは包装容器上で、又は基材若しくは梱包容器と共に梱包された形態であってよい。
有益剤は、通常、利益(例えば、表面処理上の利点、洗浄上の利点、香り上の利点、美観上の利点、など)をもたらすために組成物に加えられる成分を一つ以上含んでなることが可能である。このような有益剤が、洗剤組成物に用いられることは、当該技術分野において周知であり、香料、染料、色素固定剤、サイズ剤、皮膚コンディショニング活性物質、ビタミン類、酵素類、界面活性剤、抗菌剤、粒子状ビルダー類(例えば、シリカ、ゼオライト、ホスフェート類)、高分子ビルダー類(例えば、ポリアクリレート類、ポリ(アクリル酸−マレイン酸)コポリマー類)、キレート剤、漂白剤、漂白触媒類、漂白促進剤、漂白活性化剤、柔軟剤、泡抑制剤、ラジカル開始剤、紫外線保護剤、光沢剤類、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好適な有益剤の更なる例は、米国特許第6,488,943号(ビールス(Beerse)ら);同第6,514,932号(ヒューベッシュ(Hubesch)ら);同第6,548,470号(ブッツァカリーニ(Buzzaccarini)ら);同第6,482,793号(ゴードン(Gordon)ら);同第5,545,350号(ベーカー(Baker)ら);同第6,083,899号(ベーカー(Baker)ら);同第6,156,722号(パナンディカー(Panandiker)ら);同第6,573,234号(シビック(Sivik)ら);同第6,525,012号(プリンス(Price)ら);同第6,551,986号(リティヒ(Littig)ら);同第6,566,323号(リティヒ(Littig)ら);同第6,090,767号(ジャクソン(Jackson)ら);及び/又は、同第6,420,326号(マイリ(Maile)ら)に開示されている。
本明細書で使用する時、イオン性液体とは、約100℃以下の融解温度を有する塩のことを言い、又は、他の実施例では、約60℃以下の融解温度を有する塩のことを言い、更に別の代替的実施形態では、約40℃以下の融解温度を有する塩のことを言う。他の実施形態では、イオン性液体は、(DSC分析に基づく)識別可能な融点を示さず、約100℃以下の温度にて「流動性」であり、別の実施形態では、約20〜約80℃、即ち典型的な布地又は食器洗浄温度にて、「流動性」である。本明細書で使用する時、用語「流動性」とは、イオン性液体が上記温度にて約10,000mPa・s未満の粘度を有することを意味する。イオン性液体の粘度は、ブルックフィールド(Brookfield)粘度計型番LVDVII+を用い、20℃で、スピンドル番号S31を用いて、異なる粘度の物質を測定するのに適した速度で測定できる。試料は、粘度測定前に、イオン性液体又は反応混液を、乾燥剤(例えば、塩化カルシウム)を収容したデシケータ内に室温で少なくとも約48時間保管することによって事前調整される。この平衡化期間は、イオン性液体試料中の固有水の量を一様にする。
用語「イオン性液体」、「イオン性化合物」、「IL」は、イオン性液体、イオン性液体複合物、イオン性液体の混合物(又は反応混液)を包含することが理解されよう。イオン性液体は、アニオン性IL成分及びカチオン性IL成分を含んでなり得る。イオン性液体が液体形態にある時、これらの成分は互いに自由に会合(即ち、乱雑な状態にある)していてもよい。本明細書で使用する時、用語「イオン性液体の反応混液」とは、2つ以上の、好ましくは少なくとも3つの、異なる且つ帯電したIL成分の混合物のことを言い、少なくとも一つのIL成分がカチオン性であり且つ少なくとも一つのIL成分がアニオン性である。このため、3つのカチオン性及びアニオン性IL成分が反応混液内で対になることで、少なくとも2つの異なるイオン性液体が得られる。イオン性液体の反応混液は、異なるIL構成を有する個別のイオン性液体を混合することによって、又はコンビナトリアル・ケミストリーで調合することによって、調製されてもよい。このような組み合わせ及びそれらの調製は、米国特許第2004/0077519A1号及び米国特許第2004/0097755A1号にて更に詳細に議論されている。本明細書で使用する時、用語「イオン性液体複合物」とは、上述の参考文献にて記述されているように、塩(室温では固体であることができる)の、プロトンドナーZ(液体又は固体であることができる)との混合物のことを言う。混合時に、これらの成分は約100℃以下で液体になり、混合物はイオン性液体のように作用する。
このため、本明細書で用いるのに好適なイオン性液体は、各種アニオン性及びカチオン性の組み合わせを有してもよい。イオン種は、特定の用途のために特化できるように、イオン性液体の性質を調整及び混合することができ、所望の溶媒和特性、粘度、融点、他の性質を提供する。これらの特化されたイオン性液体は、「デザインされた溶媒」と呼ばれてきた。本発明において有用なイオン性液体の例は、米国特許第6,048,388号;同5,827,602号;同2003/915735A1号;同2004/0007693A1号;同2004/003120号;同2004/0035293A1号;PCT国際公開特許02/26701;同WO03/074494;同WO03/022812;同WO04/016570;並びに共同出願したP&Gケース9817P及び9818Pに開示されている。
本発明のイオン性液体に用いるのに好適なアニオン類及びカチオン類の非限定実施例については、更に詳細に議論する。
アニオン類
本発明のイオン性液体にて使用するのに適したアニオン類としては、次の物質が挙げられるが、これらに限定するものではない:
(1)アルキルサルフェート類(AS)、アルコキシサルフェート類及びアルキルアルコキシサルフェート類で、アルキル又はアルコキシは、直鎖、分岐鎖又はこれらの混合物である;更に、サルフェート基をアルキル鎖へ付加することは、アルキル鎖(AS)への末端、アルキル鎖(SAS)への内部又はこれらの混合物となることができる:非限定実施例としては、次式を有するC10〜C20アルキルサルフェート類が挙げられる:
Figure 0004824028
式中、x+yは少なくとも8の整数であり、好ましくは少なくとも約10であり;Mは、本明細書にて詳細に記述されたイオン性液体のカチオン類から選択されるカチオンであり;又は次式を有する直鎖C10〜C20第2級アルキルサルフェート類であり;
Figure 0004824028
式中、x+yは少なくとも7の整数であり、好ましくは少なくとも約9であり;x又はyは、0であることができ、Mは、本明細書にて詳細に記述されたイオン性液体のカチオン類から選択されるカチオンであり;又は次式を有するC10〜C20第2級アルキルエトキシサルフェート類であり;
Figure 0004824028
式中、x+yは少なくとも7の整数であり、好ましくは少なくとも約9であり;x又はyは、0であることができ、Mは、本明細書にて詳細に記述されたイオン性液体のカチオン類から選択されるカチオンであり;アルコキシサルフェートの非限定実施例としては、市販のアルコキシコポリマー類のサルフェート化誘導体、例えば、プルロニックス(Pluronics)(登録商標)(BASF社より)が挙げられる;
(2)スルホサクシネート類のモノ−及びジ−エステル類:非限定実施例としては、飽和及び不飽和C12〜18モノエステルスルホサクシネート類、例えば、マッカネート(Mackanate)LO−100(登録商標)(マッキンタイアー・グループ(McIntyre Group)より)として入手可能なラウリルスルホサクシネートが挙げられる:飽和及び不飽和C〜C12ジエステルスルホサクシネート類、例えば、エアゾール(Aerosol)OT(登録商標)(シーテック社(Cytec)より)として入手可能なジオクチルエステルスルホサクシネート;
(3)メチルエステルスルホネート類(MES);
(4)アルキルアリールスルホネート類、非限定実施例としては、トシレート、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和C〜C14アルキル類を有するアルキルアリールスルホネート類が挙げられる:アルキルベンゼンスルホネート類(LAS)、例えばC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート類;ベンゼン、クメン、トルエン、キシレン、t−ブチルベンゼン、ジーイソプロピルベンゼン、又はイソプロピルベンゼンのスルホネート類;ナフタレンスルホネート類及びC6〜14アルキルナフタレンスルホネート類、例えばペトロ(Petro)(登録商標)(アクゾ・ノーベル・界面化学社(Akzo Nobel Surface Chemistry)より);石油のスルホネート類、例えばモナリューベ(Monalube)605(登録商標)(ユニケマ社(Uniqema)より);
(5)C8〜22個の炭素原子をアルキル部分に有するアルキルグリセロールエーテルスルホネート類;
(6)ジフェニルエーテル(ビス−フェニル)誘導体類:非限定実施例としては、トリクロサン(2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル)及びジクロサン(4,4’−ジクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル)(両方ともイルガサン(Irgasan)(登録商標)としてチバ・スペシャルティ・ケミカルズ社(Ciba Specialty Chemicals)より入手可能)が挙げられる;
(7)直鎖又は環式カルボキシレート類:非限定実施例としてはシトレート、ラクテート、タルタレート、サクシネート、アルキレンサクシネート、マレエート、グルコネート、ホルメート、シンナメート、ベンゾエート、アセテート、サリチレート、フタレート、アスパルテート、アジパート、アセチルサリチレート、3−メチルサリチレート、4−ヒドロキシイソフタレート、ジヒドロキシフマレート、1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート、ペンタノアート及びこれらの混合物が挙げられる;
(8)アルキルオキシアルキレンカルボキシレート類:非限定実施例としては、好ましくは1〜5個のエトキシ単位を含んでなる、C10〜C18アルキルアルコキシカルボン酸塩類が挙げられる:
(9)アルキルジフェニルオキシドモノスルホネート類:非限定実施例としては、次の一般式を持つアルキルジフェニルオキシドモノスルホネートが挙げられる:
Figure 0004824028
式中、Rは、C10〜C18直鎖又は分枝鎖アルキルであり;R及びRは、独立してSO 又はHであり、ここでR又はRのうち少なくとも一つが、水素ではなく;Rは、R又はHであり;好適なアルキルジフェニルオキシドモノスルホネート類は、ダウケミカル社(Dow Chemical)よりダウファックス(DOWFAX)(登録商標)として、オーリン社(Olin Corp.)よりポリ−タージェント(POLY-TERGENT)(登録商標)として入手可能である;
(10)中鎖分岐状アルキルサルフェート類(HSAS)、中鎖分岐状アルキルアリールスルホネート類(MLAS)及び中鎖分岐状アルキルポリオキシアルキレンサルフェート類;MLASの非限定実施例は、米国特許第6,596,680号、同第6,593,285号、同第6,202,303号に開示されている;
(11)アルファオレフィンスルホネート類(AOS)及びパラフィンスルホネート類、非限定実施例としては、ステパン社(Stepan Company)よりバイオターゲ(Bio Terge)AS−40(登録商標)として入手可能なC10〜22α−オレフィンスルホネート類が挙げられる;
(12)アルキルホスフェートエステル類、非限定実施例としては、アクゾ・ノーベル・界面化学社(Akzo Nobel Surface Chemistry LLC)からエムフォス(Emphos)CS(登録商標)及びエムフォス(Emphos)TS−230(登録商標)として入手可能な、C8〜22アルキルホスフェート類が挙げられる;
(13)一般式RCON(CH)CHCO を有するサルコシネート類で、式中、Rは、約C8〜20のアルキル;非限定実施例としては、アンモニウムラウロイルサルコシネート(ダウケミカル社(Dow Chemical)からハムポシル(Hamposyl)AL−30(登録商標)として入手可能)、ナトリウムオレオイルサルコシネート(ダウケミカル社(Dow Chemical)からハムポシル(Hamposyl)O(登録商標)として入手可能)が挙げられる;
(14)タウレート類、例えば、C8〜22アルキルタウレート類、ナトリウムココメチルタウリド又はローディア社(Rhodia, Inc.)からのゲロポン(Geropon)TC(登録商標)として入手可能;
(15)サルフェート化及びスルホン化した油類及び脂肪酸類、直鎖又は分枝鎖の、例えば、ノーマン、フォックス社(Norman, Fox & Co.)からノーフォクス(Norfox)1101(登録商標)として、シェムロン社(Chemron Corp.)からオレイン酸カリウムとして入手可能な、カリウムココナッツ油石鹸から誘導されるようなサルフェート類又はスルホネート類;
(16)アルキルフェノールエトキシサルフェート類及びスルホネート類、例えば、C8〜14アルキルフェノールエトキシサルフェート類及びスルホネート類;非限定実施例としては、ダウケミカル社(Dow Chemical)からトリトン(Triton)XN−45S(登録商標)として入手可能なサルフェート化ノニルフェノールエトキシレートが挙げられる;
(17)次式を有する脂肪酸エステルスルホネート類:
−CH(SO )CO
式中、Rは、直鎖又は分枝鎖C〜C18アルキル、且つRは、直鎖又は分枝鎖C〜Cアルキル;
(18)次式(I)を有する、置換サリチルアニリドアニオン類:
Figure 0004824028
式中、mは、0〜4の整数;nは、0〜5の整数;m+nの合計は、0より大きい;aは、0又は1;bは、0又は1;gは、0又は1;bが0の場合、a及びgの一つが0でなければならず;Z及びZ’は、O及びSから独立して選択され;X及びX’は、存在する場合、O、S、及びNRから選択され、式中、Rは独立してH、C〜C16直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカリール、アラルキル、アリールから成る群から選択され;Tは、存在する場合、C=O、C=S、S=O、SOから選択され;Tが、S=O又はSOである場合、X及びX’は、Sでなくともよく;ラジカルであるR−(X)a−(T)b−(X’)g−において、a、b又はgのいずれが1である場合、そのラジカルのRは、独立してH、C〜C16直鎖または分枝鎖、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカリール、アラルキル、アリールから成る群から選択され;ラジカルのa、b及びgが全て0の場合には、そのラジカルのRは、F、Cl、Br、I、CN、RN→O、NOから成る群から更に選択されてもよく;a、b及びbの全てが0の場合、少なくとも一つのRは、H以外でなければならず;更に、分子内のハロゲン原子の総数が、R内にあるものを除外して、2を超えないという条件で;Rは、独立して、C〜C16直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカリール、アラルキル、アリール、及びこれらの混合物から成る群から選択され;一つ又は両方の芳香環が、追加の置換基を含んでなる誘導体化された置換サリチルアニリドアニオン類が、本明細書で用いるのに更に好適であり;置換サリチルアニリド及びこれらの派生品が、米国特許第2002/0068014A1号及びPCT国際公開特許WO04/026821に開示されている;Mは、本明細書中に記載するイオン性液体のカチオン類から選択されるカチオンであり;
(19)次式(II)を有する、置換フェノール又はチオフェノールアニオン類:
Figure 0004824028
式中、mは、0〜4の整数;aは、0又は1;bは、0又は1;gは、0又は1;bが0の場合、a及びgの一つが0でなければならず;Zは、O及びSから選択され;X及びX’は、存在する場合、O、S、NRから選択され;ラジカルであるR−(X)a−(T)b−(X’)g−において、a、b又はgのいずれかが1である場合、そのラジカルのRは、独立してH、C〜C16直鎖または分枝鎖、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカリール、アラルキル、アリールから成る群から選択され;ラジカルのa、b及びgが全て0の場合には、そのラジカルのRは、F、Cl、Br、I、CN、RN→O、NOから成る群から更に選択されてもよく;Tは、存在する場合、C=O、C=S、S=O、SOから選択され;Tが、S=O又はSOである場合、X及びX’は、Sでなくともよく;Yは、少なくとも一つで且つ20個以下の炭素原子及び置換基、−X’’−Hを含有するラジカルであり、式中、X’’は、O、S、N−(T’)b’−(X’’’)a’−Rから選択され、式中、a’は、0又は1、b’は、0又は1であり、X’’’は、存在する場合、O、S、NRから選択され、Rは、独立してH、C〜C16直鎖または分枝鎖、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカリール、アラルキル、アリールから成る群から選択され;T’は、存在する場合、C=O、C=S、SOから選択され;T’がSOである場合、X’’’はSでなくともよく;Rは、独立して、C〜C16直鎖または分枝鎖、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカリール、アラルキル、アリール、及びこれらの混合物から成る群から選択される。置換フェノール又はチオフェノールアニオン類は、米国特許第2002/0068014A1号とPCT国際公開特許WO04/026821に開示されている;Mは、本明細書中に記載するイオン性液体のカチオン類から選択されるカチオンであり;
(20)ポリアミノポリカルボキシレート類:非限定実施例としては、エチレンエチレン−ジアミン四酢酸(EDTA)、ジアミンテトラアセテート類、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロ−トリ−アセテート類、エチレンジアミンテトラプロプリオネート類、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート類、ジエチレントリアミンペンタアテート類、エタノールジグリシン類が挙げられる;
(21)アミノポリホスホネート類:例えば、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート及びジエチレントリアミンペンタメチレン−ホスホネート;
(22)甘味剤由来のアニオン類:サッカリネート及びアセサルファメート;
Figure 0004824028
式中、Mは、本明細書中に記載するイオン性液体のカチオン類から選ばれるカチオンであり;
(23)エトキシル化アミドサルフェート類;トリポリリン酸ナトリウム(STPP);二水素リン酸塩;フルオロアルキルスルホネート;ビス−(アルキルスルホニル)アミン;ビス−(フルオロアルキルスルホニル)アミド;(フルオロアルキルスルホニル(フルオロアルキルカルボニル)アミド;ビス−(アリールスルホニル)アミド;カーボネート;テトラフルオロカーボネート(BF4);ヘキサフルオロホスフェート(PF6);
(24)次の一般式を有するアニオン性漂白活性化剤類:
−CO−O−C−R
式中、Rは、C〜C18アルキル、C〜C18アミノアルキル、又はこれらの混合物であり、且つ、Rは、スルホネート又はカーボネート;非限定実施例、例えば:
Figure 0004824028
が米国特許第5,891,838号、同第6,448,430号、同第5,891,838号、同第6,159,919号、同第6,448,430号、同第5,843,879号、同第6,548,467号に開示されている。
カチオン類
本発明のイオン性液体にて使用するのに適したアニオン類としては、次の物質が挙げられるが、これらに限定するものではない:
(a)(即ち、プロトン化されたカチオンの形態にて)アミンオキシド類、ホスフィンオキシド類、又はスルホキシド類のカチオン類:非限定実施例としては、一つのC8〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基及びC1〜3ヒドロキシアルキル基から成る群から選択される二つの部分とを含有するアミンオキシドカチオン類;一つのC10〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基及びC1〜3ヒドロキシアルキル基から成る群から選択される二つの部分とを含有するホスフィンオキシドカチオン類;一つのC10〜18アルキル部分と、C1〜3アルキル基及びC1〜3ヒドロキシアルキル部分とから成る群から選択される一つの部分とを含有するスルホキシドカチオン類が挙げられる;幾つかの実施形態では、アミンオキシドカチオン類は、次式を有する:
Figure 0004824028
式中、Rは、C8〜22アルキル、C8〜22ヒドロキシアルキル、C8〜22アルキルフェニル基、及びこれらの混合物であり;Rは、C2〜3アルキレン又はC2〜3ヒドロキシアルキレン基又はこれらの混合物であり;xは、0〜約3であり;各Rは、独立して、C1〜3アルキル又はC1〜3ヒドロキシアルキル基又は平均で約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基;R基は、例えば酸素原子又は窒素原子を介して互いに結合し、環状構造を形成してもよく;他の代表的なアミンオキシドカチオン類として、C10〜C18、C10、C10〜C12、C12〜C14アルキルジメチルアミンオキシドカチオン類、並びにC〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドカチオン類が挙げられる;
(b)次の一般式を有するベタイン類:
R−N(+)(R−RCOOH
式中、Rは、約10〜22個の炭素原子、好ましくは約12〜約18個の炭素原子を含有するアルキル基、同様の数の炭素原子を含有する(ベンゼン環は、約2個の炭素原子に相当するものとし、アミド又はエステル結合によって阻害された同様の構造を有する)アルキルアリール及びアリールアルキル基、から成る群から選択される。各Rは、1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基であり;且つ、Rは、1〜約6個の炭素原子を含有するアルキレン基であり;ベタイン類の非限定実施例としては、ドデシルジメチルベタイン、アセチルジメチルベタイン、ドデシルアミドプロピルジメチルベタイン、テトラデシルジメチルベタイン、テトラデシルアミドプロピルジメチルベタイン、ドデシルジメチルアンモニウムヘキサノエート;米国特許第3,950,417号、同4,137,191号、同4,375,421号に開示されているアミドアルキルベタイン類;英国特許第2,103,236号が挙げられる;別の実施形態では、カチオンは、米国特許第4,687,602号に開示されているスルホベタイン類であってもよい。
(c)次のタイプのジエステル4級アンモニウム(DEQA)カチオン類:
(4−m)−N−[(CH−Y−R
式中、各R置換基は、水素;C〜C16アルキル又はヒドロキシアルキル、好ましくはメチル、エチル、プロピル、又はヒドロキシエチル、より好ましくはメチル;ポリ(C〜Cアルコキシ)、好ましくはポリエトキシ;ベンジル;又はこれらの混合物から選択される。mは、2又は3であり;各nは、1〜約4であり;各Yは、−O−(O)C−、−C(O)−O−、−NR−C(O)−、又はC(O)−NR−であり;Yが、−(O)C−又はNR−C(O)−の場合には、各R内の炭素原子の合計に1を加えたものは、C12〜C22、好ましくはC14〜C20であり、各Rはヒドロカルビル、又は置換ヒドロカルビル基であり;一実施形態では、DEQAカチオンは、米国特許第6,004,922号で論じられているようにアルキルジメチルヒドロキシエチル4級アンモニウムであり;別の実施形態では、DEQAカチオンは、次の一般式を有する:
CHCH(YR)(CHYR
式中、各Y、R、Rは、従来通り同じ意味であり;更に他の実施例では、DEQAカチオンは、[CH(+)[CHCH(CHO(O)CR)O(O)CR]であり、式中、各Rは、C15〜C19の範囲内にある;
(d)次式を有するアルキレン4級アンモニウムカチオン類:
(4−m)−N−R
式中、各mは、2又は3であり;各Rは、独立して、アルキル又はヒドロキシアルキルC〜C部分、好ましくはメチル、エチル、プロピル、又はヒドロキシエチル、より好ましくはメチル;各Rは、独立して、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和C〜C22アルキル又はアルコキシ部分、好ましくはC14〜C20部分であり、しかし一つのみのRが、約C12未満であり、従って他のRが、少なくとも約C16未満であり;或いは、ヒドロカルビル又は置換ヒドロカルビル部分、好ましくはC10〜C20アルキル又はアルケニル、最も好ましくはC12〜C18アルキル又はアルケニルであり;一実施形態では、カチオンはジアルキレンジメチルアンモニウム、例えば、ウィトコ社(Witco Corporation)より商標名アドゲン(Adogen)(登録商標)472にて入手可能なジオレイルジメチルアンモニウム;別の実施形態では、カチオンは、モノアルキニルトリメチルアンモニウム、例えばモノオレイルトリメチルアンモニウム、モノキャノーラトリメチルアンモニウム、ソーヤトリメチルアンモニウムであり;
(e)ジ脂肪アミド4級アンモニウムカチオン類、例えば:
[R−C(O)−NR−R−N(R)−R−NR−C(O)−R
式中、R及びRは、上記カチオン(e)に記載した通りであり、R及びRは、C〜Cアルキレン部分であり;例えば、ジ脂肪アミド4級アンモニウム化合物(quats)は、ウィトコ社(Witco)から商標名ヴァリソフト(Varisoft)(登録商標)にて市販されている;
(f)C8〜224級界面活性剤類、例えば、そのエトサルフェート塩の形態で、スケア・ケミカルズ社(Scher Chemicals, Inc.)からシェルコクアットIIS(Schercoquat IIS)(登録商標)として入手可能なイソステアリルエチルイミドニウム、コグニス社(Cognis Corporation)からデヒコートSP(登録商標)として得られるクオタニウム−52、その塩化物の形態で、アクゾ・ノーベル・界面化学社(Akzo Nobel Surface Chemistry LLC)からアークワッド(Arquad)2C−75(登録商標)として入手可能なジココジメチルアンモニウム;
(g)カチオン性エステル類、例えば、米国特許第4,228,042号、同4,239,660号、同4,260,529号及び同6,022,844号にて議論されているようなもの;
(h)4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−3−イソチアゾロン(ローム&ハース社(Rohm & Haas)から、カトン(Kathon)(登録商標)として入手可能);
(i)4級アミノポリオキシアルキレン誘導体類(コリン及びコリン誘導体類);
(j)アルキルオキシアルキレンカチオン類;
(k)米国特許第6,136,769号で論じられているようなアルコキシレート4級アンモニウム類(AQA);
(l)置換及び非置換のピロリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イミダゾリデニウム、グアニジニウム、インダゾリウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、イソキヌクリジニウム、ピペリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、ジアゼピニウム、ピリジニウム、ピペリドニウム、ピリミジニウム、チオフェニウム;ホスホニウム;一実施形態では、カチオンは次式を有する置換イミダゾリウムカチオンである:
Figure 0004824028
式中、各R及びRは、上記カチオン(e)に記載した通りであり;各Rは、C〜Cアルキレン基、好ましくはエチレン基であり;且つ、Gは、酸素原子又はNR−基であり;例えば、カチオン・1−メチル−オレイルアミドエチル−2−オレイルイミダゾリニウムは、ウィトコ社(Witco Corporation)より、商標名ヴァリソフト(Varisoft)(登録商標)3690にて市販されている;別の実施形態では、カチオンは、次式を有するアルキルピリジニウムカチオンである:
Figure 0004824028
式中、Rは、非環式脂肪族C〜C22炭化水素基;別の実施形態では、カチオンは次式を有するアルカンアミドアルキレンピリジニウムカチオンである:
Figure 0004824028
式中、Rは、直鎖若しくは分枝鎖、飽和若しくは不飽和C〜C22アルキル若しくはアルコキシ部分、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビル部分であり、且つ、Rは、C〜Cアルキレン部分である;
(m)4級アンモニウム部分を有するカチオン性漂白活性化剤類としては、
Figure 0004824028
と、イオン性液体のカチオン類として本明細書で用いるのに好適な他のカチオン性漂白活性化剤類とが、米国特許第5,599,781号、同第5,686,015号、同第5,686,015号、PCT国際公開特許95/29160,米国特許第5,599,781号、同第5,534,179号、欧州特許第1253190A1号、米国特許第6,183,665号、同第5,106,528号、同第5,281,361号、フランス化学学会雑誌(Bulletin de la Societe Chimique de France)(1973年刊)(第3巻、第2分冊、1021〜7頁)に開示されている。
(n)カチオン性抗菌剤、例えばセチルピリジニウム、クロロヘキシジン及びドミフェン;
(o)アルキル化カフェインカチオン類、例えば、
Figure 0004824028
式中、R及びRは、C1〜C12アルキル又はアルキレン基である。
(p)アルキルポリアミノカルボキシレート類、例えば、
Figure 0004824028
式中、Rは、C〜C22アルキル又はアルキレン基又はココ、タロー又はオレイル、非限定実施例としては、アクゾ・ノーベル社(Akzo Nobel)からの、アムフォラーク(Ampholak)(登録商標)7CX/C、アムフォラーク(Ampholak)(登録商標)7TX/C、アムフォラーク(Ampholak)(登録商標)XO7/Cが挙げられる:
幾つかの特定の実施形態では、例えば、次式を有するアニオン及びカチオンの組み合わせを含んでなる水不混和性イオン性液体を使用してもよい。
Figure 0004824028
式中、R〜Rは、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換の、アルキル、アリール、アルコキシアルキル、アルキレンアリール、ヒドロキシアルキル、又はハロアルキルから成る群から選択され;Xは、以上で述べたようなアニオンであり;m及びnは、電気的中性を提供するように選択され;更に、式中、R〜Rの少なくとも一つがC12以上、又はR〜Rの少なくとも二つがC10以上、又はR〜Rの少なくとも三つがC6以上の場合、イオン性液体は、水不混和性である。
更なる実施形態では、水不混和性イオン性液体は、トリメチルオクチルアンモニウムカチオン、トリイソオクチルメチルアンモニウムカチオン、テトラヘキシルアンモニウムカチオン、テトラオクチルアンモニウムカチオン、これらの混合物から成る群から選択されるカチオン、並びに以上述べたようなものから選ばれるアニオンを含んでなる。
その上更なる実施形態では、水不混和性イオン性液体は、アミンオキシドカチオン類及び以上述べたようなものから選ばれるアニオンを含む。更なる実施形態では、水不混和性イオン性液体は、ベタインカチオン類及び以上述べたようなものから選ばれるアニオンを含む。
本明細書で述べた様に、特定の実施形態では、イオン性液体は、以下のイオン性液体水混和性試験によって決定されるように、実質的に水混和性又は水不混和性であってよい:
イオン性液体0.5gと脱イオン水4.5gとの混合物を、ブラウンソニック社(Bransonic)製超音波浴、型式番号1210R−MTH、50/60Hz、117ボルト、1.3アンペアにて、製造業者の仕様に従い、1.5時間、超音波で分解させる。その後、攪拌せずに放置して15分間以内に、均一で透明な系が得られると、イオン性液体が水混和性となる。一方、得られた混合物が、不均質、半透明又は別個の相/層を示すように見える場合には、イオン性液体は水不混和性である。
ある特定の実施形態では、デリバリーシステムはあらゆる水、有機溶媒、ドライクリーニング溶剤(例えば、シリコーン溶媒、炭化水素又はハロカーボン溶媒)を実質的に含まない。本明細書で使用する時、「実質的に含まない」とは、デリバリーシステムが約10重量%未満、より好ましくは約5重量%未満、更に一層好ましくは約1重量%未満の引用成分を含むことを意味する。
有益剤は、イオン性液体によって保護され又は安定化される。本開示中、「保護され又は安定化される」とは、有益剤が後で放出及び使用される際(例えば、水性洗浄系又はドライクリーニング系(クロロカーボン又はシリコーンなどのドライクリーニング溶剤を用いる)を含む洗浄系と接触した場合)に、意図したその活性を維持するような形態であることを意味する。更に、有益剤は、利益を提供するために、例えばデリバリーシステムが洗浄系と接触した場合に、系から放出可能である。所望の保護又は安定化は、イオン性液体及び有益剤を会合させることによって提供される。例えば、イオン性液体は、コーティング、封入化、共結晶化などによって物理的に有益剤と会合していてもよく、又は化学反応などによって有益剤と化学的に会合して、このような保護又は安定化を提供することも可能である。有益剤が、イオン性液体でコーティングされている場合、当技術分野において既知の任意のコーティング技術を使用してもよい。好適なコーティング方法が、例えばPCT国際公開特許WO03/057871に開示されている。そのような方法は、有益剤をその融点以上でコーティングするのに適しているイオン性液体を溶融させることと、溶融イオン性液体を有益剤(例えば、酵素粉末)と共に混合することと、混合物を冷却して、イオン性液体を固結させることによってイオン性液体でコーティングされた有益剤を生産することとを含んでなる。最終的に、固体生成物に機械的処理を施して、所望するサイズの小粒子にしてもよい。特定の実施形態では、有益剤を液状のイオン性液体中に溶解又は分散してもよく、その際、融解及び/又は冷却工程を避けることができる。別の方法が、イオン性液体及び有益剤の共結晶化において有用であり、この際、イオン性液体及び有益剤は、共有の溶媒又は溶媒の組み合わせの中で溶解され、且つ、温度、pH、イオン強度などを変化させることにより、それらは共に沈殿し、共結晶化デリバリーシステムを生成する。更に、本明細書で述べた様にイオン性液体を改良する一方、イオン性液体及び有益剤が、有益剤の機能を破壊することなく互いに反応するようにイオン性液体及び有益剤を選択してよい。
更に、イオン性液体内の、有益剤、例えば香料又は有益剤の組み合わせを封入するために、任意の既知の封入方法を使用してもよい。
有益剤は、所望の関連性を得るのに適した任意の量で、デリバリーシステム内に含まれてよい。典型的なシステムは、約0.0001〜約40重量%の有益剤を含有することが可能である。更に具体的な実施形態では、このようなデリバリーシステムは、約0.001〜約20重量%、より具体的には約0.01〜約10重量%の有益剤を含んでなってもよい。他の実施形態では、デリバリーシステムは、濃縮物であり、少なくとも約50重量%の有益剤を含む。更なる実施形態では、デリバリーシステムは、約60〜約95重量%の有益剤を含み、更なる実施形態では、約60〜約80重量%の有益剤を含む。
幾つかの実施形態では、イオン性液体が、有益剤へのコーティング又は封入として提供される。ある特定の実施形態では、イオン性液体は、水、非水性溶媒、又はドライクリーニング溶剤に対して混和性又は溶解性であり、これによりデリバリーシステムがこれらの液媒体と接触した際に、デリバリーシステムが有益剤を放出可能である。デリバリーシステムのこのような実施形態は、家庭内ドライクリーニング処方又は業務用ドライクリーニング処方などの非水性用途;布地前処理用組成物、食器前処理用組成物、オーブンクリーナー組成物などの非水性キャリア;である粒状製品の使用に特に好適である。別の実施形態では、イオン性液体は水不混和性であり、イオン性液体のコーティング又は封入には、使用目的温度以下の溶融温度を有するのが有利であり、例えば、家庭用及び業務用又は機関利用者用自動食器洗浄機での約30℃〜約80℃の洗浄温度、又は洗濯機での約20℃〜約60℃にて、使用中に、有益剤を放出できる。このような実施形態においては、イオン性液体が約60℃以下の保存温度にて、保存安定性(融解しないことを含む)を示すことが好ましいが、これは、製品が夏期に、倉庫での保存又は輸送中に晒される典型的な保存温度である。
更なる実施形態では、壊れやすい又は不安定な有益剤を、イオン性液体(その液体形態にあり、且つ有益剤のための溶媒の役割を果たす)中に溶解又は分散させて安定化させる。例えば、過酸漂白剤をイオン性液体中で安定化させてもよく、これにより、その漂白活性が失われない。デリバリーシステムの実施形態は、漂白剤の安定化させた濃縮物の形態であることができ、これは特に洗濯用漂白剤濃縮物、洗濯又は食器前処理用組成物(典型的には、非水性溶媒キャリア内にある)などの中で、漂白効果を送達する用途に適している。
イオン性液体によって保護又は安定化されることで、有益剤が改良され、それによりデリバリーシステムを用いる組成物及び方法を提供する。改良は、組成物中の、有益剤の調製、有益剤の送達、及び/又は有益剤の性能において行うことが可能である。例えば、イオン性液体の会合は、有益剤の有機合成での選択性の向上、洗剤組成物キャリア中の、例えば、水性又は有機溶媒中での有益剤の安定性の向上、又は広い温度範囲にわたる有益剤の安定性の向上等を提供することが可能である。更に、イオン性液体会合は、水性洗浄及び/又はすすぎ環境、及び/又はシリコーン洗浄系における、有益剤のより一層の安定性及び/又は活性を提供してもよい。更に、有益剤の遅延放出及び/又は制御放出を促進するために、イオン性液体会合を選択できる。
ある特定の実施形態では、有益剤は、酵素を含んでなり、酵素は、イオン性液体によってコーティング又は封入されている。別の特定の実施形態では、有益剤は、香料を含んでなり、イオン性液体は、香料を封入するか又は化学的に反応する。このようなデリバリーシステムの好ましい実施形態では、デリバリーシステムは洗濯洗剤組成物内に含まれており、イオン性液体は、香料のためのキャリアとして作用するだけでなく、その洗剤組成物で洗浄した衣類への香料付着を促進する。更に、その洗剤で洗浄した衣類の乾燥中に、イオン性液体に香料を遅延放出させることも可能である。
更に特定の実施形態では、漂白剤の安定性を向上させるため、イオン性液体がその漂白剤と共に共結晶化され、有益剤は、その漂白剤を含んでなる。更にある特定の実施形態では、漂白剤は、予め形成された過酸、例えば、フタルイミド−ペルオキシ−カプロン酸(「PAP」)、ペルオキシコハク酸(「NAPSA」)又は過酸化アジピン酸(「NAPAA」)のいずれかのノナノイルアミド、N,N’−テレフタロイル−ジ(6−アミノペルオキシカプロン酸)(「TPCAP」)、N−ラウロイル−6−アミノペルオキシカプロン酸(「LAPCA」)、N−デカノイル−アミノペルオキシカプロン酸(「DAPCA」)、N−ノナノイル−6−アミノペルオキシカプロン酸(「NAPCA」)、及び/又は6−デシルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸(「DAPAA」)を含む。このような予め形成された過酸類は、米国特許第5,487,818号、同第5,310,934号、同第5,246,620号、同第5,279,757号、同第5,132,431号、同第4,634,551号、同第5,770,551号にてより詳細に開示されている。更にある特定の実施形態では、有益剤は、PAPを含む。
本発明のデリバリーシステム及びシステムを含む組成物は、所望により水性又は非水性であってよい。多くのイオン性液体は、吸湿性であり、このため、イオン性液体の約0.01重量%〜約50重量%の範囲の相当量の水を含む(本明細書においては、「固有」又は「結合」水と呼ぶ)ことがある。本発明のデリバリーシステム及び組成物を調整中に、「遊離水」又は「付加水」を加えてもよいことに注意されたい。当業者は、成分(例えば、固有水及び遊離水)が組成物中で混合されると、その成分はもはやその由来によって区別することができず、全組成物のパーセンテージとして総量で報告されることを認識するであろう。このため、一実施形態では、本発明のデリバリーシステム及び/又は組成物は、組成物の約0.01重量%〜約99重量%、好ましくは約1重量%〜約75重量%、より好ましくは約5重量%〜約50重量%の範囲で、その由来に拘わらず、水を含んでなることが可能である。組成物は、所望により共溶媒を含有してよい。共溶媒の典型例は、直鎖又は分枝鎖C〜C10アルコール類、ジオール類、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、共溶媒、例えば、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコールが、本発明の幾つかの組成物中で使用される。更なる特定の実施形態では、イオン性液体組成物は、あらゆる水及び/又は有機溶媒を実質的に含まない。これらの組成物は、約10重量%未満、より具体的には、約5重量%未満、更により具体的には、約1重量%未満のあらゆる水及び/又は有機溶媒を含有する。
幾つかの実施形態では、デリバリーシステムは、更に、これはシート基材(例えば、織布、不織布又はニットウェブ又はフォームウェブ)であるキャリア、粒状物質(例えば、シリカ、アルミナ、粘度)又は液体キャリア(例えば、水、ドライクリーニング溶剤、上記で開示された共溶媒)を含んでなる。デリバリーシステム及び/又は同一物を含有する組成物は、液体、ゲル、ペースト、フォーム、又は固体の形態で配合されてもよい。デリバリーシステム又は組成物が、固体の形態の時、それらを更に顆粒物、粉末、錠剤又はバーに加工することができる。組成物は、1回用量の形態で提供してもよく、それは、本発明のデリバリーシステムか、或いは、使用に際して速やかに溶解若しくは分散するポリマー被膜を含んでなる水溶性包装容器とデリバリーシステムとを含んでなる、実質的に非水性の組成物かを含んでなる。
本発明のデリバリーシステムは、洗浄性成分を含む洗剤組成物にて使用してもよい。このような組成物は、硬質表面、例えば家庭内硬質表面(例えば、台所回りの表面、浴室回りの表面、床、窓、鏡及び調理台)、車の硬質表面(例えば、自動車の内装、自動車の外装、金属表面及びフロントガラス)、家庭用品(例えば、食器類、調理器具、調理器具類、食卓用食器及びガラス製品)、繊維表面(例えば、カーペット、布地(例えば、室内装飾品、ドレープ、衣類、及び/又はリンネルの形態での、織布、不織布、ニット織物など)が挙げられるが、これらに限定するものではない)及び/又は他の汚れた表面を洗浄するために使用してもよいが、これらに限定するものではない。
洗浄性成分は、当技術分野において既知であり、そして任意の洗浄性成分又はその組み合わせを、所望により本発明の組成物中で使用してもよい。例えば、洗浄性成分は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双性イオン性及び/又は両性界面活性剤を含んでなることが可能である。好適なアニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩、並びにアルコキシル化又は非アルコキシル化アルキルサルフェート物質;アルキルエーテルサルフェート類;アルキルポリエトキシレートサルフェート類が挙げられる。直鎖アルキルベンゼンスルホネート類は、「LAS」として知られており、そして好ましい実施例は、C11〜C14アルキル類を含有する。好適な非イオン性界面活性剤として、アミンオキシド界面活性剤及びアルコキシル化脂肪族アルコール類で、好ましくは、約3〜17、より好ましくは約6〜15、最も好ましくは約8〜15の範囲の親水性−親油性残部(HLB)を有するものが挙げられる。更にある特定の実施形態では、洗剤組成物は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物で、このような混合物中でのアニオン性界面活性剤対非イオン性界面活性剤の重量比が、典型的には10:90〜95:5、更に典型的には30:70〜70:30の範囲であるものを含んでなる。カチオン性界面活性剤は、当該技術分野において周知であり、これらの非限定例としては、26個までの炭素原子を有することができる4級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。双性イオン性界面活性剤の非限定実施例としては、2級及び3級アミンの誘導体類、複素環式2級及び3級アミンの誘導体類、又は4級アンモニウムの誘導体、4級ホスホニウム又は3級スルホニウム化合物類、ベタイン類、並びにアミンオキシド類が挙げられる。両性界面活性剤の非限定実施例としては、次のものが挙げられる:2級又は3級アミン類の脂肪族誘導体、或いは複素環式2級及び3級アミン類の脂肪族誘導体で、ここで、脂肪族ラジカルは、直鎖又は分岐鎖であることができる。
界面活性剤又は他の洗浄性成分は、洗剤組成物中にて、所望の洗浄特性を提供するのに十分な量で用いられる。一実施形態では、組成物は、約5重量%〜約90重量%の洗浄性成分、より具体的には約5重量%〜約70重量%の洗浄性成分、更により具体的には約5重量%〜約40重量%の洗浄性成分を含む。
或いは、洗剤組成物は、キャリア例えば、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)のような直鎖又は環状シリコーンを含んでよい。このような組成物は、特にドライクリーニング応用(業務用及び家庭用ドライクリーニング方法の両方)に適している。シリコーン洗浄系のための典型的組成物は、シリコーン成分を組成物の約1〜99重量%、好ましくは約5〜約95重量%、より好ましくは約20〜約80重量%の量で含む。
本発明の洗剤組成物は、更なる任意成分及び/又はイオン性液体と会合していない有益剤を幾つでも含むことができる。これらには、洗浄性ビルダー、酵素類、酵素安定化剤(例えば、プロピレングリコール、ホウ酸及び/又はホウ砂)、泡抑制剤、汚れ懸濁剤、防汚剤、他の布地ケア効果剤、pH調整剤、キレート剤、スメクタイト粘土、溶剤、ヒドロトロープ及び相安定剤、構造化剤、移染抑制剤、蛍光増白剤、香料及び着色剤等の従来の洗剤組成物成分が挙げられる。種々の任意の洗剤組成物成分は、本明細書の組成物中に存在する場合、それらの望ましい寄与を組成物又は洗濯操作にもたらすため、慣習的に使用されている濃度で利用されるべきである。しばしば、このような任意の洗剤組成物成分の総量は、本組成物の約0.01%〜約50%、より好ましくは約1%〜約30%の範囲であり得る。デリバリーシステムの有益剤は、組成物の約0.0001重量%〜約40%の範囲であり得る。
本発明の組成物は、手洗い食器洗浄洗剤、自動食器洗浄用洗剤、前処理用食器又は洗濯組成物、手洗い洗濯洗剤、自動洗濯機用洗剤、家庭用表面洗浄剤、車用表面洗浄剤、などを含む各種適用形態にて提供してよいが、これらに限定するものではない。
組成物は、例えば、吸収基材へ適用することにより、様々な用途での拭き取り使用を提供するという、別の洗浄製品の成分として使用されてもよい。任意の好適な吸収基材は、織布又は不織布、繊維ウェブ及び/又はフォームウェブとして使用してもよい。このような吸収基材は、洗浄を促進する本発明の有効量の洗剤組成物を保持するために、十分な湿潤強度を有することが望ましい。
手洗い用組成物の提供を促進するために、一実施形態では、組成物が高起泡性であることが好ましい。従って、第2のイオン性液相が、泡形成又は持続時間を大幅に阻害しないことが保証されなければならない。他方で、別の実施形態では、自動洗濯機において典型的に扱いにくい泡形成を避け、自動洗濯機用洗剤の提供を促進するために、このような組成物の泡立ちが悪いことが好ましい。このため、このような組成物は、更に泡抑制剤を含んでなることが有利である。
本発明の一方法は、汚れた表面の洗浄に関する。本方法は、汚れた表面を本明細書中に記載の組成物と接触させることと、汚れをその表面から除去することとを含んでなる。
本発明の別の方法は、基材表面の処理に関する。本方法は、基材表面を本明細書中に記載のデリバリーシステム又は同一物を含有する組成物と接触させることと、有益剤を基材表面へ放出させることとを含む。
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態が例示及び説明されてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (11)

  1. イオン性液体と放出可能に会合する有益剤を含んでなる、有益剤デリバリーシステムであって、
    前記イオン性液体が、
    a)次式:
    Figure 0004824028
    (式中、Rは、C8〜22アルキル、C8〜22ヒドロキシアルキル、C8〜22アルキルフェニル基、及びこれらの混合物であり;Rは、C2〜3アルキレン又はC2〜3ヒドロキシアルキレン基又はこれらの混合物であり;xは、0〜3であり;各Rは、独立して、C1〜3アルキル又はC1〜3ヒドロキシアルキル基又は平均で1〜3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基であるか;あるいは、R基は、酸素原子又は窒素原子を介して互いに結合し、環状構造を形成する)を有するアミンオキシドカチオンと、
    b)アルキルアリールスルホネート、中鎖分岐状アルキルサルフェート、中鎖分岐状アルキルアリールスルホネート、及び中鎖分岐状アルキルポリオキシアルキレンサルフェートからなる群から選択されるアニオンと
    からなり、
    前記有益剤が、香料、染料、色素固定剤、サイズ剤、皮膚コンディショニング活性物質、ビタミン類、酵素類、界面活性剤、抗菌剤、ビルダー類、キレート剤、漂白剤、漂白触媒類、漂白促進剤、漂白活性化剤、柔軟剤、泡抑制剤、ラジカル開始剤、紫外線保護剤、光沢剤類、及びこれらの混合物から成る群から選択される、有益剤デリバリーシステム。
  2. 前記イオン性液体が、前記有益剤と物理的に又は化学的に組み合わせられた、請求項1に記載のデリバリーシステム。
  3. 前記デリバリーシステムが、シート基材、粒状物質、又は液体キャリアから成る群から選択されるキャリアを更に含んでなる、請求項1または2に記載のデリバリーシステム。
  4. 前記イオン性液体が水混和性又は水不混和性である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  5. 前記有益剤が、酵素である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  6. 前記有益剤が、香料である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  7. 前記有益剤が、漂白剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  8. 前記有益剤が、予め形成された過酸を含み、且つ該予め形成された過酸が、前記イオン性液体と共結晶化される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  9. 洗浄性成分と、請求項1〜のいずれか一項に記載のデリバリーシステムとを含んでなる組成物。
  10. 前記組成物が、家庭内硬質表面、車の硬質表面、家庭用品、繊維又は布地表面を処理するための、粒状洗剤又は液体洗剤である、請求項に記載の組成物。
  11. 洗浄性成分と、請求項3〜10のいずれか一項に記載のデリバリーシステムとを含んでなり、前記キャリアがドライクリーニング用流体を含んでなる組成物。
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