JP4823897B2 - 歯車対の評価装置、及び、歯車対の評価プログラム - Google Patents

歯車対の評価装置、及び、歯車対の評価プログラム Download PDF

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Description

本発明は、特に、傘歯車やハイポイドギヤ等の歯当り解析に好適な歯車対の評価装置、歯車対の評価プログラム、及び、これらを用いて歯面評価した歯車対に関する。
一般に、傘歯車やハイポイドギヤ等の歯車対において、実用に供される各歯車の歯面形状(実歯面形状)は、理論的に共役な数学的に表現される歯面ではなく、加工可能な近似歯面形状となる。従って、特に、この種の歯車対では、実歯面の歯当り解析に基づいて、その強度評価や、振動騒音評価等を行うことが重要となってくる。
このような歯車対の実歯面の歯当りを解析する技術として、例えば、非特許文献1(久保愛三・他5名「ハイポイドギヤ・ベベルギヤの運転性能解析法(第1報,歯面形状定義基準面のとり方と解析法)」、日本機械学会論文集(C編)62巻599号(1996−7)、論文No.95−1547、P2833〜P2841)には、実歯面のデータと歯面加工時に歯切り盤にセッティングされる基準歯面(理論歯面形状)のデータとの偏差を計算し、この偏差を基準歯面に対する実歯面の形状偏差として捉えることにより、基準歯面の噛合い状態を基礎として実歯面の噛合い状態を解析する技術が開示されている。
しかしながら、上述の非特許文献1に開示された技術は、基準歯面の情報を必要とするため、例えば、各種諸元の設計から実際の歯面加工までの一連の作業をユーザ自らが行った歯車対のように、基準歯面の情報が明確な歯車対に対しては有効であるものの、基準歯面の情報が不明な歯車対に対しては適用が困難である。
すなわち、上述の非特許文献1に開示された技術は、互いに噛合する歯車の各基準歯面を把握する必要があり、これらの基準歯面は加工機によって異なるため、加工機のセッティングを把握しない限りは、実際の歯車対の歯当りを評価することが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、基準歯面の情報を用いることなく、実歯面の計測情報に基づいて精度のよい歯面解析を実現することができる歯車対の評価装置、及び、歯車対の評価プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一例による歯車対の評価装置は、第1の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データと、上記第1の歯車に噛合する第2の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データとを歯車対の組立諸元を用いて所定の噛合回転位置で互いに関連付け、上記各3次元座標データを上記第1の歯車を基準とする円筒座標系上の3次元座標データに変換する座標変換手段と、上記第2の歯車の歯面上の各3次元座標データに基づいて当該第2の歯車の歯面上の点を表す関数を作成する関数作成手段と、上記第1の歯車の歯面上の点に対応して上記円筒座標系上で同一周上に存在する上記第2の歯車の歯面上の点を上記関数を用いて検索し、これら2点間の隙間を示す相対角度情報を算出する歯面間隙間情報演算手段とを備えたものである
本発明の一例による歯車対の評価プログラムは、第1の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データと、上記第1の歯車に噛合する第2の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データとを歯車対の組立諸元を用いて所定の噛合回転位置で互いに関連付け、上記各3次元座標データを上記第1の歯車を基準とする円筒座標系上の3次元座標データに変換する座標変換手順と、上記第2の歯車の歯面上の各3次元座標データに基づいて当該第2の歯車の歯面上の点を表す関数を作成する関数作成手順と、上記第1の歯車の歯面上の点に対応して上記円筒座標系上で同一周上に存在する上記第2の歯車の歯面上の点を上記関数を用いて検索し、これら2点間の隙間を示す相対角度情報を算出する歯面間隙間情報演算手順とを備えたものである
本発明の第1の実施形態に係わり、歯車対の評価装置の概略構成図 同上、歯車対の評価装置を実現するためのコンピュータシステムの一例を示す概略構成図 同上、歯当り解析ルーチンを示すフローチャート 同上、歯面間隙間演算サブルーチンを示すフローチャート 同上、包絡面演算サブルーチンを示すフローチャート 同上、ハイポイドギヤの斜視図 同上、ギヤ及びピニオンの各歯面上の各格子点を規定する円柱座標系を示す説明図 同上、ギヤ歯面上の格子点とピニオン歯面上の収束点との関係を示す説明図 同上、曲面座標の計算方法を示す説明図 同上、ギヤ歯面を基準とした相対歯面を示す説明図 同上、各ピニオン回転ステップでの相対歯面を示す説明図 同上、図11の各相対歯面を合成した包絡面を示す説明図 同上、歯車対の歯面距離分布を示す説明図 本発明の第2の実施形態に係わり、歯面間隙間演算サブルーチンを示すフローチャート 同上、ギヤ歯面上の格子点とピニオン歯面に設定した平面上の点との関係を示す説明図 同上、ギヤ歯面上の格子点に対応するピニオン歯面上の点が平面上に存在するときの条件を示す説明図 同上、包絡面演算サブルーチンを示すフローチャート 同上、ギヤとピニオンの歯当り領域及び接触点の軌跡を示す説明図 同上、ギヤとピニオンとの間の伝達誤差を示す説明図
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図1乃至図13は本発明の第1の実施形態に係わり、図1は歯車対の評価装置の概略構成図、図2は歯車対の評価装置を実現するためのコンピュータシステムの一例を示す概略構成図、図3は歯当り解析ルーチンを示すフローチャート、図4は歯面間隙間演算サブルーチンを示すフローチャート、図5は包絡面演算サブルーチンを示すフローチャート、図6はハイポイドギヤの斜視図、図7はギヤ及びピニオンの各歯面上の各格子点を規定する円柱座標系を示す説明図、図8はギヤ歯面上の格子点とピニオン歯面上の収束点との関係を示す説明図、図9は曲面座標の計算方法を示す説明図、図10はギヤ歯面を基準とした相対歯面を示す説明図、図11は各ピニオン回転ステップでの相対歯面を示す説明図、図12は図11の各相対歯面を合成した包絡面を示す説明図、図13は歯車対の歯面距離分布を示す説明図である。
図6において、符号100は歯車対を示し、本実施形態において、歯車対100は、例えば、大径をなす一方の歯車である第1の歯車(以下、ギヤともいう)101Gと、小径をなす他方の歯車である第2の歯車(以下、ピニオンともいう)101Pとが互いに噛合するハイポイドギヤである。
この歯車対100は、例えば図1に示す評価装置1を用いて評価される。評価装置1は、実際の歯車対100の情報としてギヤ101G及びピニオン101Pの各歯面の3次元座標データ(実測値)やディメンジョンデータ等を入力するための入力部5と、入力された歯車対情報に基づいて各種演算等を行う演算部6と、演算部6で実行される各種プログラムを格納するとともに、入力された歯車対情報や演算部6での演算結果等を適宜記憶する記憶部7と、演算部6での演算結果等を出力する出力部8とを有して構成されている。
具体的に説明すると、評価装置1には、ギヤ101Gの実歯面情報として、例えば、ギヤ101Gの注目する歯面(ギヤ歯面)102G上に設定したj×i個(例えば、歯丈方向に15個×歯筋方向に15個)の各格子点でそれぞれ計測された3次元座標データ(xGji,yGji,zGji)が入力される。また、評価装置1には、ピニオン101Pの実歯面情報として、例えば、ピニオン101Pの注目する歯面(ピニオン歯面)102P上に設定したj×i個(例えば、歯丈方向に15個×歯筋方向に15個)の各格子点でそれぞれ計測された3次元座標データ(xPji,yPji,zPji)が入力される。ここで、ギヤ101Gの実歯面情報として評価装置1に入力される各3次元座標データ(xGji,yGji,zGji)は、ギヤ101Gの回転軸上に原点Oを持つX−Y−Zの直交座標系で規定される座標データであり、本実施形態において、この直交座標系のY軸は、ギヤ歯面102Gの中心を貫通するよう設定され、Z軸はギヤ101Gの回転軸と同軸上に設定されている。同様に、ピニオン101Pの実歯面情報として評価装置1に入力される各3次元座標データ(xPji,yPji,zPji)は、ピニオン101Pの回転軸上に原点Oを持つX−Y−Zの直交座標系で規定される座標データであり、本実施形態において、この直交座標系のY軸はピニオン歯面102Pの中心を貫通するよう設定され、Z軸はピニオン101Pの回転軸と同軸上に設定されている。尚、本実施例では歯面中央を貫通する座標系を設定しているが、これには限定されず適宜設定することができる。
また、評価装置1には、歯車対100のディメンジョンデータとして、ギヤ比ratio、組立諸元(オフセットE、交差角Σ)、及び、各デフレクション値δE,δΣ,δG,δP等が入力される。ここで、各デフレクション値は歯車対100に所定トルクが加わった際の撓み等に起因するずれ量であり、δEはオフセットEのずれ量、δΣは交差角Σのずれ量、δGはギヤ101Gの回転軸方向のずれ量、δPはピニオン101Pの回転軸方向のずれ量である(図6参照)。
そして、評価装置1は、ギヤ歯面102G上の各3次元座標データ(xGji,yGji,zGji)と、ピニオン歯面102P上の各3次元座標データ(xPji,yPji,zPji)とを歯車対100の組立諸元を用いて所定の噛合回転位置で互いに関連付け、これらを、ギヤ101Gを基準とするR−Z−Θの円筒座標系上の3次元座標データ(rGji,zGji,θGji)及び(rPji,zPji,θPji)に変換する(図7参照)。ここで、評価装置1は、ギヤ歯面102G上の各3次元座標データ(xGji,yGji,zGji)と、ピニオン歯面102P上の各3次元座標データ(xPji,yPji,zPji)とを互いに関連付ける際に、デフレクション値を用いた補正を行う。
さらに、評価装置1は、ピニオン歯面102P上に、該ピニオン歯面102P上の各格子点の番号と関連付けて2次元の媒介変数(j,i)を設定し、これら媒介変数(j,i)を用い、各3次元座標データ(rPji,zPji,θPji)に基づいて、ピニオン歯面102P上の点を表す半径座標の関数f(j,i)、軸座標の関数f(j,i)、及び角度座標の関数fΘ(j,i)を作成する。
さらに、評価装置1は、R−Z−Θの円筒座標系上において、ギヤ歯面102G上の各格子点と同一の周上に存在するピニオン歯面102P上の各点を示す各媒介変数(j,i)を、関数f(j,i)及びf(j,i)からニュートン法を用いて演算し、演算した各媒介変数(j,i)を用いて関数fΘ(j,i)から得られる角度情報θPjiを基に、所定の噛合回転位置においてギヤ歯面102G上の点(格子点)と当該格子点に対応するピニオン歯面102P上の点との隙間を示す相対角度情報(歯面間角度)を算出する。
ここで、評価装置1は、ピニオン101Pの1ピッチを所定の分割数で分割した回転角(ピニオン回転角)θ毎に(すなわち、ピニオン回転角θで規定されるギヤ101Gとピニオン101Pの噛合回転位置毎に)、ギヤ歯面102G上の各格子点を基準とする相対歯面情報を演算する。そして、評価装置1は、各噛合回転位置で演算した相対歯面情報を合成することにより、ギヤ歯面102Gとピニオン歯面102Pとの噛合開始から終了までの相対的な隙間距離を示す包絡面を演算する。
すなわち、評価装置1の記憶部7には、上述の各種演算等を行うためのプログラムが格納されており、演算部6は、これらのプログラムを実行することにより、座標変換手段、関数作成手段、歯面間隙間情報演算手段、及び、包絡面演算手段としての各機能を実現する。
なお、本実施形態の評価装置1は、例えば図2に示すコンピュータシステム10で実現される。コンピュータシステム10は、例えば、コンピュータ本体11に、キーボード12と、表示手段の一例としてのディスプレイ装置13と、プリンタ14とがケーブル15を介して接続されて要部が構成されている。そして、このコンピュータシステム10において、例えば、コンピュータ本体11に配設された各種ドライブ装置やキーボード12等が入力部15として機能するとともに、コンピュータ本体11に内蔵されたCPU,ROM,RAM等が演算部6として機能する。また、コンピュータ本体11に内蔵されたハードディスク等が記憶部7として機能するとともに、ディスプレイ装置13やプリンタ14等が出力部8として機能する。
次に、演算部6で実行される歯当り解析について、図3に示す歯当り解析ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンがスタートすると、演算部6は、先ず、ステップS101において、ギヤ101Gの歯面102G上の各格子点で計測された3次元座標データ(xGji,yGji,zGji)、ピニオン101Pの歯面102P上の各格子点で計測された3次元座標データ(xPji,yPji,zPji)、ギヤ比ratio、オフセットE、交差角Σ、各デフレクション値δE,δΣ,δG,δP等の歯車対情報を読み込む。
続くステップS102において、演算部6は、ピニオン101Pの1ピッチ当たりの分割数、及び、1ステップ当りのピニオン回転角θを、以下の(1)〜(4)式を用いて演算する。
Figure 0004823897
ここで、Swaglは噛合い始点−終点間のピニオン回転角度、nはピニオン歯数、Swnは同時噛合い歯数(噛合い率)、opnは1噛合いピッチ当りの角度ステップ数(整数)、Chnはグリッド間隔当りの角度ステップ数、Mαは補正値である。
また、Mmaxは計算すべき角度の範囲を示すものであり、歯車回転最大ステップ数Mmaxとする。なお、(2)、(4)式において、「Round」とは( )内の値を四捨五入するためのソフト関数である。
そして、ステップS102からステップS103に進むと、演算部6は、歯車回転ステップ数M=1をセットし、続くステップS104において、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達したか否かを調べる。
そして、演算部6は、ステップS104において、歯車回転ステップ数Mが未だ歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していないと判定した場合にはステップS105に進み、以下のS111までの処理をMmax回繰り返すことにより、ピニオン101Pがθ(rad)回転する噛合回転位置毎の相対歯面データを演算する。一方、ステップS104において、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達したと判定すると、演算部6は、ステップS112に進む。
ステップS104からステップS105に進むと、演算部6は、現在の歯車回転ステップ数Mに対応するピニオン101P及びギヤ101Gの回転角度rotP,rotGを、以下の(5)、(6)式を用いて演算する。
Figure 0004823897
続くステップS106において、演算部6は、ピニオン101Pの直交座標系上の各格子点の座標をZ軸回りにrotP(rad)移動させるとともに、ギヤ101Gの直交座標系上の各格子点の座標をZ軸回りにrotG(rad)移動させる。さらに、演算部6は、ピニオンの直交座標系を、ギヤ101Gの直交座標系と一致させた状態から(クロスポイントの基準位置から)、オフセットEだけ移動させるとともに、交差角Σだけ回転させることにより、現ステップ回転位置における両歯面102G,102Pの関係をギヤ101Gの直交座標系上に設定する。すなわち、演算部6は、現ステップ回転位置におけるピニオン歯面102P上の各格子点の座標データ(xPji,yPji,zPji)を、ギヤ101Gの直交座標系上の座標データ(xP’ji,yP’ji,zP’ji)に変換する。その際、演算部6は、ピニオン101P及びギヤ101Gの各座標系の原点O,Oをデフレクション値δP,δGで補正するとともに、オフセットEをデフレクション値δEで補正し、交差角Σをデフレクション値δΣで補正する。
続くステップS107において、演算部6は、ステップS106でギヤ101G基準の直交座標系上に表したギヤ101G及びピニオン101Pの全計測点(全ギヤ格子点及びピニオン格子点)の座標データを、以下の(7)〜(12)式を用いて、ギヤ101Gを基準とするR−Z−Θの円筒座標系の座標データにそれぞれ変換する。
Figure 0004823897
続くステップS108において、演算部6は、ピニオン歯面102P上に各格子点の番号と関連付けて2次元の媒介変数j,iを設定し、これら媒介変数j,iを用い、ピニオン歯面102Pの各格子点の座標データ(rPji,zPji,θPji)に基づいて、ピニオン歯面102P上の格子点間を補間する関数f(i,j)、f(i,j)、fθ(i,j)を演算する。ここで、各関数f(i,j)、f(i,j)、fθ(i,j)は、例えば、それぞれスプライン関数で構成される。
そして、ステップS108からステップS109に進むと、演算部6は、図4に示す歯面間隙間演算サブルーチンのフローチャートに従って、ギヤ歯面102G上の各格子点とこれら各格子点にピニオン歯面102P上で対応する点との間の歯面間角度(相対歯面情報)を演算する。ここで、以下の説明において、ギヤ歯面102G上の各格子点を規定するグリッド数(j,i)を、ピニオン歯面102P上のものと区別するため、これらを(j,i)と表記する。
このサブルーチンがスタートすると、演算部6は、ステップS201において、媒介変数の初期値(j=jini,i=iini)を設定し、ステップS202において、初期値jini,iiniで(例えば、jini=iini=8)規定されるピニオン歯面102P上の基準点の座標r(=R(jini,iini)),z(=Z(jini,iini))を求める。
続くステップS203において、演算部6は、後述する歯面間角度θ(j,i,M)の計算を、ギヤ歯面102G上の全格子点j,iに対して行ったか否かを調べる。そして、ギヤ歯面102G上の全格子点に対する歯面間角度θ(j,i,M)の演算が終了していないと判定すると、演算部6は、歯面間角度θ(j,i,M)の計算対象とする格子点を新たな格子点に更新した後、ステップS204に進み、以下のステップS209までの処理により、ニュートン法を用いて歯面間角度θ(j,i,M)を演算する。一方、ステップS203において、歯面間角度θ(j,i,M)の計算をギヤ歯面102G上の全格子点(j,i)に対して行ったと判定すると、演算部6は、サブルーチンを抜け、メインルーチンに戻る。
ステップS203からステップS204に進むと、演算部6は、今回歯面間角度θ(j,i,M)の計算対象として選択したギヤ歯面102G上の(j,i)番目の格子点での3次元座標データを(r,z,θ)とし、このj,i番目の格子点とR−Z−Θの円筒座標系上で同一周上に存在するピニオン歯面102P上の点(収束点)での3次元座標データを(r,z,θ)とし、さらに、(r,z,θ)=(r,z,θ)であると仮定して、ピニオン歯面102P上に設定した基準点の3次元座標データ(r,z,θ)と、収束点の3次元座標データ(r,z,θ)とから、以下の(13),(14)式を作成する。
Figure 0004823897
ここで、ピニオン歯面102P上の任意の点(j,i)の円筒座標系上での半径座標(R座標)成分rは、以下の(15)式を用いて演算することが可能であり、座標rでのi方向への傾き(∂r/∂i)、及びj方向への傾き(∂r/∂j)は、以下の(16),(17)式を用いて演算することが可能である。
Figure 0004823897
なお、(15)〜(17)式中において、fRj0(i)、fRj1(i)、fRj0(j)、fRi1(j)は、図9に示すように、点(j,i)を囲繞する関数上の任意点での半径座標成分であり、これらは上述のステップS108で作成した関数に基づいて演算される。R(j,i)、R(j,i)、R(j,i)、R(j,i)は点(j,i)を囲繞する各格子点での半径座標成分である。
同様に、ピニオン歯面102P上の任意の点(j,i)の円筒座標系上での軸座標(Z座標)成分zは、以下の(18)式を用いて演算することが可能であり、座標zでのi方向への傾き(∂z/∂i)、及びj方向への傾き(∂z/∂j)は、以下の(19),(20)式を用いて演算することが可能である。
Figure 0004823897
なお、(18)〜(20)式中において、fZj0(i)、fZj1(i)、fZi0(j)、fZi1(j)は、点(j,i)を囲繞する関数上の任意点での軸座標成分であり、これらは上述のステップS108で作成した関数に基づいて演算される。Z(j,i)、Z(j,i)、Z(j,i)、Z(i,j)は点(j,i)を囲繞する各格子点での軸座標成分である。
そして、演算部6は、(13)、(14)式による連立方程式を解くことにより、基準点から収束点までの媒介変数の偏差Δi,Δjを求める。
続くステップS205において、演算部6は、ステップS204で求めた偏差Δi,Δjを用い、以下の(21)、(22)式を用いて基準点の媒介変数(j,i)を更新する。
Figure 0004823897
そして、ステップS206に進むと、演算部6は、ステップS205で更新した媒介変数(j,i)を基に、上述の(15)、(18)式、及び以下の(23)式を用いて基準点での3次元座標データ(r,z,θ)を更新する。
Figure 0004823897
なお、(23)式中において、fθj0(i)、fθj1(i)、fθi0(j)、fθi1(j)は、点(j,i)を囲繞する各点での角度座標成分であり、これらは上述のステップS108で作成した関数に基づいて演算される。θ(j,i)、θ(j,i)、θ(j,i)、θ(j,i)は点(j,i)を囲繞する各格子点での角度座標成分である。
そして、ステップS207に進むと、演算部6は、ステップS206で演算した基準点のR軸座標成分r及びZ軸座標成分zが収束点のR座標成分r及びZ軸座標成分zに収束しているか否か(すなわち、r及びzとr及びzとが予め設定した範囲内でそれぞれ一致するか否か)を調べ、収束していないと判定した場合にはステップS208に進み、収束していると判定した場合にはステップS208に進む。
ステップS207からステップS208に進むと、演算部6は、現在選択されているギヤ歯面102G上の格子点に対して行われたステップS204〜S206の演算回数が例えば10回以上であるか否かを調べ、演算回数が10回よりも少ない場合にはステップS204に戻り、演算回数が10回以上である場合にはステップS209に進む。
そして、ステップS207或いはステップS208からステップS209に進むと、演算部6は、相対角度情報として、現在のギヤグリッドj,i、歯車回転ステップ数Mにおける歯面間角度θ(j,i,M)を演算した後、ステップS203に戻る。ここで、ステップS207で基準点のR軸座標成分r及びZ軸座標成分zが収束点のR座標成分r及びZ軸座標成分zに収束したと判定してステップS209に進んだ場合(すなわち、現在選択されているギヤ歯面102G上の格子点に対応する点がピニオン歯面102P内に存在する場合)、歯面間角度θ(j,i,M)は、以下の(24)式によって算出される。
Figure 0004823897
一方、ステップS208からステップS209に進んだ場合、現在選択されているギヤ歯面102G上の格子点に対応する点がピニオン歯面102P外に存在することを示す判定用の角度値(例えば、θ(j,i,M)=2000)が設定される。
なお、演算部6は、本サブルーチンにおいて、ステップS209からステップS203に戻る際には、例えば、上述のステップS202で設定した値を、再度、ピニオン歯面102P上の基準点の座標として設定してもよい。
メインルーチンにおいて、ステップS109からステップS110に進むと、演算部6は、ステップS109で演算した各歯面間角度θ(j,i,M)を基に、ギヤ歯面102Gを基準とする相対歯面データ(例えば、図10参照)を作成し、続くステップS111において、歯車回転ステップMをインクリメント(M=M+1)した後、ステップS104に戻る。
また、ステップS104からステップS112に進むと、演算部6は、図5に示す包絡面演算サブルーチンのフローチャートに従って、ギヤ歯面102Gとピニオン歯面102Pの噛合開始から終了までの歯面間の相対的な隙間距離を示す包絡面の演算を行う。
このサブルーチンがスタートすると、演算部6は、ステップS301において、歯車回転ステップM=1をセットし、続くステップS302において、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達したか否かを調べる。
そして、演算部6は、ステップS302において、歯車回転ステップ数Mが未だ歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していないと判定した場合には、ステップS303に進む。一方、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していると判定した場合には、演算部6は、ステップS307に進む。
ステップS302からステップS303に進むと、演算部6は、現歯車回転ステップ数Mにおいて、ギヤ歯面102G上の全格子点での歯面間角度θ(j,i,M)に対して後述する歯面間角度最小値θSmin(M)の抽出計算が終了したか否かを調べる。
そして、ステップS303において、全格子点での歯面間角度θ(j,i,M)に対して歯面間角度最小値θSminの抽出計算が終了していないと判定すると、演算部6は、ステップS304に進み、以下の(25)式により、現歯車回転ステップ数Mでの歯面間角度最小値θSmin(M)を、現在選択されている格子点の歯面間角度θ(j,i,M)で適宜更新する。
Figure 0004823897
さらに、演算部6は、現在選択されている格子点の歯面間角度θ(j,i,M)で歯面間角度最小値θSmin(M)が更新された場合には、現歯車回転ステップMにおける相対歯面の最凸点の座標(POCj(M),POCi(M))を現格子点の(j,i)に更新した後、ステップS303に戻る。
一方、ステップS303において、全格子点での歯面間角度θ(j,i,M)に対して歯面間角度最小値θSminの抽出計算が終了したと判定すると、演算部6は、ステップS305に進む。
そして、ステップS305において、演算部6は、以下の(26)式により、全歯車回転ステップでの歯面間角度最小値θminminを、現歯車回転ステップMでの歯面間角度最小値θSminで適宜更新する。
Figure 0004823897
さらに、演算部6は、現歯車回転ステップMの歯面間角度最小値θSminで全歯車回転ステップの歯面間角度最小値θminminが更新された場合には、全歯車回転ステップにおける相対歯面の最凸点(すなわち、歯車対100の最凸点)の座標(APEXj,APEXi)を現歯車回転ステップMにおける最凸点の座標(POCj(M),POCi(M))に更新する。
そして、ステップS305からステップS306に進むと、演算部6は、歯車回転数ステップMを更新(M=M+1)した後、ステップS302に戻る。
また、ステップS302からステップS307に進むと、演算部6は、歯車回転ステップ数M毎にそれぞれ演算された全歯面間角度θ(j,i,M)を用い、ステップS312までの処理により、ギヤ歯面102Gとピニオン歯面102Pの噛合開始から終了までの相対的な隙間距離をギヤ歯面102G上の格子点(j,i)毎に角度値で示す相対歯面データθEO(j,i)を演算する。
具体的に説明すると、演算部6は、ステップS307において、歯車回転ステップ数M=1をセットし、続くステップS308において、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達したか否かを調べる。
そして、ステップS308において、歯車回転ステップ数Mが未だ歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していないと判定した場合には、演算部6は、ステップS309に進む。一方、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していると判定した場合には、演算部6は、ステップS313に進む。
ステップS308からステップS309に進むと、演算部6は、現歯車回転ステップ数Mにおいて、ギヤ歯面102G上の全格子点(j,i)に対して、後述する相対歯面データθEOM(j,i,M)の計算が終了したか否かを調べる。
そして、ステップS309において、全格子点(j,i)に対して相対歯面データθEOM(j,i,M)の計算が終了していないと判定すると、演算部6は、ステップS310に進み、以下の(27)式により、歯面間角度最小値θminminを基準とする相対歯面データθEOMを演算する。
Figure 0004823897
続くステップS311において、演算部6は、以下の(28)式により、現在選択されている格子点(j,i)の相対歯面データθEOM(j,i,M)を用いて、対応する相対歯面データθEO(j,i)を適宜更新した後、ステップS309に戻る。
Figure 0004823897
一方、ステップS309において、現歯車回転ステップ数Mでの全格子点(j,i)に対して相対歯面データθEOM(j,i,M)の計算が終了したと判定すると、演算部6は、ステップS312に進み、歯車回転ステップ数Mをインクリメント(M=M+1)した後、ステップS308に戻る。
また、ステップS308からステップS313に進むと、演算部6は、以下の(29)式により、ギヤ歯面102G上の格子点(j,i)毎の相対歯面データθEO(j,i)を、距離情報(相対歯面データEO(j,i)に変換した後、サブルーチンを抜け、メインルーチンに戻る。
Figure 0004823897
これにより、歯車回転ステップ数M毎の各相対歯面(例えば、図11参照)を合成した包絡面(例えば、図12参照)が生成される。
そして、ステップS112からステップS113に進むと、演算部6は、ステップS112で生成した3次元の包絡面データを2次元の等高線データに変換し(例えば、図13参照)、当該等高線データをディスプレイ装置13等の出力部8を通じて出力した後、ルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、ギヤ歯面102G上の各3次元座標データ(xGji,yGji,zGji)とピニオン歯面102P上の各3次元座標データ(xPji,yPji,zPji)とを歯車対100の組立諸元を用いて所定の噛合回転位置で互いに関連づけてギヤ101Gを基準とする円筒座標系の3次元座標データ(rGji,zGji,θGji)及び(rPji,zPji,θPji)に変換するとともに、ピニオン歯面102P上に設定した2次元の媒介変数(j,i)を用い各3次元座標データ(rPji,zPji,θPji)に基づいてピニオン歯面102P上の点を表す関数f(j,i)、f(j,i)、fΘ(j,i)を作成することにより、ギヤ歯面102G上の各点(格子点)に対応するピニオン歯面102P上の各点を示す媒介変数(j,i)を、関数f(j,i)、f(j,i)からニュートン法を用いて容易且つ精度よく演算することができる。そして、演算した各媒介変数(j,i)を用いて関数fΘ(j,i)から得られる角度情報θPjiを基に、所定の噛合回転位置においてギヤ歯面102G上の点(格子点)と当該格子点に対応するピニオン歯面102P上の点との隙間を示す歯面間角度θ(j,i,M)を求めることにより、歯車対の基準歯面に関する情報を指標とすることなく、実歯面の計測情報に基づいて精度のよい歯面解析を実現することができる。
その際、歯車対100の組立諸元を用いて互いに関連付けた各3次元座標データを、歯車対100のデフレクション値で補正することにより、歯面解析の精度をより向上させることができる。
また、ギヤ101Gとピニオン101Pの各噛合回転位置(各歯車回転ステップ数M)で演算される各格子点(j,i)での歯面間角度θ(j,i,M)の中から最小の歯面間角度(歯面間角度最小値θminmin)を抽出し、抽出した歯面間角度最小値θminminを基準とし、各歯面間角度θ(j,i,M)に基づいて、ギヤ101Gとピニオン101Pの噛合開始から終了までの相対的な隙間距離を示す3次元の包絡面を演算することにより、ユーザに対し、歯面解析に有用な歯車対情報を提供することができる。
また、歯面間角度最小値θminminに対応するギヤ歯面102G上の座標(APEXj,APEXi)を歯車対100の噛合の最凸点として抽出することにより、ユーザに対し、歯面解析に有用な歯車対情報を提供することができる。
さらに、演算した3次元の包絡面のデータを2次元の等高線のデータに変換することにより、ユーザに対し、歯面解析により有用な歯車対情報を提供することができる。
次に、図14乃至図19は本発明の第2の実施形態に係わり、図14は歯面間隙間演算サブルーチンを示すフローチャート、図15はギヤ歯面上の格子点とピニオン歯面に設定した平面上の点との関係を示す説明図、図16はギヤ歯面上の格子点に対応するピニオン歯面上の点が平面上に存在するときの条件を示す説明図、図17は包絡面演算サブルーチンを示すフローチャート、図18はギヤとピニオンの歯当り領域及び接触点の軌跡を示す説明図、図19はギヤとピニオンとの間の伝達誤差を示す説明図である。なお、本実施形態においては、例えば、ニュートン法とスプライン関数を用いて行う歯面間隙間の演算方法に代えて、ピニオン歯面を近似する複数の平面を用いて歯面間隙間を演算する点が上述の第1の実施形態に対して主として異なる。また、本実施形態は、上述の第1の実施形態で行った包絡面演算サブルーチンにおいて、1歯噛合いに対する演算に加え、複数歯噛合いに対する演算を行うものである。その他、上述の第1の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
図14に示すサブルーチンがスタートすると、演算部6は、ステップS1201において、ピニオン歯面102Pの各格子点の座標データ(rPji,zPji,θPji)に基づいて、ピニオン歯面102Pを近似する平面を作成する。すなわち、演算部6は、ステップS1201において、互いに近接する3点の格子点の組合せを順次抽出し、各組の格子点の座標データに基づいて例えば(30)式に示す平面式を設定することにより、ピニオン歯面102Pを複数の平面で近似する(図15参照)。
Figure 0004823897
ここで、(30)式において、a,b,cは係数であり、dは定数である。
続くステップS1202において、演算部6は、歯面間角度θ(j,i,M)の計算をギヤ歯面102G上の全格子点j,iに対して行ったか否かを調べる。そして、ギヤ歯面102G上の全格子点に対する歯面間角度θ(j,i,M)の演算が終了していないと判定すると、演算部6は、歯面間角度θ(j,i,M)の計算対象とする格子点を新たな格子点に更新した後、ステップS1203に進み、以下のステップS1206までの処理により、歯面間角度θ(j,i,M)を演算する。一方、ステップS1202において、歯面間角度θ(j,i,M)の計算をギヤ歯面102G上の全格子点(j,i)に対して行ったと判定すると、演算部6は、サブルーチンを抜け、メインルーチンに戻る。
ステップS1202からステップS1203に進むと、演算部6は、ステップS1201で作成した平面の中から、今回、歯面間角度θ(j,i,M)の計算対象として選択したギヤ歯面102G上の(j,i)番目の格子点のR座標成分及びZ座標成分を含む平面を検索する。
ここで、例えば、図16に示すように、ピニオン歯面102P上のある平面を規定する3つの格子点A,B,Cと、ギヤ歯面102G上の格子点Dと、をR−Zの2次元座標上で表した場合、格子点Dから格子点Aまでのベクトル、格子点Dから格子点Bまでのベクトル、格子点Dから格子点Cまでのベクトルは、各格子点の基準点(0,0)から各点A〜Dまでの各ベクトルを用いて以下の(31)〜(33)式で表される。なお、以下の説明において、〔 〕は、ベクトルを示す。
Figure 0004823897
また、これら各ベクトルを用いると、〔DA〕と〔DB〕とのなす角θ、〔DB〕と〔DC〕とのなす角θ、〔DC〕と〔DA〕とのなす角θは、以下の(34)〜(36)式で表される。
Figure 0004823897
そして、R−Zの2次元座標系において、θ+θ+θ=2πであるとき、格子点Dは、格子点A,B,Cで囲まれた領域内に存在する。
そこで、演算部6は、歯面間角度θ(j,i,M)の計算対象として選択したギヤ歯面102G上の(j,i)番目の格子点での3次元座標データを(r,z,θ)とし、この格子点のR座標成分r及びZ座標成分zと、各平面を規定するピニオン歯面102P上の各3個の格子点のR座標成分及びZ座標成分とを用いた上述のベクトル演算を順次行うことにより、該当する平面を検索する。
ステップS1203からステップS1204に進むと、演算部6は、R−Zの2次元座標系において、今回選択したギヤ歯面102G上の格子点を含む平面が存在したか否かを調べ、平面が存在したと判定した場合には、ステップS1205に進み、平面が存在しないと判定した場合にはステップS1206に進む。
ステップS1204からステップS1205に進むと、演算部6は、R−Z−Θの円筒座標系において、ギヤ歯面102G上の格子点と同一周上に存在するピニオン歯面102P上の点のΘ座標成分θを求めた後、ステップS1206に進む。ここで、ギヤ歯面102G上の格子点と同一周上に存在するピニオン歯面102P上の点のR座標成分とZ座標成分は、ギヤ歯面102G上の格子点と一致する。そこで、演算部6は、ステップS1203で検索した平面の式を変形してr及びzを代入した以下の(37)式によって、θを求める。
Figure 0004823897
そして、ステップS1204或いはステップS1205からステップS1206に進むと、演算部6は、相対角度情報として、現在のギヤグリッドj,I、歯車回転ステップ数Mにおける歯面間角度θ(j,i,M)を演算した後、ステップS1202に戻る。ここで、ステップS1204で、今回選択したギヤ歯面102G上の格子点を含む平面が存在したと判定してステップS1205を経てステップS1206に進んだ場合、歯面間角度θ(j,i,M)は上述の(24)式によって算出される。
一方、ステップS1204から1206にそのまま進んだ場合、現在選択されているギヤ歯面102G上の格子点に対応する点がピニオン歯面102P外に存在することを示す判定用の角度値(例えば、θ(j,i,M)=2000)が設定される。
次に、図17に示すサブルーチンがスタートすると、演算部6は、ステップS1301〜ステップS1306において、上述の第1の実施形態で説明したステップS301〜ステップS306の処理と略同様の処理を行う。
そして、ステップS1302からステップS1307に進むと、演算部6は、歯車回転ステップ数M=1をセットし、続くステップS1308において、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達したか否かを調べる。
そして、演算部6は、ステップS1308において、歯車回転ステップ数Mが未だ歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していないと判定した場合には、ステップS1309に進む。一方、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していると判定した場合には、演算部6はステップS1312に進む。
ステップS1308からステップS1309に進むと、演算部6は、歯車回転ステップ数Mでの複数歯噛合いにおける歯面間角度最小値θMmin(M)を、以下の(38)式を用いて求める。
Figure 0004823897
ここで、(38)式中において、OPNは1噛合いピッチ当りの角度ステップ数である。
また、kは、現在注目する歯の前後に連なる歯の番号であり、以下の(39)式を満たす範囲内の整数とする。
Figure 0004823897
なお、(39)式中において、「int」とは( )内の小数点以下を切り捨てるためのソフト関数である。
そして、ステップS1309からステップS1310に進むと、演算部6は、現在の歯車回転ステップ数Mにおける1歯噛合いの伝達誤差MCS(M)、及び、複数歯噛合いの伝達誤差MCM(M)を、以下の(40)式、及び、(41)式を用いてそれぞれ求める。
Figure 0004823897
そして、ステップS1311において、歯車回転ステップ数Mをインクリメント(M=M+1)した後、ステップS1308に戻る。
また、ステップS1308からステップS1312に進むと、演算部6は、上述の処理で求めた各歯車回転ステップ数Mの伝達誤差MCM(M)を用い、以下の(42)式から、複数歯噛合いにおけるギヤ歯面102Gとピニオン歯面102Pとの噛合い開始から終了までの伝達誤差の変動幅MEを演算する。
Figure 0004823897
これにより、例えば、図19に示すように、複数歯噛合いによるギヤ歯面102Gとピニオン歯面102Pとの伝達誤差の特性図を得ることができる。なお、1歯噛合いによる伝達誤差の特性を図19中に一点鎖線で示す。
また、ステップS1312からステップS1313に進むと、演算部6は、ステップS1318までの処理により、上述の第1の実施形態で説明したステップS307〜ステップS312の処理と略同様の処理により、歯数比で回転する1対のギヤ歯面102Gとピニオン歯面102Pの噛合い開始から終了までの相対的な隙間距離をギヤ歯面102G上の格子点(j,i)毎に角度値で示す相対歯面データθEO(j,i)を演算する。これに併せて、演算部6は、複数歯噛合いによる相対歯面データθMCP(j,i)を演算する。
具体的に説明すると、演算部6は、ステップS1313において、歯車回転ステップ数M=1をセットし、続くステップS1314において、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達したか否かを調べる。
そして、ステップS1314において、歯車回転ステップ数Mが未だ歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していないと判定した場合には、演算部6は、ステップS1315に進む。一方、歯車回転ステップ数Mが歯車回転最大ステップ数Mmaxに達していると判定した場合には、演算部6は、ステップS1319に進む。
ステップS1314からステップS1315に進むと、演算部6は、現歯車回転ステップ数Mにおいて、ギヤ歯面102G上の全格子点(j,i)に対して、1歯噛合いによる相対歯面データθEOM(j,i,M)、及び、複数歯噛合いによる相対歯面データθMCPM(j,i,M)の計算が終了したか否かを調べる。
そして、ステップS1315において、全格子点(j,i)に対して相対歯面データθEOM(j,i,M)、θMCPM(j,i,M)の計算が終了していないと判定すると、演算部6は、ステップS1316に進み、上述の(27)式により、歯面間角度の最小値θminminを基準とする相対歯面データθEOM、および以下の(43)式により、複数歯噛合いによるステップ毎歯面間角度の最小値θMmin(M)を基準とする相対歯面データθMCPMを演算する。
Figure 0004823897
続くステップS1317において、演算部6は、上述の(28)式、及び、以下の(44)式により、現在選択されている格子点(j,i)の相対歯面データθEOM(j,i,M)、θMCPM(j,i,M)を用いて、対応する相対歯面データθEO(j,i)、θMCP(j,i)を適宜更新した後、ステップS1315に戻る。
Figure 0004823897
一方、ステップS1315において、現歯車回転ステップ数Mでの全格子点(j,i)に対して相対歯面データθEOM(j,i,M)、θMCPM(j,i,M)の計算が終了したと判定すると、演算部6は、ステップS1318に進み、歯車回転ステップ数Mをインクリメント(M=M+1)した後、ステップS1314に戻る。
また、ステップS1314からステップS1319に進むと、演算部6は、上述の(29)式、及び、以下の(45)式により、1歯噛合い及び複数歯噛合いによるギヤ歯面102G上の格子点(j,i)毎の相対歯面データθEO(j,i)、θMCP(j,i)を、距離情報(噛合い全域での相対歯面データEO(j,i)、歯当り分布データMCP(j,i))に変換した後、サブルーチンを抜け、メインルーチンに戻る。
Figure 0004823897
これにより、歯数比で回転する1対の歯面および、実働回転角で運動する複数歯歯面の噛合いによる、歯車回転ステップ数M毎の各相対歯面を合成した包絡面が生成される。そして、複数歯噛合いによる包絡面から、例えば、図18に示すように、ギヤとピニオンの歯当り領域及び接触点の軌跡を得ることができる。
このような実施形態によれば、上述の第1の実施形態でえら得る効果に加え、歯面間隙間演算の演算量を飛躍的に軽減することができるという効果を奏する。
また、ギヤとピニオンの歯当り領域及び接触点の軌跡、伝達誤差等を演算することにより、より実用的な歯車対の評価を行うことができる。
なお、歯面間隙間演算等の演算方法は、上述の各実施形態で示したものに限定されるものではなく、円筒座標系を用いた他の演算方法を用いてもよいことは勿論である。また、上述の各実施形態の構成を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。

Claims (8)

  1. 第1の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データと、上記第1の歯車に噛合する第2の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データとを歯車対の組立諸元を用いて所定の噛合回転位置で互いに関連付け、上記各3次元座標データを上記第1の歯車を基準とする円筒座標系上の3次元座標データに変換する座標変換手段と、
    上記第2の歯車の歯面上の各3次元座標データに基づいて当該第2の歯車の歯面上の点を表す関数を作成する関数作成手段と、
    上記第1の歯車の歯面上の点に対応して上記円筒座標系上で同一周上に存在する上記第2の歯車の歯面上の点を上記関数を用いて検索し、これら2点間の隙間を示す相対角度情報を算出する歯面間隙間情報演算手段とを備えたことを特徴とする歯車対の評価装置。
  2. 上記座標変換手段は、歯車対の組立諸元を用いて互いに関連付けた上記各3次元座標データを、歯車対のデフレクション値で補正することを特徴とする請求項1記載の歯車対の評価装置。
  3. 上記第1の歯車と上記第2の歯車の各噛合回転位置で演算される上記各相対角度情報の中から最小の上記相対角度情報を抽出し、該抽出した最小の相対角度情報を基準とし、上記各相対角度情報に基づいて、上記第1,第2の歯車の歯面の噛合開始から終了までの相対的な隙間距離を示す3次元の包絡面を演算する包絡面演算手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歯車対の評価装置。
  4. 上記包絡面演算手段は、上記抽出した最小の相対角度情報に対応する上記包絡面上の点を歯車対の最凸点として抽出することを特徴とする請求項3記載の歯車対の評価装置。
  5. 上記包絡面演算手段は、演算した3次元の包絡面の情報を2次元の等高線の情報に変換することを特徴とする請求項3または請求項4記載の歯車対の評価装置。
  6. 上記関数作成手段は、上記第2の歯車の歯面上に設定した2次元の媒介変数を用い、上記第2の歯車の歯面上の各3次元座標データに基づいて当該第2の歯車の歯面上の点を表す半径座標の関数、軸座標の関数、及び角度座標の関数を作成し、
    上記歯面間隙間情報演算手段は、上記第1の歯車の歯面上の点と上記円筒座標系上で同一周上に存在する上記第2の歯車の歯面上の点を示す上記媒介変数を、上記半径座標の関数及び上記軸座標の関数から演算し、当該演算した媒介変数に基づき、上記第1の歯車の歯面上の点と当該点に対応する上記第2の歯車の歯面上の点との間の隙間を示す相対角度情報を上記角度座標の関数を用いて算出することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の歯車対の評価装置。
  7. 上記関数作成手段は、第2歯面上の各格子点の座標データに基づいて、互いに近接する3点の格子点の組み合わせに基づいて歯面を近似する平面式にて設定されることを特徴とする請求項1に記載の歯車対の評価装置。
  8. 第1の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データと、上記第1の歯車に噛合する第2の歯車の歯面上の各計測点で計測された3次元座標データとを歯車対の組立諸元を用いて所定の噛合回転位置で互いに関連付け、上記各3次元座標データを上記第1の歯車を基準とする円筒座標系上の3次元座標データに変換する座標変換手順と、
    上記第2の歯車の歯面上の各3次元座標データに基づいて当該第2の歯車の歯面上の点を表す関数を作成する関数作成手順と、
    上記第1の歯車の歯面上の点に対応して上記円筒座標系上で同一周上に存在する上記第2の歯車の歯面上の点を上記関数を用いて検索し、これら2点間の隙間を示す相対角度情報を算出する歯面間隙間情報演算手順とを備えたことを特徴とする歯車対の評価プログラム。
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