JP4823888B2 - ステッピングモータを用いた作動装置 - Google Patents
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Description
請求項2の発明は、報知音は、制御部からの信号を、最大起動周波数を越える周波数領域において周波数変化させることにより音階制御がなされていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータを用いた作動装置である。
請求項3の発明は、報知音は、制御部からの信号を、最大起動周波数を越える周波数領域において電流値変化させることにより音量制御がなされていることを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータを用いた作動装置である。
請求項4の発明は、報知音は、制御部からの信号を、最大起動周波数を越える周波数領域において任意の周波数の信号を所定時間ごとに間欠的に出力するものとし、前記所定時間を変化させることにより間欠音の長さ制御がなされている請求項1乃至3の何れか1項に記載のステッピングモータを用いた作動装置である。
請求項5の発明は、作動装置は、建築用シャッターの開閉駆動をする開閉装置であり、ステッピングモータ周辺部材は、ステッピングモータの回転駆動を減速して駆動スプロケットから出力するための減速機を含むものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のステッピングモータを用いた作動装置である。
請求項2乃至4の発明とすることにより、作動装置の情報内容に応じて最適な報知作動を実現できるうえ、使用者に情報内容を区別して認識させることができる。
図面において、1は建築物の開口部に設けられる図示しない建築用シャッターのシャッターカーテンを開閉制御するための開閉装置であって、本発明の作動装置に相当する。前記開閉装置1は、開口部上方に配設されるシャッターケース(図示せず)に一体的に固定される左右方向横長状のベース部2を備えて構成されている。前記ベース部2の左方には開閉装置1の駆動源としてのステッピングモータ3が一体的に固定されており、該ステッピングモータ3の左側には、ステッピングモータ3の回転駆動を減速して駆動スプロケット4aから出力するための減速機4が隣接状態で固定され、前記駆動スプロケット4aは、ベース体2の左側端から左方に突出配設されている。そして、駆動スプロケット4aを、シャッターカーテンが巻装される巻き取りドラム5と一体回転するよう連結された従動スプロケット5aにチエン5bを用いて連動連結することにより、駆動スプロケット4aの回転駆動に伴うシャッターカーテンの開閉作動がなされるように構成されており、これらの基本構成は従来通りとなっている。
そして、制御装置8には、開口部に設けられる操作スイッチ(図示せず)が接続されており、開放用スイッチPBU、閉鎖用スイッチPBD、停止用スイッチPBSが操作されることに基づいて開放信号、閉鎖信号、停止信号が入力されるように設定されている。
一方、ステッピングモータ3には、ステッピングモータ3の回転数に基づいてシャッターカーテンの開閉位置を検知するエンコーダ10が設けられており、該エンコーダ10からの検知値が制御装置8に入力されるように設定されている。
そして、制御装置8には開閉制御手段が設けられており、前記開放、閉鎖、停止信号の何れかの信号の入力と、エンコーダ10からの検知値とに基づいて、これらに対応する開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号をドライバ9に対して出力し、該ドライバ9から前記各指令信号に対応して出力される電力によりステッピングモータ3が正逆回転駆動して、シャッターカーテンの開閉作動を行うように設定されている。
ステッピングモータ3は、近年、回転速度や回転角度の制御が容易で、しかも、汎用性が高く安価に入手できるという特性から、種々の作動装置の構成部材として用いられており、その構成は、図1および3に示すように、ケーシング3aに回転自在に設けられる回転軸3b、外周面に複数の小歯11a、12aが形成され、回転軸3b方向に積層され、かつ、互いに周回り方向に位置ズレする状態で回転軸3bに一体的に外嵌する一対のロータ11、12、ケーシング3aの内周面に固定され、内径側に突出する複数のティース13aが形成されたステータ13、前記ティース13aにそれぞれ巻線を巻装して構成されるコイル14等の部材を備えて構成されている。そして、前記各ティース13aの内径側周面には、前記ロータ11の小歯に対向する小歯13bが形成されており、制御装置8から予め設定される所定の周波数の信号(パルス信号)が出力されることに伴い、前記所定の周波数に基づいて所定の電流値の電力が、ドライバ9から各ティース13aに巻装されるコイル14に順次供給され、各ティース13aを順次励磁することにより、ティース13aの小歯13bと、これに対向するロータ11、12外周面の小歯11a、12aとのあいだに生じる磁気変化によりロータ11、12(回転軸3b)の回転がなされるように設定されている。
ここで、ステッピングモータ3を脱調して報知音とする場合に、ステッピングモータ3は、ベース部2に支持され、減速機4が隣接して配設されている。このため、ステッピングモータ3が振動した場合に、ステッピングモータ3の周辺部材であるベース部2や減速機4、さらには、ベース部2に支持されている部材が振動しており、報知音はこれらの共鳴音となっている。因みに、ステッピングモータは、脱調することにより単体でも振動して発音するが、本実施の形態のように、減速機4とともにベース部2に組み込まれた状態で脱調することにより、ステッピングモータ単体のときの振動音よりも音量が大きく、音色も異なることが確認された。そこで、本実施の形態では、前記共鳴音を報知音とすることにより、報知音を一層明瞭な音として発音できるようにしている。
さらに、制御装置8からの報知信号は、前記第一、第二報知信号をドライバ9からの電力の電流値が大小二種類になるよう区別して選択的に出力するように設定されており、電流値を大きくすることにより報知音の音圧(音量)を上げ、電流値を小さくすることにより報知音の音圧を下げるようにすることができ、これによって、電流値の大小に応じて音圧を変化させる制御ができるように設定されている。
また、制御装置8は、第一、第二報知信号を連続して出力し続ける状態と、予め設定される長、短二種類の出力時間を所定の間隙時間を存して出力する状態とを区別して選択的に出力するように設定されており、これによって、第一、第二報知信号に基づく報知音の発音形態を、連続音(ピーーー)、短い間欠音(ピ、ピ、ピ・・・)、長い間欠音(ピー、ピー、ピー・・・)の三種類に変化させる制御を行うことができるように設定されている。
因みに、周波数変化による音階の変化、電流値による音量の変化は、前記二段階に限定されることはなく、複数段階に設定することも可能である。さらには、一つの連続音のなかで音階を変化させたり(例えば低音から次第に高音にする)、音量を変化させたり(例えば小音量から次第に大音量にする)することも可能であり、報知音は、周波数、電流値、出力時間の設定等を適宜変化させることにより発音状態を変えることができる。さらに、間欠音を出力する場合に、予め設定される時間のあいだ出力することの他に、予め設定される出力回数を出力するようにしてもよい。
前記制御装置8は、前述したように、開閉制御手段においては、開放、閉鎖、停止信号の何れかの信号の入力と、エンコーダ10からの検知値とに基づいて指令信号をドライバ9に出力し、ステッピングモータ3を正逆駆動せしめてシャッターカーテンの開閉が制御される。前記開閉制御状態において、シャッターカーテンに強風が吹き付けたり、障害物との当接等により、シャッターカーテンに大きな負荷が作用した(過負荷状態になった)場合、開放または閉鎖指令信号の周波数に対するトルク値、即ち、駆動スプロケット4aに作用するトルク値が、ステッピングモータ3の特性における第三領域の範囲に達すると、ステッピングモータ3が脱調して回転軸3b(ロータ11)の回転が停止する。このため、本実施の形態では、閉鎖指令信号の出力の過程で脱調現象が生じると、制御装置8は、これをエンコーダ10の検知値から障害物検知と判断し、直ちに開放指令信号を所定時間のあいだ出力してステッピングモータ3を反転駆動をせしめた後、駆動停止するように設定されている。そして、前記障害物検知状態では、制御装置8は、作動状態報知手段に基づいて、第一報知信号を、大電流値で、長い出力時間で間欠的に、所定時間のあいだ(例えば10秒間、あるいは、間欠音を10回)出力するように設定されている。
さらに、ステッピングモータを用いた作動装置としては、建築用シャッターの開閉装置に限定されることはなく、例えば引き戸装置等の開閉装置であっても勿論よく、ステッピングモータを用いた装置であればどのような作動装置であっても本発明を実施することができる。
2 ベース部
3 ステッピングモータ
3b 回転軸
4 減速機
6 制御基板
8 制御部
9 ドライバ
10 エンコーダ
Claims (5)
- 作動装置を構成するステッピングモータを駆動制御するべく信号を出力する制御部に、作動装置に関する情報を報知する報知手段を設け、
前記報知手段を、前記制御部が駆動停止しているステッピングモータに対し、該ステッピングモータが有する最大起動周波数を越える周波数の信号を出力して、ステッピングモータの脱調に基づく振動音を報知音として報知作動する構成とするにあたり、
前記ステッピングモータを、該ステッピングモータ周辺部材が支持された作動装置のベース部に固定して、ステッピングモータの脱調に基づく振動音が、ベース部を含むステッピングモータ周辺部材の振動によりステッピングモータ単体の脱調による振動音の音量よりも大きい共鳴音となるように構成したことを特徴とするステッピングモータを用いた作動装置。 - 報知音は、制御部からの信号を、最大起動周波数を越える周波数領域において周波数変化させることにより音階制御がなされていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータを用いた作動装置。
- 報知音は、制御部からの信号を、最大起動周波数を越える周波数領域において電流値変化させることにより音量制御がなされていることを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータを用いた作動装置。
- 報知音は、制御部からの信号を、最大起動周波数を越える周波数領域において任意の周波数の信号を所定時間ごとに間欠的に出力するものとし、前記所定時間を変化させることにより間欠音の長さ制御がなされている請求項1乃至3の何れか1項に記載のステッピングモータを用いた作動装置。
- 作動装置は、建築用シャッターの開閉駆動をする開閉装置であり、ステッピングモータ周辺部材は、ステッピングモータの回転駆動を減速して駆動スプロケットから出力するための減速機を含むものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のステッピングモータを用いた作動装置。
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